以下、本発明に係る遊技機運搬用コンテナの実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は遊技機運搬用コンテナ1の概略構成を示した外観斜視図、図2は図1の遊技機運搬用コンテナ1から左側中間連結部材30、右側中間連結部材40、第1挟み込みバー50、第2挟み込みバー60を取り外した状態のコンテナ本体10を示した外観斜視図、図3(a)は左側中間連結部材30および右側中間連結部材40を示した外観斜視図、図3(b)は第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60を示した外観斜視図である。
図示されるように、遊技機運搬用コンテナ1は、矩形状の床部11と、この床部11の四隅角部近傍に配置された支柱12,13,14,15が設けられたコンテナ本体10と、このコンテナ本体10に着脱可能に取り付けられる2つの中間連結部材30,40および2つの挟み込みバー50,60とを備える。
この場合、2本の前支柱12,13は、金属製の角材からなり、コンテナ本体10の床部11の手前側の左右の角部より外側に配置されるように、床部11の前フレーム11aに連結固定されている。また、2本の後支柱14,15は、金属製の角材からなり、床部11の奥側の左右の角部より内側に配置されるように、床部11の後フレーム11bに連結固定されている。更に、2本の後支柱14,15間には、それらの中央部同士を連結する金属製の角材からなる連結バー16が設けられている。この場合、連結バー16は、後支柱14,15において床部11から後側フレーム18の間の中央部若しくはその中央部より若干上方の部位の高さに設けられているので、床部11に載せられた遊技機100等が連結バー16の上を乗り越えないようにすると共に後側への移動を規制するように構成されている。この連結バー16の前面には、所定の厚みを有する樹脂製のクッション板(クッション部材)17が貼り付け固定されている。
また、左側の前支柱12の上端から内側(右側)に延設された水平部12aと、同じく左側の後支柱14の上端から外側(左側)延設された水平部14a(後支柱14,15の上端同士を連結する後側上フレーム18の左端部)は、左側上フレーム19によって連結されている。同様に、右側の前支柱13の上端から内側(左側)に延設された水平部13aと、同じく右側の後支柱15の上端から外側(右側)延設された水平部15a(後側上フレーム18の右端部部)は、右側上フレーム20によって連結されている。これら左側上フレーム19および右側上フレーム20は断面三角形状を有している。
床部11の下方の左右両端には、床部11の前後方向に延びる長尺の左側脚フレーム21および右側脚フレーム22が、床部11の前フレーム11aと後フレーム11bに連結固定されている。この場合、左側脚フレーム21および右側脚フレーム22の下面は、上述した左側上フレーム19および右側上フレーム20の上面に整合するように、断面逆V字形状を有している。
また、床部11上には、複数(この実施例は4つ)の機枠載置部23が等間隔になるように並んで設けられている。この機枠載置部23は、樹脂製の板材からなり、床部11の前後に延びる長尺形状を有している。また、機枠載置部23の幅は、遊技機100の機枠(外枠)101の幅よりもやや広くなるように形成されている。更に、機枠載置部23の前端部には、前方に向かって下傾した載置部傾斜面23aが形成されている。
また、床部11上には、機枠載置部23の左右両側に配置される台部24が並んで設けられている。この台部24は、木製の板材からなり、床部11の前後に延びる長尺形状を有している。この台部24は、前フレーム11a若しくは後フレーム11bに連結した台部受け部24b上に固定されており、この台部受け部24bの前端部には、前方に向かって下傾した台部傾斜面24aが形成されている。
この台部24と機枠載置部23の間には、金属製のパイプ材からなるガイドパイプ25が配置されており、ガイドパイプ25の前端の曲げ部25aは、台部24の台部傾斜面24aに沿うように形成されている。尚、ガイドパイプ25と機枠載置部23との間には、所定間隔の隙間部26が形成されており、後述する左側中間連結部材30の第1係止部31と、右側中間連結部材40の第1係止部41が挿入可能になっている。
この場合、台部24の上面の高さおよびガイドパイプ25の上端の高さは、機枠載置部23の上面の高さよりも所定長さで高くなるように配置されている。つまり、隣り合うガイドパイプ25,25の間に凹設された箇所(溝部)に、機枠載置部23が設けられている構成になっているので、遊技機100を床部11上に載せる際や床部11上から降ろす際には、このような溝部(機枠載置部23)に遊技機100の機枠(外枠)101の下面を沿わせながら(這わせながら)、床部11の奥側へと遊技機100を押し込んだり、床部11の手間側へと遊技機100を引き出したりすることをスムーズに行うことが可能になっている。
