JPH11264648A

JPH11264648A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH11264648A
Application number: JP6803998A
Authority: JP
Inventors: Mikihiro Nakayama; 幹啓中山
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-03-18
Filing date: 1998-03-18
Publication date: 1999-09-28

Abstract

(57)【要約】【課題】複数段設けた引き出し式冷凍室間の仕切部に
関し、庫内への吸熱を防止し、結露や発汗を防止すると
共に、省エネルギー化，美観向上を図る。【解決手段】冷凍室５を上下二段に仕切り、それぞれ
引き出し式扉１６，１７を設け、前記仕切られた部分の
合成樹脂製の仕切部のカバーの庫外部分に凸部を設け、
扉１６，１７のガスケット２８に当接することにより庫
内への吸熱を防止し、結露や発汗を防止すると共に、省
エネルギー化，美観向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭用で引き出
し式の冷凍室を上下に二段以上備えた冷蔵庫および冷凍
庫に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、かかる技術は特開平５−１８７７
６１号公報に開示されているように、使い勝手を向上さ
せるため、引き出し式の冷凍室を上下二段以上に備えた
冷蔵庫が増えてきている。

【０００３】この従来の技術を採用した従来の冷蔵庫に
ついて図面を参照しながら説明する。

【０００４】図６は従来例の冷蔵庫の縦断面図で、図７
は同要部の縦断面図である。断熱箱体１内には、内部を
上下三段に仕切る仕切壁２および３が設けられ、上から
順に冷蔵室４，冷凍室５，野菜室６が形成されている。

【０００５】上記冷凍室５の背面には冷却器室７が形成
され、冷却器８とその上部にはファン装置９を備えると
共に、ファン装置９は冷蔵室４，冷凍室５，野菜室６に
対して後述する如く冷却器８で冷やされた冷気を送風
し、各室を所定の温度（一般的に冷凍室は約−１８度以
下に、冷蔵室は約１〜５度に、野菜室は約４〜８度）に
保たれている。

【０００６】すなわち、図６において、冷凍室５の背面
には、化粧カバー１０が配設されており、化粧カバー１
０の裏側の、冷却器室７内の冷気をファン装置９により
送風し、その大部分は前方の冷凍室５を冷却し、残りは
冷蔵室４および野菜室６に送られ、所定の温度に保たれ
ることとなる。

【０００７】また、通常、一般家庭用の冷蔵庫は断熱箱
体１として、合成樹脂製の内箱１１と鉄板製の外箱１２
の間にウレタン樹脂などの断熱材１３を充填発泡して構
成されており、発泡後に冷却器８を取り付ける製造方法
がとられる。冷凍室５は、その開口を上下二段に分割さ
れ、上段，下段各々に容器１４，１５を備えた引き出し
式の扉１６，１７により構成されており、前記扉１６，
１７はそれぞれ断熱箱体１との密閉性を確保するため、
磁石１８を備えたガスケット１９を備える。また、上下
二段の冷凍室５の仕切として、前面に鉄製のパネル２０
を備えたトリム２１が横断的に断熱箱体１の冷凍室５の
開口に取り付けられ、そのパネル２０にガスケット１９
が磁力により、密着閉する。トリム２１は、内部に断熱
材２２を備え、パネル２０の裏側には冷凍サイクル（図
示せず）の放熱パイプ２３が当接して取り付けられ、熱
伝導性部材２４によりパネル２０に圧接される。なお、
扉１６，１７の左右の辺については、外箱１２に前記ガ
スケット１９の磁石１８が吸引すると共に、仕切壁２，
３についても鉄板製のパネルが取り付けられ、これに前
記磁石１８が吸引する。

