JP3203978B2 - データ送受信装置、データ受信装置及びデータ送信装置 - Google Patents
データ送受信装置、データ受信装置及びデータ送信装置Info
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Description
ータ送受信装置及びデータ受信装置に関し、特に、IE
EE−P1394に準拠した通信制御バス(以下「P1
394シリアルバス」という。)を用いて、一定速度の
ビットストリームをパケット化して伝送する場合に用い
て好適なデータ送受信方法、データ送受信装置及びデー
タ受信装置に関する。
て伝送する場合、送信側では所定のフォーマットでパケ
ット化したビットストリームの先頭にヘッダを付与し、
受信側ではパケットのヘッダの位置を検出しこのヘッダ
の位置情報を用いて送信側と同期をとっていた。
法はビットストリームのフォーマットが変わる度にヘッ
ダの位置を検出する手段を変えなければならず、したが
って、アプリケーションに依存しているという問題があ
った。
めになされたものであって、任意の速度、フォーマット
のビットストリームを伝送する際に、アプリケーション
に依存することなく、送信側のビットストリームと受信
側のビットストリームの速度を合わせることができ、ま
た、送信側のビットストリームと受信側のビットストリ
ームの速度を合わせ、かつ位相関係を一定に制御するこ
とができるようなデータ送受信装置、データ受信装置及
びデータ送信装置を提供することを目的とする。
ために、本発明は、デジタルデータをデジタルデータバ
スを介して送受信するデータ送受信装置において、デジ
タルデータバスに送信すべきデータストリームのデータ
送信単位の区切りを検出する検出手段と、時刻情報を出
力するサイクルタイマーと、上記デジタルデータバスに
送信すべきデータストリームのデータ送信単位の内の所
定のデータ送信単位に送信先のサイクルタイマーを補正
する情報を付加する手段と、上記検出手段により上記区
切りが検出されたときに、上記データ送信単位に上記サ
イクルタイマーからの時刻情報を必要に応じて付加する
手段と、上記データ送信単位を上記デジタルデータバス
に送信する手段と、上記デジタルデータバスからデータ
送信単位を受信する手段と、上記受信したデータ送信単
位の内の所定のデータ送信単位から所定時間ごとに上記
サイクルタイマーを補正する情報を抽出し、該情報に基
づいて上記サイクルタイマーの時刻情報を補正する手段
と、上記受信したデータ送信単位をバッファメモリに一
次保存する手段と、上記受信したデータ送信単位に付加
された時刻情報を抽出する手段と、上記抽出した時刻情
報と上記サイクルタイマーからの時刻情報とを比較する
手段と、上記比較した結果に基づいて、上記データ送信
単位の上記バッファメモリからの読み出しタイミングを
制御する手段とを有し、上記サイクルタイマーを補正す
る情報を含むデータ送信単位を受信後、同期型のデータ
送信単位を先に受信し、受信すべき同期型のデータ送信
単位を全て受信した後、次のサイクルタイマーを補正す
る情報を含むデータ送信単位が受信されるまで非同期型
のデータ送信単位を受信することを特徴とする。
ために、外部機器からの所定のビットストリームがパケ
ット化されたパケットを受信するための受信手段と、時
刻情報を出力するサイクルタイマーと、上記受信手段か
ら受信された所定のパケットから所定時間ごとに上記サ
イクルタイマーを補正する情報を抽出し、該情報に基づ
いて上記サイクルタイマーの時刻情報を補正する手段
と、上記受信手段で受信されたパケットを蓄積する蓄積
手段と、上記外部機器によりパケットに必要に応じて付
加された時刻情報を抽出する手段と、上記抽出した時刻
情報と上記サイクルタイマーからの時刻情報とを比較す
る手段と、上記比較した結果を用いて上記蓄積手段から
のビットストリームの読み出し速度を制御する手段とを
有し、上記サイクルタイマーを補正する情報を含むパケ
ットを受信後、同期型のパケットを先に受信し、受信す
べき同期型のパケットを全て受信した後、次のサイクル
タイマーを補正する情報を含むパケットが受信されるま
で非同期型のパケットを受信することを特徴とする。
るために、デジタルデータをデジタルデータバスを介し
