JP4805405B1 - 折りたたみ貨物架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】脚の折りたたみを簡単かつ安全に行えるようにしながら構造の簡素化・軽量化等を図った折りたたみ貨物架台を提供する。
【解決手段】貨物架台1は、貨物を載せるテーブル2の下に折りたたみ可能な脚3が取り付けられていて、フォークリフトによって昇降および移動が可能なものであり、a)テーブル2と直角に脚3を立てた状態と、テーブル2と平行に脚3を折りたたんだ状態と、双方の間で脚3を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚3が取り付けられていること、b)脚3の下端部に、脚3を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラ30が取り付けられていること、および、c)脚3がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚3の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブル2の下部と脚3の上部との間に設けられていることが特徴である。
【選択図】図1

Description

請求項に係る発明は、貨物の保管や輸送のために使用する折りたたみ貨物架台に関するものである。
コンテナ等で貨物を輸送する際、水平なテーブルに脚を付けた貨物架台が使用されることがある。たとえば、貨物をあまりに多数段に積み上げると自身の重量によって貨物が変形等する恐れがある場合、そのような貨物架台が用いられる。コンテナの床面上と、コンテナ内に入れた貨物架台のテーブル上とに分けて、貨物を積載するのである。
貨物架台は、フォークリフトのフォークをテーブルの下に挿入して持ち上げ、そのフォークリフトで移動させる。また貨物架台は、返送時等の取扱いを効率化するため、テーブルに対して脚を折りたたみ可能に取り付け、それぞれの脚を鉛直に立てたり水平に折り曲げたりすることが可能な、いわば折りたたみ貨物架台として構成されることが多い。
折りたたみ貨物架台における脚の折りたたみは、フォークリフトを用い、貨物架台のテーブルをゆっくりと下降させることにより行うのが一般的である。すなわち、フォークリフトによって貨物架台を一旦わずかに持ち上げ、テーブルに対し脚を少し折り曲げたうえで貨物架台を徐々に下ろす。少し折り曲げた状態の脚の先端を地面や床面に接触させ、そのまま徐々に貨物架台を下降させると、テーブルの重量を利用して脚を折り曲げることができる。脚を立てる際には、フォークリフトでテーブルを支持し、上記と逆に貨物架台を持ち上げていくことにより、脚の自重を利用して脚を鉛直に伸ばす。
また、折りたたみ貨物架台における脚は、多くの場合、テーブルに近い上方位置にあるときテーブルと直角に立って角度変更不能であり、下方に引き出されたとき角度変更可能となる、いわば引出し回転型連結機構を介してテーブルに取り付けられている。脚の折りたたみは、脚を下方に引き出したうえ角度変更させて行うのである。
そのため、それぞれの脚は、テーブルに対し直角に立てた状態に固定するために、位置を上方に保つ必要がある一方、テーブルと平行に折りたたまれた状態に保つためにも、何らかの部材でテーブル寄りに引き付けておく必要がある。したがって、折りたたみ貨物架台においては、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段と、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つための手段とが必要である。
従来の折りたたみ貨物架台は、たとえば下記の特許文献1・2に記載されている。
文献1・2のいずれにおいても、脚を折りたたむ際、テーブルに対して脚を少し折り曲げた状態に保つためにロープを使用することとしている。すなわち、フォークリフトによって貨物架台を持ち上げたとき、脚の下端付近とテーブルの中ほどとをロープで結び付け(特許文献1)、または脚の下部同士をロープで引き寄せ(特許文献2)、それによって脚を少し折り曲げた状態に保つ。
脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段や、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブル寄りに保つための手段については、特許文献1・2には説明がない。
特開2008−68690号公報 特許第3689712号公報
