JP2713252B2 - パケット位相同期回路 - Google Patents

パケット位相同期回路

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JP2713252B2 JP18527895A JP18527895A JP2713252B2 JP 2713252 B2 JP2713252 B2 JP 2713252B2 JP 18527895 A JP18527895 A JP 18527895A JP 18527895 A JP18527895 A JP 18527895A JP 2713252 B2 JP2713252 B2 JP 2713252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長パケットを用い
た時分割多重通信情報を処理する通信装置と伝送路との
インターフェス部の構成に係り、特に伝送用オーバーヘ
ッドを含む伝送フォーマットの信号を変換し、固定長パ
ケットの位相処理を実行するのに好適なパケット位相同
期回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送路と交換機との間で位相同期
をとる位相同期方式については、社団法人電子通信学会
発行(昭和61年3月15日(株)コロナ社)の書籍
「ディジタル交換方式」PP64〜65“(2)位相同
期”の項で述べられている。本例では、各ハイウェイ毎
に設けられたフレームアライナ(位相同期メモリ)によ
りフレームの先頭を識別し、位相同期メモリに順次パル
ス列を書き込み、読み出しは全ハイウェイフレーム位相
同期を取って行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、フレ
ーム内に周期配置された時分割多重伝送のための制御信
号を運ぶ伝送用オーバーヘッド領域と情報を運ぶペイロ
ード領域により構成される伝送フォーマットを持ち、該
ペイロード領域に固定長のパケットをパケット多重収容
する伝送路において、そのパケット位相同期を取る場合
も、フレーム単位で位相同期を取る必要がある。その場
合、位相同期メモリは、1フレーム分の伝送信号を蓄え
る容量が必要であり、また、それによる遅延も大きいと
いう問題があった。
【0004】本発明の目的は、パケット毎に位相同期を
行い、位相同期に用いるメモリの容量を小さくしかつ、
位相同期による遅延を小さくすることにある。さらに、
伝送用のオーバーヘッドを除去してパケットを取り出す
位相同期回路において、フレームに含まれる全パケット
をパケット毎に位相同期を行い、かつ、全パケットを確
実に伝送するに必要な速度のクロックでパケットを処理
する経済的な構成の位相同期回路を提供することであ
る。また、パケット処理時にパケット間やパケット内に
特定のビットパタンや信号を挿入することにより、入出
力の信号速度を合わせて経済的な構成の位相同期回路を
提供したり、該位相同期回路を含む通信装置の制御保守
に有効な情報を挿入する通信装置の性能向上に有効な位
相同期回路を簡単な構成で経済的に提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定長のパケ
ットの蓄積を行うバッファメモリと、バッファメモリへ
のパケットの書き込みを制御する書き込み制御回路と、
バッファメモリからのパケットを位相同期を取りつつ読
み出す読み出し制御回路を設け、バッファメモリからパ
ケットを入力回線上の全パケットを伝送するのに必要な
伝送速度で読み出す。
【0006】また、本発明では、バッファメモリからパ
ケットを読み出し時に予め定められたビットパターンを
挿入し、入力回線の伝送速度と同一速度もしくは全パケ
ットを伝送するのに必要な伝送速度で読み出す。
【0007】また、本発明では、上記予め定められたビ
ットパターンを伝送用オーバーヘッド領域と同一の周期
と長さで適宜挿入したり、また、該ペイロード領域上の
該パケットの存在しない領域と同一の周期と長さで適宜
挿入することにより、バッファメモリからパケットを入
力回線の伝送速度と同一速度もしくは全パケットを伝送
するのに必要な伝送速度で読み出す。
【0008】また、本発明では、パケット長を伝送用オ
ーバーヘッド周期の整数倍の期間内に挿入される伝送用
オーバーヘッド領域の長さとペイロード領域でパケット
の存在しない領域の長さの和の整数分の1となる様に選