【０００８】以上のように構成された従来の技術を用い
た冷蔵庫では、まず、冷凍室５が使い易い高さに位置す
ると共に、引き出し式に容器１４，１５が引き出せるの
で、奥まで使い易く、長期保存の冷凍食品を収納した時
にも、使い忘れによる食品の賞味期限切れなどの無駄を
防止できる。また、トリム２１に放熱パイプ２３を配設
したことにより、上下を例えば深浅二段の冷凍室５とし
ても、発汗や結露を防止できる冷蔵庫とすることができ
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に構成すると、冷凍室５内が−１８度以下の低温のた
め、トリム２１は上下と奥面の３面から冷やされ、熱伝
導の良い鉄板製のパネル２０が冷やされ、見かけ上は放
熱パイプ２３の放熱も良くなるが、実は冷蔵庫の外に放
熱すべき放熱パイプ２３から、庫内に吸熱してしまうこ
ととなる。つまり、余分に冷却運転しなければならず、
消費電力増をきたす。また、一方で鉄板製のパネル２０
とトリム２１との当接面が、扉１６，１７を開けた時に
前からよく目立ち、隙間が発生してしまうと美観を損な
うばかりか、庫内側に位置するため庫内への放熱（吸
熱）を更に増大させてしまうこととなり、製造上も全く
隙間無く製造するのは難しい。更に、断熱箱体１は内箱
１１と外箱１２の間に断熱材１３を充填発泡して製造
後、放熱パイプ２３をトリム２１に配設して熱伝導性部
材２４を介してパネル２０を取り付けることになるが、
その取り付け作業についても、パネル２０と放熱パイプ
２３の当接が難しく完成後の検査も難しい。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の冷蔵庫は、トリムの前面のガスケット当接
面を合成樹脂製のカバーとし、かつガスケット間に凸形
状を設けた構成としたものである。

【００１１】また、カバーの裏側に放熱パイプを固定す
る爪を設ける。また、カバーの裏面を部分的に金属メッ
キもしくは金属をインサート成形する。

【００１２】更に、引き出し式レールの扉閉直前に、落
とし込む形状を設ける。これにより、トリムの結露を防
止でき、消費電力量も増大せず、また、取り付け作業も
容易で、美観が向上する。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
をもって実施形態の中心とすることができる。すなわ
ち、請求項１記載の冷蔵庫では、冷凍室を上下二段に分
割して引き出し式に開閉できるように構成し、冷凍室の
開口に合成樹脂製のトリムを設け、ガスケット当接部間
に凸部形状を備える構成とするものである。

【００１４】また、請求項２記載の冷蔵庫では、冷凍サ
イクルの放熱パイプを固定する爪を設ける構成とし、ト
リムの製造上の組立を容易にする。

【００１５】また、請求項３記載の冷蔵庫では、トリム
のカバーの裏面に金属メッキをするか、あるいは金属体
をインサートする構成とする。

【００１６】更に、請求項４記載の冷蔵庫では、引き出
し式の扉のレールに扉閉直前に落とし込みを設ける構成
とした。

【００１７】これにより、トリムの結露や消費電力量の
増大を防止できると共に、トリムの取り付け作業も容易
に行え美観についても向上する。

【００１８】

【実施例】以下、本発明の具体的な実施形態である実施
例について、図１から図５を用いて説明する。

【００１９】（実施例１）本発明の実施例１について図
１，図２を用いて説明する。

【００２０】なお、断熱箱体１，仕切壁２，３，冷蔵室
４，冷凍室５，野菜室６，冷却器室７，冷却器８，ファ
ン装置９，化粧カバー１０，内箱１１，外箱１２，断熱
材１３，容器１４，１５，扉１６，１７，断熱材２２，
放熱パイプ２３，熱伝導性部材２４は従来と同一の構成
であるから、同一の番号を付与し、その詳細な説明につ
いては省略する。

【００２１】図１は、本発明の実施例１における冷蔵庫
の縦断面図で、図２は要部の縦断面図である。

【００２２】図１において、断熱箱体１内には上下二段
に仕切壁２および３が設けられ、この仕切壁２，３によ
り断熱箱体１内に上から冷蔵室４，冷凍室５，野菜室６
が区画形成されている。

【００２３】更に、冷凍室５は、その開口部にトリム２
５を横断的に設けて上下二段に分割構成され、引き出し
式に構成した上下二段の扉１６，１７にそれぞれ容器１
４，１５を設ける。前記トリム２５は、合成樹脂製の本
体２６の内部に断熱材２２を備えると共に、その前面に
は同じく合成樹脂製のカバー２７を備え、扉１６，１７
のガスケット２８を当接させると共に、上下の扉１６，
１７にそれぞれ取り付けられたガスケット２８の間には
外側に向かって凸部２９を形成し、冷凍室５内の冷気の
漏洩による発汗，結露を防止する。なお、ガスケット２
８のトリム２５に当接する辺には、磁石を備えない。ま
た、トリム２５の本体２６と、カバー２７の嵌合面は、
前面以外の上下や後面にすることができ、例え少量の隙
間が発生してしまったとしても、その美観を損ねたり、
隙間から内部に冷気が侵入したりしない。