尚、機枠載置部23の前端に載置部傾斜面23aが形成されているので、遊技機100を機枠載置部23上に載せる際の作業性が向上している。また、遊技機100を機枠載置部23上に載せる際や、遊技機100を機枠載置部23上で奥側へと押し込む際、または遊技機100を機枠載置部23上で手前へ引き出す際には、台部24が、作業者の足乗せ場として機能するので、遊技機100の積み降ろしの作業性が向上している。尚、台部24は、機枠載置部23よりも平面面積が多く、遊技機100ではなく、遊技機100を構成する部材等が箱詰めされたダンボール箱等の箱体を積み込むための載置台としても機能する。
また床部11の前フレーム11aの左右両端の下方位置には、挟み込みバー保持部としてL字形状を有したフック部29,29が設けられており、後述する第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60が引っ掛けられてそれらを係止することが可能になっている。
図1および図3(a)に示されるように、左側中間連結部材30は、左側の前支柱12の上端から下端の間の略中間部分と左側の後支柱14の上端から下端の間の略中間部分を連結するように設けられている。また、実施例での前支柱12の略中間部分は、床部11から水平部12aの間の中央部若しくは中央部よりも若干上方の部位の高さに設けられ、後支柱14の略中間部分は、床部11から後側上フレーム18の間の中央部若しくは中央部よりも若干上方の部位の高さに設けられており、連結バー16とほぼ同等の高さになるように構成されている。そして、この場合、左側中間連結部材30の前端には外側(左側)に突出した係止爪30aが設けられ、後端には内側(右側)に突出したL字形の係止フック30bが設けられている。また、これに対応して、図2に示されるように左側の前支柱12の後面には、左側中間連結部材30の係止爪30aが上方から装着されて係止される係止片12bが設けられ、左側の後支柱14の左側面には、左側中間連結部材30の係止フック30bの先端が前方から挿入されて係止される係止孔14bが設けられている。
また、図3(a)に示されるように、左側中間連結部材30の中央の内側の側面(右側面)には、後述する第1挟み込みバー50の左端が係止される第1係止部31が設けられている。この第1係止部31は、後方に開口した欠円形状を有する把持片31aと、この把持片31aの下端から後方に向かって下傾した傾斜面を有するストッパ31bを備えている。この場合、第1係止部31の把持片31aは、左側中間連結部材30の中央部の上面よりも上方に突出するように配置されている。また、把持片31aの内側に設けられた欠円形の内径は、図3(b)に示される第1挟み込みバー50が備える前側の丸棒51の外径よりも大きくなるように形成されている。
同様に、図1および図3(a)に示されるように、右側中間連結部材40は、右側の前支柱13の上端から下端の間の略中間部分と右側の後支柱15の上端から下端の間の略中間部分を連結するように設けられている。また、実施例での前支柱13の略中間部分は、床部11から水平部13aの間の中央部若しくは中央部よりも若干上方の部位の高さに設けられ、後支柱15の略中間部分は、床部11から後側上フレーム18の間の中央部若しくは中央部よりも若干上方の部位の高さに設けられており、連結バー16とほぼ同等の高さになるように構成されている。そして、この場合、右側中間連結部材40の前端には外側(右側)に突出した係止爪40aが設けられ、後端には内側(左側)に突出したL字形の係止フック40bが設けられている。また、これに対応して、図2に示されるように右側の前支柱13の後面には、右側中間連結部材40の係止爪40aが上方から装着されて係止される係止片13bが設けられ、右側の後支柱15の右側面には、右側中間連結部材40の係止フック40bの先端が前方から挿入されて係止される係止孔15bが設けられている。
また、図3(a)に示されるように、右側中間連結部材40の中央の内側の側面(左側面)には、後述する第1挟み込みバー50の右端が係止される第1係止部41が設けられている。この第1係止部41は、後方に開口した欠円形状を有する把持片41aと、この把持片41aの下端から後方に向かって下傾した傾斜面を有するストッパ41bを備えている。この場合、第1係止部41の把持片41aは、右側中間連結部材40の中央部の上面よりも上方に突出するように配置されている。また、把持片41aの内側に設けられた欠円形の内径は、図3(b)に示される第1挟み込みバー50が備える前側の丸棒51の外径よりも大きくなるように形成されている。尚、上述した左側中間連結部材30と右側中間連結部材40は左右対称になった形状を有している。
また、図2に示されるように左側の前支柱12の中央の内側の側面(右側面)には、後述する第2挟み込みバー60の左端が係止される第2係止部27が設けられている。この第2係止部27は、後方に開口した欠円形状を有する把持片27aと、この把持片27aの下端から後方に向かって下傾した傾斜面を有するストッパ27bを備えている。この場合、把持片27aの内側に設けられた欠円形の内径は、図3(b)に示される第2挟み込みバー60が備える前側の丸棒61の外径よりも大きくなるように形成されている。