上記のようにして行う脚の折りたたみは、当然のことながら、簡単かつ安全に行えるのが好ましい。また、脚を立てたときと折りたたんだときとに当該脚を上方位置またはテーブルに沿う位置に保つための手段も、簡単な構造であってやはり取扱い容易なものであるのがよい。
しかしながら、従来の折りたたみ貨物架台は、特許文献1・2のものを含め、そのような点で万全なものではなさそうである。すなわち、
i) 特許文献1・2の貨物架台では、脚を折りたたむとき、フォークリフトによって貨物架台を持ち上げ、脚を少し折り曲げた状態に保つために、脚の下端付近にロープを結んで引き付ける。しかし、そのようにするには、作業員は、体を屈めてロープを掛けたりそのロープで脚を引き付けたりする必要があり、取扱いが楽ではない。フォークリフトで持ち上げられた多少不安定な貨物架台のテーブルの下に、上半身を入れる必要もある。
ii) 脚を立てたときと折りたたんだときとに当該脚を上方位置等に保持するための手段は、特許文献1・2に説明されていないものの、その図面によれば、それぞれ専用の手段が使用されるものと推測される。すなわち、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段と、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブル寄りに保つための手段とが、それぞれ別個に装備されていると考えられる。しかし、こうして各手段を別個に備えると、貨物架台は構造が複雑化して重量を増し、製造コストが高くなるとともに取扱いも複雑になってしまう。上記二つの手段は、同時には使用されることがないので、一部であっても部品を共用する構成にすれば、構造や取扱いを簡単化できそうである。
請求項に係る発明は、以上のような課題を解決するためにしたもので、脚の折りたたみを簡単かつ安全に行えるようにしながら構造の簡素化・軽量化等を図った折りたたみ貨物架台を提供するものである。
発明による折りたたみ貨物架台は、貨物を載せるテーブルの下に折りたたみ可能な脚が取り付けられていて、テーブルをフォークリフトで支えることにより昇降および移動が可能なものであって、
a) テーブルと直角(概ね直角な場合を含む)に脚を立てた状態と、テーブルと平行(概ね平行な場合を含む)に脚を折りたたんだ状態と、双方の間で脚を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚が取り付けられていること、
b) 脚の下端部に、脚を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラが取り付けられていること、
c) および、脚がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられていること
を特徴とする。
この貨物架台は、上記a)の構造により、脚を鉛直に立てたり水平に折り曲げたりすることが可能であり、上記b)・c)の構造に基づき、フォークリフトを用いてゆっくり下降させることにより脚を折りたたむことができる。脚を折りたたむ際には、フォークリフトによって貨物架台を一旦わずかに持ち上げ、テーブルに対し脚を少し折り曲げ(傾け)て上記c)の脚傾斜保持機構でその角度を保持させたうえ、貨物架台を徐々に下降させる。脚の下端部にはb)のとおりローラが取り付けられているので、これを地面や床面に接触させ、そのまま徐々に貨物架台を下降させると、テーブルの重量を利用して脚をさらに折りたたみ、水平にまで折り曲げることができる。なお、脚を立てる際には、フォークリフトでテーブルを支持し、脚傾斜保持機構を解除(脚を立てる向きにも角度変更可能なようにする)したうえ上記と逆に貨物架台を上方へ持ち上げることにより、脚の自重で脚を鉛直に伸ばすことができる。
上記c)のとおり脚の角度を保持する脚傾斜保持機構は、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられている。したがって、脚を少し折り曲げた状態に保つための作業を簡単かつ安全に行うことができる。すなわち、脚を水平向きに押して(または引いて)少し折り曲げるとともに、テーブルの下部と脚の上部との間という、外寄りの比較的高い位置にある脚傾斜保持機構を操作すれば足りる。体を屈めて脚の下端付近にロープを結んだりそのロープを引き付けたりする必要ななく、持ち上げられたテーブルの下に身体を入れる必要もない。脚の下部やテーブルにロープを掛けたり引き出したり、さらにはそれらに張力を与えたりするための手段は、もちろん不要である。
発明の折りたたみ貨物架台はさらに、
d) 上記の脚が、テーブルに近い上方位置にあるときテーブルと直角に立って角度変更不能であり、下方に引き出されたとき角度変更可能であるようにする引出し回転型連結機構を介してテーブルに取り付けられており、
