JP3184903U - 台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】主要構成部をパイプ状体で構成することにより、清掃性や衛生面で優れると共に、複数台を簡単にネスティングできる台車を提供する。
【解決手段】キャスターを有する平面形状の一端を先細り形状に形成された本体フレーム体1と、その上方に運搬物を載置する荷台フレーム体5を設けた台車であって、荷台フレーム体の後端に回動軸51を設け、本体フレーム体の上面に回動軸を収容する上方に開放した凹状の軸受部を設け、回動軸を中心に荷台フレーム体の先端が上下に回動且つ着脱できるように構成し、荷台フレーム体に凸状の係止部52を設け、この係止部を係止する係止受部を本体フレーム体に設け、運搬作業時及びネスティング時に荷台フレーム体が外れないように構成し、本体フレーム体の一端または荷台フレーム体の一端に滑走部15を設け、前方の台車の後部へ後方の台車の前部を押し込むと台車同士をネスティングできるように構成した構造である。
【選択図】図2

Description

本考案は、物品運搬用の台車に関し、特に、クリーンルームや調理現場などの清浄度や衛生面が重視される場所で物品(以下、運搬物として表現する場合もある)を運搬するために用いられる台車に関する。
従来、物品を運搬する台車を保管しておく際、台車とほぼ同じ大きさの保管スペースが必要であり、複数の台車を保管する際はその台数分の広い保管スペースを必要としていた。
そこで、台車を保管する際、複数の台車を入れ子状に重ね合わせてネスティングすることができ、保管スペースの低減が可能な台車も従来から多く提案されている。
一方、クリーンルームや調理現場などの衛生面が重視される場所で、物品を運搬するために用いられる台車は、耐食性や洗浄性が良く、汚れが溜まりにくく衛生的であることが多い。
そこで、衛生面であり、且つ、台車の保管スペースの低減の為に、保管時には複数の台車を重ね合わせてネスティング可能な台車が求められており、それも従来から提案されている。
特許文献1の発明は、運搬物を載置する台板が回動可能になっており、その回動部の軸は連結具受容ポケットに挿入された連結具によって保持されている。1台目の台車の後方より2台目の台車を前方に押し込むと、1台目の台車の台板の上に2台目の台車の台板が乗り上げることにより2台以上の台車を入れ子状態にして台車の保管スペースを低減している。
特許文献2の考案は、運搬物を載置する台座部の前部側が回転可能に保持されており、ネスティングの際に台座部を手で持ち上げてフック部材に係止することにより台座部は斜めに保持され、1台目の台車の後方より2台目の台車を前方に押し込むことで、2台以上の台車を入れ子状態にして台車の保管スペースを低減している。
特許第4662281号 実用新案登録第3089270号
しかしながら特許文献1の発明は、連結具を連結具受容ポケットに挿入することによって回動部を保持するため、回動部の保持のためには連結具が必要であると共に、台板を着脱するためには連結具を着脱する必要があり、また、回動部が隅々まで洗いにくい構成となっており、衛生面が重視される場所で使用するとすれば、清掃性と衛生面に課題が残るものであった。
また、特許文献2の考案は、ネスティングする時に台座部を手で持ち上げてフック部材によって係止する必要があり、またネスティング状態を解除する時は台座部をフック部材から離脱させる必要があったため、ネスティングの際に手間がかかり、フック部材も必要であった。
本考案の第1の目的は、台車の主要構成部をパイプ状体からなる簡易な構造によって構成することにより清掃性が良好で、衛生面で優れる台車を提供することである。
本考案の第2の目的は、台車同士を簡単にネスティングでき、省スペースに複数台を保管できる台車を提供することである。
