JP5131932B2 - メッシュ型荷役用パレット - Google Patents

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Description

この発明は、側面が金網や格子(メッシュ)で囲まれた荷役用パレットの改良に関する。
従来、4面の側壁が金網や格子で囲まれたメッシュ型荷役用パレットとして、例えば、下記の特許文献1では、左右両側部にパネル支持部を備えた荷支持台、この荷支持台の後側辺に当該荷支持台上へ折り畳み自在に立設されたバックパネル、及びこのバックパネルの左右両側辺に当該バックパネルに重ねるように折り畳み自在に連設され且つ前記荷支持台のパネル支持部で下側辺が支持されるサイドパネルを備えた折り畳み自在な荷役用パレットであって、前記荷支持台は、フレーム構造体とこの上に敷設されたメッシュ構造体とから成り、前記パネル支持部は、前記メッシュ構造体から左右外側に張り出している前記フレーム構造体の左右両側部に、当該メッシュ構造体の上面レベルより一段低い高さに設けられ、このパネル支持部には、前記サイドパネルが外側に開動するのを阻止する上向きの突出部材が併設され、前記パネル支持部の内側に位置する前記メッシュ構造体の左右両側辺に、内側に閉動する前記サイドパネルの下側辺が係合するようにした構成が知られている。
しかし、メッシュ構造体だけで周壁を形成する場合は構造が複雑となるため、パレットの台盤20にハンドルH1、H2の支柱を立設し(図17参照)、該支柱H1、H2に4面の格子状のメッシュパネルを係止する構成が知られている。
即ち、図18に示すように、対向する一対の第1メッシュパネル3’に支柱P1’、P2’に掛止めるための支柱係止部4’を設け、直交する他方の第2メッシュパネル6’には前記第1メッシュパネル3’の支柱係止部4’の先端に設けた受部41’に着脱可能なパネルロック具7’を設けている。
そして、上記構成では第1メッシュパネル3’の支柱係止部4’が、左右対称となるように一対に設けられて、それぞれ外側に向かって開口するチャンネル形状からなっており、支柱への掛止時には一対の支柱P1’、P2’に第1メッシュパネル3’を上から下に差し込んで掛け止める必要があった。
そこで、はじめに、一対の第1メッシュパネル3’をそれぞれ支柱係止部4’を介してハンドルの左右の支柱P1’、P2’に掛止め、次いで、第2メッシュパネル6’を前後の支柱P1’、P1”の外側に沿わせ、且つ前記支柱係止部4’の先端で突出している受部41’を第2メッシュパネル6’に挿入して該第2メッシュパネル6’に設けたパネルロック具7’を操作して受部41’に係止し、第2メッシュパネル6’を第1メッシュパネル3’に掛止めている。
上記構成では、常に第1メッシュパネル3’を支柱P1’、P2’に掛止めてから第2メッシュパネル6’を第1メッシュパネル3’に掛止める必要があり、一人での組立には困難さが残るという問題点がある。
特開2008−285225号
この発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、支柱係止部の掛止を、第1メッシュパネルを上下方向に昇降するだけでなく、左右方向にスライドして行うことができるようにして、作業者が一人であっても簡単に組み立てることができるメッシュ型荷役用パレットを提供することにある。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
台盤上に立設したハンドルの左右一対の支柱を台盤の対向する隅部に配置したパレット本体と、前記一対の支柱にそれぞれ掛け止める第1支柱係止部および第2支柱係止部を左右に有する一対の第1メッシュパネルと、前記第1または第2支柱係止部の先端に設けられた受部に着脱可能に係止するパネルロック具を有し前記第1メッシュパネルと直交する方向で第1メッシュパネルに掛止められる一対の第2メッシュパネルとからなるメッシュ型荷役用パレットにおいて、
第1支柱係止部および第2支柱係止部の支柱嵌合用の開口が一対の支柱の左右いずれか一方から横にスライドして嵌合しうるように同じ方向に揃って配置されていることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
