JP2018090024A - 作業車 - Google Patents

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Tadashi Nakamura
正 中村
中島 健一郎
Kenichiro Nakajima
健一郎 中島
句美子 小林
Kumiko Kobayashi
句美子 小林
紀太 鳥取
Norihiro Tottori
紀太 鳥取
暁 山中
Akira Yamanaka
暁 山中
保光 森岡
Yasumitsu Morioka
保光 森岡
徳秀 岩田
Tokuhide Iwata
徳秀 岩田
亮 増田
Akira Masuda
亮 増田
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Abstract

【課題】作業車のトレッドを広くすることに起因したドラッグリンクなどの耐久性の低下及び旋回操作性の低下を防止する。【解決手段】作業車は、左右の操舵輪6と一体揺動する左右のナックルアーム24、左右のナックルアーム24を連動連結するタイロッド25、ステアリング操作によって横軸回りに前後揺動するピットマンアーム26、左側の操舵輪6と一体揺動するステアリングアーム27、ステアリングアーム27をピットマンアーム26に連動連結するリンク機構28を備え、リンク機構28は、ピットマンアーム26の前後揺動で前後方向に押し引き操作される第1ドラッグリンク29、ステアリングアーム27を左右方向に揺動操作する第2ドラッグリンク30、第1ドラッグリンク29の前後方向への押し引き動作を第2ドラッグリンク30の左右方向への押し引き動作に変換する揺動部材31を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、左右の操舵輪と一体揺動する左右のナックルアームと、左右の前記ナックルアームを連動連結するタイロッドと、ステアリング操作に連動して横軸回りに前後揺動するピットマンアームと、左右いずれか一方の前記操舵輪と一体揺動するステアリングアームと、前記ステアリングアームを前記ピットマンアームに連動連結するリンク機構とが備えられた作業車に関する。
上記のような作業車の一例であるトラクタにおいては、ピットマンアーム(操作アーム)をステアリングアーム(ナックルアーム)に連動連結するリンク機構として、ピットマンアームとステアリングアームとに架設される単一のドラッグリンク(ステアリングロッド)を備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
この構成においては、ピットマンアームの前後揺動に連動して、ドラッグリンクが前後方向に押し引き操作されることにより、ステアリングアームが前後方向に揺動操作され、これにより、ステアリングアームと一体揺動する左右いずれか一方の操舵輪が操舵されるとともに、他方の操舵輪が、左右のナックルアームとタイロッドとを介して一方の操舵輪と同じ方向に操舵される。
特開2014−129061号公報
作業車の一例であるトラクタにおいては、例えば、玉ねぎなどの作物を栽培するために、標準的な作業車のトレッドよりも左右幅の広い畝が形成された圃場で使用されるものがある。このような作業車においては、左右の前輪及び左右の後輪が作業走行時に左右幅の広い畝の横外側に位置するように、トレッドが標準的な作業車のトレッドよりも広く設定されている。
しかしながら、特許文献1に記載の作業車においてトレッドを広くすると、これに応じて、ステアリングアームの取り付け位置が、ピットマンアームの取り付け位置よりも車体の横外側に大きく変位することになる。すると、ドラッグリンクの取り付け姿勢が、左右方向に大きく傾斜した傾斜姿勢になり、そのため、ピットマンアームによってドラッグリンクが押し引きされるときに生じるドラッグリンクを横方向に揺動させる力が大きくなる。その結果、その横方向の力が大きくなることに起因したドラッグリンクなどの耐久性の低下を招く虞がある。
又、ドラッグリンクの取り付け姿勢が左右方向に大きく傾斜していると、ピットマンアームが直進位置から前側の旋回操作領域で揺動するときと、ピットマンアームが直進位置から後側の旋回操作領域で揺動するときとで、ドラッグリンクを介したピットマンアームからステアリングアームへの操舵力の伝達率に差が生じ易くなる。その結果、ピットマンアームが直進位置から前側の旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する操舵輪の切れ角と、ピットマンアームが直進位置から後側の旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する操舵輪の切れ角とに差が生じ易くなり、切れ角の差に起因した旋回操作性の低下が顕著に表れる。
つまり、作業車のトレッドを広くすることに起因したドラッグリンクなどの耐久性の低下及び旋回操作性の低下を防止することが望まれている。
上記の課題を解決するための手段として、
