JP2014162494A - 立体コンテナ - Google Patents

立体コンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2014162494A
JP2014162494A JP2013032400A JP2013032400A JP2014162494A JP 2014162494 A JP2014162494 A JP 2014162494A JP 2013032400 A JP2013032400 A JP 2013032400A JP 2013032400 A JP2013032400 A JP 2013032400A JP 2014162494 A JP2014162494 A JP 2014162494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
state
bottom frame
respect
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013032400A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Fukui
啓之 福井
Kazuyoshi Arai
和義 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUI YODARU SEISAKUSHO KK
SANO KIGYO KK
Original Assignee
FUKUI YODARU SEISAKUSHO KK
SANO KIGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUI YODARU SEISAKUSHO KK, SANO KIGYO KK filed Critical FUKUI YODARU SEISAKUSHO KK
Priority to JP2013032400A priority Critical patent/JP2014162494A/ja
Publication of JP2014162494A publication Critical patent/JP2014162494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

【課題】荷物等の積載作業を効率的に行うことを可能とし、作業性に優れた立体コンテナの提供を目的とする。
【解決手段】
立体コンテナ10は、X方向に配設される複数本の桁材1と平面Y方向に配設される複数本の梁材2を縦横に接続し、上部を荷台スペース3としてなる底部フレーム4を備える。底部フレーム4の四隅には、上下に立設する状態でコーナ支柱支持体7が備えられる。各コーナ支柱支持体7のうち、X方向で対向する一対の各コーナ支柱支持体7には、底部フレーム4の上部を荷台スペース3として利用可能となるよう底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、長手方向が鉛直に直立可能となる立設状態と、底部フレーム4に向け、長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるよう、対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能に支持されるコーナ支柱8が備えられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平面長方形状または平面正方形状からなる底部フレームを備え、底部フレームの四隅にコーナ支柱を立設可能とする立体コンテナに関する。
従来、立体コンテナに関しては、さまざまな形態のものが存在するが、そのほとんどは平面長方形または正方形状からなり、平面X方向に配設される複数本の桁材と平面Y方向に配設される複数本の梁材を縦横に接続し、その上部を荷台ス
ペースとしてなる底部フレームを備えるものとされる。
底部フレームの下面と立体コンテナが載置される床面との間には、フォークリフトのフォーク挿入スペースが形成され、底部フレームの四隅にはそれぞれ上下に立設する状態で柱状部材が備えられる。柱状部材にはその底部において、底部フレームの四隅を床面に対して支持するための脚部が備えられる。これら底部フレーム四隅の柱状部材には、それぞれコーナ支柱の底部が支持可能とされる。
コーナ支柱は、下記特許文献1に示すように、対応する柱状部材に対して、長手方向が鉛直に倒立可能となる立設状態に取り付けられるタイプのものや、下記特許文献2に示すように、例えばX方向で対向する一対の各柱状部材に対し、コーナ支柱の底部が、底部フレームの上部を荷台スペースとして利用可能となるよう底部フレームの荷台載置面に対しその長手方向が鉛直に倒立する立設状態と、底部フレームに向け、その長手方向が底部フレームの側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるよう、対応する柱状部材に対してθ方向に回動可能に支持されるタイプのものなどがある。
特開2002−154596号公報 特開2001−171664号公報
いずれのタイプの立体コンテナに関しても、底部フレームの上部を荷台スペースとして利用可能とする状態において、底部フレームの四隅において柱状部材に支持させるようにしてコーナ支柱が立設され、この場合においてコーナ支柱は荷台載置面に対し角度90度に立設され、長手方向が鉛直になる立設状態に保持されるようにしていた。
ところで、立体コンテナの底部フレーム上部の荷台スペースに荷物等を載置する場合、その四隅において荷台載置面に対し角度90度に立設されるコーナ支柱の内方に収まるように荷物等の積載作業を行う必要があった。しかしながら、積載作業において、荷物等を荷台載置面に対して下から順に積載する場合において、上方にいくにしたがって荷物等にずれが生じる場合があり、四隅において立設されるコーナ支柱の内方に収まらないような場合があった。このような場合において、せっかく積載作業が終わった状態において、後からコーナ支柱の上方間にチェーンを掛け渡したり、コーナ支柱の上方間を連結バーを掛け渡そうと思っても、荷物がチェーンや連結バーと干渉してしまい、そうした作業ができない場合が多々生じていた。
このような場合、荷台載置面に対する荷物等の積載作業を最初からし直さなければならず、大変非効率とされていた。
本発明は、こうした従来の立体コンテナの不具合に着目してなされたものであり、荷物等の積載作業を効率的に行うことを可能とし、作業性に優れた立体コンテナの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、平面長方形または正方形状からなり、平面X方向に配設される複数本の桁材1と平面Y方向に配設される複数本の梁材2を縦横に接続し、その上部を荷台スペース3としてなる底部フレーム4と、底部フレーム4の下面と床面Fとの間にフォークリフトのフォーク挿入スペースSを形成する状態で、底部フレーム4の四隅にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5からなり、柱状部材5の底部において底部フレーム4の四隅を床面Fに対して支持するための脚部6を備えてなるコーナ支柱支持体7と、4つの各コーナ支柱支持体7のうち、X方向で対向する一対の各コーナ支柱支持体7のそれぞれには、底部フレーム4の上部を荷台スペース3として利用可能となるよう底部フレーム4の荷台載置面Gに対しその長手方向が鉛直に直立可能となる立設状態と、底部フレーム4に向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるよう、対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能に支持されるコーナ支柱8と、を備えてなる立体コンテナ10であって、前記各コーナ支柱8は、その長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるように軸支され、前記コーナ支柱支持体7には、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めする鉛直立設状態の位置決め手段11と、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態に保持し、位置決めする拡開立設状態の位置決め手段12と、をそれぞれ備えることとしている。