同様に、図2に示されるように右側の前支柱13の中央の内側の側面(左側面)には、後述する第2挟み込みバー60の右端が係止される第2係止部28が設けられている。この第2係止部28は、後方に開口した欠円形状を有する把持片28aと、この把持片28aの下端から後方に向かって下傾した傾斜面を有するストッパ28bを備えている。この場合、把持片28aの内側に設けられた欠円形の内径は、図3(b)に示される第2挟み込みバー60が備える前側の丸棒61の外径よりも大きくなるように形成されている。
図1および図3(b)に示されるように、第1挟み込みバー50と第2挟み込みバー60は同一形状を有しており、前後に並んで配置された前側の丸棒51,61と後側の丸棒52,62を備えている。前側の丸棒51,61と後側の丸棒52,62は、それぞれ金属製のパイプからなり、前側の丸棒51,61の外径の方が後側の丸棒52,62の外径よりも太くなるように構成されている。前側の丸棒51,61の左右両端と後側の丸棒52,62の左右両端は、それぞれ連結板50a,60aによって連結固定されている。
また、前側の丸棒51,61の中央と後側の丸棒52,62の中央も連結板50b,60bによって連結固定されている。この場合、前側の丸棒51,61の左端部と後側の丸棒52,62の左端部の間の間隔の長さ或いは前側の丸棒51,61の右端部と後側の丸棒52,62の右端部の間の間隔の長さよりも、前側の丸棒51,61の中央と後側の丸棒52,62の中央の間の間隔の長さの方が長くなるように、連結板50a,50b,60a,60bによって連結されている。したがって、前側の丸棒51,61は、その中央部近傍が前方にやや膨らむように湾曲されると共に、後側の丸棒52,62は、その中央部近傍が後方にやや膨らむように湾曲されている。第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60を、このような構成にすることで、前側の丸棒51,61と後側の丸棒52,62は、互いに接近する方向に撓み変形し易いようにされている。
また、前側の丸棒51,61のそのほぼ全長に亘る外周には、所定の厚みを有する樹脂性のクッションチューブ(クッション部材)53,63が外装されると共に、後側の丸棒52,62のそのほぼ全長に渡る外周には、所定の厚みを有する樹脂性のクッションチューブ(クッション部材)54,64が外装されている。
次に、このような構成を有する遊技機運搬用コンテナ1へ遊技機100を積み込む際の手順について説明する。
先ず、図4に示されるように空の状態のコンテナ本体10に、左側中間連結部材30と右側中間連結部材40を取り付ける。具体的には、左側中間連結部材30の後端の係止フック30bの先端を、左側の後支柱14の中央に設けられた係止孔14bに挿入してから、左側中間連結部材30の前端の係止爪30aを、左側の前支柱12の中央に設けられた係止片12bに上方から装着することで、左側中間連結部材30の取り付けが完了する。
同様に、右側中間連結部材40の後端の係止フック40bの先端を、右側の後支柱15の中央に設けられた係止孔15bに挿入してから、右側中間連結部材40の前端の係止爪40aを、右側の前支柱13の中央に設けられた係止片13bに上方から装着することで、右側中間連結部材40の取り付けが完了する。
次に、図5に示されるように、遊技機100を、機枠載置部23の中央より後方の領域に積み込む。そして、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51の左端を、左側中間連結部材30の第1係止部31の把持片31aに後方から挿入して、その把持片31aに係止させる。同様に左側を係止させるタイミングで、図示しないが、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51の右端を、右側中間連結部材40の第1係止部41の把持片41aに後方から挿入して、その把持片41aに係止させる。これにより、図示されるように第1挟み込みバー50は、前側の丸棒51の軸線を中心に回動自在となるように第1係止部31,41に係止されることになる。
次に、第1挟み込みバー50の後側の丸棒52を、前側の丸棒51の軸線を中心にして、下方(後ろ向きで斜め下方向)へと回動させると、その後側の丸棒52(クッションチューブ54)が遊技機100の左側面101bに当接しつつ遊技機100が後方へと押し込まれ、遊技機100の右側面101aが連結バー16(クッション板17)に当接される。