択し、バッファメモリからパケットを読み出し時に周期
的あるいは適当な間隔で空パケットを挿入し入力回線の
伝送速度と同一の速度でもしくは全パケットを伝送する
のに必要な伝送速度で読み出す。
【0009】
【作用】書き込み制御回路は、ペイロード領域のパケッ
トを取り出しバッファメモリに順次書き込む。読み出し
制御回路は、バッファ内に蓄積されているパケットをパ
ケット毎に各回線位相同期を取り読み出す。バッファか
らパケット読み出し時、その読み出す速度を入力回線上
の全パケットの伝送に必要な速度で読み出し回線上を固
定長のパケットのみとすることにより、あるいは、周期
的または適宜予め定められたビットパターンを挿入し、
入力回線と同一速度もしくは全パケットの伝送に必要な
速度で読み出すことにより、さらには、パケット長を伝
送用オーバーヘッド領域の周期の整数倍の期間内に挿入
される伝送用オーバーヘッド領域の長さとペイロード領
域でパケットの存在しない領域の長さの和の整数分の1
となる様に選択し、空パケットを周期的または適当な間
隔でに挿入し入力回線の伝送速度と同一の速度もしくは
全パケットの伝送に必要な速度で読み出し回線上を固定
長パケットのみとすることにより、パケット位相同期を
取る。
【0010】以上により、フレーム単位で位相同期を取
る必要がなくなるため、位相同期に用いるバッファメモ
リの容量は、伝送用オーバーヘッド等による位相変動を
吸収する分とパケット単位の位相同期を取る分だけでよ
くなり、フレーム全てを蓄積する必要がなくなるため、
少なくすることが可能である。また、バッファメモリに
蓄積される時間が短くなるため、位相同期によるパケッ
トの遅延時間が小さくなる。また、クロック作成回路を
削減したり、簡単な構成で実現出来るので経済的な位相
同期回路が実現出来る。さらに、ビットパタンや空きパ
ケットは、制御保守情報の伝送に使えるので、通信装置
の性能向上に有効な位相同期回路を簡単な構成で実現出
来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】先ず図12により本発明によるパケット位
相同期回路に入力されるされる信号の伝送フォーマット
の一例を説明する。図12は、入力信号1フレーム分の
フレーム構造を示したものであり、OH1〜OHPは周
期配置された時分割多重伝送のための制御信号を運ぶ伝
送用オーバーヘッド領域であり、1伝送用オーバーヘッ
ド領域の長さはLバイトである。伝送用オーバーヘッド
OH1〜OHPを除く領域が情報を運ぶペイロード領域
となり、その領域の長さは1フレーム当りO×Pバイト
となる。P′n-6〜P′n,P1〜Pn-6は前記ペイロー
ド領域にパケット多重収容された固定長のパケットであ
り、1パケットの長さはMバイトである。Eはペイロー
ド領域の長さがパケットの長さの整数倍になっていない
場合に生じる空領域であり、Nバイトの長さを持つ。
【0013】図12に示されるフレームの先頭は伝送用
オーバーヘッドOH1であり、終りはPn-6である。た
だしPn-6の後の一部は次のフレームにずれ込んでい
る。伝送用オーバーヘッドOH1〜OHPは、L+Oバ
イトの周期でフレーム内に配置されている。そのためパ
ケットP3等に見られるようにパケットの途中に伝送用
オーバーヘッドが入り込む場合がある。1つのフレーム
と1つのペイロード領域は必ずしも一致しなく、図12
の場合ペイロード領域の先頭はパケットP1であり、パ
ケットP′n-6〜P′n、空領域Eは前のペイロード領域
である。ペイロード領域の先頭位置及び空き領域の位置
を示す情報は、伝送用オーバーヘッドOH1に含まれて
いる。
【0014】次に、本発明によるパケット位相同期回路
の一実施例を図1〜図5により説明する。図1は、パケ
ット位相同期回路の構成図であり、101はパケットの
蓄積に用いられ、書込みと読み出しが独立に行えるファ
ーストイン・ファーストアウトメモリ(以下FIFOと
称す)であり、102はペイロード上のパケットのFI
FO101への書き込みを制御する書き込み制御回路で
あり、103はFIFO101からパケットを位相同期
を取り読み出す読み出し制御回路であり、104は入力
回線、105は出力回線、106はフレーム信号線、1
07,111はクロック信号線、108は書き込み制御
線、109は読み出し制御線、110は読み出し制御回
路の起動信号線である。
