JP2002037373A - ガラス板梱包用パレット - Google Patents

ガラス板梱包用パレット

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JP2002037373A
JP2002037373A JP2000226465A JP2000226465A JP2002037373A JP 2002037373 A JP2002037373 A JP 2002037373A JP 2000226465 A JP2000226465 A JP 2000226465A JP 2000226465 A JP2000226465 A JP 2000226465A JP 2002037373 A JP2002037373 A JP 2002037373A
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glass plate
frame
pallet
floor frame
folded
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JP2000226465A
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Hideaki Torikai
英明 鳥飼
Masayasu Sato
正康 佐藤
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットが空の状態で収納形状にする場合、
簡単に充分コンパクトな形状とする。 【解決手段】 前側2本の支柱3aは、後方に水平に倒
して、倒した状態の下面が床枠2の上面2aより下側に
なるように折畳み可能であり、折畳んだ状態の前側の支
柱3a上に後側の支柱3bを重ねて折畳み可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の立てたガ
ラス板を並列して収容し搬送するためのガラス板梱包用
パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用窓ガラス等を工場から出荷する
場合、窓ガラスとなる複数枚のガラス板がパレットに収
容されて梱包され、輸送用車両等に搭載され目的地に搬
送される。
【0003】従来のガラス板梱包用パレットとして、床
枠上に複数枚のガラス板を立てた状態で前後方向に重ね
て搭載し、該床枠の4隅に支柱を設け、後側2本の支柱
間に背枠を形成し、該背枠にガラス板群の背面側に当接
する背受け部材を設けた構成のパレットが用いられてい
た。
【0004】このようなガラス板梱包用パレットは、目
的地に到着し、梱包が解かれガラス板が降ろされると、
この空になったパレットを再び工場等に戻して保管し、
必要時に再利用される。この場合、空のパレットはでき
るだけコンパクトに積み重ねて効率的に輸送車両等に荷
積みして搬送できること或いは倉庫等に保管できること
が望まれる。
【0005】従来、空のパレットを収納形状にして保管
あるいは搬送する場合、支柱を床枠から取外して床枠内
に収納したり、あるいは支柱を倒して折畳み可能構造と
し、床枠上に倒して積み重ね可能な形状にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラス板梱包用パレットは、空になった状態で収納形状
にする場合、支柱を取外す方法では作業が面倒になり、
再利用するときの組立作業も面倒になる。また、支柱を
折畳み構造とした場合には、床枠上に前側および後側の
支柱が折畳まれ、後側支柱には背枠が結合されさらにこ
の背枠に背受け部材が装着されているため、折畳んだ状
態で充分にコンパクトな形状が得られず、車両輸送によ
る回収効率や保管時のスペース利用効率が低かった。
【0007】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、パレットが空の状態で収納形状にする場合、簡単
に充分コンパクトな形状が得られるガラス板梱包用パレ