上記課題を解決するための請求項1の考案は、下面にキャスターを有し主要部分がパイプ状部材から構成された本体フレーム体と、前記本体フレーム体の上方に運搬物を載置する主要部分がパイプ状部材から構成された荷台フレーム体とからなる台車であって、前記主要部分がパイプ状部材から構成された本体フレーム体は、平面形状が前方に小さい概略台形状を呈し、前記主要部分がパイプ状部材から構成された荷台フレーム体は、平面形状が概略四角形状を呈しており、前記概略台形状の本体フレーム体の上部位置には、当該本体フレーム体を構成するパイプ状部材により、前記概略四角形状の荷台フレーム体を載置する載置部を形成し、当該載置部には上方に開放した凹部を形成しており、当該載置部により前記概略四角形状の荷台フレーム体を載置する際には、前記本体フレーム体に形成された前記凹部を軸受部とし、それに対して、前記荷台フレーム体の後端に備える荷台後フレームを回動軸として入れることにより、前記回動軸を前記軸受部に対し回動自在且つ着脱自在に構成して前記本体フレーム体に対し前記荷台フレーム体を回動自在且つ着脱自在に構成した。
請求項2の考案は、前記荷台フレーム体の前記回動軸側の端部に凸状の係止部を設け、前記本体フレーム体にこの係止部を係止する係止受部を設けて、前記軸受部に前記回動軸を入れた際、前記荷台フレーム体が前記回動軸を中心に回動するとこれに連動して前記係止部の位置が変化し、これによって、前記係止受部が前記係止部を係止して前記軸受部から前記回動軸が分離しない機構と、前記係止受部が前記係止部を係止することなく前記軸受部から前記回動軸が分離する機構とが、変化するように構成した。
請求項3の考案は、前記本体フレーム体、又は、前記荷台フレーム体に、斜めに傾斜した滑り面を有する滑走部を設けて、前方の台車の後部へ後方の台車の前部を押し込むと、一方の台車の前記滑走部の傾斜面に一方の前記荷台フレーム部の一部が、又は、一方の前記本体フレーム部の一部が接触することにより、一方の台車の前記荷台フレーム体の先端が前記回動軸を中心に上方へ上がる方向へ回動することを誘導するように構成した。
請求項4の考案は、前記本体フレーム体の平面形状が前方に小さい概略台形状に構成されていることと、前記荷台フレーム体の先端が前記回動軸を中心に上方へ回動することにより、前方の台車の後部へ後方の台車の前部を入れ子状に重ねて、ネスティングできるように構成した。
本考案によれば、載置部に載置した荷台フレーム体の回動軸を中心に荷台フレーム体の先端を上方へ回動させたのち上方へ持ち上げることで荷台フレーム体を本体フレーム体から外すことができ、その逆の動作で荷台フレーム体を本体フレーム体に載置できることから、荷台フレーム体の着脱を容易に行えるため、荷台フレーム体と本体フレーム体を個別に洗浄できて清掃性が良く衛生的であり、また、荷台フレーム体を着脱するための部品が不要であることから、簡易な構成で清掃性が良くごみの溜まりにくい衛生的な台車になる。
更に本考案によれば、前方の台車の後部に後方の台車の前部を押し込むと、どちらか一方の台車と他方の台車の滑走部の傾斜面が接することにより、どちらか一方の台車の荷台フレーム体の先端が上方へ回動し、その荷台フレーム体が他方の台車の上面に乗り上げることで、押し込むだけで複数の台車を楽にネスティングすることが可能となり、台車の保管スペースを低減することのできる。
第1の実施例に係る台車の斜視図である。 第1の実施例に係る台車の本体フレーム体と荷台フレーム体を分離した状態を示す前方からの斜視図である。 第1の実施例に係る台車の本体フレーム体と荷台フレーム体を分離した状態を示す後方からの斜視図である。 第1の実施例に係る台車を複数ネスティングした状態を示す側方からの側面図である。 第1の実施例に係る台車の軸受部を示す上方からの部分拡大図である。 第1の実施例に係る台車の軸受部、滑走部、係止部及び係止受部を示す側方からの部分拡大図である。 第1の実施例に係る台車を複数ネスティングする際の最後尾の台車の軸受部、滑走部、係止部及び係止部を示す側方からの部分拡大図である。 