JPH09315315A - 運搬用台車 - Google Patents

運搬用台車

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JPH09315315A
JPH09315315A JP8140262A JP14026296A JPH09315315A JP H09315315 A JPH09315315 A JP H09315315A JP 8140262 A JP8140262 A JP 8140262A JP 14026296 A JP14026296 A JP 14026296A JP H09315315 A JPH09315315 A JP H09315315A
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rod
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
Shigenobu Tanabe
成伸 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の運搬用台車を並べたとき隣合う運搬用
台車を位置決めして横ずれを防止する。 【解決手段】 矩形状の台盤1の下面側の4隅部に走行
用のキャスターを装着して運搬用台車Aを形成する。そ
して台盤1の一端に位置決め凹部を凹設すると共に台盤
1の他端に上記位置決め凹部に嵌合し得る位置決め突部
7を突設する。これにより複数の運搬用台車Aを並べた
とき、隣合う運搬用台車Aの間で位置決め凹部と位置決
め突部7とが嵌合するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナのよう荷
物を上に載せて運搬するのに用いる運搬用台車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の運搬用台車としては実開
平6−16140号公報や特開平7−285443号公
報に開示されるものがある。この運搬用台車は矩形状の
台盤の下面側の4隅部に走行用のキャスターを装着して
形成されており、台盤の上にコンテナのような荷物を載
せ、キャスターを転動させることにより運搬できるよう
になっている。また運搬用台車を連結して運搬すること
もあるため台盤に略逆L字状の連結棒を回転自在に装着
してある。つまり、図27に示すように台盤1の一端に
上下に貫通する挿通孔2を穿孔してあり、略逆L字状の
連結棒3の縦棒部3aを挿通孔2に回転自在に挿通して
あり、連結棒3の横棒部3bの先端に下方に突出する連
結係止部4を突設してあり、台盤1の他端の連結孔に連
結係止部4を挿入係止し得るようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な運搬用台車はトラックの荷台を載せて輸送したりされ
るが、複数の運搬用台車をトラックの荷台に並べて配置
したとき、隣合う運搬用台車同士を位置決めすることが
できず、運搬用台車が横ずれするという問題がある。
【0004】また運搬用台車を連結棒3で連結して使用
することがあり、このとき連結棒3の縦棒部3aを挿通
孔2に対して図27(a)(b)のように上下にスライ
ドさせて連結棒3全体を上下させ、連結係止部4を連結
孔に対して挿脱操作するようになっているが、連結棒3
全体を上下方向に平行移動して挿脱の操作をしなければ
ならなく、連結棒3で連結したり、連結棒3の連結を外
したりする操作がしにくいという問題があった。
【0005】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、複数の運搬用台車を並べたとき隣合う運搬用台
車を位置決めして横ずれを防止することを課題とし、ま
た複数の運搬用台車を連結棒で連結したり連結を外した
りする操作もスムーズにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の運搬用台車Aは、矩形状の台盤1の下面側の4
