JP2009203032A - ラック - Google Patents

ラック Download PDF

Info

Publication number
JP2009203032A
JP2009203032A JP2008048213A JP2008048213A JP2009203032A JP 2009203032 A JP2009203032 A JP 2009203032A JP 2008048213 A JP2008048213 A JP 2008048213A JP 2008048213 A JP2008048213 A JP 2008048213A JP 2009203032 A JP2009203032 A JP 2009203032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
shaped member
state
rack
connection support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008048213A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsufumi Motoda
哲文 元田
Hiroshi Nakatsui
宏 中津井
Nobuo Tanaka
信雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2008048213A priority Critical patent/JP2009203032A/ja
Publication of JP2009203032A publication Critical patent/JP2009203032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】物品を載置した状態において連結部材が適切に水平に維持され、所望の物品を効率よく安定して収容することのできるラックを提供する。
【解決手段】対向配置される枠部材を連結する連結支持部において、回動する第2の棒状部材62を固定された第1の棒状部材61に連結する連結部65においては、第2の棒状部材62を第1の棒状部材61に対して回動させて下ろした場合に、第2の棒状部材62が水平方向よりも若干上向きに傾斜した状態で保持されるように、その回動を制限する当接部材75及び被当接部材78からなる掛止機構を設置する。物品を載置しない状態においては連結支持部は中央部が上方に反った形態となり、物品を載置することによりちょうど水平状態となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば工場等の事業者内において所望の物品を収容するラックであって、不使用時には折り畳んで保管することが可能なラックに関する。
従来、この種の折り畳み式のラックとしては、例えば特許文献1に開示されているようなラック台車が知られている。
また、例えば特許文献1に門形枠として示されているような、収容空間の対向面を形成する枠部材を対向配置し、その間を伸縮可能な連結部材で接続し、使用時には連結部材を伸ばして十分な収容空間を確保するとともに、連結部材の上に棚板等を配置してその上に所望の物品を載置収容し、使用しない時、すなわちラック自体を保管あるいは回送する時にはその長さを縮めて枠部材の間隔を狭めるようにした伸縮ラックも知られている。
特開平9−66836号公報
しかしながら、上述したような従来の伸縮ラックにおいては、連結部材がたわむ等して、物品を載置する棚板、あるいは物品を載置する連結部材自体が水平に維持されず、適切に物品を収容できない場合があった。特に、複数の棒状の部材を回動可能に連結させて折り曲げられるように構成した連結部材においては、各連結部に回動のための遊びや、連結のためのボルト挿入のための遊び等があり、また、ラック自体の各支持部材のたわみ等もあり、ある程度の重さの物品を載置した場合には、連結部において各棒状部材が下方に傾斜して連結された状態となり、全体として下方にたわんだ状態となる場合がある。そのような状態となると、連結部材の上に直接に物品を載置する場合にはその物品が傾斜して載置されて物品間に隙間が生じたり、不安定な状態で載置されたりすることとなり、効率よく安定して物品を収容することができなくなる。