前記第1支柱係止部および第2支柱係止部が、第1メッシュパネルの一側に固定され第1メッシュパネルに沿って延びる平面視略コ字状の挟持部を有しており、
前記第1支柱係止部に一体に形成されて第1メッシュパネルの左右の一方の端部から外方へ突出する第1受部と、
前記第2支柱係止部に一体に形成されて第1メッシュパネルの左右の他方の端部から外方へ突出する第2受部とを設けており、
前記第2メッシュパネルのパネルロック具が、第2メッシュパネルを貫通して突出する前記第1受部または第2受部に着脱可能に係止しうることを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、
前記第1支柱係止部および第2支柱係止部が、固着用の基部と、該基部から延びて支柱嵌合用の開口を囲むように略平行に対峙する一対の挟持部と、該一対の挟持部間をつなぐ連結部とからなっていることを特徴とする。
また、請求項4の発明では、
前記パレット本体の台盤の前後に一対のハンドルが設けられ、該一対のハンドルの左右一対の支柱が台盤の四隅に配置されており、前後の各ハンドルに沿って第1メッシュパネルがそれぞれ各ハンドルの左右一対の支柱に係止されることを特徴とする。
この発明のメッシュ型荷役用パレット1は、支柱係止部の支柱への掛止を、第1メッシュパネルを左右方向にスライドして行うことができるようにしたので、作業者が一人であっても簡単、且つ迅速に組み立てることができ、利便性が高い。
また、支柱係止部は簡単な構造からなるので信頼性が高い。
メッシュ型荷役用パレットの正面図である。 メッシュ型荷役用パレットの側面図である。 メッシュパネルの掛止を示す要部平面図である。 第1メッシュパネルと支柱との掛止状態を示す平面図である。 (a)は縦線材に脚台を設けた第1メッシュパネルの正面図、(b)は部分側面図である。 第1支柱係止部であって(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 第2支柱係止部であって(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 第2メッシュパネルの平面図であり(a)は上段パネル、(b)は下段パネルである。 (a)第2メッシュパネルの正面図、(b)は下段パネルの側面図である。 第1メッシュパネルの格子状パネルを支柱の外側に配して第2メッシュパネルと組立てた状態を説明する平面図である。 第1メッシュパネルの格子状パネルを支柱の内側に配して第2メッシュパネルと組立てた状態を説明する平面図である。 異なる実施例の第1メッシュパネルの平面図である。 図12の第1メッシュパネルの第1支柱係止部であって(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 図12の第1メッシュパネルの第2支柱係止部であって(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 (a)は図12の第1メッシュパネルの格子状パネルを支柱の外側に配した組立例を示す部分平面図、(b)は支柱の内側に配した組立例を示す部分平面図である。 (a)は図15(a)と左右に逆にした組立例を示す部分平面図、(b)は図15(b)と左右を逆にした組立例を示す部分平面図である。 パレット本体を示す側面図である。 従来のメッシュ型荷役用パレットの第1メッシュパネルと第2メッシュパネルの組立状態を説明する平面図である。
この発明は、台盤の四隅にハンドルの支柱を立設し、該支柱に一対のメッシュパネルを掛止める際に、横方向からスライドして支柱に掛止めることができるようにして組立の容易性を実現した。
以下に、この発明のメッシュ型荷役用パレットの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
メッシュ型荷役用パレット1は、図1〜図3に示すように、台盤20の上部で前後に一対のハンドルH1、H2を立設し、下部に車輪部21を設けたパレット本体2と、該パレット本体2の上部の側周面を覆う複数(実施例では4枚)のメッシュパネルとからなっている。
