JP2821290B2 - フレームアライナ回路付pcm端局装置およびフレームアライナ方法 - Google Patents

フレームアライナ回路付pcm端局装置およびフレームアライナ方法

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JP2821290B2 JP3236084A JP23608491A JP2821290B2 JP 2821290 B2 JP2821290 B2 JP 2821290B2 JP 3236084 A JP3236084 A JP 3236084A JP 23608491 A JP23608491 A JP 23608491A JP 2821290 B2 JP2821290 B2 JP 2821290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高次群信号で伝送され
てきた多重化信号を低次群の原ディジタル信号に分離す
る際のフレーム位相同期を取るためのフレームアライメ
ント方法に関し、特にフレームアライナ回路付PCM端
局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一つの伝送媒体上に多くの信号を伝
送するために、多重化技術が用いられている。アナログ
通信で広く用いられている多重化技術である周波数分割
多重化(FDM:Frequency Divisio
n Multiplex)では複数の信号が互いに異な
る周波数帯域幅を占有するもので、周波数を変換する変
調技術が主要な技術となる。
【0003】これに対して、ディジタル通信では、異な
る信号が異なる時間帯を使用する時分割多重化(TD
M:Time Division Multiple
x)を行うが、これにはパルス速度の変換などのディジ
タル処理技術が必要となる。
【0004】この時分割多重化には、周期的多重化とバ
ースト多重化があるが、その周期的多重化は、多重化さ
れた高次群信号上に多重化フレームと呼ばれる周期的な
時間の区切りを創り、この多重化フレーム内にある、任
意に定められた周期的タイムスロットに、多重化される
低次群信号を順次配置する多重化方法である。
【0005】この時分割多重化において、パルス信号の
タイムスロットを送受信間で把握するためのビット同
期、フレーム同期が必要である。この同期を取るための
一つの方法として、通信網全体に統一クロックパルスを
分配し、あらゆる信号を同期化する網同期がある。
【0006】また、この多重化して伝送された多重化信
号より原ディジタル信号を分離する多重分離装置がある
が、その多重分離装置において、フレーム同期をとり各
チャネルごとの原ディジタル信号を分離するためのフレ
ームアライナ回路がある。そのフレームアライナ回路付
PCM端局装置の従来例を第3図に示す。
【0007】図3において、外部より伝送されてきた多
重化信号は図示しないディジタル信号処理プロセッサ
(以下DSP)に入力され、このDSP内のタイミング
発生回路で入力クロック1が分離抽出される。それと共
に、伝送信号のフレーム識別をするための入力フレーム
信号3と、多重化信号である入力信号3とが識別判定さ
れて出力される。
【0008】そして、フレームアライナ回路9に上記入
力クロック1と入力信号2と入力フレーム信号3とが入
力され、入力信号2の多重化信号データがFIFOメモ
リ等の内蔵メモリに、入力フレーム信号3の示す先頭番
地から入力クロック1でその書込み番地をインクメント
しつつ書込まれる。
【0009】一方入力クロック信号1が入力される位相
同期発信器4では、入力信号2に位相同期した装置内用
の内部クロック41を発生させ、カウンタ回路7とフレ
ームアライナ回路9とに出力される。カウンタ回路7で
はこの内部クロック41を用いてアドレス信号71を発
生し、読出しフレーム信号発生回路8へ出力する。読出
しフレーム信号発生回路8はアドレス信号71より読出
しフレーム信号81を発生し、フレームアライナ回路9
へ出力する。
【0010】フレームアライナ回路9では、入力信号2
が書き込まれた内蔵メモリより読出しフレーム信号81
で指定するメモリ番地からその読出し番地を内部クロッ
ク41でインクリメントしつつ読出して出力信号11と
