JPH10170130A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10170130A
JPH10170130A JP32846796A JP32846796A JPH10170130A JP H10170130 A JPH10170130 A JP H10170130A JP 32846796 A JP32846796 A JP 32846796A JP 32846796 A JP32846796 A JP 32846796A JP H10170130 A JPH10170130 A JP H10170130A
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JP
Japan
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partition
plate
dew
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outer box
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JP32846796A
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English (en)
Inventor
Shinya Nagahata
真也 永幡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外箱に取り付けられて内箱の各貯蔵室の間の
仕切部の前面に宛てがわれる仕切板に防露パイプを密着
性良く取り付ける。 【解決手段】 内箱の仕切カバー34に当て板54を段
付ボス部を介して前後方向に移動可能に取り付け、内箱
を外箱内に挿入した後、仕切板42に通したねじ66を
当て板54に螺着する。これにより、当て板54が仕切
板42に締め付けられ、その間に防露パイプ46を挟持
し、該防露パイプ46を仕切板42に密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の貯蔵室間の仕
切部の前面を構成する金属製仕切板を防露パイプにより
加熱して露付きを防止するようにした冷蔵庫に係り、特
にその仕切板への防露パイプの密着度を高めて防露性能
の向上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫において、その庫本体は、通常、
鉄板製の外箱内にプラスチック製の内箱を収納し、それ
ら外箱と内箱との間に発泡性断熱材を充填して構成され
ている。上記内箱には、冷凍室、冷蔵室、野菜室などの
複数の貯蔵室が仕切部により区画して設けられており、
それら貯蔵室は扉によって開閉されるようになってい
る。各扉の背面の周囲部にはマグネットガスケットが装
着されており、扉の閉鎖時にはそのマグネットガスケッ
トが貯蔵室の周囲部に磁気力で密着するようになってい
る。
【0003】ここで、外箱にはその前面の周囲部にフラ
ンジが設けられていると共に、内箱の貯蔵室間の仕切部
に対応する部位には該仕切部の前面に宛てがわれる鉄板
製の仕切板が取り付けられている。これにより、貯蔵室
の前面開口部の周囲全体が鉄板により縁取られるように
なるので、扉のマグネットガスケットが貯蔵室の周囲部
に磁気力によって密着するのである。
【0004】このように貯蔵室の前面開口部の周囲部は
鉄板で形成されるこことなるため、その周囲部が貯蔵室
の冷気の影響で冷やされ、そこに外気が触れて結露する
という現象を生ずる。この結露を防止するため、従来よ
り、コンデンサパイプの一部を防露パイプとし、この防
露パイプを外箱のフランジの裏側と仕切板の裏側とに配
設して該防露パイプにより貯蔵室の周囲部を加熱し、結
露を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】防露パイプから仕切板
への伝達熱量を多くして防露効果を高めるためには、防
露パイプを仕切板に密着させることが必要である。そこ
で、従来では、図9に示すように、内箱の仕切部1にゴ
ムなどの弾性材からなる詰め物2を配置しておき、外箱
に設けられる仕切板3が仕切部1の前面部に宛てがわれ
たとき、その仕切板3との間で詰め物2が圧縮されるよ
うにし、詰め物2の弾発力で防露パイプ4を仕切板3に
押し付けるように構成していた。しかしながら、金属製
の防露パイプ4が例えば湾曲していた場合など、詰め物
2の弾発力では防露パイプ4を仕切板3に押し付けるこ
とが困難である。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、防露パイプを仕切板に対しより確実に
