JP3203092B2 - 歩行型芝刈機 - Google Patents
歩行型芝刈機Info
- Publication number
- JP3203092B2 JP3203092B2 JP08706293A JP8706293A JP3203092B2 JP 3203092 B2 JP3203092 B2 JP 3203092B2 JP 08706293 A JP08706293 A JP 08706293A JP 8706293 A JP8706293 A JP 8706293A JP 3203092 B2 JP3203092 B2 JP 3203092B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swing
- blade housing
- cutting blade
- height
- support arms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行型芝刈機に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の歩行型芝刈機は、実開昭64−2
8824号公報や実開平4−9519号公報に示される
ように、刈り高さを調節するに当たって、刈刃ハウジン
グの前後に上下揺動自在に装着された前・後輪を別々に
調節するようになっている。
8824号公報や実開平4−9519号公報に示される
ように、刈り高さを調節するに当たって、刈刃ハウジン
グの前後に上下揺動自在に装着された前・後輪を別々に
調節するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前後の車輪を別々に調
節するものでは、車輪の高さ調節が煩わし問題がある。
本発明は、車輪の高さ調節構造を工夫することによっ
て、車輪の高さ調節が迅速、容易に行なえるようにする
と共に、左右前輪の高さ調節に狂いを生じ難くすること
を目的とする。
節するものでは、車輪の高さ調節が煩わし問題がある。
本発明は、車輪の高さ調節構造を工夫することによっ
て、車輪の高さ調節が迅速、容易に行なえるようにする
と共に、左右前輪の高さ調節に狂いを生じ難くすること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる特徴構成
は、刈刃ハウジングの前後に上下揺動自在に装着の左右
一対の前・後輪を平行四連リンク機構を介して連結して
左右一対の前・後輪を一体的に高さ調節自在に構成する
と共に、前記刈刃ハウジングに左右の揺動支点軸を介し
て左右の支持アームを、個別に揺動可能に支持し、前記
各支持アームの先端部に、夫々、前車軸を介して前記前
輪を回転自在に取付け、前記左右の支持アームにおけ
る、前記揺動支点軸と前記前車軸との夫々の中間位置に
亘って連結軸を架け渡し、前記左右の支持アームを一体
で前記揺動支点軸周りに上下揺動可能に連結してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。
は、刈刃ハウジングの前後に上下揺動自在に装着の左右
一対の前・後輪を平行四連リンク機構を介して連結して
左右一対の前・後輪を一体的に高さ調節自在に構成する
と共に、前記刈刃ハウジングに左右の揺動支点軸を介し
て左右の支持アームを、個別に揺動可能に支持し、前記
各支持アームの先端部に、夫々、前車軸を介して前記前
輪を回転自在に取付け、前記左右の支持アームにおけ
る、前記揺動支点軸と前記前車軸との夫々の中間位置に
亘って連結軸を架け渡し、前記左右の支持アームを一体
で前記揺動支点軸周りに上下揺動可能に連結してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】図1に示すように、調節レバー18により後輪
3の高さを調節すると平行四連リンク機構Rを介して前
輪2も同時に高さ調節されることとなる。
3の高さを調節すると平行四連リンク機構Rを介して前
輪2も同時に高さ調節されることとなる。
【0006】そして、前・後輪を一体的に高さ調節する
に当たって、本発明では、図1〜図3に示すように、左
右前輪の支持アームを、揺動支点軸と前車軸との中間部
において、連結軸で連結してあるので、例えば、揺動支
点軸を連結軸に兼ねた場合に見られる揺動支点軸に左右
他方の前輪による捩じり力が強く作用するという問題
点、或いは、前車軸を連結軸に兼ねる場合には、前輪を
支持するだけの機能を発揮すればよい前車軸に左右の支
持アームを連結する強度部材としての機能を持たせる必
要があり、設計製作上の困難さが伴う、という問題点を
回避して、連結軸を単に左右の支持アームを連結するだ
けの機能を発揮させる見地からのみ製作すればよい。そ
の上に、支持アームを高い位置に揺動させて、刈刃ハウ
ジングを下降させた場合に、刈刃ハウジングに連結軸と
刈刃ハウジングとの干渉を回避する為の凹入部が必要と
なる場合もあるが、連結軸の装着位置が前車軸より揺動
支点軸に近い位置に設けてあるので、連結軸の揺動量を
抑えることができ、凹入部をできるだけ小さなものにす
ることができる。
に当たって、本発明では、図1〜図3に示すように、左
右前輪の支持アームを、揺動支点軸と前車軸との中間部
において、連結軸で連結してあるので、例えば、揺動支