して出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフレームアライナ回路付PCM端局装置では、
入力フレーム信号3と装置内で発生する読出しフレーム
信号81との同期等に関連が無いため、フレームアライ
ナ回路9の内蔵メモリに入力フレーム信号3によって書
き込まれた入力信号2が読出しフレーム信号81で読出
される迄、内蔵メモリにそのデータを保持しておかなけ
ればならない。従って、読出しフレーム信号81の入力
フレーム信号3からの位相遅れが内蔵メモリのデータ記
憶容量を超えるほど遅れた場合、出力信号11を与えて
いる外部データ端末とのデータ授受が不可能となること
になる。
【0012】仮に、この遅れによるデータ端末とのデー
タ送受不能状態を回避するためには、その可能性のある
遅延時間をカバーするだけの十分な内蔵メモリ容量をフ
レームアライナ回路9は装備せねばならないことにな
る。この結果、多重化を高めてより高い高次群信号で信
号を伝送した場合、そのフレーム同期を取るための内蔵
メモリの容量をより大きくせねばならないことになる
し、その遅延時間が不定であるため、そのメモリ容量を
如何に大きくしても、完全に上記トラブルを回避できる
可能性はない。このことは、高速通信と多重化を目指す
現在の高度情報通信システムにとっては憂慮すべき問題
である。
【0013】そこで、本発明では、フレームアライナ回
路9の内蔵メモリ容量を必要最小限に押さえ、より安価
なPCM端局装置を提供するため、フレームアライナ回
路へ入力されるDSPからの入力フレーム信号と内部で
発生させた読出しフレーム信号との遅延差分時間を一定
とするフレームアライナ回路付PCM端局装置およびフ
レームアライナ方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の解決手段は、伝送路を伝送されてき
たPCM多重信号から伝送タイミング信号を抽出して入
力クロックとして出力すると共に、入力信号と入力フレ
ーム信号とを出力するDSPを備え、しかも装置内用の
フレームに伝送されて受信したPCM多重信号のフレー
ム位相を同期させるフレームアライナ手段と、上記入力
クロックに同期した装置内用内部クロックを発生させる
位相同期発信手段とを有するPCM端局装置において、
上記内部クロックから装置内同期を取るためのアドレス
信号を発生させるカウンタ手段と、上記アドレス信号か
ら上記フレームアライナ手段の内蔵メモリ読み出し用の
読出しフレーム信号を発生させる読出しフレーム信号発
生手段と、上記読出しフレーム信号と上記入力フレーム
信号から発生させたリセットパルスとの位相差分を判断
して、その位相差分がある一定値を超えた場合に上記カ
ウンタ手段へのリセットパルスを出力することを制御す
るウィンドウ比較手段と、上記入力信号のデータを上記
入力フレーム信号と上記入力クロック信号とを用いて上
記内蔵メモリに書込み、そして、上記読出しフレーム信
号と上記内部クロックとで上記内蔵メモリよりデータを
読み出して出力する上記フレームアライナ手段とを備え
ることを特徴とする。
【0015】本発明の第2の解決手段は、伝送路を伝送
されてきたPCM多重信号から伝送タイミング信号を抽
出して入力クロックとして出力すると共に、入力信号と
入力フレーム信号とを出力するDSPを備え、しかも装
置内用のフレームに伝送されたPCM多重信号のフレー
ム位相を同期させるフレームアライナ回路と、上記入力
クロックに同期した装置内用内部クロックを発生する位
相同期発信器とを有するフレームアライナ回路付PCM
端局装置において、上記入力フレーム信号を上記内部ク
ロックで同期合せしてリセットパルスを発生させるリセ
ットパルス発生回路と、上記内部クロックから装置内同
期を取るためのアドレス信号を発生させるカウンタ回路
と、上記アドレス信号から上記フレームアライナ回路の
内蔵メモリ読み出し用の読出しフレーム信号を発生する
読出しフレーム信号発生回路と、上記アドレス信号から
一定時間アクティブであるウィンドウパルスを発生出力
するウィンドウパルス発生回路と、上記ウィンドウパル
スと上記リセットパルスとを比較して上記カウンタ回路