隅部に走行用のキャスター5を装着し、台盤1の一端に
位置決め凹部6を凹設すると共に台盤1の他端に上記位
置決め凹部6に嵌合し得る位置決め突部7を突設して成
ることを特徴とする。複数の運搬用台車Aを隣合う運搬
用台車Aの台盤1の端縁同士が当たるように並べたと
き、隣合う運搬用台車Aの間で位置決め凹部6と位置決
め突部7とが嵌合し、運搬用台車Aが横ずれするのを防
止できる。
【0007】また台盤1の一端に上下に貫通するように
設けた挿通孔2に略逆L字状の連結棒3の縦棒部3aを
回転自在に挿通し、略逆L字状の連結棒3の横棒部3b
の先端から下方に突設した連結係止部4を挿入し得る連
結孔8を台盤1の他端に設け、上記連結棒3の横棒部3
bが上下に揺動し得るように縦棒部3aの遊動を許す遊
動用凹所9を上記挿通孔2の内面に設けて成ることを特
徴とすることも好ましい。複数の運搬用台車Aを連結し
て移動するとき、連結棒3の連結係止部4を連結孔8に
挿入係止し、また複数の運搬用台車Aの連結を外すと
き、連結係止部4を連結孔8から抜くが、このとき、連
結棒3の縦棒部3aが遊動用凹所9で遊動できるため連
結棒3の横棒部3bを上下に揺動させることができ、横
棒部3bを上下に揺動させるだけで連結係止部4を連結
孔8に挿入係止したり、連結係止部4を連結孔8から抜
いたりでき、連結棒3の連結操作や連結を外す操作が容
易にできる。
【0008】また台盤1の一端に上下に貫通するように
設けた挿通孔2に略逆L字状の連結棒3の縦棒部3aを
回転自在に挿通し、略逆L字状の連結棒3の横棒部3b
の先端から下方に突設した連結係止部4を挿入し得る連
結孔8を台盤1の他端に設け、連結棒3の横棒部3bを
台盤1の一端の縁部と略平行になるように向けた連結棒
3の収納位置で連結棒3の横棒部3bの先端部分を収納
し得る連結棒収納凹部10を台盤1の一端側に開口する
ように設け、連結棒収納凹部10に連結棒3の横棒部3
bの先端部を収納した状態で横棒部3bを上下から弾性
的に挟持し得るようにして成ることを特徴とすることも
好ましい。この場合、連結棒3を回転して連結棒3の横
棒部3bの先端部を連結棒収納凹部10に収納したと
き、横棒部3bの先端部が弾性的に挟持されて保持さ
れ、連結棒3が不用意に突出して邪魔になることがな
い。また連結棒3を回転操作するだけで連結棒3を収納
位置に保持したり、収納位置から使用位置に突出させた
りできる。
【0009】また台盤1の他端から上記位置決め突部7
となるハンドル支持部11を突設し、ハンドル支持部1
1に上端を開口せる差し込み孔12を設け、ハンドル1
3の下端部を差し込み孔12に挿脱自在に差し込み支持
し得るようにして成ることを特徴とすることも好まし
い。この場合、運搬用台車Aを複数並べたとき運搬用台
車Aが横ずれしないように位置決めする位置決め突部7
と、運搬用台車Aを移動させるときに手で持つハンドル
13を支持するハンドル支持部11を同じ部分で兼用す
ることができる。またハンドル13の下端部の差し込み
部をハンドル支持部11の差し込み孔12に差し込むだ
けでハンドル13を台盤1の端部を簡単にセットでき、
ハンドル13を手で持って運搬用台車Aを容易に移動す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】運搬用台車Aは図1乃至図4に示
すように形成されるもので、合成樹脂にて図5乃至図1
1に示すように形成せる台盤1の下面側の4隅部にキャ
スター5を装着してある。なお、以下の説明では便宜上
台盤1の長手方向の一端側を前とし、他端側を後として
説明する。台盤1の前側の両側に装着されるキャスター
5は自在キャスター5aとしてあり、台盤1の後側の両
側に装着されるキャスター5は固定キャスター5bとし
てある。自在キャスター5aでは車輪受け15に車輪1
6を回転自在に装着してあり、車輪受け15を台座17
に周方向に回転自在に装着してある。そして自在キャス