【００２４】以上のように構成された本発明の実施例１
において、その働きについて説明する。まず、冷蔵庫が
冷却運転に入ると、ファン装置９が起動し、冷却器８に
より冷却された冷気は、その大部分は、前方の冷凍室５
を冷却する。冷蔵室４はおおむね摂氏１〜５度であるの
に対し、冷凍室５は摂氏−１８度以下に冷却しなければ
ならないので、冷凍室５の風量は冷蔵室４側の約１０倍
程度必要で、その分トリム２５の本体２６は、冷却器７
からの摂氏−３０度の冷気にさらされる。一方、カバー
２７は、前記ガスケット２８の外側では、摂氏２０から
３０度の多湿な外気温にさらされる場合があるため、わ
ずかな隙間でもあれば、結露してしまう。従って、本発
明の実施例１では、カバー２７の素材について熱伝導性
の悪い、つまり断熱効果の大きい合成樹脂製とし、その
成形性を活用して凸部２９を形成し、扉１６，１７と断
熱箱体１との隙間を小さくし、なるべく庫外からの熱の
侵入を防ぐべく構成されている。

【００２５】ガスケット２８は複数の気室から構成さ
れ、断熱を図りつつ柔軟性を持つ素材として軟質塩ビで
一般に成形される。そして従来例ではパネル２０に吸引
するための磁石１８が内部に備えられているが、磁石は
金属の一種で、その断熱性能という面からは優れている
とはいえない。そこで本発明の実施例１では、トリム２
５に接する辺について磁石を採用しないこととした。

【００２６】従って、トリム２５の表面側のカバー２７
が結露や発汗せず、放熱パイプ２３の熱が庫内に放熱さ
れて、消費電力量が増大しない。また、トリム２５とカ
バー２７の双方を成形性が良く断熱性に優れた合成樹脂
製としたことで、嵌合面を前面以外にすることができる
ため、例え少量の隙間が発生してしまったとしても、そ
の美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵入したりし
ない冷蔵庫を提供することができる。

【００２７】（実施例２）本発明の実施例２について図
３を用いて説明する。なお、従来および本発明の実施例
１と同一の構成で同じ作用をする部分については、同一
の番号を付与し、その詳細な説明を省略する。

【００２８】まず、冷凍室５を上下に仕切るトリム３０
のカバー３１の凸部３２の裏側には、冷凍サイクルの放
熱パイプ２３を設けて、かつ固定用の爪３３を設け、熱
伝導的に接触させて取り付ける。製造上の組立において
は、放熱パイプ２３を一旦、爪３３により固定した後、
カバー３１をトリム３０に固着することができ、組立が
容易に、かつ確実にできる。

【００２９】つまり、できるだけ放熱パイプ２３の熱が
庫内に吸熱しないように、ガスケット２８との当接面よ
りも外側に放熱パイプ２３を取り付けると共に、放熱パ
イプ２３が浮き、カバー３１を介して庫外に放熱せず
に、冷凍室５の庫内に放熱（吸熱）してしまうのを、爪
３３で確実に固定することで防止できる。

【００３０】従って、トリム３０の表面側のカバー３１
が結露や発汗したり、放熱パイプ２３の熱が庫内に放熱
されて、消費電力量が増大したりしない。また、トリム
３０とカバー３１の双方を成形性が良く断熱性に優れた
合成樹脂製としたことで、嵌合面を前面以外にすること
ができるため、例え少量の隙間が発生してしまったとし
ても、その美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵入
したりしない冷蔵庫を提供することができる。また、そ
の取り付け作業についても、カバー３１に爪３３を設
け、放熱パイプ２３を固定することができるので、当接
が易しく確実にでき、完成後の検査も必要ない。