e) 上記の脚とテーブルとが、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つべく引上げ部材で接続され、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つためにも、同じ引上げ部材で接続される
ものであればさらに好ましい。
上記d)のように引出し回転型連結機構を介して脚が取り付けられていると、それぞれの脚は、前記のとおり、テーブルに対し直角に立てた状態に保つために位置を上方に保つ必要があり、またテーブルと平行に折りたたまれた状態に保つためにも、テーブル寄りに引き付けておく必要がある。上記e)は、そうした各状態で脚を適切な状態に保つ手段として、共用の引上げ部材を採用したものである。上記各状態で脚を上方位置に保つための手段と脚をテーブルに平行に保つための手段とは、同時に使用されるはずはないので、このように共用のものとすることが可能である。二つの目的に使用する手段をこうして共用の一つのものにすると、部品数が減少して構造が簡単になり、軽量・低コストで取扱いの容易な貨物架台となる。
上記の引出し回転型連結機構は、脚の上部に設けた第1ピンを、テーブルの下部に設けた上下に長い縦長の(つまりテーブル面と直角な方向に長い)閉じた長穴の内部に挿入するとともに、第1ピンの下に設けた第2ピンを、テーブルの下部で上記長穴よりも下に設けた下端の開いた凹部に出入り可能なように挿入したものとするのがよい。すなわち、たとえば図3(または図8)のように、脚3の上部に設けた第1ピン11をテーブル2の長穴15の内部に通すとともに、第2ピン12を、その下に設けた下端の開いた凹部16に出入り可能なように通すのである。
そのようにすると、脚の上部がテーブルに近い上方位置にあるとき、第1ピンおよび第2ピンがそれぞれ長穴と凹部に入り、脚がテーブルと直角に立って角度変更不能となる一方、脚が下方に引き出されたときは、第2ピンが凹部から出る結果、長穴内にある第1ピンを中心に脚が角度変更可能な状態になる。
このような引出し回転型連結機構は、構造が簡単であることに加え、脚を立てたとき、脚を折り曲げようとするモーメントに強く抗することができるという利点を有する。つまり、間隔をとって存在する第1・第2の二つのピンによって当該モーメントを受け止めることができ、それらのピンの上下方向への間隔を広くすれば、その抗強度をさらに高くすることも可能である。
また、上記の脚傾斜保持機構は、鉛直向きと水平向きとの間で先端部の向きを切り換えられる揺動リンク部材をテーブルの下部に設けて、当該部材を水平向きにしたとき脚の上部に接触させることにより、上記のとおり脚の角度を保持するものであるのが好ましい。たとえば図6のように、テーブル2の下に支軸42を介して揺動リンク部材43を取り付け、これを水平向きに倒して、脚3を折りたたむ向きに当該脚3の上部(たとえば図示の凹部3x)を押したとき、少し折り曲げた(傾けた)脚3の角度θを保持できるようにするのがよい。
このような脚傾斜保持機構を使えば、脚を傾斜させるのに、屈んでロープを結んだりそれを引っ張ったりする必要はなく、揺動リンク部材の向きを変えるという簡単な操作を行えば足りる。その操作は、テーブルの下部と脚の上部との間という比較的高い部分に対して楽に行うことができる。脚を少し折り曲げたその状態からさらに折りたたむ向きに角度変更させる際には、脚の上部が揺動リンク部材から離れるため、その向きへの脚の角度変更には、脚傾斜保持機構は全く支障とならず、脚の折りたたみ操作はきわめてスムーズに行える。脚を折りたたんだのち、揺動リンク部材を鉛直向きにしておけば、再び脚を鉛直に立てることも円滑に行うことができる。
発明の折りたたみ貨物架台には、テーブルの高さを変更できるよう、脚の一部に長さ変更可能な部分が設けられているのが好ましい。たとえば図2のように、脚3の中空の筒形部分3bに先端部分3dを挿入して出し入れ可能なようにしたうえ、図7・8のように先端部分3dの複数箇所の留め穴3eのいずれかと筒形部分3bの留め穴3cとの間に支持ピン51を挿入して、先端部分3dの突出長さを任意に定められるようにするとよい。
そのように、脚の一部に長さ変更可能な部分を設けてテーブルの高さを変更できるようにすると、積載する貨物の大きさや性質によって、または貨物架台を収容するコンテナ等の寸法等に合わせて、適切な状態で貨物架台を使用できるようになる。
また、隣接する折りたたみ貨物架台の間で脚同士を連結するための連結用ボルトが、基端部を脚に結合させ、先端部の向きをその脚に沿った状態からその脚と直角に伸びた状態にまで切り換えられるように取り付けられていると好ましい。たとえば図8のように、連結用ボルト60はピン61を介して一方の側の脚3に取り付ければよい。図示のように、連結用ボルト60には蝶ナット62を嵌めて操作を容易にし、他方の側の脚3には、連結用ボルト60を掛け留められるブラケット63を設けるとよい。