て送信するデータ送信装置において、デジタルデータバ
スに送信すべきデータストリームのデータ送信単位の区
切りを検出する検出手段と、時刻情報を出力するサイク
ルタイマーと、上記デジタルデータバスに送信すべきデ
ータストリームのデータ送信単位の内の所定のデータ送
信単位に送信先のサイクルタイマーを補正する情報を付
加する手段と、上記検出手段により上記区切りが検出さ
れたときに、上記データ送信単位に上記サイクルタイマ
ーからの時刻情報を必要に応じて付加する手段と、上記
データ送信単位を上記デジタルデータバスに送信する手
段とを有し、上記サイクルタイマーを補正する情報を含
むデータ送信単位を送信後、同期型のデータ送信単位を
先に送信し、送信すべき同期型のデータ送信単位を全て
送信した後、次のサイクルタイマーを補正する情報を含
むデータ送信単位が送信するまで非同期型のデータ送信
単位を送信することを特徴とする。
べきデータストリームのデータ送信単位の内の所定のデ
ータ送信単位に送信先のサイクルタイマーを補正する情
報を付加し、データ送信単位の区切りが検出されたとき
に、該データ送信単位にサイクルタイマーからの時刻情
報を必要に応じて付加し、データ送信単位をデジタルデ
ータバスに送信し、デジタルデータバスから受信したデ
ータ送信単位をバッファメモリに一時保存し、受信され
たデータ送信単位に付加された時刻情報を抽出して、サ
イクルタイマーからの時刻情報と比較し、比較結果に基
づいてデータ送信単位のバッファメモリからの読み出し
タイミングを制御し、サイクルタイマーを補正する情報
を含むデータ送信単位を受信後、同期型のデータ送信単
位を先に受信し、受信すべき同期型のデータ送信単位を
全て受信した後、次のサイクルタイマーを補正する情報
を含むデータ送信単位が受信されるまで非同期型のデー
タ送信単位を受信する。
94シリアルバスを用いた通信システム、〔2〕本発明
の第1実施例、〔3〕本発明の第2実施例、の順に詳細
に説明する。
アルバスに乗せて伝送する場合の2つの実施例について
説明する。まず、2つの実施例に共通であるP1394
シリアルバスを用いた通信システムについて説明する。
す。この通信システムは4台のデジタルビデオテープレ
コーダ(VTR1〜4)、1台のデジタルカムコーダ
(CAM)、1台の編集機、及び1台のコンピュータを
備えている。そして、各機器の間はP1394シリアル
バスのケーブルにより接続されている。各機器はP13
94シリアルバスのケーブルから入力される情報信号及
び制御信号を中継する機能を持っているので、この通信
システムは各機器が共通のP1394シリアルバスに接
続されている通信システムと等価である。
送は、図11のように所定の通信サイクル(例えば12
5μsec) 毎に時分割多重によって行なわれる。バス上
における通信サイクルの管理はサイクルマスターと呼ば
れる所定の機器により行われ、サイクルマスターが通信
サイクルの開始時であることを示す同期パケット(サイ
クルスタートパケット)をバス上の他の機器へ伝送する
ことによってその通信サイクルにおけるデータ伝送が開
始される。なお、サイクルマスターはP1394シリア
ルバスに各機器を接続して通信システムを構成すると、
IEEE−P1394で規定する手法により自動的に決
定される。
態は、ビデオデータやオーディオデータなどの同期型
(Isochronous) データと、接続制御コマンド等の非同
期型(Asynchronous)データの2種類である。そして、
同期型データパケットが非同期型データパケットより先
に伝送される。同期型データパケットそれぞれにチャン
ネル番号1,2,3 ,・・・Nを付けることにより、複
数の同期型データを区別することができる。送信すべき
全てのチャンネルの同期型データパケットの送信が終了
した後、次のサイクルスタートパケットまでの期間が非
同期型データパケットの伝送に使用される。
イミングについて説明する。この図で、(a)は入力さ
れるビットストリーム、(b)は4MHzのクロックを
カウントするカウンタの出力値、(c)は送信される同
期型データパケットを示す。なお、本発明の対象となる
パケットは同期型データパケットだけなので、以下単に
パケットと呼ぶことにする。
P1394の仕様で決められているように、125μs