また、そのような連結部材の上に棚板を載置して物品を収容する場合にも、そのような効率の悪さや不安定さが生じ、また、棚板が割れる等の不具合が発生する場合もあり、改善が望まれている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、物品を載置した状態において連結部材が適切に水平に維持され、所望の物品を効率よく安定して収容することのできるラックを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のラックは、対向配置されて、所望の物品を収容する収容空間の対向面を形成する一対の枠部材と、前記一対の枠部材を連結する折り畳み可能な連結支持部であって、順次連結される複数の棒状部材と、隣接する前記棒状部材を相対的に回動可能に連結する連結部とを有し、前記棒状部材の回動により、前記棒状部材が前記一対の枠部材の間に略水平に配設されて前記物品を載置可能な組立て状態と、前記一対の枠部材の間隔を短くした折り畳み状態とに変形可能な連結支持部とを有するラックであって、当該ラックが前記組立て状態であって前記物品が載置されていない状態において、前記連結支持部が前記枠部材の中間において鉛直方向上方に反った状態で前記一対の枠部材の間に配設されるように、連結する前記棒状部材の回動を掛止する掛止手段を、前記連結部の少なくとも1つが有することを特徴とする。
好適には、前記掛止手段は、連結する一方の棒状部材であって回動可能な棒状部材が、当該連結部側の端部から他端側に向かって上方に傾斜した状態で回動が阻止されるように、前記連結する棒状部材の一方又は他方に設けられた当接部材と、連結する棒状部材の他方又は一方に設けられた被当接部材とを有することを特徴とする。
本発明によれば、物品を載置した状態において連結部材が適切に水平に維持され、所望の物品を効率よく安定して収容することのできるラックを提供することができる。
本発明の一実施形態の伸縮ラックについて、図1〜図6を参照して説明する。
まず、本実施形態の伸縮ラックの全体構成について図1及び図2を参照して説明する。
図1は、その伸縮ラック1の使用時(組立て時)の全体構成を示す図であって、図1(A)はその正面図であり、図1(B)は、その上面図であり、図1(C)はその側面図である。
また、図2は、伸縮ラック1の折り畳み時の状態を示す図であり、図2(A)は伸縮ラック1の折り畳み時の正面図であり、図2(B)は比較のための伸縮ラック1の使用時の正面図である。
図1に示すように、本実施形態の伸縮ラック1は、金属製支柱により収容空間が規定され、支柱の下部4角に設置されたキャスタにより移動可能に構成されたラックである。
伸縮ラック1は、対向配置される一対の枠部材11及び12と、枠部材11と枠部材12とを連結する4本の連結支持部51〜54と、伸縮ラック1を使用状態(組立て状態)に維持するためのブレス91及び92とを有する。
枠部材11及び枠部材12は、各々が伸縮ラック1の収容空間の対向する一対の側面を形成する部材である。本実施形態の伸縮ラック1において枠部材11及び枠部材12は、平面形状において短手方向となる両側面を形成する。
枠部材11及び枠部材12は、各々、伸縮ラック1の設置時に鉛直方向に配設される2本の支柱13と14及び支柱15と16と、その間に水平に配設されて支柱13と14及び支柱15と16を一体的に接続する各々複数の横棒17及び横棒18を有する。
枠部材11及び12の支柱13と14及び支柱15と16の下部には、各々キャスタ19と20及びキャスタ21と22が装着されており、すなわち、伸縮ラック1に対して4角に4つのキャスタ19〜22が装着されており、伸縮ラック1を容易に移動可能な構成としている。
また、枠部材11及び枠部材12には、補強のため及び収容空間に棚板を設置する際の支持部とするための水平張り出し部23及び水平張り出し部24が設置されている。本実施形態の伸縮ラック1において水平張り出し部23及び水平張り出し部24は、横棒17及び横棒18の位置に合わせて枠部材11及び枠部材12に各々4箇所設置されている。
このような枠部材11及び枠部材12の各部は、各々、断面矩形、断面「コ」の字状、あるいは、断面「L」字状の金属製柱状部材により構成される。枠部材11及び枠部材12は、各々、各構成部材が溶接により接合されて一体的に形成される。
このような構成の枠部材11及び枠部材12は、図示のごとく4本の連結支持部51〜54により連結されて、伸縮ラック1として構成される。すなわち、枠部材11と枠部材12とは、その上下方向の中間部分において、連結支持部51及び52により連結されており、その最下部において連結支持部53及び54により連結されている。
連結支持部51〜54は、各々、複数の棒状部材が順次相互に回動自在に接続されて折り畳み可能に構成されたものである。すなわち、伸縮ラック1を使用しない状態においては、図2(A)に示すように連結支持部51〜54は折り畳まれた状態とされる。この状態において伸縮ラック1は、枠部材11と枠部材12とが近接された長さが短縮された状態とされ、占有容積あるいは占有面積の小さい状態とされる。
一方、伸縮ラック1を使用する時には、図2(B)及び図1に示すように連結支持部51〜54は水平方向に延びた状態とされる。この状態においては、伸縮ラック1は、枠部材11と枠部材12との間隔が最大限に広げられ、収容空間が十分に確保された状態である。そして、水平に伸ばされた連結支持部51〜54の上に、収容対象の所望の物品が、例えば棚板等を介して、あるいはコンテナ等に収容されて直接に載置される。
