JPH063756Y2 - リヤサスペンシヨン取付構造 - Google Patents

リヤサスペンシヨン取付構造

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JPH063756Y2
JPH063756Y2 JP1986139446U JP13944686U JPH063756Y2 JP H063756 Y2 JPH063756 Y2 JP H063756Y2 JP 1986139446 U JP1986139446 U JP 1986139446U JP 13944686 U JP13944686 U JP 13944686U JP H063756 Y2 JPH063756 Y2 JP H063756Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動二輪車等における後輪懸架用のプロリンク
式リヤサスペンションの取付構造に関するものである。
従来技術 プロリンク式リヤサスペンションはリヤフォークのアク
スルストローク量と緩衝器のクッションストローク量と
の変化割合いが大きくなるようにリンク機構が構成され
たもので、アクスルストロークが小さい時は柔かく、ア
クスルストロークの大きな時はより硬く作用するように
したものである。
その取付け構造の従来例を図面に基づいて説明する。
第7図は同従来例の自動二輪車の要部側面図で第8図は
その分解斜視図である。
リヤフォーク2は車体フレーム3に固定されたブラケッ
ト部材4に揺動自在に枢支され、同枢支基部より二又に
分かれて後方の後輪1を左右より挟むようにして支承す
る。
リヤフォーク2の中央枢支基部寄りにクロスメンバー5
が架設されていて、同クロスメンバー5より上方にブラ
ケット5aが2個突設されている。
6は緩衝器であり、上端を車体フレーム3に突設された
ブラケット3aに枢着され、他端は二股のブラケット6
aが形成されている。
7は杆部材であり、両端に軸受7aを有し一方の軸受7
aは前記ブラケット部材4の下端部に枢着されている。
そして側面が三角形状をしたリンク部材8が、その3隅
において前記ブラケット部材4のブラケット5a,緩衝
器6の下端ブラケット6aおよび杆部材7の軸受7aに
よって枢支されている。
リンク部材8におけるブラケット5aに枢着される部分
および緩衝器6のブラケット6aに枢着される部分には
各々軸受8a,8bが設けられるとともに杆部材7に枢
支される部分は二股に分かれて軸受7aを挟むようにし
て枢支されるようになっている。
以上のような構造のもとで各部材の相対位置は第7図に
示すような関係にある。
したがってリヤフォーク2の後輪支持部の上下アクスル
ストロークが小さいときは緩衝器6のクッションストロ
ークも小さく柔かく作用するが、アクスルストロークが
大きいときは緩衝器6のクッションストロークはプログ
レッシブ(漸進的)に大きく、より硬く作用することに
なる。
次に上記例と機構を同じくするがリンク部材8を2枚の
プレートとした別の従来例(特開昭56-103679号公報)
の分解構造を第9図に示す。
2枚のプレート9は三角形状をしており第9図に示すよ
うにスペーサ10を介して互いに所定間隔を保ってクロス
メンバー5のブラケット5aに挟まれプレート9の一隅
をボルト11に貫通されてナット12で締め付け枢着され
る。
そしてプレート9の他の2つの隅部に設けられた円孔の
一方には緩衝器6の端部に設けられた水平軸に平行な枢
軸6bが同軸に合わされてボルトおよびナットで枢着さ
れ、残りの円孔にはやはり杆部材7の端部に設けられた
水平軸に平行な枢軸7bが同軸に合わされてボルトおよ
びナットで枢着される。
かかる構造において前記同様のプロリンク式サスペンシ
ョンの効果が得られる。
考案が解決しようとする問題点 以上の2つの従来例において前者の場合はリンク部材8
自体が複雑な形状をしており、製造にあたって軽合金の
型段造等により形成されており、かつ軸受等が内蔵され
るため高価なものとなった。
また後者の場合は、前者の如く複雑な形状のリンク部材
を使用せず単純な2枚のプレートを用いているので安価
であるが、クロスメンバー5のブラケット5aへの枢着
部分に問題がある。
同枢着部分の第9図のX−X断面図を第10図に示すが、
ここで左右ブラケット5a間においてスペーサ10を介し
て2枚のプレート9がボルト11に貫通されて枢着されて
いる。
ボルト11はワッシャ17を介してナット12によりブラケッ