【0015】以下、本実施例の動作を説明する。入力回
線104を伝送して来る入力伝送信号は、図12に示す
伝送フォーマットと同様の伝送フォーマットを持ってい
る。入力伝送信号に含まれるパケットは、順次FIFO
101に書き込まれる。その書き込み制御は、書き込み
制御回路102により、伝送路インタフェース部(図示
せず)で作成されるフレーム信号Fと入力伝送信号より
抽出した伝送路クロックCK1及び入力伝送信号のフレ
ームの先頭にある伝送用オーバーヘッドに含まれている
ペイロード領域の先頭位置と空領域の位置を示す情報よ
り、入力パケットの位置を検出し、パケットの到着して
いる間だけ書き込みクロックをFIFO101に書き込
み制御線108を介して送出することにより行われる。
一方、FIFO101からのパケットの読み出し制御
は、クロックCK1と同一周波数あるいは全パケットの
伝送に必要な周波数の同期用局クロックCK2と書き込
み制御回路102から起動時出力される起動信号S5に
より読み出しクロックを作成し、読み出し制御線109
を介してFIFO101に送出することで行われる。
【0016】上記書き込み制御回路102の構成と動作
を図2及び図3によりさらに詳しく説明する。図2は書
き込み制御回路102の構成図であり、112は、入力
伝送信号のフレームの先頭にある伝送オーバーヘッドに
含まれるペイロード領域の先頭位置と空領域の位置を示
す信号をフレーム信号Fに従って読み取りその結果をポ
インタ信号線117に送出するポインタ読み取り回路で
あり、113は、上記ポインタ信号線117からのポイ
ンタ情報とフレーム信号F及び伝送路クロックCK1よ
りペイロード内の空領域Eを示す空領域検出信号S1及
びペイロードの先頭を示すペイロード位置検出信号S3
を作成し、それぞれ空領域検出信号線118とペイロー
ド位置検出信号線120に送出するペイロード位置検出
カウンタであり、114は、フレーム信号Fと伝送路ク
ロックCK1よりオーバーヘッドの位置を検出しオーバ
ーヘッド検出信号S2をオーバーヘッド検出信号線11
9に出力するオーバーヘッド周期カウンタであり、11
5は読み出し制御回路の起動信号を作成するセット・リ
セット形フリップフロップであり、116は、FIFO
101の書き込みクロックのゲート制御を行うアンドゲ
ートである。
【0017】図3は、書き込み制御回路102の動作例
を説明するタイムチャートであり、入力伝送信号におけ
るOH1,OH2は伝送用オーバーヘッド、P′n-2
P′n,P1〜P5は、固定長のパケット、Eはペイロ
ード領域上の空領域を示しており、図12に示したもの
と同一である。S4は書き込み制御線108に送出され
る書込みクロックであり斜線部がクロックが送出されて
いることを示している。
【0018】次に図3に従って書き込み制御回路102
の動作を説明する。図3は起動時の動作を示したもので
あり、先ずフレーム信号Fが入力されるとポインタ読み
取り回路112が起動してペイロード領域の先頭位置と
空領域の位置を示す信号をペイロード位置検出カウンタ
113に送出する。ペイロード位置検出カウンタ113
はその信号に基づき伝送路クロックCK1をカウントす
ることにより空領域及びペイロード領域を検出して、空
領域検出信号S1及びペイロード先頭位置検出信号S3
を送出する。そして、セット・リセット形フリップフロ
ップ115は、起動信号S3によりセットされ、その結
果アンドゲート116を制御し、書き込みクロックS4
を書き込み制御線108を介し、図1に示したFIFO
101に送出し、パケットP1から書き込みが開始され
る。以後この書き込みクロックS4は、空領域検出信号
S1及びオーバーヘッド検出信号S2によりアンドゲー
ト116が制御され、伝送用オーバーヘッド及び空領域
が到着した時は停止されるためパケット部分のみがFI
FO101に書き込まれる。
【0019】次に図4及び図5により読み出し制御回路
103の構成と動作をさらに詳しく説明する。図4は読
み出し制御回路103の構成図であり、121は、同期
用局クロックCK2をペイロード領域上の全パケットを
伝送するのに必要十分な速度に周波数変換し、変換用ク
ロックCK2′を作成する周波数変換回路であり、12
2は、書き込み制御回路102より送出される起動信号
S5を伝送用オーバーヘッド領域長だけ、同期用局クロ
ックCK2を用いて遅延させた読み出し許可信号S6を
作成し、読み出し許可信号線127に送出する遅延回路