へのリセットパルスを出力することを制御するウィンド
ウ比較回路と、上記入力信号のデータを上記入力フレー
ム信号と上記入力クロック信号とを用いて上記内蔵メモ
リに書込み、そして、上記読出しフレーム信号と上記内
部クロックとで上記内蔵メモリよりデータを読み出して
出力する前記フレームアライナ回路とを備えることを特
徴とする。
【0016】本発明の第3の解決手段は、伝送路を伝送
されてきたPCM多重信号から伝送タイミング信号を抽
出して入力クロックとして出力すると共に、入力信号と
入力フレーム信号とを出力するディジタル信号処理ステ
ップと、上記入力クロックに同期した装置内用内部クロ
ックを発生するステップとを有し、しかも装置内用のフ
レーム位相に、伝送されたPCM多重信号のフレーム位
相を位相同期させるフレームアライナ方法において、上
記入力フレーム信号を上記内部クロックで同期合せして
リセットパルスを発生させるステップと、メモリ領域の
データを読出すため、上記内部クロックから読み出し用
のアドレス信号を発生させるステップと、上記アドレス
信号から一定時間アクティブであるウィンドウパルスを
発生するステップと、上記ウィンドウパルスと上記リセ
ットパルスとを比較して上記読出し用のアドレス信号を
をリセットすることを制御するステップと、上記入力信
号のデータを上記入力フレーム信号と上記入力クロック
信号とを用いて上記メモリ領域に書込み、そして、上記
読出しフレーム信号と上記内部クロックとで前記メモリ
領域よりデータを読み出して出力することを特徴とす
る。
【0017】
【作用】本発明の第1の解決手段では、PCM端局装置
のDSPで、伝送されてきたPCM多重信号から入力ク
ロックを抽出すると共に、入力フレーム信号と、多重信
号である入力信号を識別してフレームアライナ手段に出
力し、このフレームアライナ手段の内蔵メモリに入力信
号のデータを入力フレーム信号と入力クロックによって
書き込む。
【0018】これと共に、分離した上記入力クロックに
同期した内部クロック信号に入力フレーム信号を位相合
せしてリセットパルスを発生させる。これと共に、上記
内部クロックからカウンタ手段でアドレス信号を発生さ
せ、さらにこのアドレス信号から読出しフレーム信号を
読出しフレーム信号発生手段で発生させてフレームアラ
イナ手段へ与え、このフレームアライナ手段の内蔵メモ
リより先に書き込んで蓄えられた入力信号のデータをP
CM端局装置内の他のフレームアライナ手段等のフレー
ム読出しと同期してフレームごとに読出す。
【0019】そうして、上記読出しフレーム信号と上記
入力フレーム信号から発生させたリセットパルスとの位
相差分を判断して、その位相差分がある一定値を超えた
場合にフレームアライナ手段へ与える読出しフレーム信
号と入力フレーム信号との遅延差分をカバーするため、
データを記憶する内蔵メモリの容量がオバーすることを
防止するためカウンタ手段をリセットして読出しフレー
ム信号の位相遅れを修正する。これにより、入力フレー
ム信号からの読出しフレーム信号の位相遅れを一定範囲
内に押さえることができる。
【0020】本発明の第2の解決手段では、PCM端局
装置のDSPで、伝送されてきたPCM多重信号から入
力クロックを抽出すると共に、入力フレーム信号と、多
重信号である入力信号を識別してフレームアライナ回路
に出力し、このフレームアライナ回路の内蔵メモリに入
力信号のデータを入力フレーム信号と入力クロックによ
って書き込む。
【0021】これと共に、位相同期発信器で発生させた
内部クロック信号に同期させて入力フレーム信号からリ
セットパルスをリセットパルス発生回路で発生させ、ウ
ィンドウ比較回路に出力する。このウィンドウ比較回路
には、内部クロックからカウンタ回路でアドレス信号を
発生させ、さらにこのアドレス信号の一定期間ロウレベ
ルのアクティブとなっているウィンドウパルスをウィン
ドウパルス発生回路で発生させて入力してある。
【0022】これと平行して、上記アドレス信号から読
出しフレーム信号を読出しフレーム信号発生回路で発生
させてフレームアライナ回路へ出力し、このフレームア
ライナ回路の内蔵メモリより先に書き込んで蓄えられた
入力信号のデータをPCM端局装置内の他のフレームア
ライナ回路からのフレーム読出しと同期してフレームご
