JP2013048862A - ワゴン - Google Patents

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典昭 柴田
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Abstract

【課題】 従来、ワゴンは、荷物収容、又は陳列用として使用されることと、比較的、重い商品とか、大型の商品、又は多数の商品を、陳列、販売用として積載する。その為に、大型であり、場所を取るので、例えば、不使用時には、その収容に困ることと、邪魔となり、かつ場所を占領することがあり、その対策が要望されている。しかし、市場では、自由に折畳みができるワゴンの提案がないのが現況である。
【解決手段】 底枠と、底枠の辺に起伏自在に設けた複数の側枠で構成した荷物収容、陳列用のワゴンであって、側枠の折畳み、折畳み後の重畳を確保する為に、側枠と底枠とのそれぞれ連設箇所に、複数のヒンジ部、又は枢支部を設け、各連設箇所で、かつヒンジ部より離間した箇所、又は枢支部に、側枠に重畳時の折畳み代を確保する折畳み代構造を設け、各側枠の外方側に、各側枠の外方側への転倒防止を図る規制板を設けワゴンである。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、荷物収容、又は陳列用のワゴンに関するものであり、このワゴンは、大型であることに鑑み、自由に折畳みできる構造のワゴン(このワゴンには、市場で、陳列台、カートと呼ばれる陳列・店舗什器を含む)に関する。
周知の如く、ワゴンは、荷物収容、又は陳列用として使用されることと、比較的、重い商品とか、大型の商品、又は多数の商品を、陳列、販売用として積載するために使用される。従って、大型であり、場所を取るので、例えば、使用しないとき(不使用時)には、その収容に困ることと、邪魔となり、かつ場所を占領することがあり、その対策が要望されている。しかし、市場では、自由に折畳みができ、かつ底板の上に、対の側板を折畳み、重畳できる(収容できる)こと、又はねじ回し等の工具を要さず、前記折畳み重畳できるワゴンの提案がないのが現況である。
従来文献によれば、折畳みができるワゴンとしては、次に挙げる複数の文献が、望ましい構造として挙げられる。以下、その番号を開示し、かつその内容を概述する。
先ず、文献1は、実用新案登録第3038168号公報の「折り畳み陳列台」である。この考案は、背面部材(対の柱)に、上下の平面部(底枠)の背面側を蝶着し、この上下の平板部を、それぞれ下上方向に折畳み可能とするとともに、上下の平面部に、周辺の前側面部材を、係合部と係合相手とを利用し、枠組み構成し、周辺の左右側面部材を、前記背面部材の背面側に蝶着し、左右側面部材を、折畳んだ上下の平面部に、折畳み、重畳する構成である。従って、折畳み可能であるが、立設した背面部材を中心として、上下の平面部と左右側面部材を、それぞれ立設状態で折畳み重畳するので、安定性が悪いことが考えられる。そして、この折畳みする上下の平面部と左右側面部材は、それぞれ、枠組み位置より外方側への転倒防止の構造を有さないので、手間を必要とすること、安全性に欠けること、等の問題点を抱えている。
次に、実開昭61−37864号公報の「ワゴン」である。この考案は、脚部と方形フレームとで構成し、この脚部が折畳み自在であり、方形フレームが拡縮自在とする構成である。従って、折畳みできるのは、脚部のみであり、収容時の利便性と、収容時の省スペース化を図ることができず、この点で問題を抱えている。但し、脚部を折畳む際に、折畳み代を構造に関しては、第4図に一案が示されている。
実用新案登録第3038168号公報 実開昭61−37864号公報
上記に鑑み、本発明は、次の構造と、この構造に基づく効果を達成する。
「イ」 対の側枠(側枠)を底枠に、折畳み可能とすることで、コンパクトな収容を可能とする。
「ロ」 底枠を床面等の設置面において通常の状態で、側枠を底枠に、折畳み可能となり、安心して作業ができる。
「ハ」 底枠を床面等の設置面において通常の状態で、側枠を底枠に、折畳み可能となり、底枠と側枠が平面状に折畳まれることで、次の折畳んだ底枠と側枠を、載置できる。また、この折畳んだ底枠と側枠を、順次、積層できる利点がある。さらに、この折畳みが、止め具、冶具等を必要とせず行える利点がある。