であり123は、交換用クロックCK2′を用い、それ
をカウントすることによりパケット周期毎に発生するパ
ルスを持つパケット周期信号S7をパケット周期信号線
128に送出するパケット周期カウンタであり、124
は、エッジトリガー形フリップフロップであり、125
は、読み出しクロックS8の出力を制御するアンドゲー
トであり、126はクロック信号線、129は読み出し
クロック制御線である。図5は、読み出し制御回路10
3の動作を説明するためのタイムチャートであり、入力
伝送信号は図3に示されているものと同一である。図5
は起動時の動作例を示したものであり、先ず起動信号S
5が入力されると遅延回路122より伝送用オーバーヘ
ッド領域長だけ遅延した読み出し許可信号S6が作成さ
れ、エッジトリガー形フリップフロップ124に入力さ
れる。そして次に発生したパケット周期信号S7により
エッジトリガー形フリップフロップ124がセットさ
れ、その結果アンドゲート125が制御されて読み出し
クロックS8が読み出し制御線109を介し図1のFI
FO101に送出されパケットの読み出しが開始され
る。すなわち、パケットを書き込み開始してから読み出
しが開始されるまで最低伝送用オーバーヘッド領域の長
さがあるため及びパケットを読み出す速度が書き込む速
度より遅く伝送用オーバーヘッド領域の周期間には、ほ
ぼ伝送用オーバーヘッド領域の分余分にパケットが蓄積
されるため、入力回線に伝送用オーバーヘッド領域が到
着していてパケットが書き込まれない場合でもFIFO
101内に蓄積されているパケットはなくなることがな
く連続してパケットを読み出すことが可能である。従っ
て、本実施例のパケット位相同期回路の出力回線105
には図5の出力伝送信号に示されるように入力回線10
4上の伝送用オーバーヘッド領域及び空領域Eは取り除
かれ固定長パケットが連続した信号が送出され、そのパ
ケットの位相は、パケット周期信号S7に同期される。
【0020】本実施例において、複数の入力回線のパケ
ット位相同期を取る場合は、読み出し制御回路103の
周波数変換回路121及びパケット周期カウンタ123
を全入力回線に対して共通とすれば、全入力回線のパケ
ット位相同期を取ることが可能となる。
【0021】本実施例によればパケットの蓄積を行うF
IFO101の容量は、伝送用オーバーヘッド領域によ
る位相変動を吸収するためにLバイト、空領域Eに対す
るためにNバイト、パケット毎の位相を合わせるために
Mバイトの計L+M+Nバイト必要である。これはフレ
ーム同期を取る場合必要となる(L+O)×Pバイト
(フレーム長)よりも十分小さい。従って小容量のFI
FO(バッファメモリ)でパケット位相同期可能とな
る。またこれによりパケットがFIFO内に蓄積される
時間が小さくなり、位相同期による遅延も小さくなる。
【0022】次に、図6〜図8を用い他の実施例につい
て説明する。図6は本発明によるパケット位相同期回路
の他の実施例の構成図であり、201は、FIFO,2
02は書き込み制御回路、203は読み出し制御回路、
204は入力回路、205は出力回線、206はフレー
ム信号線、207,211はクロック信号線、208は
書き込み制御線、209は読み出し制御線、210は起
動信号線であり、212は、予め定められたビットパタ
ーンを発生するビットパターン発生回路であり、213
は、FIFO201及びビットパターン発生回路212
の出力を選択するセレクタであり、214は、FIFO
出力線であり215はビットパターン発生回路出力線で
あり216はビットパターン挿入信号線である。以上の
内FIFO201と書き込み制御回路202は前実施例
と同じ動作をする。本実施例の読み出し制御回路230
は、FIFO201へ読み出しクロックを送出すること
により、パケットの読み出し制御をする他、ビットパタ
ーン発生回路212及びセレクタ213を制御すること
で出力伝送信号に予め定められたビットパターンの挿入
を行う。
【0023】以下、図7及び図8により読み出し制御回
路203の構成と動作を詳細に説明する。図7は読み出
し制御回路203の構成図であり、217は、前実施例
の遅延回路122と同じ動作をする遅延回路であり、2
18は同期用局クロックCK2を用い、それをカウント
することによりパケット周期毎に発生するパルスを持つ
パケット周期信号S12を作成し、パケット周期信号線
