JPH0326054Y2 - - Google Patents

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JPH0326054Y2
JPH0326054Y2 JP1981101657U JP10165781U JPH0326054Y2 JP H0326054 Y2 JPH0326054 Y2 JP H0326054Y2 JP 1981101657 U JP1981101657 U JP 1981101657U JP 10165781 U JP10165781 U JP 10165781U JP H0326054 Y2 JPH0326054 Y2 JP H0326054Y2
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JP
Japan
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axle beam
power cylinder
semi
type
rear axle
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JP1981101657U
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JPS586662U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フオークリフトやシヨベルローダ等
の荷役車両に使用されるパワーステアリング装置
に関する。
(従来の技術) フオークリフト等の荷役車両において、作業者
の疲労軽減と安全運転を図るために装備されるパ
ワーステアリング(以下、PSと略称する場合も
ある)は、国内では以前よりセミインテグラル形
式のものが多用され、一方外国ではハイドロスタ
テイツク(オービトロール)形式のものが多く使
用されている。
セミインテグラル形式のPS装置は、第6図に
示すようにアクスルビーム1上に取付けたベルク
ランク11を利用して、ステアリングホイールの
回転操作によりステアリングギヤおよびピツトマ
ンアームを介して作動されるドラツグリンク17
の動きを、該ベルクランク11に連結された片側
ロツド形のパワーシリンダ6′の加勢によつてタ
イロツド10を介してナツクル9に伝達するもの
である。この形式のものは、機械的なつながりが
あることから、中立位置が正確であるという長所
を有する反面、パワーシリンダ6′をアクスルビ
ーム1以外のフレームに支持すること、そしてリ
ンク機構を有する等の関係でコンパクト化を図る
には不向きである。
一方ハイドロスタテイツク形式のものは、第7
図に示すようにステアリングホイールの回転操作
によつて作動されるオービツトロールにより、ア
クスルビーム1上に配置された両側ロツド形のパ
ワーシリンダ6に圧油を送給して該シリンダの動
きをタイロツド10を介してナツクル9に伝達す
るものである。この形式のものは、パワーシリン
ダ6をリヤアクスルビーム内に納められるととも
に、機械的なつながりが要らないことから、コン
パクトであるという長所を有する反面、油漏れに
原因して中立位置に変動が生ずるという点に難点
がある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述したように従来のセミインテグ
ラル形式のPS装置と、ハイドロスタテイツク形
式のPS装置とは、共通仕様として使用し得る部
品が一切なく、ユーザーの要求に応えるには両形
式毎に専用のフレーム、アクスルビーム、パワー
シリンダ等を必要とするものであり、そのため量
産する場合の生産性に難点があつて、コストが高
く付くという問題がある。なお、ユーザーからハ
イドロスタテイツク形式のPS装置の製作依頼が
あつた場合、仮に第6図に示すセミインテグラル
タイプ形式のものから、ドラツグリンク17を取
除けば、ハイドロスタテイツク形を製作すること
は可能である。しかしながら、そのときは部品の
共通仕様という面では効果があるとしても、ベル
クランクがそのまま残り、またパワーシリンダを
フレーム側で支持すること等からコンパクト化が
図れず、セミインテグラル形式の欠点をそのまま
包含する結果になつてしまう。
そこで本考案は、セミインテグラル形式の使用
部品と、ハイドロスタテイツク形式の使用部品と
の共通化、具体的にはパワーシリンダとリヤアク
スルビームとの共通化を可能とし、要求に応じて
ハイドロスタテイツク形を容易に製作でき、しか
もコンパクト化を図る上で有効なセミインテグラ
