JP2007269383A - 自動車用サイドパネルの梱包装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、自動車用サイドパネルを梱包するのに、余計な神経を使うことなく梱包作業性の向上化を図れる自動車用サイドパネルの梱包装置を提供する。
【解決手段】複数枚の自動車用サイドパネルSを並置してで収容するケース本体1と、このケース本体の内底部に設けられサイドパネルの下端部を前後方向に所定間隔を存して載置する第1の下部受け具6および第2の下部受け具7と、ケース本体1の側部に回動自在に設けられサイドパネルを各下部受け具上に載置する際は回動変位してケース本体内部と上部により大きな自由空間を確保し、サイドパネルを各下部受け具上に載置した状態で回動変位しサイドパネルの一側部を挟持してサイドパネルを立位姿勢で支持する第1の側部受け具10aおよび第2の側部受け具10bとを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、いわゆるノックダウン方式による自動車生産に対応し、車体を構成するサイドパネルを輸送するのに必要な自動車用サイドパネルの梱包装置に関する。
自動車生産にあたって、いわゆるノックダウン(「KD」と記載)と呼ばれる現地組立て方式がある。これは、たとえば車体(ボディ)を構成する部品を複数ずつ集合し、この集合体を梱包装置に梱包してコンテナに積み込む。船舶等の輸送機関に複数のコンテナが積載されて現地へ輸送され、現地において梱包を解除し車体の組立てがなされる。
このようなノックダウン方式においてドアパネルを梱包する梱包装置は、従来、木枠などの支持装置を用いて各ドアパネルを横に並立させて支持し梱包していた。あるいは箱体を構成する両側板の内面に合成樹脂発泡体からなる緩衝材を配設し、この緩衝材により多数のドアパネルを支持して梱包するものもある。
さらには、たとえば[特許文献1]による梱包用支持装置には、ドアパネルを上下2段にして並立状態に支持し、規格のコンテナ内への積み込みに支障のない充分な作業クリアランスを保持し、積み込み作業が行い易く、安全で効率のよい集合梱包を可能とする、と記載されている。
実開平5−517776号公報
なお、車体の側面部であるサイドパネルの梱包に係り、本出願人の場合、以下に述べるような梱包装置が採用されている。すなわち、金属材からなるフレームを組立ててケース本体を構成し、このケース本体の内底部に下部受け具を設けるとともに、側部に側部支持具を設けている。
これら下部受け具と側部支持具を、ケース本体の幅方向に亘り所定間隔を存して備え、上記サイドパネルの下端部を下部受け具上に載置し、前側下端部を側部支持具で挟持し、サイドパネルを立位姿勢にしている。このようにして、ケース本体内に6枚のサイドパネルの前後端部を揃え、かつ互いに所定間隔を存して並置する。
上記側部支持具は先端を二股状に形成し、ケース本体側部から内側へ水平に突出させ固定している。したがって、サイドパネルをケース本体内に収容する際に、サイドパネルの前側端部が側部支持具に当接しないよう位置をずらして下部受け具上に移動する。そのあと、サイドパネルを移動して前側端部を側部支持具に掛合する。
このように従来の梱包装置は、サイドパネルが側部支持具に当接しないように神経を使って慎重に作業しなければならない。一旦、サイドパネルを下部受け具上に載せ、そのあと滑らせて移動するので、サイドパネルの横位置がずれ易く、側部支持具の先端二股部に掛合し難い。いずれにしても、サイドパネルを梱包するのに作業性が悪いものである。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、自動車用サイドパネルを梱包するのに、余計な神経を使うことなく梱包作業性の向上化を図れる自動車用サイドパネルの梱包装置を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の自動車用サイドパネルの梱包装置は、複数枚の自動車用サイドパネルを並置して収容するケース本体と、このケース本体の内底部に設けられサイドパネルの下端部を前後方向に所定間隔を存して載置する複数の下部受け具と、ケース本体の側部に回動自在に設けられサイドパネルを下部受け具上に載置する際は回動変位してケース本体内部とケース本体上部により大きな自由空間を確保し、サイドパネルを下部受け具上に載置した状態で回動変位しサイドパネルの一側部を挟持してサイドパネルを立位姿勢で支持する側部受け具とを具備する。