223に送出するパケット周期カウンタであり、219
は入力回線204を伝送して来る入力伝送信号における
伝送用オーバーヘッド領域の周期と長さ及びペイロード
領域上の空領域Eの周期と長さと一致したビットパター
ン挿入信号S9をビットパターン挿入信号線216に送
出するビットパターン挿入カウンタであり、220はエ
ッジトリガー形フリップフロップであり、221は、ア
ンドゲートであり、222は読み出し許可信号線、22
3はパケット周期信号線、224は読み出しクロック制
御線である。図8は読み出し制御回路203の動作を説
明するタイムチャートであり、入力伝送信号は前実施例
図5に示したものと同一である。図8は起動時の動作例
を示したものであり、先ず起動信号S10が入力される
と遅延回路217により伝送用オーバーヘッド領域長だ
け遅延した読み出し許可信号S11が作成され、そして
次に発生したパケット周期信号S12によりエッジトリ
ガー形フリップフロップ220がセットされ、その結果
アンドゲート221が制御されて読み出しクロックS1
3が読み出し制御線209を介し図6のFIFO201
に送出されパケットの読み出しが開始される。ビットパ
ターン挿入カウンタ219は伝送用オーバーヘッド領域
の周期及び空領域Eの周期の毎にビットパターン挿入信
号S9によりアンドゲート221を制御し、読み出しク
ロックS13の送出を停止する一方、図6に示されてい
るビットパターン発生回路212及びセレクタ213を
制御し出力回線205に予め定められたビットパターン
を送出する。また、ビットパターン挿入信号S9はパケ
ット周期カウンタ218にも入力され、ビットパターン
を挿入している間はパケット周期カウンタ218は動作
を停止する。その場合はビットパターン挿入期間だけパ
ケット発生周期が長くなる。上記により、パケットを書
き込み開始してから読み出しを開始するまで最低伝送用
オーバーヘッド領域の長さがあるため、及び出力伝送信
号に伝送用オーバーヘッド領域の周期と長さと空領域E
の周期と長さと同一の予め定められたビットパターンが
挿入されるため、入力回線に伝送用オーバーヘッドが到
着していてパケットが書き込まれない場合でもFIFO
201内に蓄積されているパケットはなくなることがな
くビットパターン送出期間を除く期間に連続してパケッ
トを読み出すことが可能である。以上により本実施例の
パケット位相同期回路の出力回線205には図8の出力
伝送信号に示されるように入力回線204上の伝送用オ
ーバーヘッド領域及び空領域Eが予め定められたビット
パターン(BP1,BP2,BP3)に換えられて挿入
された信号が送出されそのパケットの位相はパケット周
期信号S11に同期される。なお、伝送用オーバーヘッ
ドに対応するビットパターン(BP1,BP2)と空領
域Eに対応するビットパターン(BP3)とパケット
(Pn-4〜P4)の位相関係は任意でよい。
【0024】本実施例においても、複数の入力回線のパ
ケット位相同期を取る場合は、読み出し制御回路203
のパケット周期カウンタ218及びビットパターン挿入
カウンタを共通とすれば全入力回線のパケット位相同期
を取ることが可能となる。
【0025】本実施例によればパケットの蓄積を行うF
IFO201の容量は、伝送用オーバーヘッドによる位
相変動を吸収するためにLバイト、空領域Eに対するた
めにNバイト、パケット毎の位相を合わせるためにMバ
イト、伝送用オーバーヘッド領域に対応するビットパタ
ーン挿入時のパケット蓄積量増加のためにLバイト、計
2・L+M+Nバイト必要である。これはフレーム同期
を取る場合必要となる(L+O)×Pバイト(フレーム
長)よりも十分小さい。従って小容量のFIFO(バッ
ファメモリ)でパケット位相同期可能となる。またこれ
によりパケットがFIFO内に蓄積される時間が小さく
なり、位相同期による遅延も小さくなる。また、本実施
例の場合は、前実施例における周波数変換回路121が
不要である。また出力伝送信号に挿入される予め定めら
れたビットパターンを利用して、伝送制御信号等を伝送
することも可能となる。
【0026】次に図9〜図11を用い更に他の実施例に
ついて説明する。本発明を実施するに当りパケット長
(M)を1フレーム内に挿入される伝送用オーバーヘッ
ド領域長(L・P)と空領域長(N)の和の整数分の1
となる様に選択する。図9は本発明によるパケット位相
同期回路の更に他の実施例の構成図であり、301は、