ト5aの両外側から締め付けるようにしているため、ス
ペーサ10の幅が少しでも大きすぎるとプレート9はブラ
ケット5aとスペーサ10によって両側から締め付けられ
て自由な揺動ができなくなる。
また逆にスペーサ10の幅が小さすぎるとボルトナットに
よりいかに締付けてもガタが生じることになる。
したがって適度な位置関係を保ってプレート9がガタな
く自由に揺動できるよう部品の精度管理が必要とされ
た。
本考案はかかる点に鑑みなされたものでその目的とする
処は、リンク部材としてはプレートを用い構造を簡素化
するとともにリヤフォーク等に設けられる枢軸をスペー
サとして用いることによりプレートがガタなく円滑に揺
動することができるリヤサスペンション取付け構造を安
価に供する点にある。
問題点を解決するための手段および作用 本考案はリヤフォークとフレームの間を連結するリンク
機構とフレームとの間に緩衝器を配設したの後輪懸架装
置において、フレームに揺動自在に支承されるリヤフォ
ークまたはリヤフォークに枢支される杆部材の支持部に
設けられた枢軸と、一端をフレームに枢支された緩衝器
の他端の支持部に設けられた枢軸と、フレームまたはフ
レームに枢支され杆部材の支持部に設けられた枢軸との
以上3つの枢軸が各支持部から若干左右にはみ出して同
じ幅長を有し、該3つの枢軸をスペーサとして左右から
2枚の板部材により挟み連結してリンク部材を構成した
ものである。
したがって各結合部材の3つの枢軸の幅方向寸法を一定
にそろえ、スペーサとして左右から板部材により挟持す
るので構造が極めて簡単であり、左右の板部材どうしは
スペーサを介して一体に固定できるのでガタが生じずか
つ3つの枢軸は各支持部より若干左右にはみ出している
ので、板部材は自由な揺動を可能とし、かつ左右の位置
決めが確実になされる。
実施例 以下第1図ないし第3図に図示した本考案の一実施例に
ついて説明する。
第1図は本実施例の自動二輪車の要部側面図であり、第
2図はその分解斜視図である。
リヤフォーク2のクロスメンバー5には上方に突出して
ベアリングを内蔵した円筒部20が形成されている。
同様にして緩衝器7の下端部および杆部材7の端部には
ベアリングを内蔵した円筒部21,22が形成されている。
各円筒部20,21,22のベアリングの枢軸たる内レースは
若干左右にはみ出してすべて同一の幅を有している。
これらの内レースをスペーサとして左右から2枚のプレ
ート23が挟み、プレート23の円孔を内レースに合わせボ
ルト24,26,28を貫通してナット25,27,29で締め付け
る。
第3図にリヤフォーク2のクロスメンバー5に突設され
た円筒部部分の縦断面図(第1図におけるIII−III断面
図)を示す。
円筒部20の中央の内レース30がベアリング31を介して支
持されベアリング31の両側にはオイルシール32が設けら
れている。
この内レース30は円筒部20より左右に若干はみ出してい
て同端縁を左右から2枚のプレート23がはさみ、ワッシ
ャ33を介してボルト24を貫通しナット25でプレート23お
よび内レースを締め付け固着する。
よって左右のプレート23は内レース30と一体となって自
由に回動することができる。
緩衝器6の下端の円筒部21とプレート23との枢着構造お
よび杆部材7の端の円筒部22とプレート23との枢着構造
も上記と同様である。
したがって左右のプレート23はそれが挟む3個の内レー
スとともに確固として固定され一体として動作するので
プレート間にガタが生じることはなく、また部品の寸法
精度もそれ程高いものは要求されず、コストの低減を図
ることができる。
次に本実施例の変形例を第4図に示し説明する。
本実施例はリヤフォーク2のクロスメンバー5に設けら
れる円筒部35が下方に突設されており、同円筒部35に設
けられたベアリングの内レースに左右のプレート36が固
着されるようにしたもので、プレート36の緩衝器6およ
び杆部材7との枢着は前記と同様である。
該機構においては緩衝器6が常に左右のリヤフォーク2
の間を貫通した形となるが作用効果は変わりない。
次に別の機構に本考案を応用した例を第5図に示し説明
する。
本実施例は2枚のプレート40が直接リヤフォーク2に枢
着されるのではなく杆部材41を介して連結されるととも
に、プレート40の一隅は直接車体フレーム3に枢着され
るようになっている。
杆部材41は、プレート40によって左右より挟まれて数着
される部分にベアリングを内蔵した円筒部41aを有し、