上記のような連結用ボルトを用いて隣接の貨物架台同士を連結すると、全体として貨物架台の剛性や安定性が向上し、積載する貨物をさらに安定的に保管または輸送することが可能になる。連結用ボルトは、連結に使用しないとき先端部を脚に沿わせた状態にして外部にほとんど突出しないようにできるため、貨物架台の取扱いの支障になることがない。
テーブルの側部にゴムダンパーが取り付けられていると、さらに有利である。図1のようにテーブル2の一側部のみにゴムダンパー2bを取り付けるのもよいが、同時に複数の側部に設けるのが適する場合もある。
テーブルの側部にゴムダンパーを取り付けると、隣接する貨物架台同士や、貨物架台とコンテナの壁面とが衝撃的に接触することが防止される。ゴムダンパーの寸法を適切に設定することにより、コンテナの扉を閉めたときその扉で押されてコンテナ内に隙間なく貨物架台が配置されるようにして、輸送中の貨物架台のがたつきや移動の防止を図ることも可能になる。
発明の折りたたみ貨物架台によると、フォークリフトを用いて脚を折りたたむ際、脚を少し折り曲げた状態に保つための作業を簡単かつ安全に行うことができる。脚の下部にロープを掛ける必要がないので、ロープの出し入れしたりロープに張力を与えたりするための手段も不要である。
脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つとともに脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つために、脚とテーブルとを同じ引上げ部材で接続されるようにすると、折りたたみ貨物架台は、部品数が減少して構造が簡単になり、軽量かつ低コストなものとなり取扱いもさらに容易になる。
隣接する折りたたみ貨物架台の間で脚同士を連結するため連結用ボルトを配置すると、貨物架台の剛性や安定性が向上し、積載する貨物をさらに安定的に保管または輸送することが可能になる。
また、テーブルの側部にゴムダンパーを取り付けると、輸送中に貨物架台同士が衝突することが防止されるほか、コンテナ等の内側で、貨物架台のがたつき等を防止することも可能になる。
発明による折りたたみ貨物架台1を示す全体図で、(a)は平面図、(b)は脚3を伸ばした状態の正面図、(c)は脚3を折りたたんだ状態の正面図である。 折りたたみ貨物架台1の右側面図(脚3を伸ばした状態)である。 (a)は、図2におけるIII部の詳細図であり、(b)はその図示部分の正面図である。 図1(c)におけるIV部の詳細図である。 (a)は、図2におけるV部の詳細図であり、(b)はその図示部分の正面図である。 (a)は、図2におけるVI部の詳細図であり、(b)はその図示部分の正面図である。 (a)は、図2におけるVII部の詳細図であり、(b)はその図示部分の背面図である。 (a)は、図1(b)におけるVIII部の詳細図であり、(b)は図示部分中の連結用ボルト60等の側面図である。 (a)は、折りたたんで積み重ねた状態の貨物架台1をコンテナA内に置く作業を示す正面図であり、(b)は、同様の状態の貨物架台1をコンテナA内で運搬する状態を示す側面図である。
図1〜図9を用い、発明の実施についての形態を説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、折りたたみ貨物架台1は、水平なテーブル2とそれに垂直な脚3等からなり、主として鉄鋼部材で構成したものである。貨物架台1は、図1(b)(の実線部)のように脚3を垂直に伸ばした状態でコンテナA(図9参照)の内部に置き、コンテナAによる貨物輸送に使用する。コンテナAの床面上とテーブル2の上面とに分けて貨物(たとえば液晶パネル)を積み上げることにより、貨物自身の重さで下段の貨物が損傷等することを防止できる。テーブル2の側部の一辺には、貨物架台1同士や、貨物架台1とコンテナAの内壁とが当たることを防ぐために、中空断面を有するD字形状のゴムダンパー2bを取り付けている。
貨物架台1は、コンパクトにしてコンテナAにより効率的に返送等出来るよう、テーブル2に対し脚3を折りたたみ可能に設けたものである。図1(c)は脚3を折りたたんだ状態を示し、図9(a)・(b)は、そのような状態の貨物架台1を上下に複数重ねてコンテナAに積み込んだ状態を示している。脚3は、テーブル2に対して直角に立てた状態と、テーブル2と平行に折りたたんだ状態と、双方の間で脚3を角度変更可能にした状態とが選択され得るように貨物架台1に組み付けられているわけである。