[パレット本体]
パレット本体2は、平面視矩形状であって被搬送物を載置する台盤20と、該台盤20上でその搬送方向の前後、図示例では長手方向の両側に一対立設したハンドルH1、H2と、前記台盤20の底面で四隅に取り付けられたキャスタからなる車輪部21とを有している(図17参照)。
車輪部21は、図示例の場合、一方を直進走行型のキャスタを用い、他方を旋回可能型のキャスタを用いているが、この発明では車輪部21の構成は特に限定されるものではなく、また車輪部に替えて脚部を設けた構造であってもよい。
[ハンドル]
ハンドルH1、H2は、略コ字状やU字状に曲折されたパイプからなっており、左右一対の支柱部P1、P2をそれぞれ台盤20の隅部近傍に立設している。
従って、前後一対のハンドルH1,H2により、台盤20の四隅近傍に、4本の支柱部P1、P2がそれぞれ略垂直に1本ずつ立設されている。
[メッシュパネル]
メッシュパネルとして、台盤20の四面の側周面を覆うために4枚のメッシュパネルを用いるが、本実施例では、対向するメッシュパネルは同じ構造のものを用いており、一方が支柱掛止用の第1メッシュパネル3であり、他方が第1メッシュパネル3に掛止められる第2メッシュパネル6からなっている。
[第1メッシュパネル]
第1メッシュパネル3は、図5に示すように、格子状パネル31と、該格子状パネル31の左右両端側に固着されて、左右一対の一方の支柱に掛止められる第1支柱係止部4および他方の支柱に掛止められる第2支柱係止部5とからなる支柱係止部とを有している。
[格子パネル]
第1メッシュパネル3の格子状パネル31は、矩形の外枠32の組立時内面側で、前記外枠32の左右の縦片に、上下に適宜間隔を隔てて互いに平行に配列された横線材33の両端が固着される。
また、前記外枠32の上下の横片に、左右に適宜間隔を隔てて互いに平行に配列された縦線材34の両端が固着される。
そして、前記横線材33と縦線材34とはその交差部で互いに固着している。
該縦線材34は、略垂直に延びる直線状の線材からなるものでもよい(図3参照)が、図5(b)に示すように、直線状に延びる軸本体34aの下端で外枠32の下端位置と同一位置で水平に折曲がって延びる設置片部34bと、設置片部34aの先端で折り返されて先端が軸本体34aに溶着される折返し片部34cとからなる脚部を設けることが好ましく、これによって格子状パネル31の台盤20への設置性を高めることができる。
なお、上記縦線材34は、その脚部が、取付時に支柱と衝合しないように配置してある(図4参照)。
[第1支柱係止部]
支柱係止部は、本実施例の場合、曲成された線材からなって格子状パネル31に固着されるもので、第1支柱係止部4と第2支柱係止部5とからなっている。
第1支柱係止部4は、前記格子状パネル31の左右両端の一方の端部寄りで、図示例の場合、上下二段に固着されており先端が外方へ突出している。
この第1支柱係止部4は、前記格子状パネル31の一方の端部より支柱の幅の分だけ後退した位置から支柱係止時内方へアングル状に突設されている。
この先端部が、前記格子状パネル31の一方の端部より外側に突出して第1受部41となると共に、チャンネル状に曲成されて外方が開口する平面視略コ字状又はU字状となって前記支柱を嵌合可能とする第1支柱嵌合部42を形成している。
図示例の場合、第1支柱係止部4は、図6に示すように、ヘアピン(Uピン)状の掛止枠本体4Aを中途位置で基部4aに対して直角に折り曲げ、該第1折曲片4bから更に基部4aと平行となるように外向きに直角に折り曲げて第2折曲片4cを形成している。
そして、第2折曲片4cの先端側を第1受部41とし、該掛止枠本体4Aの基部4aの折曲部分が中間位置となるようにU字状枠4Bを外嵌して固定し、該U字状枠4Bの延出部分と第2折曲片4cとを一対の挟持部42a、42cとし、第1折曲片4bを上記一対の挟持部42a、42cをつなぐ連結部42bとして平面視略コ字状又はU字状の第1支柱嵌合部42を形成している。
[第2支柱係止部]
