JP4805405B1 - 折りたたみ貨物架台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貨物架台1は、貨物を載せるテーブル2の下に折りたたみ可能な脚3が取り付けられていて、フォークリフトによって昇降および移動が可能なものであり、a)テーブル2と直角に脚3を立てた状態と、テーブル2と平行に脚3を折りたたんだ状態と、双方の間で脚3を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚3が取り付けられていること、b)脚3の下端部に、脚3を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラ30が取り付けられていること、および、c)脚3がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚3の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブル2の下部と脚3の上部との間に設けられていることが特徴である。
【選択図】図1
Description
そのため、それぞれの脚は、テーブルに対し直角に立てた状態に固定するために、位置を上方に保つ必要がある一方、テーブルと平行に折りたたまれた状態に保つためにも、何らかの部材でテーブル寄りに引き付けておく必要がある。したがって、折りたたみ貨物架台においては、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段と、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つための手段とが必要である。
文献1・2のいずれにおいても、脚を折りたたむ際、テーブルに対して脚を少し折り曲げた状態に保つためにロープを使用することとしている。すなわち、フォークリフトによって貨物架台を持ち上げたとき、脚の下端付近とテーブルの中ほどとをロープで結び付け(特許文献1)、または脚の下部同士をロープで引き寄せ(特許文献2)、それによって脚を少し折り曲げた状態に保つ。
脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段や、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブル寄りに保つための手段については、特許文献1・2には説明がない。
i) 特許文献1・2の貨物架台では、脚を折りたたむとき、フォークリフトによって貨物架台を持ち上げ、脚を少し折り曲げた状態に保つために、脚の下端付近にロープを結んで引き付ける。しかし、そのようにするには、作業員は、体を屈めてロープを掛けたりそのロープで脚を引き付けたりする必要があり、取扱いが楽ではない。フォークリフトで持ち上げられた多少不安定な貨物架台のテーブルの下に、上半身を入れる必要もある。
ii) 脚を立てたときと折りたたんだときとに当該脚を上方位置等に保持するための手段は、特許文献1・2に説明されていないものの、その図面によれば、それぞれ専用の手段が使用されるものと推測される。すなわち、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つための手段と、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブル寄りに保つための手段とが、それぞれ別個に装備されていると考えられる。しかし、こうして各手段を別個に備えると、貨物架台は構造が複雑化して重量を増し、製造コストが高くなるとともに取扱いも複雑になってしまう。上記二つの手段は、同時には使用されることがないので、一部であっても部品を共用する構成にすれば、構造や取扱いを簡単化できそうである。
a) テーブルと直角(概ね直角な場合を含む)に脚を立てた状態と、テーブルと平行(概ね平行な場合を含む)に脚を折りたたんだ状態と、双方の間で脚を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚が取り付けられていること、
b) 脚の下端部に、脚を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラが取り付けられていること、
c) および、脚がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられていること
を特徴とする。
