JP3196532U - 折畳み架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成ながら物品を載置させる空間を犠牲にせず、脚を折曲げようとする外力に対する強度を高めることができる折畳み架台を提供する。【解決手段】物品を載置させるテーブル10の下に、連結部20によって脚30が折畳み可能に取付けられた折畳み架台1であって、連結部は、少なくともテーブルの前後方向とテーブルの左外側又は右外側の三方を囲み脚が嵌装される中空柱部22、中空柱部の前後方向の面に設けられた長孔23、及び長孔の下方に離間して設けられた下側が開放された係合溝24、を有する保持部21と、脚の上部に設けられ長孔に挿着される第1ピン25と、第1ピンの下方に離間して設けられる第2ピン26と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、倉庫等における物品の保管、又は車両等における物品の輸送等に使用する、脚が折畳み可能な折畳み架台に関する。
従来、この種の折畳み架台として、例えば特開2005−153815号公報に、脚ホルダに互いに連通する遊嵌孔と係合孔を設けるとともに、遊嵌孔又は係合孔に移動可能なキー部材を設けた脚を備え、脚を脚ホルダに対して上下させることで、キー部材を遊嵌孔又は係合孔に移動させ、キー部材と遊嵌孔が係合するときは脚を回動自在にし、キー部材と係合孔が係合するときは脚を固定する荷物載せ台が開示されている。
特開2005−153815号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、脚をキー部材と係合孔の1点で固定させるため、脚を折曲げようとする外力に対する強度を高めようとしたとき、キー部材を大型化する必要があり、それに伴い、キー部材を遊嵌させる遊嵌孔も大きくする必要があった。係る場合、脚ホルダが大型化してしまい、荷物載せ台の下部に載置させる物品の大きさが制限されてしまう恐れがあった。
また、特許文献1には、脚を折り畳んだ状態で荷物載せ台をフォークリフト等によって移動させるときに、脚を固定しておく構成については開示されていない。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、脚を離間した2箇所のピン、及び前記2箇所のピンに対応する長孔と係合溝によって固定することで、簡単な構成ながら物品を載置させる空間を犠牲にせず、脚を折曲げようとする外力に対する強度を高めることができる折畳み架台を提供することを目的とする。
また、本考案の別の課題は、簡単な構成ながら簡単な操作によって、脚を折り畳んだ状態で固定することができる折畳み架台を提供することを目的とする。
本考案の折畳み架台は、
物品を載置させるテーブルの下に、連結部によって脚が折畳み可能に取付けられた折畳み架台であって、
前記連結部は、
少なくとも前記テーブルの前後方向と前記テーブルの左外側又は右外側方向の三方を囲み前記脚が嵌装される中空柱部、前記中空柱部の前後方向の面に設けられた長孔、及び前記長孔の下方に離間して設けられた下側が開放された係合溝、を有する保持部と、
前記脚の上部に設けられ前記長孔に挿着される第1ピンと、
前記第1ピンの下方に離間して設けられる第2ピンと、を備え、
前記脚が前記中空柱部に対して相対的に上昇したとき、前記係合溝と前記第2ピンとが係合することによって前記脚が固定され、
前記脚が前記中空柱部に対して相対的に下降したとき、前記係合溝と前記第2ピンとの係合が解除され、前記第1ピンを支点として前記テーブルの内側方向に前記脚が回動可能となることを特徴とする。
本考案の折畳み架台によれば、脚が中空柱部に対して相対的に上昇したとき、係合溝と第2ピンとが係合することによって脚が固定される。また、脚が中空柱部に対して相対的に下降したとき、係合溝と前記第2ピンとの係合が解除される。これらによって、テーブルを上下させるだけの簡単な作業で、脚が中空柱部に対して相対的に上昇又は下降し、脚の固定及び解除をすることができる。