「ニ」 底枠と側枠を平面状に折畳んだ状態で、順次、積層する構造であり、最初に折畳んだ底枠と側枠を基台として、移動可能であること、また、最初に折畳んだ底枠と側枠を基台として、多数の折畳んだ底枠と側枠を、一度に移動できること、等の特徴がある。
「ホ」 側枠を組立てる際に、この側枠が、外方側と内方側への転倒が図れる構造となっており、組立ての容易化と、止め具、冶具等を必要とせず行えること、又は側枠の内方への転倒が皆無となり、危険性の回避と、安心して陳列作業・取替え作業が可能となり重宝する。
「へ」 側枠を組立てる際に、この側枠が、外方側への転倒が図れる構造となっており、かつ固定板で、側板立設状態が確保できるので、前記組立ての容易化の確保と、側枠の内方への転倒が皆無となり、危険性の回避と、安心して陳列作業・取替え作業が確保できる特徴がある。
「ト」 折畳み、かつ側枠を重畳する構造を採用することで、底枠の面に沿って、二枚、又は四枚の側枠を、略フラットに折畳み可能であり、整然と、かつ安心して折畳みができる。
請求項1・2の発明は、前記「イ」〜「へ」を達成することを意図する。
請求項1は、ネットフレーム、又は底板でなる底枠と、この底枠の四辺、又は二辺に起伏自在に設けたネットフレーム、又は側枠でなる対の側枠とで構成した荷物収容、又は陳列用のワゴンであって、
前記対の側枠の下端を、前記底枠の両端部に、それぞれ設けた側枠支持部に枢軸を介して枢着するとともに、この対の側枠の立設状態を、前記対の側枠支持部を介して確保し、かつ、この対の側枠間に差渡し支持した棚板、又は天板でなる固定板を介して、この対の側枠の固定状態を確保する構成としたワゴンである。
請求項2は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
前記底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部には、それぞれ筒体を設け、この各筒体に、前記対の側枠の下端にそれぞれ設けた、長溝を備えた(差込み)脚部を抜差し自在に設け、かつこの長溝を、前記各筒体の上端に、それぞれ貫設した軸に遊嵌する構造とするとともに、この各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、この各切込み部と、この各軸とを利用して、前記対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴンである。
請求項3・4の発明は、前記「イ」〜「へ」と、「ト」を達成することを意図する。
請求項3は、請求項2に記載のワゴンにおいて、
前記各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、この各切込み部を、長短構造として、前記対の側枠を折畳みした際に、この対の側枠を重畳可能とする構成としたワゴンである。
請求項4は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
前記各側枠及び/又は各側枠支持部の立ち寸法を長短とし、この各側枠を折畳みした際に、この各側枠を、重畳可能とする構成としたワゴンである。
請求項5の発明は、前記「イ」〜「へ」を達成することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
前記底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部は、コ字形の枠体であって、この各枠体に、前記対の側枠の下端の脚部の外面側を接離自在に設け、かつこの各枠体と、この各脚部とを、それぞれ枢軸を介して枢着し、この各枢軸により、前記対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴンである。
請求項6発明は、前記「イ」〜「ト」を達成することを意図する。
請求項6は、請求項5に記載のワゴンにおいて、
前記枢軸を、前記対の側枠に、高低差をもって設け、この対の側枠を折畳んだ際に、この対の側板を、重畳可能とする構成としたワゴンである。
請求項7発明は、前記「イ」〜「へ」を達成することを意図する。
請求項7は、請求項5、又は請求項1に記載のワゴンにおいて、
前記各側枠の下端にそれぞれ設けた側板の内面側に、対の袋部をそれぞれ設け、また、前記対の側枠支持部の内面側に、対の板材をそれぞれ昇降自在に設け、この対の板材を、前記対の袋部に抜差し自在に設けた構成であって、この対の板材の、前記袋部への差込みで、前記対の側枠の立設状態を確保する構成としたワゴンである。