毎にパケット化され伝送される。ここでは、期間T1で
後述するFIFOに書かれたビットストリームはパケッ
トP1として、期間T2でFIFOに書かれたビットス
トリームはパケットP2として伝送される。
ムを仮想的に一定の周期で繰り返すビット列の集合と考
え、すなわち現実には一定の周期を持っていないか他の
周期で繰り返しているビットストリームを一定の周期で
繰り返しているビット列の集合とみなし、仮想的にフレ
ーミングをしている。このフレーミングを行うために、
入力されるビットレートと同じ速度で動作するカウンタ
を用いている。このカウンタの出力値が図1の(b)で
ある。
ime) が先頭に付いているものと、付いていないものが
ある。これは、そのパケットで伝送されるビットストリ
ームの中に、ビットストリームの先頭ビットが含まれて
いるかどうかに依存する。本実施例ではカウンタの出力
値が0の位置をフレームの先頭とした。
おける、P1394のサイクルタイマー(Cycle Time
r) が示す時刻のことである。このサイクルタイマー
は、各機器内に設けられており、所定の周期(例、12
8秒)で一周する時刻を持っている。
り、同期をしていないため、クロックの誤差が累積し、
送信側でビットストリームをFIFOに書き込む速度
と、受信側でビットストリームをFIFOから読み出す
速度が少しづつずれてくる。これを調節するための情報
としてシンクタイムを用いる。この調節方法の詳細につ
いては後述する。
依存しないため、ビットストリームの内容を解析して先
頭ビットを決めることはできない。そこで、ビットスト
リームと同じ速度で一づつ増加するカウンタを用意し、
このカウンタの出力値が0になった位置を先頭ビットと
した。このカウンタはP1394の一周期である125
μsよりも長くなくてはならない。これは一つのパケッ
ト中に、二つ以上のシンクタイムを書き込むことができ
ないからである。本実施例では一周期の長さが250μ
sのカウンタ、例えば4MHzのクロックを1000カ
ウントしたら一周するカウンタを用いた。
が0になっているので、パケットP1にはシンクタイム
が付加されている。同様に、周期T3中にもカウンタの
出力値が0になるので、パケットP3にはシンクタイム
が付加されている。しかし、周期T2ではカウンタ値は
0にならないので、パケットP2にはシンクタイムは含
まれていない。図1ではカウンタの出力値が0の時から
のビットストリームの値を仮にA,B,C,・・・とし
た。これは後で受信側の説明で用いる。なお、A,B,
C等の各々は1ビットではなく複数ビットでもよい。
されたビットストリームaは4MHzのクロックbに同
期してFIFO1に書き込まれる。一方、P1394イ
ンターフェイス(以下「P1394 I/F」とい
う。)3は、読み出し要求信号eをシンクタイム付与回
路2へ出力し、FIFO1からデータを読み出すように
指示する。
るパケットにシンクタイムを書き込むかどうか判断し、
もし必要であればシンクタイムをデータfとしてP13
94I/F3へ出力する。その後はP1394 I/F
3からの読み出し要求信号eに合わせて、読み出し要求
信号cをFIFO1へ出力し、FIFO1からデータd
を読み出し、P1394 I/F3に渡す。
以下のようにして行われる。クロックbでカウントアッ
プするカウンタ4の出力値が比較回路5に出力される。
比較回路5はカウンタ14の出力値が0になると出力信
号をシンクタイム付与回路2とラッチ6へ出力する。こ
れにより、シンクタイム付与回路2では、これから出力
をしようとしているパケットにシンクタイムを書き込む
かどうかの判断ができる。
は、ラッチ6が出力する値である。ラッチ6は比較回路
5が出力をした時点でのサイクルタイマー7の値をラッ
チし、シンクタイム付与回路2へ出力をする。
の周期で書かれたビットストリームの長さである。この
値はP1394 I/F3に与えられる。実際の回路で
は、図1に示したように一周期125μsの間に書かれ
るビットストリームの長さは、書き込まれるタイミング
とクロックのジッタ等の影響で、必ずしも一定でない。
したがって、各周期毎にパケット長をP1394 I/
F3に与えている。
の先頭でリセット信号hを出力する。比較回路5とカウ
ンタ8はこのリセット信号hによりリセットされ、次の