第1の実施例に係る台車の荷台フレーム体を取り外す際の荷台フレーム体の軸受部、滑走部、係止部及び係止受部を示す側方からの部分拡大図である。 第1の実施例に係る台車を示す上方からの平面図である。 第1の実施例に係る台車をネスティングする際の動きを示す側方からの部分拡大図である。 第1の実施例に係る台車の荷台フレーム体を回動させて取手フレームに立てかけた状態を示す側方からの側面図である。 第2の実施例に係る台車の本体フレーム体と荷台フレーム体を分離した状態を示す後方からの斜視図である。 第2の実施例に係る台車の軸受部、滑走部、係止部及び係止受部を示す側方からの部分拡大図である。 第2の実施例に係る台車を複数ネスティングする際の最後尾の台車の軸受部、滑走部、係止部及び係止受部を示す側方からの部分拡大図である。 第2の実施例に係る台車をネスティングする際の動きを示す側方からの部分拡大図である。
以下、図面に示す実施例により、本考案を説明する。なお、本明細書での実施例の説明においては、理解を容易にするために、「前」「後」「左」「右」「上」「下」の用語を図1に示す方向で使用するが、これらは実際の製品において絶対的な前後左右上下関係を意味するものではない。
なお、本願明細書において、パイプ状部材とは円形パイプ、角型パイプを含み、さらに中空中実を問わず、外観形状が長手方向で実質的に変化しない棒状の部材を包含するものである。以下の実施例において、パイプ状部材としては、断面円形が棒状体又は中空の円形パイプ部材を具体的事例として説明している。
本考案の第1の実施例の台車は、図1に示すように、本体フレーム体1と分離可能な荷台フレーム体5によって構成された台車である。
本体フレーム体1は、図2、図3に示すように、一対の上部サイドフレーム(左右)11,11と、一対の後縦フレーム(左右)13,13と、後述の荷台フレーム体5の係止受部を構成する後横フレーム14と、一対の下部サイドフレーム(左右)21,21と、一対の前縦フレーム(左右)23,23と、前上横フレーム24と、前下横フレーム25と、前横補強フレーム26と、取手フレーム27とによって組まれたフレーム体の枠組み構成になっている。さらに、本体フレーム体1の左右の上部サイドフレーム11,11の後部上面には夫々荷台フレーム体保持部材12,12を備え、後横フレーム14の中央部には後下方向に傾斜した滑走部15を備えている。さらに、左右の後縦フレーム13,13の下部には夫々後キャスターC2,C2を備え、左右の前縦フレーム23,23の下部には夫々前キャスターC1,C1を備えた構成である。
荷台フレーム体5は、図2、図3、図9に示すように、荷台フレーム体5の回動軸を構成する荷台後フレーム51と、複数本の荷台内フレーム61,61,61・・・と、一対の荷台外フレーム(左右)62,62と、荷台前フレーム63によって組まれたフレーム構成になっている。さらに、荷台後フレーム51の中央付近には一対の係止部52,52を備えた構成である。一対の係止部52,52は、夫々後下方向に向けて設けられている。
荷台フレーム体5の回動軸を構成する荷台後フレーム51は、図9に示すように、本体フレーム体1の左右の上部サイドフレーム11,11の後部に載置することのできる構成を備えている。第1の実施例においては、荷台後フレーム51の左右両端部が左右の荷台外フレーム62,62よりも、さらに左右に伸び出す構成となっている。勿論、荷台後フレーム51を、左右の荷台外フレーム62,62と荷台内フレーム61との間において、左右の上部サイドフレーム11,11の後部に載せる構成としても問題ない。
本体フレーム体1の左右の上部サイドフレーム11,11の後部上面に夫々設けられた荷台フレーム体保持部材12,12は、図5〜図8に拡大して示すように、後縦フレーム13から所定距離だけ離して設けられている。つまり、後縦フレーム13と荷台フレーム体保持部材12の間に荷台後フレーム51を入れることのできる距離が確保される位置関係で、且つ、図9に示すように、左右の荷台外フレーム62,62を左右の荷台フレーム体保持部材12,12の内側に入れることができる位置関係で、荷台フレーム体保持部材12,12を左右の上部サイドフレーム11,11の後部上面に備えた構成である。