そして、図6に示されるように、後側の丸棒52の左右端部の外周面が、第1係止部31,41のストッパ31b,41bの上面に当接して、後側の丸棒52の下方への移動が規制される位置にまで第1挟み込みバー50が回動すると、遊技機100は、第1挟み込みバー50の後側の丸棒52(クッションチューブ54)と連結バー16(クッション板17)との間に挟持されることになる。このとき、第1挟み込みバー50の後側の丸棒52は、前側へとやや撓み変形(弾性変形)されているので、後側の丸棒52は、遊技機100の左側面101bに弾性的に接触(当接)した状態になっている。また、このとき、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51に対して後側の丸棒52が、後方に向かって下傾した所定の挟み込み位置において、その後側の丸棒52が遊技機100の左側面101bに当接された状態で、その遊技機100の左側面101bと第1係止部31,41のストッパ31b,41bによって回動が規制されているので、例えば、遊技機100の接触(当接)側から第1挟み込みバー50に遊技機100に力が掛かっても(加わっても)、後側の丸棒52は下傾した状態なので、そのように第1挟み込みバー50の後側から力が掛かっても(加わっても)、後側の丸棒52へのその力はストッパ31b,41bに掛かる(加わる)だけなので、後側の丸棒52を上方に上げる力は発生しないため、遊技機100を挟み込まない状態へと前側の丸棒51の軸線を中心として上方(前向きで斜め上方向)へと不用意に回動して外れてしまうおそれがない。
例えば、図示しないが仮に第1挟み込みバー50の前側の丸棒51と後側の丸棒52が水平になった状態で、後側の丸棒52が遊技機100の左側面101bに弾性的に当接(接触)しているような構成にすると、後側の丸棒52に対して少しでも上昇する力が加われば、その後側の丸棒52が、遊技機100を挟み込まない状態へと不用意に回動して外れてしまうおそれがあるが、このような不具合の発生が抑制されている。
これにより、図7に示されるように、床部11の中央より後側の領域に載置された4台の遊技機100が、第1挟み込みバー50と連結バー16によって強固に挟持されることになる。尚、このように遊技機100を挟み込んで固定した状態から、第1挟み込みバー50を、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51と後側の丸棒52が水平の位置関係となる方向、すなわち第1挟み込みバー50による遊技機100の固定解除方向へ回動させようとするには、後側の丸棒52に挟み込まれている遊技機100からの力(反力)が掛かっている(加わっている)ため、その力に抗して大きな外力を加える必要がある。したがって、遊技機運搬用コンテナ1に積み込んだ遊技機100を降ろす際には、第1挟み込みバー50を回動させて遊技機100を固定した状態を解除しなければならないので、従来の作業に使用したバンドを引っ張るほどの力は必要ないが、遊技機100からの力(反力)が強いほどそれに応じた作業者の力が必要となっている。そこで、別途用意した棒状或いは板状の部材からなる治具を用い、その治具を、挟み込みバー50,60の前側の丸棒51,61と後側の丸棒52,62との間隙に差し込んで、てこの原理を利用して前側或いは後側の一方の丸棒と当接する部分を作用点とすると共に、他方の丸棒と当接する部分を力点或いは支点として回動させることで、作業者が大きな力を要することなく簡便に固定状態にある挟み込みバー50,60を回動させる(固定を解除する)ことが可能であり、作業者への負担を軽減することができるようになっている。
次に、図8に示されるように、遊技機100を、機枠載置部23の中央より前方の領域に積み込む。そして、第2挟み込みバー60の前側の丸棒61の左端を、左側の前支柱12に設けられた第2係止部27の把持片27aに後方から挿入して、その把持片27aに係止させる。同様に、図示しないが、第2挟み込みバー60の前側の丸棒61の右端を、右側の前支柱13に設けられた第2係止部28の把持片28aに後方から挿入して、その把持片28aに係止させる。これにより、図示されるように第2挟み込みバー60は、前側の丸棒61の軸線を中心に回動自在となるように第2係止部27,28に係止されることになる。
次に、第2挟み込みバー60の後側の丸棒62を、前側の丸棒61の軸線を中心にして、下方(後ろ向きで斜め下方向)へと回動させると、その後側の丸棒62(クッションチューブ64)が遊技機100の左側面101bに当接しつつ遊技機100が後方へと押し込まれ、遊技機100の右側面101aが第1挟み込みバー50の前側の丸棒51(クッションチューブ53)に当接される。尚、遊技機運搬用コンテナ1に積み込まれた遊技機100は、溝形状の機枠載置部23にその下部が載せられるが、左右両脇に配置されたガイドパイプ25によって左右への移動が規制されるので、コンテナ1の左右の側面に従来のコンテナ100のように複数本の棒からなる大掛かりな柵部207,208を設ける必要がなく、中間連結部材30,40を設けるだけでよい構成になっているので、コンテナ1の左右の側面に従来のような柵部207,208を設けるのに要するコストを抑えることが可能となっている。