請求項1の発明は、ネットフレーム、又は底板でなる底枠と、底枠の四辺、又は二辺に起伏自在に設けたネットフレーム、又は側枠でなる対の側枠とで構成した荷物収容、又は陳列用のワゴンであって、
対の側枠の下端を、底枠の両端部に、それぞれ設けた側枠支持部に枢軸を介して枢着するとともに、対の側枠の立設状態を、対の側枠支持部を介して確保し、かつ、対の側枠間に差渡し支持した棚板、又は天板でなる固定板を介して、対の側枠の固定状態を確保する構成としたワゴンである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部には、それぞれ筒体を設け、各筒体に、対の側枠の下端にそれぞれ設けた、長溝を備えた(差込み)脚部を抜差し自在に設け、かつ長溝を、各筒体の上端に、それぞれ貫設した軸に遊嵌する構造とするとともに、各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、各切込み部と、各軸とを利用して、対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴンである。
従って、請求項1・2は下記の特徴がある。
「イ」 側枠を底枠に、折畳み可能とすることで、コンパクトな収容が可能となる。
「ロ」 底枠を床面等の設置面において通常の状態で、側枠を底枠に、折畳み可能となり、安心して作業ができる。
「ハ」 底枠を床面等の設置面において通常の状態で、側枠を底枠に、折畳み可能となり、底枠と側枠が平面状に折畳まれることで、次の折畳んだ底枠と側枠を、載置できる。また、この折畳んだ底枠と側枠を、順次、積層できる利点がある。さらに、この折畳みが、止め具、冶具等を必要とせず行える利点がある。
「ニ」 底枠と側枠を平面状に折畳んだ状態で、順次、積層する構造であり、最初に折畳んだ底枠と側枠を基台として、移動可能であること、また、最初に折畳んだ底枠と側枠を基台として、多数の折畳んだ底枠と側枠を、一度に移動できること、等の特徴がある。
「ホ」 側枠を組立てる際に、この側枠が、外方側と内方側への転倒が図れる構造となっており、組立ての容易化と、止め具、冶具等を必要とせず行えること、又は側枠の内方への転倒が皆無となり、危険性の回避と、安心して陳列作業・取替え作業が可能となり重宝する。
「へ」 側枠を組立てる際に、この側枠が、外方側への転倒が図れる構造となっており、かつ固定板で、側板立設状態が確保できるので、前記組立ての容易化の確保と、側枠の内方への転倒が皆無となり、危険性の回避と、安心して陳列作業・取替え作業が確保できる特徴がある。
請求項3の発明は、請求項2に記載のワゴンにおいて、
各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、各切込み部を、長短構造として、対の側枠を折畳みした際に、対の側枠を重畳可能とする構成としたワゴンである。
請求項4の発明は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
各側枠及び/又は側枠支持部の立ち寸法を長短とし、各側枠を折畳みした際に、各側枠を、重畳可能とする構成としたワゴンである。
従って、請求項3・4は、前記「イ」〜「へ」に加えて、「ト」の特徴がある。
「ト」 折畳み、かつ側枠を重畳する構造を採用することで、底枠の面に沿って、二枚、又は四枚の側枠を、略フラットに折畳み可能であり、整然と、かつ安心して折畳みができる特徴がある。
請求項5の発明は、請求項1に記載のワゴンにおいて、
底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部は、コ字形の枠体であって、各枠体に、対の側枠の下端の脚部の外面側を接離自在に設け、かつ各枠体と、各脚部とを、それぞれ枢軸を介して枢着し、各枢軸により、対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴンである。
従って、請求項5は、前記「イ」〜「へ」を達成できる特徴がある。
請求項6の発明は、請求項5に記載のワゴンにおいて、
枢軸を、対の側枠に、高低差をもって設け、対の側枠を折畳んだ際に、対の側板を、重畳可能とする構成としたワゴンである。
従って、請求項6は、前記「イ」〜「ト」を達成できる特徴がある。
請求項7の発明は、請求項5、又は請求項1に記載のワゴンにおいて、