図9において明瞭に示されるように、第1の実施例においては、左右の後縦フレーム13,13の間隔は、左右の荷台外フレーム62,62の幅よりも大きい構成であり、これにより、ネスティングの際に左右の荷台外フレーム62,62が、夫々左右の後縦フレーム13,13の間を通ることができる構成である。これにより、後述するが、荷台フレーム体5の前部を上方に跳ね上げて、左右の荷台外フレーム62,62の間に荷台フレーム体5を収めながら本体フレーム体1の取手フレーム27に立てかけることができる。
本体フレーム体1の左右の上部サイドフレーム11,11と左右の下部サイドフレーム21,21は、図2、図3、図9に示すように、前方を狭く後広がりの先端方向が先細り形状であり、ハの字を重ねるイメージで複数の台車を重ねられる構成である。なお、この左右の上部サイドフレーム11,11の上面は、荷台フレーム体5を載置する載置部として構成する。ここで、本考案の実施例のように、本体フレーム体1も荷台フレーム体5も主要部をパイプ状体で構成する場合には、その接点である各点が平面上に位置するように注意する必要がある。
図5、図6、図9に示すように、荷台フレーム体5が本体フレーム体1の載置部に載置される際には、本体フレーム体1の左右の後縦フレーム13,13と夫々の荷台フレーム体保持部材12,12と左右の上部サイドフレーム11,11で区画された凹状の空間(つまり、前後と下方へは閉じており、上方へは解放した空間)を軸受部とし、荷台後フレーム51はその凹状の空間の軸受部に収まり、左右の荷台外フレーム62,62は、左右の荷台フレーム体保持部材12,12の内側に収まる構成である。これにより、荷台フレーム体5は、本体フレーム体1の載置部上面において所定の位置に載置保持されるとともに、荷台後フレーム51は、荷台フレーム体5の回動軸として機能を果たして、荷台フレーム体5を前上がりの方向への回動を可能な機構とすることができる。
図9に示すように、荷台フレーム体5が本体フレーム体1の載置部に載置される際、荷台フレーム体5の左右の荷台外フレーム62,62と荷台前フレーム63と荷台後フレーム51が本体フレーム体1の左右の上部サイドフレーム11,11の上面に接しており、荷台フレーム体5の荷重を本体フレーム体1の上面で支えることのできる構成である。
滑走部15は、図3、図6〜図10に示すように、後横フレーム14の中央部に後方且つ下方に傾斜した状態で備えられ、ネスティングの際に図10に示すように、滑走部15(1号)の傾斜面と荷台フレーム体5(2号)の前部が接すると、荷台フレーム体5(2号)が滑走部15(1号)の傾斜面を乗り上げ、荷台フレーム体5の前部が上方へ上がるように回動し、台車同士が入れ子状に重なってネスティングすることができる機構を備える。
図6に示すように、荷台フレーム体5が本体フレーム体1の載置部に載置される際、係止部52は後横フレーム14の下方に近接するように設けられ、荷台フレーム体5の後方が上方へ浮き上がろうとすると、係止部52の上部は後横フレーム14の下部に接触し、前記軸受部から荷台後フレーム51が外れないように上方へ浮き上がることを制限することによって、荷台フレーム体5が本体フレーム体1から外れること防ぐことができる機構を備える。
ネスティングの際の先頭以外の台車の荷台フレーム体5は、図7に示すように、傾斜しており、このとき係止部52の上部は後横フレーム14の下部に接触し、前記軸受部から荷台後フレーム51が外れないように上方へ浮き上がることを制限することによって、荷台フレーム体5が本体フレーム体1から外れること防ぐことができる機構を備える。
