JP6934201B2 - 食器篭 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の食器を収納した状態で、運搬可能であると共に、食器洗浄機に投入して洗浄することが可能な食器篭に関する。
学校や病院などにおいて提供される給食といった食事の際には、大量の食器が用いられる。このような大量の食器は、食事が提供される教室などの各箇所に運搬されるが、運搬の際には食器篭が用いられる。食器篭は、例えば、特許文献1,2に示すように、格子状の枠体で構成され、複数の食器を収納可能である。そして、食器篭は、食器を収納した状態で運搬でき、そのまま食器洗浄機に投入して収納された食器を洗浄することもできるよう構成されている。
具体的に、特許文献1,2に開示の食器篭は、複数の食器を高さ方向に積み重ねた状態で収納可能であり、食器の周囲を、高さ方向に延びる複数の支持体で支持している。そして、特許文献1の食器篭では、当該食器篭の前面側に位置する支持体が横方向つまり幅方向に開くよう構成されており、前面側が開いた状態で食器を収納することができる。また、特許文献2の食器篭では、当該食器篭の上面の留め具が取り外し可能なよう構成されており、かかる留め具を取り外した状態で上面側から食器を収納することができる。
特開2011−92448号公報 特開2015−37504号公報
しかしながら、上述した特許文献1の食器篭は、前面側の支持体が幅方向に開くため、当該食器篭の幅方向に支持体を開くスペースが必要となる。すると、食器篭が配膳台などに配置されている場合には、食器篭の載置スペースよりも広いスペースが必要となるため、利用場所が制限されてしまうおそれがあり、利便性が低下する、という問題が生じる。また、上述した特許文献2の食器篭は、上面の留め具を取り外して上面側から食器を収納しているため、収納方法が容易ではない。その結果、利便性が低下する、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、食器を収納する食器篭の利便性の向上を図ることにある。
本発明の一形態である食器篭は、
複数の支柱が格子状に連結されて構成され、外形が六面体に形成された食器篭であって、
前記食器篭の前面側に位置する面を形成する前面部が、前記食器篭の上面側に位置する面を形成する上面部の所定箇所に回転可能に連結しており、前記食器篭の前面を塞いだ状態と、前記上面部の上方に位置するまで当該上面部との連結箇所を支点として回転して前記食器篭の前面が開口した状態と、に変化するよう構成されており、
前記前面部は、当該前面部が前記食器篭の前面を塞いだ状態における高さ方向に沿ってスライド移動するよう、当該前面部が前記食器篭の前面を塞いだ状態における当該食器篭の内部側に取り付けられた略水平方向に延びるスライド部材を備え、
前記食器篭の側面を形成する側面部の前面側に位置する高さ方向に延びる支柱の所定の高さ位置に、当該支柱が所定の距離だけ切断されることで形成された切断部を設け、
前記前面部の回転に伴い、前記スライド部材がスライド移動した所定の位置で当該スライド部材が前記切断部を通過可能なよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記食器篭では、
2つの前記側面部のそれぞれの外形を形成し、前面側に位置する2本の支柱の所定の高さ位置に、それぞれ前記切断部を形成し、
前記スライド部材の両端付近の部位が、それぞれ各前記切断部を通過可能なよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記食器篭では、
前記側面部の前面側に位置する支柱の下端付近に前記切断部を形成し、
前記前面部が前記食器篭の前面を塞ぐよう回転したときに、前記スライド部材が、前記切断部を前面側から背面側に向かって通過し、さらに高さ方向に沿ってスライド移動するよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記食器篭では、
前記側面部に、前記切断部を前面側から背面側に向かって通過した状態の前記スライド部材の高さ方向へのスライド移動を所定の範囲で規制する規制部材を備えた、
という構成をとる。
また、上記食器篭では、
前記前面部は、前記上面部の前面側に位置する一部の部位と一体的に構成されており、当該前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位は、当該上面部の前面側から背面側に向かって所定の距離だけ離れて位置する所定箇所に回転可能に連結されており、