各側枠の下端にそれぞれ設けた側板の内面側に、対の袋部をそれぞれ設け、また、対の側枠支持部の内面側に、対の板材をそれぞれ昇降自在に設け、対の板材を、対の袋部に抜差し自在に設けた構成であって、対の板材の、前記袋部への差込みで、対の側枠の立設状態を確保する構成としたワゴンである。
請求項7発明は、前記「イ」〜「へ」を達成できる特徴がある。
第一実施例の組立て状態を示した俯瞰斜視図 第一実施例の折畳み状態を示し、中間棚を取外した俯瞰斜視図 図1−2に続いて、図面において(以下省略)左側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 図1−3に続いて、左側枠に、右側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 第一実施例における折畳み代構造を拡大して示した正面図 図2−1に続いて、左側枠を引上げ折畳み前の状態を拡大して示した側面図 図2−1の断面図 図2−1のA矢視を示した拡大側面図 他の第一実施例の組立て状態を示した俯瞰斜視図 他の第一実施例の折畳み状態を示し、中間棚を取外した俯瞰斜視図 図4−2に続いて、左側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 図4−3に続いて、左側枠に、右側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 第一実施例の他の使用を示すものであり、低所の陳列台(ステージ)として使用する一例の斜視図 他の第一実施例における折畳み代構造を拡大して示した正面図 図5のB矢視を示した拡大側面図 第二実施例の組立て状態を示した俯瞰斜視図 第二実施例の折畳み状態を示し、中間棚を取外した俯瞰斜視図 図7−2に続いて、左側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 図7−3に続いて、左側枠に、右側枠を折畳んだ状態を示した俯瞰斜視図 第二実施例における折畳み代構造を拡大して示した正面図 図8−1に続いて、右側枠の折畳み前の状態を拡大して示した側面図 図8−1のA矢視を示した拡大側面図 第二実施例の他の使用を示すものであり、低所の陳列台として使用する一例の斜視図 図10−1の実際の使用の一例の斜視図
図1−1〜図3に示した第一実施例を説明すると、1は図示の底板、又は図示しないネットフレーム、棧構造枠等(一例である。以下、同じ)でなる底枠(底板)で、この底枠1の長手方向Xの左右側端部1a、1b(例えば、図1において)には、板状、又はメッシュでなる側枠支持部2、3が立設されている。この側枠支持部2、3の短手方向Yの端部には、筒体5、5と6、6(対の例では、一方の符号を示す)が設けられている。この筒体5、6の立ち寸法は、原則として、側枠支持部2、3の立ち寸法と同じとする。また、この筒体5、6の内側(対峙面)には、それぞれ切欠き部500、600が形成されており、この切欠き部500、600を利用して、後述する左右側枠を折畳む構造である。この切欠き部500と、切欠き部600との間に、高低差(折畳み代)を設けて、この左右側枠を折畳む際に、この側枠を重畳可能とすることもあり得る。
この側枠支持部2、3の上面には、側枠板体、又はメッシュ、格子・棧構造等でなる側枠7、8が起立されるとともに、この側枠支持部2、3の前後側端部(例えば、図1において、両端部)には、角筒状の筒体5、6が設けられている。この筒体5、6には、側枠7、8の短手方向Yの両端であって、かつその下端より、それぞれ延設した平板状の脚部700、800が、抜差し自在に設けられる。また、この側枠7、8の立ち寸法(立上りの長さ)は、底枠1の長手方向Xと、略同じ寸法となっているが、一例である(以下、同じ)。この脚部700、800には、長溝701、801が設けられており、この長溝701、801には、筒体5、6の上部501、601に貫設、固止した軸10、11が挿設されている。従って、側枠7、8を折畳む場合には、例えば、向って、左側の側枠7を引上げ、かつその下端の両脚部700(一方で説明する)を各軸10に沿って引上げる。そして、長溝701の下端が、軸10に到った段階で、この側枠7を、長手方向Xの内側に折畳むが、この際に、筒体5に切欠き部500が設けられていることから、この脚部700の折畳みが可能となることと、この筒体5の立ち寸法内に、側枠7が収められる。続いて、向って、右側の側枠8を引上げ、かつその下端の脚部800を軸11に沿って引上げる。そして、長溝801の下端が、軸11に到った段階で、この側枠8を、長手方向Xの内側に折畳むが、この際に、筒体6に切欠き部500が設けられていることから、この脚部800の折畳みが可能となることと、この筒体6の立ち寸法内に、側枠8が収められるとともに、既に折畳まれている側枠7の上に折畳まれる。この折畳みに関しては、止め具、冶具等を必要とせず行えるのが最大の特徴であり、従来の問題を解消できる(以下同じ)。