ター5aの台座17をボルト18とナット19で台盤1
に固定してある。固定キャスター5bでは車輪受け20
に車輪16を回転自在に装着してあり、車輪受け15を
ボルト18とナット19で台盤1に固定してある。
【0011】台盤1は中央に矩形状の開口部21を上下
に貫通するように設けてあり、台盤1の上面の前側及び
両側の端縁には荷崩れ防止用の突縁部22を上方に突出
するように設けてある。この突縁部22は台盤1の上面
の前側の中央部及び後側には設けてない。台盤1の上面
には台盤1の長手方向に長く且つ断面が円弧状の上面リ
ブ23を多数列設してある。台盤1の上面側の4隅部分
には上記キャスター5の上と対応する位置で段積み用凹
部24を凹設してあり、運搬用台車Aを上下に段積みし
たとき上に位置する運搬用台車Aのキャスター5が下に
位置する運搬用台車の段積み用凹部24に嵌まり込むよ
うになっている。4つの段積み用凹部24のうち、前側
の両側に位置する前側段積み用凹部24aは自在キャス
ター5aの嵌まり込む凹部となっており、後側の両側に
位置する後側段積み用凹部24bは固定キャスター5b
の嵌まり込む凹部となっている。段積み用凹部24の底
面から台盤1の下面側まで図13に示すように上記ボル
ト18を挿通する透孔25を穿孔してあり、透孔25の
上端には上記ナット19が収まる凹段部26を設けてあ
る。また台盤1の両側で前後方向の中央には夫々持ち手
用開口27を上下に貫通するように設けてあり、台盤1
の前側と後側で幅方向の中央には持ち手用開口28を上
下に貫通するように設けてある。
【0012】台盤1の前端の幅方向の中央部には台盤1
の上面の高さより低い段部30を設けてあり、段部30
の中央で段部30から台盤1の下方に貫通する挿通孔2
を穿孔してある。連結棒3は縦棒部3aと横棒部3bと
で略逆L字状に形成されており、横棒部3bの先端から
縦棒部3aと略平行になるように連結係止部4を突設し
てある。連結棒3の縦棒部3aは挿通孔2に回転自在に
挿通してあり、縦棒部3aの下端にナットやワッシャー
等のストッパー31を装着してあって、縦棒部3aが挿
通孔2から抜けないようにしてある。挿通孔2内には図
14に示すように周方向の一部に凹部を設けることで遊
動用凹所9を設けてある。この遊動用凹所9は挿通孔2
内の上部で周方向の一部(後側)に設けた上遊動用凹所
9aと挿通孔2内の下部で周方向の一部(前側)に設け
た下遊動用凹所9bとで構成されており、上遊動用凹所
9aと下遊動用凹所9bとを相反する方向に設けてあ
る。これにより連結棒3の縦棒部3aが前後方向に揺動
することができ、横棒部3bを前方に向けて突出させた
とき横棒部3bが上下に揺動できるようになっている。
台盤1の前端には段部30の両側の位置で夫々連結棒収
納凹部10を設けてあり、連結棒3の横棒部3bが台盤
1の前端縁と平行になる向きに向けた状態で横棒部3b
の先端部が連結棒収納凹部10に収納されるようになっ
ている。連結棒収納凹部10は挿通孔2を中心に左右対
称に設けてあり、連結棒3を左右のいずれの方向に回動
しても横棒部3bの先端部を連結棒収納凹部10に収納
できるようになっている。連結棒収納凹部10は前方が
開口しており、連結棒収納凹部10の上壁10aの下面
側に下方に突出するリブ10bが設けてあり、リブ10
bの下面側に半円状の嵌合凹部10cを設けてあり、連
結棒3の横棒部3bの先端部を連結棒収納凹部10に収
納した状態で横棒部3bの上部が嵌合凹部10cに嵌合
するようになっている。また段部30の両側には傾斜リ
ブ32を設けてあり、上記横棒部3bを嵌合凹部10c
に嵌合した状態で横棒部3bは傾斜リブ32に載り、嵌
合凹部10cと傾斜リブ32との間に横棒部3bが弾性
的に挟持されるようになっている。また台盤1の後端の
幅方向の中央には台盤1の上面より高さが低い段部33
を設けてあり、段部33の中央から台盤1の下面側まで
貫通する連結孔8を穿孔してある。そして上記連結棒3