密着させることができる冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外箱内に、複
数の貯蔵室を仕切部により区画して有する内箱を収納し
て庫本体を構成し、前記外箱に設けられて前記内箱の仕
切部の前面部に宛てがわれる仕切板をその裏側から防露
パイプにより加熱するようにした冷蔵庫において、前記
内箱の仕切部に前記防露パイプの後側に位置するように
して前後方向に移動可能に設けられた当て板と、この当
て板を前記仕切板に締め付けて前記防露パイプを仕切板
に押し当てる締結部材とを具備してなるものである。こ
の手段では、当て板を仕切板に締結部材により締め付け
るので、防露パイプは当て板と仕切板との間に挟み付け
られて仕切板の裏面に密着する。
【0008】当て板を仕切部に移動可能に支持する構成
としては、当て板に支持孔を形成すると共に、内箱の仕
切部に弾性的に拡縮変形する抜け止め用の頭部を有した
頭付き突子を突設し、当て板は、前記突子にその頭部に
よる抜け止め状態の下で前後方向に移動可能に支持さ
れ、締結部材により仕切板に締め付けられたとき、突子
の頭部による抜け止めから外されるようにすることがで
きる。
【0009】また、当て板の後側に空間が生じないよう
にするために、仕切部には、当て板を前方に付勢する熱
良導性の弾性部材が当て板の裏側に配置されていること
が好ましい。内箱に、左右に並ぶ2つの貯蔵室と、この
2つの貯蔵室に対し上下方向に隣接する貯蔵室が設けら
れている場合、当て板は、それら3つの貯蔵室を区画す
る略T字形の仕切部に対応して縦形当て板の一端部を横
形当て板に連結した略T字形に構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図7に基づいて説明する。冷蔵庫の全体構成を示す図7
において、庫本体11には、貯蔵室として上から順に、
冷蔵室12、左右に並ぶ製氷室13および仕様切替室1
4、冷凍室15、野菜室16が設けられており、それら
各室12〜16はそれぞれ扉17〜21によって開閉さ
れる。なお、仕様切替室14はその冷却温度を広い範囲
で切り替えることができ、その切り替えにより、冷凍
室、パーシャルフリージング室、チルド室、冷蔵室およ
び野菜室のいずれかに選択して使用できるようになって
いる。
【0011】上記庫本体11は、図6に示すように、鉄
板製の外箱22内にプラスチック製の内箱23を収納
し、両者間に発泡性断熱材24を充填して構成される。
内箱23は真空成形により製造したもので、上記各室1
2〜16のうち、仕様切替室14を除く各室12〜1
4,16を一体に形成し、仕様切替室14については別
に射出成形により製造したボックス25を取り付けて形
成している。
【0012】上記内箱23の真空成形直後の形態では、
図5に示すように、製氷室13と冷凍室15とは連通さ
れており、また、ボックス25を収納する部分26の前
面部分は閉塞板部27によって塞がれている。そして、
ボックス25を内箱23に取り付ける場合には、まず、
閉塞板部27に矩形の挿入口28を開口形成し、ボック
ス25をこの挿入口28から収納部26に挿入するもの
である。
【0013】ボックス25を取り付けた内箱23におい
て、その内部には、冷蔵室12とその下の製氷室13お
よび仕様切替室14との間を仕切る上部横仕切部29、
製氷室13と仕様切替室14との間を仕切る縦仕切部3
0、仕様切替室14と冷凍室15との間を仕切る中間横
仕切部31、冷凍室15と野菜室16との間を仕切る下
部横仕切部32が存在するが、それら各仕切部29〜3
2の前面は内箱23の前面外周囲に延設したフランジ3
3より若干後退した位置に設定されている。
【0014】内箱23の各仕切部29〜32の前部には
プラスチック製の仕切カバー34〜37が連結されてい
る。この仕切カバー34〜37の連結により、各仕切部
29〜32は実質的に前方に延長された形態となって前
面が内箱23のフランジ33と略面一の状態になされ
る。
【0015】ここで、上記仕切カバー34〜37のう
ち、上部横仕切部29に装着された上部横仕切カバー3
4、縦仕切部30に装着された縦仕切カバー35および
中間横仕切部31に装着された中間横仕切カバー36は
一体に成形されて仕切枠38として構成されている。そ
して、中間横仕切カバー36は内箱23の左内側面に達
するまで左方に延長されており、この延長部分36aに
よって製氷室13と冷凍室15とが実質的に仕切られる
ようになる。
【0016】なお、以上では、ボックス25を内箱23
に取り付けた後に仕切枠38を内箱23に取り付けるよ
うに説明したが、実際には、ボックス25を仕切枠38
に取り付けた後、ボックス25を挿入口28から収納部
26に挿入するようにして仕切枠38を内箱23に取り