また本発明の請求項2は、X方向で対向する一対の各コーナ支柱8には、その下部を対応するコーナ支柱支持体7にそれぞれ軸支されるようそれぞれピン13が配設され、各ピン13は対応するコーナ支柱支持体7の上下長手方向に沿って形成される長孔14に係合してなり、コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の上端部と当接する上方側にスライドさせた状態において、ピン13を中心に底部フレーム4の荷台載置面Gに向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるようθ方向に回動可能とされ、
これに対し、コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた状態において、コーナ支柱8の荷台載置面G側に向け、θ方向に倒伏されるのを阻止する干渉体15と、コーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度より拡開されるθ方向での回動を阻止する干渉体16と、から構成され、これら鉛直立設状態の位置決め手段11としての各干渉体15、16により、長孔14にピン結合され、ピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた状態でコーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めするとともに、一方、コーナ支柱8を、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の上端部と当接する上方側にスライドさせた状態において、長孔14の上端部において荷台載置面Gに向け、連続する状態で凹設される係合凹部17にピン13を係合可能とし、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17にピン13を係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度95〜120度の範囲で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせるようにしている。
また本発明の請求項3は、X方向で対向する一対の各コーナ支柱8には、その下部を対応するコーナ支柱支持体7にそれぞれ軸支されるようそれぞれ固定軸18が配設され、該固定軸18はコーナ支柱支持体7に備えられる支持孔19に遊支され、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態と、荷台載置面Gに対し角度90度、さらに95〜120度の範囲で拡開される立設される状態の間でθ方向に回動可能となるようにし、固定軸18の軸支回りにはラチェット歯車20が備えられ、コーナ支柱支持体7には上記ラチェット歯車20と係合可能な係合爪21が備えられるようにし、ラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態となるよう固定軸18を支持孔19に対して回動させた状態において、この状態を保持し、固定するため、係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する鉛直立設状態の位置決め手段11としての係合歯22Aが備えられ、さらにラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態となるよう固定軸18を支持孔19に対して回動させた状態において、この状態を保持し、固定するため、係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する拡開立設状態の位置決め手段12としての係合歯22Bが備えられ、さらに上記各位置決め手段11,12としての係合歯22A,22Bと係合可能な係合爪21には、固定軸18を支持孔19に対して回動可能な状態とし、コーナ支柱8の長手方向が荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態、あるいは95〜120度の範囲で拡開される立設状態から、底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態に回動できるよう係合爪21の対応する係合歯22A,22Bに対する係合状態を解除するための係合解除手段23を備えるようにしている。
また本発明の請求項4は、X方向で対向する一対の各コーナ支柱8は、その長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるようにピン結合されるとともに、Y方向で対向する一対の各コーナ支柱8同士は、その長手方向上部間を連結バー24により連結されてそれぞれのコーナ支柱支持体7に対し支持され、該連結バー24は各コーナ支柱8の底部フレーム4の上部の荷台載置面Gに対する直立可能な立設状態あるいは拡開される立設状態で荷台スペース3に積載される荷物と当接可能とされ、該荷物を緩衝するものとしている。
さらに本発明の請求項5は、コーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8は、底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳み状態において、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部よりも低い位置に位置決めされるものとされ、こうして折り畳まれた立体コンテナ10の上部に、同じく4つの各コーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8を、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部よりも低い位置に位置決めされる状態に、底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳まれた立体コンテナ10を配設し、上部の立体コンテナ10の各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6を、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部を位置決めさせ、複数の立体コンテナ10を段積み状態に積載可能としている。
さらに本発明の請求項6は、複数の立体コンテナ10を段積み状態に積載可能としてなる立体コンテナ10は、各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6の下面に、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部25を挿入し、位置決めさせるための凹部26を備えることとしている。