そして、図9に示されるように、後側の丸棒62の左右端部の外周面が、第2係止部27,28のストッパ27b,28bの上面に当接して、後側の丸棒62の下方への移動が規制される位置にまで第2挟み込みバー60が回動すると、遊技機100は、第2挟み込みバー60の後側の丸棒62(クッションチューブ64)と第1挟み込みバー50の前側の丸棒51(クッションチューブ53)との間に挟持されることになる。このとき、第2挟み込みバー60の後側の丸棒62は、前側へとやや撓み変形(弾性変形)されると共に、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51も、後側へとやや撓み変形(弾性変形)されているので、第2挟み込みバー60の後側の丸棒62は、遊技機100の左側面101bに弾性的に接触(当接)した状態になると共に、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51は、遊技機100の右側面101bに弾性的に接触(当接)した状態になっている。また、このとき、第2挟み込みバー60の前側の丸棒61に対して後側の丸棒62が、後方に向かって下傾した所定の挟み込み位置において、その後側の丸棒62が遊技機100の左側面101bに当接された状態で、その遊技機100の左側面101bと第2係止部27,28のストッパ27b,28bによって回動が規制されているので、遊技機100を挟み込まない状態へと前側の丸棒51の軸線を中心として上方(前向きで斜め上方向)へと不用意に回動して外れてしまうおそれがない。
この場合も例えば、図示しないが仮に第2挟み込みバー60の前側の丸棒61と後側の丸棒62が水平になった状態で、後側の丸棒62が遊技機100の左側面101bに弾性的に当接(接触)しているような構成にすると、後側の丸棒62に対して少しでも上昇する外力が加われば、その後側の丸棒62が、遊技機100を挟み込まない状態へと不用意に回動して外れてしまうおそれがあるが、このような不具合の発生が抑制されている。
これにより、図10に示されるように、床部11の中央より前側の領域に載置された4台の遊技機100が、第2挟み込みバー60と第1挟み込みバー50によって強固に挟持されることになる。このとき、遊技機100が、第2挟み込みバー60と第1挟み込みバー50によって互いに締め付けた状態で挟持されているので、遊技機100は図6に示した場合よりも大きな力で挟持されており、遊技機100をより強固に固定できる。したがって、例えば、遊技機100の保護のために保護袋を遊技機100に被せた場合、遊技機100の固定の際に挟み込みバー50,60が、その保護袋に擦れて回動されるためその回動操作を行い易くなるが、固定後に遊技機100に加わる力は、保護袋を被せない場合と同じであるため、保護袋が被せられた状態でも遊技機100を固定することが可能である。更に、遊技機100に保護袋を被せたことで遊技機100が機枠載置部23上で摺動し易くなってしまっても、固定後に遊技機100に加わる力は、保護袋を被せない場合と同じであるため、保護袋が被せられた状態でも遊技機100を固定することが可能である。
図11は、遊技機100を積み込んだ2台の遊技機運搬用コンテナ(使用済みコンテナ)1,1を上下2段に積み重ねた状態を示した外観斜視図である。この場合、図示されるように下段に位置する遊技機運搬用コンテナ1の左側上フレーム19および右側上フレーム20の上面に、上段に位置する遊技機運搬用コンテナ1の左側脚フレーム21および右側脚フレーム22の下面が載置されて、2台の遊技機運搬用コンテナ(使用済みコンテナ)1,1が上下2段に積み重ねられている。このように遊技機運搬用コンテナ1は遊技機100を積み込んだ使用状態において、上下に複数積み重ねることが可能であるので、トラックの荷台にコンパクトに乗せることができ、トラックによる輸送を効率よく行うことができる。また、倉庫内にコンパクトに保管することができ、保管場所の面積の削減にも貢献する。
図12は、使用していない状態の遊技機運搬用コンテナ1の外観斜視図を示しており、空のコンテナ本体10に中間連結部材30,40および挟み込みバー50,60が収納(取り付け)された状態が示されている。
図示されるように、中間連結部材30,40は、それぞれコンテナ本体10に取り付けられる姿勢から180度反転した姿勢にして、床部11に設けられた2つの機枠載置部23,23上に載置(収納)されている。具体的には、反転した姿勢にされた中間連結部材30,40は、その下方に突出した状態の第1係止部31,41を、機枠載置部23とガイドパイプ25の間に形成された隙間26,に挿入することで、機枠載置部23上から容易に落ちないように載置(収納)されるようになっている。この場合、機枠載置部23上に載置(収納)された状態の中間連結部材30,40は、台部24の上面およびガイドパイプ25の上端よりも上方に突出しないように載置(収納)されている。尚、床部11の裏面側には、機枠載置部23を裏面側(下側)から補強するための補強部材として左右方向に延びた補強フレーム11cが設けられている。そして、この補強フレーム11cの手前側に、中間連結部材30,40の第1係止部31,41が挿入された場合、中間連結部材30,40が機枠載置部23上に載置(収納)された状態で前後方向に移動したとしても、第1係止部31,41は、補強フレーム11cに引っ掛かって後方への移動が規制されると共に、中間連結部材30,40の係止フック30b,40bは、台部24の後側に引っ掛かって前方への移動が規制されるようになっている。このように中間連結部材30,40の前後方向への移動が規制されているので、中間連結部材30,40が収納位置から不用意に外れてしまうことが防止されると共に、使用していない状態の中間連結部材30,40を機枠載置部23上の邪魔のならない位置に載置(収納)することが可能になっている。
