JP5024078B2 - ガラス板用パレット - Google Patents
ガラス板用パレット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5024078B2 JP5024078B2 JP2008019146A JP2008019146A JP5024078B2 JP 5024078 B2 JP5024078 B2 JP 5024078B2 JP 2008019146 A JP2008019146 A JP 2008019146A JP 2008019146 A JP2008019146 A JP 2008019146A JP 5024078 B2 JP5024078 B2 JP 5024078B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass plate
- pallet
- base portion
- pair
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このうち、特許文献1には、支持レバーと一体化した中空パイプの中にベルトを通して板状物品の側部を無段階に支持する側方当接部を備えると共に、折り畳み可能な板状物品用のポストパレットが開示されている。
一方、特許文献2には、板ガラス群の側部と当接してロック・アンロック可能とされた左右押さえを備えたガラス輸送用コンテナが開示されている。
一方、特許文献3には、角度調節機構を有するサイドストッパーを備えると共に、折り畳み可能なガラス板梱包用パレットが開示されている。
また、特許文献2では、左右押さえが回動自在の当接面を有しており板ガラス群の側部を面当り可能に構成されているが、押さえフレーム全体の剛性が不足しているために厚さが薄い板ガラス群の側部を保持する際に押さえフレームが歪んで当接面がガラス群の側部と平行を維持することができない。このため、当接面がガラス群の側部に斜めに当接してしまい、当該板ガラス群の側部を強固に支持できないという問題があった。
さらに、特許文献3では、サイドストッパーが折り畳み可能に構成されているが、ガラス板の側部を無段階に支持する構成は開示されておらず、ガラス板のサイズによっては側部の支持が不十分となり輸送・搬送時にガラス板が割れるという問題があった。
すなわち、本発明のガラス板用パレットは、ベース部上に設けられてガラス板の下端縁を支持する受け台と、前記ガラス板の一方の面を保持する保持手段と、前記ガラス板の側端縁を支持する側部支持手段とを備え、前記ベース部上に前記ガラス板が縦置きに載置されるガラス板用パレットであって、前記側部支持手段は、前記ベース部に回動可能に設けられたフレーム部材と、前記フレーム部材に回動自在に設けられて前記側端縁に対して接近離反移動自在な側方当接部材とを備え、前記フレーム部材は、一対のアーム部と連結部とを有し、前記連結部の両端に一対の前記アーム部の一端がそれぞれ結合して一体化され、一対の前記アーム部の他端がそれぞれ前記側方当接部材を回動自在に軸支すると共に、一対の前記アーム部の前記一端側に回動部が設けられ、前記回動部を介して前記フレーム部材が前記ベース部に軸支されて回動可能とされ、前記側方当接部材は、前記側端縁との当接面を有することを特徴とする。
図1は、本発明を適用した一実施形態であるガラス板用パレットを示す正面図であり、図2は側面図であり、図3は平面図である。また、図4は、保持手段を示す側面図である。さらに、図5は、受け台を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は断面模式図、図5(c)は背面図である。更にまた、図6は、保持手段及び側部支持手段を示す平面図であり、図7は保持手段及び側部支持手段を示す正面図である。また、図8は、フレーム部材を示す模式図であり、図8(a)は正面図であり、図8(b)は側面図である。さらに、図9は、側方当接部材を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は正面図、図9(c)は側面図である。更にまた、図10は、ガラス板用パレットにガラス板を縦置きに載置した状態を示す斜視図である。また、図11は、パレット返却時におけるガラス板用パレットを折り畳んで重ねた状態を示す正面図である。
ベース部2は、図1〜図3に示すように、中空の断面矩形の角パイプからなる複数の上部フレーム7と、この上部フレーム7の下面側に固定されると共に接地面を形成する複数の下部フレーム8と、上部フレーム7と下部フレーム8との間に設けられた補強フレーム9とから構成されている。また、ベース部2には、図1及び図2に示すように、フォークリフトのフォーク爪を差し込む差込み口10が設けられている。これにより、コンテナやトラックなどへのガラス用パレット1の積み込み、積み降ろし作業の利便性を図っている。
支柱3は、図1及び図2に示すように、ベース部2の四隅に立設されており、ガラス板の積み込み側の両側に位置する一対の前方側の支柱3fと、後述する保持手段4が取り付けられている背枠が設けられている一対の後方側の支柱3rとから構成されている。また、各支柱3は、ベース部2の四隅に取り付けられたポスト部材11と、折り畳み自在に取り付けられた伸縮部材12とを有している。
保持手段4は、図1〜図3に示すように、一対の第1の面保持部材16と、この一対の第1の面保持部材16の間に設けられた第2の面保持部材17とから構成されている。また、保持手段4は、一対の後方側の支柱3rを相互に連結するために横方向にわたって取り付けられた3本の背枠フレーム18と、この3本の背枠フレーム18の中心部分を相互に連結して上下方向に延在した中空フレーム19と、この中空フレーム19と支柱3rとの間で3本の背枠フレーム18を相互に連結して上下方向に延在した一対の取り付けフレーム20とからなる背枠に設けられている。
第1の面保持部材16は、図1に示すように、取り付けフレーム20にそれぞれ取り付けられている。より具体的には、第1の面保持部材16は、図4に示すように、連結部材21と当接部材22と引張コイルバネ23とを備えている。
第2の面保持部材17は、ベース部2上に縦置きに載置されたガラス板の一方側の面の上部部分を保持するために設けられた部材である。そして、第2の面保持部材17は、図1に示すように、中空フレーム19に伸縮自在に設けられた伸縮部材35の上端部に取り付けられている。これにより、ガラス板のサイズによって第2の面保持部材17の高さを最適化することが可能となる。
