JP3198516B2 - リーチ型フォークリフトの後輪懸架装置 - Google Patents

リーチ型フォークリフトの後輪懸架装置

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JP3198516B2 JP00193491A JP193491A JP3198516B2 JP 3198516 B2 JP3198516 B2 JP 3198516B2 JP 00193491 A JP00193491 A JP 00193491A JP 193491 A JP193491 A JP 193491A JP 3198516 B2 JP3198516 B2 JP 3198516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リンク機構を有するリ
ーチ型フォークリフトの後輪懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトには、4輪ある
いは3輪のカウンター式、リーチ式のものがある。その
なかでも、リーチ型フォークリフトはカウンター式と比
較して、特に小回り性、乗降性に優れており、具体的に
は例えば図8に示すようなものがある。このリーチ型フ
ォークリフトは、大別して、車両本体1、マスト2、爪
3、前輪4、ドライブユニット5、駆動輪6および従動
輪7から構成されている。駆動輪6は左側の後輪であ
り、ドライブユニット5に支持されて制動、操舵を行な
うものである。ところが、一方の後輪のみが制動、操舵
するようになっているため十分に走行安定性を確保する
ことが困難である。そこで、駆動輪および従動輪を支持
するリンク機構を有し、走行安定性を確保するものとし
て後輪懸架装置8が設けられている。
【0003】このような従来のリーチ型フォークリフト
の後輪懸架装置としては、例えば実開昭57−8030
7号公報に記載のものが知られている。このものは、ア
ッパーリンク、ロアリンク、ドライブユニット、キャス
ターリンクおよびコイルスプリング等を備えている。ア
ッパーリンクおよびロアリンクは、ドライブユニットお
よび車体フレームにシャフトを介して回動自在に連結さ
れ、走行面に対して略平行になるように配設されてい
る。そして、各シャフトおよびシャフト孔の間には、シ
ャフト孔開口の寸法ズレ等を矯正、調整して各部材の回
動をスムーズにするためのシムが介装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリーチ型フォークリフトの後輪懸架装置にあ
っては、アッパーリンクおよびロアリンクが共に直接車
体フレームあるいは車体フレームに固着されたブラケッ
に回動自在に連結されており、アッパーリンク用およ
びロアリンク用の両方のシャフト孔を1つの車体フレー
あるいはブラケットに開口する必要があった。このた
め、高寸法精度に両シャフト孔を開口する作業が困難で
あり、また、シム調整の作業性が悪く精度よく調整する
ことが困難であった。このため、リンク機構の製造にお
ける作業性および加工精度を向上することができないと
いう問題点があった。
【0005】そこで本発明は、各部材の加工精度を向上
することができ、リンク機構の組立て作業性を向上する
ことができるリーチ型フォークリフトの後輪懸架装置を
提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を達成するため、車体フレームと、該車体フレーム
に支持されるリンク機構と、該リンク機構を介して車体
フレームに支持され、駆動輪を支持するドライブユニッ
トと、リンク機構を介して車体フレームに支持され、従
動輪を支持するキャスターユニットと、を備えたリーチ
型フォークリフトの後輪懸架装置において、前記リンク
機構が、前記ドライブユニットに回動自在に連結される
アッパーリンクと、該アッパーリンクと略平行に配設さ
れ、前記ドライブユニットに回動自在に連結され且つ前
記キャスターユニットに弾性的に連結されるロアリンク
と、前記ロアリンクに沿う水平部と該水平部から前記ア
ッパーリンクに向けて延びる直立部とからなる略L 字型
の連結部材と該連結部材の一端部に設けられたアッパー
リンク支持部材と前記連結部材の他端部に設けられたロ
アリンク支持部材とからなり前記アッパーリンク支持部
材で前記アッパーリンクを回動自在に支持しまたロアリ
ンク支持部材で前記ロアリンクを回動自在に支持すると
共に前記キャスターユニットを所定軸線回りに回動自在
に支持する支持部材とを備え、前記連結部材が前記アッ
パーリング支持部材と前記ロアリンク支持部材の少なく
ともいずれか一方にボルト締結され、前記支持部材が前
記車体フレームに着脱自在に取り付けられるようにす
る。
【0007】また、好ましい実施態様として、前記連結
部材が、所定方向に弾性変形可能としてもよい。