本実施形態の伸縮ラック1において連結支持部51〜54は、水平方向に延びた状態であって、連結支持部51〜54の上に何も載せていない時には、図1(A)又は図2(B)に示すように、中央部が若干高くなるように、換言すればわずかに山形形状となるように、さらに換言すれば中央部(枠部材11と枠部材12との中間部)が上方に反った形状となるように配設される。
そして、この上に収容対象の物品を載置することにより、その物品の重さにより連結支持部51〜54には重力が作用し、その結果、連結支持部51〜54は水平な状態とされる。
連結支持部51〜54の構成及び動作については後に詳述する。
ブレス91及び92は、伸縮ラック1が使用状態の時に枠部材11と枠部材12とが歪まずに各々垂直に立設されるように、枠部材11と枠部材12とを水平方向に対して傾斜した位置で連結する部材である。ブレス91及び92は、両端がわずかな長さで直角に折り曲げられた棒状部材であり、図1あるいは図2(B)に示すように、連結支持部51〜54が水平方向に伸ばされた状態において、枠部材11の支柱13及び14の各々上部外側に設けられたブレス受け部95及び96と、対向配置される枠部材12の支柱15及び16の各々中央部外側に設けられたブレス受け部93及び94とに、各々両端の折り曲げ部が挿入される。これによりブレス91及び92は、枠部材11と枠部材12との間に傾斜して設置されることとなり、水平に枠部材11と枠部材12とを連結する連結支持部51〜54とともに、枠部材11が枠部材12鉛直方向に立設された状態を維持する。
次に、連結支持部51〜54の構成及び動作について、さらに図3〜図7を参照して詳細に説明する。
なお、これら4本の連結支持部51〜54の構成及び動作はいずれも同じである。従って、以下、連結支持部51を例として、その構成及び動作について具体的に説明する。
図3は、連結支持部51の構成及び動作を示す図であり、図3(A)は略折り畳まれた状態の連結支持部51を示す図であり、図3(B)は折り畳み状態と使用状態(組立て状態)との中間の連結支持部51を示す図であり、図3(C)は使用状態(組立て状態)の連結支持部51を示す図である。
図2に示すように、連結支持部51は、枠部材11の支柱13から枠部材12の支柱15に対して、第1〜第4の棒状部材61〜64が、順次第1〜第3の連結部65〜67により連結された構成である。すなわち、第1の棒状部材61と第2の棒状部材62とが第1の連結部65において連結され、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とが第2の連結部66において連結され、第3の棒状部材63と第4の棒状部材64とが第3の連結部67において連結される。
なお、第1の棒状部材61は、枠部材11の支柱13に溶接等により直接に接合された部材であり、本実施形態の伸縮ラック1においては、図1に示すように枠部材11の水平張り出し部23の一部を兼ねた部材である。
また、第4の棒状部材64は、枠部材12の支柱15に溶接等により直接に接合された部材であり、本実施形態の伸縮ラック1においては、図1に示すように、枠部材12の水平張り出し部24の一部を兼ねた部材である。
第1の連結部65においては、第1の棒状部材61に対して、第2の棒状部材62が、水平方向から上方に回動自在に連結される。また、これと対称的に配置されている第3の連結部67においては、第4の棒状部材64に対して、第3の棒状部材63が同じく水平方向から上方に回動自在に連結される。
一方、第2の連結部66においては、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とが、両棒状部材により水平方向下側に形成される角度が水平(180度)から小さくなる方向に、すなわち下方向から第2の連結部66に対する仰角が小さくなる方向に、相対的に回動自在に連結される。
その結果、連結支持部51は、全体として図3(A)〜図3(C)に示すように、図3(A)に示すような略折り畳まれた状態、図3(B)に示すような折り畳まれた状態と組立てられた状態の中間の状態、図3(C)に示すような組立てられた状態と言うような変形が可能に構成される。
そして本実施形態の伸縮ラック1においては、伸縮ラック1が組立てられた状態において、連結支持部51(連結支持部51〜54)は、厳密に水平に配設されるものではなく、図3(C)に示すように、第2の連結部66が形成される中央部がわずかに上方に配置される状態、すなわち、連結支持部51の全体としては中央部が上方に反った状態となるように構成される。
前述したように、連結支持部51(51〜54)の上には収容物が載置されるが、収容物を載置していない空の状態において連結支持部51(51〜54)をこのような形態に配設しておくことにより、物品を載置してその重さが印加されると、後述する第1〜第3の連結部65〜67における遊びや、枠部材11及び12等の歪等により、連結支持部51(51〜54)が変形をして、略水平な状態となる。