受け台5は、図1及び図3に示すように、ベース部2の中央から左右の等距離の位置にベース部2上にそれぞれ設けられている。また、受け台5は、図3に示すように、一対の前方側の支柱3f,3fとの間の上部フレーム7aと、一対の後方側の支柱3r,3rとの間の上部フレーム7bとの間に掛け渡すように設けられている。さらに、受け台5は、ガラス板用パレット1を折り畳む際に前述した保持手段4と干渉しないように、第1の面保持部材16と第2の面保持部材17との間となる位置に設けられている。
側部支持手段6は、図1〜図3に示すように、ベース部2上に対をなすように設けられており、前方側の支柱3fと後方側の支柱3rとの間にわたって設けられている上部フレーム7の内側且つこの上部フレーム7と平行にそれぞれ設けられている。また、各側部支持手段6は、図2及び図7に示すように、ベース部2に回動可能に設けられたフレーム部材48と、このフレーム部材48に回動自在に設けられると共にガラス板の側端縁に対して接近離反移動自在に設けられた側方当接部材49と、この側方当接部材49の側方位置を無段階で調節して固定して当該側方当接部材49をガラス板の側端縁に押圧させる側方当接部材固定手段50とからそれぞれ構成されている。そして、側部支持手段6は、ガラス板用パレット1に載置されたガラス板の左右の側端縁にそれぞれ側方当接部材49を押圧させることにより、ガラス板の側部を固定する。これにより、ガラス板の左右方向へのズレが抑制されて、破損することなく搬送することができる。
フレーム部材48は、図2及び図8に示すように、一対のアーム部51と連結部52とを有しており、連結部52の両端52a,52aにアーム部51の一端51aがそれぞれ結合して一体化されている。これにより、フレーム部材48の剛性が向上されている。また、本実施形態では、矩形の板状部材の両端を折曲して一対のアーム部51,51と連結部52とが形成されてフレーム部材48とされているが、これに限定されるものではなく、別体のアーム部51,51と連結部52とを溶接等によって結合することによりフレーム部材48を形成してもよい。さらに、フレーム部材48には、図8(b)に示すように、アーム部51と連結部52との結合部にわたって補強部材53が設けられている。フレーム部材48は、この補強部材53の一方の端部53aがアーム部51に、他方の端部53bが連結部52にそれぞれ溶接等により固定されており、さらに剛性が向上されている。
側方当接部材49は、図2及び図9に示すように、アーム部51の他端51bと連結された一対の回転支持部材57,57と、空間58を設けて回転支持部材57と固定されると共にガラス板の側端縁との当接面59aを有する当接部59とから構成されている。
側方当接部材固定手段50は、図2に示すように、側方当接部材49の固定位置を無段階で調整するベルト体67を有している。このベルト体67は、図7に示すように、当接部59(側方当接部材49)の当接面59aと反対側の面に設けられた複数のベルトフック66に係止されると共に、その両端がベース部2を構成する上部フレーム7に設けられたベルト止め68を介してベース部2に着脱自在に掛止されている。ガラス板の側端縁に当接面59aを当接させてガラス板の側部を支持する際には、ベルト体67をベルトフック66に通して係止し、ベルト体67の端部をそれぞれベルト止め68にゆるみがないように結びつけて掛止する。これにより、側部支持手段6は、側方当接部材49の固定位置を無段階で調整することができ、ガラス板の側部を強固に固定することができる。一方、ガラス板用パレット1を折り畳む際には、ベルト体67をベルト止め68及びベルトフック66から容易に取り外すことができる。これにより、作業性を向上することができる。
ガラス板用パレット1にガラス板を載置する場合には、まず、ベース部2の四隅に配設された支柱3のうち、背枠が設けられている後方側の一対の支柱3rを立設位置に保持する。次に各側部支持手段6のフレーム部材48をベース部2の外側へと回動して側方当接部材49をそれぞれ外方に拡げる。なお、前方側の一対の支柱3fは、ベース部2から取り外しても良く、積載するガラス板の幅が前方側の支柱3f,3fの間の幅よりも十分に小さく、支柱3f,3fを立設する際に側部支持手段6が干渉しない場合には、折り畳み位置のままとしてもよい。これにより、ガラス板の積載時における前方側の作業スペースを確保することができる。次に、保持手段4及び受け台5にプラスチックダンボールを敷設し、ガラス板を一枚ずつ鉛直方向からわずかに傾斜させて保持手段4に持たれかけるように受け台5上に縦置きに載置する。また、各ガラス板の間には合紙を設けてガラス板面を保護する。なお、作業者が一人で積載する場合は、一方の側部指示手段6をあらかじめ保持位置に固定してもよい。これにより、積載するガラス板の一方の側端縁を側方当接部材49に当接させてガラス板の幅方向の位置決めを容易にすることができる。全てのガラス板の積載完了後に、最後のガラス板面を保護するプラスチックダンボールを載置して、全てのガラス板を拘束体によって梱包する。そして、前方側の一対の支柱3fを立設位置に保持する。
Claims (3)
- ベース部上に設けられてガラス板の下端縁を支持する受け台と、前記ガラス板の一方の面を保持する保持手段と、前記ガラス板の側端縁を支持する側部支持手段とを備え、前記ベース部上に前記ガラス板が縦置きに載置されるガラス板用パレットであって、
前記側部支持手段は、前記ベース部に回動可能に設けられたフレーム部材と、前記フレーム部材に回動自在に設けられて前記側端縁に対して接近離反移動自在な側方当接部材とを備え、
前記フレーム部材は、一対のアーム部と連結部とを有し、前記連結部の両端に一対の前記アーム部の一端がそれぞれ結合して一体化され、一対の前記アーム部の他端がそれぞれ前記側方当接部材を回動自在に軸支すると共に、一対の前記アーム部の前記一端側に回動部が設けられ、前記回動部を介して前記フレーム部材が前記ベース部に軸支されて回動可能とされ、
前記側方当接部材は、前記側端縁との当接面を有することを特徴とするガラス板用パレット。 - 前記側部支持手段は、前記側方当接部材の側方位置を無段階で調節して固定し、当該側方当接部材を前記側端縁に押圧させる側方当接部材固定手段を備え、