周期に備える。
説明をする。この図で、(a)は受信したパケット、
(b)は受信したパケットから生成したビットストリー
ム、(c)は4MHzのクロックをカウントするカウン
タの出力値を示す。
ットは、後述するFIFOを介しビットストリームとし
て読み出される。受信側も送信側と同様、ビットストリ
ームと同期して動作しているカウンタがある。このカウ
ンタは送信側のカウンタとは独立に動作しているため
に、同じ時刻でも送信側とは異なる値をとる。前述の通
り、送信側のクロックと受信側のクロックは独立して動
作しているので、互いにずれを生ずる。送信側と受信側
のビットレートは平均して同じでなければならないの
で、シンクタイムを用いてこのずれを修正する。
正する方法を説明する。シンクタイムが書き込まれてい
るパケット(例えば図3のパケットP4)が受信される
と、パケットからシンクタイムを読みだし、所定の遅延
時間tdを加えた時刻を受信側のビットストリームの先
頭ビットとする。遅延時間tdを加える理由は、パケッ
トに書かれているシンクタイムの時刻は送信側の時刻で
あり、受信側でパケットが受信され、そのパケットに書
かれたデータがビットストリームとして読みだされた時
には、パケットのジッタΔT等の要因でシンクタイムの
時刻を過ぎているからである。なお、このジッタはP1
394シリアルバスの仕様上生ずるものである。
加えた時刻のカウンタの出力値をラッチしておく。図3
(c)では59である。そして、次にまたシンクタイム
が書き込まれているパケットを受信した時に同様の処理
を行い、カウンタ出力値をラッチする。その後、前回ラ
ッチしたカウンタ出力値と今回ラッチしたカウンタ出力
値の差を求める。受信側のカウンタも送信側と同様、4
MHzのクロックを1000カウントしたら一周する。
したがって、送信側のビットレートと受信側のビットレ
ートが同じであれば、ラッチした二つの値は同じにな
り、差は0になるはずである。この差が0でない場合
は、受信側の読みだしクロックを作成しているPLL
(詳細は後述する)にその差を出力し、受信側のビット
レートを調節する。これにより、送信側と受信側のビッ
トレートを平均して同じにすることができる。
例ではAの所が先頭ビットであった。しかし、受信側で
は必ずしも先頭ビットがAであるとは限らない(図3の
例ではCである)。したがって、図4に示すように、送
信側の周期と受信側の周期では位相が通常ずれている。
しかし、平均して送信側と受信側で同じビットレートで
あれば良く、位相のずれは問題にならない。
394シリアルバス9を介してP1394 I/F11
で受信されたパケットjは、FIFO12へ出力され、
PLL22から出力される4MHzのクロックmに同期
して4MHzのビットストリームkとして読み出され
る。
れたパケットjはシンクタイム抽出回路13にも出力さ
れ、シンクタイムが抽出される。このシンクタイムに
は、レジスタ15にセットされている遅延時間tdが加
算器14で加算され、比較回路16でサイクルタイマー
17の出力と比較され、同じであれば出力をする。
同じ絶対時刻を持っている。これは、前述したサイクル
マスターが125μs毎にバスへ送出するサイクルスタ
ートパケットにサイクルマスターに設けられているサイ
クルタイマーの絶対時刻が書かれており、バスに接続さ
れている各機器はサイクルスタートパケットを受信しそ
こに書かれている絶対時刻により自分のサイクルタイマ
ーの時刻を補正しているからである。
ッチ18及びラッチ23に出力される。ラッチ23は比
較回路16からの出力により、カウンタ20の出力をラ
ッチする。カウンタ20はビットストリームの読み出し
クロックmで一づつ増加し、周期は送信側と同じ100
0ある。
がかかる。このラッチ21でラッチされた値が受信側の
先頭ビットである。その後、この値は変更されてほしく
ないために、一度のみラッチがかかるようになってい
る。これをラッチ18で実現している。ラッチ18は電
源投入後、最初の比較回路16からの出力でローレベル
をラッチする。したがって、それ以降はアンド回路19
にローレベルを出力し続ける。この回路によりラッチ2
1には比較回路16からの出力は一度しか入力されず、
ラッチ21は一度しかラッチがかからないことになる。
