JP2017081436A - 台車 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、台車1は、上面に荷受面2aを備えたほぼ矩形盤状の荷台本体2と、前記荷台本体2の下側に突出する左右車輪ユニット3L、3Rと、前記荷台本体2の進行方向Fの後側に位置して前記荷受面2aから起立する一対の左右支柱4L、4Rを備えた手押手段6とから成り、手押手段6は、門形に形成されており、前記左右支柱4L、4Rの上端部に架設されたハンドル部5を設けている。
上記の手押台車形態M1と、平台車形態M2と、不使用保管形態M3を可能にするため、前記左右車輪ユニット3L、3Rと前記左右支柱4L、4Rのそれぞれの間に枢結機構16が設けられている。尚、以下、左右車輪ユニット3L、3Rに関して左右を問わない場合は単に「車輪ユニット3」と称し、左右支柱4L、4Rに関して左右を問わない場合は単に「支柱4」と称することを諒解されたい。
図7及び図8に示すように、前記第1アーム17と車輪ユニット3の間には、連動駆動機構23が設けられており、該連動駆動機構23は、前記第1アーム17を第1横軸20の廻りに回動したとき、前記車輪ユニット3を突出姿勢Q1と格納姿勢Q2の間で回動させるように構成されている。図示実施形態の場合、連動駆動機構23は、前記第1横軸20と同心状に配置されるように前記第1アーム17の先端部に設けられた駆動ギヤ24と、該駆動ギヤ24に臨んで前記支軸11と同心状に配置されるように前記車輪ユニット3の軸受10に設けられた従動ギヤ25により構成されており、図8に矢印で示すように、第1横軸20の廻りで第1アーム17を上向き方向R1(支柱4が起立姿勢P1から横倒姿勢P2に向かう方向)に回動したとき、前記車輪ユニット3が支軸11の廻りで突出姿勢Q1から格納姿勢Q2に向かう方向R2に回動させられるように、前記駆動ギヤ24と従動ギヤ25を相互に噛合させている。尚、駆動ギヤ24を前記方向R1の反対方向に回動すると、従動ギヤ25が前記方向R2の反対方向に回動する。
図4ないし図6に示すように、前記枢結部材19の第2アーム18は、側面に突設したボス32により前記第2横軸22を形成し、該第2アーム18の側面に重ね合わせられた支柱4の前記回動部材21を前記ボス32により回動自在に軸支すると共に、ボルト・ナット等のファスナ33により抜止め固定している。従って、これにより、支柱4は、回動部材21の回動を介して起立姿勢P1と横倒姿勢P2の間で回動自在とされている。尚、図示実施形態の場合、支柱4を横倒姿勢P2から起立姿勢P1とするまで回動したとき、相互に当接することにより起立姿勢P1を保持するストッパ34a、34bが回動部材21と枢結部材19の間に設けられている。
台車1を図1に示すような手押台車形態M1とする場合、枢結機構16は、枢結部材19の第1アーム17を水平状態として第1係止手段26をロックすることにより回動不能に係止し、第2アーム18を起立状態として第2係止手段35をロックすることにより回動不能に係止している。この状態において、左右車輪ユニット3L、3Rが荷台本体2の底部から下向きに突出する突出姿勢Q1を保持し、手押手段6の左右支柱4L、4Rが荷受面2aから起立する起立姿勢P1を保持している。
台車1を図2に示すような平台車形態M2とする場合、図9に示すように、第1係止手段26をロックし、枢結部材19の第1アーム17を回動不能に係止させた状態において、第2係止手段35をアンロックし、枢結部材19の第2アーム18に対して支柱4の回動部材21を第2横軸22の廻りに回動自在な状態とする。そこで、この状態から手押手段6を起立姿勢P1から横倒姿勢P2に向けて倒すと、図10に示すように、固定された状態の枢結部材19に対して支柱4の回動部材21が第2横軸22の廻りに回動させられ、支柱4が溝部12に嵌入されると共にハンドル部5が横断溝部13に嵌入される。
台車1を図3に示すような不使用保管形態M3とする場合、図11に示すように、第2係止手段35をロックし、支柱4の回動部材21を枢結部材19の第2アーム18に回動不能に係止させた状態において、第1係止手段26をアンロックし、枢結部材19の第1アーム17を第1横軸20の廻りに回動自在な状態とする。そこで、この状態から手押手段6を起立姿勢P1から横倒姿勢P2に向けて倒すと、図12に示すように、支柱4の回動部材21と枢結部材19の全体が一体状態で第1横軸20の廻りに回動させられ、支柱4が溝部12に嵌入されると共にハンドル部5が受取空間部14に収納される。同時に、第1アーム17の回動により連動駆動機構23を介して左右車輪ユニット3L、3Rを突出姿勢Q1から格納姿勢Q2とするように姿勢変更する。