ットの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、複数枚のガラス板を立てた状態で前後
方向に重ねて搭載するようにガラス板の下端部を支持す
る床枠と、該床枠の4隅に設けられた支柱と、後側2本
の支柱間に形成された背枠と、該背枠にガラス板群の背
面側に当接する背受け部材と、を有するガラス板梱包用
パレットにおいて、前側2本の前記支柱は、後方に水平
に倒して、倒した状態の下面が前記床枠の上面より下側
になるように折畳み可能であり、折畳んだ状態の前側の
支柱上に後側の支柱を重ねて折畳み可能としたことを特
徴とするガラス板梱包用パレットを提供する。
【0009】この構成によれば、床枠4隅の4本の支柱
のうち前側2本の支柱を後方に水平に倒してその下面が
床枠上面より沈み込む状態とし、その上に後側の支柱を
前方に倒して重ねられるため、折畳み状態の高さが低く
なり、コンパクトな収納形状が支柱着脱等の面倒な作業
を伴うことなく簡単に得られる。
【0010】前記背受け部材が、前記背枠から前方に突
出する使用位置と、前記背枠に近接した収納位置のいず
れかの位置に固定保持可能であることは好ましい。
【0011】この構成によれば、後側2本の支柱同士を
連結する背枠に取付けられた背受け部材が、収納時には
前方に突出した位置から背枠側に引込んだ収納位置に移
動させて固定保持できるため、後側の支柱を背枠ととも
に倒して折畳んだときに床枠上面に当接する背受け部材
が邪魔にならず床枠上面の高さを低くしてコンパクトな
収納形状が得られる。
【0012】前記ガラス板群の左右両側をそれぞれ規制
するためのサイドストッパを、前記床枠に枢支したレバ
ーを介して回転可能で且つ床枠面に対し異なる回転角度
位置で固定保持可能に設け、前記サイドストッパの回転
角度を実質上0度にして該サイドストッパを前記床枠内
に収納可能とすることは好ましい。
【0013】この構成によれば、サイドストッパの回転
角度を調整することにより、簡単にガラス板のサイズに
合わせて床枠上に搭載したガラス板群をその左右両側か
ら固定保持することができ、梱包の信頼性が高まるとと
もに、ガラス板を降ろして空になった収納時に、回転角
度を0度にしてレバーを水平にすることにより、簡単に
このサイドストッパを床枠内に引っ込めて収納すること
ができコンパクトな収納形状が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に
係るガラス板梱包用パレットの斜視図であり、図2はそ
のガラス板支持部の概略断面図である。
【0015】このガラス板梱包用パレット1は、矩形の
床枠2と、その4隅に設けた前側2本の支柱3aと後側
2本の支柱3bの合計4本の支柱3a,3bと、後側2
本の支柱3b間を連結する背枠4とにより構成される。
各支柱3a,3bはその根元部分が床枠4に固定された
支柱受け枠19内に挿入され、後述のように折畳み可能
に立設される。背枠4には左右2ヵ所に背受け部材5が
設けられる。各背受け部材5は、ガラス板の背面側を支
持する2本の縦に並列する背当て棒6と、この背当て棒
6を後述のように使用位置と収納位置のいずれかに固定
保持するリンク機構を介して支持するガイド部材7とに
より構成される。ガイド部材7の中央部には縦方向のガ
イドスリット7aが形成され、このガイドスリット7a
にガラス板を後述のように上から固定保持するための押
え棒8が摺動可能に且つガラス板の寸法に合わせて任意
の位置に固定保持可能に装着される。押え棒8の先端に
はベルト9が設けられ、押え棒8を介してガラス板を上
から締め付けて固定保持する。
【0016】床枠2には、前後方向に複数の溝10a
(図2)が一定ピッチで形成された2本の下部スペーサ
枠10が備る。この下部スペーサ枠10の各溝10a
に、縦配置のガラス板11aの下端部が挿入される。各
ガラス板11aの上縁には、スペーサ16が係止して、
各隣接ガラス板11a間に介装される。このスペーサ1
6により、ガラス板同士の接触が防止され、ガラス板を
割れや傷つきから保護する。このようにして保護用スペ
ーサ16を介して床枠2の下部スペーサ枠10上に前後