本発明によれば、自動車用サイドパネルを梱包するのに、梱包作業性の向上化を図れるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、自動車用サイドパネルSを梱包装置Kに梱包した状態を説明する図である。
上記梱包装置Kは、そのままコンテナに積載するところから、梱包装置Kの外形形状寸法は規格化されていて、変更することは不可である。
しかしながら、本発明の梱包装置Kは、サイドパネルSを1枚置きに前後方向を入れ違いにして並置することが可能な構成としている。その結果、8枚のサイドパネルSを収容でき、従来構造の6枚しか収容できなかった梱包装置と比較して、2枚多く梱包するようになり梱包効率の向上が得られる。
なお説明すると、サイドパネルSは後側に成形されるタイヤホイールが内側へ突出していて、実質的に幅寸法が前側よりも厚い。従来は、サイドパネルSの前後側を揃え、上記タイヤホイールの位置を互いに合わせた状態で梱包していたので、全体的な梱包幅寸法が梱包装置の幅寸法に近くなっている。
これに対して本発明のように、サイドパネルSを一枚置きに前後方向を入れ違いにして並置することで、上記タイヤホイールの位置が前後に互い違いになり、したがってサイドパネルSを2枚増やした状態で全体的な梱包幅寸法が従来と同一となる。
図2は、梱包装置KにサイドパネルSを梱包した状態を示す図である。
実際には、上述したように1つの梱包装置Kに8枚のサイドパネルSを収容しているが、ここではサイドパネルSに対する支持構造を説明するために、2枚のサイドパネルSのみを示している。
上記梱包装置Sのケース本体1は、平面視で矩形状に組まれた下部枠体2と、この下部枠体2上に立位状態で組み立てられた側面枠体3および、この側面枠体3の上端に組まれた上部枠体4を備えている。たとえば、下部枠体2は単独であるのに対して、側面枠体3と上部枠体4とを一体化して下部枠体2上に組み立てる構成であってもよい。
下部枠体2の長手方向に所定間隔を存し、かつ幅方向に亘って複数枚(4枚)の長尺状の渡し板5a〜5dが架設されている。図2におけるケース本体1の長手方向で、かつ最も右側の渡し板を第1の渡し板5aと呼び、これから左側へ順に、第2の渡し板5b、第3の渡し板5c、第4の渡し板5d、と呼ぶこととする。
第1の渡し板5aおよび第4の渡し板5d上には、第1の下部受け具6が載設される。また、第2の渡し板5bおよび第3の渡し板5cには、第2の下部受け具7が載設される。これら第1の下部受け具6と第2の下部受け具7の形状構造については後述するが、各渡し板5a〜5dに対する取付け位置が以下に述べるように設定されている。
すなわち、第1の渡し板5a上の第1の下部受け具6と、第3の渡し板5c上の第2の下部受け具7が、ケース本体1の幅方向に亘って同一の位置に揃えられる。また、第2の渡し板5b上の第2の下部受け具7と、第4の渡し板5d上の第1の下部受け具6が、ケース本体1の幅方向に亘って同一の位置に揃えられる。
なお説明すると、第1の渡し板5a上の第1の下部受け具6と、第3の渡し板5c上の第2の下部受け具7は、ケース本体1幅方向の図の右側にずれた位置に設けられるのに対して、第2の渡し板5b上の第2の下部受け具7と、第4の渡し板5d上の第1の下部受け具6は、ケース本体1幅方向の左側にずれた位置に設けられる。
