JPH029352Y2 - - Google Patents

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JPH029352Y2
JPH029352Y2 JP11936085U JP11936085U JPH029352Y2 JP H029352 Y2 JPH029352 Y2 JP H029352Y2 JP 11936085 U JP11936085 U JP 11936085U JP 11936085 U JP11936085 U JP 11936085U JP H029352 Y2 JPH029352 Y2 JP H029352Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫等の貯蔵室
の仕切体構造に関し、特に、柱状をなす仕切体と
区画壁との気密性の向上、並びに組立時の生産性
の向上を計るための新規な改良に関するものであ
る。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種の仕切体構造の代
表的構成としては、第8図から第10図に示され
る通りである。
すなわち、断面形状がほぼコの字形をなし肉薄
材で構成された前面板1の裏面1aAには、全体
がほぼU字状をなす防露ヒータ3が貼着して設け
られている。この前面板1の裏面1aA側に形成
された空間部1b内には、全体が長方形の柱状を
なす断熱材4が設けられ、この防露ヒータ3は、
この断熱材4の前面4aに形成された凹部4b内
に位置している。
前記前面板1の後端部1a及び外側面1bBに
は、これに接合した状態で、この前面板1の肉厚
より厚い肉厚を有し、断面ほぼコの字形をなすカ
バー体2が嵌め込み式に嵌着されており、この前
面板1の外側面1bBに一体に形成された第1突
部1cは、カバー体2の内面2aに形成された第
2突部2bと係合するように構成されている。
さらに、このカバー体2の後壁2cに形成され
た取付孔2cAには取付ボルト2cBが貫通して設
けられ、この取付ボルト2cBは、カバー体2の
後壁2cの外面に接合して設けられたシール材5
を貫通し、さらに、このシール材5に接合して設
けられた区画壁6内に螺入していることにより、
カバー体2と区画壁6とは一体状に接続されてい
る。
c 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前述の従来構成においては、前
記カバー体2は、樹脂成形品であるため、成形の
条件が悪い場合には、第8図で示すように、後壁
2cが外方に向つて弧状となることがあり、第8
図のように成形されたカバー体2が区画壁6の平
らな端面6aに取付ボルト2cBによつて固着さ
れると、外方に向つて弧状に突出しているカバー
体2の後壁2cは区画壁6の平らな端面6aと接
合するように平面状となるので、カバー体2の側
壁2dは、第9図に示す矢印Bの方向のように、
両開き状態となり、前面板1との間に間隙部2e
が生じ、外観が損なわれると共に、カバー体2の
両側壁2dの弾性がなくなり、前面板1がカバー
体2から離脱しやすくなつて、庫内の密閉性が損
なわれる等の問題点があつた。
d 課題を解決するための手段 本考案は、以上の問題点を速やかに除去するた
めの極めて好適な手段を提供することを目的とす
るもので、この目的を達成するためのこの考案の
要旨とするところは、貯蔵庫の開口体を複数の開
口部に区画するため、この開口部に設けられた仕
切体を有し、かつ、この開口部にそれぞれ開閉扉
を有する貯蔵庫の仕切体構造において、前記仕切
体が、断面ほぼコ字形でその外側面に第1突部を
有する前面板と、この前面板の外側面に嵌着し、
前記第1突部と係合する第2突部を各側壁の内面
に有する断面ほぼコ字形のカバー体と、このカバ
ー体の後壁を前記貯蔵庫の区画壁の平らな端面に
固着するボルトとからなり、前記カバー体の後壁
が固着前には内方に向つて弧状に突出して形成さ
れたものであることを特徴とするものである。
c 作用 カバー体の後壁を区画壁の平らな端面にボルト
で固着すると、後壁が内方に向つて弧状に突出し
て形成されたものであるため、カバー体の両側壁
は外方に拡開することなく、カバー体の各側壁が
互いに内方へ傾斜しようとする弾性を有すること
となり、カバー体と前面板とを嵌着した場合に、
きわめて強固な嵌着状態となる。したがつて、前
面板の外側面の第1突部とカバー体の各側壁の内
面の第2突部との係合も確実となり、前面板とカ
バー体とはより強固に嵌着保持されることとな
る。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による貯蔵庫の仕切体
構造の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については同一
符号を用いて説明する。
第1図から第7図に示す構成は本考案による仕