方向に重ねて搭載した複数枚のガラス板11aによりガ
ラス板群11が形成される。各スペーサ16の上辺左右
方向(図2の紙面に垂直方向)の中央部には切欠き(図
示しない)が形成されている。前述の押え棒8は、前後
方向に揃えてガラス板11a間に装着されたスペーサ1
6の切欠きを通して装着され、このスペーサ16を介し
てガラス板群11を固定保持する。
【0017】ガラス板群11の左右にはそれぞれサイド
ストッパ12が設けられ、ガラス板群11の左右両側面
を固定保持する。各サイドストッパ12は、床枠2に枢
着したレバー13を介して床枠2に対し回転可能に装着
される。角度調整機構14により後述のようにレバー1
3の回転位置を調整し、ガラス板群11の左右寸法に合
わせてサイドストッパ12の回転位置を変えてガラス板
群11を適切に固定保持することができる。
【0018】図3は、上記パレット1の収納時の折畳み
形状の説明図である。4本の支柱3a,3bは水平に倒
して折畳み可能である。各支柱の根元部分の支柱受け枠
19に、「く」字状のガイド溝17が形成され、このガ
イド溝17に沿って支柱側に設けたピン18がスライド
する。各支柱をこのガイド溝17に沿って一端持上げて
から倒すことにより、各支柱を折畳むことができる。
【0019】前側の支柱3aは、矢印Aのように後方に
水平に倒されて支柱受け(図1参照)上に載る。この水
平状態の前側の支柱3aは、その下面が床枠2の上面2
a(図1参照)より下方に沈んだ位置である。この例で
は、倒した状態の前側の支柱3aの上面は、床枠2の上
面2aとほぼ同一面となっている。
【0020】後側の支柱3bは、矢印Bのように前方に
水平に倒して、先に折畳んだ前側の支柱3a上に重ねら
れる。このとき、背枠4(図1参照)の背受け部材5
(図1参照)の背当て棒6は、後述のように、背枠4か
ら前方に突出した使用位置Dから矢印Cのように移動し
て背枠側に近接した収納位置Eに固定保持されている。
これにより、後側2本の支柱3bを背枠4とともに倒し
て折畳んだときに、背枠4が床枠2上に低い高さでコン
パクトに載置される。
【0021】図4は、サイドストッパ12の角度調整機
構14の構成図である。サイドストッパ12の両端にレ
バー13が備る。各レバー13は、床枠2またはこの床
枠2と一体の取付け片21に枢着され、サイドストッパ
12を矢印Fのように床枠に対し回転可能とする。これ
により、床枠2上に搭載したガラス板群11(図1参
照)の左右方向の寸法に合わせてサイドストッパ12の
位置を調整することができる。レバー13のほぼ中央部
に、調整アーム20が枢着される。この調整アーム20
は、その先端にピン24を有する。このピン24を、床
枠2側に固定した櫛歯状調整片22の溝23を選択して
挿入することにより、レバー13を、角度調整された回
転位置に固定して保持することができる。
【0022】レバー13の角度を0度にして水平に倒し
た状態とすることにより、サイドストッパ12を床枠2
内に引っ込めて収納することができる。
【0023】なお、調整アーム20の先端をフック形状
にして、櫛歯状の調整片22に代えて複数のピンを床枠
側に並べて設け、ピンを選択して調整アーム20側のフ
ックを係止させることにより、レバー13の回転角度を
調整して固定保持することもできる。
【0024】図5は、背当て棒6の作用説明図である。
ガラス板群11(図1)の背面2ヵ所を受ける背受け部
材5(図1)は、それぞれ2本の背当て棒6を備えてい
る。各背当て棒6は表面を柔軟なクッション材で被覆さ
れ、適度な長さを有している。縦方向に長い棒状の形状
とすることにより、位置調整をすることなく各種寸法の
ガラス板に対し適用可能になる。また、表面が湾曲した
丸棒形状とすることにより、湾曲したガラス板11aの
凹面側および凸面側のいずれが背面側に配置された場合
であっても適切に支持することができる。すなわち、
(A)に示すように、ガラス板11aの凹面側を受ける
場合には各背受け部材の外側の背当て棒6がガラス板背
面に当接し、(B)に示すように、ガラス板11aの凸
面側を受ける場合には各背受け部材の内側の背当て棒6