第2支柱係止部5は、前記格子状パネル31の左右両端の他方の端部寄りで、前記第1支柱係止部4と対向するように同一高さ位置で、上下二段に固着されており先端が外方へ突出している。
この第2支柱係止部5は、前記格子状パネル31の他方の端部側で支柱の外側を通るように内方へ略直角に折れ曲がり、その先端部は格子状パネル31と平行に延びるように略T状に形成されている(図7(c)参照)。
そして、前記先端部が格子状パネル31の他方の端部より外側に突出して第2受部51となると共に、内方に開口する第2支柱嵌合部52を形成している。
図示例の場合、第2支柱係止部5は、図7に示すように、ヘアピン(Uピン)状の掛止枠本体5Aを中途位置で基部5aに対して直角に折り曲げ、該第1更に基部と平行となるように内向きに直角に折り曲げて形成し、該折曲片5bから更に基部5aと平行となるように内向きに直角に折り曲げて第2折曲片5cを形成している。
そして、第2折曲片5cの基端側の折曲部分中間位置となるようにU字状枠5Bを外嵌して固定し、該U字状枠5Bの外方へ突出する部分を第2受部51とし、基部5aの折曲側と第2折曲片5cとを一対の挟持部52a、52cとし、第1折曲片5bを上記一対の挟持部52a、52cをつなぐ連結部52bとして平面視略コ字状又はU字状の第2支柱嵌合部52を形成している。
従って、第1メッシュパネル3は、前記第1支柱係止部4の第1支柱嵌合部42をハンドルHの一方の支柱に掛止め、同時に第2支柱係止部5の第2支柱嵌合部52をハンドルHの他方の支柱に掛止めて取り付けることができる。
[第2メッシュパネル]
第2メッシュパネル6は、図9に示すように、上下二段に形成された上段パネル61Aと下段パネル61Bとをヒンジ部65で枢動可能に連結している。
上段パネル61Aと下段パネル61Bとは、図示例の場合、矩形の外枠62と、該外枠62に固着された横線材63と縦線材64とで同一形状の格子状となっており、前記格子パネル31に対して外形が上下方向に略半分となっておりその他の構成は同じとなっている。
なお、縦線材64は、上段パネル61Aでは略垂直に延びる線材からなっており(図8(a)参照)、下段パネル61Bでは、図8(b)で示すように、下段パネル61Bの外枠62の下端位置と同一位置で水平に折曲がって延びる設置片部64bと、設置片部64bの先端で折り返されて先端が縦線材64の軸本体64aに溶着される折返し片部64cとからなる脚部(図9(b)参照)を設けることが好ましい。
[ヒンジ部]
この上段パネル61Aと下段パネル61Bとは、上段パネル61Aの外枠62の下辺と下段パネル61Bの外枠62の上辺とを回転可能にフレーム状のヒンジ部65で連結している。
従って、下段パネル61Bを起立姿勢に拘束した際に、上段パネル61Aを起立姿勢から傾倒姿勢に枢動しうるし、逆に上段パネル61Aを起立姿勢に拘束した際に、下段パネル61Bを起立姿勢から傾倒姿勢に枢動しうる。
前記上段パネル61Aと下段パネル61Bには、それぞれの左右両端側に前記第1メッシュパネル3に第2メッシュパネル6を掛止めるパネルロック具7が設けられている。
パネルロック具7は、前記第1受部41または第2受部52に突入可能なロックピン71と、横線材63に固定されてロックピン71を左右方向に摺動可能に支持するピン受具72と、前記ロックピン71に固定されてロックピン71をスライドさせるためのハンドル73とからなっている。
ピン受具72は、上下に延び上端が前記横線材63に固定される左右一対のアーム部72aと、各アーム部72aの下端で略円形状に折り返されてロックピン71を2個所でスライド可能に支持する左右一対の受孔部72bと、該受孔部72bの上端間を繋ぐ横架部72cとからなっている。
前記左右一対の受孔部72bにロックピン71がスライド可能に挿通されており、前記ロックピン71に固定されたハンドル73が左右一対の受孔部72bの間に配置されるのでロックピン71が受孔部72bから抜け落ちないようになっている。
[組立例1]
次に、パレット本体2に、第1メッシュパネル3と第2メッシュパネル6とを取り付ける組立例について、図10を参照しながら説明する。