なお、図示の例では、貨物架台1ごとに4本ある脚3のうちテーブル2の左右各側のものが、図2のように補強材3aでつないで一体にされている。しかし、4本の脚をそれぞれ独立に取り付けることも、図示の例に準じて容易に構成できる。
コンテナA内に搬入したり搬出したりするための折りたたみ貨物架台1の運搬は、フォークリフト(たとえば図9のフォークリフトB)を使用して行う。脚3を折りたたんだ状態でも、伸ばした状態でも、テーブル2の下にフォークリフトのフォークを差し入れて持ち上げることにより運搬する。
脚3を折りたたんだ状態で積み重ねた複数台の貨物架台1を運搬する態様は、図9(a)・(b)に示している。積み重ねた貨物架台1のうち最下段のもののテーブル2の下にフォークを差し入れて持ち上げ、そのままフォークリフトBで運搬する。図9(b)に示すように車輪付きの搬送台車Cの上に貨物架台1を載せるようにすると、運搬はさらに楽になる。貨物架台1の前側(図9(a)の左方)のみに搬送台車Cを使用することとした場合、それら貨物架台1の後ろ側のみをフォークリフトBで持ち上げれば足りることになり、小型のフォークリフトBによる運搬が可能になる。
脚3を伸ばした(立てた)状態の貨物架台1も、テーブル2の下にフォークを差し入れることにより持ち上げて移動する。テーブル2の下には、その長辺に沿った方向にフォークを差し入れられるよう、図2のとおりフォーク挿入枠2aを取り付けている。テーブル2の長辺の長さに比べて短めのフォークを使用する場合には、脚3を立てているかどうかにかかわらず、この挿入枠2aにフォークを差し入れるのがよい。
伸ばした状態の脚3を折りたたむ作業は、図9に示すようなフォークリフトを用い、貨物架台1を一旦持ち上げたうえゆっくりと下降させることにより行う。すなわち、フォークリフトによって貨物架台1を一旦わずかに持ち上げ、脚3を角度変更可能にしたうえ、テーブル2に対し少し折り曲げ、同じフォークリフトで貨物架台1を徐々に下ろす。貨物架台1の脚3の下端部外側には、図5(a)・(b)のようにローラ30が回転自在なように取り付けられているので、少し折り曲げた状態の脚3の先端はこのローラ30を介して地面や床面に接触する。そのため、徐々に貨物架台1を下降させると、テーブル2の重量の作用で脚3を折り曲げていくことができる。
この貨物架台1については、脚3を、立てた状態と折りたたんだ状態との間で円滑に切り換えることができるよう、構造上、以下の工夫をとり入れている。
まず、脚3は、テーブル2に対し直角に立った状態で角度変更しないよう保持される一方、テーブル2と平行な状態にまで角度変更して折りたたまれ得るように、図3(a)・(b)(または図8(a))に示す引出し回転型連結機構10を介してテーブル2の下に取り付けている。
引出し回転型連結機構10は、つぎのように構成したものである。はじめに、テーブル2の下面に、相互間に間隔をとって2枚一組の脚保持板13を取り付け、これらの脚保持板13に、縦長の(テーブル面と直角な方向に長い)閉じた長穴15と、下端の開いた凹部16とを上方からこの順に形成する。一方、脚3の上部には、上下に間隔をとって第1ピン11と第2ピン12とを、やはり上方からこの順に取り付け、各ピン11・12の両端部を上記の長穴15・凹部16にそれぞれ挿入して、抜け止めピンにて脚3の上部に留める。
このようにした連結機構10によると、脚3の上部がテーブル2に近い上方位置にあるときは、第1ピン11および第2ピン12がそれぞれ長穴15と凹部16に入るため、脚3がテーブル2と直角に立って角度変更不能となる。その一方、脚3が下方に引き出されたときは、第2ピン12が凹部16から出る結果、長穴15内にある第1ピン11を中心に脚3が角度変更可能な状態になる。長穴15と凹部16とを有する上記の脚保持板13には、脚3が外向きに折れようとする側に留め板14を取り付けているため、脚3は内側(テーブル2の中央寄り。図3(b)の仮想線で示す側)にのみ折りたたみ可能になる。
脚3をテーブル2に対し直角に立てた状態に保つために、図3(a)のように引上げ部材20を使用している。上記のように脚3は、引出し回転型連結機構10の機能により、テーブル2に近い上方位置にあるときテーブル2と直角に立って角度変更不能となる。したがって、立てた状態に保つには、脚3はテーブル2寄りに引き上げておく必要がある。引上げ部材20は、そのように脚3を引き上げておくための手段として使用する。引上げ部材20は、脚3に取り付けたレバー21(あおりファスナー)にスプリング付きの連結片22を接続したもので、テーブル2の脚保持板13に取り付けたフック23に連結片22を掛けたうえレバー21を操作することにより、脚3と保持板13との間に引張り力を作用させる。