また、折畳んだ側枠7、8を、起立(立設)する場合には、向って、右側の側枠8を引上げると、その下端の両脚部800が、軸11を基点として、可動すると共に、長溝801が、軸11をガイドとして下り、この側枠8のスムーズな起立が図れる。また、最初に起立した際に、脚部800が筒体6の外側に規制されることで、この側枠8の転倒防止に役立つ構造となっている。そして、側枠8の脚部800が筒体6に差込まれることで、この側枠8の起立が確保される。続いて、左側の側枠7を引上げると、その下端の両脚部700が、軸10を基点として、可動すると共に、長溝701が、軸10をガイドとして下り、この側枠7のスムーズな起立が図れる。また、最初に起立した際に、脚部700が筒体5の外側に規制されることで、この側枠7の転倒防止に役立つ構造となっている。そして、側枠7の脚部700が筒体5に差込まれることで、この側枠7の起立が確保される。続いて、起立した側枠7、8の適所の短手方向Y(横方向)のネット7a、8aに、固定板12を係止することで、図1−1に示したワゴンAが組立てられる。尚、この固定板12は、側枠7、8の固定と共に、中間棚として利用する。固定板12は、例えば、図示のネットフレーム、又は図示しない底板、棧構造枠等でなる。この固定板12の両端部には、例えば、短手方向Yのネット7a、8aに係止するフック1200を複数個有する。そして、図示しないが、後枠を組付けることも可能である。また、図示しないが、各側枠7、8、及び/又は側枠支持部2、3の立ち寸法(立上り寸法)を、左右側で、高低の折畳み代を設け、各側枠7、8全体の重畳した折畳みも可能である。図中13は車輪である。この起立に関しては、止め具、冶具等を必要とせず行えるのが最大の特徴であり、従来の問題を解消できる(以下同じ)。
次に、図4−1〜が4−4と、図6に示した他の第一実施例では、前記の第一実施例と基本的な構造は同じであるが、この他の第一実施例では、側枠7、8が、枠体のみでなる構造である。勿論、前述の側枠板体、又はメッシュ等でも可能である。また、この側枠7、8の立ち寸法は、底枠1の長手方向Xの略半分の構造となっている。従って、側板7、8の折畳み状態では、その先端部にある、例えば、差渡し部702、802のみが重なる構造となる。また、固定板12に代わり、天板15が採用されものであり、その隅部1500の鍔片が、側枠7、8の差渡し部702、802に架承係止されることで、この側枠7、8の固定と共に、天板として利用する。尚、その折畳みと、起立は前述の第一実施例に準ずる。この一例は、ワゴンAとしての利用と、作業台、収容台等とての利用も可能である。
また、図4−5は、他の第一実施例の他の使用を示すものであり、低所の陳列台(ステージ)として使用する一例であり、この図においては、前記側板7、8を折畳んだ後に、側枠支持部2、3の上端を利用して、天板15の隅部1500を架承する例であり、この天板15の対のフック1200を、側枠支持部2、3に係止し、ステージA1として使用する。その使用方法は後述する。
続いて、図7−1〜図9に示した第二実施例を説明すると、1は図示の底板、又はネットフレーム、棧構造枠等でなる底枠で、この底枠1の長手方向Xの左右側端部1a、1bには、板状、又はメッシュでなる側枠支持部2、3が立設されている。この側枠支持部2、3の短手方向Yの両端部には、コ字形の枠体50、60が設けられている。この枠体50、60の立ち寸法は、原則として、側枠支持部2、3の立ち寸法と同じとする。また、この枠体50、60の内側には、それぞれ差込み空間5000、6000が形成されており、この差込み空間5000、6000を利用して、後述する左右側枠を起立、折畳む構造である。そして、後述するが、差込み空間5000、6000に段差を持って、側枠7、8を枢着する構造では、この側枠7、8を折畳み、重畳できる特徴がある。