また、脚の固定が、長孔と第1ピン、及び係合溝と第2ピンの離間した2箇所によってなされ、脚を折曲げようとする外力に対して強く抗することができる。また、第1ピンと第2ピンとの離間距離を長くし、当該離間距離に対応させた長孔と係合溝とすることで、容易に強度を向上させることができる。
本考案の折畳み架台の好ましい例は、
水平方向に設けられた取付軸によって回動可能に軸支され、その底面が開口側に向かって傾斜されたフックと、
前記脚の側面に設けられた第3ピンと、を備え、
前記脚が前記テーブルの内側方向に回動されたとき、前記第3ピンが前記フックの底面に触れて摺動することで前記フックが回動し、前記第3ピンが前記フックの底面の先端を乗り越えたとき前記フックが重力によって戻り、前記フックと前記第3ピンとが係合されることを特徴とする。
本考案の折畳み架台の好ましい例によれば、フックの底面が開口側に向かって取付軸方向に傾斜され、第3ピンがフックの底面に触れて摺動することでフックが回動する。このため、脚を折り畳む方向に回動する動作をさせるのみで、第3ピンとフックとが係合され、固定される。
本考案の折畳み架台の好ましい例は、
前記フックが前記取付軸に遊嵌され、前記フックが前記取付軸の軸方向に傾斜できるように構成されていることを特徴とする。
本考案の折畳み架台の好ましい例によれば、フックが取付軸に遊嵌され、フックが取付軸の軸方向に傾斜できるように構成されているため、フックの操作の自由度が増す。
本考案の折畳み架台の好ましい例は、
前記テーブルにフック係止部を備え、
前記フックを使用しないとき前記フック係止部に係止させることで前記フックを固定できることを特徴とする。
本考案の折畳み架台の好ましい例によれば、テーブルにフック係止部を備え、フックを使用しないときフック係止部に係止させることができるため、フックが物品を載置させる際の邪魔とならないようにすることができる。
本考案の折畳み架台の好ましい例は、
前記係合溝のうち前記テーブルの左右外側の溝縁が内側の溝縁より長く構成され、
前記第2ピンが前記脚の長手方向に長く構成されていることを特徴とする。
本考案の折畳み架台の好ましい例によれば、係合溝のうちテーブルの左右外側の溝縁が内側の溝縁より長く構成され、第2ピンが脚の長手方向に長く構成されているため、係合溝と第2ピンとを広い面積で接触させることができる。
本考案の折り畳み架台の好ましい例は、
前記外側の溝縁と前記中空柱部の前後方向の面のうち前記内側の溝縁より内側の下端とで略逆L字状をなす段積係合部を備え、
前記脚が折り畳まれた状態で、前記段積係合部を下段にある別の折り畳み架台のテーブルの端部に載置させることで別の折り畳み架台のテーブルと前記段積係合部が係合し、積み重ね可能とすることを特徴とする。
本考案の折り畳み架台の好ましい例によれば、段積係合部と下段の折り畳み架台のテーブルとが係合し、複数段の積み重ねが可能となる。
本考案の折り畳み架台の好ましい例は、
前記脚が前記中空柱部に対して相対的に上昇したとき、前記中空柱部と前記脚の少なくとも1つの面を貫通する孔と、
前記貫通する孔に出し入れ可能な棒部を有する固定具と、
を備えることを特徴とする。
本考案の折り畳み架台の好ましい例によれば、固定具の棒材を、中空柱部と脚の少なくとも1つの面を貫通する孔に挿入させることで、脚が中空柱部に対して相対的に上昇した状態で固定することができる。
以上説明したように、本考案の折畳み架台によれば、脚を離間した2箇所のピン、及び前記2箇所のピンに対応する長孔と係合溝によって固定することで、簡単な構成ながら物品を載置させる空間を犠牲にせず、脚を折曲げようとする外力に対する強度を高めることができ、さらに、第1ピンと第2ピンとの離間距離によって強度を変更することができるため、設計の自由度が増す。
また、本考案の折畳み架台の、フックを設ける例では、脚の折り畳み動作をさせるのみで脚が固定されるため、簡単な構成ながら簡単な操作によって、脚を折り畳たんだ状態で固定することができ、省力化を図ることができる。