一方、脚3は、上記の引上げ部材20を解除してフック23から連結片22を外したうえ、図3(b)に仮想線で示すように下方に引き出すことにより、上記のとおり第1ピン11を中心に内側へ折りたためる状態になる。この貨物架台1では、脚3をテーブル2とほぼ平行な角度まで折りたたんだときその状態を保つための手段として、上記の引上げ部材20を使用している。すなわち図4のように、脚保持板13上のフック23から外した引上げ部材20の連結片22を、テーブル2の下面に斜めに取り付けた別のフック24に掛け、レバー21を操作して脚3とテーブル2との間に引張り力を作用させる。引上げ部材20は、脚3を立てた状態に保つためにも、また脚3を折りたたんだ状態に保つためにも使用するわけである。
脚3を折りたたむためには、上述のようにフォークリフトにより貨物架台1を少し持ち上げ、脚3を少し折り曲げたうえで貨物架台1を徐々に下ろす。その際に脚3を少し折り曲げる手段として、この貨物架台1には、図6(a)・(b)に示す脚傾斜保持機構40を設けている。同機構40は、脚3を鉛直状態から僅かな角度θ(20°〜35°)だけ内側寄りに傾けた状態で、さらに内側へ折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように脚3の角度を保持するもので、テーブル2の下部(支持板41)と脚3の上端部との間に設けている。
脚傾斜保持機構40は、テーブル2の下部に固定した支持板41に、支軸42を介して揺動リンク部材43を取り付けたものである。揺動リンク部材43は、図6(b)に実線で示すように鉛直上向きに立てた状態では脚3の動きを拘束することがない。しかし、仮想線のように脚3を上記の角度θ以上に内側寄りに倒したうえ、揺動リンク部材43を内側寄りに水平に倒した場合には、同部材43が脚3の上方の凹部3xに当たり、その角度θを保持する。その状態では、脚3が外側寄りに戻る(伸びる)ことを防止できる一方、貨物架台1を下降させる等して脚3をさらに内側寄りに折りたたむことは、脚3が揺動リンク部材43から離れるため支障なく行える。
なお、図6において符号44は、揺動リンク部材43が外側寄りに倒れるのを防ぐために支持板41に設けたストッパーピンであり、符号45は、揺動リンク部材43を鉛直位置に固定しておくための留めネジである。
以上のような構造から、この折りたたみ貨物架台1において脚3を折りたたむ作業は、つぎのように行うことができる。すなわち、1)引上げ部材20(図3(a)参照)を脚保持板13上のフック23から外したのち、2)フォークリフトをテーブル2の下に差し入れて貨物架台1を少し持ち上げ、3)脚3を内側寄りに押すなどして少し傾けたうえ揺動リンク部材43(図6)を内側寄りに倒すことにより、傾けたその角度θを脚傾斜保持機構40にて保持させる。その後、4)上記のフォークリフトにて貨物架台1を徐々に下降させ、ローラ30(図5)を地面等の上で転がしながらテーブル2の重さの作用で脚3を折りたたみ、5)テーブル2と平行な状態にまで脚3が折りたたまれると、テーブル2の下のフック24(図4)に引上げ部材20を掛けて脚3の姿勢を保持させる。
逆に、折りたたんだ脚3(図4参照)を伸ばす作業は、1)あらかじめ揺動リンク部材43(図6)を鉛直向きに戻しておき、2)引上げ部材20(図4)をテーブル2の下のフック24から外したうえ、3)フォークリフトでテーブル2を支持して上昇させることにより行う。そうすると、角度変更可能な状態の脚3が、自重にしたがって徐々に鉛直にまで伸びていく。脚3が鉛直になると、4)上記フォークリフトによりテーブル2の位置を少し下げて脚3をテーブル2に近づけたうえ、5)引上げ部材20を脚保持板13上のフック23(図3(a))に掛けて引張り力を効かせる。以上のようにすれば、引上げ部材20と引出し回転型連結機構10との作用により、脚3は角度変更不能な状態に保たれる。
図2のように、貨物架台1における脚3には、積載する貨物の大きさ等に応じてテーブル2の高さを変更できるよう、長さ変更部分50を設けている。長さ変更部分50は、図7(a)に示すように、脚3の中空の筒形部分3bに先端部分3dを挿入して出し入れ可能にしたものである。図4や図8に示すように、先端部分3dには上下方向に複数の留め穴3eを設け、そのいずれかと、筒形部分3bに設けた留め穴3cとの間に支持ピン51を挿入して、先端部分3dの突出長さを任意に定められるようにしている。図7(b)のように、支持ピン51は補強材3a上の案内筒53に挿入し、支持ピン51と一体に設けた操作片52を、案内筒53に設けた鉤形の移動溝53aから出している。操作片52を水平に移動させることにより支持ピン51を留め穴3c・3eに挿入等し、操作片52を上下に変位させることにより支持ピン51の位置を固定等する。