なお、図3(C)に示す状態において、第2の棒状部材62あるいは第3の棒状部材63に対する水平方向に対する傾斜角度αは、1°〜5°が有効である。
そのために、第1の連結部65においては、第1の棒状部材61に対して、第2の棒状部材62が、水平よりも先端部(第2の連結部66側)が若干上方に配置されるような状態で、すなわち、先端部に向かって上向きにわずかに傾斜した状態で設置される。すなわち、そのような状態で第2の棒状部材62が第1の棒状部材61に対して設置されるように、第2の棒状部材62の第1の棒状部材61に対する回動がその状態で掛止され制限されるように、第1の連結部65を構成する。
また、第3の連結部67においては、第4の棒状部材64に対して、第3の棒状部材63が、水平よりも先端部(第2の連結部66側)が若干上方に配置されるような状態で、すなわち、先端部に向かって上向きにわずかに傾斜した状態で設置される。すなわち、そのような状態で第3の棒状部材63が第4の棒状部材64に対して設置されるように、第3の棒状部材63の第4の棒状部材64に対する回動がその状態で掛止され制限されるように、第3の連結部67を構成する。
図4は、第1の連結部65の構成を示す図であり、図4(A)は第1の棒状部材61と第2の棒状部材62とを接続する前の状態を示す斜視図であり、図4(B)は第1の棒状部材61と第2の棒状部材62とを接続して第1の連結部65を構成した状態を示す斜視図である。
図4(A)及び(B)に示すように、第1の棒状部材61は断面が正方形の金属製柱状部材であり、第2の棒状部材62は下面が開口面となった断面が「コ」の字形状の金属製柱状部材である。第1の棒状部材61の先端部が第2の棒状部材62の内側に嵌合されて相対的に回動可能なように、第1の棒状部材61の外寸幅は第2の棒状部材62の内寸幅と略等しいかわずかに小さくなっている。
第1の棒状部材61及び第2の棒状部材62の結合部には、図4(A)に示すように、ボルトを挿入する孔71及び72が各々形成されている。第1の棒状部材61の孔71と第2の棒状部材62の孔72の位置が合うように第1の棒状部材61を第2の棒状部材62に嵌合させて、孔71及び72を貫通するようにボルト73を挿入してこれらを結合することにより、図4(B)に示すように、第1の棒状部材61と第2の棒状部材62とはボルト73を支点として回動可能に結合される。
第2の棒状部材62の第1の連結部65側の端部の上面には、第2の棒状部材62を第1の棒状部材61に対して上方に回動した時に第1の棒状部材61と干渉しないように、切り欠き74が形成されている。
そして、第1の連結部65においては、第2の棒状部材62を第1の棒状部材61に対して回動させて下ろした場合に、第2の棒状部材62が水平方向よりも若干上向きに傾斜した状態で保持されるように、その回動を制限するための掛止機構が構成されている。すなわち、第2の棒状部材62には、第1の棒状部材61に当接してその回動を制限するための当接部材75が設置されており、第1の棒状部材61の第2の棒状部材62側の端面には、当接部材75が当接される被当接部材78が設置されている。
当接部材75は、本実施形態においては金属製のプレートであって、第2の棒状部材62の回動を制限したい位置においてちょうど第1の棒状部材61の被当接部材78に第1の棒状部材61側の先端辺76が当接されるように、第2の棒状部材62の内側に設置される。
当接部材75は、支持部材77を介して第2の棒状部材62に対して設置される。支持部材77は、第2の棒状部材62の内側上面から当接部材75の設置位置までの距離にほぼ等しい高さと、第2の棒状部材62の内側に設置可能な幅の、断面「コ」の字形状の金属製部材である。この支持部材77を第2の棒状部材62の内側に図示のごとく平らな板面が下側になるように設置し、その表面に当接部材75を設置する。
なお、当接部材75の高さ方向の位置は、回動の支点(ボルト73)に対して回動方向側であって、回動の支点であるボルト73からなるべく離れた位置であるのが好ましい。その方が、当接部材75及び被当接部材78にかかる負荷を軽くすることができ、また、回動を制限する位置の精度をあげることができる。従って、本実施形態においては、図4に示すように、第1の棒状部材61と第2の棒状部材62とを、高さ方向の上面に近い位置においてボルト73により結合し、すなわち、回動の支点をなるべく上方に配置し、一方、当接部材75はなるべく下方に設置し、下方の位置で被当接部材78に当接するように構成してある。
なお、本実施形態においては、当接部材75、支持部材77及び被当接部材78は、いずれも溶接等により第1の棒状部材61又は第2の棒状部材62に設置するものとする。
ただし、当接部材75の支持部材77に対する設置は、例えばボルト/ナットや、その他の着脱可能な方法、あるいは、位置の調整が可能な方法により行ってもよい。そのようにしておけば、第2の棒状部材62の第1の棒状部材61に対する回動制限時に姿勢を調整することができて有効である。
