JP2006176195A - パレットサポート枠及びその段積み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パレットサポート枠をコンパクトに積み重ねて、より多くのパレットサポート枠をトッラク等に積み込むことができて、輸送費用が安上がりになるようにする共に、パレットサポート枠を保管する際の保管効率を高めることができるようにしたものである。
【解決手段】パレット台間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠が上下に積み重ねられる使用状態と、複数のパレットサポート枠が入れ子に積み重ねられる不使用状態とに、積み重ね可能とされ、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台間に介在される間隔ブロックが設けられたパレットサポート枠において、
複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねたときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなくパレット台が重合するように、前記間隔ブロックが、パレット台間に介在される介在位置から退避可能とされている。
【選択図】図1
【解決手段】パレット台間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠が上下に積み重ねられる使用状態と、複数のパレットサポート枠が入れ子に積み重ねられる不使用状態とに、積み重ね可能とされ、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台間に介在される間隔ブロックが設けられたパレットサポート枠において、
複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねたときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなくパレット台が重合するように、前記間隔ブロックが、パレット台間に介在される介在位置から退避可能とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、パレットサポート枠及びその段積み方法に関するものである。
パレットに積載した物品を、複数段に積み重ねて保管するために用いられるパレットサポート枠には、支柱(例えば左右一対の前支柱及び左右一対の後支柱)と、支柱の上端又は下端に設けられたパレット台とを備え、パレット台間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠が上下に積み重ねられる使用状態と、複数のパレットサポート枠が入れ子に積み重ねられる不使用状態とに、積み重ね可能とされたものがある。この種の従来のパレットサポート枠は、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台間に介在される間隔ブロック等が固定して設けられていた(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開平5−42941号公報
登録実用新案公報第3018716号
従って、従来の場合、多数のパレットサポート枠をトラック等で輸送する際に、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するように、パレット台間に間隔ブロック等を介在した状態で、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねて、トラック等のコンテナに収納していた。このため、パレット台間にフォーク挿入空間が形成されるため、トラックのコンテナ内等の限られたスペースに、多くのパレットサポートを積み込むことができず、トラック等による運送費用が高く付くという問題があった。また、パレットサポート枠を保管する際にも、パレット台間にフォーク挿入空間が形成されるため、保管効率が悪くなるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、パレットサポート枠をコンパクトに積み重ねて、より多くのパレットサポート枠をトッラク等に積み込むことができて、輸送費用が安上がりになるようにする共に、パレットサポート枠を保管する際の保管効率を高めることができるようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、支柱と、支柱の上端又は下端に設けられたパレット台とを備えるパレットサポート枠であって、パレット台間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠が上下に積み重ねられる使用状態と、複数のパレットサポート枠が入れ子に積み重ねられる不使用状態とに、積み重ね可能とされ、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台4間に介在される間隔ブロックが設けられたパレットサポート枠において、
複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねたときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなくパレット台が重合するように、前記間隔ブロックが、パレット台間に介在される介在位置から退避可能とされている点にある。
複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねたときに、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなくパレット台が重合するように、前記間隔ブロックが、パレット台間に介在される介在位置から退避可能とされている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記間隔ブロックが、パレット台間に介在される介在位置とパレット台間から外れる退避位置とに位置変更可能に設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、支柱と、支柱の上端又は下端に設けられたパレット台とを備えるパレットサポート枠の段積み方法であって、物品を段積み保管するときに、パレット台間に物品収納空間を形成するように、複数のパレットサポート枠を上下に積み重ね、パレットサポート枠の不使用時に、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台間に間隔ブロックを介在して、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにしたパレットサポート枠の段積み方法において、
パレットサポート枠をトラック等で輸送するときに、パレット台が上下方向に重合するようにパレット台間から間隔ブロックを退避させて、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、支柱と、支柱の上端又は下端に設けられたパレット台とを備えるパレットサポート枠の段積み方法であって、物品を段積み保管するときに、パレット台間に物品収納空間を形成するように、複数のパレットサポート枠を上下に積み重ね、パレットサポート枠の不使用時に、パレット台間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台間に間隔ブロックを介在して、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにしたパレットサポート枠の段積み方法において、
パレットサポート枠をトラック等で輸送するときに、パレット台が上下方向に重合するようにパレット台間から間隔ブロックを退避させて、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、パレットサポート枠をトラック等で輸送するときに、間隔ブロックを、パレット台間に介在される介在位置から、パレット台間から外れる退避位置に位置変更した点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、積み重ねたパレットサポート枠を、転倒しないように補助柱で支持した点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、積み重ねたパレットサポート枠を、転倒しないように補助柱で支持した点にある。
本発明によれば、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなくパレット台が上下方向に重合するように、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねて、より多くのパレットサポート枠をトッラク等に積み込むことができ、輸送費用を安上がりになし得る。また、パレットサポート枠を保管する際に、パレット台間にフォーク挿入空間を形成することなく複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねることも可能になり、パレットサポート枠の保管効率を高めることもできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1において、パレットサポート枠1は、左右一対の前支柱2と、左右一対の後支柱3と、前支柱2及び後支柱3の上端に設けられたパレット台4と、前支柱2及び後支柱3のの下端に設けられたコの字状の連結枠5とを備える。これら前支柱2、後支柱3、パレット台4、連結枠5は角パイプ等で構成されている。
連結枠5は、左右一対の側部杆7と一本の後部杆8とを有し、連結枠5は左右一対の前支柱2と左右一対の後支柱3の下端間を連結している。パレット台4は、複数本(図例では4本)の前後枠11と複数本の左右枠12とを格子状に連結して、矩形の格子枠状に形成されている。
図1において、パレットサポート枠1は、左右一対の前支柱2と、左右一対の後支柱3と、前支柱2及び後支柱3の上端に設けられたパレット台4と、前支柱2及び後支柱3のの下端に設けられたコの字状の連結枠5とを備える。これら前支柱2、後支柱3、パレット台4、連結枠5は角パイプ等で構成されている。
連結枠5は、左右一対の側部杆7と一本の後部杆8とを有し、連結枠5は左右一対の前支柱2と左右一対の後支柱3の下端間を連結している。パレット台4は、複数本(図例では4本)の前後枠11と複数本の左右枠12とを格子状に連結して、矩形の格子枠状に形成されている。
左右一対の前支柱2は、左右一対の側部杆7の前端から上方に突出され、後部杆8は左右一対の側部杆7の後端同士を連結し、後部杆8の左右両端よりやや左右方向内方側から左右一対の後支柱3が上方突設されており、左右一対の後支柱3は、左右一対の前支柱2よりもやや左右方向内方側に配置されている。而して、パレットサポート枠1は、図6に示すようにパレット台4間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠1が上下に積み重ねられる使用状態に積み重ね可能とされている。また、パレットサポート枠1は、図7又は図3、図5及び図8に示すように、複数のパレットサポート枠1が入れ子に積み重ねられる不使用状態に積み重ね可能とされている。
左右一対の前支柱2の下端部の後側であって左右一対の側部杆7の前端部上(介在位置B1)に、左右一対の前間隔ブロック15が設けられ、左右一対の後支柱3の外側方であって側部杆7の後端部上(介在位置B2)に、左右一対の後間隔ブロック16が設けられている。これら前間隔ブロック15及び後間隔ブロック16は、図7に示すように、複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねるときに、パレット台4間にフォーク挿入空間Aを形成するようにパレット台4間に介在されるようになっている。
図2及び図3に示すように、左右一対の前間隔ブロック15は、それぞれ取付片18を介してボルト等の固定具19により側部杆7に着脱自在に固定され、また、丁番20により側部杆7に左右方向内方側に起伏回動自在に連結されている。各前間隔ブロック15に係合突起21が上方突設されている。
図2及び図3に示すように、左右一対の前間隔ブロック15は、それぞれ取付片18を介してボルト等の固定具19により側部杆7に着脱自在に固定され、また、丁番20により側部杆7に左右方向内方側に起伏回動自在に連結されている。各前間隔ブロック15に係合突起21が上方突設されている。
従って、前間隔ブロック15は、パレット台4間に介在される介在位置B1とパレット台4間から外れる退避位置C1とに位置変更可能に設けられ、複数のパレットサポート枠1が入れ子に積み重ねられるときに、パレット台4間にフォーク挿入空間Aを形成することなくパレット台4が上下方向に重合するように、前間隔ブロック15が、パレット台4間に介在される介在位置B1から退避可能とされている。
図4及び図5に示すように、左右一対の後間隔ブロック16は、取付片23を介してボルト等の固定具24により側部杆7に着脱自在に固定可能とされ、また、左右一対の後支柱3の内側方であって後部杆8の両端部上に、取付片23を介してボルト等の固定具24により着脱自在に固定可能されている。即ち、左右一対の側部杆7の後端部と後部杆8の両端部とにボルト等の固定具24が螺合するねじ孔25が設けられており、左右一対の後間隔ブロック16を、左右一対の側部杆7の後端部上と後部杆8の両端部上とに選択的に固定できるようになっている。
図4及び図5に示すように、左右一対の後間隔ブロック16は、取付片23を介してボルト等の固定具24により側部杆7に着脱自在に固定可能とされ、また、左右一対の後支柱3の内側方であって後部杆8の両端部上に、取付片23を介してボルト等の固定具24により着脱自在に固定可能されている。即ち、左右一対の側部杆7の後端部と後部杆8の両端部とにボルト等の固定具24が螺合するねじ孔25が設けられており、左右一対の後間隔ブロック16を、左右一対の側部杆7の後端部上と後部杆8の両端部上とに選択的に固定できるようになっている。
従って、後間隔ブロック16は、パレット台4間に介在される介在位置B2とパレット台4間から外れる退避位置C2とに位置変更可能とされ、複数のパレットサポート枠1が入れ子に積み重ねられるときに、パレット台4間にフォーク挿入空間Aを形成することなくパレット台4が上下方向に重合するように、後間隔ブロック16は、パレット台4間に介在される介在位置B2から退避可能とされている。
図8及び図9に示すように、複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねるときに、積み重ねたパレットサポート枠1が転倒しないように支持する補助柱27が具備されている。補助柱27は、矩形状の設置部28と、設置部28の前端部から上方突出した左右一対の短支持杆29と、設置部28の後端部から上方突出した左右一対の長支持杆30と、一対の短支持杆29の上端間に連結した第1嵌合体32と、一対の短支持杆29の上端間に連結した第2嵌合体33とを備え、第1嵌合体32及び第2嵌合体33は、パレットサポート枠1の後部杆8に下側から嵌合するように上方が開口したコの字状に形成されている。
図8及び図9に示すように、複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねるときに、積み重ねたパレットサポート枠1が転倒しないように支持する補助柱27が具備されている。補助柱27は、矩形状の設置部28と、設置部28の前端部から上方突出した左右一対の短支持杆29と、設置部28の後端部から上方突出した左右一対の長支持杆30と、一対の短支持杆29の上端間に連結した第1嵌合体32と、一対の短支持杆29の上端間に連結した第2嵌合体33とを備え、第1嵌合体32及び第2嵌合体33は、パレットサポート枠1の後部杆8に下側から嵌合するように上方が開口したコの字状に形成されている。
図10及び図11に示すように、左右一対の前支柱2の上端に、半球状の係合突起41が突設されている。前支柱2の上端部に、掛け金具42が止めピン43によりその横軸(ピン軸)廻りに回動自在に支持され、掛け金具42の遊端側に連結孔44が設けられている。前支柱2の下端部にコの字状の補強部材45が溶接等に固着され、係止ピン46が補強部材45を貫通して前支柱2の下端部に溶接等により前方突出状に固着され、係止ピン46の外端部に係止凹部47が環状に形成されている。掛け金具42の上端部にプレス等で切り起こしてなる取付部48に、ピアノ線等で構成した線状の弾性抜け止め片49が下方突出状に固着されており、掛け金具42を横軸廻り上方に回動して、掛け金具42の遊端側を連結孔44を介して係止ピン46に係合したとき、弾性抜け止め片49が止めピン43の係止凹部47に係合して、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めするようになっている。
図12及び図13に示すように、パレット台4の後面の左右両端部に、係止孔53を有する係止片54が上方突設され、係止片54の上端部は上方に行くに従って徐々に後方に向かうように湾曲されている。連結枠5の後部杆8の左右両端部に、前記係止片54の係止孔53に対応して係合ピン55が後方突出状に貫通して固着され、図6及び図10〜図12に示すように、パレット台4間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠1を上下に積み重ねたとき(使用状態)、図12に示すように、上側のパレットサポート枠1の係合ピン55が、下側のパレットサポート枠1の係止片54の係止孔53に挿通され、これにより、下側のパレットサポート枠1に対して上側のパレットサポート枠1が不測に外れないようになっている。
上記実施の形態によれば、物品を段積み保管するとき、図6、図10、図11及び図12に示すように、パレット台4間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠1を上下に積み重ねる(使用状態)。
この際に、図6、図10、図11に示すように、下段側のパレットサポート枠1の係合突起41に上段側のパレットサポート枠1の前支柱2の下端部が外嵌し、これにより、下段側のパレットサポート枠1に対して上段側のパレットサポート枠1の前後方向及び左右方向への移動が規制される。また、図12に示すように、上側のパレットサポート枠1の係合ピン55が、下段側のパレットサポート枠1の係止片54の係止孔53に挿通され、これにより、下段側のパレットサポート枠1に対して上段側のパレットサポート枠1の左右方向及び上下方向の移動が規制される。このとき、図6、図10及び図11に示すように、掛け金具42を横軸廻りに上方に回動して、掛け金具42の遊端側を連結孔44を介して係止ピン46に係合し、弾性抜け止め片49を止めピン43の係止凹部47に係合して、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めする。これにより、下段側のパレットサポート枠1の前支柱2と上段側のパレットサポート枠1の前支柱2とが掛け金具42を介して連結固定される。
この際に、図6、図10、図11に示すように、下段側のパレットサポート枠1の係合突起41に上段側のパレットサポート枠1の前支柱2の下端部が外嵌し、これにより、下段側のパレットサポート枠1に対して上段側のパレットサポート枠1の前後方向及び左右方向への移動が規制される。また、図12に示すように、上側のパレットサポート枠1の係合ピン55が、下段側のパレットサポート枠1の係止片54の係止孔53に挿通され、これにより、下段側のパレットサポート枠1に対して上段側のパレットサポート枠1の左右方向及び上下方向の移動が規制される。このとき、図6、図10及び図11に示すように、掛け金具42を横軸廻りに上方に回動して、掛け金具42の遊端側を連結孔44を介して係止ピン46に係合し、弾性抜け止め片49を止めピン43の係止凹部47に係合して、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めする。これにより、下段側のパレットサポート枠1の前支柱2と上段側のパレットサポート枠1の前支柱2とが掛け金具42を介して連結固定される。
従って、地震によって、上下に積み重ねた複数のパレットサポート枠1がた易く崩れて倒れたりするのを効果的に防ぐことができて、有効な地震対策を簡単に施すことができる。
そして、積み重ねた最下段のパレットサポート枠1内の物品収納空間に物品を収納するように、最下段のパレットサポート枠1の設置部上に、パレットに載せた物品をパレットごと載置すると共に、複数段の各パレットサポート枠1のパレット台4にパレットに載せた物品をパレットごと載せる。これにより、積み重ねた複数のパレットサポート枠1により、多くの物品を段積みにして保管することができる。
そして、積み重ねた最下段のパレットサポート枠1内の物品収納空間に物品を収納するように、最下段のパレットサポート枠1の設置部上に、パレットに載せた物品をパレットごと載置すると共に、複数段の各パレットサポート枠1のパレット台4にパレットに載せた物品をパレットごと載せる。これにより、積み重ねた複数のパレットサポート枠1により、多くの物品を段積みにして保管することができる。
パレットサポート枠1の不使用時には、前間隔ブロック15を、パレット台4間に介在される介在位置B1に固定すると共に、後間隔ブロック16を、パレット台4間に介在される介在位置B2に固定し、この状態で、図7に示すように複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねる。すると、下段側のパレットサポート枠1の前間隔ブロック15の係合突起21に、上段側のパレットサポート枠1の前支柱2の下端部が外嵌し、各パレットサポート枠1のパレット台4間にフォーク挿入空間Aが形成された状態で、複数のパレットサポート枠1が入れ子に積み重ねられる。従って、入れ子に積み重ねたパレットサポート枠1を取り出す場合、フォークリフトのフォークをパレット台4間のフォーク挿入空間Aに挿入することにより、フォークリフトを使用してパレットサポート枠1を1つずつ簡単に取り出すことができる。
パレットサポート枠1をトラック等で輸送するときに、固定具19を外して前間隔ブロック15を丁番20にて倒伏回動することにより、前間隔ブロック15を、介在位置B1から退避位置C1に位置変更して、前間隔ブロック15を介在位置B1から退避させ、固定具24の着脱により、後間隔ブロック16を、介在位置B2から退避位置C2とに位置変更して取り付けて、後間隔ブロック16を介在位置B2から退避させ、この状態で、図8に示すように複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねる。そして、補助柱27の第1嵌合体32及び第2嵌合体33を、パレットサポート枠1の後部杆8に下側から嵌合させて、積み重ねたパレットサポート枠1を補助柱27で転倒しないように支持すればよい。
その結果、積み重ねた複数のパレットサポート枠1のパレット台4間にフォーク挿入空間Aが形成されることなく互いに重合した状態になるため、トラックのコンテナ内等の限られたスペースに、例えば従来1900個しか積めなかったものが、4800個積めるようになり、多くのパレットサポート枠1をトラック等にコンパクトに積み込むことができ、運送費用が安上がりになる。また、パレットサポート枠1を保管する際に、パレット台4間にフォーク挿入空間を形成することなく複数のパレットサポート枠1を入れ子に積み重ねることも可能になり、パレットサポート枠1の保管効率を高めることもできる。
図14〜図16は他の実施形態を示し、貫通孔58を有するリベット59により弾性抜け止め片49を掛け金具42の上端部に下方突出状に固着したもので、リベット59に貫通孔58を介して弾性抜け止め片49の上端部を挿通し、リベット59を掛け金具42に挿通してその突出端部をかしめることにより、リベット59を掛け金具42に固定して、弾性抜け止め片49を掛け金具42の上端部に下方突出状に固着している。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
図17は他の実施形態を示し、前記弾性抜け止め片49に代えて、板状の抜け止め片61を使用するようにしたものであり、抜け止め片61に長孔62と嵌合凹部63とが設けられ、前支柱2の下端部の係止ピン46の上方に、支持突起65を設け、この支持突起65に、長孔62を介して抜け止め片61を外嵌して抜け止め片61を支持突起65に上下移動自在に保持し、掛け金具42を横軸廻り上方に回動して、掛け金具42の遊端側を連結孔44を介して係止ピン46に係合したときに、抜け止め片61に長孔62の範囲で下方移動することにより、抜け止め片61の嵌合凹部63を係止凹部47に係合して、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めするようになっている。
図17は他の実施形態を示し、前記弾性抜け止め片49に代えて、板状の抜け止め片61を使用するようにしたものであり、抜け止め片61に長孔62と嵌合凹部63とが設けられ、前支柱2の下端部の係止ピン46の上方に、支持突起65を設け、この支持突起65に、長孔62を介して抜け止め片61を外嵌して抜け止め片61を支持突起65に上下移動自在に保持し、掛け金具42を横軸廻り上方に回動して、掛け金具42の遊端側を連結孔44を介して係止ピン46に係合したときに、抜け止め片61に長孔62の範囲で下方移動することにより、抜け止め片61の嵌合凹部63を係止凹部47に係合して、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めするようになっている。
図18は他の実施形態を示し、ピアノ線等で構成した線状の弾性抜け止め片49に代えて、逆U字状に屈曲した弾性抜け止め片67を設け、弾性抜け止め片67で、係止ピン46の係止凹部47を両側から挟むようによう係合させて、掛け金具42を係止ピン46から抜け止めするようにしたものである。また、前記補強部材45を省略している。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