切体構造を示すためのものであり、第6図及び第
7図に示す構造は、本考案による仕切体構造を適
用した一例を示す貯蔵庫としての冷凍冷蔵庫を示
すため、扉を開けた状態を示す正面図及び斜視図
であり、この冷凍冷蔵庫7の開口体7aには仕切
体10が十字状に設けられ、この開口体7aに
は、4個の開口部7aA,7aB,7aC及び7aD
が形成されている。これらの各開口部7aA,7
aB,7aC及び7aDには、それぞれ開閉扉8が軸
支部8aを介して開閉自在に設けられており、各
開閉扉8の内周面には、ゴム等からなるガスケツ
ト9が設けられている。
前記仕切体10によつて区画された各開口部7
aA〜7aDのうち、開口部7aA内は冷凍庫とし
て用いられ、他の開口部7aB〜7aD内は、いず
れも冷蔵庫として用いられる構成であり、前記開
口部7aAに設けられた仕切体10には、区画壁
6がL字形に接続して設けられている。
第5図に示す構成は、第6図における仕切体1
0をA−A線に沿つて切断した断面図を示すもの
であり、符号1で示されるものは、断面形状がほ
ぼコの字形をなし肉薄材で構成された前面板であ
り、この前面板1の裏面1aAには、全体がほび
U字状をなす防露ヒータ3が貼着して設けられて
いる。この前面板1の裏面1aAに形成された空
間部1b内には、全体が長方形の柱状をなす断熱
材4が設けられ、この防露ヒータ3は、この断熱
材4の前面4aに形成された凹部4b内に位置し
ている。
前記前面板1の後端部1a及び外側面1bBに
は、これと接合した状態で、前面板1の肉厚より
厚い肉厚を有し、断面ほぼコの字形をなすカバー
体2が嵌め込み式に嵌着されており、この前面板
1の外側面1bBに一体に形成された第1突部1
cは、カバー体2の内面2aに形成された第2突
部2bと係合するように構成されている。この第
2突部2bは前面板1の後端部1a側に向つて傾
斜した形状に構成され、このカバー体2を前面板
1に嵌着させる場合は、極めて容易に装着出来る
が、嵌着後は、第1突部1cと第2突部2bとの
係合は容易に解除出来ないように構成されてい
る。
さらに、このカバー体2の後壁2cの内面の両
端には、一対の第3突部2cDが内方に向つて形
成され、これらの第3突部2cDの端部には、外
側に向つて傾斜するテーパ面2daが形成されて
いる。
従つて、このカバー体2を前面板1に嵌着する
場合、この前面板1の後端部1aがこのテーパ面
2daに当接し拡開して外方に案内され、第3突
部2cDの外側に後端部1aが接合して係止され
ている。さらに、この前面板1の後端部1aは、
カバー体2の第2突部2bと第3突部2cDとの
間で挾接された状態となつて保持され、この前面
板1は、第1突部1cと第2突部2bによる係
合、および後端部1aと第3突部2cDとの係合
による、二重の係合手段によつて前面板1とカバ
ー体2が強固に結合している。
さらに、第1図に示される構成は、第5図にお
いて用いられているカバー体2を単体として示す
ものであり、カバー体2の後壁2cは内方に向つ
て弧状に突出して形成されており、その各側壁2
dは、いずれも内方に向つて傾斜している。第4
図に示すカバー体2の壁2cに形成された取付孔
2cAには、取付ボルト2cBが貫通して設けら
れ、この取付ボルト2cBは、カバー体2の後壁
2cの外面に、気密性を良くするために設けられ
軟質フオーム材等からなるシール材5を貫通し、
さらに、このシール材5に接合して設けられた区
画壁6内に螺入していることにより、カバー体2
と区画壁6とは一体状に接続されている。前述の
状態で、取付ボルト2cBを締付けることにより、
弧状をなす後壁2cは区画壁6の平らな端面6a
により平面状に矯正されると共に、各側壁2dは
矢印Cの方向に向つて弾性を伴つて傾斜した状態
となる。さらに、第3図に示すカバー体2と区画
壁6の結合状態において、第2図に示す前面板1
の空間部1b内に断熱材4を挿入した後、前面板
1とカバー体2とを嵌合させると、第5図で示さ
れるように嵌合状態が得られる。
又、冷凍室として用いられる開口部7aAの仕
切体10における前記カバー体2の後壁2cに
は、第4図で示されるごとく、大径の開口部11
が形成されており、この開口部11によつてカバ
ー体2自体の熱伝導を低下させ、冷凍室(開口部
7aAに相当する)からの熱が仕切体10に伝達
して、その表面に結露することを防止している。
以上のような構成において、前面板1にカバー
体2を嵌合させると、第2図に示す前面板1の各
後端部1a及び1a間の内面の巾D1は、第3図
に示すカバー体2の各第3突部2cD及び2cD間
の巾D2より、やや小さく構成されていると共に、
カバー体2と区画壁6の平らな端面6aへの接続
により、カバー体2の後壁2cは内方に向つて弧
状に形成されていたのが平面状となり、前記カバ
ー体2の各側壁2d及び2dが、いずれも内方を
向いて強い弾性を有しているため、前述のよう
に、前面板1の各後端部1aが各第3突部2cD