本発明によれば、各コーナ支柱8の長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるように軸支し、前記コーナ支柱支持体7には、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めする鉛直立設状態の位置決め手段11と、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態に保持し、位置決めする拡開立設状態の位置決め手段12と、をそれぞれ備えることとしている。このため、積載作業において、荷物等を荷台載置面に対して下から順に積載する場合に、上方にいくにしたがって荷物等にずれが生じ、四隅において立設されるコーナ支柱の内方に収まらないような場合において、拡開立設状態の位置決め手段12により、コーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態に回動し、この状態を保持し、位置決めすることが可能となる。これにより、荷物等の積載作業を効率的に行うことが可能となり、作業性に優れた立体コンテナ10の提供が可能となる。
本発明の実施形態に係る立体コンテナの全体を示す斜視図である。 実施形態に係る立体コンテナの平面図である。 図1の矢視A方向から観た立体コンテナの正面図である。 図1の矢視B方向から観た立体コンテナの側面図である。 コーナ支柱の長手方向を底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏させた立体コンテナの折り畳み状態を示す正面図である。 折り畳み状態にある複数の立体コンテナを段積み状態で積載した状態を示す正面図である。 拡開立設状態の位置決め手段により、X方向に対向される各コーナ支柱を、底部フレームの荷台載置面に対し拡開される立設状態に回動して保持した位置決め状態を示す正面図である。 コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態に係り、(A)はコーナ支柱支持体に対して軸支されたコーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す正面図、(B)はコーナ支柱支持体に対して軸支されたコーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、拡開される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す正面図である。 コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態に係り、(A)は図8(A)に対応する正面断面図、(B)は図8(B)に対応する正面断面図である。 底部フレームの荷台載置面に対し、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うようコーナ支柱を倒伏させる状態を示す正面断面図である。 本発明の実施例1に係る立体コンテナであって、コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態に係り、(A)はコーナ支柱支持体に対して軸支されたコーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す正面図、(B)は同正面断面図である。 本発明の実施例1に係る立体コンテナであって、コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決めを解除する状態に係り、(A)はコーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し角度90度に直立される立設状態に保持し、ピンを長孔の上端部と当接する上方側にスライドさせ、コーナ支柱がピンを中心に底部フレームの荷台載置面に向けて、倒伏可能な状態とした正面図、(B)は同正面断面図である。 本発明の実施例1に係る立体コンテナであって、コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決めする状態に係り、(A)はコーナ支柱支持体に対してコーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、拡開される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す正面図、(B)は同正面断面図である。 本発明の実施例1に係る立体コンテナであって、コーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態に係り、(A)は底部フレームの荷台載置面に対し、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うようコーナ支柱を倒伏させる状態を示す正面断面図、(B)は同正面断面図である。 本発明の実施例2に係る立体コンテナであって、コーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す斜視図である。 図15のXVI−XVI線に沿う断面図である。 コーナ支柱支持体に対し、コーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、拡開される立設状態に保持し、位置決めした状態を示す図16に対応する断面図である。 コーナ支柱支持体に対し、コーナ支柱を底部フレームの荷台載置面に対し、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏させた状態を示す図16に対応する断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る立体コンテナを、先ず図1ないし図10に基づいて説明する。立体コンテナ10は、図1に示すように平面長方形あるいは正方形状からなり、平面X方向に配設される複数本の桁材1と平面Y方向に配設される複数本の梁材2を縦横に接続し、その上部を荷台スペース3としてなる底部フレーム4を備えてなる。桁材1と梁材2は、角形の金属製管材が用いられ、これらを溶接等の手段により接合して底部フレーム4を構成するようにしている。
底部フレーム4の下面と床面Fとの間にフォークリフトのフォーク挿入スペースSを形成する状態で、底部フレーム4の四隅にそれぞれ上下に立設するコーナ支柱支持体7が備えられる。コーナ支柱支持体7は、上下方向に一定の高さを備える角形の金属製管材からなる柱状部材5により構成され、底部フレーム4の四隅に対し、溶接等の手段により接合することとしている。コーナ支柱支持体7においては、柱状部材5の底部において底部フレーム4の四隅を床面Fに対して支持するための脚部6を備えてなる。各脚部6は、立体コンテナ10を床面Fに対して載置して支持するためのものであり、後述するように下面に凹部26(図6の拡大部参照)を備える構造のものとされる。
立体コンテナ10の四隅に備えられる4つの各コーナ支柱支持体7のうち、X方向で対向する一対の各コーナ支柱支持体7のそれぞれには、底部フレーム4の上部を荷台スペース3として利用可能となるように、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、その長手方向(図3のL方向)が鉛直に直立可能となる立設状態(図3,図4に示す状態)と、底部フレーム4に向け、その長手方向(図5のL方向)が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態(図5に示す状態)となるよう、対応するコーナ支柱支持体7に対し、θ方向(図3参照)に回動可能に支持されるコーナ支柱8が備えられる。