図10及び図12に示すように、前記枢結機構16は、手押手段6の支柱4を起立姿勢P1とした状態で、荷台本体2の進行方向Fに関する第1横軸20と第2横軸22の軸心の間隔距離L1と、上向き方向に関する第1横軸20と第2横軸22の軸心の間隔距離L2を、L1=L2とするように構成している。これにより、支柱4は、図10に示す平台車形態M2を構成するために横倒姿勢P2とした場合と、図12に示す不使用保管形態M3を構成するために横倒姿勢P2とした場合の何れの場合においても、該支柱4の軸線が同じ高さHに位置するように倒されるので、溝部12の底部に好適に沿って収納させることが可能になる。
M1 手押台車形態
M2 平台車形態
M3 不使用保管形態
2 荷台本体
2a 荷受面
3 車輪ユニット
3L 左車輪ユニット
3R 右車輪ユニット
Q1 車輪ユニットの突出姿勢
Q2 車輪ユニットの格納姿勢
4 支柱
4L 左支柱
4R 右支柱
5 ハンドル部
6 手押手段
P1 支柱の起立姿勢
P2 支柱の横倒姿勢
7 フレーム
8 前輪
9 後輪
10 軸受
11 支軸
12L 左溝部
12R 右溝部
13 横断溝部
14 受取空間部
15 庇部
16 枢結機構
17 第1アーム
18 第2アーム
19 枢結部材
20 第1横軸
21 回動部材
22 第2横軸
23 連動駆動機構
24 駆動ギヤ
25 従動ギヤ
26 第1係止手段
27 係止凹部
28 係止突起
29 係止具
30 ロッド
31 操作バー
32 ボス
33 ファスナ
34a、34b ストッパ
35 第2係止手段
36a、36b 係止凹部
37 係止突起
38 操作手段
39 スライダ
40 摺動部材
41 スプリング
42 ケーシング
43 摘み片
進行方向に延びると共に第1横軸20を介して荷台本体に枢結された第1アーム17と、該第1アームから上向き延びると共に第2横軸22を介して前記支柱の下端部を枢結した第2アーム18を有する枢結部材19により構成されているので、進行方向Fに関する第1横軸20と第2横軸22の軸心の間隔距離L1と上向き方向に関する第1横軸20と第2横軸22の軸心の間隔距離L2をL1=L2とするように構成することにより、手押手段6の左右支柱4L、4Rは、平台車形態M2を構成するために横倒姿勢P2とした場合と、不使用保管形態M3を構成するために横倒姿勢P2とした場合の何れの場合においても、該支柱4の軸線を同じ高さHに位置するように倒すことが可能となり、荷受面2aに形成した左右溝部12L、12Rの底部に好適に沿って収納させられる利点がある。
Claims (3)
- 上面に荷受面(2a)を備えた荷台本体(2)と、前記荷台本体の下側に突出した突出姿勢(Q1)と格納された格納姿勢(Q2)の間で姿勢変更可能な左右車輪ユニット(3L,3R)と、前記荷台本体の荷受面から起立した起立姿勢(P1)と荷受面に向けて倒された横倒姿勢(P2)の間で姿勢変更可能な左右支柱(4L,4R)を備えた手押手段(6)とから成り、
前記左右車輪ユニット(3L,3R)と前記左右支柱(4L,4R)のそれぞれの間に枢結機構(16)を設けると共に、前記枢結機構(16)と左右車輪ユニット(3L,3R)のそれぞれの間に連動駆動機構(23)を設け、
前記枢結機構(16)は、第1横軸(20)を介して荷台本体(2)に回動自在に軸支された枢結部材(19)を備えると共に、該枢結部材(19)に第2横軸(22)を介して前記支柱(4)の下端部を回動自在に軸支し、該枢結部材(19)を第1横軸(20)の廻りに回動自在にするアンロックと回動不能にするロックを選択可能とする第1係止手段(26)と、前記支柱(4)を前記枢結部材(19)の第2横軸(22)の廻りに回動自在にするアンロックと回動不能にするロックを選択可能とする第2係止手段(35)を設けており、
前記第1係止手段(26)と第2係止手段(35)は、前記枢結部材(19)を所定回動位置に位置させると共に左右支柱(4L.4R)を起立姿勢(P1)としたときにロックされるように構成され、