同円筒部左右端部から後方に2本の杆部41bが延出さ
れ、リヤフォーク2のクロスメンバー5より下方に突出
して設けられた突設部42を左右から挟むようにして端部
が枢着されている。
突設部42内部にはやはりベアリングが内蔵されていて、
同ベアリングの内レースに杆部材41が固着される。
なおリヤフォーク2はプレート40と略同じ前後位置にお
いて左右前端部が図示されないフレームに支承される。
プレート40はまた車体フレーム3から突出して設けられ
た突設部43に内蔵されたベアリングの内レースを左右か
ら挟みボルトナットにより固着される。
プレート40の後端の一隅は前記実施例と同様に緩衝器6
の端部に設けられた円筒部に枢着される。
このようにして第5図に示すようなリンク機構が形成さ
れ、同機構においてプロリンク式サスペンションとして
の効果が得られる。
この例においても左右2枚のプレート40は、杆部材41端
部のベアリング内レース、車体フレーム3の突設部43の
ベアリング内レースおよび緩衝機6端部のベアリング内
レースをスペーサとしてボルト・ナットにより一体に確
固として固定され、枢着部はベアリングにより円滑に回
動する。
以上実施例においては枢着部にベアリングを介在させた
が、場合によってはベアリングを介在させずに内レース
を単に円筒部材にしてスペーサとして用い同円筒部材を
結合部材に遊嵌させるようにしてもよい。
またプレート50は第6図に示すように大きく肉抜きする
ことも可能で軽量化を図ることができる。
本考案は以上の実施例のほか他のプロリンク式サスペン
ション機構にも適用されるものである。
考案の効果 本考案は、プロリンク式サスペンションのリンク機構を
その枢着結合部の枢軸幅方向の寸法をそろえてスペーサ
として左右より板部材で挟持し連結するので構造が簡単
で製造コストも安く、しかも左右の板部材は3個の枢軸
で確固として固定されるのでガタを生じず必要な強度を
維持するとともに3つの枢軸は各支持部より若干左右に
はみ出した幅長を有し支持部を2枚の板部材より内側に
して枢支されるので、板部材は自由な揺動を確保しなが
ら左右の位置決めが確実になされ、かつ左右幅を狭く設
計できリヤサスペンションの取付構造に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部側面図、第2図はその
分解斜視図、第3図はその枢着部の断面図、第4図は別
実施例の要部側面図、第5図は別実施例の要部斜視図、
第6図は肉抜きしたプレートの例を示す斜視図、第7図
は従来のリヤサスペンション取付構造を示す要部側面
図、第8図はその分解斜視図、第9図は別の従来例の分
解斜視図、第10図は第9図のX−X断面図である。 1…後輪、2…リヤフォーク、3…車体フレーム、4…
ブラケット部材、5…クロスメンバー、6…緩衝器、7
…杆部材、8…リンク部材、9…プレート、10スペー
サ、11…ボルト、12ナット、17…ワッシャ、 20,21,22…円筒部、23…プレート、24…ボルト、25…
ナット、26…ボルト、27…ナット、28ボルト、29…ナッ
ト、30…内レース、31…ベアリング、32…オイルシー
ル、33…ワッシャ、35…円筒部、36…プレート、37…杆
部材、38…円筒部、40…プレート、41…杆部材、42…突
設部、43…突設部、 50…プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフォークとフレームの間を連結するリ
    ンク機構とフレームとの間に緩衝器を配設した後輪懸架
    装置において、 フレームに揺動自在に支承されるリヤフォークまたはリ
    ヤフォークに枢支される杆部材の支持部内に設けられた
    枢軸と、一端をフレームに枢支された緩衝器の他端の支
    持部内に設けられた枢軸と、フレームまたはフレームに
    枢支される杆部材の支持部内に設けられた枢軸との以上
    3つの枢軸が各支持部から若干左右にはみ出して同じ幅
    長を有し、 該3つの枢軸をスペーサとして左右から2枚の板部材に
    より挟み連結してリンク部材を構成したことを特徴とす
    るリヤサスペンション取付構造。
JP1986139446U 1986-09-12 1986-09-12 リヤサスペンシヨン取付構造 Expired - Lifetime JPH063756Y2 (ja)

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