そして、ケース本体1を長手方向のいずれか一側部から他側部側を見た場合に、第1の渡し板5aの第1の下部受け具6と、第3の渡し板5cの第2の下部受け具7は最右側のものを除いて、第2の渡し板5bの第2の下部受け具7と、第4の渡し板5dの第1の下部受け具6との略中間部に位置する。
同様に、第2の渡し板5bの第2の下部受け具7と、第4の渡し板5dの第1の下部受け具6は、最左側のものを除いて、第1の渡し板5aの第1の下部受け具6と、第3の渡し板5cの第2の下部受け具7との略中間部に位置する。
一方、上記ケース本体1の長手方向の両側部である側面枠体3の内面側で、かつ幅方向に沿って受け具支持枠8a,8bが設けられるとともに、この受け具支持枠8a,8bの内側に並行して補強枠9が設けられている。これら受け具支持枠8a,8bおよび補強枠9は、ともに高さ寸法が側面枠体3の高さ寸法の数分の一しかなく、側面枠体3の下部側しか設けられていない。
上記各受け具支持枠8a,8bのそれぞれには、複数の側部受け具10a,10bが所定間隔を存して設けられている。これら側部受け具10a,10bの形状構造についても後述するが、受け具支持枠8a,8bにおける取付け位置は以下に述べるように設定されている。
すなわち、図2におけるケース本体1の右側の受け具支持枠8aに設けられる側部受け具(以下、「第1の側部受け具」と呼ぶ)10aは、第1の渡し板5a上の第1の下部受け具6と、第3の渡し板5c上の第2の下部受け具7とに対向する位置に設けられていて、これらはケース本体1の一側部から他側部側を見た場合に、同一列上に揃う。
同様に、ケース本体1の左側の受け具支持枠8bに設けられる側部受け具(以下、「第2の側部受け具」と呼ぶ)10bは、第4の渡し板5d上の第1の下部受け具6と、第2の渡し板5b上の第2の下部受け具7とに対向する位置に設けられていて、これらはケース本体1の一側部から他側部側を見た場合に、同一列上に揃う。
したがって、第1の側部受け具10aと第2の側部受け具10bは、ケース本体1の左右いずれか側部から見た場合に、一方列の受け具10a間に他方列の受け具10b(もしくは10a,10bが逆)が介在する位置にあり、それぞれが対向する列の略中間部になるよう設けられている。
一方、上記側面枠体3は、下部枠体2の四隅に立設される枠部3aと下部枠体2の長手方向の中央部に立設される枠部3bが、他の枠部よりも直径が太い支柱状をなす。他の枠部は補強用桟として構成される。
特に、中央部に立設される枠部3bで、これらの上部間に亘って上部支持枠11が設けられている。この上部支持枠11の下面には、複数の上部受け具12が所定間隔を存して設けられる。上記上部受け具12は、サイドパネルSの上端部であるサイドレールSrを嵌め込むのに必要な間隔を存して設けられる一対の片部からなる。
図3は、サイドパネルSを梱包する梱包作業の、最初の段階を説明する図である。
すなわち、下部枠体2から側面枠体3と上部枠体4および上部支持枠11を取外してケース本体1を分解し、下部枠体2のみを作業現場に置く。なお、この下部枠体2には第1、第2の下部受け具6,7と、第1、第2の側部受け具10a,10bを備えた受け具支持枠8a,8bおよび補強枠9が一体に設けられている。
図では、幅方向の中間部に設けられる第1の側部受け具10aにサイドパネルSの前側側部であるフロントピラーSfが挟持されるよう示しているが、梱包作業順序として、最奥部である図の右側部に1枚目のサイドパネルSを支持し、2枚目から手前側へ順に支持すると作業し易い。ただし、言うまでもなくサイドパネルSの前後方向を1枚ごとに入れ替えたうえで梱包することとなる。
図4は、第1の側部受け具10aおよび第2の側部受け具10bの斜視図である。
各側部受け具10a,10bは全く同一の形状構造をなしていて、上述したようにケース本体1の右側の受け具支持枠8aに設けられるのが第1の側部受け具10aであり、左側の受け具支持枠8bに設けられるのが第2の側部受け具10bである。
