JP3193624B2 - 断熱壁 - Google Patents

断熱壁

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JP3193624B2
JP3193624B2 JP05169096A JP5169096A JP3193624B2 JP 3193624 B2 JP3193624 B2 JP 3193624B2 JP 05169096 A JP05169096 A JP 05169096A JP 5169096 A JP5169096 A JP 5169096A JP 3193624 B2 JP3193624 B2 JP 3193624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍または
冷蔵食品等の商品を収納するショーケース等、断熱性を
有する機器に用いられる断熱壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ショーケース等に用いられる断熱
壁としては、例えば特公昭59−19269号公報に記
載されているように、外装をなす一対の外板及び内板を
互いに対向させるとともに、外板及び内板間の所定位置
に複数のスペーサを配置し、各スペーサによって所定間
隔に保持された外板及び内板間に発泡性断熱材を充填し
たものが知られている。この断熱壁は、外板及び内板を
各スペーサを間にして治具に固定し、外板及び内板間に
断熱材を注入して発泡させることにより形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
断熱壁では各スペーサを外板及び内板間に配置した状態
では各スペーサは外板及び内板の何れにも固定されてお
らず、断熱材の注入発泡前に各スペーサの位置ずれや脱
落を生じ易いという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、断熱材の注入発泡前
においてもスペーサの位置ずれや脱落を生ずることのな
い断熱壁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、互いに対向する一対の外装
板と、各外装板間の所定位置に配置されたスペーサとを
備え、スペーサによって所定間隔に保持された各外装板
間に発泡性断熱材を充填してなる断熱壁において、前記
スペーサの少なくとも一端に外装板に設けた孔に係止し
てスペーサの移動を規制する係止部を設けるとともに、
前記スペーサの端面の周囲に外装板の内面に弾性変形に
よって圧着する可撓部を設けている。これにより、スペ
ーサの係止部が外装板の孔に係止してスペーサの移動が
規制されることから、断熱材の注入発泡前においてもス
ペーサの位置ずれや脱落を生ずることがない。この場
合、スペーサの端面を外装板に当接させると、スペーサ
の可撓部が弾性変形を生じながら外装板に圧着してスペ
ーサと外装板との間が密閉される。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の断熱
壁において、前記外装板の孔の周縁にスペーサの係止部
を挿通する切り欠きを設け、スペーサの係止部を外装板
の切り欠きに挿入してスペーサを周方向に回転させるこ
とによりスペーサの係止部を外装板の孔に係止させてい
る。これにより、スペーサの係止部を外装板の孔に容易
に係止させることが可能となる。
【0007】また、請求項3では、請求項1または2記
載の断熱壁において、前記スペーサにボルト挿通用の貫
通孔を設けている。これにより、スペーサの貫通孔にボ
ルトが挿入可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明の一実施形
態を示すものであり、図1は断熱壁の側面断面図、図2
はその要部分解図、図3は図2のA−A線矢視方向平面
図、図4は図2のB−B線矢視方向平面図、図5はスペ
ーサの組付けを示す説明図、図6は断熱壁の部分側面断
面図、図7は完成状態を示す断熱壁の側面断面図であ
る。
【0009】この断熱壁は、図1に示すように一対の外
装板をなす外板1及び内板2と、外板1及び内板2間の
間隔を保持する複数のスペーサ3とからなり、外板1及
び内板2間には発泡性の断熱材4が充填されている。
【0010】外板1及び内板2は金属板からなり、各ス
ペーサ3の配置個所にはそれぞれ孔1a,2aが設けら
れている。外板1の孔1aの周囲は内板2側に突設され
ており、孔1aの周縁の周方向計2箇所には切り欠き1
bが設けられている。
【0011】各スペーサ3は合成樹脂によって筒状に形
成され、その内部はボルト挿通用の貫通孔3aをなし、
貫通孔3a内にはボルトの頭部を係止する段差3bが設
けられている。スペーサ3の一端側には外板1に係止す
るフランジ3cが設けられ、フランジ3cよりも一端側
の周方向計2箇所には外板1の孔1aに係止する係止片
3dが突設されている。各係止片3dはフランジ3cに
対して外板1の肉厚と同等の間隔をおいて設けられ、そ
れぞれ外板1の各切り欠き1bを挿通可能な幅に形成さ
れている。また、スペーサ3の他端側には内板2に係止
するフランジ3eが設けられ、フランジ3eの周縁には
弾性変形可能な可撓片3fが周方向に沿って延設されて
いる。可撓片3fはフランジ3cと一体に設けられ、自
然状態でやや内板2側に突出するように形成されてい
る。
【0012】以上の構成においては、外板1及び内板2
を各スペーサ3を間にして対向させることにより、外板
1及び内板2が一定の間隔をおいて保持される。その
際、スペーサ3の一端側は、図5(a) に示すように各係