まず台盤20上に、図示例では左右側方の一方で、前後のハンドルHの支柱P1、P1の外側に沿って、第2メッシュパネル6を起立姿勢で載置する。
次いで、前記台盤20上で、第1メッシュパネル3を前方または後方のハンドルの左右一対の支柱P1、P2の外側に沿って配置し横方向にスライドし、第1支柱係止部4の第1支柱嵌合部42を一方の支柱P1に外嵌し、同時に、第2支柱係止部5の第2支柱嵌合部52を他方の支柱P2に外嵌する。
この際に、前記第1支柱係止部4の第1受部41は、第2メッシュパネル6の格子の隙間から外方へ突出する。
突出した第1受部41の孔は、前記第2メッシュパネル6のロックピン71のスライドする延長方向に配置される。
そこで、前記ハンドル73を持ってロックピン71をロック方向にスライドさせて第1受部41に突入させる。
本実施例では、第1受部41は第2メッシュパネル6の格子の隙間を直交方向に通り抜けて外方へ突出することで、U字状のフレームの中空が格子部分で拘束されて孔が形成されることになるが、第1受部41にロックピン71挿通用の穴を形成しておいてもよい。この構成は他の受部においても同じである。
同様に、対向する側の支柱P2に、別の第1メッシュパネル3の第1支柱係止部4を介して掛止め、該別の第1支柱係止部4の第1受部41を、前記第2メッシュパネル6の格子の孔から外方へ突出させ、他方のパネルロック具7のロックピン71を前記第1受部41に突入させることで、第2メッシュパネル6を一対の第1メッシュパネル3に係止することができる。
次いで、一対の第1メッシュパネル3の他方側の台盤20上に、図示省略の別の第2メッシュパネル6を支柱に外側に接して配置する。
これにより、第1メッシュパネル3の第2支柱係止部5の第2受部51を前記別の第2メッシュパネル6の格子間から外方へ突出させることができるので、前記第2メッシュパネル6に設けられたパネルロック具7のロックピン71を第2受部51に突入させて、前記別の第2メッシュパネル6を一対の第1メッシュパネル3に係止することができる。
また、第2メッシュパネル6の上段パネル61Aに設けられたパネルロック具7のロックピン71を前記一対に設けられた第1メッシュパネル3のそれぞれの受部41または51から退動して抜き取ることで、上段パネル61Aを起立位置から下方へ傾倒することができ、台盤20上に積み重ねられた被搬送物を容易に取り出すことができる。
上段パネル61Aはそのままとし、下段パネル61Bのパネルロック具7のロックピン71を退動させて、下段パネル61Bを上向きに傾動してもよい。
図11には実施例2のメッシュ型荷役用パレット1を示す。
台盤20上に、図中左右側方の一方で、前後のハンドルHの支柱P1、P1の外側に沿って、第2メッシュパネル6を起立姿勢で載置する点は実施例1と同様である。
そして、前記台盤20上で、第1メッシュパネル3の格子状パネル31を前方または後方のハンドルの左右一対の支柱P1、P2の内側に沿って配置し横方向にスライドし、第1支柱係止部4の第1支柱嵌合部42を一方の支柱P1に外嵌し、同時に、第2支柱係止部5の第2支柱嵌合部52を他方の支柱P2に外嵌する。
この際に、前記第1支柱係止部4の第1受部41は、支柱の外側となって第2メッシュパネル6の格子の隙間から外方へ突出する。
そのため第2メッシュパネル6は、図10の実施例1の組立例に比して、支柱P1を超えて外方へ延出するように長さを設定する必要がある。
同様に前記第2メッシュパネル6に固定されるパネルロック具7はそのロックピン71が第1受部41の孔に突入可能な位置に配置される。
そこで、前記ハンドル73を持ってロックピン71をロック方向にスライドさせて第1受部41に突入させ、第1メッシュパネル3に第2メッシュパネル6を掛止めることができる。
この場合、第1メッシュパネル3は、第2メッシュパネル6の長さを変更することで、支柱P1、P2の内側に沿って取り付けることも、外側に沿って取り付けることもできる。
その他の構成は前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
図12〜図15には実施例3のメッシュ型荷役用パレット1を示す。