また、挟み込みバー50,60は、床部11の前フレーム11aの左右両端の下方位置に設けられたフック部29,29に取り付けられている。具体的には、第2挟み込みバー60の前側の丸棒61と後側の丸棒62の間のそれぞれの左右両端の隙間部分を、フック部29,29に上方から通して、第2挟み込みバー60をフック部29,29に垂れ下がるように係止させる。次に、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51と後側の丸棒52のそれぞれの左右両端の間の隙間部分を、フック部29,29に上方から通して、第1挟み込みバー50を第2挟み込みバー60の上に載置すると共にフック部29,29に垂れ下がるように係止させる。
このように、空の状態やダンボール箱などの箱体を載せた状態の遊技機運搬用コンテナ1(コンテナ本体10)に中間連結部材30,40および挟み込みバー50,60を収容(取り付け)可能になっているので、取り外した状態の中間連結部材30,40および挟み込みバー50,60を保管する場所を設ける必要がない上に、これら中間連結部材30,40および挟み込みバー50,60を紛失するおそれがなくなる。
図13は、図12に示されるような未使用の複数の遊技機運搬用コンテナ1,1,1を、床部11,11,11が重なるように積み重ねた状態を示している。この場合、遊技機運搬用コンテナ1においては、床部11の左右の幅よりも2本の前支柱12,13間の内側の幅が大きく形成されると共に、床部11の左右の幅よりも2本の後支柱14,15間の外側の幅が小さく形成されているので、1台目の空の遊技機運搬用コンテナ1の床部11の上に、2台目の空の遊技機運搬用コンテナ1を載せ、更にその2台目の空の遊技機運搬用コンテナ1の床部11の上に、3台目の空の遊技機運搬用コンテナ1を載せるというように、複数の空の遊技機運搬用コンテナ1の床部11を複数段積み重ねることが可能になっている。したがって、使用していない複数の空の遊技機運搬用コンテナ1をコンパクトにまとめる(積み重ねる)ことができ、遊技機運搬用コンテナ1の保管場所の利用率(保管面積の削減率)を向上させることが可能である。
次に、図14および図15を用いて、上述した遊技機運搬用コンテナ1に複数台の遊技機100を積み込む際や、遊技機運搬用コンテナ1から複数台の遊技機100を降ろす際に用いられる積み替え用台車について説明する。
図示されるように積み替え用台車70は、床面に設けられた2本のガイドレール81,81に沿って転動する4個の従輪72,72,72,72が四隅に配された矩形状の台車本体71を備えている。また、台車本体71の上には、前後に延びる架台73、73が対向して設けられると共に、その架台73,73間には、複数の搬送ローラー(搬送用コロ)74が前後に等間隔になるように配設されている。また、台車本体71の上面の左右両端にはハンドル75,75が立設されている。
この場合、積み替え用台車70に設けられた搬送ローラー74の上端の床面からの高さは、遊技機運搬用コンテナ1の床部11上に設けられた機枠載置部23の上面の床面からの高さとほぼ等しくなるように設定されている。しがたって、図15に示されるように、搬送ローラー74上の遊技機100を、機枠載置部23上に並行に移動させたり、または、機枠載置部23上の遊技機100を搬送ローラー74上に並行に移動させたりするだけで、台車70からコンテナ1へ、またはコンテナ1から台車70へと、遊技機100の移動(積み替え)をスムーズに行うことが可能になっている。
また、台車70の搬送ローラー74の上端の高さは、図示されるような遊技機100の組み立て(または検査)を行うラインに並設されて、完成済み(検査済み)の遊技機100を搬出する搬出部90の対向する架台91,91間に等間隔に複数並んで配設された搬送ローラー92の上端の高さとほぼ等しくなるように設定されている。したがって、図14に示されるように、搬出部90の搬送ローラー92上の遊技機100を、台車70の搬送ローラー74上に並行に移動させるだけで、遊技機100の移動(積み替え)をスムーズに行うことが可能になっている。
具体的には、図14に示されるように完成した遊技機100は、先ず、搬出部90の搬送ローラー74上から、積み替え用台車70の搬送ローラー74上へと移動される(移し替えられる)。その後、遊技機100を載せた積み替え用台車70をガイドレール81に沿って移動させ、遊技機100が載置された搬送ローラー74を、遊技機運搬用コンテナ1の載せたい箇所の機枠載置部23に位置合わせし、図15に示されるように遊技機100を積み替え用台車70の搬送ローラー74上から機枠載置部23へと移動される(移し替えられる)。したがって、遊技機100は、このような構成の積み替え用台車70を用いることで、組立(検査)ラインから遊技機運搬用コンテナ1に簡便に積み込むことができるようになっている。