本発明に係る作業車には、左右の操舵輪と一体揺動する左右のナックルアームと、左右の前記ナックルアームを連動連結するタイロッドと、ステアリング操作に連動して横軸回りに前後揺動するピットマンアームと、左右いずれか一方の前記操舵輪と一体揺動するステアリングアームと、前記ステアリングアームを前記ピットマンアームに連動連結するリンク機構とが備えられ、
前記リンク機構に、前記ピットマンアームの前後揺動によって前後方向に押し引き操作される前後方向に長い第1ドラッグリンクと、前記ステアリングアームを左右方向に揺動操作する左右方向に長い第2ドラッグリンクと、前記第1ドラッグリンクの前後方向への押し引き動作を前記第2ドラッグリンクの左右方向への押し引き動作に変換する揺動部材とが備えられている。
この手段によると、作業車のトレッドを広くすることにより、ステアリングアームの取り付け位置がピットマンアームの取り付け位置よりも車体の横外側に大きく変位しても、ステアリング操作に伴ってピットマンアームが前後方向に揺動すると、この揺動に連動して第1ドラッグリンクが前後方向に押し引きされ、第1ドラッグリンクの前後方向への押し引き動作が、揺動部材によって第2ドラッグリンクの左右方向への押し引き動作に変換される。そして、第2ドラッグリンクの左右方向への押し引き動作によってステアリングアームが左右方向に揺動し、ステアリングアームと一体揺動する左右いずれか一方の操舵輪が操舵されるとともに、他方の操舵輪が、左右のナックルアームとタイロッドとを介して一方の操舵輪と同じ方向に操舵される。
つまり、この手段においては、作業車のトレッドを広くしても、ピットマンアームに連結される第1ドラッグリンクを左右方向に大きく傾斜させる必要がなくなる。
これにより、ピットマンアームによって第1ドラッグリンクが押し引きされるときに、第1ドラッグリンクを横方向に揺動させる力が大きくなることを回避することができる。その結果、その横方向の力が大きくなることに起因して第1ドラッグリンクなどの耐久性が低下する虞を回避することができる。
又、ステアリング操作において、ピットマンアームが直進位置から前側の旋回操作領域で揺動するときと、ピットマンアームが直進位置から後側の旋回操作領域で揺動するときとで、第1ドラッグリンクなどを介したピットマンアームからステアリングアームへの操舵力の伝達率に差が生じ難くなる。その結果、ピットマンアームが直進位置から前側の旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する操舵輪の切れ角と、ピットマンアームが直進位置から後側の旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する操舵輪の切れ角とに差が生じ難くなり、切れ角の差に起因した旋回操作性の低下を抑制することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
左右の前記操舵輪を操舵可能に支持する車輪支持部材が備えられ、
前記揺動部材は、前記車輪支持部材に上下向きに取り付けられた支軸に揺動可能に支持されている。
この手段によると、左右の操舵輪を支持する車輪支持部材に、ステアリングアームなどとともに揺動部材と第2ドラッグリンクとを組み付けてユニット化することができる。その結果、揺動部材及び第2ドラッグリンクの組み付け性が向上する。
又、車輪支持部材を車体にローリング可能に備える場合は、揺動部材と第2ドラッグリンクとが車輪支持部材と一体的にローリングすることから、第1ドラッグリンクに改良を加えるだけで、車輪支持部材のローリングを容易に許容することができる。
本発明をより好適にするための手段の一つとして、
前記揺動部材は、該揺動部材の揺動支点部から前記第1ドラッグリンクが連結される第1連結部にわたる第1直線部分と、前記揺動支点部から前記第2ドラッグリンクが連結される第2連結部にわたる第2直線部分と、前記第1連結部と前記第2連結部とにわたる第3直線部分とを有する三角形状に形成されている。
この手段によると、例えば、揺動部材が、前述した第1直線部分と第2直線部分とを備えるL字形又はV字形に形成される場合に比較して、補強リブなどを設けることによる形状の複雑化を招くことなく、揺動部材の強度を高くすることができる。