の横棒部3bの先端の連結係止部4を連結孔8に挿入係
止できるようになっている。
【0013】台盤1の前端の連結棒収納凹部10の下方
の位置には位置決め凹部6を設けてある。この位置決め
凹部6は前方及び下方が開口している。台盤1の後端に
は後方に向けて突出するように一対のハンドル支持部1
1を突設してあり、ハンドル支持部11には上方を開口
せる差し込み孔12を設けてある。このハンドル支持部
11は位置決め突部7の機能も兼ねており、位置決め突
部7が上記位置決め凹部6に嵌合し得るようになってい
る。上記差し込み孔12は下方に底部を有する有底形状
であるが、底部に開口孔34を有している。差し込み孔
12の内面にはリブ35を突設してある。差し込み孔1
2にはハンドル13の両側下端の差し込み部を挿入でき
るようになっており、差し込み部を差し込み孔12に挿
入することによりハンドル13を垂直に立設できるよう
になっている。また台盤1の4隅の外面にはゴムのよう
なコーナー保護緩衝材36を装着してある。
【0014】次に上記のように構成せる運搬用台車Aの
使用方法について説明する。部品製造業者や食品加工業
者等の製造業者では図15に示すように台盤1の上にコ
ンテナ等の荷物を積載した運搬用台車Aをトラック37
の荷台38の上に載せ、多数の運搬用台車Aを荷台38
の上に規則正しく並べるように積載する。運搬用台車A
を図15の矢印aの方向に手で押して荷台38に積載す
るとき固定キャスター5bがある方を運転席39側とし
て移動させて行う。この場合、運転席39側に向けて運
搬用台車Aを手押して積載するために固定キャスター5
bが運搬席39側を向いて自在キャスター5bが逆に向
いている方が作業がしやすい。上記のように荷物と一緒
に運搬用台車Aを載せた状態でトラックに37にて集配
センター、倉庫保管センター等の流通センターに配送さ
れる。流通センターに配送されると図16に示すように
荷物と一緒に運搬用台車Aが荷台38から降ろされる。
このとき図16の矢印bのように運搬席39と反対方向
に引っ張って降ろされる。運搬用台車Aを引っ張って降
ろすとき、自在キャスター5bの方が手前側に位置する
ので引っ張って降ろす作業がしやすい。運搬用台車Aを
荷台38から降ろした状態で、連結棒3の横棒部3bが
突出するように回動させられ、連結係止部4が隣合う運
搬用台車Aの連結孔8に挿入係止されて複数の運搬用台
車Aが連結される。この場合、運搬用台車Aを引っ張っ
て降ろす方向に連結棒3があるためにそのままスムーズ
に連結することができる。トラック37から降ろして連
結した複数の運搬用台車Aは図17の矢印の方向に引っ
張って出荷場に移動される。出荷場に移動された運搬用
台車Aはスーパーマーケットや小売店舗等の販売店には
配送するために図18に示すように別のトラック37の
荷台38に載せられる。このとき連結棒3による連結が
外されると共に連結棒3を回動して連結棒3が連結棒収
納凹部10に収納され、運搬用台車Aの向きを図18の
矢印cのように反転し、固定キャスター5b側を運転席
39側に向けて矢印dのように運搬用台車Aが積載され
る。そしてトラック37にて個別の店舗に配送し、各店
舗で必要な荷物が載った運搬用台車Aが降ろされる。店
舗で運搬用台車Aが降ろされると、運搬用台車Aには図
19に示すようにハンドル13がセットされる。ハンド
ル13は両側の下端の差し込み部をハンドル支持部11
の差し込み孔12に差し込むことでセットされる。そし
て店舗ではハンドル13を手で持って手押し車のように
操作して運搬される。このとき図19(b)の矢印eに
示す進行方向側に自在キャスター5aが位置するように
押されるために段差等があっても容易に走行させて移動
できる。荷物を降ろした運搬用台車Aはハンドル13を
外し、後述するように段積みして回収される。
【0015】次に上記のように構成せる運搬用台車Aを
取り扱うときの特徴についてさらに説明する。運搬用台
車Aの上にコンテナような荷物を載せるが、台盤1の前