すなわち、各コーナ支柱支持体7に支持されるコーナ支柱8は、その長手方向(図3のL方向)下部を対応するコーナ支柱支持体7に対し、θ方向に回動可能となるように軸支される。各コーナ支柱支持体7には、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度90度に直立される立設状態(図1,図3,図4に示す状態)に保持し、位置決めする鉛直立設状態の位置決め手段11と、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度105度で拡開される立設状態(図7に示す状態)に保持し、位置決めする拡開立設状態の位置決め手段12がそれぞれ備えられる。
X方向で対向し、それぞれコーナ支柱支持体7に対してθ方向に軸支される一対の各コーナ支柱8は、下部の部分を対応するコーナ支柱支持体7に対しそれぞれ軸支させるためのピン13が配設される。各ピン13は図8ないし図10に示すように、対応するコーナ支柱支持体7における柱状部材5の、上下長手方向に沿って形成される長孔14に係合してなる。
底部フレーム4の四隅に備えられ、X方向で対向する各コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図8(A)に示す状態)、この状態からコーナ支柱8を図8(A)の矢印M方向に持ち上げるようにしてスライドさせ、ピン13を長孔14の上端部と当接させる上方側へのスライド状態(図8(B),図10に示す状態)において、ピン13を中心に底部フレーム4の荷台載置面Gに向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態(図5に示す状態)となるようθ方向に回動可能とされる。
これに対し、コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図8(A)に示す状態)、かつピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた位置決め状態(図8(A),図9(A)に示す状態)において、コーナ支柱8の荷台載置面G側に向け、矢印θ1方向に倒伏されるのを阻止し、柱状部材5の一部を構成する高さH1からなる板状の干渉体15(図9(A)参照)と、コーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度より拡開されるθ2方向での回動を阻止し、柱状部材5の一部を構成する高さH2からなる板状の干渉体16(図9(A)参照)に対し、その下端の側面部が当接される。すなわち、こうして構成されるコーナ支柱支持体7にそれぞれ支持される各コーナ支柱8は、その長手方向(図3のL方向)を荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図8(A)に示す状態)、かつ長孔14にピン結合され、ピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた状態において、鉛直立設状態の位置決め手段11としての各干渉体15、16により、コーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態(図8(A),図9(A)に示す状態)に保持し、位置決めさせることが可能となる。加えて、鉛直立設状態の位置決め手段11としての各干渉体15、16により、コーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設されるコーナ支柱8の荷台載置面Gに対する外方側には、当接ピン27が所定の高さ位置に備えられる。この当接ピン27は、ピン13が長孔14の下端部と当接する下方側にスライドされた状態において、柱状部材5の頂部25の荷台載置面Gに対する外方側に傾斜し、形成される頂部切欠部28と係合し(図8(A),図9(A)参照)、コーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設させる状態を、上記位置決め手段11としての各干渉体15、16とともに保持可能にしている。
一方、コーナ支柱8を、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図8(A)に示す状態)、この状態からコーナ支柱8を図8(A)の矢印M方向に持ち上げるようにしてスライドさせ、、かつピン13を長孔14の上端部と当接する上方側にスライドさせた状態(図8(B),図10に示す状態)において、さらにコーナ支柱8の下端側に配設されるピン13を荷台載置面G側にスライドさせることにより、長孔14の上端部において荷台載置面Gに向け、連続する状態で凹設される係合凹部17にピン13を係合させることが可能となる。すなわち、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17に対し、コーナ支柱8の下端側に配設されるピン13を図8(B),図9(B)で示すようにして係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向(図8(B)のL方向)が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度105度の傾斜で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせることが可能となる。
このようにして構成される立体コンテナ10は、四隅に備えられる4つのコーナ支柱8を、鉛直立設状態の位置決め手段11としての各干渉体15、16により、コーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立させる立設状態(図8(A),図9(A)に示す状態)に保持し、位置決めさせることが可能となる。この状態において、図3に示すように底部フレーム4の上部を荷台スペース3として利用することが可能となり、荷台載置面Gに対して荷物9等を段積みすることが可能となる。荷物3を図3に示すように段積みし、積載する際に、上方において荷台スペース3のX方向の幅Wの内方より大きなサイズの荷物9Aが図7に示すように段積みされる場合がある。このような場合において、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17に対し、コーナ支柱8の下端側に配設されるピン13を図8(B),図9(B)に示すようにして係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向(図8(B)のL方向)が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度105度の傾斜で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせることが可能となる。これにより、積載作業において、荷物等を荷台載置面Gに対し、下から順に積載する場合に、上方にいくにしたがって荷物等にずれが生じ、荷物等が四隅において立設されるコーナ支柱8の内方に収まらないような場合において、上記拡開立設状態の位置決め手段12により、コーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度105度で拡開される立設状態に回動し、この状態を保持し、位置決めすることが可能となる。この結果、荷物等の積載作業を効率的に行うことが可能となり、作業性に優れた立体コンテナ10の提供が可能となる。