これら第1、第2の側部受け具10a,10bは、下端部が受け具支持枠8a,8bに図示しないヒンジ機構を介して取付けられ、回動自在に支持される。各側部受け具10a,10bは、下端部から逆L字状に屈曲形成されるL字杆部13と、このL字杆部13の折曲部分先端に一体に設けられる二股状の挟持部14とからなる。
上記挟持部14における二股状の間隔寸法は、少なくともサイドパネルSのフロントピラーSfに沿って突設されるフランジ部fの厚さ寸法よりも大に設定される。すなわち、後述するようにフロントピラーSfのフランジ部fを挟持部14が挟持可能となるように設定されている。
これら側部受け具10a,10bは、図に二点鎖線で示すように、受け具支持枠8a,8bからL字杆部13が垂直に立ち、挟持部14は水平方向に向く状態で、図示しないストッパ機構が作用して側部受け具10a,10bの位置を保持する。このとき、側部受け具10a,10bのL字杆部13の折曲部分と挟持部14は受け具支持枠8a,8bから内側であるケース本体1内部へ突出する。
さらに、ストッパ機構の機能を解除して、L字杆部13が受け具支持枠8a,8bから斜め外側に傾くよう回動付勢する。図に実線で示すように側部受け具10a,10bは、挟持部14が斜め上方を向く状態となったところで、図示しない別のストッパ機構が作用して側部受け具10a,10bの姿勢を保持する。このとき側部受け具10a,10bの挟持部14先端が受け具支持枠8a,8bの略直上位置にあり、少なくともケース本体1内部へは突出しない。
実線で示す側部受け具10a,10bの斜め姿勢からストッパ機構の機能を解除して内側へ回動付勢すれば、再び図に二点鎖線で示すL字杆部13が垂直方向に立つ姿勢へ変更できる。すなわち、側部受け具10a,10bは二点鎖線で示す垂直姿勢からケース本体1の内側に倒れることができないとともに、実線で示す斜め姿勢からさらに外側に倒れることができない。
図5は、第1の下部受け具6と、この第1の下部受け具6上にサイドパネルSを載置した状態を示す斜視図である。図6は、第1の下部受け具6の平面図であり、図7は、第1の下部受け具6上にサイドパネルSを載置した状態を示す正面図である。
第1の下部受け具6は、平面視で矩形状をなし、正面視で所定の板厚をなすとともに、一部のみ上方へ突出する板片からなる。上方へ突出する部位を前位置決め用縦壁15と呼んでいて、第1の下部受け具6の隅部に設けられ平面視で矩形状をなす。換言すれば、前位置決め用縦壁15を除いた他の部分は同一の高さ寸法に形成される。
さらに、前位置決め用縦壁15の一側面に沿い、第1の下部受け具6の幅方向全体に亘って、所定の深さ寸法で、かつ所定の幅寸法の横位置決め用溝部16が設けられる。この横位置決め用溝部16の幅寸法は、少なくともサイドパネルSのサイドシルSsとフロントピラーSfに突設されるフランジ部fが挿入可能なように設定しなければならない。
なお、第2の下部受け具7は、図2および図3のみに示すように、略半分が同一厚さで、残り半分が斜め上方に突出する板片からなっている。実際のサイドパネルSの梱包時には、第2の下部受け具7上にサイドパネルSのサイドシルSsが載置するのだが、第1の下部受け具6と同様、サイドシルSsのフランジ部fが挿入する横位置決め用凹溝16を設けてもよい。
つぎに、自動車用サイドパネルSに対する梱包作業について説明する。はじめに、サイドパネルSのフロントピラーSfが図3に示すように右側に向いているものとする。そして、上述したように実際には、最奥部から手前側へ順に支持すると作業し易い。
予め、第1の側部受け具10aおよび第2の側部受け具10bの全てを外側に倒して斜め姿勢となす。この状態で各側部受け具10a,10bの挟持部14が受け具支持枠8の上方部位にあって、受け具支持枠8よりも内側へは突出しない。換言すれば、ケース本体1内部と、ケース本体1上方部位により大きな自由空間が確保される。
サイドパネルSは、上端部であるサイドレールSrに図示しないクレーンのフックもしくはフォークリフトの先端が掛止され、吊持状態で搬送されてくる。サイドパネルSの下端部であるサイドシルSsを第1、第2の側部受け具6,7よりも高い位置まで上げて搬送し、載置すべき第1,第2の下部受け具6,7に対向した位置で下降する。