部及び両側に突縁部22を設けてあるために荷物が落下
しないように載せることができる。また台盤1の後側に
は突縁部22がないために図20の矢印f方向に荷物4
0を載せたり降ろしたりできる。またこのとき台盤1の
上面に断面円弧状で長手方向に長い上面リブ23がある
ために荷物も矢印f方向に滑らせて容易に行うことがで
きる。
【0016】またトラック37の荷台38の上に運搬用
台車Aを積載したとき、図21(a)に示すように隣合
う運搬用台車Aの台盤1の端縁同士が当たるように並べ
るが、前後方向に隣り合う運搬用台車Aの間では一方の
運搬用台車Aのハンドル支持部11を兼ねる位置決め突
部7が他方の運搬用台車Aの位置決め凹部6に図21
(b)のように嵌合する。このため前後方向に隣合う運
搬用台車Aは輸送中に横ずれするのを防止できる。
【0017】また荷物を降ろして空になった運搬用台車
Aは再び回収されるが、回収するとき複数の運搬用台車
Aを図22(a)(b)に示すように上下に段積みして
回収される。複数の運搬用台車Aを上下に段積みしたと
き、上に位置する運搬用台車Aのキャスター5が下に位
置する運搬用台車Aの段積み用凹部24に納まるように
段積みされる。このとき、キャスター5が段積み用凹部
24に納まることにより、上に重ねたキャスター5が転
動して上に重ねた運搬用台車Aが落ちることがなく、複
数の運搬用台車Aを上下に安定よく段積みできる。
【0018】また複数の運搬用台車Aを連結棒3で連結
して図23の矢印g方向に移動するとき、コーナーを曲
がる際などに隣合う運搬用台車Aの台盤1の角部同士が
衝突するおそれがあるが、角部同士が衝突しても台盤1
の角部の外面にコーナー保護緩衝材36を装着してある
ためにコーナー保護緩衝材36で衝撃が緩衝され、衝撃
を吸収できると共に騒音防止もできる。
【0019】また複数の運搬用台車Aを連結するときに
は連結棒3の横棒部3bの先端の連結係止部4を連結孔
8に挿入し、複数の運搬用台車Aの連結を外すときに連
結棒3の横棒部3bの先端の連結係止部4を連結孔8か
ら抜くが、この操作が従来のように連結棒3全体を上下
させるような操作をしなくてもできる。つまり、挿通孔
2に上遊動用凹所9aと下遊動用凹所9bよりなる遊動
用凹所9があるために、連結棒3の縦棒部3aを前後に
揺動させることができ、横棒部3bが台盤1の前面に対
して垂直に突出した状態では横棒部3bを上下に揺動さ
せることができる。これにより、図24(a)(b)の
ように横棒部3bを上下させるだけで連結係止部4を連
結孔8に挿入したり、連結孔8から抜いたりでき、連結
棒3による連結の係脱の操作が容易にできる。
【0020】また運搬用台車Aを連結しないときには連
結棒3を収納するが、連結棒3を図25の矢印hやiに
示す方向に自在に回動することができ、左右の両側に連
結棒収納凹部10を設けてあるために連結棒3を左右の
どちらの連結棒収納凹部10の側にも収納することがで
きる。また連結棒3を回動して連結棒3の横棒部3bの
先端を連結棒収納凹部10に収納したとき、リブ10b
の嵌合凹部10cに横棒部3bが嵌合すると共に横棒部
3bが傾斜リブ32に圧接され、横棒部3bが嵌合凹部
10cと傾斜リブ32との間に弾性的に挟持される。こ
れにより、連結棒3を回動するだけで連結棒3が収納保
持され、収納した連結棒3が不用意に突出することがな
い。
【0021】またハンドル13を支持するハンドル支持
部11の差し込み孔12は有底であるが、底部に開口孔
34を穿孔してあるため、屋外に放置したりしたとき、
差し込み孔12に雨水等が浸入しても雨水がスムーズに
排水される。また差し込み孔12の内面にリブ35を設
けてあるためにハンドル13の両側の下端部の差し込み
部を差し込み孔12に差し込んだとき差し込み部が弾性
的に支持され、ハンドル13が外れないようにセットさ
れる。
【0022】また運搬用台車Aの台盤1には一対の持ち
手用開口27と一対の持ち手用開口28が設けてあり、