【0008】もしくは、前記連結部材がロアリンクに当
接することができるように設けられ、ロアリンクおよび
連結部材の当接によりロアリンクの回動が規制されるよ
うに、あるいは、前記アッパリンク支持部材とロアリン
クとの間に介装されたスプリング部材を設け、該スプリ
ング部材が駆動輪の走行面に対する輪圧を調整するよう
にしてもよい。
【0009】
【作用】本発明では、連結部材と、アッパーリンク支持
部材と、ロアリンク支持部材とからなる支持部材が車体
フレームに着脱自在に取り付けられる。このため、支持
部材および支持部材に連結される各部材を車体フレーム
とは別個に組み立てて調整することが可能となる。した
がって、支持部材を含めた各部材を予め加工し、所定の
工程で組み立てていくことにより、加工精度を損なうこ
となくリンク機構の組立て作業が容易になる。
【0010】また、連結部材が前記アッパーリング支持
部材と前記ロアリンク支持部材の少なくともいずれか一
方にボルト締結されるようにしているので、リンク機構
に多少の組み付け誤差が生じたとしてもボルト位置で組
み付け誤差を吸収でき、支持部材の車体フレームへの組
付けが容易になる。また、連結部材が所定方向に弾性変
形可能であるようにした場合には、支持部材の組み付け
作業が更に容易になる。
【0011】さらにまた、連結部材がロアリンクに当接
することにより、ロアリンクの回動が規制され、リンク
機構に対しての余分なストレス負荷が防止される。また
さらに、アッパーリンク支持部材とロアリンクとの間に
スプリング部材を設けた場合、リンク機構の組立てと並
行してスプリング部材を容易に組み付けることが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
具体的に説明する。図1〜7は本発明に係るリーチ型フ
ォークリフトの後輪懸架装置の一実施例を示す図であ
る。まず、構成を説明する。
【0013】図1において、後輪懸架装置21は、車体フ
レーム22、リンク機構23、ドライブユニット24およびキ
ャスターユニット25から構成されている。リンク機構23
は、車体フレーム22に支持されており、ドライブユニッ
ト24およびキャスターユニット25を走行面に応じて所定
範囲内で上下に揺動させるものである。ドライブユニッ
ト24は、リンク機構23を介して車体フレーム22に支持さ
れており、制動、操舵用の駆動輪24a を支持して制御す
るものである。また、キャスターユニット25はリンク機
構23を介して車体フレーム22に支持されており、従動輪
25a を支持するものである。
【0014】このリンク機構23は、図2、3に示すよう
、全体としてL 字状のブラケット26、アッパーリンク
27およびロアリンク28から構成されている。ブラケット
26はアッパーリンク27の一端部27a およびロアリンク28
の略中央部28a を、それぞれアッパーリンク支持部材で
ある一端部26a およびロアリンク支持部材である他端部
26b によって回動自在に連結して支持しているととも
に、キャスターユニット25を他端部26b によって所定軸
線(後述する)回りに回動自在に支持している。すなわ
ち、ブラケット26は車体フレーム22に互いに異なる位置
で支持されるアッパーリンク支持部材である一端部26a
およびロアリンク支持部材である他端部26b を有し、他
端部26b でキャスターユニット25を支持する支持部材と
しての機能を有している。
【0015】このときアッパーリンク27は、その他端部
27b がドライブユニット24のサポートブラケット24b の
基部24c に回動自在に連結されることにより、走行面に
対して略平行に配設されるようになっている。また、ロ
アリンク28はアッパーリンク27と略平行になるように配
設されており、ロアリンク28の略中央部28a および一端
部28b がキャスターユニット25を支持している。また、
ロアリンク28の一端部28b はキャスターユニット25に弾
性的に連結されている。このキャスターユニット25は、
従動輪25a 、アーム25b 、コイルスプリング25c および
規制ねじ25d を有している。アーム25b は、その一端が
ブラケット26およびロアリンク28の連結箇所に回動自在
に支持されている。そして、所定バネ定数のコイルスプ
リング25c が規制ねじ25d によって伸長範囲を規制され
ている。さらにロアリンク28は、その他端部28c がドラ
イブユニット24のサポートブラケット24b の先端部24d
に回動自在に連結されている。
【0016】また、図4、5に示すように、支持部材で
あるブラケット26は、アッパーリンク支持部材としての
アッパーリンクブラケット29、ロアリンク支持部材とし
てのロアリンクブラケット30および連結部材としてのブ
ラケットプレート31から構成されている。アッパーリン