第1の連結部65における第1の棒状部材61と第2の棒状部材62の回動状態について、図5を参照して説明する。
連結支持部51が折り畳まれている状態においては、図5(A)に示すように、第2の棒状部材62は第1の棒状部材61に対して垂直に近い角度にまで上方に回動された状態にされる。
次に、連結支持部51を伸ばして伸縮ラック1を組立てる(使用する)時には、図5(B)に示すように、第2の棒状部材62を下側に回動させていく。実際には、枠部材11と枠部材12とを引き離すことにより、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とが結合された第2の連結部66が下側に移動されて、結果的に第2の棒状部材62及び第3の棒状部材63が、その姿勢が水平方向になる方向に回動することになる(図2及び図3参照)。
そして、第2の棒状部材62がほぼ水平近くになると、図5(C)に示すように、第2の棒状部材62に設置された当接部材75が第1の棒状部材61の先端面の被当接部材78に当接することとなり、これにより第2の棒状部材62の第1の棒状部材61に対する回動が制限される。
そしてこの状態において、第2の棒状部材62は、例えば図3(C)に示すように、第2の連結部66側(伸縮ラック1においては中央部側)に向かって若干上方に傾斜した姿勢とされる。
第3の棒状部材63と第4の棒状部材64とが接続される第3の連結部67の構成は、上述の連結部65と同じである。
図6は、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とが接続される第2の連結部66の構成を示す図である。
図6に示すように、第2の棒状部材62及び第3の棒状部材63は、ともに、下面が開口面となった断面が「コ」の字形状の金属製柱状部材であるが、第2の棒状部材62が第3の棒状部材63の内側に嵌合されて相対的に回動可能なように、第2の棒状部材62の外寸幅は第3の棒状部材63の内寸幅と略等しいかわずかに小さくなっている。
第2の棒状部材62と第3の棒状部材63との結合部には、ボルトを挿入する孔78及び79が各々形成されており、第2の棒状部材62の孔78と第3の棒状部材63の孔79の位置が合うように第2の棒状部材62を第3の棒状部材63に嵌合させて、孔78及び79を貫通するように図示せぬボルトを挿入してこれらを結合することにより、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とはボルト(孔78及び79の箇所)を支点として回動可能に結合される。
第2の棒状部材62の第3の棒状部材63側の端部の上面には、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とが略水平に配設された時に、第3の棒状部材63の第2の棒状部材62側の端部の上面が配置されるように、切り欠き80が形成されている。
連結支持部51(51〜54)を伸ばして伸縮ラック1を使用状態とした時には、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とは、各々、中央側に向かって、すなわち第2の連結部66側に向かってわずかに上方に傾斜したように配置される。従って、第2の連結部66の箇所においては、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とはわずかに角度を成して山形に交わる状態とされる。
この状態で連結支持部51(51〜54)上に所望の物品を載置すると、第2の連結部66に対して下向きに荷重がかかり、第2の棒状部材62と第3の棒状部材63とは水平状態となる。この時、第3の棒状部材63の上面の先端部は第2の棒状部材62の切り欠き部80の上縁に当接するので、第2の連結部66のそれ以上の下方への移動は防止される。
このように、本実施形態の伸縮ラック1においては、連結支持部51〜54を伸ばした当初段階、すなわち、物品を載置するまでは、連結支持部51〜54は中央部においてわずかに上方に反った形態に維持される。
そして、収容物を収容し、連結支持部51〜54に収容物の重みがかかることによって初めて、連結支持部51〜54は若干沈み込み、連結支持部51〜54は水平状態に維持される。
その結果、伸縮ラック1に収容した収容物は、水平な連結支持部51〜54の上に適切に載置収容される。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態において枠部材11と枠部材12とを連結する連結支持部は4本としたが、3本以下あるいは5本以上であってもよい。また、その配置も、本実施形態の伸縮ラック1の配置に限られるものではなく任意の位置でよい。