あるいは、サイドシルSsが第1、第2の下部受け具6,7に当接しない程度に浮かせて、第1,第2の側部受け具10a,10b相互間を横方向から搬送し、載置すべき第1,第2の下部受け具6,7に対向した位置で下降する。
いずれにしても、第1,第2の側部受け具10a,10bの挟持部14が受け具支持枠8a,8bよりも、それぞれ内側へ突出していないから、これらにサイドパネルSが接触することがなく、損傷を確実に防止して作業し易い。
サイドパネルSが載置すべき第1,第2の下部受け具6,7の上方部位に対向したら、サイドパネルSを下降移動する。そして、サイドパネルSのサイドシルSsを各下部受け具6,7上に載置するのだが、このとき作業者はフロントピラーSfの下端部で、この前側端面が第1の下部受け具6の前位置決め用縦壁15に当接するように、サイドパネルの位置を微調整する。
さらに、サイドパネルSを下降してサイドシルSsから下方に突出するフランジ部fを、第1の下部受け具6に設けられる横位置決め用溝部16に嵌め込む。図5および図7に示すように、前位置決め用縦壁15がサイドパネルSの前位置の位置決めをなし、横位置決め用溝部16がサイドパネルSの横位置の位置決めをなす。
したがって、サイドパネルSの前後方向の位置決めと左右横方向の位置決めが、同時に第1の下部受け具6によってなされることとなり、梱包作業の効率向上化を図れる。
さらに、サイドパネルSのサイドシルSs後部が第2の下部受け具7上に載り、サイドパネルSは完全に第1、第2の下部受け具6,7上に載置される。
つぎに、第1の側部受け具10aを回動して、L字杆部13を垂直に立て、挟持部14でフロントピラーSfのフランジ部fを挟持する。このとき、サイドパネルSの吊持の張りを緩めて、サイドパネルSを全体的に前後方向に傾かせ、傾きの微調整ができるようにすると作業し易い。
第1の側部受け具10aの挟持部14がサイドパネルSのフロントピラーSfを確実に挟持したら、これまでサイドパネルSを吊持していたフック等を外してサイドパネルSを自由解放する。サイドパネルSは第1、第2の下部受け具6,7上に載置されるとともに、第1の側部受け具10aに掛止されるので、立位姿勢に保持される。
このようにして1枚のサイドパネルSを下部枠体2上に支持したあと、別のサイドパネルSを搬送してきて支持する。上述したように、このサイドパネルSは先に支持したサイドパネルSとは前後方向を入替え、フロントピラーSfが図の左側に向くようにして搬送する必要がある。
先に下部枠体2上に支持したサイドパネルSと隣接した位置までサイドパネルSを搬送し、降下する。そして、上述した作業と同様、サイドパネルSを第1の下部受け具6と第2の下部受け具7上に位置決めのうえ載置し、さらに第2の側部受け具10bで掛止してサイドパネルSを立位姿勢で支持する。
このようにしてサイドパネルSを、順次、前後方向を入れ違いにして支持したあと、下部枠体2上に側面枠体3と上部枠体4を載せて、ケース本体1を組み立てる。このとき、受け具支持枠11に設けられる上部受け具12をサイドパネルSのサイドレールSrに嵌め込む。したがって、サイドパネルSは上端部も支持されることとなり、特に横方向の位置ずれが規制される。
本発明の梱包装置Kを構成する上記ケース本体1は、第1、第2の下部受け具6,7と、第1、第2の側部受け具10a,10bおよび上部受け具12を備えている。そして、内部に8枚の自動車用サイドパネルSを立位姿勢で並置して収容し、かつ1枚置きに前後方向が入れ違いになるように支持している。
具体的には、第1の渡し板5a上の第1の下部受け具6と、第3の渡し板5c上の第2の下部受け具7に下端部であるサイドシルSsが載置されるサイドパネルSは、この前側部であるフロントピラーSfの略中間部が第1の側部受け具10aによって支持される。したがって、4枚のサイドパネルSにおけるフロントピラーSfが図2の右側に位置する。