持ち手用開口27,28は4箇所にあるために運搬用台
車Aはどの方向からでも持つことができる。また持ち手
用開口27は運搬用台車Aを持ち運びするときに主に用
いられ、持ち手用開口28は運搬用台車Aを段積みした
り、運搬用台車Aをトラック37の荷台38から引き降
ろしたりするのに用いられる。
【0023】また運搬用台車Aの台盤1の外周面は、図
26に示すように印刷面41となるが、外周面の上下に
突条42を全周に亙るように設けてあるために印刷面4
1が接触して傷付くおそれがない。また運搬用台車Aの
台盤1の上面の上面リブ23は断面円弧状で台盤1の長
手方向に平行に設けてあるために上面リブ23を設けて
あっても運搬用台車Aを洗浄するときの洗浄性がよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の運搬用台車は、矩形
状の台盤の下面側の4隅部に走行用のキャスターを装着
し、台盤の一端に位置決め凹部を凹設すると共に台盤の
他端に上記位置決め凹部に嵌合し得る位置決め突部を突
設しているので、複数の運搬用台車を隣合う運搬用台車
の台盤の端縁同士が当たるように並べたとき、隣合う運
搬用台車の間で位置決め凹部と位置決め突部とが嵌合
し、運搬用台車が横ずれするのを防止できるものであ
る。
【0025】また本発明の請求項2の運搬用台車は、台
盤の一端に上下に貫通するように設けた挿通孔に略逆L
字状の連結棒の縦棒部を回転自在に挿通し、略逆L字状
の連結棒の横棒部の先端から下方に突設した連結係止部
を挿入し得る連結孔を台盤の他端に設けているので、一
方の運搬用台車の連結棒の連結係止部を他方の運搬用台
車の連結孔に挿入することで複数の運搬用台車を連結で
きると共に連結係止部を連結孔から抜くことで運搬用台
車の連結を外すことができる勿論、連結棒の横棒部が上
下に揺動し得るように縦棒部の遊動を許す遊動用凹所を
上記挿通孔の内面に設けているので、連結棒の縦棒部を
遊動用凹所で遊動できるため連結棒の横棒部を上下に揺
動させることができ、横棒部を上下に揺動させるだけで
連結係止部を連結孔に挿入係止したり、連結係止部を連
結孔から抜いたりできて連結棒の連結操作や連結を外す
操作が容易にできるものである。
【0026】また本発明の請求項3の運搬用台車は、台
盤の一端に上下に貫通するように設けた挿通孔に略逆L
字状の連結棒の縦棒部を回転自在に挿通し、連結棒の横
棒部を台盤の一端の縁部と略平行になるように向けた連
結棒の収納位置で連結棒の横棒部の先端部分を収納し得
る連結棒収納凹部を台盤の一端側に開口するように設
け、連結棒収納凹部に連結棒の横棒部の先端部を収納し
た状態で横棒部を上下から弾性的に挟持し得るようにし
ているので、連結棒を回転して連結棒の横棒部の先端部
を連結棒収納凹部に収納したとき、横棒部の先端部が弾
性的に挟持されて保持され、連結棒が不用意に突出して
邪魔になることがなものであり、しかも連結棒を回転操
作するだけで連結棒を収納位置に保持したり、収納位置
から使用位置に突出させたりできるものである。
【0027】また本発明の請求項4の運搬用台車は、台
盤の他端から上記位置決め突部となるハンドル支持部を
突設し、ハンドル支持部に上端を開口せる差し込み孔を
設け、ハンドルの下端部を差し込み孔に挿脱自在に差し
込み支持し得るようにしているので、運搬用台車を複数
並べたとき運搬用台車が横ずれしないように位置決めす
る位置決め突部と、運搬用台車を移動させるときに手で
持つハンドルを支持するハンドル支持部を同じ部分で兼
用することができるものであり、しかもハンドルの下端
部の差し込み部をハンドル支持部の差し込み孔に差し込
むだけでハンドルを台盤の端部を簡単にセットできてハ
ンドルを手で持って運搬用台車を容易に移動することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の運搬用台車の平面
図である。
【図2】同上の運搬用台車の正面図である。