点軸を連結軸に兼ねた場合に見られる揺動支点軸に左右
他方の前輪による捩じり力が強く作用するという問題
点、或いは、前車軸を連結軸に兼ねる場合には、前輪を
支持するだけの機能を発揮すればよい前車軸に左右の支
持アームを連結する強度部材としての機能を持たせる必
要があり、設計製作上の困難さが伴う、という問題点を
回避して、連結軸を単に左右の支持アームを連結するだ
けの機能を発揮させる見地からのみ製作すればよい。そ
の上に、支持アームを高い位置に揺動させて、刈刃ハウ
ジングを下降させた場合に、刈刃ハウジングに連結軸と
刈刃ハウジングとの干渉を回避する為の凹入部が必要と
なる場合もあるが、連結軸の装着位置が前車軸より揺動
支点軸に近い位置に設けてあるので、連結軸の揺動量を
抑えることができ、凹入部をできるだけ小さなものにす
ることができる。
【0007】
【発明の効果】上記構成の結果、車輪の高さ調節が迅
速、容易に行なえるものであり乍ら、左右前輪の高さの
狂いを抑制することができる。
速、容易に行なえるものであり乍ら、左右前輪の高さの
狂いを抑制することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
【0009】図4及び図6に示すように、縦軸芯周りに
回転するバーブレード1aを内装した刈刃ハウジング1
の前後に高さ調節自在な左右一対の前・後輪2,3を配
備し、その刈刃ハウジング1の上部にエンジン4を搭載
すると共に、刈刃ハウジング1の背面に集草バック5を
取付け、そして、刈刃ハウジング1から後方上方に向け
て操縦ハンドル6を延出して自走式の歩行型芝刈機を構
成してある。
回転するバーブレード1aを内装した刈刃ハウジング1
の前後に高さ調節自在な左右一対の前・後輪2,3を配
備し、その刈刃ハウジング1の上部にエンジン4を搭載
すると共に、刈刃ハウジング1の背面に集草バック5を
取付け、そして、刈刃ハウジング1から後方上方に向け
て操縦ハンドル6を延出して自走式の歩行型芝刈機を構
成してある。
【0010】図3に示すように、エンジン4からの出力
をベルト伝動装置7を介して後輪3のベベルギア機構8
に伝達して後車軸9を駆動し、後車軸9の端部に装着の
ギア9aを介して後輪3の内歯ギア3aを駆動して前記
後輪3を駆動可能に構成してある。
をベルト伝動装置7を介して後輪3のベベルギア機構8
に伝達して後車軸9を駆動し、後車軸9の端部に装着の
ギア9aを介して後輪3の内歯ギア3aを駆動して前記
後輪3を駆動可能に構成してある。
【0011】図1に示すように、前記前輪2は、刈刃ハ
ウジング1に横軸10を介して揺動自在に取付けられた
支持アーム11の先端に前車軸2aを介して遊転自在に
装着されており、そして、左右の支持アーム11,11
同士を前記前輪2の揺動支点軸である横軸10とは別の
連結軸であるところの連結ロッド12を介して相互に連
結して左右の前輪2,2を一体的に上下揺動可能に構成
してある。尚、図1及び図2に示す1aは、連結ロッド
12の上昇時に刈刃ハウジング1と連結ロッド12との
干渉を回避する凹入部である。
ウジング1に横軸10を介して揺動自在に取付けられた
支持アーム11の先端に前車軸2aを介して遊転自在に
装着されており、そして、左右の支持アーム11,11
同士を前記前輪2の揺動支点軸である横軸10とは別の
連結軸であるところの連結ロッド12を介して相互に連
結して左右の前輪2,2を一体的に上下揺動可能に構成
してある。尚、図1及び図2に示す1aは、連結ロッド
12の上昇時に刈刃ハウジング1と連結ロッド12との
干渉を回避する凹入部である。
【0012】前記後輪3は、前記後車軸9に外嵌された
支持アーム13の先端に遊転自在に装着されており、こ
の左側のアーム13に複数の係止部13aを設け、この
左側のアーム13と右側のアーム13とを後輪3の揺動
支点軸である前記後車軸9とは別の連結軸であるところ
の連結ロッド14を介して相互に連結して左右の後輪
3,3を一体的に上下揺動可能に構成してある。
支持アーム13の先端に遊転自在に装着されており、こ
の左側のアーム13に複数の係止部13aを設け、この
左側のアーム13と右側のアーム13とを後輪3の揺動
支点軸である前記後車軸9とは別の連結軸であるところ
の連結ロッド14を介して相互に連結して左右の後輪
3,3を一体的に上下揺動可能に構成してある。
【0013】そして、左側の前輪2の支持アーム11
と、左側の後輪3の支持アーム13とを前後方向のリン
ク15を介して連結して、前記前・後輪2,3を一体的
に上下揺動する車輪高さ調節用の四連リンク機構Rを構
成してある。
と、左側の後輪3の支持アーム13とを前後方向のリン
ク15を介して連結して、前記前・後輪2,3を一体的
に上下揺動する車輪高さ調節用の四連リンク機構Rを構
成してある。
【0014】そして、操縦ハンドル6の支持フレーム1
6と前記後輪3の支持アーム13とに亘って荷重軽減用
のガスダンパー17を架設して前記前・後輪2,3を下
方に揺動付勢してある。
6と前記後輪3の支持アーム13とに亘って荷重軽減用
のガスダンパー17を架設して前記前・後輪2,3を下
方に揺動付勢してある。
【0015】図1及び図5に示すように、前記刈刃ハウ
ジング1の外側面に、前記支持アーム13の係止部13
aに係合可能な弾性杆からなる車輪高さ調節レバー18
がその下端部を固定連結して設けられており、前記調節