とに読出す。
【0023】そうして、読出しフレーム信号と同期して
生成されているウィンドウパルスと入力フレーム信号と
に同期したリセットパルスとの位相差を、ウィンドウ比
較回路で比較し、その位相差が大きくなり、ウィンドウ
パルスのアクティブ期間よりリセットパルスが遅れ位相
となったとき、読出しフレーム信号の基であるアドレス
信号を出力しているカウンタ回路をリセットさせて読出
しフレーム信号の位相遅れを修正させる。これにより、
入力フレーム信号からの読出しフレーム信号の位相遅れ
を一定範囲内に押さえることができる。
【0024】本発明の第3の解決手段では、PCM端局
装置のディジタル信号処理ステップで、伝送されてきた
PCM多重信号から入力クロックを抽出すると共に、入
力フレーム信号と、多重信号である入力信号を識別し、
メモリ領域に入力信号のデータを入力フレーム信号と入
力クロックによって書き込む。
【0025】発生させた内部クロック信号に同期させて
入力フレーム信号からリセットパルスを発生させ、内部
クロックから読み出し用のアドレス信号を発生させ、ア
ドレス信号から一定時間アクティブであるウィンドウパ
ルスを発生させる。
【0026】これと平行して、上記アドレス信号から読
出しフレーム信号を発生させてメモリ領域に先に書き込
んで蓄えられた入力信号のデータをPCM端局装置内の
他のフレームアライナ手段からのフレーム読出しと同期
してフレームごとに読出す。
【0027】そうして、読出しフレーム信号と同期して
生成されているウィンドウパルスと入力フレーム信号と
に同期したリセットパルスとの位相差を比較し、その位
相差が大きくなり、ウィンドウパルスのアクティブ期間
よりリセットパルスが遅れ位相となったとき、読出しフ
レーム信号の基であるアドレス信号ををリセットさせて
読出しフレーム信号の位相遅れを修正させる。これによ
り、入力フレーム信号からの読出しフレーム信号の位相
遅れを一定範囲内に押さえることができる。
【0028】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照しつつ以
下に説明する。図1は本発明の一実施例のブロック図で
あり、図2は本発明の一実施例の回路の動作を説明する
ためのタイミグチャート図である。
【0029】なお、従来例と同一物には同一符号を符し
てある。図1において、外部の主局等から伝送されてき
た多重化信号は図示しないディジタル信号処理プロセッ
サ(以下DSP)に入力されて、同じく図示しないタイ
ミング発生回路で入力クロック1を分離抽出し、それと
共に、入力フレーム信号3と、多重化信号である入力信
号3とが識別判定されてこのDSPより出力される。
【0030】上記入力クロック信号1が入力される位相
同期発信器4とフレームアライナ回路9とがあって、こ
のフレームアライナ回路9には入力信号2と入力フレー
ム信号3とが入力されている。入力フレーム信号3が入
力されるリセットパルス発生回路5の出力信号であるリ
セットパルス51はウィンドウ比較回路6に入力され
る。一方、上記入力クロック1が入力される位相同期発
信器4の出力である内部クロック41はフレームアライ
ナ回路9とリセットパルス発生回路5とカウンタ回路7
に入力される。上記位相同期発信器4はクロック再生等
に使用される回路であって、入力クロック1を分周した
ものと、自己内で発信させた信号を分周した信号とを比
較し、その位相差に比例した電圧を電圧制御発信器に与
えて自己発信信号を得る回路などである。
【0031】カウンタ回路7にはウィンドウ比較回路6
の出力であるリセットパルス61が入力され、カウンタ
回路7の出力であるアドレス信号71はウィンドウパル
ス発生回路8と読出しフレーム信号発生回路10とに入
力される。ウィンドウパルス発生回路8の出力信号であ
るウィンドウパルス81はウィンドウ比較回路6に入力
され、読出しフレーム信号発生回路10の出力信号であ
る読出しフレーム信号101はフレームアライナ回路9
に入力されている。また、フレームアライナ回路9から
図示しない外部装置へ出力信号11が出力されている。
なお、フレームアライナ回路9には内蔵メモリが具備さ
れている。
【0032】以上の構成において、以下図2を参照して