また、本考案の折畳み架台の、フックが取付軸に遊嵌される例では、フックの操作の自由度が増すため、第3ピンからフックを取り外す際等において、フックが他の構成部品と接触するのを避けることができ、他の構成部品の設計の自由度が増す。
また、本考案の折畳み架台の、フック係止部を備える例では、フックを固定でき、フックが物品を折畳み架台の下側に載置させる際の邪魔とならないようにすることができるため、物品を載置させる空間を有効利用することができる。
また、本考案の折畳み架台の、係合溝の外側の溝縁及び第2ピンが長く構成されている例では、係合溝と第2ピンとが広い面積で接触するため、脚を折り畳もうとする外力に対する強度をより高めることができる。
また、本考案の折り畳み架台の、段積係合部を備える例では、折り畳み架台の重ね積みが可能となることで、折り畳み架台を使用しないときの置き場所の節約を図ることができる。
また、本考案の折り畳み架台の、中空柱部と脚の少なくとも1つの面を貫通する孔と、固定具とを備える例では、脚が開かれた状態で折り畳み架台をフォークリフト等で移動させるとき、脚が中空柱部に対して相対的に下降するのを防止することができるとともに、固定具の棒部が孔に挿入されることで脚を折曲げようとする外力に対しての強度を向上させることができる。
本考案の一実施形態に係る折畳み架台の脚を固定した状態での正面図及び連結部の拡大図である。 図1に示す折畳み架台の脚を折り畳んだ状態での正面図及び連結部の拡大図、並びにフックの拡大図である。 図1に示す折畳み架台の平面図及びフック周辺の拡大図である。 図1に示す折畳み架台の側面図及び連結部の拡大図である。 脚を折り畳む動作を説明する図である。 脚を折り畳む動作を説明する別の図である。 脚を開くときの動作を説明する図である。 脚を開くときの動作を説明する別の図である。 折畳み架台を積み重ねたときの状態を説明する図である。
以下、本考案の折畳み架台1の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1(A)は本考案の一実施形態に係る折畳み架台1の脚30を固定した状態での正面図及び連結部20の拡大図であり、図1(B)は連結部20において脚30を相対的に下降させたときの拡大図である。また、図2(A)は折畳み架台1の脚30を折り畳んだ状態での正面図及び連結部20の拡大図、図2(B)はフック40の拡大図、図3は折畳み架台1の平面図及びフック40周辺の拡大図、図4は折畳み架台1の側面図及び連結部20の拡大図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の折畳み架台1は、テーブル10と、連結部20と、脚30と、フック40とを備える。
テーブル10は、角パイプ等の鋼材を平面視で矩形に組み合わせた外枠11と、補強のために外枠11の内側に同じく角パイプ等の鋼材を格子状に組み合わせた内枠12とを備えるもので、その上面に貨物等の物品が載置される。また、左右方向に渡された外枠11及び内枠12の側面には、フォークリフトのフォークを差し込むことができるよう、フォーク差込み口13が2箇所ずつ設けられる。また、左右方向に渡された外枠11は、その両端部11aが、前後方向に渡された外枠より突出されるよう構成される。
また、左右方向に渡された外枠11の内側側面には、フック40を軸支するための取付軸14と、フック40を係止するためのフック係止部17が備えられる。取付軸14は図3の拡大図にも示すように、公知の長ナット15が、その軸を水平方向かつ外枠11の内側に向けて、溶接等の方法で外枠11に接合され、さらに、前記長ナット15に公知のボルト16が螺着される構成となっている。フック係止部17は、門型の鋼材からなり、その平らな面を垂直とするとともに開口側の端部が外枠11の内側側面に、溶接等の方法で接合されている。