付けるものである。
【0017】一方、前記外箱22において、その前面内
周部にはフランジ39が折曲形成されており、また、背
面および底面は別体の鉄板製の背板40および底板41
により閉鎖されるようになっている。従って、外箱22
単体としては、前面、背面、底面が開放された略逆コ字
形をなしている。そして、外箱22の左右両側のフラン
ジ39間には、図4に示すように、上部横仕切カバー3
4に対応する上部横仕切板42、中間横仕切カバー36
に対応する中間横仕切板43、下部横仕切カバー37に
対応する下部横仕切板44が取り付けられると共に、上
部横仕切板42と中間横仕切板43との間に縦仕切カバ
ー35に対応する縦仕切板45が取り付けられるように
なっている。これら各仕切板42〜45は外箱22内に
内箱23を挿入した後に外箱22に取り付けられるよう
になっている。
【0018】各仕切板42〜45を外箱22内に内箱2
3を挿入した後に取り付ける理由は、外箱22内に内箱
23を収納する組み立ては、外箱22を前面を下にして
コンベア上に載置し、そして外箱22の左右両側板を略
ハ字形に広げた状態にして内箱23を外箱22の底面側
から上面側に向かって挿入するため、仕切板42〜45
が予め外箱22に取り付けられていたのでは、該外箱2
2を略ハ字形に広げることができないからである。ま
た、他の理由として、各仕切板42〜45は断面略コ字
形に形成されて各仕切カバー34〜37の内側に嵌合さ
れるが、仕切板42〜45が予め外箱22に取り付けら
れていたのでは、内箱23が仕切板42〜45に支えて
しまって外箱22内に挿入できなくなるからである。
【0019】上記外箱22の前面側には、冷凍サイクル
のコンデンサパイプが防露パイプ46として設けられて
いる。この防露パイプ46は各室12〜16の前面開口
部の周囲を加熱して結露が生ずることを防止するための
もので、それら各室12〜16の前面開口部を構成する
外箱22のフランジ39、各仕切板42〜45の裏面側
に添設される。
【0020】図4には上記防露パイプ46のうち、外箱
22のフランジ39の裏側に配設される部分46aの一
部と、各横仕切板42〜44および縦仕切板45に対応
する部分46b〜46eが示されており、各横仕切板4
2〜44に対応する部分46b〜46dはいずれも外箱
22の左側のフランジ39から左方に向かって略U字状
に延長され、また縦仕切板45に対応する部分46eは
部分46bの途中から下方に略U字状に延長されてい
る。
【0021】このような防露パイプ46は、各室12〜
16の前面開口部への結露をより確実に防止するため
に、外箱22のフランジ39、各仕切板42〜45を効
率良く加熱できるようにする必要がある。そのために、
防露パイプ46をフランジ39、各仕切板42〜45に
密着性良く取り付けることが好ましい。
【0022】さて、冷蔵庫の組み立てにおいて、外箱2
2側と内箱23側とは別々に組み立てられ、外箱22内
に内箱23を収納して両者間に発泡性断熱材24を注入
する。この場合、防露パイプ46は外箱22側に設けて
おくが、各仕切板42〜45は外箱22に内箱23を収
容した後に外箱22に取り付けられる。このため、防露
パイプ46は外箱22のフランジ39には予め密着性良
く取り付けておくことができるが、後付けされる仕切板
42〜45に対しては予め密着性良く取り付けておくこ
とはできない。
【0023】このような事情において、防露パイプ46
を仕切板42〜45に密着性良く取り付けるための構成
を図1〜図4を参照して説明する。すなわち、庫本体1
1の各室12〜16を仕切る仕切部29〜32の一部と
して機能する各仕切カバー34〜37の前部は凹状に形
成されており、特に、上部横仕切カバー34、縦仕切カ
バー35、中間横仕切カバー36は仕切枠38として一
体に形成されていることから、それらの前凹部47〜4
9は互いに連続していて全体として略エ字形をなしてい
る。そして、前凹部47〜50の奥面部には、段付ボス
部51が、各横仕切カバー34,36,37については
それぞれ2個、縦仕切カバー35については下側に1個
突設されている。
【0024】また、各前凹部47〜50内には、まず予
め成形された発泡プラスチック等の断熱体52が収納配
置され、その断熱体52の前側に熱良導性のある弾性部
材53が収容され、更に、この弾性部材53の前側に当
て板54〜57が収容される。上記弾性部材53は例え
ばブチルゴムにより形成された所要厚さのテープ53a
を基材としてその前面にアルミ箔53bを貼着して構成
されている。
【0025】上記仕切枠38の各前凹部47〜49に収
納される3枚の当て板54〜56のうち、上部横仕切カ
バー34の前凹部47に収容される横形当て板としての
上部横当て板54と縦仕切カバー35の前凹部48内に