クブラケット29は、アッパーリンク27の一端部27a に回
動自在に連結されており、上述したようにアッパーリン
ク27を走行面に略平行に保つように支持し、同様にして
ロアリンクブラケット30はロアリンク28の略中央の一部
28a を支持している。そして、アッパーリンク27および
ロアリンク28がブラケットプレート31によって連結され
ている。このブラケットプレート31はロアリンク28に沿
う水平部とこの水平部からアッパーリンク27に向けて延
びる直立部とからなり、略直角角度を有するL 字型の板
材からなり、この角度が若干変化するように弾性変形が
可能となっている。連結部材であるブラケットプレート
31の弾性変形の所定の方向とはこのL 字の角度を変える
方向を言う。そしてブラケットプレート31はロアリンク
28に当接できる位置に設けられ、ロアリンク28およびブ
ラケットプレート31の当接によってロアリンク28の余分
な回動が規制されるようになっている。
【0017】リンク機構23の組立ての際には、ブラケッ
トプレート31はアッパーリンクブラケット29に例えば溶
接によって予め固定されているので、アッパーリンクブ
ラケット29およびブラケットプレート31の両者を同時に
位置決めした後に、ブラケットプレート31がロアリンク
ブラケット30にブラケットプレートボルト32によって締
結されて固定されるようになっている。さらにその後、
アッパーリンクブラケット29およびロアリンクブラケッ
ト30が、車体フレーム22にそれぞれアッパーリンクマウ
ントボルト33およびロアリンクマウントボルト34によっ
て締結されて固定される。すなわち、支持部材としての
ブラケット26は、車体フレーム22に着脱自在に取り付け
られるようになっている。
【0018】一方、図6は、図1、2中のB部、すなわ
ちアッパーリンク27およびアッパーリンクブラケット29
が互いに回動自在に連結されている箇所の断面図であ
る。シャフト41は、アッパーリンク27の一対のシャフト
孔42およびアッパーリンクブラケット29の一対のシャフ
ト孔43内に嵌挿される。このとき、ロアリンクブラケッ
ト30と共にアッパーリンクブラケット29は車体フレーム
22と個別に分離しているので、シャフト孔43は車体フレ
ーム22に関与せずに単独に開口される。そしてこのシャ
フト孔43は、アッパーリンク27のシャフト孔42よりも若
干小さい内径を有するように開口され、シャフト41およ
びシャフト孔42の隙間にシム44が介装されてシム調整が
行なわれる。なお、図1、2中のA部、C部およびD
部、すなわちリンク機構23のうち回動自在に連結された
連結箇所も同様にシム調整される。上記した所定軸線
は、すなわちD部におけるシャフト(図示しない)の軸
と一致するものである。
【0019】また、図7に示すように、ロアリンク28お
よびアッパーリンクブラケット29の間には、駆動輪24a
の走行面に対する輪圧を調整するスプリング部材として
のコイルスプリング35が介装されている。コイルスプリ
ング35は、軸線に一致するリテーナボルト36によって圧
縮されており、伸長範囲を規制されるようにしてロアリ
ンク28のスプリング支持部28d およびブラケットプレー
ト31のスプリング支持部31a に挟持されている。このコ
イルスプリング35の組み付けは、予めブラケットプレー
ト31のスプリング支持部31a に取り付けられてサブアッ
センブリの状態にされた後、リンク機構23の組立ておよ
び車体フレーム22への取り付けと並行して行なわれる。
このため、コイルスプリング35はブラケット26とサブア
ッセンブリの状態となっている。
【0020】次に、作用を説明する。本実施例では、ア
ッパーリンクブラケット29、ロアリンクブラケット30お
よびブラケットプレート31から構成されるブラケット26
が車体フレーム22に着脱自在に車体に取り付けられる。
このため、ブラケット26およびブラケット26に連結され
る各部材を車体フレーム22とは別個に組み立てて調整す
ること、すなわちリンク機構23の回動自在に連結された
連結箇所(図1、2中のA、B、CおよびD部)のシャ
フト孔の開口作業や、アッパーリンク27とアッパーリン
クブラケット29、ロアリンク28とロアリンクブラケット
30の取り付け作業等をそれぞれ別個に行なうことが可能
になる。詳しくは上述したように、B部を具体例として
以下に説明する。
【0021】ロアリンクブラケット30と共にアッパーリ
ンクブラケット29は車体フレーム22から個別に分離して
おり、シャフト孔43の内径をシャフト孔42の内径よりも
若干小さく開口してシャフト41およびシャフト孔42の間
にシム調整が行なわれる。このため、アッパーリンクブ
ラケット29のシャフト孔43を単独で容易に開口すること
が可能となり、シャフト43の内周面および中心が双方互