また、外枠11の外側側面の四隅近傍には、段積係合部受け18が設けられる。段積係合部受け18は、外枠11の上面より一段下がった位置に、水平な面を有するもので、本実施形態では角パイプからなる鋼材を所定の長さに切断し、外枠11の外側側面に溶接等の公知の方法で接合して構成している。また、段積係合部受け18は、連結部20の上側に設けられることで、連結部20とも溶接等の公知の方法で接合され、連結部20の補強の役目も有する。
連結部20は、図1(A)の拡大図及び図1(B)にも示すように、テーブル10側に設けられた保持部21と、脚30側に設けられた第1ピン25及び第2ピン26とを備える。
保持部21は、テーブル10の四隅近傍の下面に設けられており、中空柱部22と、長孔23と、係合溝24と、段積係合部28とを備える。中空柱部22は、少なくともテーブル10の前後方向とテーブル10の左外側又は右外側の三方が、その平らな面を垂直方向として囲まれた断面略コ字状をなし、その内側空間に脚30の上部が嵌装される。長孔23は、中空柱部22のうちテーブル10の前後方向の面に長手方向を垂直方向として設けられたものである。係合溝24は、中空柱部22のうちテーブル10の前後方向の面の下部に、前記長孔23と離間して設けられたもので、その下側が開放されている。また、係合溝24の左右の溝縁のうち、テーブル10の左右外側の溝縁24aが、テーブル10の内側の溝縁24bより長く構成されている。
また、段積係合部28は、係合溝24の外側の溝縁24aと、中空柱部22の前後方向の面のうち内側の溝縁24bより内側の下端22aとで略逆L字状をなしている。そして、テーブル10の左右方向端部に設けられた向かい合う中空柱部22の段積係合部28は、その開口側が下方を向くとともに、互いに向き合うよう構成される。
また、図4の拡大図にも示すように、中空柱部22の側面には、脚30を中空柱部22に対して相対的に上昇させた状態で固定するための固定具として、第1固定具27が設けられる。この第1固定具27は、公知の錠前金具である丸落しを採用し、棒部27aとハンドル27bとを備える。また、中空柱部22の前後方向の面の1面には棒部27aを挿入するための孔Hが設けられる。
なお、中空柱部22は、上述のようにテーブル10の内側方向の面が開放された断面略コ字状をなすが、中空柱部22の上半分は、後述する脚30の回動を妨げない範囲で四角柱状とすることもできる。このように構成することで中空柱部22に脚30がその四方を囲まれながら嵌まり、脚30を折曲げようとする外力に対する強度をより高めることもできる。
第1ピン25は、脚30の上部に、脚30を前後方向に貫通するとともに、上述の長孔23に挿着される形で設けられている。このため、脚30を長孔23の長さ分、中空柱部22に対して相対的に上下させることができる。第2ピン26は、第1ピン25の下方に離間して設けられ、脚30の側面から凸状に構成された略長円形状をなしている。そして、第2ピン26は、その長手方向が脚30の長手方向に沿うように設けられ、第2ピン26の周縁が上述の係合溝24の溝縁と係合するように構成されている。
脚30は、テーブル10の四隅近傍の下面に、連結部20によって回動可能に設けられており、その側面に第3ピン33を備えるとともに、その内側に一回り小さな伸縮脚31を挿嵌させた二重構造となっており、前記伸縮脚31を出し入れさせることによって、その長さを調整することができる。また、図4の拡大図にも示すように、脚30の上部側面には、上述の第1固定具27の棒部27aを挿入させるための孔H1が設けられる。この孔H1は、脚30が中空柱部22に対して相対的に上昇したとき、中空柱部22の孔Hと重なるように構成され、孔Hと孔H1に第1固定具27の棒部27aを挿入することで、中空柱部22と脚30とを固定することができる。
また、テーブル10のそれぞれの左右端に設けられた脚2本が、側面視略エ字状の補強材32で連結されている。また、前記補強材32の下側の鋼材には、二重構造となった脚30を所望の長さで固定するための第2固定具34が設けられる。この第2固定具34を、脚30の下部に設けられた孔H2及び伸縮脚31に設けられた孔H3に貫通させることで、脚30の長さを固定するのである。なお、第2固定具34としては、公知の錠前金具である丸落しを採用することができる。