ここでX方向で対向する一対の各コーナ支柱8は、上記のようにその長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるようにピン結合されるとともに、Y方向で対向する一対の各コーナ支柱8同士は、その長手方向上部間を連結バー24により連結され、それぞれのコーナ支柱支持体7に対し支持される。こうしてY方向においてコーナ支柱8の上部同士を連結する連結バー24は、各コーナ支柱8の底部フレーム4の上部の荷台載置面Gに対する直立可能な立設状態(図3に示す状態)あるいは拡開される立設状態(図7に示す状態)で荷台スペース3に積載される荷物9,9A等と当接可能とされ、こうして積載される荷物9,9A等を緩衝可能にしている。
加えてコーナ支柱支持体7に対して軸支される各コーナ支柱8は、図5に示すように底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳み状態において、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部25よりも低い位置に位置決めされるものとされる。こうして折り畳まれた立体コンテナ10の上部に、同じく4つの各コーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8を、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部25よりも低い位置に位置決めされる状態に、底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳まれた立体コンテナ10を配設する。この際、図6に示すように上部の立体コンテナ10の各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6を、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部25を位置決めさせ、複数の立体コンテナ10を段積み状態に積載することが可能となる。
図6に示すようにして複数の立体コンテナ10(図6では3つのコンテナ)を段積み状態に積載する状態において、各立体コンテナ10は、各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6の下面に、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部25を挿入し、位置決めさせるための凹部26(図6の拡大部参照)を備えるようにしている。この結果、複数の立体コンテナ10を安定した状態で段積みし、積載することを可能にしている。
なお、上記実施形態に係る立体コンテナ10では、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17に対し、コーナ支柱8の下端側に配設されるピン13を図8(B),図9(B)に示すようにして係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向(図8(B)のL方向)が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度105度の傾斜で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせるようにしている。しかしながら、拡開立設状態の位置決め手段12において、底部フレーム4の荷台載置面Gに対する角度は、このような数値に限定されるものでなく、荷物を安定した状態で荷台載置面Gに対して載置し、積載可能となる角度95〜120度の範囲で拡開され、立設状態に保持し、位置決めできるものであればよい。また、上記実施形態では長孔14の上端部において荷台載置面Gに向け、連続する状態で凹設される係合凹部17を形成し、該係合凹部17にピン13を係合させ、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、コーナ支柱8の拡開傾斜角度を105度に保持・位置決めさせるようにしているが、長孔14の上端側において高さの異なる複数の係合凹部を荷台載置面Gに向けて連続状態で凹設させ、これら複数の係合凹部に対してピン13を選択的に係合させ、荷台載置面Gに対してコーナ支柱8の拡開傾斜角度を90度以上の設定された拡開状態に保持・位置決めさせるようにしてもよい。
図11ないし図14は、本発明の実施例1に係る立体コンテナであり、上記実施形態の変形例に係るコーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態を示すものである。すなわち、実施例1に係る鉛直立設状態の位置決め手段11と拡開立設状態の位置決め手段12を、上記実施形態の図8〜図10に対応し、以下のとおり説明する。
この実施例1において、X方向で対向し、それぞれコーナ支柱支持体7に対してθ方向に軸支される一対の各コーナ支柱8は、下部の部分を対応するコーナ支柱支持体7に対しそれぞれ軸支させるためのピン13Aが配設される。各ピン13Aは図11(A),(B)ないし図14(A),(B)に示すように、対応するコーナ支柱支持体7Aにおける柱状部材5の、上下長手方向に沿って形成される長孔14に係合してなる。またピン13Aが配設されるコーナ支柱8の上方位置には、ピン13Bが配設される。
底部フレーム4の四隅に備えられ、X方向で対向する各コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図11(A)に示す状態)、この状態からコーナ支柱8を図12(A)の矢印M方向に持ち上げるようにしてスライドさせ、ピン13Aを長孔14の上端部と当接させる上方側へのスライド状態(図12(A),図12(B)に示す状態)において、コーナ支柱支持体7の頂部25に形成された係合凹部29に係合されていたピン13Bの、係合凹部29に対する係合が解除される(図11(A)に示す状態)。この状態において、コーナ支柱8はピン13Bの部分を中心に底部フレーム4の荷台載置面Gに向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態(図12(A)の2点鎖線に示す状態)となるようθ1方向に回動可能とされる。
これに対し、コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図11(A)に示す状態)、かつピン13Aを長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた位置決め状態(図11(A),図11(B)に示す状態)において、コーナ支柱支持体7の頂部25に形成された係合凹部29に対し、ピン13Bが係合されることとなる。すなわち、こうして構成されるコーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8は、その長手方向(図11(A)のL方向)を荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図11(A),(B)に示す状態)、かつ長孔14にピン結合され、ピン13Bを係合凹部29に係合させた状態において、鉛直立設状態の位置決め手段11としてのピン13Bと係合凹部29の係合により、コーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態(図11(A),(B)に示す状態)に保持し、位置決めさせることが可能となる。