のテーパ面2da上に当接するが、各テーパ面2
daが各々外方に向つているので、この各後端部
1aがいずれも外方に拡開され、各後端部1aの
内面は第3突部2cDの外側面と強く圧接係合し
て保持される、さらに、前面板1の各第1突部1
cはカバー体2の各第2突部2bと係合し、二重
係合状態によつて前面板1とカバー体2とが強固
に一体状に係合され、かつ、前記断熱材4によ
り、前面板1、カバー体2及び断熱材4が互いに
密接に接合した複合結合構造となり、十分な強度
の仕切体10及び区画壁6の結合体構造を得るこ
とが出来る。さらにカバー体2の後壁2cが内方
に向つて突出して弧状に形成されているので、断
熱材4を前面板1の裏面1aAに押しつけること
になる。すなわち、この前面板1の裏面1aAに
貼着された防露ヒータ3と、断熱材4に隙間がな
くなり、前面板1への露付きをより防止すること
が出来る。また、前記カバー体2の第2突部2b
と、前面板1の第1突部1cとの係合が、カバー
体2の弧状の後壁2cの反発でより強く、よりカ
バー体2は確実に嵌合されることとなる。尚、前
述の実施例における構造は、一例を示したもので
あり、多少の構成変更を行つた場合でも前述と同
様の作用効果を得ることが出来ることは、述べる
までもないことである。
g 考案の効果 本考案による貯蔵庫の仕切体構造は、以上のよ
うな構成と作用とを備えているため、カバー体と
区画壁とを接続した場合、カバー体の各側壁が互
いに内方に傾斜し、強い弾性を有することにな
り、カバー体と前面板とを嵌合させた場合、極め
て強固な嵌合状態を得ることが出来る。
従つて、貯蔵庫使用中におけるカバー体の各側
壁の前面板からのはがれによる外観不良、及び、
気密性の保持不良等を効果的に防止することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図迄は、本考案による貯蔵庫の
仕切体構造を示すためのもので、第1図はカバー
体の側面図、第2図は前面板を示す側面図、第3
図はカバー体と区画壁を接続した状態を示す断面
図、第4図はカバー体の一部を示す斜視図、第5
図は第6図のA−A線による断面図、第6図及び
第7図は本考案による仕切体構造を適用した貯蔵
庫を示す一部切欠正面図及び斜視図、第8図から
第10図迄は従来の仕切体構造を示すためのもの
で、第8図は要部の正面図、第9図はカバー体と
区画壁との接続状態を示す断面図、第10図は仕
切体と区画壁の接続状態を示す断面図である。 1は前面板、1aは後端部、1bBは外面、1
bは空間部、2はカバー体、2cは後壁、4は断
熱材、6は区画壁、7aA〜7aDは開口部、10
は仕切体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 貯蔵庫の開口体7を複数の開口部7aA〜7
    aDに区画するため、この開口部7aA〜7aD
    に設けられた仕切体10を有し、かつ、この開
    口部7aA〜7aDにそれぞれ開閉扉を有する貯
    蔵庫の仕切体構造において、前記仕切体10
    が、断面ほぼコ字形でその外側面16B,16
    Bに第1突部1C,1Cを有する前面板1と、
    この前面板1の外側面16B,16Bに嵌着
    し、前記第1突部1C,1Cと係合する第2突
    部2b,2bを各側壁2d,2dの内面2aに
    有する断面ほぼコ字形のカバー体2と、このカ
    バー体2の後壁2cを前記貯蔵庫の区画壁6の
    平らな端面6aに固着するボルト2cBとから
    なり、前記カバー体2の後壁2cが固着前には
    前方に向つて弧状に突出して形成されたもので
    あることを特徴とする貯蔵庫の仕切体構造。 (2) 前記後壁2cと区画壁6の平らな端面6aと
    の間には、シール材5が介挿されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の貯蔵庫の仕切体構造。
JP11936085U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH029352Y2 (ja)

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JPS6229082U JPS6229082U (ja) 1987-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0674945B2 (ja) * 1988-02-29 1994-09-21 松下冷機株式会社 冷蔵庫
JP6709207B2 (ja) * 2017-12-04 2020-06-10 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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