が当接してガラス板11aの背面を支持することができ
る。
【0025】各背受け部材5の2本の背当て棒6間に前
述の押え棒8が装着される。2本の背当て棒6間に押え
棒8を設けることにより、組立性の向上とともに外観上
のバランスが向上する。
【0026】なお、丸棒形状に代えて、ガラス板に当接
する側を半円形状あるいはU字形状等の凸曲面にした棒
材を用いてもよい。
【0027】図6は背受け部材5の動作説明図であり、
(A)は使用状態、(B)は収納状態を示す。
【0028】背受け部材5を構成するガイド部材7は、
背枠4(図1)を構成する上枠4aおよび下枠4bに溶
接あるいはボルト等により固定される。背当て棒6の背
面側に支持ブラケット25が備る。支持ブラケット25
の上部および下部にそれぞれ上部リンク26および下部
リンク27が装着される。上部リンク26は、軸26a
および26bを介して支持ブラケット25およびガイド
部材7に対し回動可能に取付けられる。下部リンク27
は、軸27aを介して支持ブラケット25に回動可能に
取付けられる。下部リンク27の先端には凹部27bが
設けられる。
【0029】ガイド部材7には、上部リンク26に対応
した位置にストッパ軸28が備る。このストッパ軸28
は、左右方向(図面に垂直方向)にスライド可能であ
る。ガイド部材7の下部には、突き当て片29が軸29
aを介して回動可能に取付けられる。突き当て片29
は、ガイド部材7の背面に当接するストッパ29bを一
体に有する。
【0030】上記構成において、(A)に示す使用時に
は、背当て棒6を前方に引き出して上部リンク26をほ
ぼ水平状態にし、ストッパ軸28をスライドさせて上部
リンク26の後端部上面に係止させる。これにより、上
部リンク26は背当て棒6を前方に突出させた水平状態
に保持される。この状態から背当て棒6の下端部をさら
に前方に回動させて引出し、下部リンク27の先端の凹
部27bを突き当て片29の先端に係止させる。このと
き、突き当て片29のストッパ29bはガイド部材7の
背面に当接して突き当て片29の回転を停止させた状態
である。これにより、背当て棒6は傾斜した状態でガイ
ド部材7から前方に突出した位置に固定保持される。
【0031】収納時には、(B)に示すように、一旦背
当て棒6の下端部を前方に持上げて下部リンク27を突
き当て片29から外し、突き当て片29を後方に回動さ
せて退避させる。さらに、上部リンク26を係止してい
るストッパ軸28をスライドさせて係合を外し、上部リ
ンク26を回動させて背当て棒6をガイド部材7に当接
した位置に移動させる。このように背当て棒6をガイド
部材7に当接した位置に移動して保持することにより、
空のパレットを折畳んだときの収納形状がコンパクトに
なり、輸送車両等への荷積み効率や倉庫等のスペース的
な保管効率が向上する。
【0032】背当て棒6の支持ブラケット25にはL字
状の切欠き30が形成されている。この切欠き30に対
応して、ガイド部材7の側面にピン31が設けられる。
収納時には、(B)に示すように、ピン31をL字状に
屈曲した切欠き30の内部に係入する。これにより、背
当て棒6はガイド部材7に固定保持され、前述の支柱3
bを前方に倒して折畳む作業が円滑に行われるととも
に、空のパレットを搬送中の振動等によるがたつきや損
傷を防止することができる。
【0033】図7〜図11は、本発明の実施形態に係る
ガラス板搬送用パレットの収納時の折畳み手順を順番に
示す斜視図である。この実施形態は、前述の図1の実施
形態と比べ、ガラス板の背面を受ける背当て棒6(図
1)の構成に代えて背当てパッド32を用い、リンクレ
バー式のサイドストッパ12に代えて折畳み式のサイド
パネル34を用いているが、機能は実質上同様である。
【0034】図7は、パレット1からガラス板を取出し
て空にした状態を示す。この状態から、図8に示すよう
に、前側2本の支柱3aを後方に倒し支柱受け15上に
支持する。このとき、倒れた支柱3aの側面(上面)は
床枠2の上面部を構成する枠材33の上面2aと同一面
に揃えられる。
【0035】次に、図9に示すように、サイドパネル3