このメッシュ型荷役用パレット1の第1メッシュパネル13’は、実施例2のように第2メッシュパネル6の長さを長くすることなく実施例1と同様の第2メッシュパネル6を用い、第1支柱係止部14と第2支柱係止部15とを反転しても使用可能とした構成に関する。
[第1支柱係止部]
第1メッシュパネル13の第1支柱係止部14は、格子状パネル131の一方の端部より支柱の幅の分だけ後退した位置から開口が外向きとなるようにアングル状に突設し、この先端部が前記格子状パネル131の一方の端部と揃って同じ位置まで延びてチャンネル状に曲成されている。
そして、前記アングル状の突片先端が第1前方受部141Aとなり、格子状パネル131の一方の端部が第1後方受部141Bとなっている。
また、前記チャンネル状の曲成部が外方に開口する平面視略コ字状となって前記支柱を嵌合可能とする第1支柱嵌合部142を形成している。
図示例の場合、第1支柱係止部14は、図13に示すように、ヘアピン(Uピン)状の掛止枠本体14Aを中途位置で基部14aに対して直角に折り曲げ、該第1折曲片14bから更に基部14aと平行となるように外向きに略直角(支柱に沿うよう円弧状でもよい)に折り曲げて第2折曲片14cを形成している。
そして、第2折曲片14cの先端側を第1前方受部141Aとし、該掛止枠本体14Aの基部14aの折曲部分が中間位置となるようにU字状枠14Bを外嵌して固定している。
ここでU字状枠14Bは、前記第2折曲片14cの先端と平行に同じ位置まで延びて第1後方受部141Bとしている。
またU字状枠14Bの延出部分を一方の挟持部142cとし、第1折曲片14bを連結部142bとし、第2折曲片14cを他方の挟持部142aとして平面視略コ字状又はU字状の第1支柱嵌合部142を形成している。
[第2支柱係止部]
第2支柱係止部15は、前記格子状パネル131の左右両端の他方の端部寄りで、前記第1支柱係止部14と対向するように同一高さ位置で、上下二段に固着されており先端が外方へ突出している。
この第2支柱係止部15は、前記格子状パネル131の他方の端部側で支柱の外側を通るように内方へ略直角に折れ曲がり、その前後の先端部は格子状パネル31と平行に延びるように略エ字状に形成されている(図14(c)参照)。
そして、前記両先端部は、格子状パネル131の他方の端部より外側に突出して第2前方受部151Aおよび第2後方受部151Bとなると共に、内方に開口する第2支柱嵌合部152を形成している。
図示例の場合、第2支柱係止部15は、図14に示すように、ヘアピン(Uピン)状の掛止枠本体15Aを中途位置で基部15aに対して直角に折り曲げ、該第1折曲片15bから更に基部15aと平行となるように内向きに略直角(支柱に沿うよう円弧状でもよい)に折り曲げて第2折曲片15cを形成している。
そして、第2折曲片15cの基端側の折曲部分中間位置となるように前方のU字状枠15Bを外嵌して固定し、該U字状枠15Bの外方へ突出する部分を第2前方受部151Aとし、基部15aの折り曲げ個所に上記U字状枠15Bと平行に後方のU字状枠15Cを外嵌して基端を固定し、該U字状枠15Bの外方へ突出する部分を第2後方受部151Bとしている。
また、基部15aの折曲側と第2折曲片5cとを一対の挟持部152a、152cとし、第1折曲片15bを上記一対の挟持部152a、152cをつなぐ連結部152bとして平面視略コ字状またはU字状の第2支柱嵌合部152を形成している。
上記のように構成された第1支柱係止部14と第2支柱係止部15とは、それぞれ格子状パネル131に一体に固着され、第1前方受部141Aと第1後方受部141B、第2前方受部151Aと第2後方受部151Bとがそれぞれ格子状パネル131の左右の延出方向へ突出して、第1メッシュパネル13’を形成する。
そして、第1支柱係止部14と第2支柱係止部15とは、前後に一対の受部141Aと141B、151Aと151Bを設けているので、その受部のいずれか一方をロックピン71を係止する受部として用いることができる。
従って、上記第1メッシュパネル13’は、図15に示すように、第1メッシュパネル13’の前後を反転して、格子状パネル131を支柱P1、P2の外側(図15(a)参照)に配置し、または内側(図15(b)参照)に配置することができる。