前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置するときに、当該スライド部材の両端付近の部位が、前記側面部の外形を形成する上面側の支柱の前面側の所定箇所に当接するよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記食器篭では、
前記前面部が、前記上面部の上方に位置し、前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置する状態から、前記食器篭の前面を塞ぐよう回転したときに、前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置した状態で、当該スライド部材の両端付近の部位が、2つの前記側面部の外形をそれぞれ形成し上面側にそれぞれ位置する各支柱の前面側の所定箇所に当接するよう構成されている、
という構成をとる。
上記構成の食器篭によると、まず、前面部を高さ方向に回転させて開口させることができる。このため、食器篭自体の配置スペースの省スペース化を図ることができ、開口した前面から容易に食器を収納することができ、利便性の向上を図ることができる。また、前面部に設けたスライド部材を所定の高さ位置にスライド移動し、側面部の支柱に形成された切断部を通過させて食器篭の内部側に位置させ、さらにスライド部材をスライド移動することで、前面部で食器篭の前面を塞いだ状態で当該前面部を固定することができる。さらに、食器篭の前面を開口させて前面部を上面部の上方に位置させた状態では、スライド部材が前面部の上面部側に位置することとなり、この状態から食器篭の前面を塞ぐよう前面部を回転させたときに、スライド部材が側面部の上面側に当接して完全には食器篭の前面が塞がれないこととなる。その結果、不意に前面部が回転してしまった場合であっても、前面部と前面側の他の支柱との間に指などを挟んでしまうことを抑制でき、さらなる利便性の向上を図ることができる。
本発明の食器篭の構成を示す図であり、前面部を閉じたときの状態を示す。 食器篭の前面部を開くときの動作を示す図である。 図1及び図2に示す食器篭の構成の一部を拡大した図である。 食器篭の前面部を開くときの動作を示す図である。 食器篭の前面部を開くときの動作を示す図である。 食器篭の前面部が開いた時の状態を示す図である。 食器篭の前面部が開いた状態から閉じるよう回転したときの様子を示す図である。 図7に示す食器篭の構成の一部を拡大した図である。 図6に示す前面部を開いた状態の食器篭に食器を収納したときの様子を示す図である。 図9に示すように食器を収納した食器篭の前面部を閉じたときの様子を示す図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態における食器篭は、複数の支柱が格子状に連結されて構成されており、外形が六面体に形成されている。具体的に、食器篭は、六面全てが略正方形に形成された略立方体に形成されており、前面部と、背面部と、上面部と、下面部と、2つの側面部と、を備えている。但し、食器篭を形成する各面部は、必ずしも正方形であることに限定されず、長方形であってもよく、その他の形状であってもよい。なお、本実施形態では、図1において上下方向を高さ方向とし、前面部と背面部との間の方向を前後方向とし、当該前後方向に対する垂直方向である2つの側面部間の方向を幅方向とする。
ここで、図1は、前面部が閉じたときの食器篭の状態を示しており、かかる前面部が開くと図6の状態となる。また、図2乃至図5は、閉じた状態の前面部を開く動作を説明するための図である。以下、食器篭の各構成及び使用時の様子について詳述する。
まず、図6を参照して、下面部ついて説明する。図6に示すように、食器篭の下面を形成する下面部は、略正方形に形成された支柱40にて外形が構成されている。そして、下面部には、内部に前後方向に沿って延びる2本の支柱41,42が設けられており、また、内部に前後方向に対して垂直方向である幅方向に沿って延びる1本の支柱43が設けられている。そして、前後方向に沿って延びる2本の支柱42には、上方に板面を向けて配置された載置板44が設けられている。
上記載置板44は、下面部の幅方向の中央部分に配置された所定の幅を有する板状部材である。この載置板44の板面上には、後述するように食器が載置される。そして、載置板44は、下面部において、前後方向に沿って所定の長さに形成されている。具体的に、載置板44は、下面部の最前面側箇所から背面側に向かって前後方向の中央箇所を超えた所定箇所まで延びて形成されているが、最背面側箇所までは延びていない。但し、載置板44は、いかなる長さに形成されていてもよい。また、載置板44には、当該板面を貫通する複数の貫通孔が形成されている。