チ23の出力を減算し、PLL22へ出力する。もし減
算器24の出力が0より大きければ、前回の先頭ビット
の位置よりも小さい値をラッチしたことになるので、P
LL22には位相が早くなるような値を出力し、逆の場
合は位相が遅くなるような値を出力すれば良いことにな
る。この結果、受信側のビットレートを送信側のビット
レートに合わせることができる。
いて説明する。ここで第1実施例と対応する部分には同
一の番号が付してある。
説明する。この図で(a)は入力されるビットストリー
ム、(b)は4MHzのクロックをカウントするカウン
タの出力値、(c)は送信されるパケットを示す。
パケット長とデータブロック番号(Data Bloc
k Number:以下「DBN」と略す。)が付加さ
れていることである。パケット長は第1実施例において
説明したように、前の周期でFIFOに書き込まれたビ
ットストリームの長さである。そして、DBNは各パケ
ットの最初に書かれているビットのカウンタの出力値で
ある。
ームの先頭ビットの時刻を示していることを利用して、
受信側でシンクタイムに所定の遅延時間tdを足した時
刻にFIFOからフレームの先頭ビットが読み出される
ようにすることにより、送信側に入力されるビットスト
リームと、受信側から出力されるビットストリームの間
の位相を制御するためにも用いる。
れたビットストリームaは4MHzのクロックbに同期
してFIFO1に書き込まれる。一方、P1394 I
/F3は、読み出し要求信号eをシンクタイム,DBN
付与回路2’へ出力し、FIFO1からデータを読み出
すように指示する。
から出力するパケットにシンクタイムを書き込むかどう
かの判断をし、もし必要であればシンクタイムとカウン
タ4から入力されるDBNをデータf’としてP139
4 I/F3へ出力する。その後はP1394 I/F3
からの読み出し要求信号eに合わせて、読み出し要求信
号cをFIFO1へ出力し、FIFO1からデータdを
読み出し、P1394 I/F3に渡す。なお、シンク
タイムを書き込む必要がなければDBNのみをP139
4 I/F3に渡す。
準及びシンクタイムとして書かれる値は第1実施例と同
じである。また、カウンタ8が出力するパケット長g、
及びP1394 I/F3が出力するリセット信号hの
作用も第1実施例と同じである。
明をする。この図で、(a)は受信したパケット、
(b)は受信したパケットから生成したビットストリー
ム、(c)はフレーミングビット、(d)は4MHzの
クロックをカウントするカウンタの出力値である。
ケットは、後述するFIFOからビットストリームとし
て読み出される。第1実施例において説明したように、
送信側のクロックと受信側のクロックは独立して動作し
ているので、互いにずれを生ずる。送信側と受信側のビ
ットレートは平均して同じでなければならないので、シ
ンクタイムを用いてこのずれを修正し、同時に送信側と
受信側それぞれのビットストリーム間の位相制御を行う
方法について説明する。
IFOに書き込まれ、DBNとシンクタイムが抽出され
る。受信側にはパケットのデータが読み出される毎にカ
ウントアップするカウンタがあり、図8の(d)がその
出力値を示している。このカウンタ出力値はDBNを受
け取る度に、DBNに合わせられる。図8のパケットP
4にはDBN=998が書かれているので、カウンタの
出力値は強制的に998に合わせられる。正常に動作し
ていれば、カウンタの出力値はDBNを受け取った時点
では998の筈である。
るカウンタの出力値0になった時にフレーミングビット
を1にしてFIFOに書き込み、その時同時にFIFO
に書き込まれたデータがフレームの先頭ビットであるこ
とを示す。このため、FIFOはデータの幅より1ビッ
ト広いデータバスを持っている。FIFOからはビット
ストリームと同時にフレーミングビットも読み出され
る。その様子を図8の(c)に示す。前記したようにフ
レーミングビットが1のデータはフレームの先頭ビット
であり、このデータが読み出された時刻がシンクタイム
に所定の遅延時間tdを足した時刻になるように読み出
し側のPLLを調節する。これにより送信側と受信側の
間で一定の位相を保証することができる。
94 I/F11はパケットを受信すると、書き込み信
号nと共にパケットpをデータ部抽出回路25、DBN