収容される縦形当て板としての縦当て板55とは予め連
結され、中間横仕切カバー36の前凹部49に収容され
る中間横当て板56は縦当て板55とは非連結とされ
る。
【0026】当て板54〜57はいずれも金属板、例え
ば鉄板により断面略コ字形に形成され、前面には防露パ
イプ46の各部46b,46e,46c,46dを嵌合
する凸状の嵌合部58が形成されていると共に、各当て
板54〜57には各前凹部46〜49の段付ボス部51
の先端側径小部51aに嵌合する支持孔59が形成され
ている。また、略T字形に連結される上部横当て板54
と縦当て板55において、上部横当て板54の中間部に
は図3に示すように縦当て板55の上端部を嵌合する凹
部54aが形成されており、この凹部54aおよび縦当
て板55の上端部にそれぞれ大小2個の孔60a,60
bおよび61a,61bが互い違いにして形成されてい
る。
【0027】なお、図4において、横当て板54の右側
には、横当て板54とは別体のヒンジ当て板54bが配
設される。このヒンジ当て板54bは、略L字形に折り
曲げられて外箱22の右内側部に取り付けられ、冷蔵室
12の扉17を開閉回動可能に支持するヒンジ(図示せ
ず)の取り付け部の補強用部材として機能する。
【0028】次に上記構成において、庫本体11を製造
する手順につき説明する。内箱23の閉塞板部27に挿
入口28を開口形成し、その上で、仕切枠38に取り付
けたボックス25を挿入口28から収納部26に収納し
て該仕切枠38の各仕切カバー34〜36を内箱23の
各仕切部29〜31に取り付けると共に、下部横仕切カ
バー37を内箱23の下部横仕切部32に取り付ける。
【0029】一方、縦当て板55の上端部を上部横当て
板54の凹部54aに嵌め、ねじ62を縦当て板55側
の大径孔61aに通して上部横当て板54側の小径孔6
0aに螺着し、以て縦当て板55の上端部を上部横当て
板54の凹部54aに連結して略T字形の当て板に構成
する。
【0030】そして、各仕切カバー34〜37の各前凹
部47〜50に断熱体52および弾性部材53を順に収
納し、その上で、各前凹部47〜50に弾性部材53を
押し縮めるようにして各当て板54〜57を収納する。
この場合、各当て板54〜57は段付ボス部51の先端
側小径部51aに支持孔59をスライド可能に嵌合した
後、当て板54〜57の抜け止めを行うべく、段付ボス
部51にねじ63を螺着する。これにより、各当て板5
4〜57はねじ63の頭部と段付ボス部51の径大部5
1bとの間で前後方向に移動可能に支持された状態とな
る。そして、当て板54〜57は後側の弾性部材53の
弾発力により前方に付勢されてねじ63の頭部に止めら
れた状態になっている。
【0031】この内箱23に対し、外箱22には防露パ
イプ46を装着しておく。このとき、防露パイプ46の
うち、フランジ39に取り付ける部分は何も邪魔物がな
い状態で取り付け作業を行うことができるので、密着性
良くフランジ39に取り付けることができるのものであ
る。
【0032】そして、背板40および底板41、各仕切
板42〜45を未だ装着していない状態にある外箱22
を前面が下となるようにしてコンベア上に載置し、そし
て外箱22の左右両側板をハ字形に開いてその内部に底
面側から内箱23を挿入する。外箱22内に内箱23を
挿入した後、外箱22の左右両側板を元の平行な状態に
窄める。このとき、防露パイプ46の各部分46b〜4
6eは円弧軌跡を辿って各仕切カバー34〜37の前凹
部47〜50内に入る込むようになるが、その際、鉄板
製の当て板51〜55に防露パイプ46の接触面積を増
大させるべく前側に突出させるようにして形成されてい
る嵌合部58を乗り越えなければならない。このことに
関し、当て板51〜55が前後方向に移動できるように
なっているので、防露パイプ46の各部分46b〜46
eが凸状の嵌合部58に当たると、当て板51〜55が
後方に移動してその時の衝突を緩和する。このため、防
露パイプ46の各部分46b〜46eに嵌合部58との
衝突による傷付きのおそれがない。
【0033】上述のようにして外箱22内に内箱23を
挿入した後、各横仕切板42〜44を外箱22の左右両
側のフランジ39間に取り付ける。この横仕切板42〜
44のフランジ39への取り付けは、横仕切板42〜4
4の左右両端部をフランジ39の裏側に挿入し、図示し
ないねじによりフランジ39に固定することによって行
う。
【0034】このとき、横仕切板42〜44は両端部を
除く略全体が各横仕切カバー34,36,37の前凹部
47,49,50内に嵌入され、当て板54,56,5
7を若干後側に押すようになる。この後、縦仕切板45
の上端部を上部仕切板42の中間部の裏側に差し込みな