トラクタの左側面図である。 トラクタの平面図である。 トラクタの背面図である。 ステアリング操作系などの構成を示す要部の縦断左側面図である。 ステアリング操作系の構成を示す要部の横断平面図である。 ステアリング用のリンク機構の構成を示す要部の横断平面図である。 トップパネル用のロック機構及びデテント機構の構成を示す要部の斜視図である。 ロック機構によってトップパネルが閉じ位置に固定保持された状態を示す要部の縦断正面図である。 ロック機構によるトップパネルの閉じ位置での固定保持が排除された状態を示す要部の縦断正面図である。 トップパネル用のロック機構及びデテント機構の構成を示す要部の縦断左側面図である。 デテント機構によるセンタマスコットの基準姿勢保持状態と姿勢変更許容状態とを示す要部の平面図である。 プレートホルダにおける収納部の構成及び電源ソケットの配置などを示す要部の斜視図である。 別実施形態でのステアリング用のリンク機構の概略構成を示す要部の一部展開平面図である。 油圧シリンダの作動によってトレッドを変更する別実施形態を示す要部の平面図である。 ラックアンドピニオン機構によってトレッドを変更する別実施形態を示す要部の横断平面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明が、作業車の一例であるトラクタに適用された実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、図1に記載された符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Uの矢印が指し示す方向がトラクタの上側である。
又、図2に記載された符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Rの矢印が指し示す方向がトラクタの右側である。
図1〜3に示すように、本実施形態に例示されたトラクタは、車体の前部に配置された前部フレーム1、前部フレーム1の後部に連結されたエンジン2、エンジン2の後端下部に連結された主クラッチ3、主クラッチ3の後端部に連結された中間フレーム4、中間フレーム4の後端部に連結された変速ユニット5、駆動可能な操舵輪として機能する左右の前輪6、駆動輪として機能する左右の後輪7、車体の後部に配置された搭乗式の運転部8、及び、車体の後端部に配置された保護フレーム9、などを備えている。
エンジン2からの動力は、主クラッチ3などを介して変速ユニット5に伝達され、変速ユニット5による変速後の動力が左右の前輪6及び左右の後輪7に伝達される。
変速ユニット5の後部には、作業装置の取り付けを可能にする3点リンク機構10、及び、作業用動力の取り出しを可能にするPTO軸11、などが備えられている。これにより、畝成形用のマルチロータリ、及び、玉ねぎ用の根切り装置、などの作業装置をトラクタの後部に取り付けることができる。
図1〜5に示すように、左右の前輪6は、左右方向に長い車輪支持部材12の左右両端部に操舵可能に支持されている。車輪支持部材12は、前輪駆動用の伝動軸(図示せず)などを内部に備えた前車軸ケースである。車輪支持部材12は、前部フレーム1にローリング可能に支持された主部材13と、主部材13の左右両端部に連結されたトレッド延長用の左右の補助部材14とを備えている。そして、左右の補助部材14における車体横外側の端部に、左右の前輪6が左右のステアリングナックル15を介して操舵可能に支持されている。
左右の後輪7は、変速ユニット5の左右両側部に連結された左右の車輪支持部材16に支持されている。左右の車輪支持部材16は、後輪駆動用の伝動軸(図示せず)などを内部に備えた後車軸ケースである。車輪支持部材16は、変速ユニット5に連結された主部材17と、主部材17の左右両端部に連結されたトレッド延長用の左右の補助部材18とを備えている。そして、左右の補助部材18における車体横外側の端部に、左右の後輪7が左右のギア式伝動ユニット19を介して支持されている。
これにより、このトラクタのトレッドは、同じクラスの標準的なトラクタのトレッドよりも左右幅の広い畝(例えば玉ねぎ栽培用の畝)が形成された圃場でのトラクタの使用が可能となるように、同じクラスの標準的なトラクタのトレッドよりも広く設定されている。
左右の前輪6には、同じクラスの標準的なトラクタの前輪よりも直径の大きい車輪(例えば後輪7と同径の車輪)が採用されている。左右の後輪7は、左右の車輪支持部材16に左右のギア式伝動ユニット19を介して支持されることにより、左右の車輪支持部材16に直接的に支持される場合よりも車体の下側に配置されている。
これにより、このトラクタは、標準仕様のトラクタよりも最低地上高が高い高床仕様に構成されている。
図1〜2、図4〜6に示すように、運転部8は、前輪操舵用のステアリングホイール20、及び、ステアリングホイール20の後方に配置された運転座席21、などを備えている。ステアリングホイール20は、操舵力を補助するインテグラル型のパワーステアリングユニット22、及び、パワーステアリングユニット22の出力軸22Aを左右の前輪6に連動連結するリンクユニット23、などを備えている。リンクユニット23は、左右の前輪6と一体揺動する左右のナックルアーム24、左右のナックルアーム24を連動連結するタイロッド25、ステアリング操作に連動して横軸回りに前後揺動するピットマンアーム26、左側の前輪6と一体揺動するステアリングアーム27、及び、ステアリングアーム27をピットマンアーム26に連動連結するリンク機構28、などを備えている。