抽出回路26、及びシンクタイム抽出回路13に出力す
る。
Nを読み出し、カウンタ27へ出力する。カウンタ27
は書き込み信号qによってカウントアップをし、DBN
抽出回路26からDBNが入力された時は、出力値がD
BNに合わせられる。カウンタ27は比較回路28へカ
ウンタ値を出力する。
と0を比較し、0であればデータ部抽出回路25に信号
を出力する。データ部抽出回路25ではP1394 I
/F11から入力されるパケットpからデータ部rを抽
出し、書き込み信号qと共にFIFO12’に書き込
む。またこの時、比較回路28からカウンタ27の出力
値が0であることを示す信号が入力されると、FIFO
12’に書き込むフレーミングビットを1にする。これ
により、FIFO12’内のフレーミングビットが1の
データはフレームの先頭であることがわかる。
シンクタイムを抽出し、加算器14において所定の遅延
時間tdを加算し、加算結果を減算器24へ出力する。
FIFO12’にデータと共に書き込まれたフレーミン
グビットはデータと共に読み出され、ラッチ29へ出力
される。ラッチ29ではサイクルタイマー17からの値
を、FIFO12’からの出力が1になったときにラッ
チし、ラッチした値を減算器24へ出力する。
時刻から加算器64から入力された時刻を引き、PLL
22へ出力する。PLL22は正の値が入力されると、
その大きさに従って早い方向(周波数が高くなる方向)
にクロックmを動かし、負の値が入力されると、その大
きさに従って遅い方向(周波数が低くなる方向)にクロ
ックmを動かす。これにより送信側に入力されるビット
ストリームと受信側から読み出されるビットストリーム
を一定の位相関係に制御することができる。
て損失したパケットのデータ量を算出することもでき
る。例えば図8の場合、パケットP4の一つ前のパケッ
トのDBNは498でありそのパケット長は500であ
るから、正常に動作していれば、このDBNにパケット
長を加算した値は次のパケットP4のDBNに等しくな
る。しかし、P4が損失すると、DBN抽出回路26が
抽出するDBNは次に受信するパケットに付与れさてい
る498となるので、500ビットを損失したことがわ
かる。
受け取った時のカウンタ27の出力値がDBNと異なる
ことを検出することにより、パケットの損失を検出する
ことが可能である。例えば図8の場合、パケットP4が
損失すると、DBN抽出回路26が抽出するDBNは次
に受信するパケットに付与れさている498となる。一
方、カウンタ27の出力値は998になっている。
れば、デジタルデータバスに送信すべきデータストリー
ムのデータ送信単位の内の所定のデータ送信単位に送信
先のサイクルタイマーを補正する情報を付加し、データ
送信単位の区切りが検出されたときに、該データ送信単
位にサイクルタイマーからの時刻情報を必要に応じて付
加し、上記データ送信単位をデジタルデータバスに送信
し、デジタルデータバスから受信した上記データ送信単
位をバッファメモリに一時保存し、受信した上記データ
送信単位に付加された時刻情報を抽出して、サイクルタ
イマーからの時刻情報と比較し、比較結果に基づいて上
記データ送信単位の上記バッファメモリからの読み出し
タイミングを制御し、上記サイクルタイマーを補正する
情報を含むデータ送信単位を受信後、同期型のデータ送
信単位を先に受信し、受信すべき同期型のデータ送信単
位を全て受信した後、次のサイクルタイマーを補正する
情報を含むデータ送信単位が受信されるまで非同期型の
データ送信単位を受信することにより、送信側のビット
ストリームと受信側のビットストリームの速度を合わ
せ、かつ位相関係を一定に制御することができる。
イミングの一例を説明する図である。
ロック図である。
イミングの一例を説明する図である。
の、先頭ビットと周期の関係の一例を説明する図であ
る。
ロック図である。
イミングの一例を説明する図である。
ロック図である。
イミングの一例を説明する図である。
ロック図である。
ムの一例を示す図である。
ルの一例を示す図である。
ストリーム、 1,12 FIFO、 2 シンクタイ
ム付与回路、 2’ シンクタイム,DBN付与回路、
3,11 P1394 I/F、 4,8,20,2
7 カウンタ、5,16 比較回路、 6,18,2