ル形式のパワーステアリング装置を提供すること
を、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために、荷役車
両用パワーステアリング装置において、両側ロツ
ド形のパワーシリンダをリヤアクスルビームに車
幅方向と平行となるように配置し、その両ロツド
をそれぞれ対応するナツクルにタイロツドを介し
て連結するとともに、ステアリングの回転変位を
伝導するリンク機構を前記パワーシリンダのロツ
ドまたはナツクルに連結可能とし、しかも前記リ
ンク機構におけるベルクランク等の構成部材を前
記リヤアクスルビームに取付可能としたものであ
る。
(作用) 従つて、本考案のパワーステアリング装置は、
通常は上記した構成のセミインテグラル形式で製
作される。このときは、両ロツド形のパワーシリ
ンダがリヤアクスルビームに平行に配置されてタ
イロツドを介してナツクルに連結されることと、
リンク機構におけるベルクランク等の構成部材が
リヤアクスルビームに取付けられることから、従
来のセミインテグラル形式に比べてコンパクト化
されることになる。また、要求に応じてハイドロ
スタテイツク形を製作するときは、組立て工程に
おけるリンク機構の組付け作業を省略する一方、
セミインテグラル形のステアリングギヤボツクス
に変えてオービツトロールを組付けることによつ
て対応するものであり、この場合においてアクス
ルビームと両側ロツド形のパワーシリンダとタイ
ロツドとは両形式の共通部品として扱われること
になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。まず、第1図および第2図に示す実
施例について説明すると、図示のようにリヤアク
スルビーム1は水平に延在する上下一対のプレー
ト2と、両プレート2をその前後において相互に
結合する縦板3とより形成され、該前後の縦板3
にそれぞれ形成された車両中心線と平行なセンタ
ピン4が軸受5を介して車体の下面に枢着されて
いる。
前記リヤアクスルビーム1において、上下のプ
レート2間における中央部のやや後寄り位置に
は、両側ロツド形のパワーシリンダ6が車幅方向
と平行な向きに配置されるとともにシリンダブラ
ケツト7を介して固定されており、該パワーシリ
ンダ6の両ピストンロツド8はそれぞれ後輪支持
用のナツクル9とタイロツド10を介して連結さ
れている。また、上下のプレート2間における中
央部の前寄り位置には、ベルクランク11が枢軸
12を介して垂直軸線回りの揺動可能に取付けら
れ、このベルクランク11の一端はタイロツド1
3を介して一方のナツクル9と連結され、ベルク
ランク11の他端はステアリングシヤフト14の
下端部に組付けられるセミインテグラル形のステ
アリングギヤボツクス15に取付けられたピツト
マンアーム16とドラツグリンク17を介して連
結されている。
すなわち、本実施例は上述の如く、言わば従前
のハイドロスタテイツク形に用いられていた両側
ロツド形のパワーシリンダ6と、セミインテグラ
ル形における出力変位のフイードバツク用として
のリンク機構とを組合わせてPS装置を構成した
ものである。従つてその製作にあたつてはリヤア
クスルビーム1とパワーシリンダ6とタイロツド
10とを、ハイドロスタテイツク形とセミインテ
グラル形との両形式のPS装置における共通仕様
の部品として使用し、そして残りの部品を変更す
ることによつて、ハイドロスタテイツク形式とセ
ミインテグラル形式とのいずれにも適用し得るも
のである。
すなわち、通常は図示のように、ステアリング
シヤフト14にバルブ機構としてバルブがギヤ装
置に一体に構成されているセミインテグラル形の
ステアリングギヤボツクス15を装着する一方、
リンク機構の各構成部品をそれぞれ組付けてピツ
トマンアーム16とナツクル9とを連結すること
によりセミインテグラル形のPS装置が製作され
る。一方、要求に応じてハイドロスタテイツク形
を製作する場合は、リンク機構を構成しているベ
ルクランク11、タイロツド13およびドラツグ
リンク17を省略する一方、ステアリングシヤフ
ト14の下端に装着されるバルブ機構として、セ
ミインテグラル形のステアリングギヤボツクス1
5に代えてオービツトロールを組付けることで容
易に対応することが可能である。なお、このよう
な形式の異なる2種のPS装置の製作に対応させ
るために、リヤアクスルビーム1にはベルクラン
ク11の取付孔が、また、一方のナツクル9には
タイロツド13の取付孔がそれぞれ用意される。
つぎに、本考案の他の実施例について説明す
る。各実施例とも出力変位のフイードバツク用と