前記側方当接部材固定手段は、前記側方当接部材の前記当接面と反対側の面に係止されると共に両端が前記ベース部に着脱自在に掛止されるベルト体を有することを特徴とする請求項1に記載のガラス板用パレット。 - 前記側部支持手段は、前記ベース部の四隅に立設すると共に折り畳み自在とされた支柱を折り畳む際に、一対の前記アーム部が前記ベース部と略平行になる位置に移動すると共に、前記側方当接部材は、前記当接面が前記ベース部に対して直交するように回動することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板用パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008019146A JP5024078B2 (ja) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ガラス板用パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008019146A JP5024078B2 (ja) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ガラス板用パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009179343A JP2009179343A (ja) | 2009-08-13 |
JP5024078B2 true JP5024078B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=41033626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008019146A Expired - Fee Related JP5024078B2 (ja) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ガラス板用パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5024078B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60101483U (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-10 | セントラル硝子株式会社 | 板ガラスパレツトの側部位置規制具 |
JPH0516943A (ja) * | 1991-07-10 | 1993-01-26 | Meikikou:Kk | ガラス輸送用コンテナ |
JP3320604B2 (ja) * | 1996-02-06 | 2002-09-03 | 日産自動車株式会社 | 板状物品用のポストパレット |
JP2002037373A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-06 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス板梱包用パレット |
JP2005008187A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-01-13 | Kyokuhei Glass Kako Kk | ガラス基板の輸送用載置台 |
-
2008
- 2008-01-30 JP JP2008019146A patent/JP5024078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009179343A (ja) | 2009-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4735085B2 (ja) | ガラス板搬送パレット | |
US20180162635A1 (en) | Collapsible container and apparatus for opening and closing the same | |
KR101493533B1 (ko) | 유리 시트의 패킹 컨테이너 및 선적 베이스 | |
JP4854812B1 (ja) | 折畳み式のフレーム型コンテナ | |
JP2011079555A (ja) | ポストパレット | |
JP2007045469A (ja) | ガラス板搬送パレット | |
JP2024057089A (ja) | ロール製品用ラック | |
JP5251136B2 (ja) | 板状体の積載装置及び運搬車両 | |
JP5024078B2 (ja) | ガラス板用パレット | |
JP5348609B2 (ja) | 板状体の積載装置及び運搬車両 | |
JP4173876B2 (ja) | 箱状のコンテナ構造 | |
JP2883848B2 (ja) | 面状物体搬送治具 | |
JP2007269383A (ja) | 自動車用サイドパネルの梱包装置 | |
JP3225848U (ja) | 折り畳み式ラック | |
JP4421926B2 (ja) | 高重心縦長精密機器の輸送用ボックスパレット | |
JP5665525B2 (ja) | 板状体の載置装置、および板状体の運搬装置 | |
KR200438174Y1 (ko) | 회전식 철제 포장박스 | |
JP4886054B2 (ja) | 段積みラック | |
JP4951078B2 (ja) | 遊技機運搬用コンテナ | |
JP6210622B2 (ja) | 線材コイル用パレット | |
JP4898189B2 (ja) | 荷物載せ台 | |
JP5507918B2 (ja) | トラック | |
JP5468357B2 (ja) | パネル部材の積載ラック | |
JP5965333B2 (ja) | 運搬用パレット | |
JP6492122B2 (ja) | コンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120604 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |