JP3213548U - 側溝蓋および既設開渠の暗渠化構造 - Google Patents

側溝蓋および既設開渠の暗渠化構造 Download PDF

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Abstract

【課題】既設開渠の蓋受け部を利用して簡単に既設開渠の暗渠化構造とすることができるとともに、舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔の形成位置を変えるだけで任意の位置に舗装部を形成することができる。【解決手段】延長方向に伸びる集水部7と、蓋係り部端部5に形成した固定部6と、集水兼用の舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔8とを備えた側溝蓋4を既設開渠1の蓋受け部2に配設し、固定部6で側溝蓋14を固定した後上面に舗装材16を施工して、高い側壁部10Aの外側に形成した舗装部17と低い側壁部10Bの外側に形成した集水路面部18とを仕切った既設開渠の暗渠化構造である。【選択図】図3

Description

本考案は、既設開渠の暗渠化に適した側溝蓋と、これを用いた舗装部と路面部とを分けたマウントアップ舗装による既設開渠の暗渠化構造に関する。
都市部居住地や商店街では、従来主流であった開渠を暗渠化し、コンクリート面を露出させずに雨水などを排水させることが行われている。この場合既設の開渠を撤去して暗渠側溝を新設することもあるが、経費を削減する観点から、既設の開渠を利用して暗渠化できることが望ましい。
従来の方法では、既設開渠に蓋体を被せ、その上面を舗装材等で充填して暗渠化する方法がある(特許文献1)。さらに蓋体にスリット状の集水孔を形成し、開渠の蓋係り部で固定して一体化させ、暗渠化する方法も提供されている(特許文献2、特許文献3)。また既設側溝の上にオーバーレイする場合には、集水孔を有した蓋体をモルタルを介して一体化する方法(特許文献4)や、ボルト固定して嵩上げする方法(特許文献5)などの提案がみられる。
特許2773024号公報 特許5764378号公報 特許3943114号公報 特許2745206号公報 特開2015−71877号公報
既設側溝の上にオーバーレイして嵩上げする場合には、蓋体に歩車道境界ブロックを一体化したものを既設水路に被せることも行われている。しかし歩車道境界ブロックを一体化した場合は、歩車道境界ブロックの位置を任意に形成することが難しくなることが否めなかった。
本考案は上記の課題を解決するために、面内に形成された延長方向に伸びる集水部と、前記既設開渠の蓋係り部と対峙する位置に形成された固定部とを有し、前記集水部に沿って集水兼用の舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔を備えたことを特徴とする側溝蓋を用いて既設開渠の暗渠化を行うこととした。
また、既設開渠の蓋受け部に、前記側溝蓋を配設して舗装面マウントアップグレーチングを装着し、前記固定部において個々の側溝蓋を固定した後上面に舗装材を施工して、前記舗装面マウントアップグレーチングの舗装部と集水路面部とを仕切ったことを特徴とする既設開渠の暗渠化構造とした。
また、前記既設開渠の側壁天端部の一部をカットし、蓋受け部からカット後の側壁天端部までを蓋厚とした請求項1記載の側溝蓋を配設してマウントアップグレーチングを装着し、前記固定部において個々の側溝蓋を固定した後上面に前記マウントアップグレーチング集水部を露出して施工した舗装材で、舗装部と路面部とを形成してなる既設開渠の暗渠化構造とした。
さらに、前記既設開渠の左右の蓋受け部間に補強材を橋渡しし、既設開渠の蓋受け部に配設した側溝蓋の底部を前記補強材で補強してなる既設開渠の暗渠化構造とした。
本考案の側溝蓋を用いれば、既設開渠の蓋受け部を利用して簡単に既設開渠の暗渠化構造を形成することができるとともに、舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔の位置を変えるだけで、任意の位置に舗装部を形成することができる。
また舗装面マウントアップグレーチングは集水孔を兼ねているため、これを装着することで集水機能を自由に設計でき、段差解消も自在でスマートな道路境界部を形成できる。さらに固定部の凹部を利用し、嵩上げ高さや縦断荷重の大きさに応じて蓋受け部間に補強材を橋渡しし、側溝蓋を補強することも可能である。
また、既設側溝の側壁上端部が劣化している場合には、側壁天端部の一部をカットし、蓋受け部からカット後の側壁天端部までを蓋厚とした前記の側溝蓋を配設し、舗装面マウントアップグレーチング集水部を露出して舗装材を施工することで、舗装部と路面部を形成した暗渠化構造とすることができ、車道側舗装面をオーバーレイすることなく、効率的な道路境界部を形成できる。
本考案に係る開渠の暗渠化で使用する各構成部材の斜視図である。 同考案の各構成部材を組み立てた状態の斜視図である。 同考案に係る暗渠化構造の縦断面図である。 本考案の他の実施例における各構成部材の斜視図である。 同考案の各構成部材を組み立てた状態の斜視図である。 同考案に係る暗渠化構造の縦断面図である。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
(実施例1)
図1乃至図3において、1は上面に開口部を有する既設の開渠で、開口部には左右に蓋受け部2および蓋係り部3をそれぞれ備えている。4は前記既設開渠1の暗渠化に使用する側溝蓋で、上面開口部の蓋受け部2で支持されて既設開渠1に設置されており、前記蓋係り部3と面接した位置に配設される蓋係り部端部5には凹状溝からなる固定部6が形成されている。
7は側溝蓋4の面内に形成された延長方向に伸びる集水部で、所定の間隔をおいて複数形成されており、前記集水部7に沿って後述する集水兼用の舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔8が集水部7を挟んでその左右に形成されている。
9は集水兼用の舗装面マウントアップグレーチングで、高さの異なる二つの両側壁部材10A,10B、詳しくは外側に位置する高い側壁部材10A及びその内側に位置するこれよりも低い側壁部材10Bと、両側壁部材10A,10B間にあって低い方の側壁部材10Bと同じ高さのセパレータ10Cで離間して一体に形成されたものであり、セパレータ10Cで離間している部分11がマウントアップグレーチング集水部である。なお、図中12A,12Bは側溝蓋4への取り付け部、13は側溝蓋4への取付け孔である。
本考案に係る開渠1の暗渠化で使用する各構成部材4,9の組み立ては、既設開渠1の上面開口部に側溝蓋4を挿入し蓋受け部2で支持する。つぎに、側溝蓋4の上に集水兼用の舗装面マウントアップグレーチング9を前記集水部7に沿って設置し、その取り付け部12A,12Bに形成した取付け孔13と、前記集水部7に沿ってその左右に形成した装着孔8との重合孔にボルト14を螺合し、これを締め付けて側溝蓋4と舗装面マウントアップグレーチング9とを一体に形成する。
つぎに、既設開渠1の前記蓋係り部3と面接した位置に配設されている側溝蓋4の蓋係り部端部5には凹状溝からなる固定部6が形成されているので、この凹状溝内に無収縮モルタル15を充填し、固定部6の部分で側溝蓋4を既設開渠1の蓋係り部3の部分に固定する。個々の側溝蓋4を既設開渠1に固定した後、その上面にあって舗装面マウントアップグレーチング9の高い側壁部材10Aの外側と低い方の側壁部材10Bの外側にそれぞれ、舗装面マウントアップグレーチング集水部11を間に挟んで舗装材16を施工し、上段側歩道の舗装部17と集水路面部18とを仕切る。これにより既設開渠1の暗渠化が図られる。
(実施例2)
図4乃至図6は本考案の他の実施例を示すもので、具体的には既設側溝の側壁上端部が劣化している場合に適応して最適な既設開渠30の暗渠化手段である。すなわち、前記実施例1と相違する部分は、既設開渠1の側壁天端部の一部(H)をカットした既設開渠30および集水兼用の舗装面マウントアップグレーチング39にある。
詳述すると、既設開渠30は既設開渠1の側壁天端部の一部(H)をカットした既設開渠で、蓋受け部32からカット後の側壁天端部30Aまでを蓋厚とした側溝蓋34を上記既設開渠30の上面開口部からに挿入し、蓋受け部32で支持する。つぎに前記側溝蓋34の上に後述する集水兼用のマウントアップグレーチング39を装着する。このマウントアップグレーチング39は、高さが同じ二つの側壁部材40A,40Aをセパレータ40Cで離間して一体に形成したものであり、前記セパレータ40Cで離間している部分41がマウントアップグレーチング集水部である。なお、図中42Aは側溝蓋34への取り付け部、43は側溝蓋34への取り付け孔である。
前記マウントアップグレーチング39の側溝蓋34への取り付けは、マウントアップグレーチング39の側溝蓋34への取り付け部42Aに形成した取付け孔43と、前記集水部37に沿ってその左右に形成した装着孔38との重合孔にボルト14を螺合し、これを締め付けて側溝蓋34とマウントアップグレーチング39とを一体に形成する。側溝蓋34とマウントアップグレーチング39とを一体に形成したのち、これを既設開渠30の上面開口部からに挿入し、蓋受部32で支持する。
マウントアップグレーチング39を装着した側溝蓋34を既設開渠30の上面開口部からに挿入し蓋受け部32,32で支持する際、前記既設開渠30の左右の蓋受け部32,32間に補強材50を予め橋渡ししておく。これにより、前記側溝蓋34は前記補強材50を介して蓋受け部32,32間に支持されて設置される。
つぎに、既設開渠30の蓋受け部32に支持されて嵌合している前記側溝蓋34の蓋係り部端部35には凹状溝からなる固定部36が形成されているので、この凹状溝内に無収縮モルタル15を充填し、固定部36の部分で側溝蓋34を既設開渠30の蓋係り部33に固定する。個々の側溝蓋34を既設開渠30に固定した後、その上面にあってマウントアップグレーチング集水部41を間に挟んで舗装材16を施工し、歩道側舗装部47と車道側舗装部48を形成し、既設開渠の暗渠化構造とする。
1,30 既設の開渠
2,32 蓋受け部
3,33 蓋係り部
4,34 側溝蓋
5,35 蓋係り部端部
6,36 固定部
7,37 集水部
8,38 装着孔
9,39 グレーチング
10A 高い側壁部
10B 低い側壁部
10C,40C セバレータ
11,41 グレーチング集水部
12A,12B,42A 取り付け部
13,43 取り付け孔
14 ボルト
15 無収縮モルタル
16 舗装材
17,47 舗装部
18 集水路面部
50 補強材

Claims (4)

  1. 既設開渠の暗渠化に使用される上面開口部の蓋であって、面内に形成された延長方向に伸びる集水部と、前記既設開渠の蓋係り部と対峙する位置に形成された固定部とを有し、前記集水部に沿って集水兼用の舗装面マウントアップグレーチングを装着するための装着孔を備えたことを特徴とする側溝蓋。
  2. 既設開渠の蓋係り部に請求項1記載の側溝蓋を配設して舗装面マウントアップグレーチングを装着し、前記固定部において個々の側溝蓋を固定した後上面に舗装材を施工して、前記舗装面マウントアップグレーチングの舗装部と集水路面部とを仕切ったことを特徴とする既設開渠の暗渠化構造。
  3. 前記既設開渠の側壁天端部の一部をカットし、蓋受け部からカット後の側壁天端部までを蓋厚とした請求項1記載の側溝蓋を配設してマウントアップグレーチングを装着し、前記固定部において個々の側溝蓋を固定した後上面に前記マウントアップグレーチング集水部を露出して舗装材を施工し、舗装部と路面部とを形成したことを特徴とする既設開渠の暗渠化構造。
  4. 既設開渠の左右の蓋受け部間に補強材を橋渡しし、蓋受け部に配設した側溝蓋の底部を前記補強材で補強したことを特徴とする請求項2又は3記載の既設開渠の暗渠化構造。
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