以上説明した遊技機運搬用コンテナ1によれば、コンテナ1の後端に設けられた連結バー16と、コンテナ1の中央に設けられた第1挟み込みバー50との間に配置される遊技機100は、それら連結バー16と第1挟み込みバー50によって挟持されると共に、第1挟み込みバー50とコンテナ1の前端に設けられた第2挟み込みバー60との間に配置される遊技機100は、それら第1挟み込みバー50と第2挟み込みバー60によって挟持されるので、図17で説明した従来のような多数本のバンド209を、数人の作業者が手作業で力いっぱい伸ばして遊技機100をコンテナ200内に締め付けて固定(支持)する場合よりも、簡便に遊技機100をコンテナ1内に固定(支持)することが可能になっている。つまり、2つの挟み込みバー50,60を用いるだけで、複数の遊技機100をコンテナ1内に固定(支持)することができるので、コンテナ1への遊技機100の積み込みに2〜3人の作業者を必要とした従来のコンテナ200と比べて、積み込みに必要な作業者の数を削減することができると共に、効率良く積み込み作業を行うことができる。
また、第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60は、前後に並んで配置される2本の丸棒51,52および61,62をそれぞれ備える共に、それら2本の丸棒51,52および61,62は、それぞれの左右両端が連結板50a,60aによって連結されて丸棒51,61と丸棒52,62が接近する方向に撓み変形可能である構成になっているので、遊技機100の機枠(外枠)101の側面に弾性的に当接(接触)させることで一瞬遊技機100からの反力を吸収でき、遊技機100を強固に挟持することが可能となっている。これにより、トラックで輸送する際の振動によって、遊技機100がコンテナ1内でがたついてしまうことが防止されており、がたつきによって遊技機100が破損してしまうおそれがない。
この場合、第1挟み込みバー50の前側の丸棒51に対して後側の丸棒52が、後方に向かって下傾した所定の挟み込み位置となる状態で該第1挟み込みバー50の後側の丸棒52が遊技機100に当接されるように、該挟み込み位置から前側の丸棒51の軸線を中心とした後側の丸棒52の下方への回動を規制するストッパ31b,41bが、左側中間連結部材30および右側中間連結部材40のそれぞれの第1係止部31,41に設けられると共に、第2挟み込みバー60の前側の丸棒61に対して後側の丸棒62が、後方に向かって下傾した所定の挟み込み位置となる状態で該第2挟み込みバー60の後側の丸棒62が遊技機100に当接されように、該挟み込み位置から前側の丸棒61を軸線を中心とした後側の丸棒62の下方への回動を規制するストッパ27b,28bが、左側の前支柱12および右側の前支柱13のそれぞれの第2係止部27,28に設けられている構成にするのが好ましい。
例えば、仮に挟み込みバー50,60の前側の丸棒51,61と後側の丸棒52,62が水平になった状態で遊技機100に弾性的に挟み込んでいるような構成にすると、その遊技機100を挟み込んでいる後側の丸棒52,62に対して少しでも上昇する力が加われば、遊技機100を挟み込まない状態へと不用意に回動して外れてしまうおそれがあるが、挟み込みバー50,60の前側の丸棒51,61に対して後側の丸棒52,62が、後方に向かって下傾した所定の挟み込み位置となる状態で、挟み込みバー50,60の後側の丸棒52,62が遊技機100に当接されるようにストッパ31b,41b,27b,28bで規制する構成にすれば、遊技機100を挟み込んだ影響によって遊技機100から後側の丸棒52,62に加わる前方への反力のうち前方へ下傾する方向成分の分力が、そのストッパによって下方への動きが規制された丸棒52,62を押し下げようと加わるため、この分力に抗して相当の外力を加えない限り後側の丸棒52,62は上方へ回動できないので、後側の丸棒52,62が不用意に回動して外れてしまうことが防止される。
また、連結バー16の前面には、樹脂製のクッション板(クッション部材)17が設けられると共に、第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60が備える2本の丸棒51,61および52,62のそれぞれの外周には、樹脂製のクッションチューブ(クッション部材)53,63および54,64が外装されている構成にするのが好ましい。
このような構成によれば、連結バー16および挟み込みバー50,60による遊技機10の側面101a,101bへの傷付きが防止されると共に、遊技機100をより弾性的に挟持することが可能である。