図1は、本発明の一実施形態の伸縮ラックの使用時(組立て時)の全体構成を示す図であって、図1(A)はその正面図であり、図1(B)は、その上面図であり、図1(C)はその側面図である。 図2は、図1に示した伸縮ラックの折り畳み時の状態を示す図であり、図2(A)は伸縮ラック1の折り畳み時の正面図であり、図2(B)は比較のための伸縮ラック1の使用時の正面図である。 図3は、図1及び図2に示した伸縮ラックの連結支持部の構成及び動作を示す図であり、図3(A)は略折り畳まれた状態の連結支持部を示す図であり、図3(B)は折り畳み状態と使用状態(組立て状態)との中間の連結支持部を示す図であり、図3(C)は使用状態(組立て状態)の連結支持部を示す図である。 図4は、図3に示した連結支持部の第1の連結部の構成を示す図であり、図4(A)は第1の棒状部材と第2の棒状部材とを接続する前の状態を示す斜視図であり、図4(B)は第1の棒状部材612の棒状部材とを接続して第1の連結部を構成した状態を示す斜視図である。 図5は、図4に示した第1の連結部における第1の棒状部材と第2の棒状部材の回動状態を示す図であり、図5(A)は連結支持部が折り畳まれている時の第1の連結部の状態を示す図であり、図5(B)は連結支持部が伸ばされている途中状態の第1の連結部の状態を示す図であり、図5(C)は連結支持部が使用状態(組立て状態)とされた時の第1の連結部65の状態を示す図である。 図6は、図3に示した連結支持部51の第2の連結部の構成を示す図である。
符号の説明
1…伸縮ラック
11、12…枠部材
13〜16…支柱
17、18…横棒
19〜22…キャスタ
23、24…水平張り出し部
51〜54…連結支持部
61〜64…棒状部材
65〜67…連結部
71、72、78、79…孔
73…ボルト
74、80…きり欠き
75…当接部材
76…先端縁
77…支持部材
78…被当接部材
91、92…ブレス
93〜96…ブレス受け部

Claims (2)

  1. 対向配置されて、所望の物品を収容する収容空間の対向面を形成する一対の枠部材と、
    前記一対の枠部材を連結する折り畳み可能な連結支持部であって、順次連結される複数の棒状部材と、隣接する前記棒状部材を相対的に回動可能に連結する連結部とを有し、前記棒状部材の回動により、前記棒状部材が前記一対の枠部材の間に略水平に配設されて前記物品を載置可能な組立て状態と、前記一対の枠部材の間隔を短くした折り畳み状態とに変形可能な連結支持部とを有するラックであって、
    当該ラックが前記組立て状態であって前記物品が載置されていない状態において、前記連結支持部が前記枠部材の中間において鉛直方向上方に反った状態で前記一対の枠部材の間に配設されるように、連結する前記棒状部材の回動を掛止する掛止手段を、前記連結部の少なくとも1つが有することを特徴とするラック。
  2. 前記掛止手段は、連結する一方の棒状部材であって回動可能な棒状部材が、当該連結部側の端部から他端側に向かって上方に傾斜した状態で回動が阻止されるように、前記連結する棒状部材の一方又は他方に設けられた当接部材と、連結する棒状部材の他方又は一方に設けられた被当接部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のラック。
JP2008048213A 2008-02-28 2008-02-28 ラック Pending JP2009203032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048213A JP2009203032A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048213A JP2009203032A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ラック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009203032A true JP2009203032A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41145677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008048213A Pending JP2009203032A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009203032A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011071076A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 Dic株式会社 パレットラック、パレットラックユニット及びパレットラックを備えたコンテナ
JP2011121713A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Dic Corp パレットラック、パレットラックユニット及びパレットラックを備えたコンテナ