【図3】同上の運搬用台車の左側面図である。
【図4】同上の運搬用台車の連結棒を収納した状態の右
側面図である。
【図5】同上の台盤の平面図である。
【図6】同上の台盤の底面図である。
【図7】同上の台盤の右側面図である。
【図8】図5のB−B′線断面図である。
【図9】図5のC−C′線断面図である。
【図10】図5のD−D′線断面図である。
【図11】図5のE−E′線断面図である。
【図12】図5のF−F′線断面図である。
【図13】図5のG−G′線断面図である。
【図14】(a)は図5のH−H′線断面図、(b)は
図5のJ−J′線断面図である。
【図15】製造業者で運搬用台車をトラックの荷台に積
み込む状態を説明する平面図である。
【図16】流通センターで運搬用台車をトラックの荷台
から降ろす状態を説明する平面図である。
【図17】流通センターで複数の運搬用台車を連結して
移動する状態を説明する平面図である。
【図18】流通センターで運搬用台車をトラックの荷台
に積み込む状態を説明する平面図である。
【図19】運搬用台車にハンドルをセットした状態で、
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図20】運搬用台車に荷物を載せたり運搬用台車から
荷物を降ろしたりする状態を説明する説明図である。
【図21】(a)は複数の運搬用台車を並べた状態の平
面図、(b)は隣合う運搬用台車の位置決め凹部と位置
決め突部とを嵌合した状態を示す断面図である。
【図22】(a)は運搬用台車を上下に段積みした状態
の正面図、(b)は運搬用台車を段積みした状態の断面
図である。
【図23】運搬用台車を連結して移動する状態を説明す
る平面図である。
【図24】(a)(b)は連結棒の操作を説明する断面
図である。
【図25】(a)は連結棒の収納を説明する平面図、
(b)は連結棒を収納した状態を説明する断面図であ
る。
【図26】運搬用台車の台盤の印刷面を示す正面図であ
る。
【図27】(a)(b)は従来例の連結棒の操作を説明
する断面図である。
【符号の説明】
A 運搬用台車 1 台盤 2 挿通孔 3 連結棒 3a 縦棒部 3b 横棒部 4 連結係止部 5 キャスター 6 位置決め凹部 7 位置決め突部 8 連結孔 9 遊動用凹所 10 連結棒収納凹部 11 ハンドル支持部 12 差し込み孔 13 ハンドル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の運搬用台車Aは、矩形状の台盤1の下面側の4
隅部に走行用のキャスター5を装着し、台盤1の一端に
位置決め凹部6を凹設すると共に台盤1の他端に上記位
置決め凹部6に嵌合し得る位置決め突部7となるハンド
ル支持部11を突設し、ハンドル支持部11に上端を開
口せる差し込み孔12を設け、台盤1を移動させるとき
手で持つハンドル13の下端部を差し込み孔12に挿脱
自在に差し込み支持し得るようにして成ることを特徴と
する。複数の運搬用台車Aを隣合う運搬用台車Aの台盤
1の端縁同士が当たるように並べたとき、隣合う運搬用
台車Aの間で位置決め凹部6と位置決め突部7としての
ハンドル支持部11とが嵌合し、運搬用台車Aが横ずれ
するのを防止できる。また運搬用台車Aを複数並べたと
き運搬用台車Aが横ずれしないように位置決めする位置
決め突部7と、運搬用台車Aを移動させるときに手で持
つハンドル13を支持するハンドル支持部11を同じ部
分で兼用することができる。またハンドル13の下端部
の差し込み部をハンドル支持部11の差し込み孔12に
差し込むだけでハンドル13を台盤1の端部を簡単にセ
ットでき、ハンドル13を手で持って運搬用台車Aを容
易に移動することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の運搬用台車は、矩形
状の台盤の下面側の4隅部に走行用のキャスターを装着
し、台盤の一端に位置決め凹部を凹設すると共に台盤の