また、貨物架台1のうち図1の右側に設けた脚3には、図8(a)・(b)のように連結用ボルト60を取り付け、その先のネジ部に蝶ナット62を嵌め付けている。同ボルト60は、補強材3a上に設けた水平の支持ピン61によって基端部を脚3に取り付け、先端部を、その脚3に沿って鉛直上方に向けたり、水平方向に倒して隣接の脚3寄りに突出させたりできるようにしている。鉛直上方に向けたときは、蝶ナット62を用いて同じ脚3の一部に固定することにより鉛直姿勢を保持させ、外方へは突出させない。水平に倒したときには、その蝶ナット62により、隣接する貨物架台1の脚3に設けたブラケット63に連結する。ボルト60を水平に倒して隣接の貨物架台1の脚3と連結すると、全体として貨物架台1の剛性や安定性が向上するので、貨物を安定的に輸送等するうえで有利である。
1 折りたたみ貨物架台
2 テーブル
3 脚
10 引出し回転型連結機構
11 第1ピン
12 第2ピン
15 長穴
16 凹部
20 引上げ部材
23・24 フック
30 ローラ
40 脚傾斜保持機構
43 揺動リンク部材
50 長さ変更部分
60 連結用ボルト
62 蝶ナット
63 ブラケット
A コンテナ
B フォークリフト

Claims (5)

  1. 貨物を載せるテーブルの下に折りたたみ可能な脚が取り付けられていて、テーブルをフォークリフトで支えることにより昇降および移動が可能な折りたたみ貨物架台であって、
    テーブルに対して直角に脚を立てた状態と、テーブルの内側寄りにテーブルに対して平行に脚を折りたたんだ状態と、双方の間で脚を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚が取り付けられていること、
    脚の下端部に、脚を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラが取り付けられていること、
    脚がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられていること
    および、上記の脚傾斜保持機構が、鉛直上向きとテーブルの内側寄りの水平向きとの間で先端部の向きを切り換えられる揺動リンク部材をテーブルの下部に設け、当該部材を水平向きにしたときその先端部を脚の上部に接触させることにより、上記の傾斜した状態で脚の角度を保持するものであること
    を特徴とする折りたたみ貨物架台。
  2. 上記の脚が、上部がテーブルに近い上方位置にあるときテーブルと直角に立って角度変更不能であり、当該上部が下方に引き出されたとき角度変更可能であるようにする引出し回転型連結機構を介してテーブルに取り付けられており、その引出し回転型連結機構が、脚の上部に設けた第1ピンを、テーブルの下部に設けた縦長の長穴の内部に挿入するとともに、第1ピンの下に設けた第2ピンを、テーブルの下部で上記長穴より下に設けた下端の開いた凹部に出入り可能なように挿入したものであること、
    および、上記の脚とテーブルとが、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つために、テーブルの一部分と脚の一部分との間を連結して引張力を作用させる引上げ部材で接続され、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つためにも、当該引上げ部材の掛ける箇所が変更されることにより、テーブルの上記と異なる一部分と脚の上記一部分との間を連結して引張力を作用させる同じ引上げ部材で接続されることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ貨物架台。
  3. テーブルの高さを変更できるよう、脚の一部に長さ変更可能な部分が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の折りたたみ貨物架台。
  4. 隣接する折りたたみ貨物架台の間で脚同士を連結するための連結用ボルトが、基端部を脚に結合させ、先端部の向きをその脚に沿った状態からその脚と直角に伸びた状態にまで切り換えられるように取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折りたたみ貨物架台。
  5. テーブルの側部にゴムダンパーが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折りたたみ貨物架台。
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