図19及び図20は他の実施形態を示し、パレット台4の後面の左右両端部に、前記係止孔53を有する係止片54に代えて、鉤形に屈曲した係止部67を有する係止片68を上方突設すると共に、前記係合ピン55を省略したものであり、パレット台4間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠1を上下に積み重ねたとき(使用状態)、下側のパレットサポート枠1の係止片68の係合部67が、上側のパレットサポート枠1の後部杆8に上側から係合し、これにより、下側のパレットサポート枠1に対して上側のパレットサポート枠1の上方移動及び後方移動を規制するようにしたものである。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
図19及び図20は他の実施形態を示し、パレット台4の後面の左右両端部に、前記係止孔53を有する係止片54に代えて、鉤形に屈曲した係止部67を有する係止片68を上方突設すると共に、前記係合ピン55を省略したものであり、パレット台4間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠1を上下に積み重ねたとき(使用状態)、下側のパレットサポート枠1の係止片68の係合部67が、上側のパレットサポート枠1の後部杆8に上側から係合し、これにより、下側のパレットサポート枠1に対して上側のパレットサポート枠1の上方移動及び後方移動を規制するようにしたものである。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
なお、前記実施の形態では、パレットサポート枠1は、前支柱2及び後支柱3の上端にパレット台4が設けられ、前支柱2及び後支柱3の下端に連結枠5が設けられているが、これに代え、前支柱2及び後支柱3の下端にパレット台4を設け、前支柱2及び後支柱3の上端に連結枠5を設けるようにしてもよい。また、パレットサポート枠1の支柱は、左右一対の前支柱2及び左右一対の後支柱3の4本のものに限定されず、パレットサポート枠1は、支柱を3本、2本或いは1本のみ有するもの、又は支柱を5本以上有するものであってもよい。
また、パレットサポート枠1を輸送する方法はトラックによる輸送に限定されず、船、列車その他であってもよいことは勿論である。
1 パレットサポート枠
2 前支柱
3 後支柱
4 パレット台
15 後間隔ブロック
16 前間隔ブロック
27 補助柱
2 前支柱
3 後支柱
4 パレット台
15 後間隔ブロック
16 前間隔ブロック
27 補助柱
Claims (5)
- 支柱(2,3)と、支柱(2,3)の上端又は下端に設けられたパレット台(4)とを備えるパレットサポート枠であって、パレット台(4)間に物品収納空間を形成するように複数のパレットサポート枠が上下に積み重ねられる使用状態と、複数のパレットサポート枠が入れ子に積み重ねられる不使用状態とに、積み重ね可能とされ、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、パレット台(4)間にフォーク挿入空間を形成するようにパレット台(4)間に介在される間隔ブロック(15,16)が設けられたパレットサポート枠において、
複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねたときに、パレット台(4)間にフォーク挿入空間(A)を形成することなくパレット台(4)が重合するように、前記間隔ブロック(15,16)が、パレット台(4)間に介在される介在位置(B1,B2)から退避可能とされていることを特徴とするパレットサポート枠。 - 前記間隔ブロック(15,16)が、パレット台(4)間に介在される介在位置(B1,B2)とパレット台(4)間から外れる退避位置(C1,C2)とに位置変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパレットサポート枠。
- 支柱(2,3)と、支柱(2,3)の上端又は下端に設けられたパレット台(4)とを備えるパレットサポート枠の段積み方法であって、物品を段積み保管するときに、パレット台(4)間に物品収納空間を形成するように、複数のパレットサポート枠を上下に積み重ね、パレットサポート枠の不使用時に、パレット台(4)間にフォーク挿入空間(A)を形成するようにパレット台(4)間に間隔ブロック(15,16)を介在して、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにしたパレットサポート枠の段積み方法において、
パレットサポート枠をトラック等で輸送するときに、パレット台(4)が上下方向に重合するようにパレット台(4)間から間隔ブロック(15,16)を退避させて、複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるようにしたことを特徴とするパレットサポート枠の段積み方法。 - パレットサポート枠をトラック等で輸送するときに、間隔ブロック(15,16)を、パレット台(4)間に介在される介在位置(B1,B2)から、パレット台(4)間から外れる退避位置(C1,C2)に位置変更したことを特徴とする請求項3に記載のパレットサポート枠の段積み方法。
- 複数のパレットサポート枠を入れ子に積み重ねるときに、積み重ねたパレットサポート枠を、転倒しないように補助柱(27)で支持したことを特徴とする請求項3又は4に記載のパレットサポート枠の段積み方法。
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