荷台フレーム体5を本体フレーム体1より取り外す際は、図8に示すように、荷台フレーム体5を上方へ垂直に持ち上げても係止部52と後横フレーム14が干渉しない角度まで荷台後フレーム51を軸に荷台フレーム体5を回動させたのち、荷台フレーム体5を上方へ持ち上げることで取り外すことが、その逆の動作で荷台フレーム体5を本体フレーム体1の載置部に載置することができる簡便な着脱の機構を備える。
荷台フレーム体5が本体フレーム体1の載置部に載置される際、図6に示すように、係止部52は滑走部15の傾斜面の上面を飛び出さない位置関係で設けられ、これによりネスティングの際、図10に示すように、後方の台車の荷台フレーム体5(2号)が前方の台車の滑走部15(1号)に干渉せずに乗り上げることができる構成を備える。
前上横フレーム24は、滑走部15よりも低い位置関係で設けられ、ネスティングの際、図10に示すように、後方の台車の前上横フレーム24(2号)と前方の台車の滑走部15(1号)が干渉しない構成である。
前上横フレーム24は、荷台フレーム体5が本体フレーム体1の載置部に載置される際、且つ、その状態から回動軸を中心に荷台フレーム体を回動する際、係止部52よりも低い位置関係で設けられ、ネスティングの際、図10に示すように、後方の台車の前上横フレーム24(2号)と前方の台車の係止部52(1号)が干渉しない構成である。
左右の前縦フレーム23,23の間隔は、図9に示すように、滑走部15の左右方向の幅よりも大きい構成であり、ネスティングの際に前方の台車の滑走部15が後方の台車の左右の前縦フレーム23,23の間を通ることのできる構成である。
左右の前縦フレーム23,23の間隔は、図9に示すように、左右の係止部52,52の間隔よりも大きい構成であり、ネスティングの際に前方の台車の左右の係止部52,52が後方の台車の左右の前縦フレーム23,23の間を通ることのできる構成である。
後横フレーム14は、図6に示すように、後横フレーム14の下面が左右の上部サイドフレーム11,11の上面より高い位置になるように備えられ、ネスティングの際、図10に示すように、前方の台車の後横フレーム14(1号)と後方の台車の本体フレーム体1(2号)の上面が干渉しない構成である。
本体フレーム体1と本体フレーム体1の載置部に載置された荷台フレーム体5は、前方と後方で若干の高低差があり、前方より後方のほうが若干高く、水平方向に対し前下がり方向に若干の傾斜がある。これはネスティングの際の動きをスムーズにするためのものであり、図4に示すように、ネスティングする際、前方の台車の荷台フレーム体5(1号)の下面と後方の台車の本体フレーム体1(2号)の上面が干渉しないように隙間を設けている。なお、前記若干の傾斜は水平方向に対して15度以下程度の傾斜でも効果がある。
取手フレーム27は、図11に示すように、台車の上部の後端部に設けられ、荷台後フレーム51を軸にして荷台フレーム体5を回動させて取手フレーム27に立てかけることができる位置関係にある。また、荷台フレーム体5を取手フレームに立てかけた状態で荷台フレーム体5の洗浄や保管が可能であり、且つ、ネスティングも可能な構成である。
本考案の台車において、ステンレス等の耐食性を有する材質で構成することで、長期間の使用でも錆が生じにくく、衛生面が重視されるクリーンルームや調理現場などで使用することができる。
上記の第1の実施例とは異なる実施例を図12〜図15に示す。
第1の実施例における滑走部15は、図3、図6、図9に示すようなバーによる構造であるが、この形状に限らず、図12〜図15に示すように、板状の形状の板状滑走部15bを後横フレーム14の中央部に後下方向に傾斜した状態で備えることで、第1の実施例における滑走部15と同じ作用と効果をもって機能することができる。
第1の実施例における滑走部15は、図3、図6、図9に示すように、後横フレーム14の中央部に後方且つ下方に傾斜した状態で備えられる構造であるが、この構造に限らず、滑走部15を荷台フレーム体5の前部に上方且つ前方に傾斜させて後横フレーム14よりも高い位置まで傾斜した状態で備えることで、荷台フレーム体5が後横フレーム14の前部が上方へ回動するという第1の実施例における滑走部15と同じ効果をもって機能することができる。