また、上記幅方向に沿って延びる1本の支柱43は、下面部の前後方向のほぼ中央に配置されており、食器篭内部の両端付近に食器篭の高さ方向である上方に延びる2本の支柱からなる食器支持体45,46が連結している。なお、これら2本の食器支持体45,46は、上端で上面部に連結している。具体的に、2本の食器支持体45,46の配置間隔は、後述するように載置板44上に載置された外形が円形の食器の周囲を囲って位置するよう設定されている。
次に、図1、図6を参照して、背面部について説明する。背面部は、略正方形に形成された支柱20にて外形が構成されている。そして、背面部は、上述した下面部の前後方向の最背面側に位置して、当該下面部に対して垂直に立設した背面を形成している。背面部の内部には、食器篭自体の強度を維持したり、他の支柱と連結されるための補助支柱が、外形を構成する支柱20に連結されて設けられている。
また、背面部には、当該背面部から前後方向の前面側つまり食器篭の内部側に位置し、食器篭の高さ方向に延びる2本の支柱からなる食器支持体21,22が連結している。具体的に、背面部には、上端付近と下端付近にそれぞれ食器篭の内部側に位置して幅方向に延びる補助支柱23,24が連結されて設けられており、かかる補助支柱23,24の間を連結するよう2本の食器支持体21,22が設けられている。なお、2本の食器支持体21,22の配置間隔は、後述するように食器篭の内部に収納された外形が円形の食器の周囲を囲って位置するよう設定されている。
次に、図1、図3、図6等を参照して、2つの側面部ついて説明する。側面部は、略正方形に形成された支柱50,60にてそれぞれ外形が構成されている。そして、側面部は、上述した下面部の幅方向の両端部にそれぞれ位置して、当該下面部に対して垂直に立設した側面を形成している。側面部の内部には、食器篭自体の強度を維持したり、他の支柱と連結されるための補助支柱が、外形を構成する支柱50,60に連結されて設けられている。
また、側面部の外形を形成する支柱50,60のうち、前面側に位置する支柱51,61には、下端付近において、支柱51,61自体が所定の距離だけ切断された切断部51a,61aが形成されている。切断部51a,61aは、後述するスライド部材70を構成するスライドバー71の直径以上の長さに形成されており、スライドバー71が通過可能である。また、側面部の前面側に位置する支柱51,61には、その背面側に、切断部51a,61aの周囲を囲う囲い部52,62(規制部材)が設けられている。囲い部52,62は、切断部51a,61aの位置から上下方向に所定の距離だけ広がった範囲、つまり、切断部51a,61aの高さ方向の所定範囲を囲うよう略コ字状の支柱で形成されている。これにより、後述するように、切断部51a,61aを通過して囲い部52,62内に位置することとなったスライドバー71は、当該囲い部52,62内でのみ高さ方向へのスライド移動が規制されることとなる。
次に、図1,図6を参照して、上面部について説明する。上面部は、上述した下面部に対向し、食器篭自体の上面を形成している。上面部は、図1に示すように、全体的には略正方形に形成された支柱にて外形が構成されていが、前後方向のほぼ中間位置で、前面側と背面側とに分割された形状となっている。つまり、上面部は、前面側に略長方形に形成された支柱31にて外形が構成された前面側部位と、背面側に略長方形に形成された支柱32にて外形が構成された背面側部位と、が配置されて構成されている。そして、前面側部位は、背面側部位との連結箇所33で当該背面側部位に対して回転可能に連結されている。さらに前面側部位は、前面部に連結して、当該前面部と一体的に構成されている。なお、かかる構成については後述する。
次に、図1、図3、図6を参照して、前面部について説明する。前面部は、略正方形に形成された支柱10にて外形が構成されている。そして、前面部は、上述した背面部に対向する面を形成し、上述した下面部の前後方向の最前面側に位置して、当該下面部に対して垂直に立設した食器篭自体の前面を形成している。