いに一致するように正確にシャフト孔43を開口すること
ができ、加工精度を容易に向上させることができる。さ
らに、連結の回動性能および耐久性能を損なうことなく
シム調整の作業性向上を安価に行なうことができる。
【0022】したがって、本実施例では、各部材を予め
加工して順次組み立てていくことにより、上記各部材の
加工精度を向上することができ、リンク機構23の組立て
作業性を向上することができる。なお、開口の精度が非
常によい場合のシム調整の省略が可能であること、並び
に、図中B部だけでなく、図中A、CおよびD部も同様
に加工作業を行なうことにより上述した同様の効果が得
られることは勿論言うまでもない。
【0023】また、本実施例では、ブラケットプレート
31がロアリンクブラケット30にブラケットプレートボル
ト32によって締結され、板厚の薄いブラケットプレート
31が所定方向に弾性変形可能となっている。このため、
予めアッパーリンクブラケット29が固定されたブラケッ
トプレート31をアッパーリンクマウントボルト33で車体
フレーム22に締結した後に、予めロアリンク28に連結さ
れたロアリンクブラケット30にブラケットプレート31を
取り付けるときには、ロアリンクブラケット30およびブ
ラケットプレート31の位置合わせが容易であり、簡単に
取り付けることが可能となる。したがって、ブラケット
26の組み付け作業性が容易に向上し、リンク機構23の組
み付け作業性を向上することができる。そして、装置の
重量増加を最小限に抑えることもできる。
【0024】さらに、本実施例では、ブラケットプレー
ト31の弾性変形可能な箇所の近傍部分がロアリンク28に
当接することにより、ロアリンク28およびブラケットプ
レート31を損傷することなくロアリンク28の余分な回動
が規制され、リンク機構23に対しての余分なストレス負
荷を防止することができる。さらにまた、本実施例で
は、コイルスプリング35がブラケット26とサブアッセン
ブリの状態となっている。このため、リンク機構23を組
み立てた後にコイルスプリング35をアッパーリンク27お
よびロアリンク28の間に介装させる必要はなく、コイル
スプリング35をブラケットプレート31のスプリング支持
部31a に予め取り付けてリンク機構23の組立てと並行し
てコイルスプリング35の組み付けを行なうことが可能と
なる。したがって、輪圧低下防止のためにストロークの
長いコイルスプリング35を組み付けることが可能とな
り、リンク機構23の組立て作業性をさらに向上すること
ができるばかりでなく、所望のコイルスプリング35を用
いることができ、輪圧調整能を限定することなくリンク
機構23の作動性をさらに向上させることもできる。
【0025】なお、本実施例では、ロアリンクブラケッ
ト30にブラケットプレートボルト32のねじ穴32a を設け
いるが、万が一の加工精度の悪化によって車体フレー
ム22にブラケット26を取り付けることが困難である等の
支障を来した場合、例えば、4図中D部の前記所定軸線
に一致する方向に細長くなるようにねじ穴32a を形成し
ても何等差し支えないことは勿論である。これによれ
ば、万が一の加工精度のずれを容易に補正することがで
き、支持部材の組み付け作業をさらに容易にすることが
できるという効果がある。また、本実施例においてはブ
ラケットプレート31にアッパーリンクブラケット29を固
着し、ブラケットプレート31とロアリンクブラケット30
とをボルト締結したが、逆にロアリンクブラケット30を
固着し、アッパーリンクブラケット29をボルト締結して
もよく、場合によっては両方のブラケットをブラケット
プレート31にボルト締結することもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、断面略L 字型の連結部
材と、該連結部材の両端部のアッパーリンク支持部材と
ロアリンク支持部材とからなる、支持部材が車体フレー
ムに着脱自在に取り付けられるので、支持部材および支
持部材に連結される各部材を車体フレームとは別個に組
み立てて調整することが可能となる。したがって、各部
材を予め加工し、所定の工程で組み立てていくことによ
り、加工精度を損なうことなくリンク機構の組立て作業
が容易になり、各部材の加工精度を向上することがで
き、リンク機構の組立て作業性を向上することができ
る。
【0027】同時に、略L 字型に曲がった連結部材がア
ッパーリング支持部材とロアリンク支持部材の少なくと
もいずれか一方にボルト締結されているのでリンク機構
に微少な組み付け精度ずれが生じ、これが累積したとし
ても、ボルトとねじ穴との間で精度ずれを吸収すること
ができ、車体フレームに対する支持部材の組み付け作業
が容易になる
【0028】また、連結部材が所定方向に弾性変形可能
であるようにした場合には、支持部材の組み付け作業が
更に容易となり、リンク機構の組み付け作業をより向上