フック40は、図2(B)にも示すように、正面視で略J字状をなし、上部に取付軸14のボルト16より一回り大きな孔H4が設けられるとともに、その底面41が背面側42から開口側43に向かって、取付軸14(孔H4)方向に傾斜されている。また、フック40は、孔H4がテーブル10に設けられた取付軸14のボルト16に遊嵌され、孔H4とボルト16との間に遊びがあることにより、図3の拡大図に示すように、取付軸14の軸方向に傾けることができる。
次に、以上説明した各構成の要素を踏まえて、本実施形態の折畳み架台1の動作を説明する。図5(A)(B)及び図6(A)〜(C)は脚30を折り畳むときの動作を説明する図であり、図7(A)〜(D)及び図8(A)(B)は脚30を開くときの動作を説明する図である。なお、図7(D)は、図7(C)のA−A線断面のうち一部を省略した図である。
先ず、本実施形態の折畳み架台1の脚30を折り畳む動作を説明する。図1(A)に示すように、折畳み架台1は、脚30が立設され開いた状態となっている。このとき、図1(A)の拡大図に示すように、係合溝24と第2ピン26とが係合し、脚30は連結部20の長孔23と第1ピン25、及び係合溝24と第2ピン26の2箇所で固定される。また、第1固定具27(図4参照)の棒部27aが、中空柱部22の孔Hと脚30の孔H1に挿入され、脚30が中空柱部22に固定されている。この第1固定具27が、中空柱部22の孔Hと脚30の孔H1に挿入されることによって、折畳み架台をフォークリフト等で運搬するために地面等から浮かせても、脚30が中空柱部22に対して相対的に下降することがなく、また、脚30と連結部20との固定箇所を増やすこととなり、脚30を折曲げようとする外力に対しての強度を向上させることができる。
次に、ハンドル27bを操作し、棒部27aを中空柱部22の孔Hと脚30の孔H1から抜き、第1固定具27による中空柱部22と脚30との固定を解除した状態で、フォークリフト等でテーブル10を上昇させる。すると、図1(B)に示すように、長孔23の長さ分、脚30が中空柱部22に対して相対的に下降する。この状態で、係合溝24と第2ピン26は係合しておらず、脚30は第1ピン25を支点として、テーブル10の内側方向に自由に回動させることができる。
次に、図5(A)(B)に示すように、脚30をテーブル10の内側の折り畳む方向に回動させる。このとき、フック40は、フック係止部17より外しておき、フック40自体の重さでその長手方向が略垂直となるようにしておく。
次に、図6(A)に示すように、さらに脚30を回動させて、第3ピン33をフック40の底面41に当接させる。すると、フック40の底面41はフック40の開口側43に向かって取付軸14方向に傾斜されているため、第3ピン33がフック40の底面41に触れながら摺動し、フック40が背面側42に回動する。
次に、図6(B)に示すように、さらに脚30が回動され、第3ピン33がフック40の底面41の先端を乗り越えると、フック40は重力によって元の略垂直状態に戻る。そして、脚30を回動させる力を除去すると、図6(C)に示すように、フック40と第3ピン33とが係合し、脚30が固定される。この脚30が折り畳まれ固定された状態を示す折畳み架台1の正面図、及びそのときの連結部20の拡大図が図2(A)である。
次に、本実施形態の折畳み架台1の脚30を折り畳んだ状態から開くときの動作を説明する。図7(A)は、折畳み架台1において、脚30を折畳み、脚30をフック40で固定された状態を示す図である。ここから、図7(B)に示すように、脚30の先端を持ち上げ、フック40と第3ピン33との係合を解除した状態で、フック40をその背面側42に回動させる。次に、図7(C)(D)に示すように、フック40を取付軸14の軸方向に傾け、第3ピン33を避けながら、フック40の開口側43に回動させる。次に、図8(A)に示すように、回動させたフック40の背面側42を第3ピン33に当接させ、フック40を仮置きする。なお、このとき、フック40はテーブル10に設けられたフック係止部17に係止させてもよい。次に、補強材32で連結されたもう片方の脚30を固定しているフック40も同様に第3ピン33から外し、図8(B)に示すように、脚30を開く方向に回動させる。