また、前面部には、当該前面部から前後方向の背面側つまり食器篭の内部側に位置し、食器篭の高さ方向に延びる2本の支柱からなる食器支持体11,12が連結している。具体的に、前面部には、上端付近と下端付近にそれぞれ食器篭の内部側に位置して幅方向に延びる補助支柱13,14が連結されて設けられており、かかる補助支柱13,14の間を連結するよう2本の食器支持体11,12が設けられている。なお、2本の食器支持体11,12の配置間隔は、後述するように食器篭の内部に収納された外形が円形の食器の周囲を囲って位置する設定されている。
そして、前面部は、上端箇所において、上述した上面部の一部を構成する前面側部位が連結して一体的となっている。つまり、前面部は、その上端が直角に曲折して上面の一部を形成している。そして、前面部と一体的である前面側部位が、上面部の背面側部位と連結箇所33にて回転可能に連結していることから、前面部自体が上面部に対して回転可能に連結されていることとなる。具体的に、前面部は、上面部の前後方向のほぼ中央箇所で背面側部位と回転可能に連結しており、かかる連結箇所33を支点として、前面部の下端側が上方に向かって回転可能となる。
ここで、上述した前面部を、上面部の連結箇所33を支点として、当該上面部の上方に位置するまで回転させたときの様子を図6に示す。このように前面部を上面部の上方に回転させて位置させることで、当該前面部に一体的に連結されている食器篭の内部の前面側に位置していた2本の食器支持体11,12も、上面部の上方に位置することとなる。その結果、食器篭の前面を開口させた状態とすることができる。また、前面部の上端側は、上面部の前面側部位が一体的となっているため、かかる前面側部位の箇所も回転させて上面部よりも上方に位置させることができる。これにより、上面部の前面側も開口させることができる。
以上のように、本発明における食器篭は、前面部を上方に回転させて食器篭自体の前面全体と上面の前面側を開口させることができる。このため、食器篭の開口スペースが広く、食器を容易に収納させることができ、利便性が向上する。また、回転させた前面部は上面部の上方に位置するため、食器篭の幅方向にスペースを確保する必要がなく、利用が容易となる。
また、食器篭の前面部には、当該前面部が食器篭の前面を塞いだ状態における高さ方向に沿ってスライド移動するスライド部材70を備えている。スライド部材70は、図4に示すように、前面部の幅方向の両端に位置する支柱15,16、つまり、食器篭の前面を塞いだ状態における高さ方向に延びる当該前面部の2本の支柱15,16に沿ってスライド移動するよう、取り付けられている。具体的に、スライド部材70は、所定の長さの筒状体であり、内部に前面部の上記2本の支柱15,16がそれぞれ挿入された2つのスライド部72と、当該2つのスライド部72の外側面に固定装備された1本の棒状部材であるスライドバー71と、により構成される。つまり、スライド部材70は、スライドバー71が前面部の幅方向つまり略水平方向に延びるよう配置され、その長手方向に対して直交する方向にスライド移動するよう構成されている。なお、スライド部材70が取り付けられる前面部の2つの支柱15,16の幅は、2つの側面部の間の距離よりも狭く設定されており、図1や図2に示すように前面部が食器篭の前面を塞いだ状態では、上記2つの支柱15,16は各側面部の前面側の支柱51,61の内側に位置することとなる。また、スライドバー71の長さは、スライド部材70が取り付けられている前面部の2つの支柱15,16の幅よりも長く形成されており、2つの側面部の距離とほぼ同じ長さあるいはそれよりもやや長い長さに形成されている。
次に、上述したスライド部材70の動作を説明するとともに、食器篭の使用時の様子を、図1乃至図10を参照して説明する。まず、図1は、食器篭の前面を前面部で塞いで、スライド部材70で前面部が開かないように係止している状態を示している。ここでは、図1及び図3(a)に示すように、スライド部材70のスライドバー71の両端が、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61よりも背面側の囲い部52,62内に位置している。なお、かかる状態にするには、以下のように食器篭を操作する。まず、前面部が開いている状態から当該前面部を食器篭の前面付近に位置するよう回転させ、スライドバー71の両端が、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61に形成された切断部51a,61aの形成箇所に位置するようスライド部材70をスライドさせる。そして、前面部をさらに食器篭の前面を塞ぐよう回転させることで、スライドバー71の両端が、前面側から背面側に向かって切断部51a,61aを通過することとなり、図2及び図3(b)に示すように、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61よりも背面側に位置することとなる。その後、スライド部材70を下方にスライド移動させることで、図1及び図3(a)に示すように、スライドバー71の両端がそれぞれ側面部の前面側の支柱51,61よりも背面側に位置して当該支柱51,61に引っ掛かり、前面部が開かないよう係止される。