一方、コーナ支柱8を、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し(図11(A),(B)に示す状態)、この状態からコーナ支柱8を図12(A),(B)の矢印M方向に持ち上げるようにしてスライドさせ、かつピン13Aを長孔14Aの上端部と当接する上方側にスライドさせ、かつ係合凹部29よりピン13Bを係合解除した状態(図12(A),(B)に示す状態)において、さらにコーナ支柱8の下端側に配設されるピン13Aを荷台載置面G側にスライドさせることにより、長孔14の上端部において荷台載置面Gに向け、連続する状態で凹設される係合凹部17にピン13Aを係合させることが可能となる。すなわち、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17に対し、コーナ支柱8の下端側に配設されるピン13Aを図13(A)で示すようにして係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向(図13(A)のL方向)が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度105度の傾斜で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせることが可能となる。なお、この状態において、ピン13Aの上方側のコーナ支柱8の外側部が、コーナ支柱支持体7Aにおける柱状部材5の一部を構成する高さH2からなる板状の干渉体16(図13(B)参照)の上端部と当接することになり、前記係合凹部17にピン13Aを係合させるのに併せて、コーナ支柱8の長手方向(図13(A)のL方向)が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度105度の傾斜で拡開される立設状態に保持し、位置決めさせることを可能にしている。
なお、この実施例1に係る立体コンテナであって、コーナ支柱8を図12(A)の矢印M方向に持ち上げるようにしてスライドさせ、ピン13Aを長孔14の上端部と当接させる上方側へのスライド状態(図12(A),図12(B)に示す状態)において、コーナ支柱8をピン13Bの部分を中心に底部フレーム4の荷台載置面Gに向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される状態とした後、再びピン13Aが長孔14の下端と当接されるように倒伏状態のコーナ支柱8の下方を長孔14に沿って下方スライドさせることにより(図14(A),(B)参照)、コーナ支柱8の倒伏・折り畳み状態を保持させることが可能となる。実施例1におけるその他の構成および作用については、前記実施形態と同様につき、説明を省略する。
図15ないし図18は、本発明の実施例2に係る立体コンテナであり、上記実施形態と異なる構成に係るコーナ支柱支持体に対するコーナ支柱の位置決め状態を示すものである。すなわち、実施例2に係る鉛直立設状態の位置決め手段11と拡開立設状態の位置決め手段12を、上記実施形態の図8〜図10に対応し、以下のとおり説明する。
この実施例2において、X方向で対向する一対の各コーナ支柱8には、その下部を対応するコーナ支柱支持体7にそれぞれ軸支されるようそれぞれ固定軸18が軸線をY方向にする状態で配設され、これによりコーナ支柱8の長手方向(図15のL方向)下部を、対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるように軸支させてなる。すなわち、固定軸18はコーナ支柱支持体7に備えられる支持孔19に遊支され、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態と、荷台載置面Gに対し角度90度、さらに95〜120度の範囲で拡開される立設される状態の間でθ方向に回動可能となるようにし、固定軸18の軸支回りにはキー30を介してラチェット歯車20が備えられる。
コーナ支柱支持体7には、図15に示すようにコーナ支柱支持体7を構成する柱状部材5の外方にギヤボックス31が備えられ、このギヤボックス31内に上記ラチェット歯車20とこれに係合可能な係合爪21が備えられるようにしている(図16ないし図18参照)。ラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向(図15のL方向)が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態(図15のθ3位置)から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態(図15のθ4位置)、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度105度で拡開される立設状態(図15のθ5位置)にそれぞれ位置決め・保持されるよう位置決め手段11、12が備えられる。
すなわち、ラチェット歯車20には、ギヤボックス31内に配設され、引っ張りスプリング32の付勢力により矢印Q方向に付勢される係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する鉛直立設状態の位置決め手段11としての係合歯22Aが備えられる(図16参照)。
同様にラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向(図15のL方向)が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態(図18に示す状態)から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度105度で拡開される立設状態(図17に示す状態)となるよう、固定軸18を支持孔19に対して回動させるようにし、この状態を保持・固定して位置決めするため、矢印Q方向に付勢される係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する拡開立設状態の位置決め手段12としての係合歯22Bが備えられる(図17参照)。
さらに上記各位置決め手段11,12としてのラチェット歯車20の係合歯22A,22Bと、これに係合可能な係合爪21には、固定軸18を支持孔19に対して回動可能な状態とし、コーナ支柱8の長手方向が荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態、あるいは105度で拡開される立設状態から、底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態に回動できるよう係合爪21の対応する係合歯22A,22Bに対する係合状態を解除するための係合解除レバー23(係合解除手段)が備えられる。すなわち、この係合解除レバー23は連結ロッド34を介して係合爪21とリンク結合され、引っ張りスプリング32の付勢力に抗して、係合爪21をラチェット歯車20の係合歯22A,22Bから離隔する方向(図15のU方向)に作動・操作させるものである。この結果、係合解除レバー23をV方向に回動操作することにより(図16参照)、係合爪21の対応する係合歯22A,22Bに対する係合状態を解除して、コーナ支柱8を底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏させる折り畳み状態にすることが可能となる(図18参照)。
実施例2に係る立体コンテナにあっては、コーナ支柱8の直立立設状態(図15のθ4位置)、コーナ支柱8の拡開立設状態(図15のθ5位置)、をそれぞれ確実に維持させるため、図15の矢印R方向への回動により固定軸18の支持孔19に対する固定を確実に行う締付具33が備えられる。