上記c)のとおり脚の角度を保持する脚傾斜保持機構は、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられている。したがって、脚を少し折り曲げた状態に保つための作業を簡単かつ安全に行うことができる。すなわち、脚を水平向きに押して(または引いて)少し折り曲げるとともに、テーブルの下部と脚の上部との間という、外寄りの比較的高い位置にある脚傾斜保持機構を操作すれば足りる。体を屈めて脚の下端付近にロープを結んだりそのロープを引き付けたりする必要ななく、持ち上げられたテーブルの下に身体を入れる必要もない。脚の下部やテーブルにロープを掛けたり引き出したり、さらにはそれらに張力を与えたりするための手段は、もちろん不要である。
d) 上記の脚が、テーブルに近い上方位置にあるときテーブルと直角に立って角度変更不能であり、下方に引き出されたとき角度変更可能であるようにする引出し回転型連結機構を介してテーブルに取り付けられており、
e) 上記の脚とテーブルとが、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つべく引上げ部材で接続され、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つためにも、同じ引上げ部材で接続される
ものであればさらに好ましい。
このような引出し回転型連結機構は、構造が簡単であることに加え、脚を立てたとき、脚を折り曲げようとするモーメントに強く抗することができるという利点を有する。つまり、間隔をとって存在する第1・第2の二つのピンによって当該モーメントを受け止めることができ、それらのピンの上下方向への間隔を広くすれば、その抗強度をさらに高くすることも可能である。
そのように、脚の一部に長さ変更可能な部分を設けてテーブルの高さを変更できるようにすると、積載する貨物の大きさや性質によって、または貨物架台を収容するコンテナ等の寸法等に合わせて、適切な状態で貨物架台を使用できるようになる。
上記のような連結用ボルトを用いて隣接の貨物架台同士を連結すると、全体として貨物架台の剛性や安定性が向上し、積載する貨物をさらに安定的に保管または輸送することが可能になる。連結用ボルトは、連結に使用しないとき先端部を脚に沿わせた状態にして外部にほとんど突出しないようにできるため、貨物架台の取扱いの支障になることがない。
テーブルの側部にゴムダンパーを取り付けると、隣接する貨物架台同士や、貨物架台とコンテナの壁面とが衝撃的に接触することが防止される。ゴムダンパーの寸法を適切に設定することにより、コンテナの扉を閉めたときその扉で押されてコンテナ内に隙間なく貨物架台が配置されるようにして、輸送中の貨物架台のがたつきや移動の防止を図ることも可能になる。
脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つとともに脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つために、脚とテーブルとを同じ引上げ部材で接続されるようにすると、折りたたみ貨物架台は、部品数が減少して構造が簡単になり、軽量かつ低コストなものとなり取扱いもさらに容易になる。
隣接する折りたたみ貨物架台の間で脚同士を連結するため連結用ボルトを配置すると、貨物架台の剛性や安定性が向上し、積載する貨物をさらに安定的に保管または輸送することが可能になる。
また、テーブルの側部にゴムダンパーを取り付けると、輸送中に貨物架台同士が衝突することが防止されるほか、コンテナ等の内側で、貨物架台のがたつき等を防止することも可能になる。
図1(a)〜(c)に示すように、折りたたみ貨物架台1は、水平なテーブル2とそれに垂直な脚3等からなり、主として鉄鋼部材で構成したものである。貨物架台1は、図1(b)(の実線部)のように脚3を垂直に伸ばした状態でコンテナA(図9参照)の内部に置き、コンテナAによる貨物輸送に使用する。コンテナAの床面上とテーブル2の上面とに分けて貨物(たとえば液晶パネル)を積み上げることにより、貨物自身の重さで下段の貨物が損傷等することを防止できる。テーブル2の側部の一辺には、貨物架台1同士や、貨物架台1とコンテナAの内壁とが当たることを防ぐために、中空断面を有するD字形状のゴムダンパー2bを取り付けている。
なお、図示の例では、貨物架台1ごとに4本ある脚3のうちテーブル2の左右各側のものが、図2のように補強材3aでつないで一体にされている。しかし、4本の脚をそれぞれ独立に取り付けることも、図示の例に準じて容易に構成できる。
脚3を折りたたんだ状態で積み重ねた複数台の貨物架台1を運搬する態様は、図9(a)・(b)に示している。積み重ねた貨物架台1のうち最下段のもののテーブル2の下にフォークを差し入れて持ち上げ、そのままフォークリフトBで運搬する。図9(b)に示すように車輪付きの搬送台車Cの上に貨物架台1を載せるようにすると、運搬はさらに楽になる。貨物架台1の前側(図9(a)の左方)のみに搬送台車Cを使用することとした場合、それら貨物架台1の後ろ側のみをフォークリフトBで持ち上げれば足りることになり、小型のフォークリフトBによる運搬が可能になる。