続いて、かかる状態から前面部を回転させて食器篭の前面を開く操作を説明する。まず、上述とは逆の手順により、図2及び図3(b)に示すように、スライドバー71の両端が、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61に形成された切断部51a,61aの形成箇所に位置するようスライド部材70を上方にスライドさせる。そして、前面部を開くよう回転させることで、スライドバー71の両端が、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61に形成された切断部51a,61aの形成箇所を背面側から前面側に通過し、図4に示すように食器篭の前面が徐々に開くこととなる。
そして、図5に示すように、さらに前面部を上面部との連結箇所33を支点として上方に回転させることで、図6に示すように、前面部が上面部の上方に位置し、食器篭の前面を完全に開口した状態とすることができる。このとき、前面部は、食器篭の前面を塞いだ状態の向きとは逆さまとなり、スライド部材70は、図6に示すように、前面部が食器篭の前面を塞いでいるときとは反対側の端部に位置するよう、つまり、前面部と一体的に構成された上面部の前面側部位側に位置するよう、スライド移動することとなる。換言すると、スライド部材70は、前面部の外形を形成する幅方向の両端の2本の支柱15,16において、前面部が食器篭の前面を塞いでいる状態における上端側にスライド移動した状態となる。
ここで、図6に示すように、前面部が上面部の上方に位置している状態から、不意に前面部が下方に回転してしまった場合を説明する。このとき、上述したように、スライド部材70は前面部において上面部側に位置している。このため、図7及び図8に示すように、スライド部材70のスライドバー71の両端付近の部位が、2つの側面部の外形をそれぞれ形成し上面側にそれぞれ位置する各支柱53,63の前面側の所定箇所に当接することとなる。これにより、前面部が食器篭の前面を完全に塞ぐまで回転することが防止され、前面部と前面側の他の支柱との間に隙間が確保され、指などを挟んでしまうことを抑制できる。
ここで、図9に、食器篭の前面を開口させて、食器100を収納させたときの状態を示す。この図に示すように、食器篭の下面部に設けられた載置板44の板面上に、食器100を高さ方向に積み重ねて収納していくこととなる。このとき、載置板44は、下面部の最前面箇所から形成されているため、最下の食器100を収納する際に最前面箇所から載置でき、収納が容易となる。
また、図10に、食器を収納した後に、前面部の回転状態を戻して、食器篭自体の前面を前面部で塞いだときの状態を示す。このとき、前面部を回転させる際には、前面を塞いだときに前面部の下端側となる方向にスライド部材70をスライド移動させ、図7に示すように当該スライド部材70が他の支柱53,63に当接しないようにする。そして、上述したように、スライド部材70のスライドバー71の両端が、それぞれ側面部の前面側の支柱51,61に形成された切断部51a,61aの形成箇所に位置するようスライド部材70をスライドさせる。その後、前面部をさらに食器篭の前面を塞ぐよう回転させることで、スライドバー71の両端を、前面側から背面側に向かって切断部51a,61aを通過させ、さらにスライド部材70を下方にスライド移動させる。これにより、スライドバー71の両端がそれぞれ囲い部52,62内に位置し、側面部の前面側の支柱51,61に引っ掛かり、前面部が開かないよう係止される。
上述したように前面部にて食器篭の前面を塞いだ状態とすると、内部に高さ方向に積み重ねられて収納された食器は、その周囲が6本の食器支持体11,12,21,22,45,46(図1、図6参照)で囲まれた状態となる。つまり、食器篭の内部において、食器の周囲のうち、前面側は符号11,12の食器支持体で、背面側は符号21,22の食器支持体で、側面側は符号45,46の食器支持体で、囲まれることとなる。これにより、食器が収納された食器篭を上下逆さにして食器洗浄機に投入して食器を洗浄したり保管を行うことができる。このとき、食器を載置する載置板44に複数の貫通孔が形成されているため、効率よく洗浄や乾燥を行うことができる。