この差込み空間5000、6000には、側枠板体、又はメッシュ、格子・棧構造等でなる側枠7、8の短手方向Yの両端であって、かつその下端より脚部700、800が延設されている。この脚部700、800は、前記差込み空間5000、6000に枢軸51、52をもって枢着されていることで、この脚部700、800は、差込み空間5000、6000を利用して、起立、又は折畳み可能とする。即ち、起立状態では、この差込み空間5000、6000を構成するコ字形の枠部材に、それぞれ脚部700、800の外面側が添設されて固定される(外側への転倒防止である。尚、内側への転倒防止は、後述する)。また、折畳み時には、脚部700、800の基端が、差込み空間5000、6000内に、僅かな間隔を持って設けられる構造である。また、この側枠7、8の立ち寸法は、底枠1の長手方向Xと、略同じ構造となっているが、一例である(以下、同じ)。また、側枠7、8の起立(立設)状態を確保する機構が設けられており、底板1の左右端部に設けた袋部53、54と、この袋部53、54に抜差しされる、前記側枠7、8の基端部(側枠支持部2、3)に設けた板材55、56とで構成されている。そして、この板材55、56は、長孔と止め螺子とを利用して、昇降自在に設けられる。これにより、例えば、袋部53、54に、板材55、56を、それぞれ差込んだ状態で、この側板7、8は、底板1の左右端部に固定的に支持される。また、この板材55、56が下がった状態では、板材55、56は、袋部53、54内に収容されて、側枠7、8の折畳みには障害とならない。尚、袋部53、54と板材55、56との構造は、一例であり、図示しない、楔構造、カム構造等の、他のストッパー機構でも可能である。なお、図示しないが、この袋部53、54と、板材55、56、並びに側板17、18の構造は、他の実施例も採用できる。
そこで、側板7、8の折畳む場合には、例えば、向って、左側の側枠7を固定する板材55を袋部53より抜出することで、この側枠7に対する規制が解除されることと、この側枠7の内側への折畳みができる。この側枠7を折畳みは、この側枠7の脚部700が、枠体50の差込み空間5000の枠部に枢軸51を介して、枢着されている構造と、この側枠7の基端が、差込み空間5000内に、僅かな間隔を持って収められていること等を利用して、この側枠7を折畳み、底板1の上に、折畳み、かつ載架する。続いて、向って、右側の側枠8を固定する板材56を袋部54より抜出することで、この側枠8に対する規制が解除されることと、この側枠8の内側への折畳みができる。この側枠8を折畳みは、この側枠8の脚部800が、枠体60の差込み空間6000の枠部に枢軸52を介して、枢着されている構造と、この側枠8の基端が、差込み空間6000内に、僅かな間隔を持って収められていること等を利用して、この側枠8を折畳み、既に、折畳まれた側枠7の上に、折畳み、かつ重畳される。これにより、左右の側枠7、8の折畳みが完了する。この状態を確保するために、枢軸51に対して枢軸52が、底枠1に対して、高く構成されており、折畳み代を確保する構造としてあるが、一例である。また、この枢軸51、52が同じ位置であっても、この側枠7、8が長い状態でおれば、距離を稼げる関係上で、前記折畳みは可能である。
また、折畳んだ側枠7、8を、起立(立設)する場合には、向って、右側の側枠8を引上げると、その下端の両脚部800が、枢軸52を基点として、可動すると共に、枠体60の差込み空間6000内に収まり、この側枠8のスムーズな起立が図れる。この起立の際に、脚部800が差込み空間6000を構成する枠部材(枠体50の枠部材)に規制されるので、袋部54に板材56を差込み操作することで、この側枠8が起立される。このようにして、脚部800が差込み空間6000を構成する枠部材に規制されることで、この側枠8の転倒防止に役立つ構造となっている。続いて、右側の側枠7を引上げると、その下端の両脚部700が、枢軸51を基点として、可動すると共に、枠体50の差込み空間5000内に収まり、この側枠8のスムーズな起立が図れる。この起立の際に、脚部700が差込み空間5000を構成する枠部材(枠体50の枠部材)に規制されるので、袋部53に板材55を差込み操作することで、この側枠7が起立される。このようにして、脚部700が差込み空間5000を構成する枠部材に規制されることで、この側枠8の転倒防止に役立つ構造となっている。
尚、図10−1は、第二実施例の他の使用を示すものであり、低所の陳列台(後述するステージ)として使用する一例の斜視図と、この図10−2の如く、図10−1の実際の使用の一例の斜視図においては、前記側板7、8を折畳んだ後に、側枠支持部2、3を利用して、固定板12を架承する例であり、この固定板12の対のフック1200を、側枠支持部2、3の上端に係止し、ステージA1として使用する。例えば、図10−2の如く、箱物の飲料水、缶詰、又は珈琲瓶等の陳列用として使用する。このステージA1としての使用は、第一実施例等でも可能である。