がら、上下両端間の部分を縦仕切カバー35の前凹部4
8内に嵌合すると共に、下端部を中間横仕切板43の上
面に形成された嵌合孔64に嵌合する。
【0035】ところで、横仕切板42〜44の左右両端
部をフランジ39の裏側に挿入して固定する際、最初
に、横仕切板42〜44の左端部を左側のフランジ39
の裏側に差し込んで左方に大きく移動させ、その後、右
端部を右側のフランジ39の裏側に差し込む。このよう
な横仕切板42〜44の取り付けにおいて、その左端部
を左側のフランジ39の裏側に差し込んで左方に大きく
移動させる時、当て板54〜57が前後方向に動き得る
ことから、防露パイプ46の各部分46b〜46dが後
に逃げるので、防露パイプ46も一緒に左方に移動する
ことがなく、防露パイプ46が外箱22の左側板に当っ
て打痕を付けてしまうというようにおそれがなくなる。
【0036】以上のようにして仕切板42〜45を外箱
22に取り付けた後、各仕切板42〜45に形成された
通し孔65に締結部材としてのねじ66を通して該ねじ
66を各当て板54〜57に形成された小孔67に螺着
する。これにより、当て板54〜57が仕切板42〜4
5側に強く引っ張られるようになって仕切板42〜45
の裏面に防露パイプ46の各部45a〜45cを強く押
し付けるようになる。ここで、縦仕切板45の上端部に
形成された通し孔65に通されたねじ66は縦当て板5
5の径小孔61bに螺着され、これにより縦当て板45
の上端部および上部横当て板54の中間部を仕切板4
2,45側に引っ張ると共に縦仕切板45の上端部を上
部横仕切板42に締め付け固定する。
【0037】このようにして当て板54〜57がねじ6
6により締め付けられると、該当て板54〜57は前方
に若干移動するが、当て板54〜57の後側に設けられ
ている弾性部材53が当て板54〜57の前方への移動
に追従して膨らむので、当て板54〜57の後側に空間
が生ずるおそれがない。この後、外箱22に背板40お
よび底板41を取り付け、そして、最後に、外箱22と
内箱23との間に発泡性断熱材24を充填し、庫本体1
1を形成するものである。
【0038】このように本実施例によれば、当て板54
〜57を仕切板42〜45にねじ66で締め付けること
により、防露パイプ46を仕切板42〜45と当て板5
4〜57との間に挟み付けて仕切板42〜45に強く良
好に密着させることができる。このため、防露パイプ4
6によって仕切板42〜45の全体を効率良く加熱する
ことができ、防露効果を高めることができる。
【0039】しかも、当て板54〜57の後側には熱良
導性の弾性部材53が配設されているから、当て板54
〜57が受けた熱は弾性部材53に伝達され、該弾性部
材53に蓄えられる。この結果、コンプレッサの運転停
止時に防露パイプ46の発熱作用が停止しても、弾性部
材53に蓄積された熱によって仕切板42〜45を加熱
できる。
【0040】この場合、本実施例では、当て板54〜5
7に嵌合部58を形成し、その嵌合部58に防露パイプ
46を嵌合するようにしているので、防露パイプ46と
当て板54〜57との接触面積が増大し、防露パイプ4
6から当て板54〜57への伝熱量を増加することがで
きて弾性部材53により多量の熱を蓄積させることがで
きる。また、本実施例では、左右に並んで存在する製氷
室13と仕様切替室14との間の仕切部に対しても、上
部横当て板54と縦当て板55とを結合して略T字形に
構成することによって容易に組み立てが可能になる。
【0041】図8は本発明の他の実施例を示す。この実
施例は当て板54〜57を前凹部47〜50内に前後方
向に移動可能に支持する構成において、その抜け止めを
ねじを使用せずに行うようにしたものである。すなわ
ち、当て板54〜57を支持する突子としてのボス部6
7は先端部に径大な頭部67aを有している。そして、
このボス部67は先端から所要長さ範囲に渡って割り溝
68を形成しており、この割り溝68によって頭部67
aが弾性的に拡縮変形可能になっている。
【0042】このボス部67に当て板54〜57を取り
付けるには、当て板54〜57の支持孔59をボス部6
7に嵌合する。すると、ボス部67の頭部67aが縮径
して支持孔59の通過を許容するので、図8に二点鎖線
で示すように、当て板54〜57がボス部67に前後方
向に移動可能に支持される。このときのボス部67から
の当て板54〜57の抜け止めは頭部67aが支持孔5
9の通過により該支持孔59よりも径大に拡径すること
によってなされる。
【0043】内箱23を外箱22内に収納し、仕切板4
2〜45の通し孔65に通したねじ66により当て板5
4〜57を締め付けると、当て板54〜57は図8に実
線で示すようにボス部67の頭部67aから抜け出るよ
うにして前方に移動し、防露パイプ46を仕切板42〜