FIFO,302は書き込み制御回路、303は読み出
し制御回路、304は入力回線、305は出力回線、3
06はフレーム信号線、307,311はクロック信号
線、308は書き込み制御線、309は読み出し制御
線、310は起動信号線であり、312は入力伝送信号
のパケットに含まれる伝送情報を持たない空パケットを
発生する空パケット発生回路であり、313は、FIF
O301及び空パケット発生回路312の出力を選択す
るセレクタであり、314はFIFO出力線であり、3
15は空パケット発生回路出力線であり316は空パケ
ット挿入信号線である。以上の内FIFO301と書き
込み制御回路302は前二実施例と同じ動作をする。本
実施例の読み出し制御回路303は、FIFO301へ
読み出しクロックを送出することによりパケットの読み
出し制御する他、空パケット発生回路312及びセレク
タ313を制御することで出力伝送信号に空パケットの
挿入を行う。
【0027】以下、図10及び図11により読み出し制
御回路303の構成と動作を詳細に説明する。図10は
読み出し制御回路303の構成図であり317は書き込
み制御回路302より送出される起動信号S15を1パ
ケット長だけ同期用局クロックCK2を用いて遅延させ
た読み出し許可信号S16を作成し、読み出し許可信号
線322に送出する遅延回路であり、318は同期用局
クロックCK2を用いそれをカウントすることによりパ
ケット周期毎に発生するパルスを持つパケット周期信号
S17を作成し、パケット周期信号線323に送出する
パケット周期カウンタであり、319はパケット長と一
致した空パケット挿入信号S14をその発生期間が1フ
レーム内で伝送用オーバーヘッド領域と空領域Eの和と
なるような周期で発生した空パケット挿入信号線316
に送出する空パケット挿入カウンタであり、220はエ
ッジトリガー形フリップフロップであり、321はアン
ドゲートであり、322は読み出し許可信号線、323
はパケット周期信号線、324は読み出しクロック制御
線である。図11は読み出し制御回路303の動作を説
明するタイムチャートであり、入力伝送信号は前二実施
例と同一である。図11は起動時の動作例を示したもの
であり、先ず起動信号S15入力されると遅延回路31
7により1パケット長だけ遅延した読み出し許可信号S
16が作成され、そして次に発生したパケット周期信号
S17によりエッジトリガー形フリップフロップ320
がセットされ、その結果アンドゲート321が制御され
て読み出しクロックS18が読み出し制御線309を介
し図9のFIFO301に送出されパケットの読み出し
が開始される。空パケット挿入カウンタ319は、前記
周期毎に空パケット挿入信号S14によりアンドゲート
321を制御し、読み出しクロックS18の送出を停止
する一方、図9に示されている空パケット発生回路31
2及びセレクタ313を制御し出力回線305に空パケ
ットを送出する。また空パケット挿入信号S14は、パ
ケット周期カウンタ318にも入力され、空パケットを
挿入している間はパケット周期カウンタ318は動作を
停止する。その場合は空パケット挿入期間だけパケット
発生周期が長くなる。上記によりパケットを書き込み開
始してから読み出しが開始されるまで最低1パケットの
長さがあるため及び出力伝送信号に周期的に空パケット
が挿入されるため、入力回線に伝送用オーバーヘッドが
到着していてパケットが書き込まれない場合でもFIF
O301内に蓄積されているパケットはなくなることが
なく、空パケット送出期間を除く期間に連続してパケッ
トを読み出すことが可能である。以上により本実施例の
パケット位相同期回路の出力回線305には図11の出
力伝送信号に示されるように入力回線304上の伝送用
オーバーヘッド領域及び空領域Eが空パケットにまとめ
て換られて挿入された信号が送出され、そのパケットの
位相はパケット周期信号S17に同期される。また、パ
ケット長を1フレーム内に挿入される伝送用オーバーヘ
ッド領域と空領域Eの長さの和の整数分の1となるよう
にしたことで、空パケットをフレーム周期の整数分の1
の周期で規則的に発生させることが可能となり、空パケ
ット挿入カウンタ319の回路構成を簡単に出来る。
【0028】本実施例においても、複数の入力回線のパ
ケット位相同期を取る場合は、読み出し制御回路303
のパケット周期カウンタ318及び空パケット挿入カウ