4を横に倒して折り畳む(後述の図12参照)。続い
て、図10に示すように、背枠4に装着されたガイド部
材7から背当てパッド32を取外し(後述の図13参
照)、さらに押え棒8を収納する(後述の図14参
照)。その後前述の図6のようにガイド部材7を畳む。
【0036】最後に図11に示すように、背枠4を前側
に倒して折畳む。このとき、後側2本の支柱3bは、先
に倒した前側2本の支柱3a上に重なり、また、背当て
パッド32が外されガイド部材7が背枠側に畳まれて背
枠からの突出量が小さくなっているため、パレット全体
がコンパクトに折り畳まれる。
【0037】図12(A)〜(E)は、上記サイドパネ
ル34の折畳み手順を順番に示す説明図である。サイド
パネル34は、図の左右両側端部が床枠2(図7)に設
けたパネル受け36に装着されてセットされる。このパ
ネル受け36は、図面に対し垂直方向に櫛歯が形成さ
れ、サイドパネル34をガラス幅に合わせた櫛歯に差込
むことにより位置調整される。サイドパネル34は、そ
の一方の側にストッパ35を有する。A部拡大図に示す
ように、サイドパネル34の下側の床材側にスライドレ
ール37が設けられ、このスライドレール37を挟んで
サイドパネル側にガイド38およびこれを覆うカバー3
9が設けられる。
【0038】まず、(A)に示すように、ストッパ35
が付いていない側のサイドパネル34を持ち上げてパネ
ル受け36の櫛歯から外す。さらにサイドパネル34を
持ち上げて、(B)に示すように、ガイド38をスライ
ドレール37から外す。
【0039】続いて、(C)に示すように、ストッパ3
5の付いている側のサイドパネル34をパネル受け36
の櫛歯から抜いて持ち上げる。これにより、(D)に示
すように、サイドパネル34全体がパネル受け36から
上に外れた状態となる。この状態からサイドパネル34
を水平に倒して(E)に示すように折り畳む。
【0040】図13(A)〜(D)は、上記背当てパッ
ド32の取外し手順を順番に示す説明図である。
【0041】背当てパッド32は、その背面側に突出片
43を有し、この突出片43の上下の段違いの位置に丸
棒41,42が固定されている。また上側の丸棒41に
対向する位置にセット用丸棒40が図の矢印Bのように
回転可能に装着されている。この背当てパッド32は、
ガイド部材7のガイドスリット7aの上端開口部からそ
の背面突出片43を挿入し、適当な位置でセット用丸棒
40とその背面側の丸棒41でガイド部材7を挟んでロ
ックし、(A)に示す状態とする。
【0042】この状態から、(B)に示すように、セッ
ト用丸棒40を起してロックを解除する。続いて、
(C)に示すように、背当てパッド32を持ち上げ、丸
棒41,42によるガイド部材7を挟み込む圧接力を解
除する。この状態で(D)に示すように、背当てパッド
32をガイド部材7に沿ってスライドさせ、上端または
下端の開口部から抜取る。
【0043】図14(A)〜(D)は、上記押え棒8の
収納手順を順番に示す説明図である。押え棒8の後端部
上下に段違いの位置に係止棒44,45が固定されてい
る。押え棒8をガイド部材7のガイドスリット7aの開
口上端部から挿入して、これらの係止棒44,45でガ
イド部材7を挟み込むことにより、押え棒8の重量によ
る回転モーメントによって摩擦圧接力が発生する。これ
により、(A)に示すように、押え棒8がガイド部材7
に沿った任意の位置で固定保持される。
【0044】この状態から、(B)に示すように、押え
棒8を矢印Cのように持ち上げて係止棒44,45によ
る摩擦圧接力を解除する。さらに(C)に示すように押
え棒8を持ち上げ、(D)に示すように、押え棒8をガ
イド部材7のガイドスリット7a間に配置し、そのまま
矢印Dのように下にスライドさせて収納する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、床枠
4隅の4本の支柱のうち前側2本の支柱を後方に水平に
倒してその下面が床枠上面より沈み込む状態とし、その
上に後側の支柱を前方に倒して重ねられるため、折畳み