EP2295021A3 (en) * 2009-09-11 2012-01-04 TrailerLogic, LLC d.b.a. Mortuary Response Solutions Collapsible cadaver rack
JP2012041159A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Dic Corp パレットラック
CN111453272A (zh) * 2020-04-01 2020-07-28 清华大学 一种具有高刚度的转运货架
JP7466904B2 (ja) 2020-12-22 2024-04-15 親和パッケージ株式会社 ネスティングラック

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2295021A3 (en) * 2009-09-11 2012-01-04 TrailerLogic, LLC d.b.a. Mortuary Response Solutions Collapsible cadaver rack
US10172749B2 (en) 2009-09-11 2019-01-08 Michael P. Richardson Collapsible cadaver rack
US11020292B2 (en) 2009-09-11 2021-06-01 Trailerlogic, Llc Collapsible cadaver rack
WO2011071076A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 Dic株式会社 パレットラック、パレットラックユニット及びパレットラックを備えたコンテナ
JP2011121713A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Dic Corp パレットラック、パレットラックユニット及びパレットラックを備えたコンテナ
CN102652100A (zh) * 2009-12-10 2012-08-29 Dic株式会社 台车搁物架、台车搁物架单元及具备台车搁物架的集装箱
JP2012041159A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Dic Corp パレットラック
CN111453272A (zh) * 2020-04-01 2020-07-28 清华大学 一种具有高刚度的转运货架
CN111453272B (zh) * 2020-04-01 2021-05-14 清华大学 一种具有高刚度的转运货架
JP7466904B2 (ja) 2020-12-22 2024-04-15 親和パッケージ株式会社 ネスティングラック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10806258B2 (en) Utility rack having end supports with folding cross-members
JP2009203032A (ja) ラック
US7828160B2 (en) Storage rack
EP1792853B1 (en) Stacking post for container chassis
US20080166503A1 (en) Collapsible shelf device
US9648965B2 (en) Modular product display shelf system
KR200431994Y1 (ko) 부품 운반용 카트
KR100829160B1 (ko) 부품 운반용 카트
JP2010105691A (ja) 折り畳み式ラック
JP7481756B2 (ja) 幅と高さ調節が可能なパレット用組立式棚構造物
JP2008056304A (ja) ロール製品用ラック
KR101541468B1 (ko) 회수용 박스 파렛트
JP7442188B2 (ja) 輸送パレットの段積み用サポートフレーム
JP2006321521A (ja) リターナブルラック
JP2020090340A (ja) 後付け式収納中間棚
JP2000316641A (ja) 折り畳み式収納ラック
JP2006096382A (ja) リターナブルケース
JP6993823B2 (ja) 物品棚
JP6329300B2 (ja) 物品収納箱用載置棚
JP3219175U (ja) コンパクト設計のカゴ台車
JP2011235869A (ja) 収納用台車
JP3220849U (ja) 折畳いす収納ラック
JP2002284013A (ja) 搬送用台車
JP3218949U (ja) 中間回動棚を備えるパレット支持棚
JP6813305B2 (ja) 搬送用パレット