そして、重力によって脚30がその長手方向を略垂直としたところで、連結部20は図1(B)に示すように、脚30が中空柱部22に対して相対的に下降した状態となる。次に、テーブル10を下降させることによって、脚30の先端が地面等に接地し、脚30が中空柱部22に対して相対的に上昇し、図1(A)の拡大図に示すように係合溝24と第2ピン26とが係合し、脚30が固定される。また、フック40と第3ピン33との係合が解除された後、任意のタイミングでフック40をテーブル10に設けられたフック係止部17に係止させる。
次に、図9を参照して、折り畳み架台を積み重ねた状態を説明する。図9(A)は脚30を折畳んだ状態で折畳み架台を積み重ねたときの状態を説明する図とそのときの段積係合部28の拡大図であり、図9(B)は段積係合部28が含まれる中空柱部22を側面から見た拡大図である。
図9(A)(B)に示すように、向かい合う中空柱部22の段積係合部28のうち、外側の溝縁24a同士の離間距離は、テーブル10の外枠11の外寸より僅かに広く構成されている。このため、脚30を折畳んだ状態で、折り畳み架台1を、その下段にある折り畳み架台1のテーブル10に載置させると、段積係合部28とテーブル10の外枠11とが係合し、テーブル10の左右方向に対する移動が規制される。また、テーブル10の前後方向は、左右方向に渡された外枠11の両端部11aが突出しており、当該部分によって中空柱部22の前後方向の移動が規制される。このようにして、折り畳み架台1を複数台積み重ねることができるのである。
なお、本実施形態の折り畳み架台1では、上段の折り畳み架台1の中空柱部22を、下段の折り畳み架台1のテーブル10上面に載置させているが、外側の溝縁24aをさらに長くした構成では、上段の折り畳み架台1の中空柱部22を、下段の折り畳み架台1の段積係合部受け18の上面に載置させることとなる。
以上説明したように、本考案の折畳み架台によれば、簡単な構成ながら、長孔と第1ピン、及び係合溝と第2ピンという離間した2箇所で脚を固定するため、強度に優れた折畳み架台とすることができる。さらに、係合溝のうちテーブルの左右外側の溝縁が内側の溝縁より長く構成され、第2ピンが脚の長手方向に長く構成されているため、係合溝と第2ピンとを広い面積で接触させることができ、より強度に優れた折畳み架台とすることができる。また、第1固定具を、中空柱部の孔と脚の孔とに貫通させることで、固定箇所を増やし、さらなる強度の向上を図ることができる。
また、長孔と係合溝、及び第1ピンと第2ピンの離間距離を広げることで、脚を折曲げようとする外力に対する強度をより向上させることができる。一方、強度があまり必要でない場合には、前記離間距離を狭めることで、連結部をコンパクトにすることができる。
また、脚が開かれ固定された状態から、テーブルをフォークリフト等で持ち上げるだけで、脚が中空柱部に対して相対的に下降し、脚の固定を解除することができる。また、その状態から、脚を折り畳む方向に回動させるだけで、フックと第3ピンとが係合し、その他の作業を必要とせずに脚を折り畳んだ状態で固定することができる。また、脚を折り畳んだ状態から開くときも、フックを取付軸の軸方向に傾かせることができるため、補強材で連結された脚の片方ずつフックを第3ピンから外すことができ、作業者一人で脚を開く作業を容易に行なうことができる。そして、これらによって、作業の省力化を図ることができる。
また、脚を折畳んだ状態で、折り畳み架台を複数台積み重ねることができ、折り畳み架台を使用しないときに、設置スペースの節約を図ることができる。