その動作について説明する。フレームアライナ回路9に
入力された多重化信号である入力信号2のデータは、入
力フレーム信号3で示すFIFOメモリ等の内蔵メモリ
の先頭番地から順に入力クロック信号1で書込み番地を
インクリメントしつつ順次書き込こまれる。
【0033】一方、位相同期発信器4では、入力クロッ
ク信号1に位相を同期させた内部クロック41を発生し
出力している。リセットパルス発生回路5では入力フレ
ーム信号3から上記内部クロック41に同期したワンシ
ョットパルスであるリセットパルス51を発生し、ウィ
ンドウ比較回路6に出力している。
【0034】カウンタ回路7では、上記内部クロック4
1に同期してカウント値を0からカウントアップしたデ
ータであるアドレス信号71をウィンドウパルス発生回
路8と読出しフレーム信号発生回路10とに出力してい
る。ウィンドウパルス発生回路8では、このアドレス信
号71のデータ値が予め定められたデータであるときに
アクティブのロウレベルとなるウィンドウパルス81を
発生し、ウィンドウ比較回路6に出力している(図2の
ウィンドウパルス81)。このウィンドウパルス81の
ロウレベルの幅は、入力フレーム信号3からの読出しフ
レーム信号101の遅延する時間の許容量を表してい
て、その時間許容量をオーバした場合に以下に述べる修
正手段を実行するするための比較基準信号である。
【0035】ウィンドウ比較回路6は、このウィンドウ
パルス81とリセットパルス51との位相が一致してい
る、つまりウィンドウパルス81がロウレベルの間にリ
セットパルス51が重なっている場合には、リセットパ
ルス61をカウンタ回路7に出力しないようにし(図2
の時刻t2)、これと逆に、上記ウィンドウパルス81
とリセットパルス51とが重なっていないと、リセット
パルス61をそのままカウンタ回路7へ出力して(図2
のパルス201)、カウンタ回路7のカウントデータを
リセットする。
【0036】読出しフレーム信号発生回路10では、カ
ウンタ回路7からのアドレス信号71に基ずいて、フレ
ームアライナ回路9で入力信号2のデータが書き込まれ
た内蔵メモリからデータを読み出すためのメモリアドレ
スを指定する読出しフレーム信号101を生成して出力
する。フレームアライナ回路9は、この読出しフレーム
信号101で指定するメモリ番地から、内部クロック4
1で読出し番地をインクリメントして入力信号2のデー
タが書き込まれた内蔵メモリよりデータを順次読み出し
て、出力信号11として出力している。
【0037】このように、ウィンドウパルス81のアク
ティブ幅は読出しフレーム信号101を定めるアドレス
信号71から作成しているので、入力フレーム信号3に
同期して生成したリセットパルス51とこのウィンドウ
パルス81とのアクティブ期間が一致しないと、装置内
部で生成する読出しフレーム信号101と入力フレーム
信号3との位相差が所定値以上に大きくなったことを意
味し、その際に、読出しフレーム信号101を生成する
ためのアドレス信号71を出力するカウンタ回路7をリ
セットするようにして、入力フレーム信号3と読出しフ
レーム信号101との位相差が一定以上になることを押
さえるようにした。
【0038】なお上例においては、フレームアライナ回
路付PCM端局装置が一つの物を示したが、このフレー
ムアライナ回路付PCM端局装置を複数並列的に配置
し、各フレームアライナ回路付PCM端局装置同士で再
生出力信号のフレーム間の同期を取るようにした装置で
あってもよい。その場合、各読出しフレーム信号101
の同期を取るため、読出しフレーム信号発生回路10に
同期を取るための信号を入力しても良いし、フレームア
ライナ回路9に直接入力するようにした回路であっても
良い。
【0039】
【発明の効果】伝送されてきた多重信号より分離抽出し
た入力クロックから装置内用に発生させた内部クロック
に同期して生成した読出しフレーム信号101が、入力
フレーム信号3とは全く非同期であるため、その二つの
信号間の位相差が従来では不定期であったが、本発明に
よれば、その二つの信号の位相差をある所定値以下に押
さえることができ、フレーム同期不能による外部のデー
タ端末とのデータ授受不能状態を回避することができ
る。
【0040】また、従来ではフレーム同期を取るために