前記起立姿勢(P1)とした状態で前記第2係止手段(35)をロックすると共に前記第1係止手段(26)をアンロックし、左右支柱(4L,4R)を起立姿勢(P1)と横倒姿勢(P2)の間で姿勢変更させることにより該左右支柱と同行する前記枢結部材(19)を第1横軸(20)の廻りに回動させたとき、該回動により前記連動駆動機構(23)が駆動され、左右車輪ユニット(3L,3R)を突出姿勢(Q1)と格納姿勢(Q2)の間で姿勢変更するように構成され、
前記起立姿勢(P1)とした状態で前記第1係止手段(26)をロックすると共に前記第2係止手段(35)をアンロックしたとき、左右支柱(4L,4R)が前記第2横軸(22)の廻りに回動自在とされ、起立姿勢(P1)と横倒姿勢(P2)の間で姿勢変更自在とされるように構成して成ることを特徴とする台車。 - 上面に荷受面(2a)を備えた荷台本体(2)と、前記荷台本体の下側に突出する左右車輪ユニット(3L,3R)と、前記荷台本体の進行方向(F)の後側に位置して前記荷受面から起立する一対の左右支柱(4L,4R)を備えた手押手段(6)とから成り、
前記左右支柱(4L,4R)を起立姿勢(P1)と前記荷受面に沿う横倒姿勢(P2)の間で回動自在に構成すると共に、前記左右車輪ユニット(3L,3R)を突出姿勢(Q1)と前記荷台本体の下側に格納された格納姿勢(Q2)の間で回動自在に構成した台車において、
前記左右車輪ユニット(3L,3R)と前記左右支柱(4L,4R)のそれぞれの間に枢結機構(16)を設けており、
前記枢結機構(16)は、前記支柱を起立姿勢(P1)とした状態で、前記進行方向に延びると共に第1横軸(20)を介して前記荷台本体に枢結された第1アーム(17)と、該第1アームから上向き延びると共に第2横軸(22)を介して前記支柱の下端部を枢結した第2アーム(18)を有する枢結部材(19)により構成され、
前記第1アーム(17)と前記車輪ユニット(3)の間に連動駆動機構(23)を設けることにより、前記第1アーム(17)を第1横軸(20)の廻りに回動したとき、前記連動駆動機構(23)を介して前記車輪ユニット(3)を突出姿勢(Q1)と格納姿勢(Q2)の間で回動させるように構成すると共に、
前記第1アーム(17)を第1横軸の廻りに回動自在にするアンロックと回動不能にするロックを選択可能とする第1係止手段(26)と、前記支柱(4)を前記第2アーム(18)の第2横軸の廻りに回動自在にするアンロックと回動不能にするロックを選択可能とする第2係止手段(35)を設けており、
前記第1係止手段(26)及び前記第2係止手段(35)をロックすることにより、左右支柱を起立姿勢(P1)とした状態で左右車輪ユニットを突出姿勢(Q1)とする手押台車形態(M1)とし、
前記第1係止手段(26)をロックすると共に第2係止手段(35)をアンロックすることにより、左右支柱を横倒姿勢(P2)とした状態で左右車輪ユニットを突出姿勢(Q1)とする平台車形態(M2)とし、
前記第1係止手段(26)をアンロックすると共に第2係止手段(35)をロックすることにより、左右支柱を横倒姿勢(P2)とした状態で左右車輪ユニットを格納姿勢(Q2)とする不使用保管形態(M3)とするように構成して成ることを特徴とする台車。 - 前記手押手段(6)は、左右支柱(4L,4R)の上端部に架設されたハンドル部(5)を備え、
前記枢結機構(16)は、前記支柱を起立姿勢(P1)とした状態で、前記進行方向(F)に関する第1横軸(20)と第2横軸(22)の軸心の間隔距離L1と前記上向き方向に関する第1横軸(20)と第2横軸(22)の軸心の間隔距離L2をL1=L2とするように構成し、
前記荷台本体(2)の荷受面(2a)は、横倒姿勢(P2)とされた左右支柱(4L,4R)を嵌入する左右溝部(12L,12R)と、該左右溝部を連通させる横断溝部(13)と受取空間部(14)を形成し、該受取空間部(14)を前記横断溝部(13)よりも進行方向(F)の前側に配置すると共に、前記横断溝部(13)と前記受取空間部(14)の中心の間隔距離をL1+L2とするように構成しており、
前記平台車形態(M2)を構成するように左右支柱(4L,4R)を横倒姿勢(P2)としたとき、前記ハンドル部(5)を前記横断溝部(13)に嵌入させ、
前記不使用保管形態(M3)を構成するように左右支柱(4L,4R)を横倒姿勢(P2)としたとき、前記ハンドル部(5)を前記受取空間部(14)に格納させるように構成して成ることを特徴とする請求項2に記載の台車。
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