【００３１】（実施例３）本発明の実施例３について図
４を用いて説明する。なお、従来および本発明の実施例
１ならびに２と同一の構成で同じ作用をする部分につい
ては、同一の番号を付与し、その詳細な説明を省略す
る。

【００３２】トリム３０のカバー３４の凸部３５の裏側
を部分的に金属でメッキしたメッキ部３６を設け、カバ
ー３４と放熱パイプ２３との熱伝導を向上させ、カバー
３４の庫外側の放熱を向上するように構成する。

【００３３】なお、カバー３４の放熱パイプ２３との当
接面にアルミニウムなどの金属をインサート成形して熱
伝導部を設ければ、カバー３４の製造上はやや難しくな
るが、より熱伝導が向上する。つまり、カバー３４のガ
スケット２８より冷凍室５側は庫内に吸熱し易く、庫外
側に位置する部分は影響が少ないので、本発明の実施例
３では、放熱パイプ２３の熱を庫外へ効率的に放熱でき
る。従って、トリム３０の表面側のカバー３４が結露や
発汗したり、放熱パイプ２３の熱が庫内に放熱されて、
消費電力量が増大したりしない。また、トリム３０とカ
バー３４の双方を成形性が良く断熱性に優れた合成樹脂
製としたことで、嵌合面を前面以外にすることができる
ため、例え少量の隙間が発生してしまったとしても、そ
の美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵入したりし
ない冷蔵庫を提供することができる。また、その取り付
け作業についても、カバー３４に爪３３を設け、放熱パ
イプ２３を固定することができるので、当接が易しく確
実にでき、完成後の検査も必要ない。

【００３４】（実施例４）本発明の実施例４について図
５を用いて説明する。なお、従来および本発明の実施例
１，２ならびに３と同一の構成で、同じ作用をする部分
については、同一の番号を付与し、その詳細な説明を省
略する。

【００３５】引き出し式の扉１６，１７は断熱箱体１の
左右に設けたガイド３７の可動域の最後部を下向きに曲
げ、扉１６，１７側のレール３８の最前部３８ａを上向
きに曲げることで、扉１６，１７を閉めた時、扉側の可
動ローラ３９がガイド３７の下向きの部分３７ａを転が
り落ちる。同時に本体側のローラ４０上のレール４１
は、下向きに形成され、被収納物の重量を活用して扉１
６，１７は斜め下方向に自然に落下し圧閉する。

【００３６】従って、本発明の実施例４では、被収納物
の重量を活用して扉１６，１７を確実に圧閉することが
できるので、放熱パイプ２３の熱を庫外へ効率的に放熱
できる。よって、トリム３０の表面側のカバー３４が発
汗したり、放熱パイプ２３の熱が庫内に放熱されて、消
費電力量が増大したりしない。また、トリム３０とカバ
ー３４の双方を成形性が良く断熱性に優れた合成樹脂製
としたことで、嵌合面を前面以外にすることができるた
め、例え少量の隙間が発生してしまったとしても、その
美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵入したりしな
い冷蔵庫を提供することができる。また、その取り付け
作業についても、カバー３４に爪を設け、放熱パイプ２
３を確実に固定することができるので、当接が易しく確
実にでき、完成後の検査も必要ない。

【００３７】

【発明の効果】以上のように本発明の冷蔵庫は、請求項
１記載の発明によれば、トリムとカバーを合成樹脂製
で、カバーの表側に凸部を設けたことにより、カバーが
結露や発汗したり、放熱パイプの熱が庫内に放熱され
て、消費電力量が増大してしまったりしない。また、ト
リムとカバーの双方を成形性が良く断熱性に優れた合成
樹脂製としたことで、嵌合面を前面以外にすることがで
きるため、例え少量の隙間が発生してしまったとして
も、その美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵入し
たりしない冷蔵庫を提供することができる。

【００３８】また、請求項２記載の発明によれば、製造
上の組立作業において、放熱パイプの取り付け作業が、
カバーに爪を設けたことにより、放熱パイプを確実に固
定することができるので、完成後の検査も必要ない。カ
バーが結露や発汗したり、放熱パイプの熱が庫内に放熱
されて、消費電力量が増大してしまったりしない。ま
た、トリムとカバーの双方を成形性が良く断熱性に優れ
た合成樹脂製としたことで、嵌合面を前面以外にするこ
とができるため、例え少量の隙間が発生してしまったと
しても、その美観を損ねたり、隙間から内部に冷気が侵
入したりしない冷蔵庫を提供することができる。