また、第4の渡し板5d上の第1の下部受け具6と、第2の渡し板5b上の第2の下部受け具7にサイドシルSsが載置されるサイドパネルSは、フロントピラーSfの略中間部が第2の側部受け具10bによって支持される。したがって、4枚のサイドパネルにおけるフロントピラーが図2の左側に位置する。
第1の側部受け具10aおよび同列の第1、第2の下部受け具6,7に対して、第2の側部受け具10bおよび同列の第1、第2の下部受け具6,7が、互いに列の略中間部に位置するように設けられるところから、8枚のサイドパネルSは1枚置きに前後方向が入れ違いに支持される。
以上説明したように、第1、第2の側部受け具10a,10bを回動自在に設け、回動変位してケース本体1の上部により大きな自由空間を確保するとともに、サイドパネルSの一側部を支持するようにしたから、サイドパネルを梱包するのに余計な神経を使うことなく、梱包作業性の向上化を図れる。
サイドパネルSの前側下端部を載置する第1の下部受け具6は、サイドパネルSの前側端面を受ける前位置決め用縦壁15と、サイドパネルS下部のフランジ部fが嵌め込まれる横位置決め用溝部16を備えたから、1つの下部受け具6でサイドパネルSの前後方向と、左右横方向の位置決めができ、梱包作業性のさらなる向上化を図れる。
サイドパネルSを1枚置きに前後方向に入れ違いにして支持するように各受け具6,7,10a,10bを備えたから、ケース本体1の寸法を変更することなく従来の梱包装置よりも多くの枚数のサイドパネルSを収容することができ、梱包効率の向上化を図れるとともに、梱包輸送費の低減化を得られる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明における実施の形態に係る、最大枚数の自動車用サイドパネルを前後方向に入れ違いにして梱包装置に梱包する状態を説明する斜視図。 同実施の形態に係る、2枚の自動車用サイドパネルを梱包装置に梱包した状態を説明する図。 同実施の形態に係る、梱包作業を説明する斜視図。 同実施の形態に係る、側部受け具の斜視図。 同実施の形態に係る、自動車用サイドパネルを載置する下部受け具の斜視図。 同実施の形態に係る、下部受け具の平面図。 同実施の形態に係る、自動車用サイドパネルを載置する下部受け具の正面図。
符号の説明
S…自動車用サイドパネル、1…ケース本体、6…第1の下部受け具、7…第2の下部受け具、10a…第1の側部受け具、10b…第2の側部受け具、15…前位置決め用縦壁、f…フランジ部、16…横位置決め用溝部。

Claims (3)

  1. 複数枚の自動車用サイドパネルを並置して収容するケース本体と、
    このケース本体の内底部に設けられ、上記サイドパネルの下端部を前後方向に所定間隔を存して載置する複数の下部受け具と、
    上記ケース本体の側部に回動自在に設けられ、上記サイドパネルを下部受け具上に載置する際は回動変位してケース本体の上部により大きな自由空間を確保し、サイドパネルを下部受け具上に載置した状態で回動変位しサイドパネルの一側部を挟持して、サイドパネルを立位姿勢で支持する側部受け具と
    を具備することを特徴とする自動車用サイドパネルの梱包装置。
  2. 上記下部受け具のうち、上記自動車用サイドパネルの前側下端部を載置する下部受け具は、自動車用サイドパネルの前側端面を受ける前位置決め用縦壁および、サイドパネル下部に突設されるフランジ部が嵌め込まれる横位置決め用溝部を具備することを特徴とする請求項1記載の自動車用サイドパネルの梱包装置。
  3. 上記下部受け具と側部受け具は、上記自動車用サイドパネルを1枚置きに前後方向に入れ違いにして支持するように設けられることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の自動車用サイドパネルの梱包装置。
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