ンタを共通とすれば全入力回線のパケット位相同期を取
ることが可能となる。
【0029】本実施例によればパケットの蓄積を行うF
IFO301の容量は、伝送用オーバーヘッドによる位
相変動を吸収するためにMバイト、パケット毎の位相を
合わせるためにMバイト、空パケット挿入時のパケット
蓄積量増加のためにMバイト、計3.Mバイト必要であ
る。これはフレーム同期を取る場合必要となる(L+
O)×Pバイト(フレーム長)よりも一分小さい。従っ
て小容量のFIFO(バッファメモリ)でパケット位相
同期可能となる。またこれによりパケットがFIFO内
に蓄積される時間が小さくなり、位相同期による遅延も
小さくなる。また、本実施例の場合、図4に示される実
施例における周波数変換回路121が不要である。また
出力伝送信号に挿入される空パケットを利用して、伝送
制御信号等を伝送することも可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、パケット位相同期を行
う場合パケットの蓄積を行うバッファメモリの容量が小
さくて済み、また位相同期によるパケットの遅延も小さ
く出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】図1における書き込み制御回路の構成図。
【図3】図2の書き込み制御回路の動作を説明するタイ
ムチャート。
【図4】図1における読み出し制御回路の構成図。
【図5】図4の読み出し制御回路の動作を説明するタイ
ムチャート。
【図6】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図7】図6における読み出し制御回路の構成図。
【図8】図7の読み出し制御回路の動作を説明するタイ
ムチャート。
【図9】更に他の実施例を示す構成図。
【図10】図9における読み出し制御回路の構成図。
【図11】図10の読み出し制御回路を説明するタイム
チャート。
【図12】本発明のパケット位相同期回路に適用される
伝送フォーマットを説明する図。
【符号の説明】
101,201,301…ファーストイン・ファースト
アウトメモリ、 102,202,302…書き込み制御回路、 103,203,303読み出し制御回路、 104,204,304…入力回線、 105,205,305…出力回線、 106,206,306…フレーム信号線、 107,111,207,211,307,311…ク
ロック信号線、 108,208,308…書き込み制御線、 109,209,309…読み出し制御線、 110,210,310…起動信号線、 112…ポインタ読み取り回路、 113…ペイロード位置検出カウンタ、 114…オーバーヘッド周期カウンタ、 115…セット・リセット形フリップフロップ、 116…アンドゲート、 117…ポインタ信号線、 118…空領域検出信号線、 119…オーバーヘッド検出信号線、 120…ペイロード位置検出信号線、 121…周波数変換回路、 122,217,317…遅延回路、 123,218,318…パケット周期カウンタ、 124,220,230…エッジトリガー形フリップフ
ロップ、 125,221,321…アンドゲート、 127,222,322…読み出し許可信号線、 128,223,323…パケット周期信号線、 126…クロック信号線、 129,224,324…読み出しクロック制御線、 212…ビットパターン発生回路、 312…空パケット発生回路、 212,312…セレクタ、 214,314…FIFO出力線、 215…ビットパターン発生回路出力線、 315…空パケット発生回路出力線、 216…ビットパターン挿入信号線、 316…空パケット挿入信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9744−5K H04L 11/20 D (72)発明者 大槻 兼市 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株 式会社日立製作所戸塚工場内 (56)参考文献 特開 昭59−135994(JP,A) 特開 昭58−66448(JP,A) Bernhard Schaffe r、“Synchronous and Asynchronous Tran sfer Modes in the Future Broadband I SDN”、ICC’88(12−15June 1988)、p.1552−1557.