止片3dを外板1の各切り欠き1bと位置合わせした状
態でフランジ3cが外板1に当接するまで孔1aに挿入
され、図5(b) に示すようにスペーサ3を周方向に回転
させることにより、図6に示すように各係止片3dが孔
1aの周囲に係止してスペーサ3が外板1に固定され
る。この場合、フランジ3cと外板1との間には環状に
形成されたゴム製のパッキン5が介装され、パッキン5
によってスペーサ3の一端側と外板1との間が密閉され
る。また、スペーサ3の他端側はフランジ3eが内板2
に当接するとともに、フランジ3eの可撓片3fが弾性
変形を生じながら内板2に当接し、図6に示すように可
撓片3fが内板2に圧着してスペーサ3の他端側と内板
2との間が密閉される。このようにして互いに間隔を保
持された外板1及び内板2を図示しない治具によって固
定し、外板1及び内板2間に断熱材を注入して発泡させ
ることにより断熱壁が形成される。この場合、外板1及
び内板2の各孔1a,2aはスペーサ3の貫通孔3aを
介して互いに連通される。また、完成した断熱壁をショ
ーケース等に組付ける場合、スペーサ3の貫通孔3aに
は締結用のボルトAが挿入されるとともに、外板1の孔
1aには合成樹脂等からなる蓋6が取付られ、蓋6によ
って外板1の孔1aが閉塞される。この場合、蓋6はス
ペーサ3に嵌着する爪6aを有し、爪6aは外板1の孔
1aの周囲の陥没部分に位置してスペーサ3の端縁に係
止する。
【0013】このように、本実施形態の断熱壁によれ
ば、スペーサ3の一端側に設けた各係止片3dを外板1
の孔1aに係止することによりスペーサ3を外板1に固
定するようにしたので、断熱材の注入発泡前におけるス
ペーサ3の位置ずれや脱落を確実に防止することがで
き、断熱材の注入発泡を常に良好に行うことができる。
この場合、スペーサ3の各係止片3dを外板1の孔1a
に設けた各切り欠き1bに挿入してスペーサ3を周方向
に回転させることにより、スペーサ3の各係止片3dを
外板1の孔1aに係止させるようにしたので、スペーサ
3の外板1への固定を極めて容易に行うことができ、作
業の効率化を図ることができる。また、スペーサ3の他
端側に弾性変形可能な可撓片3fを設け、可撓片3fの
圧着によりスペーサ3の他端側と内板2とを密閉するよ
うにしたので、スペーサ3の他端側に粘着テープ等によ
って別途洩れ止め処理を施す必要がなく、作業時の手間
を大幅に省くことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の断熱壁
によれば、断熱材の注入発泡前におけるスペーサの位置
ずれや脱落を確実に防止することができるので、断熱材
の注入発泡を常に良好に行うことができ、生産性を格段
に向上させることができる。この場合、スペーサの他端
側に粘着テープ等によって別途洩れ止め処理を施す必要
がないので、作業時の手間を大幅に省くことができる。
【0015】また、請求項2の断熱壁によれば、請求項
1の効果に加え、スペーサの外装板への固定を極めて容
易に行うことができ、作業の効率化を図ることができ
る。
【0016】また、請求項3の断熱壁によれば、請求項
1または2の効果に加え、例えば完成した断熱壁をショ
ーケース等に組付ける場合、スペーサの貫通孔に締結用
のボルトを挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す断熱壁の側面
断面図
【図2】断熱壁の要部分解図
【図3】図2のA−A線矢視方向平面図
【図4】図2のB−B線矢視方向平面図
【図5】スペーサの組付けを示す説明図
【図6】断熱壁の部分側面断面図
【図7】完成状態を示す断熱壁の側面断面図である。
【符号の説明】
1…外板、1a…孔、1b…切り欠き、2…内板、2a
…孔、3…スペーサ、3d…係止片、3f…可撓片、4
…断熱材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−155879(JP,A) 特開 平6−341226(JP,A) 特開 昭54−102364(JP,A) 実開 昭60−30990(JP,U) 実開 昭62−77787(JP,U) 実開 昭55−136524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の外装板と、各外装
    板間の所定位置に配置されたスペーサとを備え、スペー
    サによって所定間隔に保持された各外装板間に発泡性断
    熱材を充填してなる断熱壁において、 前記スペーサの少なくとも一端に外装板に設けた孔に係
    止してスペーサの移動を規制する係止部を設けるととも
    に、前記スペーサの端面の周囲に外装板の内面に弾性変形に
    よって圧着する可撓部を設けた ことを特徴とする断熱
    壁。
  2. 【請求項2】 前記外装板の孔の周縁にスペーサの係止
    部を挿通する切り欠きを設け、スペーサの係止部を外装
    板の切り欠きに挿入してスペーサを周方向に回転させる
    ことによりスペーサの係止部を外装板の孔に係止させた
    ことを特徴とする請求項1記載の断熱壁。
  3. 【請求項3】 前記スペーサにボルト挿通用の貫通孔を
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載の断熱
    壁。
  4. 【請求項4】 前記外装板の孔を閉塞する蓋を備えたこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の断熱壁。
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