なお、上記では、上面部が前後方向のほぼ中間位置で前面側と背面側とに分割され、前面側部位が前面部と一体的に構成されている場合を例示したが、前面側部位はいかなる大きさや形状であってもよい。また、前面部は、必ずしも上面部側に曲折して形成されていなくてもよい。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10,15,16,20,31,32,40,50,51,53,60,61,63 支柱
11,12,21,22,45,46 食器支持体
44 載置板
51a,61a 切断部
52,62 囲い部
70 スライド部材
71 スライドバー
72 スライド部
100 食器

Claims (6)

  1. 複数の支柱が格子状に連結されて構成され、外形が六面体に形成された食器篭であって、
    前記食器篭の前面側に位置する面を形成する前面部が、前記食器篭の上面側に位置する面を形成する上面部の所定箇所に回転可能に連結しており、前記食器篭の前面を塞いだ状態と、前記上面部の上方に位置するまで当該上面部との連結箇所を支点として回転して前記食器篭の前面が開口した状態と、に変化するよう構成されており、
    前記前面部は、当該前面部が前記食器篭の前面を塞いだ状態における高さ方向に沿ってスライド移動するよう、当該前面部が前記食器篭の前面を塞いだ状態における当該食器篭の内部側に取り付けられた略水平方向に延びるスライド部材を備え、
    前記食器篭の側面を形成する側面部の前面側に位置する高さ方向に延びる支柱の所定の高さ位置に、当該支柱が所定の距離だけ切断されることで形成された切断部を設け、
    前記前面部の回転に伴い、前記スライド部材がスライド移動した所定の位置で当該スライド部材が前記切断部を通過可能なよう構成されている、
    食器篭。
  2. 請求項1に記載の食器篭であって、
    2つの前記側面部のそれぞれの外形を形成し、前面側に位置する2本の支柱の所定の高さ位置に、それぞれ前記切断部を形成し、
    前記スライド部材の両端付近の部位が、それぞれ各前記切断部を通過可能なよう構成されている、
    食器篭。
  3. 請求項1又は2に記載の食器篭であって、
    前記側面部の前面側に位置する支柱の下端付近に前記切断部を形成し、
    前記前面部が前記食器篭の前面を塞ぐよう回転したときに、前記スライド部材が、前記切断部を前面側から背面側に向かって通過し、さらに高さ方向に沿ってスライド移動するよう構成されている、
    食器篭。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の食器篭であって、
    前記側面部に、前記切断部を前面側から背面側に向かって通過した状態の前記スライド部材の高さ方向へのスライド移動を所定の範囲で規制する規制部材を備えた、
    食器篭。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の食器篭であって、
    前記前面部は、前記上面部の前面側に位置する一部の部位と一体的に構成されており、当該前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位は、当該上面部の前面側から背面側に向かって所定の距離だけ離れて位置する所定箇所に回転可能に連結されており、
    前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置するときに、当該スライド部材の両端付近の部位が、前記側面部の外形を形成する上面側の支柱の前面側の所定箇所に当接するよう構成されている、
    食器篭。
  6. 請求項5に記載の食器篭であって、
    前記前面部が、前記上面部の上方に位置し、前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置する状態から、前記食器篭の前面を塞ぐよう回転したときに、前記前面部と一体的に構成された前記上面部の一部の部位側に前記スライド部材が位置した状態で、当該スライド部材の両端付近の部位が、2つの前記側面部の外形をそれぞれ形成し上面側にそれぞれ位置する各支柱の前面側の所定箇所に当接するよう構成されている、
    食器篭。
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