なお、上述した折畳み架台は本考案の例示であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、その構成を適宜変更することができる。
1・・折畳み架台、
10・・テーブル、11・・外枠、12・・内枠、13・・フォーク差込み口、14・・取付軸、15・・長ナット、16・・ボルト、17・・フック係止部、18・・段積係合部受け、
20・・連結部、21・・保持部、22・・中空柱部、23・・長孔、24・・係合溝、25・・第1ピン、26・・第2ピン、27・・第1固定具、28・・段積係合部、
30・・脚、31・・伸縮脚、32・・補強材、33・・第3ピン、34・・第2固定具、
40・・フック、41・・底面、42・・背面側、43・・開口側、
H,H1,H2,H3,H4・・孔、

Claims (7)

  1. 物品を載置させるテーブルの下に、連結部によって脚が折畳み可能に取付けられた折畳み架台であって、
    前記連結部は、
    少なくとも前記テーブルの前後方向と前記テーブルの左外側又は右外側の三方を囲み前記脚が嵌装される中空柱部、前記中空柱部の前後方向の面に設けられた長孔、及び前記長孔の下方に離間して設けられた下側が開放された係合溝、を有する保持部と、
    前記脚の上部に設けられ前記長孔に挿着される第1ピンと、
    前記第1ピンの下方に離間して設けられる第2ピンと、を備え、
    前記脚が前記中空柱部に対して相対的に上昇したとき、前記係合溝と前記第2ピンとが係合することによって前記脚が固定され、
    前記脚が前記中空柱部に対して相対的に下降したとき、前記係合溝と前記第2ピンとの係合が解除され、前記第1ピンを支点として前記テーブルの内側方向に前記脚が回動可能となることを特徴とする折畳み架台。
  2. 水平方向に設けられた取付軸によって回動可能に軸支され、その底面が開口側に向かって傾斜されたフックと、
    前記脚の側面に設けられた第3ピンと、を備え、
    前記脚が前記テーブルの内側方向に回動されたとき、前記第3ピンが前記フックの底面に触れて摺動することで前記フックが回動し、前記第3ピンが前記フックの底面の先端を乗り越えたとき前記フックが重力によって戻り、前記フックと前記第3ピンとが係合されることを特徴とする請求項1に記載の折畳み架台。
  3. 前記フックが前記取付軸に遊嵌され、前記フックが前記取付軸の軸方向に傾斜できるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の折畳み架台。
  4. 前記テーブルにフック係止部を備え、
    前記フックを使用しないとき前記フック係止部に係止させることで前記フックを固定できることを特徴とする請求項3に記載の折畳み架台。
  5. 前記係合溝のうち前記テーブルの左右外側の溝縁が内側の溝縁より長く構成され、
    前記第2ピンが前記脚の長手方向に長く構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折畳み架台。
  6. 前記外側の溝縁と前記中空柱部の前後方向の面のうち前記内側の溝縁より内側の下端とで略逆L字状をなす段積係合部を備え、
    前記脚が折り畳まれた状態で、前記段積係合部を下段にある別の折り畳み架台のテーブルの端部に載置させることで別の折り畳み架台のテーブルと前記段積係合部が係合し、積み重ね可能とすることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み架台。
  7. 前記脚が前記中空柱部に対して相対的に上昇したとき、前記中空柱部と前記脚の少なくとも1つの面を貫通する孔と、
    前記貫通する孔に出し入れ可能な棒部を有する固定具と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の折り畳み架台。
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