左右のナックルアーム24は、左右のステアリングナックル15に一体形成されている。ステアリングアーム27は、左側のステアリングナックル15に一体揺動可能に連結されている。ピットマンアーム26は、周辺機器との干渉やピットマンアーム周辺での組み付け性の低下などを回避するために、垂直姿勢よりも少し前寄りの傾斜姿勢が直進位置になるようにパワーステアリングユニット22の出力軸(横軸)22Aに取り付けられている。ピットマンアーム26は、直進位置よりも前側の揺動領域が左旋回操作領域に設定され、直進位置よりも後側の揺動領域が右旋回操作領域に設定されている。
リンク機構28には、ピットマンアーム26の前後揺動によって前後方向に押し引き操作される前後方向に長い第1ドラッグリンク29、ステアリングアーム27を左右方向に揺動操作する左右方向に長い第2ドラッグリンク30、及び、第1ドラッグリンク29の前後方向への押し引き動作を第2ドラッグリンク30の左右方向への押し引き動作に変換する揺動部材31、などが備えられている。
つまり、このリンク機構28においては、単一のドラッグリンクによってピットマンアーム26とステアリングアーム27とが連動連結されるのではなく、ドラッグリンクが、ピットマンアーム側の第1ドラッグリンク29とステアリングアーム側の第2ドラッグリンク30とに2分割され、第1ドラッグリンク29と第2ドラッグリンク30とが動作方向変換用の揺動部材31を介して連動連結されている。
これにより、トラクタのトレッドを広くすることによってステアリングアーム27の取り付け位置がピットマンアーム26の取り付け位置よりも車体の左外側に大きく変位しても、ステアリング操作に伴ってピットマンアーム26が前後方向に揺動すると、この揺動に連動して第1ドラッグリンク29が前後方向に押し引きされ、第1ドラッグリンク29の前後方向への押し引き動作が、揺動部材31によって第2ドラッグリンク30の左右方向への押し引き動作に変換される。そして、第2ドラッグリンク30の左右方向への押し引き動作によってステアリングアーム27が左右方向に揺動し、ステアリングアーム27と一体揺動する左側の前輪6が操舵されるとともに、右側の前輪6が、左右のナックルアーム24とタイロッド25とを介して右側の前輪6と同じ方向に操舵される。
そのため、トラクタのトレッドを広くしても、ピットマンアーム26に連結される第1ドラッグリンク29を左右方向に大きく傾斜させる必要がなくなる。
これにより、ピットマンアーム26によって第1ドラッグリンク29が押し引きされるときに、第1ドラッグリンク29を横方向に揺動させる力が大きくなることを回避することができる。その結果、その横方向の力が大きくなることに起因して第1ドラッグリンク29などの耐久性が低下する虞を回避することができる。
又、ステアリング操作において、ピットマンアーム26が直進位置から前側の左旋回操作領域で揺動するときと、ピットマンアーム26が直進位置から後側の右旋回操作領域で揺動するときとで、第1ドラッグリンク29などを介したピットマンアーム26からステアリングアーム27への操舵力の伝達率に差が生じ難くなる。その結果、ピットマンアーム26が直進位置から前側の左旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する前輪6の切れ角と、ピットマンアーム26が直進位置から後側の右旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する前輪6の切れ角とに差が生じ難くなり、切れ角の差に起因した旋回操作性の低下を抑制することができる。
図4〜6に示すように、各ドラッグリンク29,30は、筒状のロッド29A,30Aの両端部にねじ込み連結されたボールジョイント29B,30Bのねじ込み量を調節することによって長さを調節することができる。第1ドラッグリンク29は、後側のボールジョイント29Bがピットマンアーム26に連結され、前側のボールジョイント29Bが揺動部材31に連結されている。第2ドラッグリンク30は、右側のボールジョイント30Bが揺動部材31に連結され、右側のボールジョイント30Bがステアリングアーム27に連結されている。
図1〜2、図4〜6に示すように、揺動部材31は、車輪支持部材12に上下向きに取り付けられた支軸32に揺動可能に支持されている。
これにより、左右の前輪6を支持する車輪支持部材12に、ステアリングアーム27などとともに揺動部材31と第2ドラッグリンク30とを組み付けてユニット化することができる。その結果、揺動部材31及び第2ドラッグリンク30の組み付け性が向上する。
又、揺動部材31及び第2ドラッグリンク30が車輪支持部材12と一体的にローリングすることから、第1ドラッグリンク29に作動角の大きいボールジョイント29Bを備えることにより、車輪支持部材12のローリングを容易に許容することができる。
支軸32は、車輪支持部材12における左側の補助部材14の上端部に取り付けられている。揺動部材31は、支軸32に支持される揺動支点部31Aよりも車体の左右中央側の位置に、第1ドラッグリンク29が連結される第1連結部31Bを備えている。揺動部材31は、揺動支点部31Aよりも車体前側の位置に、第2ドラッグリンク30が連結される第2連結部31Cを備えている。
ところで、揺動部材31の形状は、例えば、揺動部材31の揺動支点から第1ドラッグリンク29との連結点にわたる第1線と、揺動部材31の揺動支点から第2ドラッグリンク30との連結点にわたる第2線との夾角が直角になる形状に形成することが考えられる。そして、揺動部材31の取り付け姿勢は、第1連結部31Bが揺動支点部31Aの真横に位置する姿勢が直進位置になるように設定することが考えられる。しかしながら、このような揺動部材31の形状及び取り付け姿勢を採用した場合、右旋回操作時の最大切れ角付近にて要する操舵力が、左旋回操作時の最大切れ角付近にて要する操舵力よりも大きくなって、右旋回操作が左旋回操作よりも行い難くなることが判明した。
そこで、図5〜6に示すように、揺動部材31は、揺動部材31の揺動支点から第1ドラッグリンク29との連結点にわたる第1線L1と、揺動部材31の揺動支点から第2ドラッグリンク30との連結点にわたる第2線L2との夾角θaが、直角よりも少し小さい角度になるように形成されている。又、揺動部材31は、第1連結部31Bが揺動支点部31Aの真横よりも少し前側に位置し、かつ、第2連結部31Cが揺動支点部31Aの真正面に位置するときの揺動部材31の姿勢が直進位置になるように支軸32に取り付けられている。
これにより、右旋回操作時の最大切れ角付近にて要する操舵力が、左旋回操作時の最大切れ角付近にて要する操舵力よりも大きくなることが回避され、結果、右旋回操作が左旋回操作よりも行い難くなることを防止することができる。
図5〜6に示すように、揺動部材31は、揺動支点部31Aから第1連結部31Bにわたる第1直線部分31Dと、揺動支点部31Aから第2連結部31Cにわたる第2直線部分31Eと、第1連結部31Bと第2連結部31Cとにわたる第3直線部分31Fとを有する三角形状の鋼板材により構成されている。
これにより、例えば、揺動部材31が、前述した第1直線部分31Dと第2直線部分31Eとを備えるL字形又はV字形の鋼板材によって構成される場合に比較して、補強リブなどを設けることによる形状の複雑化を招くことなく、揺動部材31の強度を高くすることができる。
図1〜2、図4、図7〜10に示すように、車体の前部には、エンジン2などを覆うボンネット33が備えられている。ボンネット33は、フロントマスク34、左右のサイドパネル35、及び、前開き式のトップパネル36、などを備えている。トップパネル36は、トップパネル36の前端部を補強する補強フレーム37を備えている。補強フレーム37は、トップパネル36の左右中央に配置されたセンタマスコット38を支持する支持部37A、及び、トップパネル36の閉じ位置において前部フレーム1の支持部1Aに上下方向で対向する被支持部37B、などを備えている。被支持部37Bの左右両端部には、トップパネル36の閉じ位置において支持部1Aに受け止め支持されるゴム製の緩衝体39が取り付けられている。
図4、図7〜10に示すように、車体の前端部には、トップパネル36を閉じ位置に固定保持するロック機構40が備えられている。ロック機構40は、トップパネル36の閉じ位置への揺動操作に連動してトップパネル36を閉じ位置に固定保持するロックユニット41と、所定の手動操作に基づいてロックユニット41によるトップパネル36の閉じ位置での固定保持を解除する解除部材42とを備えている。
図7〜10に示すように、ロックユニット41は、前部フレーム1の支持部1Aから前向きに突出するロックピン43、補強フレーム37に取り付けられた支持プレート44、支持プレート44に左右方向に揺動可能に支持されたフック部材45、及び、解除部材42を介してフック部材45を所定のロック位置に復帰付勢する引っ張りバネ46、などを備えている。支持プレート44の下端部には、トップパネル36の閉じ位置への下降揺動に伴ってロックピン43と接触することにより、ロックピン43に対するトップパネル36の左右方向での位置ズレを修正するガイド部44Aが形成されている。フック部材45は、支持プレート44に固定された支軸47を支点にして、ロックピン43に引っ掛かるロック位置と、ロックピン43との引っ掛かりを解除する解除位置とにわたって左右方向に揺動する。フック部材45の上端部には、解除部材42に連係された連係部45Aが備えられている。フック部材45の下端部には、トップパネル36の閉じ位置への下降揺動に伴ってロックピン43と接触することにより、引っ張りバネ46の作用に抗して、フック部材45をロック位置から解除位置に退避揺動させるカム部45Bが備えられている。
上記の構成により、ロックユニット41は、トップパネル36の閉じ位置への人為操作が行われると、支持プレート44及びフック部材45などがトップパネル36とともに下降揺動し、支持プレート44のガイド部44A及びフック部材45のカム部45Bがロックピン43に接触する。この接触により、ロックピン43に対するトップパネル36の左右方向での位置ズレが修正されるとともに、フック部材45が引っ張りバネ46の作用に抗してロック位置から解除位置に退避揺動する。そして、トップパネル36が閉じ位置に到達すると、その到達に伴って、フック部材45のカム部45Bとロックピン43との接触によるフック部材45の退避揺動が終了し、引っ張りバネ46の作用により、フック部材45が解除位置からロック位置に復帰してロックピン43に引っ掛かる。これにより、トップパネル36は、ロックユニット41の作用によって閉じ位置に固定保持される。
解除部材42は、補強フレーム37に回転可能に支持される縦軸部42Aと、縦軸部42Aの回動に伴って左右方向に揺動する連係部42Bとを備えている。解除部材42は、縦軸部42Aの上端がトップパネル36に形成された開口36Aに対向している。縦軸部42Aの上端には、トップパネル36の開口36Aに抜き差し可能な操作具48の係合部48Aが係合される被係合部42Cが備えられている。連係部42Bは、フック部材45の連係部45Aに連係されている。連係部42Bは、支持プレート44に形成された左右方向に長い長孔44Bによって揺動範囲が制限されている。これにより、連係部42Bは、フック部材45のロック位置に対応する第1操作位置と、フック部材45の解除位置に対応する第2操作位置とにわたって揺動する。
上記の構成により、作業者は、操作具48の係合部48Aをトップパネル36の開口36Aに差し入れて解除部材42の被係合部42Cに係合することにより、引っ張りバネ46の作用に抗して、解除部材42の連係部42Bを第1操作位置から第2操作位置に揺動させることができる。そして、この揺動により、ロックユニット41によるトップパネル36の閉じ位置での固定保持を解除することができる。
つまり、ロック機構40は、操作具48を使用しない限り、トップパネル36の閉じ位置での固定保持を解除することができないように構成されている。
尚、ボンネット33は、フロントマスク34がトップパネル36と一体的に開閉揺動するように構成されていてもよい。この場合、ロック機構40は、フロントマスク34及びトップパネル36の閉じ位置への到達に伴って、ロックユニット41が、フロントマスク34の下端部を前部フレーム1に固定するように構成されていてもよい。そして、この構成においては、解除部材42が、フロントマスク34の下端部付近に配置されたロックユニット41のフック部材45に連係される長い上下長さを有することになる。
図7〜11に示すように、センタマスコット38は、補強フレーム37の支持部37Aに回動可能に支持される縦軸部38Aを備えている。これにより、センタマスコット38は、トップパネル36の前端部に縦軸回りに揺動可能に備えられている。トップパネル36の開口36Aは、トップパネル36における縦軸部38Aの真後ろの位置に縦軸部38Aに近接して形成されている。センタマスコット38は、センタマスコット38の長手方向が車体の前後方向に沿う基準姿勢において、トップパネル36の開口36Aを覆い隠す形状に形成されている。
上記の構成により、作業者は、トップパネル36の開き操作を行う必要がないときは、センタマスコット38の姿勢を基準姿勢にすることにより、センタマスコット38を照準器として使用することができるとともに、トップパネル36の開口36Aを覆い隠すカバー部材として使用することができる。そして、トップパネル36の開き操作を行う必要が生じたときは、基準姿勢のセンタマスコット38を縦軸回り揺動させることにより、トップパネル36の開口36Aを露出させることができ、操作具48を使用したロック機構40の解除操作を行うことができる。
つまり、通常は基準姿勢でトップパネル36の左右中央に位置して照準器として使用されるセンタマスコット38を、トップパネル36の開口36Aを覆い隠すカバー部材として使用することができる。これにより、開口36Aを覆い隠す専用のカバー部材を不要にすることができる。
尚、センタマスコット38は、補強フレーム37の支持部37Aに着脱可能に支持される構成であってもよい。
トップパネル36は、センタマスコット38を基準姿勢に保持するデテント機構50を備えている。
これにより、センタマスコット38をトップパネル36に揺動可能に備えながら、走行時の振動などに起因して、センタマスコット38が基準姿勢から不必要に揺動することを防止することができる。
その結果、作業走行時には、センタマスコット38が照準器としての役割を果たせるようになっている。
デテント機構50は、センタマスコット38における縦軸部38Aの周面に横向きに形成された一対の溝部38Bと、一対の溝部38Bに嵌り込む前後の挟持部51Aを有して縦軸部38Aを挟持する板バネ51とを備えている。一対の溝部38Bは、センタマスコット38の基準姿勢において縦軸部38Aの前後に位置するように配置設定されている。
これにより、デテント機構50は、センタマスコット38が基準姿勢に揺動操作されて、一対の溝部38Bが縦軸部38Aの前後に位置したときに、板バネ51の各挟持部51Aが一対の溝部38Bに入り込むことにより、センタマスコット38を基準姿勢に保持するように構成されている。
図1〜3、図12に示すように、このトラクタは、運転座席21の後方箇所に、ライセンスプレート52が取り付けられたプレートホルダ53を備えている。プレートホルダ53の前面には、このトラクタの取扱説明書54が収納される収納部53Aを備えている。
これにより、取扱説明書54を、運転座席21に着座した作業者が取り出し易い位置に収納することができ、取扱説明書54の内容を容易に確認することができる。
プレートホルダ53は、左側のフェンダ55に支持部材56を介して取り付けられている。収納部53Aは、プレートホルダ53の左右両端から前向きに延出する左右の側板部53Bと、プレートホルダ53における下端の左右両端から前側に側面視L字形に延出する左右の受止部53Cとから形成されている。
運転部8は、運転座席21の左右両側方箇所に配置された左右のレバーガイド57と、左側のレバーガイド57の後方箇所に近接して配置されるカップホルダ58とを備えている。左側のレバーガイド57には、携帯電話59などの外部機器への電力の取り出しを可能にするキャップ付きの電源ソケット60が備えられている。
これにより、例えば、作業走行中に電源ソケット60からの電力によって携帯電話59の充電を行うときは、充電中の携帯電話59をカップホルダ58に収納することができる。
その結果、携帯電話専用のホルダを備えることなく、作業走行時の車体の傾斜などに起因して充電中の携帯電話59が車体から落下する虞を回避することができる。
〔別実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明に関する代表的な別実施形態を例示する。
〔1〕作業車は、以下の構成が採用されていてもよい。
作業車は、例えば、左右の後輪7に代えて左右のクローラを備えるセミクローラ仕様に構成されていてもよい。
作業車は、例えば、左右の後輪7が操舵輪として機能する後輪操舵式に構成されていてもよい。
作業車は、例えば、左右の前輪6及び左右の後輪7が操舵輪として機能する四輪操舵式に構成されていてもよい。
作業車は、例えば、エンジン2の代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
作業車は、例えば、エンジン2と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
作業車は、例えば、保護フレーム9の代わりにキャビンを備えるキャビン仕様に構成されていてもよい。
〔2〕例えば、図13に示すように、リンク機構28は、ピットマンアーム26の垂直姿勢を直進位置に設定することが可能な場合には、以下のように構成されていてもよい。
図13に例示されたリンク機構28において、揺動部材31は、揺動部材31の揺動支点から第1ドラッグリンク29との連結点にわたる第1線L1と、揺動部材31の揺動支点から第2ドラッグリンク30との連結点にわたる第2線L2との夾角θaが直角になるように形成されている。又、第1連結部31Bが揺動支点部31Aの真横に位置し、かつ、第2連結部31Cが揺動支点部31Aの真正面に位置するときの揺動部材31の姿勢が直進位置になるように支軸32に取り付けられている。
第1ドラッグリンク29は、直進位置に位置するピットマンアーム26の揺動支点から第1ドラッグリンク29との連結点にわたる第3線L3との夾角θbが直角になり、かつ、直進位置に位置する揺動部材31の第1線L1との夾角θcが直角になる前後向き姿勢で、ピットマンアーム26と揺動部材31とに架設されている。
第2ドラッグリンク30は、直進位置に位置する揺動部材31の第2線L2との夾角θdが直角になる左右向き姿勢で、揺動部材31とステアリングアーム27とに架設されている。
このようにリンク機構28を構成すれば、ステアリング操作において生じる、ピットマンアーム26が直進位置から前側の左旋回操作領域で揺動するときと、ピットマンアーム26が直進位置から後側の右旋回操作領域で揺動するときとの操舵力の伝達率の差を、より効果的に生じ難くすることができる。これにより、ピットマンアーム26が直進位置から前側の左旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する前輪6の切れ角と、ピットマンアーム26が直進位置から後側の右旋回操作領域で揺動するときに得られるステアリング操作角に対する前輪6の切れ角とにおいて、切れ角の差が更に生じ難くなり、切れ角の差に起因した旋回操作性の低下をより効果的に防止することができる。
〔3〕リンク機構28は、右側の操舵輪6と一体揺動するステアリングアーム27と、ピットマンアーム26とを連動連結する構成であってもよい。
〔4〕揺動部材31の形状は種々の変更が可能である。
揺動部材31は、例えば、前述した第1直線部分と第2直線部分とを備えるL字形又はV字形に形成されていてもよい。
揺動部材31は、例えば、前述した第1直線部分と第2直線部分と第3直線部分の少なくとも一つが湾曲する略三角形状に形成されていてもよい。