すなわち、こうして形成される実施例2に係る立体コンテナにあっては、固定軸18を支持孔19に対して回動し、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態において、ラチェット歯車20の係合歯22Aと係合爪21と噛み合い、これにより固定軸18の支持孔19に対する回動が規制されるコーナ支柱8の立設状態(図15のθ4位置)が位置決め・保持されることとなる。さらに固定軸18を支持孔19に対して回動し、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度105度に拡開される立設状態において、ラチェット歯車20の係合歯22Bと係合爪21と噛み合い、これにより固定軸18の支持孔19に対する回動が規制されるコーナ支柱8の拡開立設状態(図15のθ5位置)が位置決め・保持されることとなる。実施例1におけるその他の構成および作用については、前記実施形態と同様につき、説明を省略する。
なお、上記各実施例においても、底部フレーム4の荷台載置面Gに対するコーナ支柱8,8Aの拡開傾斜角度を105度に保持・位置決めさせるようにしているが、本願発明者においては、95〜120度の範囲の任意の角度位置に拡開・立設させる立体コンテナとしても同様な効果が得られ、こうした変形例に関しても本発明の作用を実現できるため、その権利範囲に含まれて然るべきと思料する。
以上のように、本発明に係る立体コンテナ10は、引越用のコンテナはもちろん、工場や事業所などにおいて、荷物や部品などを搬送するためのコンテナとして利用することが可能とされ、荷物等を効率的に積載することができるため、積載作業を効率化を図ることが可能となる。
1 桁材
2 梁材
3 荷台スペース
4 底部フレーム
5 柱状部材
6 脚部
7 コーナ支柱支持体
8 コーナ支柱
9,9A 荷物
10 立体コンテナ
11 鉛直立設状態の位置決め手段
12 拡開立設状態の位置決め手段
12 柱材
13 ピン
14 長孔
15,16 干渉体
17 係合凹部
18
固定軸
19 支持孔
20
ラチェット歯車
21
係合爪
22A,22B 係合歯
23
係合解除手段
24
連結バー
25
頂部
26 凹部
27 当接ピン
28 頂部切欠部
29 係合凹部
30 キー
31 ギヤボックス
32 引っ張りスプリング
33 締付具
34 連結ロッド
F 床面
G 荷台載置面
S フォーク挿入スペース

Claims (6)

  1. 平面長方形または正方形状からなり、平面X方向に配設される複数本の桁材1と平面Y方向に配設される複数本の梁材2を縦横に接続し、その上部を荷台スペース3としてなる底部フレーム4と、
    底部フレーム4の下面と床面Fとの間にフォークリフトのフォーク挿入スペースSを形成する状態で、底部フレーム4の四隅にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5からなり、柱状部材5の底部において底部フレーム4の四隅を床面Fに対して支持するための脚部6を備えてなるコーナ支柱支持体7と、
    4つの各コーナ支柱支持体7のうち、X方向で対向する一対の各コーナ支柱支持体7のそれぞれには、底部フレーム4の上部を荷台スペース3として利用可能となるよう底部フレーム4の荷台載置面Gに対しその長手方向が鉛直に直立可能となる立設状態と、底部フレーム4に向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるよう、対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能に支持されるコーナ支柱8と、
    を備えてなる立体コンテナ10であって、
    前記各コーナ支柱8は、その長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるように軸支され、前記コーナ支柱支持体7には、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めする鉛直立設状態の位置決め手段11と、軸支されたコーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態に保持し、位置決めする拡開立設状態の位置決め手段12と、をそれぞれ備えたことを特徴とする立体コンテナ10。
  2. X方向で対向する一対の各コーナ支柱8には、その下部を対応するコーナ支柱支持体7にそれぞれ軸支されるようそれぞれピン13が配設され、各ピン13は対応するコーナ支柱支持体7の上下長手方向に沿って形成される長孔14に係合してなり、
    コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の上端部と当接する上方側にスライドさせた状態において、ピン13を中心に底部フレーム4の荷台載置面Gに向け、その長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態となるようθ方向に回動可能とされ、
    これに対し、コーナ支柱8は、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた状態において、コーナ支柱8の荷台載置面G側に向け、θ方向に倒伏されるのを阻止する干渉体15と、コーナ支柱8が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度より拡開されるθ方向での回動を阻止する干渉体16と、から構成され、これら鉛直立設状態の位置決め手段11としての各干渉体15、16により、長孔14にピン結合され、ピン13を長孔14の下端部と当接する下方側にスライドさせた状態でコーナ支柱8を底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、位置決めするとともに、
    一方、コーナ支柱8を、底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態に保持し、かつピン13を長孔14の上端部と当接する上方側にスライドさせた状態において、長孔14の上端部において荷台載置面Gに向け、連続する状態で凹設される係合凹部17にピン13を係合可能とし、拡開立設状態の位置決め手段12としての係合凹部17にピン13を係合させることにより、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の荷台載置面Gに対し、角度95〜120度の範囲で拡開される立設される状態に保持し、位置決めさせるようにしてなる請求項1に記載の立体コンテナ10。
  3. X方向で対向する一対の各コーナ支柱8には、その下部を対応するコーナ支柱支持体7にそれぞれ軸支されるようそれぞれ固定軸18が配設され、該固定軸18はコーナ支柱支持体7に備えられる支持孔19に遊支され、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態と、荷台載置面Gに対し角度90度、さらに95〜120度の範囲で拡開される立設される状態の間でθ方向に回動可能となるようにし、固定軸18の軸支回りにはラチェット歯車20が備えられ、コーナ支柱支持体7には上記ラチェット歯車20と係合可能な係合爪21が備えられるようにし、ラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態となるよう固定軸18を支持孔19に対して回動させた状態において、この状態を保持し、固定するため、係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する鉛直立設状態の位置決め手段11としての係合歯22Aが備えられ、
    さらにラチェット歯車20には、コーナ支柱8の長手方向が底部フレーム4の側辺部に沿い、倒伏される折り畳み状態から底部フレーム4の荷台載置面Gに対し角度95〜120度の範囲で拡開される立設状態となるよう固定軸18を支持孔19に対して回動させた状態において、この状態を保持し、固定するため、係合爪21と噛み合い、固定軸18の支持孔19に対する回動を規制する拡開立設状態の位置決め手段12としての係合歯22Bが備えられ、