することができる。さらに、連結部材がロアリンクに当
接するように設けられことでる、ロアリンクの回動が規
制され、リンク機構に対しての余分なストレス負荷を防
止することができる。またさらに、アッパーリンク支持
部材とロアリンクとの間にスプリング部材を設けた場
合、リンク機構の組立てと並行してスプリング部材を組
み付けることが可能となり、リンク機構の組立て作業性
をさらに向上することができるだけでなく、所望のスプ
リング部材を用いることができ、リンク機構の作動性を
さらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーチ型フォークリフトの後輪懸
架装置の一実施例の全体概略図である。
【図2】図1におけるドライブユニットおよびリンク機
構の要部拡大図である。
【図3】図1におけるキャスターユニットおよびリンク
機構の要部拡大図である。
【図4】図1における支持部材を示す図である。
【図5】図4におけるアッパーリンク支持部材および連
結部材の斜視図である。
【図6】図1におけるB−B矢視断面図である。
【図7】図2におけるスプリング部材を示す図である。
【図8】従来のリーチ型フォークリフトの全体斜視図で
ある。
【符号の説明】
22 車体フレーム 23 リンク機構 24 ドライブユニット 25 キャスターユニット 26 ブラケット(支持部材) 27 アッパーリンク 28 ロアリンク 29 アッパーリンクブラケット(アッパーリンク
持部材) 30 ロアリンクブラケット(ロアリンク支持部材) 31 ブラケットプレート(連結部材) 32a ねじ穴(ボルト穴) 35 コイルスプリング(スプリング部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186613(JP,A) 特開 平1−122715(JP,A) 特開 昭52−41319(JP,A) 実開 昭49−139726(JP,U) 実開 昭57−103998(JP,U) 実開 昭63−149305(JP,U) 実開 昭57−80307(JP,U) 実開 平4−26108(JP,U) 実開 昭52−46417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームと、該車体フレームに支持さ
    れるリンク機構と、該リンク機構を介して車体フレーム
    に支持され、駆動輪を支持するドライブユニットと、リ
    ンク機構を介して車体フレームに支持され、従動輪を支
    持するキャスターユニットと、を備えたリーチ型フォー
    クリフトの後輪懸架装置において、前記リンク機構が、
    前記ドライブユニットに回動自在に連結されるアッパー
    リンクと、該アッパーリンクと略平行に配設され、前記
    ドライブユニットに回動自在に連結され且つ前記キャス
    ターユニットに弾性的に連結されるロアリンクと、前記
    ロアリンクに沿う水平部と該水平部から前記アッパーリ
    ンクに向けて延びる直立部とからなる略L 字型の連結部
    材と該連結部材の一端部に設けられたアッパーリンク支
    持部材と前記連結部材の他端部に設けられたロアリンク
    支持部材とからなり前記アッパーリンク支持部材で前記
    アッパーリンクを回動自在に支持しまたロアリンク支持
    部材で前記ロアリンクを回動自在に支持すると共に前記
    キャスターユニットを所定軸線回りに回動自在に支持す
    る支持部材とを備え、前記連結部材が前記アッパーリン
    ク支持部材と前記ロアリンク支持部材の少なくともいず
    れか一方にボルト締結され、前記支持部材が前記車体フ
    レームに着脱自在に取り付けられることを特徴とするリ
    ーチ型フォークリフトの後輪懸架装置。
  2. 【請求項2】前記支持部材の連結部材が、所定方向に弾
    性変形可能としたことを特徴とする請求項1記載のリー
    チ型フォークリフトの後輪懸架装置
  3. 【請求項3】前記連結部材にロアリンクが当接すること
    ができるように設けられ、ロアリンクの連結部材への当
    接によりロアリンクの回動が規制されることを特徴とす
    る請求項1乃至2の何れか1つに記載のリーチ型フォー
    クリフトの後輪懸架装置
  4. 【請求項4】前記アッパーリンク支持部材とロアリンク
    との間に介装されたスプリング部材を設け、該スプリン
    グ部材が駆動輪の走行面に対する輪圧を調整するように
    したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記
    載のリーチ型フォークリフトの後輪懸架装置
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