この場合、前者では第1前方受部141A、第2前方受部151Aが受部として使用され、後者では第1後方受部141B、第2後方受部151Bが受部として使用されるので、第2メッシュパネル6の配置や形状は変更する必要が無い。
同様に、上記第1メッシュパネル13’は、図16に示すように、第1メッシュパネル13’の左右を反転して、格子状パネル131を支柱P1、P2の外側(図16(a)参照)に配置し、または内側(図16(b)参照)に配置することもできる。
この場合も、左右対称となるが、前者では第1前方受部141A、第2前方受部151Aが受部として使用され、後者では第1後方受部141B、第2後方受部151Bが受部として使用されるので、第2メッシュパネル6の配置や形状は変更する必要が無い。
従って、第1メッシュパネル13’の支柱への掛止は4通り可能であり、取付の自由度、汎用性を高めることができる。
上記実施例では、一対の第2メッシュパネル6を用いたが、一方は上下に分かれず一体の格子パネルとなっているものでもよい。
また、ヒンジ部やロック具の構成は前記実施例に限定されない。
同様に、受部はロック具によるロックと対になる構造であればよく、上記実施例に限定されない。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 メッシュ型荷役用パレット
2 パレット本体
3 第1メッシュパネル
4 第1支柱係止部
5 第2支柱係止部
6 第2メッシュパネル
7 パネルロック具
20 台盤
21 車輪部
31 格子状パネル
41 第1受部
42 第1支柱嵌合部
51 第2受部
52 第2支柱嵌合部
65 ヒンジ部
71 ロックピン
72 ピン受具
H1、H2 ハンドル
P1、P2 支柱

Claims (4)

  1. 台盤上に立設したハンドルの左右一対の支柱を台盤の対向する隅部に配置したパレット本体と、前記一対の支柱にそれぞれ掛け止める第1支柱係止部および第2支柱係止部を左右に有する一対の第1メッシュパネルと、前記第1または第2支柱係止部の先端に設けられた受部に着脱可能に係止するパネルロック具を有し前記第1メッシュパネルと直交する方向で第1メッシュパネルに掛止められる一対の第2メッシュパネルとからなるメッシュ型荷役用パレットにおいて、
    第1支柱係止部および第2支柱係止部の支柱嵌合用の開口が一対の支柱の左右いずれか一方から横にスライドして嵌合しうるように同じ方向に揃って配置されていることを特徴とするメッシュ型荷役用パレット。
  2. 第1支柱係止部および第2支柱係止部が、第1メッシュパネルの一側に固定され第1メッシュパネルに沿って延びる平面視略コ字状の挟持部を有しており、
    前記第1支柱係止部に一体に形成されて第1メッシュパネルの左右の一方の端部から外方へ突出する第1受部と、
    前記第2支柱係止部に一体に形成されて第1メッシュパネルの左右の他方の端部から外方へ突出する第2受部とを設けており、
    前記第2メッシュパネルのパネルロック具が、第2メッシュパネルを貫通して突出する前記第1受部または第2受部に着脱可能に係止しうることを特徴とするメッシュ型荷役用パレット。
  3. 第1支柱係止部および第2支柱係止部が、固着用の基部と、該基部から延びて支柱嵌合用の開口を囲むように略平行に対峙する一対の挟持部と、該一対の挟持部間をつなぐ連結部とからなっていることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ型荷役用パレット。
  4. パレット本体の台盤の前後に一対のハンドルが設けられ、該一対のハンドルの左右一対の支柱が台盤の四隅に配置されており、前後の各ハンドルに沿って第1メッシュパネルがそれぞれ各ハンドルの左右一対の支柱に係止されることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ型荷役用パレット。
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