脚3を伸ばした(立てた)状態の貨物架台1も、テーブル2の下にフォークを差し入れることにより持ち上げて移動する。テーブル2の下には、その長辺に沿った方向にフォークを差し入れられるよう、図2のとおりフォーク挿入枠2aを取り付けている。テーブル2の長辺の長さに比べて短めのフォークを使用する場合には、脚3を立てているかどうかにかかわらず、この挿入枠2aにフォークを差し入れるのがよい。
このようにした連結機構10によると、脚3の上部がテーブル2に近い上方位置にあるときは、第1ピン11および第2ピン12がそれぞれ長穴15と凹部16に入るため、脚3がテーブル2と直角に立って角度変更不能となる。その一方、脚3が下方に引き出されたときは、第2ピン12が凹部16から出る結果、長穴15内にある第1ピン11を中心に脚3が角度変更可能な状態になる。長穴15と凹部16とを有する上記の脚保持板13には、脚3が外向きに折れようとする側に留め板14を取り付けているため、脚3は内側(テーブル2の中央寄り。図3(b)の仮想線で示す側)にのみ折りたたみ可能になる。
なお、図6において符号44は、揺動リンク部材43が外側寄りに倒れるのを防ぐために支持板41に設けたストッパーピンであり、符号45は、揺動リンク部材43を鉛直位置に固定しておくための留めネジである。
2 テーブル
3 脚
10 引出し回転型連結機構
11 第1ピン
12 第2ピン
15 長穴
16 凹部
20 引上げ部材
23・24 フック
30 ローラ
40 脚傾斜保持機構
43 揺動リンク部材
50 長さ変更部分
60 連結用ボルト
62 蝶ナット
63 ブラケット
A コンテナ
B フォークリフト
Claims (5)
- 貨物を載せるテーブルの下に折りたたみ可能な脚が取り付けられていて、テーブルをフォークリフトで支えることにより昇降および移動が可能な折りたたみ貨物架台であって、
テーブルに対して直角に脚を立てた状態と、テーブルの内側寄りにテーブルに対して平行に脚を折りたたんだ状態と、双方の間で脚を角度変更可能にした状態とが選択され得るように脚が取り付けられていること、
脚の下端部に、脚を角度変更させるとき地面または床面に接して転がるローラが取り付けられていること、
脚がさらに折りたたまれる向きにのみ角度変更可能なように、傾斜した状態で脚の角度を保持するための脚傾斜保持機構が、テーブルの下部と脚の上部との間に設けられていること、
および、上記の脚傾斜保持機構が、鉛直上向きとテーブルの内側寄りの水平向きとの間で先端部の向きを切り換えられる揺動リンク部材をテーブルの下部に設け、当該部材を水平向きにしたときその先端部を脚の上部に接触させることにより、上記の傾斜した状態で脚の角度を保持するものであること
を特徴とする折りたたみ貨物架台。 - 上記の脚が、上部がテーブルに近い上方位置にあるときテーブルと直角に立って角度変更不能であり、当該上部が下方に引き出されたとき角度変更可能であるようにする引出し回転型連結機構を介してテーブルに取り付けられており、その引出し回転型連結機構が、脚の上部に設けた第1ピンを、テーブルの下部に設けた縦長の長穴の内部に挿入するとともに、第1ピンの下に設けた第2ピンを、テーブルの下部で上記長穴より下に設けた下端の開いた凹部に出入り可能なように挿入したものであること、
および、上記の脚とテーブルとが、脚を立てたとき当該脚を上方位置に保つために、テーブルの一部分と脚の一部分との間を連結して引張力を作用させる引上げ部材で接続され、脚を折りたたんだとき当該脚をテーブルとほぼ平行な状態に保つためにも、当該引上げ部材の掛ける箇所が変更されることにより、テーブルの上記と異なる一部分と脚の上記一部分との間を連結して引張力を作用させる同じ引上げ部材で接続されることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ貨物架台。 - テーブルの高さを変更できるよう、脚の一部に長さ変更可能な部分が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の折りたたみ貨物架台。
- 隣接する折りたたみ貨物架台の間で脚同士を連結するための連結用ボルトが、基端部を脚に結合させ、先端部の向きをその脚に沿った状態からその脚と直角に伸びた状態にまで切り換えられるように取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折りたたみ貨物架台。
- テーブルの側部にゴムダンパーが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折りたたみ貨物架台。
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