状態の高さが低くなり、コンパクトな収納形状が支柱着
脱等の面倒な作業を伴うことなく簡単に得られる。これ
により、空のパレットを折畳んだときの収納形状がコン
パクトになり、輸送車両等への荷積み効率や倉庫等のス
ペース的な保管効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るガラス板梱包用パ
レットの斜視図。
【図2】 図1のパレットの要部側面図。
【図3】 図1のパレットの折畳み動作の説明図。
【図4】 図1のパレットのサイドストッパの動作説明
図。
【図5】 図1のパレットの背当て棒の作用説明図。
【図6】 図1のパレットの背受け部材の動作説明図。
【図7】 本発明に係るパレットの折畳み手順の説明
図。
【図8】 図7に続く手順の説明図。
【図9】 図8に続く手順の説明図。
【図10】 図9に続く手順の説明図。
【図11】 図10に続く手順の説明図。
【図12】 サイドパネルの折畳み手順の説明図。
【図13】 背当てパッドの取外し手順の説明図。
【図14】 押え棒の収納手順の説明図。
【符号の説明】
1:パレット、2:床枠、3a,3b:支柱、4:背
枠、4a:上枠、4b:下枠、5:背受け部材、6:背
当て棒、7:ガイド部材、7a:ガイドスリット、8:
押え棒、9:ベルト、10:下部スペーサ枠、11:ガ
ラス板群、11a:ガラス板、12:サイドストッパ、
13:レバー、14:角度調整機構、15:支柱受け、
16:スペーサ、17:ガイド溝、18:ピン、19:
支柱受け枠、20:調整アーム、21:取付け片、2
2:櫛歯状調整片、23:溝、24:ピン、25:支持
ブラケット、26:上部リンク、26a,26b:軸、
27:下部リンク、27a:軸、27b:凹部、28:
ストッパ軸、29:突き当て片、29a:軸、29b:
ストッパ、30:切欠き、31:ピン、32:背当てパ
ッド、33:枠材、34:サイドパネル、35:ストッ
パ、36:パネル受け、37:スライドレール、38:
ガイド、39:カバー、40:セット用丸棒、41,4
2:丸棒、43:突出片、44,45:係止棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E063 AA07 BA02 BB02 CA03 CB04 CC01 CD04 EE01 3E096 AA06 AA15 BA24 BB05 CA21 DA30 DC01 FA19 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のガラス板を立てた状態で前後方向
    に重ねて搭載するようにガラス板の下端部を支持する床
    枠と、 該床枠の4隅に設けられた支柱と、 後側2本の支柱間に形成された背枠と、 該背枠にガラス板群の背面側に当接する背受け部材と、
    を有するガラス板梱包用パレットにおいて、 前側2本の前記支柱は、後方に水平に倒して、倒した状
    態の下面が前記床枠の上面より下側になるように折畳み
    可能であり、 折畳んだ状態の前側の支柱上に後側の支柱を重ねて折畳
    み可能としたことを特徴とするガラス板梱包用パレッ
    ト。
  2. 【請求項2】前記背受け部材は、前記背枠から前方に突
    出する使用位置と、前記背枠に近接した収納位置のいず
    れかの位置に固定保持可能である請求項1に記載のガラ
    ス板梱包用パレット。
  3. 【請求項3】前記ガラス板群の左右両側をそれぞれ規制
    するためのサイドストッパを、前記床枠に枢支したレバ
    ーを介して回転可能で且つ床枠面に対し異なる回転角度
    位置で固定保持可能に設け、 前記サイドストッパの回転角度を実質上0度にして該サ
    イドストッパを前記床枠内に収納可能とした請求項1ま
    たは2に記載のガラス板梱包用パレット。
JP2000226465A 2000-07-27 2000-07-27 ガラス板梱包用パレット Withdrawn JP2002037373A (ja)

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