必要としていた十分な容量の大きさの内蔵メモリをより
小さなものとすることができる。
【0041】これにより、フレームアライナ回路付PC
M端局装置の製造コストを低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の一実施例の動作タイミングチャート
図。
【図3】従来例のフレームアライナ回路図。
【符号の説明】
1 入力クロック信号 2 入力信号 3 入力フレーム信号 4 位相同期発信器 5 リセットパルス発生回路 6 ウィンドウ比較回路 7 カウンタ回路 8 ウィンドウパルス発生回路 9 フレームアライナ回路 10 読出しフレーム信号発生回路 11 出力信号 41 内部クロック 51 リセットパルス 61 リセットパルス 71 アドレス信号 101 読出しフレーム信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 3/06 H04L 7/08 H04Q 11/04 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を伝送されてきたPCM多重信号か
    ら伝送タイミング信号を抽出して入力クロックとして出
    力すると共に、入力信号と入力フレーム信号とを出力す
    るDSPを備え、しかも装置内用のフレームに伝送され
    たPCM多重信号のフレーム位相を同期させるフレーム
    アライナ回路と、上記入力クロックに同期した装置内用
    内部クロックを発生する位相同期発信器とを有するフレ
    ームアライナ回路付PCM端局装置において、 上記入力フレーム信号を上記内部クロックで同期合せし
    てリセットパルスを発生させるリセットパルス発生回路
    と、 上記内部クロックから装置内同期を取るためのアドレス
    信号を発生させるカウンタ回路と、 上記アドレス信号から上記フレームアライナ回路の内蔵
    メモリ読み出し用の読出しフレーム信号を発生する読出
    しフレーム信号発生回路と、 上記アドレス信号から一定時間アクティブであるウィン
    ドウパルスを発生出力するウィンドウパルス発生回路
    と、 上記ウィンドウパルスと上記リセットパルスとを比較し
    て上記カウンタ回路へのリセットパルスを出力すること
    を制御するウィンドウ比較回路と、 上記入力信号のデータを上記入力フレーム信号と上記入
    力クロック信号とを用いて上記内蔵メモリに書込み、そ
    して、上記読出しフレーム信号と上記内部クロックとで
    上記内蔵メモリよりデータを読み出して出力する前記フ
    レームアライナ回路とを備えることを特徴とするフレー
    ムアライナ回路付PCM端局装置。
  2. 【請求項2】伝送路を伝送されてきたPCM多重信号か
    ら伝送タイミング信号を抽出して入力クロックとして出
    力すると共に、入力信号と入力フレーム信号とを出力す
    るディジタル信号処理ステップと、上記入力クロックに
    同期した装置内用内部クロックを発生するステップとを
    有し、しかも装置内用のフレーム位相に、伝送されたP
    CM多重信号のフレーム位相を位相同期させるフレーム
    アライナ方法において、 上記入力フレーム信号を上記内部クロックで同期合せし
    てリセットパルスを発生させるステップと、 メモリ領域のデータを読出すため、上記内部クロックか
    ら読み出し用のアドレス信号を発生させるステップと、 上記アドレス信号から一定時間アクティブであるウィン
    ドウパルスを発生するステップと、 上記ウィンドウパルスと上記リセットパルスとを比較し
    て上記読出し用のアドレス信号ををリセットすることを
    制御するステップと、 上記入力信号のデータを上記入力フレーム信号と上記入
    力クロック信号とを用いて上記メモリ領域に書込み、そ
    して、上記読出しフレーム信号と上記内部クロックとで
    前記メモリ領域よりデータを読み出して出力することを
    特徴とするフレームアライナ方法。
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