レバー18をレバーガイド19に沿って機体内方側に倒
して係止部13aとの係合を解除すると、前記支持アー
ム13がガスダンパー17の付勢力により反時計方向に
回動され、相対的に前記刈刃ハウジング3が持ち上げら
れて刈刃ハウジング1内のブレードの対地高さが調節さ
れるようになっている。
ジング1の外側面に、前記支持アーム13の係止部13
aに係合可能な弾性杆からなる車輪高さ調節レバー18
がその下端部を固定連結して設けられており、前記調節
レバー18をレバーガイド19に沿って機体内方側に倒
して係止部13aとの係合を解除すると、前記支持アー
ム13がガスダンパー17の付勢力により反時計方向に
回動され、相対的に前記刈刃ハウジング3が持ち上げら
れて刈刃ハウジング1内のブレードの対地高さが調節さ
れるようになっている。
【0016】前記ガスダンパー17の付勢力は、機体荷
重と略バランスするように設定されており、操縦ハンド
ル6を軽く押し下げ、又は、持ち上げることによって車
輪の高さ調節が行なえるようになっている。
重と略バランスするように設定されており、操縦ハンド
ル6を軽く押し下げ、又は、持ち上げることによって車
輪の高さ調節が行なえるようになっている。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】前・後輪の連結構造を示す側面図
【図2】車輪の高さ調節状態を示す側面図
【図3】横断平面図
【図4】縦断正面図
【図5】一部破断背面図
【図6】芝刈機全体の斜視図
1 刈刃ハウジング 2 前輪 3 後輪 10 揺動支点軸 11 支持アーム 12 連結軸 R 平行四連リンク機構
Claims (1)
- 【請求項1】 刈刃ハウジング(1)の前後に上下揺動
自在に装着の左右一対の前・後輪(2),(3)を平行
四連リンク機構(R)を介して連結して左右一対の前・
後輪(2),(3)を一体的に高さ調節自在に構成する
と共に、前記刈刃ハウジング(1)に左右の揺動支点軸
(10)を介して左右の支持アーム(11),(11)
を、個別に揺動可能に支持し、前記各支持アーム(1
1),(11)の先端部に、夫々、前車軸(2a)を介
して前記前輪(2)を回転自在に取付け、前記左右の支
持アーム(11)、(11)における、前記揺動支点軸
(10)と前記前車軸(2a)との夫々の中間位置に亘
って連結軸(12)を架け渡し、前記左右の支持アーム
(11)、(11)を一体で前記揺動支点軸(10)、
(10)周りに上下揺動可能に連結してある歩行型芝刈
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08706293A JP3203092B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 歩行型芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08706293A JP3203092B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 歩行型芝刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296414A JPH06296414A (ja) | 1994-10-25 |
JP3203092B2 true JP3203092B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=13904459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08706293A Expired - Fee Related JP3203092B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 歩行型芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3203092B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4266779B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2009-05-20 | 株式会社クボタ | 歩行型草刈機 |
KR100974379B1 (ko) * | 2007-08-06 | 2010-08-05 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 보행형 예초기 |
JP5700752B2 (ja) | 2010-03-30 | 2015-04-15 | 本田技研工業株式会社 | 歩行型芝刈機 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP08706293A patent/JP3203092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06296414A (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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