第1の実施例における一対の係止部52,52は、図3、図6、図9に示すような2本のピンによる構造であるが、この形状に限らず、図12〜図15に示すように、板状の形状の板状係止部52bを後横フレーム14の下方に近接するように荷台後フレーム51の中央に備えることで、第1の実施例における係止部52と同じ作用と効果をもって機能することができる。
本考案の台車は、例えばクリーンルームや調理現場などの衛生面が重視される場所で使用され、且つ、台車の保管スペースを低減したい場合に特に有用である。
1 本体フレーム体
5 荷台フレーム体
11 上部サイドフレーム
12 荷台フレーム体保持部材
13 後縦フレーム
14 後横フレーム
15 滑走部
15b 板状滑走部
21 下部サイドフレーム
23 前縦フレーム
24 前上横フレーム
25 前下横フレーム
26 前横補強フレーム
27 取手フレーム
51 荷台後フレーム
52 係止部
52b 板状係止部
61 荷台内フレーム
62 荷台外フレーム
63 荷台前フレーム
C1 前キャスター
C2 後キャスター

Claims (4)

  1. 下面にキャスターを有し主要部分がパイプ状部材から構成された本体フレーム体と、前記本体フレーム体の上方に運搬物を載置する主要部分がパイプ状部材から構成された荷台フレーム体とからなる台車であって、前記主要部分がパイプ状部材から構成された本体フレーム体は、平面形状が前方に小さい概略台形状を呈し、前記主要部分がパイプ状部材から構成された荷台フレーム体は、平面形状が概略四角形状を呈しており、前記概略台形状の本体フレーム体の上部位置には、当該本体フレーム体を構成するパイプ状部材により、前記概略四角形状の荷台フレーム体を載置する載置部を形成し、当該載置部には上方に開放した凹部を形成しており、当該載置部により前記概略四角形状の荷台フレーム体を載置する際には、前記本体フレーム体に形成された前記凹部を軸受部とし、それに対して、前記荷台フレーム体の後端に備える荷台後フレームを回動軸として入れることにより、前記回動軸を前記軸受部に対し回動自在且つ着脱自在に構成して前記本体フレーム体に対し前記荷台フレーム体を回動自在且つ着脱自在に構成したことを特徴とする台車。
  2. 前記荷台フレーム体の前記回動軸側の端部に凸状の係止部を設け、前記本体フレーム体にこの係止部を係止する係止受部を設けて、前記軸受部に前記回動軸を入れた際、前記荷台フレーム体が前記回動軸を中心に回動するとこれに連動して前記係止部の位置が変化し、これによって、前記係止受部が前記係止部を係止して前記軸受部から前記回動軸が分離しない機構と、前記係止受部が前記係止部を係止することなく前記軸受部から前記回動軸が分離する機構とが、変化するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記本体フレーム体、又は、前記荷台フレーム体に、斜めに傾斜した滑り面を有する滑走部を設けて、前方の台車の後部へ後方の台車の前部を押し込むと、一方の台車の前記滑走部の傾斜面に一方の前記荷台フレーム部の一部が、又は、一方の前記本体フレーム部の一部が接触することにより、一方の台車の前記荷台フレーム体の先端が前記回動軸を中心に上方へ上がる方向へ回動することを誘導するように構成したことを特徴とする請求項1、2いずれか1項に記載の台車。
  4. 前記本体フレーム体の平面形状が前方に小さい概略台形状に構成されていることと、前記荷台フレーム体の先端が前記回動軸を中心に上方へ回動することにより、前方の台車の後部へ後方の台車の前部を入れ子状に重ねて、ネスティングできるように構成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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