してのリンク機構に関するものであつて、第3図
に示す実施例はベルクランク11をナツクル9に
連結する代りにパワーシリンダ6のピストンロツ
ド8にタイロツド13を介して連結したものであ
る。また、第4図に示す実施例はパワーシリンダ
6のヒストンロツド8の動きをタイロツド13お
よびレバー18を介して軸受19にて回転可能に
支持された回転軸20に伝え、これよりレバー2
1、ロツド22、ベルクランク23およびロツド
24を介してピツトマンアーム16に伝達するよ
うにそのリンク機構を構成したものである。さら
に、第5図に示す実施例は、ステアリングシヤフ
ト14等とパワーシリンダ6との配置の関係で、
前記第4図に示す実施例のベルクランク23を省
略し得た、つまり回転軸20に取付けられたレバ
ー21をロツド24を介してピツトマンアーム1
6に連結せしめたものである。上記の各実施例で
は、ピツトマンアーム16をパワーシリンダ6の
ピストンロツド8に連結する構成としたので、第
1図に示したナツクル9に連結する場合あるいは
図示はしないがタイロツド10に連結する場合と
比較して、フオークリフト等のような車輪の切角
の大きい荷役車両にあつては配置的に有利であ
り、また、左右の切角の相違に伴うフイードバツ
ク量の変動がなく安定した正確なバルブ制御を行
なうことができる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、両ロツ
ド形のパワーシリンダをリヤアクスルビームに車
幅方向に平行となるように配置したことによつて
セミインテグラル形式で組付けられたときのコン
パクト化が図られるとともに、要求に応じてリン
ク機構を外すことによつてハイドロスタテイツク
形を容易に得ることが可能であり、その場合、パ
ワーシリンダとリヤアクスルビームとを両形式間
の共通部品とすることができるため、量産時の生
産性が良化され、コストダウンも図られることに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパワーステアリング装置の実
施例を示す一部切断平面図、第2図は同じく正面
図、第3図〜第5図はそれぞれ他の実施例を示す
斜視図、第6図は従来のセミインテグラル形式の
パワーステアリング装置を示す平面図、第7図は
従来のハイドロスタテイツク形式のパワーステア
リング装置を示す平面図である。 1……リヤアクスルビーム、6……パワーシリ
ンダ、8……ピストンロツド、9……ナツクル、
11……ベルクランク、13……タイロツド、1
4……ステアリングシヤフト、15……ステアリ
ングギヤボツクス、16……ピツトマンアーム、
17……ドラツクリンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側ロツド形のパワーシリンダをリヤアクスル
    ビームに車幅方向と平行となるように配置し、そ
    の両ロツドをそれぞれ対応するナツクルにタイロ
    ツドを介して連結するとともに、ステアリングの
    回転変位を伝導するリンク機構を前記パワーシリ
    ンダのロツドまたはナツクルに連結可能とし、し
    かも前記リンク機構におけるベルクランク等の構
    成部材を前記リヤアクスルビームに取付可能とし
    たことを特徴とする荷役車両用のパワーステアリ
    ング装置。
JP10165781U 1981-07-07 1981-07-07 荷役車両用のパワ−ステアリング装置 Granted JPS586662U (ja)

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JP10165781U JPS586662U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 荷役車両用のパワ−ステアリング装置

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JP10165781U JPS586662U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 荷役車両用のパワ−ステアリング装置

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JPS586662U JPS586662U (ja) 1983-01-17
JPH0326054Y2 true JPH0326054Y2 (ja) 1991-06-05

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