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送用制御信号を含むオーバーヘッドと情
    報信号を伝送するペイロードとが周期配置された時分割
    多重の伝送フォーマットを有し、前記ペイロードには複
    数個の第1の固定長パケットがパケット多重化されてい
    る入力信号を入力し、前記複数個の第1の固定長パケッ
    トを通信装置内の信号フォーマットに合わせて出力する
    前記通信装置のパケット位相同期回路において、前記オ
    ーバーヘッドを除去し、前記複数個の第1の固定長パケ
    ットを固定長パケット単位で位相同期させるとともに前
    記第1の固定長パケットと等長の第2の固定長パケット
    を挿入し、前記通信装置内の位相および信号フォーマッ
    トに合わせて前記複数個の第1の固定長パケットおよび
    第2の固定長パケットを出力してなるセル位相同期回
    路。
  2. 【請求項2】上記パケット位相同期回路は、上記複数個
    の第1の固定長パケットを蓄積するバッファメモリと、
    上記ペイロードの第1の固定長パケットを前記バッファ
    メモリに書込む書込み制御回路と、前記バッファメモリ
    から前記第1の固定長パケットを上記装置内位相に合わ
    せて読出す読出し制御回路と、上記第2の固定長パケッ
    トを生成する固定長パケット生成回路と、前記バッファ
    メモリの出力と固定長パケット生成回路の出力とを選択
    する選択回路とからなる請求項1記載のパケット位相同
    期回路。
  3. 【請求項3】上記第2の固定長パケットは、上記通信装
    置の監視や保守や運用や制御のいづれかに対応した情報
    もしくはそれらを組合せた情報を含んでなる請求項1も
    しくは2に記載のパケット位相同期回路。
  4. 【請求項4】上記パケット位相同期回路は、クロックの
    周波数変換回路もしくはクロック入力回路も備え、前記
    クロック変換回路もしくはクロック入力回路の出力クロ
    ックで上記読出し制御回路と固定長パケット生成回路を
    動作させる構成とし、前記パケット位相同期回路の出力
    は、上記入力信号の信号速度から出力信号の信号速度に
    変換後、上記複数個の第1の固定長パケットおよび第2
    の固定長パケットを出力してなる請求項2もしくは3記
    載のパケット位相同期回路。
  5. 【請求項5】上記パケット位相同期回路において、上記
    第1の固定長パケットと第2の固定長パケットの長さを
    上記オーバーヘッド周期の整数倍の期間内に挿入される
    前記オーバーヘッドの長さと前記ペイロード上で前記第
    1のセルの存在しない空き部分の長さの和の整数分の1
    とした固定長パケットを用い、前記オーバーヘッド除去
    後に前記第2の固定長パケットを挿入し、前記パケット
    位相同期回路の入力信号の伝送速度と同一の速度で前記
    第1の固定長パケットと第2の固定長パケットを出力し
    てなる請求項1乃至3いづれかに記載のパケット位相同
    期回路。
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