JP3219638B2 - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JP3219638B2
JP3219638B2 JP11411495A JP11411495A JP3219638B2 JP 3219638 B2 JP3219638 B2 JP 3219638B2 JP 11411495 A JP11411495 A JP 11411495A JP 11411495 A JP11411495 A JP 11411495A JP 3219638 B2 JP3219638 B2 JP 3219638B2
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徳太郎 間瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ冷凍冷蔵庫な
どのプレハブ構造物を構成する断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】断熱パネルは、たとえば特公昭60−5
5750号公報(F25D23/06)や実公昭61−
15498号公報(F25D23/06)などに記載さ
れており、一対の略長方形の面材を対峙させ、この一対
の面材間の内部空間に断熱材を注入発泡させて製造され
ている。ところで、断熱パネルには、一方の面材に複数
の凸条が形成されている形式のものがある。この凸条が
形成された面材は、波形をしており、波形面材またはキ
ーストン面材と呼ばれ、そして、この波形面材を用いた
断熱パネルは、波形パネルまたはキーストンパネルと呼
ばれている。この波形パネルによりプレハブ構造物であ
る冷却貯蔵庫を構築する場合には、波形面材が庫内側に
なるように配される。したがって、冷却貯蔵庫の庫内側
の面には複数の凸条が突出して配置される。この冷却貯
蔵庫に荷物を貯蔵する際に、荷物を冷却貯蔵庫の内面す
なわち波形パネルの面に当接して載置することがある。
この場合にも、凸条と凸条との間に形成されている凹溝
を通って冷気は循環することができるので、貯蔵物はム
ラなく効率良く冷却される。また、このように荷物を冷
却貯蔵庫の内面に当接しても効率よく冷却できるので、
荷物を冷却貯蔵庫の内面から間隔を有して収納する必要
がなくなり、荷物を冷却貯蔵庫の内面で支持することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、波形パネル
を用いた場合には、従来は、図11に図示するように、
側壁パネルとしての波形パネル01と、床板パネル02
との隙間は水やゴミが侵入しないようにコーキング処理
03がなされていた。なお、Dは断熱材、Fはフック装
置、Pはピン装置である。
【0004】このコーキング処理03は、波形パネル0
1下端の波形に沿って行う必要があり、手間が掛かって
いる。そこで、前述の特公昭60−55750号公報の
発明においては、波形パネルの波形面材に、平坦な端部
材を下方に張り出して取り付けている。この端部材によ
り、波形パネルの下端部が平坦となり、コーキング処理
を直線的に行え、コーキング処理が簡単にできるように
なっている。しかしながら、波形パネルの波形の下に平
坦な部分が形成されて、不連続となり見栄えが悪いとと
もに、依然としてコーキング処理が必要であった。ま
た、波形面材と端部材との接合部分、特に両側の端面の
接合部分において、断熱材の漏れに対する対処がなされ
ていなかった。
【0005】そして、この波形パネルの製作時には、波
形面材に端部材をリベット止めした後、波形により形成
された開口部に、合成樹脂製の塞ぎ材を押し込んでい
る。したがって、リベット止め作業および塞ぎ材の押込
作業があり、製作に多くの時間および労力を要する。さ
らに、波形パネルは、上部に波形が形成されており、こ
の上部に圧力調整弁を取り付けることが困難である。
【0006】また、波形面材は波形をしており、反りや
すいので、波形面材の内面に補強部材を取り付けること
がある。そして、前述の実公昭61−15498号公報
の発明においては、波形は一般的には鈍角に折り曲げら
れて形成されているが、その波形の一部に鋭角に折り曲
げられている部分を形成し、この鋭角の部分に補強部材
の端部を係止して取り付けている。しかしながら、波形
の折り曲げ角度が部分的に異なると、見栄えが悪くな
る。また、鋭角に折り曲げると、波形をロール成形で製
作することが困難となる。そして、鋭角の部分には断熱
材が滑らかに注入され難く、空洞が発生して、断熱パネ
ルの断熱性能が劣化することがある。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、波形が形成されていることの不都合を改善
することができる断熱パネルを提供することを目的と
し、さらに、波形パネルにおいてコーキング処理が不要
な断熱パネルを提供することを二次的目的とする。そし
て、波形面材に端部材を簡単に取り付けることができる
断熱パネルを提供することを目的とする。また、波形パ
ネルにおいて圧力調整弁を簡単に取り付けることができ
る断熱パネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱パネルは、
一対の略長方形の面材(7,31)が対峙して設けられ
ている。この一対の面材の少なくとも一方(7)には、
面材の長辺に略平行な複数の凸条(9)が外側に突出し
て形成されており、この一方の面材の短辺に沿った端縁
の内側には、この面材の端部と重なり合う端部材(2
3)が取り付けられている。そして、面材の長辺に沿っ