1,23,29 ラッチ、 7,17サイクルタイマ
ー、 9 P1394シリアルバス、 13 シンクタ
イム抽出回路、 14 加算器、 15 レジスタ、
19 アンド回路、 22 PLL回路、 24 減算
器、 25 データ部抽出回路、 26 DBN抽出回
路
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタルデータをデジタルデータバスを
介して送受信するデータ送受信装置において、 デジタルデータバスに送信すべきデータストリームのデ
ータ送信単位の区切りを検出する検出手段と、 時刻情報を出力するサイクルタイマーと、 上記デジタルデータバスに送信すべきデータストリーム
のデータ送信単位の内の所定のデータ送信単位に送信先
のサイクルタイマーを補正する情報を付加する手段と、 上記検出手段により上記区切りが検出されたときに、上
記データ送信単位に上記サイクルタイマーからの時刻情
報を必要に応じて付加する手段と、 上記データ送信単位を上記デジタルデータバスに送信す
る手段と、 上記デジタルデータバスからデータ送信単位を受信する
手段と、 上記受信したデータ送信単位の内の所定のデータ送信単
位から所定時間ごとに上記サイクルタイマーを補正する
情報を抽出し、該情報に基づいて上記サイクルタイマー
の時刻情報を補正する手段と、 上記受信したデータ送信単位をバッファメモリに一次保
存する手段と、 上記受信したデータ送信単位に付加された時刻情報を抽
出する手段と、 上記抽出した時刻情報と上記サイクルタイマーからの時
刻情報とを比較する手段と、 上記比較した結果に基づいて、上記データ送信単位の上
記バッファメモリからの読み出しタイミングを制御する
手段とを有し、 上記サイクルタイマーを補正する情報を含むデータ送信
単位を受信後、同期型のデータ送信単位を先に受信し、
受信すべき同期型のデータ送信単位を全て受信した後、
次のサイクルタイマーを補正する情報を含むデータ送信
単位が受信されるまで非同期型のデータ送信単位を受信
することを特徴とするデータ送受信装置。 - 【請求項2】 外部機器からの所定のビットストリーム
がパケット化されたパケットを受信するための受信手段
と、 時刻情報を出力するサイクルタイマーと、 上記受信手段から受信された所定のパケットから所定時
間ごとに上記サイクルタイマーを補正する情報を抽出
し、該情報に基づいて上記サイクルタイマーの時刻情報
を補正する手段と、 上記受信手段で受信されたパケットを蓄積する蓄積手段
と、 上記外部機器によりパケットに必要に応じて付加された
時刻情報を抽出する手段と、 上記抽出した時刻情報と上記サイクルタイマーからの時
刻情報とを比較する手段と、 上記比較した結果を用いて上記蓄積手段からのビットス
トリームの読み出し速度を制御する手段とを有し、 上記サイクルタイマーを補正する情報を含むパケットを
受信後、同期型のパケットを先に受信し、受信すべき同
期型のパケットを全て受信した後、次のサイクルタイマ
ーを補正する情報を含むパケットが受信されるまで非同
期型のパケットを受信することを特徴とするデータ受信
装置。 - 【請求項3】 デジタルデータをデジタルデータバスを
介して送信するデータ送信装置において、 デジタルデータバスに送信すべきデータストリームのデ
ータ送信単位の区切りを検出する検出手段と、 時刻情報を出力するサイクルタイマーと、 上記デジタルデータバスに送信すべきデータストリーム
のデータ送信単位の内の所定のデータ送信単位に送信先
のサイクルタイマーを補正する情報を付加する手段と、 上記検出手段により上記区切りが検出されたときに、上
記データ送信単位に上記サイクルタイマーからの時刻情
報を必要に応じて付加する手段と、 上記データ送信単位を上記デジタルデータバスに送信す
る手段とを有し、 上記サイクルタイマーを補正する情報を含むデータ送信
単位を送信後、同期型のデータ送信単位を先に送信し、
送信すべき同期型のデータ送信単位を全て送信した後、
次のサイクルタイマーを補正する情報を含むデータ送信
単位が送信するまで非同期型のデータ送信単位を送信す
ることを特徴とするデータ送信装置。
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