更に、第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60が備える2本の丸棒51,61および52,62の中央部同士が連結板50bおよび60bによって連結されている構成によれば、挟み込みバー50,60が備える2本の丸棒51,61および52,62が撓み変形し過ぎてしまうことが防止されると共に、挟み込みバー50,60の機械的強度を向上させることができる。仮に、挟み込みバー50,60を一本の丸棒で構成した場合、その一本の丸棒では、遊技機100を挟持した際に受ける反力を撓みながら吸収しつつ元の形状に戻ろうとする復帰変形力を発揮させることができない可能性がある。つまり、挟み込みバー50,60を一本の丸棒で構成する場合、遊技機100に、その丸棒を弾性変形領域の範囲で当接させることができず、撓んだ状態のままに塑性変形されてしまい、遊技機100を挟み込む力が弱くなってその遊技機100をしっかりと固定できなくなるおそれがある。
そして、床部11上には、床部11の前後方向に延びると共に、遊技機100の機枠101の幅よりも幅広で該機枠101が載置される平坦状の機枠載置部23と、床部11の前後方向に延びると共に、機枠載置部23の左右両側に配置され、該機枠載置部23の上面よりも上方に突出した台部24が設けられている構成にするのが好ましい。
このような構成によれば、機枠載置部23が、遊技機100を床部11に載せる際や床部11から降ろす際のガイド(案内)として機能するので、遊技機100の積み降ろしを簡便に行うことが可能である。また、台部24が、遊技機100を床部11に載せる際や床部11から降ろす際の作業者の足乗せ場(箇所)として機能するので、遊技機100の積み降ろしの作業性が向上する。また、機枠載置部23よりも平面面積が多い台部24を設けることで、ダンボール箱などの箱体を安定して積むことが可能となる。
この場合、機枠載置部23は、樹脂製の板材で構成されているようにすれば、積み降ろしや輸送の際の遊技機100の機枠(外枠)101への傷付きが防止されると共に、木材で構成した場合よりも遊技機100の摺動移動がし易くなるため、作業者の力の負担が軽減され、作業効率が向上する。また、機枠載置部23の前端には後方に向かって上傾する載置部傾斜面23aが形成されると共に、台部24の前端には後方に向かって上傾する台部傾斜面24aが形成されている構成にすれば、更に、遊技機100への傷付きを防止すると共にその積み降ろしが容易となる。
また、左側中間連結部材30は、左側の前支柱12と左側の後支柱14から取り外し可能に設けられると共に、右側中間連結部材40は、右側の前支柱13と右側の後支柱15から取り外し可能に設けられ、取り外された左側中間連結部材30および右側中間連結部材40は、機枠載置部23上に収納可能である構成にするのが好ましい。
このような構成によれば、例えば空の状態のコンテナ1にこれら中間連結部材30,40を収容させることができるので、取り外した中間連結部材30,40の保管場所を設ける必要がない上に、それら中間連結部材30,40を紛失するおそれがなくなる。
更に、第1挟み込みバー50は、左側中間連結部材30および右側中間連結部材40のそれぞれの第1係止部31,41から取り外し可能に設けられると共に、第2挟み込みバー60は、左側の前支柱12および右側の前支柱13のそれぞれの第2係止部27,28から取り外し可能に設けられ、取り外された第1挟み込みバー50および第2挟み込みバー60は、床部11の前端の下方に設けられた挟み込みバー保持部としてのフック部29に取り付け可能である構成にするのが好ましい。
このような構成によれば、例えば空の状態やダンボール箱などの箱体を載せた状態のコンテナ1にこれら挟み込みバー50,60を取り付けることができるので、取り外した挟み込みバー50,60の保管場所を設ける必要がない上に、それら挟み込みバー50,60を紛失するおそれがなくなる。
そして、床部11の左右の幅よりも2本の前支柱12,13間の内側の幅が大きく形成されると共に、床部11の左右の幅よりも2本の後支柱14,15間の外側の幅が小さく形成されている構成にするのが好ましい。
このような構成によれば、例えば、1台目の空のコンテナ1の床部に、2台目の空のコンテナ1を載せ、更にその2台目の空のコンテナ1の床部11に、3台目の空のコンテナ1を載せるというように、複数の空のコンテナ1の床部11を複数段積み重ねることが可能となる。したがって、使用していない複数の空のコンテナ1をコンパクトにまとめる(積み重ねる)ことができ、コンテナ1の保管場所の利用率(保管面積の削減率)を向上させることが可能である。
以上本発明に係る遊技機運搬用コンテナの実施の形態について説明したが、上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、床部11の前フレーム11a,後フレーム11b、支柱12〜15、後側上フレーム18には、金属製の角材を用いた構成について説明したが、金属製の丸材を用いた構成でも良い。
また、連結バー16には、金属製の角材を用いると共に、その前面にクッション部材として樹脂製のクッション板17を貼り付けた構成について説明したが、連結バー16として金属製の丸棒を用いると共に、その外周にクッション部材として樹脂製のクッションチューブを外装する構成にしても良く、上述した実施の形態には限定されない。