45との間に強く締め付ける。
【0044】このように構成した本実施例では、当て板
54〜57の抜け止めをねじを使用せずに行うことがで
きるので、当て板54〜57を前凹部47〜50に前後
方向に移動可能に取り付ける際の作業性が向上する。な
お、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定される
ものではなく、例えば、縦当て板54は中間横当て板5
5に連結して逆T字形に構成するようにしても良い等、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施すること
ができるものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、当て板により防露用パイプを仕切板に押し付ける
ので、仕切板に対する防露パイプの密着性が良くなり、
防露パイプによる仕切板の加熱性が良好となって防露効
果が向上する。
【0046】請求項2記載の発明では、当て板を仕切部
に設けられた突子に差し込むだけで、当て板を容易に前
後方向に移動可能に支持することができる。
【0047】請求項3記載の発明では、当て板を仕切板
に締め付けることにより、当て板が前方に移動すると、
弾性部材が膨脹するので当て板の後側に空間が生ずるこ
とがなく、また、訪露パイプの熱を弾性部材に蓄えさせ
ることができる。
【0048】請求項4記載の発明では、左右に並ぶ貯蔵
室間の仕切板に対しても防露パイプを当て板により押し
付けて両者の密着性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上部横仕切板部分の縦
断側面図
【図2】図1とは異なる部分で切断して示す上部横仕切
板部分の縦断側面図
【図3】上部横仕切板と縦仕切板との連結部分の縦断側
面図
【図4】要部の分解斜視図
【図5】内箱側の分解斜視図
【図6】庫本体の縦断側面図
【図7】冷蔵庫の全体を示す正面図
【図8】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、11は庫本体、22は外箱、23は内箱、29〜
32は仕切部、34〜37は仕切カバー(仕切部)、4
2〜45は仕切板、46は防露パイプ、47〜50は前
凹部、51は段付ボス部、53は弾性部材、54〜57
は当て板、66はねじ(締結部材)、67はボス部(突
子)、67aは頭部、68は割り溝である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に、複数の貯蔵室を仕切部により
    区画して有する内箱を収納して庫本体を構成し、前記外
    箱に設けられて前記内箱の仕切部の前面部に宛てがわれ
    る仕切板をその裏側から防露パイプにより加熱するよう
    にした冷蔵庫において、 前記内箱の仕切部に前記防露パイプの後側に位置するよ
    うにして前後方向に移動可能に設けられた当て板と、 この当て板を前記仕切板に締め付けて前記防露パイプを
    仕切板に押し当てる締結部材とを具備してなる冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 当て板に支持孔を形成すると共に、内箱
    の仕切部に弾性的に拡縮変形する抜け止め用の頭部を有
    した頭付き突子を突設し、 当て板は、前記突子にその頭部による抜け止め状態の下
    で前後方向に移動可能に支持され、締結部材により仕切
    板に締め付けられたとき、突子の頭部による抜け止めか
    ら外されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 仕切部には、当て板を前方に付勢する熱
    良導性の弾性部材が該当て板の裏側に位置して設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 内箱には、左右に並ぶ2つの貯蔵室と、
    この2つの貯蔵室に対し上下方向に隣接する貯蔵室が設
    けられ、当て板は、それら3つの貯蔵室の間を区画する
    略T字形の仕切部に対応して縦形当て板の一端部を横形
    当て板に連結した略T字形に構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
JP32846796A 1996-12-09 1996-12-09 冷蔵庫 Abandoned JPH10170130A (ja)

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Cited By (7)

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