    さらに上記各位置決め手段11,12としての係合歯22A,22Bと係合可能な係合爪21には、固定軸18を支持孔19に対して回動可能な状態とし、コーナ支柱8の長手方向が荷台載置面Gに対し角度90度に直立される立設状態、あるいは95〜120度の範囲で拡開される立設状態から、底部フレーム4の側辺部に沿うよう倒伏される折り畳み状態に回動できるよう係合爪21の対応する係合歯22A,22Bに対する係合状態を解除するための係合解除手段23を備えるようにしてなる請求項1に記載の立体コンテナ10。
  4. X方向で対向する一対の各コーナ支柱8は、その長手方向下部を対応するコーナ支柱支持体7に対してθ方向に回動可能となるようにピン結合されるとともに、Y方向で対向する一対の各コーナ支柱8同士は、その長手方向上部間を連結バー24により連結されてそれぞれのコーナ支柱支持体7に対し支持され、該連結バー24は各コーナ支柱8の底部フレーム4の上部の荷台載置面Gに対する直立可能な立設状態あるいは拡開される立設状態で荷台スペース3に積載される荷物と当接可能とされ、該荷物を緩衝するものである請求項1に記載の立体コンテナ10。
  5. コーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8は、底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳み状態において、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部よりも低い位置に位置決めされるものとされ、こうして折り畳まれた立体コンテナ10の上部に、同じく4つの各コーナ支柱支持体7に支持される各コーナ支柱8を、四隅のコーナ支柱支持体7にそれぞれ上下に立設する状態で備えられる柱状部材5の頂部よりも低い位置に位置決めされる状態に、底部フレーム4に向けて倒伏された折り畳まれた立体コンテナ10を配設し、上部の立体コンテナ10の各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6を、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部を位置決めさせ、複数の立体コンテナ10を段積み状態に積載可能としてなる請求項1に記載の立体コンテナ10。
  6. 複数の立体コンテナ10を段積み状態に積載可能としてなる立体コンテナ10は、各コーナ支柱支持体7における柱状部材5の下部に備えられる脚部6の下面に、下部に配設される立体コンテナ10の対応するコーナ支柱支持体7の柱状部材5の頂部25を挿入し、位置決めさせるための凹部26を備えることを特徴とする請求項5に記載の立体コンテナ10。
JP2013032400A 2013-02-21 2013-02-21 立体コンテナ Pending JP2014162494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032400A JP2014162494A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 立体コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032400A JP2014162494A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 立体コンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014162494A true JP2014162494A (ja) 2014-09-08

Family

ID=51613473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013032400A Pending JP2014162494A (ja) 2013-02-21 2013-02-21 立体コンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014162494A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109178558A (zh) * 2018-10-31 2019-01-11 重庆平伟汽车零部件有限公司 一种多功能盛具
KR20200024063A (ko) * 2018-08-27 2020-03-06 (주)헬파티엘에스 스태킹 랙
CN113479450A (zh) * 2021-08-06 2021-10-08 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车侧围后部焊接总成运输装具
CN115005601A (zh) * 2021-03-04 2022-09-06 柏小民 一种新型承接式货架

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200024063A (ko) * 2018-08-27 2020-03-06 (주)헬파티엘에스 스태킹 랙
KR102156887B1 (ko) * 2018-08-27 2020-09-16 (주)헬파티엘에스 스태킹 랙
CN109178558A (zh) * 2018-10-31 2019-01-11 重庆平伟汽车零部件有限公司 一种多功能盛具
CN115005601A (zh) * 2021-03-04 2022-09-06 柏小民 一种新型承接式货架
CN113479450A (zh) * 2021-08-06 2021-10-08 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车侧围后部焊接总成运输装具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014162494A (ja) 立体コンテナ
JP4512122B2 (ja) パレット
TWI306436B (en) Freight-loading deck
JP6064428B2 (ja) ロール製品用ラック
JP7442188B2 (ja) 輸送パレットの段積み用サポートフレーム
JP6556591B2 (ja) ロールボックスパレット
JP3196532U (ja) 折畳み架台
JP5696905B2 (ja) ラックの制振構造
JP2010083574A (ja) 折り畳み式コンテナ
KR200454573Y1 (ko) 차량 엔진 적재용 팔레트
JP2006096382A (ja) リターナブルケース
JP2009173289A (ja) 保管パレットの連結構造および連結棒
JP4228294B2 (ja) 荷搬送台車の中間棚支持装置
JP2018178390A (ja) 折畳み作業台
JP3203731U (ja) メタルパレット
JP4941582B2 (ja) パレットラック
JP3689712B2 (ja) 荷物載せ台
JP2013048862A (ja) ワゴン
JP5156954B2 (ja) 遊技台積載用パレット
JP2006117373A (ja) ラック
JP3200247U (ja) 通函
JP2009046163A (ja) 折り畳み自在な荷役用パレット
JP2006182452A (ja) パレットサポート枠装置
JP2005041545A (ja) 組立式物品収納容器
JP3099547U (ja) 巻物用パレット