【００３９】また、請求項３記載の発明によれば、カバ
ーの凸部の裏側を部分的に金属でメッキしたり、金属体
を挿入することにより、カバーと放熱パイプとの熱伝導
を向上させ、カバーの庫外側に効率良く放熱が行えるよ
うに構成し、放熱パイプの熱を庫外へ効率的に放熱でき
るので、カバーが結露や発汗したり、放熱パイプの熱が
庫内に放熱されて、消費電力量が増大してしまったりし
ない。また、トリムとカバーの双方を成形性が良く断熱
性に優れた合成樹脂製としたことで、嵌合面を前面以外
にすることができるため、例え少量の隙間が発生してし
まったとしても、その美観を損ねたり、隙間から内部に
冷気が侵入したりしない冷蔵庫を提供することができ
る。

【００４０】また、請求項４記載の発明によれば、被収
納物の重量を活用して冷凍室の引き出し式の扉を確実に
圧閉することができるので、放熱パイプの熱を庫外へ効
率的に放熱でき、カバーが発汗したり、放熱パイプの熱
が庫内に放熱されて、消費電力量が増大してしまったり
しない。また、トリムとカバーの双方を成形性が良く断
熱性に優れた合成樹脂製としたことで、嵌合面を前面以
外にすることができるため、例え少量の隙間が発生して
しまったとしても、その美観を損ねたり、隙間から内部
に冷気が侵入したりしない冷蔵庫を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１における冷蔵庫の縦断面図

【図２】同冷蔵庫の要部の縦断面図

【図３】本発明の実施例２における冷蔵庫の要部の縦断
面図

【図４】本発明の実施例３における冷蔵庫の要部の縦断
面図

【図５】本発明の実施例４における冷蔵庫の要部の縦断
面図

【図６】従来の冷蔵庫の縦断面図

【図７】同冷蔵庫の要部の縦断面図

【符号の説明】

１断熱箱体２，３仕切壁４冷蔵室５冷凍室６野菜室１１内箱１２外箱１３，２２断熱材１６，１７扉１８磁石２１，２５，３０トリム２３放熱パイプ２７，３１，３４カバー２８ガスケット２９，３２凸部３３爪３６メッキ部３７ガイド３７ａ下向きの部分３８レール３８ａ最前部３９可動ローラ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内箱と外箱の間に断熱材を充填発泡して
構成した断熱箱体を仕切壁によって上下に区画し、冷凍
室を上下二段に分割して、それぞれ前後引き出し式に開
閉する扉を備えると共に、前記上下二段に分割した中間
にはトリムを取り付け、前記扉のガスケットを当接さ
せ、かつ前記トリムは合成樹脂製の本体に断熱材を収納
し、上下ガスケットの当接面の間に凸部を形成した合成
樹脂製のカバーを設ける構成としたことを特徴とする冷
蔵庫。
【請求項２】トリムのカバー裏側に冷凍サイクルの放
熱パイプを熱交換的に取り付け、前記カバーの裏側に爪
を形成することにより、前記放熱パイプを保持すること
を特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。
【請求項３】カバーの凸部を庫外に位置させ、かつガ
スケット当接面の裏面に金属メッキしたメッキ部を設け
るか、または金属体を挿入して熱伝導部を設け、前記メ
ッキ部または熱伝導部と放熱パイプと当接させ、これら
の間の熱伝導を向上させたことを特徴とする請求項２記
載の冷蔵庫。
【請求項４】前後引き出し式の扉の両側に可動ローラ
とレールを設け、前記レールの最前部を上向きに曲げる
と共に、断熱箱体側のガイドの上を可動ローラが転がる
可動域の最後部を下向きに曲げ、扉を閉めた時に扉側の
可動ローラがガイドの下向きの部分を転がり落ちること
により、扉の被収納物の重量を活用してガスケットを圧
縮させ、扉を圧閉することを特徴とする請求項１記載の
冷蔵庫。