揺動部材31は、例えば、前述した第1直線部分と第2直線部分と第3直線部分とで囲まれた空間を有する三角形状に形成されていてもよい。
〔5〕ステアリングアーム27は、左右いずれか一方のナックルアーム24と一体形成されていてもよい。
〔6〕ピットマンアーム26は、直進位置よりも前側の揺動領域が右旋回操作領域に設定され、直進位置よりも後側の揺動領域が左旋回操作領域に設定されていてもよい。
〔7〕車輪支持部材12は、操舵輪6が駆動輪でない場合は、伝動用の内部空間を備えていないチャンネル鋼材又はアングル鋼材などであってもよい。
〔8〕車輪支持部材12は、ローリング不能に車体に固定されていてもよい。
この構成においては、揺動部材31が、前部フレーム1に上下向きに取り付けられた支軸32に揺動可能に支持されていてもよい。
〔9〕例えば、図14に示すように、作業車は、トレッド変更用の左右の油圧シリンダ61を備え、左右の油圧シリンダ61の伸縮作動により、作業車のトレッドが、標準的なトレッドと、標準的なトレッドよりも車輪間隔が広い幅広のトレッドとに変更可能に構成されていてもよい。
この構成において、車輪支持部材12,16の一例である前車軸ケース及び後車軸ケースは、主部材13,17に対して左右の補助部材14,18が左右方向に出退可能に嵌合されている。そして、主部材13,17と左右の補助部材14,18とにわたって左右の油圧シリンダ61が架設されている。
尚、図示は省略するが、前車軸ケース及び後車軸ケースの内部に備えられた伝動軸は、伸縮可能にスプライン嵌合された主軸と筒軸とを備えて、トレッドの変更に応じて伸縮するように構成されている。
〔10〕例えば、図15に示すように、作業車は、トレッド変更用の左右のラックアンドピニオン機構62を備え、左右のラックアンドピニオン機構62の作動により、作業車のトレッドが、標準的なトレッドと、標準的なトレッドよりも車輪間隔が広い幅広のトレッドとに変更可能に構成されていてもよい。
この構成において、車輪支持部材12,16の一例である前車軸ケース及び後車軸ケースは、主部材13,17に対して左右の補助部材14,18が左右方向に出退可能に嵌合されている。そして、主部材13,17の内部に位置する左右の補助部材14,18の内端側に、ラックギア63が、補助部材14,18の出退方向に沿って左右向きに形成されている。又、主部材13,17の内部に、ラックギア63と噛み合うピニオンギア64が備えられ、ピニオンギア64と一体回転する操作軸65が、主部材13,17の内部から外部に突出している。
これにより、操作軸65を外部から操作することができ、この操作によって作業車のトレッドを変更することができる。
尚、図示は省略するが、前車軸ケース及び後車軸ケースの内部に備えられた伝動軸は、伸縮可能にスプライン嵌合された主軸と筒軸とを備えて、トレッドの変更に応じて伸縮するように構成されている。
本発明は、左右の操舵輪を備えたトレッドの広いトラクタ、農作物移植機、及び、農作物収穫機、などの作業車に適用することができる。
6 操舵輪
12 車輪支持部材
24 ナックルアーム
25 タイロッド
26 ピットマンアーム
27 ステアリングアーム
28 リンク機構
29 第1ドラッグリンク
30 第2ドラッグリンク
31 揺動部材
31A 揺動支点部
31B 第1連結部
31C 第2連結部
31D 第1直線部分
31E 第2直線部分
31F 第3直線部分
32 支軸

Claims (3)

  1. 左右の操舵輪と一体揺動する左右のナックルアームと、
    左右の前記ナックルアームを連動連結するタイロッドと、
    ステアリング操作に連動して横軸回りに前後揺動するピットマンアームと、
    左右いずれか一方の前記操舵輪と一体揺動するステアリングアームと、
    前記ステアリングアームを前記ピットマンアームに連動連結するリンク機構とが備えられ、
    前記リンク機構に、前記ピットマンアームの前後揺動によって前後方向に押し引き操作される前後方向に長い第1ドラッグリンクと、前記ステアリングアームを左右方向に揺動操作する左右方向に長い第2ドラッグリンクと、前記第1ドラッグリンクの前後方向への押し引き動作を前記第2ドラッグリンクの左右方向への押し引き動作に変換する揺動部材とが備えられている作業車。
  2. 左右の前記操舵輪を操舵可能に支持する車輪支持部材が備えられ、
    前記揺動部材は、前記車輪支持部材に上下向きに取り付けられた支軸に揺動可能に支持されている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記揺動部材は、該揺動部材の揺動支点部から前記第1ドラッグリンクが連結される第1連結部にわたる第1直線部分と、前記揺動支点部から前記第2ドラッグリンクが連結される第2連結部にわたる第2直線部分と、前記第1連結部と前記第2連結部とにわたる第3直線部分とを有する三角形状に形成されている請求項1又は2に記載の作業車。
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