他端に上記位置決め凹部に嵌合し得る位置決め突部とな
るハンドル支持部を突設しているので、複数の運搬用台
車を隣合う運搬用台車の台盤の端縁同士が当たるように
並べたとき、隣合う運搬用台車の間で位置決め凹部と位
置決め突部としてのハンドル支持部とが嵌合し、運搬用
台車が横ずれするのを防止できるものであり、しかも運
搬用台車を複数並べたとき運搬用台車が横ずれしないよ
うに位置決めする位置決め突部と、運搬用台車を移動さ
せるときに手で持つハンドルを支持するハンドル支持部
を同じ部分で兼用することができるものであり、さらに
ハンドル支持部に上端を開口せる差し込み孔を設け、ハ
ンドルの下端部を差し込み孔に挿脱自在に差し込み支持
し得るようにしているので、ハンドルの下端部の差し込
み部をハンドル支持部の差し込み孔に差し込むだけでハ
ンドルを台盤の端部を簡単にセットできてハンドルを手
で持って運搬用台車を容易に移動することができるもの
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の台盤の下面側の4隅部に走行用
    のキャスターを装着し、台盤の一端に位置決め凹部を凹
    設すると共に台盤の他端に上記位置決め凹部に嵌合し得
    る位置決め突部を突設して成ることを特徴とする運搬用
    台車。
  2. 【請求項2】 台盤の一端に上下に貫通するように設け
    た挿通孔に略逆L字状の連結棒の縦棒部を回転自在に挿
    通し、略逆L字状の連結棒の横棒部の先端から下方に突
    設した連結係止部を挿入し得る連結孔を台盤の他端に設
    け、上記連結棒の横棒部が上下に揺動し得るように縦棒
    部の遊動を許す遊動用凹所を上記挿通孔の内面に設けて
    成ることを特徴とする請求項1記載の運搬用台車。
  3. 【請求項3】 台盤の一端に上下に貫通するように設け
    た挿通孔に略逆L字状の連結棒の縦棒部を回転自在に挿
    通し、略逆L字状の連結棒の横棒部の先端から下方に突
    設した連結係止部を挿入し得る連結孔を台盤の他端に設
    け、連結棒の横棒部を台盤の一端の縁部と略平行になる
    ように向けた連結棒の収納位置で連結棒の横棒部の先端
    部分を収納し得る連結棒収納凹部を台盤の一端側に開口
    するように設け、連結棒収納凹部に連結棒の横棒部の先
    端部を収納した状態で横棒部を上下から弾性的に挟持し
    得るようにして成ることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の運搬用台車。
  4. 【請求項4】 台盤の他端から上記位置決め突部となる
    ハンドル支持部を突設し、ハンドル支持部に上端を開口
    せる差し込み孔を設け、ハンドルの下端部を差し込み孔
    に挿脱自在に差し込み支持し得るようにして成ることを
    特徴とする請求項1記載の運搬用台車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391354B1 (ko) * 2000-09-26 2003-07-16 김호경 운반물의 운반장치
JP2009269519A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sanko Co Ltd 台車
JP2018177110A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 三甲株式会社 台車
JP2020006721A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 三甲株式会社 台車
JP2020082984A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 三甲株式会社 台車

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