以上のようにして、側枠7、8が起立された状態で、この側枠7、8の適所の短手方向Yのネット7a、8aに、固定板12を係止することで、図7−1に示したワゴンAが組立てられる。そして、図示しないが、後枠を組付けることも可能である。
1 底枠
1a 左側端部
1b 右側端部
2 側枠支持部
3 側枠支持部
5 筒体
500 切欠き部
501 上部
6 筒体
600 切欠き部
601 上部
7 側枠
7a ネット
700 脚部
701 長溝
702 差渡し部
8 側枠
8a ネット
800 脚部
801 長溝
802 差渡し部
10 軸
11 軸
12 固定板
1200 フック
13 車輪
15 天板
1500 隅部
17 側板
18 側板
50 枠体
5000 差込み空間
60 枠体
6000 差込み空間
51 枢軸
52 枢軸
53 袋部
54 袋部
55 板材
56 板材
A ワゴン
A1 ステージ
X 長手方向
Y 短手方向

Claims (7)

  1. ネットフレーム、又は底板でなる底枠と、この底枠の四辺、又は二辺に起伏自在に設けたネットフレーム、又は側枠でなる対の側枠とで構成した荷物収容、又は陳列用のワゴンであって、
    前記対の側枠の下端を、前記底枠の両端部に、それぞれ設けた側枠支持部に枢軸を介して枢着するとともに、この対の側枠の立設状態を、前記対の側枠支持部を介して確保し、かつ、この対の側枠間に差渡し支持した棚板、又は天板でなる固定板を介して、この対の側枠の固定状態を確保する構成としたワゴン。
  2. 請求項1に記載のワゴンにおいて、
    前記底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部には、それぞれ筒体を設け、この各筒体に、前記対の側枠の下端にそれぞれ設けた、長溝を備えた(差込み)脚部を抜差し自在に設け、かつこの長溝を、前記各筒体の上端に、それぞれ貫設した軸に遊嵌する構造とするとともに、この各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、この各切込み部と、この各軸とを利用して、前記対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴン。
  3. 請求項2に記載のワゴンにおいて、
    前記各筒体の内側に切込み部をそれぞれ形成し、この各切込み部を、長短構造として、前記対の側枠を折畳みした際に、この対の側枠を重畳可能とする構成としたワゴン。
  4. 請求項1に記載のワゴンにおいて、
    前記各側枠及び/又は各側枠支持部の立ち寸法を長短とし、この各側枠を折畳みした際に、この各側枠を、重畳可能とする構成としたワゴン。
  5. 請求項1に記載のワゴンにおいて、
    前記底枠の両端部にそれぞれ設けた側枠支持部は、コ字形の枠体であって、この各枠体に、前記対の側枠の下端の脚部の外面側を接離自在に設け、かつこの各枠体と、この各脚部とを、それぞれ枢軸を介して枢着し、この各枢軸により、前記対の側枠を折畳み可能とする構成としたワゴン。
  6. 請求項5に記載のワゴンにおいて、
    前記枢軸を、前記対の側枠に、高低差をもって設け、この対の側枠を折畳んだ際に、この対の側板を、重畳可能とする構成としたワゴン。
  7. 請求項5、又は請求項1に記載のワゴンにおいて、
    前記各側枠の下端にそれぞれ設けた側板の内面側に、対の袋部をそれぞれ設け、また、前記対の側枠支持部の内面側に、対の板材をそれぞれ昇降自在に設け、この対の板材を、前記対の袋部に抜差し自在に設けた構成であって、この対の板材の、前記袋部への差込みで、前記対の側枠の立設状態を確保する構成としたワゴン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104831490A (zh) * 2015-05-07 2015-08-12 苏州市吴中区大明针织漂染有限公司 一种漂染针织品用可折叠式存储架
KR200484327Y1 (ko) * 2016-06-03 2017-08-25 지응수 상품진열용 선반장치

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