て配置されている長辺側枠材(W1)および面材の短辺
に沿って配置されている短辺側枠材(W2)が、面材の
周縁における面材間の隙間を閉塞しているとともに、断
熱材(D)が面材間の空間には充填されている。
【0009】そして、前記目的を達成するために、前記
一方の面材の長辺に沿った端縁の内側には前記長辺側枠
材と係合する枠材係合部(11)が形成され、端部材が
前記一方の面材に略完全に重なっている状態で取り付け
られている。この端部材には、前記短辺側枠材に係合す
る短辺側枠材係合部(25)、および前記長辺側枠材に
係合する長辺側枠材係合部(26)が形成されており、
この長辺側枠材係合部は前記一方の面材の枠材係合部の
内側に配されている。また、前記端部材の短辺側枠材係
合部に係合する前記短辺側枠材の外側には、パッキン
(43)が設けられている。
【0010】また、前記凸条は面材の長辺と間隔(d)
を有して形成されていることがある。そして、前記一方
の面材の短辺に沿った端縁の内面には、前記凸条の内面
の凹部を埋めるブロック部材(21)が接着層を介して
固定されている。このブロック部材に接着層を介して、
端部材は固定されている。
【0011】さらに、端部材(51)は、前記一方の面
材と一部が重なり合うとともに、前記一方の面材から張
り出して形成されており、この張り出した部分に圧力調
整弁用の開口(55)が形成されている。一方、他方の
面材にも、前記端部材の圧力調整弁用の開口に対向する
位置に圧力調整弁用の開口(61)が形成されている。
そして、これらの圧力調整弁用の開口の周縁における隙
間は、圧力調整弁用の枠(63)で閉塞されている。
【0012】また、この端部材の長辺側枠材係合部は、
前記一方の面材と重なっている部分において、前記一方
の面材の枠材係合部の内側に配されている。
【0013】
【作 用】端部材は面材から張り出さないで設けら
れ、この端部材の短辺側枠材係合部に短辺側枠材が係合
しているので、短辺側枠材は面材の短辺に沿って設ける
ことができる。したがって、この断熱パネルは短辺に沿
った端縁まで、凸条を形成することができる。そして、
前記短辺側枠材にはパッキンが設けられているので、床
板パネルや天井部パネルと連結した際に、このパッキン
が、前記断熱パネルと床板パネルまたは断熱パネルと天
井部パネルとの隙間を閉塞する。さらに、端部材には長
辺側枠材係合部と短辺側枠材係合部が設けられているの
で、断熱材を注入発泡した際に、断熱材が漏れることが
少ない。
【0014】また、凸条が設けられている面材の短辺に
沿った端縁の内面に、前記凸条の内面の凹部を埋めるブ
ロック部材が接着層を介して固定され、ついで、このブ
ロック部材に接着層を介して、端部材が固定される。そ
して、この凸条は面材の長辺と間隔を有して形成されて
いるので、端部材の長辺側枠材係合部を面材の枠材係合
部の内側に嵌める際に、端部材の端部がブロック部材の
接着層に接触することは稀である。
【0015】さらに、端部材は、凸条が設けられている
面材から張り出して形成され、この張り出した部分に圧
力調整弁用の開口が形成されている。そして、他方の面
材にも圧力調整弁用の開口が形成され、これらの圧力調
整弁用の開口の周縁における面材間の隙間が、圧力調整
弁用の枠で閉塞されている。このように構成されている
場合には、この開口に圧力調整弁を簡単に取り付けるこ
とができる。
【0016】そして、この端部材の長辺側枠材係合部
は、前記一方の面材と重なっている部分において、前記
一方の面材の枠材係合部の内側に配されている。したが
って、面材から張り出している端部材と面材との接合部
分、特に長辺側枠材との係合部分における接合部分から
断熱材が漏れることは稀である。
【0017】
【実 施 例】次に、本発明における断熱パネルの一実
施例について図1ないし図10を用いて説明する。図1
は断熱パネルにより組み立てられたプレハブ冷凍冷蔵庫
の斜視図である。図2は庫内側から見た側壁パネルの斜
視図である。図3は圧力調整弁が取り付けられる側壁パ
ネルを庫内側から見た斜視図である。図4は庫内側から
見たコーナーパネルの斜視図である。
【0018】図5は補強部材の取り付け構造の説明図
で、(a)が内側から見た波形面材の斜視図、(b)が
要部断面図である。図6が側壁パネルの説明図で、
(a)が組み立て分解斜視図、(b)がその端部材の斜
視図である。図7は圧力調整弁が取り付けられる側壁パ
ネルに用いられる端部材の斜視図である。図8は側壁パ
ネルの断面図で、(a)が横断面図、(b)が平断面図
である。図9は圧力調整弁が取り付けられる側壁パネル
の断面図である。図10は側壁パネルが床板パネルに取
り付けられている状態での断面図である。
【0019】まず始めに、断熱パネルを用いて組み立て
られるプレハブ冷凍冷蔵庫について説明する。図1にお
いて、プレハブ構造物であるプレハブ冷凍冷蔵庫は組み
立てパネルである断熱パネル1を複数連結することによ
り構成され、この断熱パネル1にはプレハブ冷凍冷蔵庫
の側壁を構成する側壁パネル2と、プレハブ冷凍冷蔵庫
の天井板を構成する天井部パネル3と、床板を構成する
床板パネル4とがある。また、プレハブ冷凍冷蔵庫の前
面には断熱扉5が開閉自在に取り付けられている。
【0020】そして、側壁パネル2には、図2に図示す
る一般的な形式のもの2Aと、図3に図示する圧力調整
弁が取り付けられる形式のもの2Bと、図4に図示する
プレハブ構造物のコーナー部に用いられるいわゆるコー
ナーパネル2Cの3種類があり、その庫内側の面材に各
々波形面材7が採用されている。
【0021】図5(a)には、波形面材7の内面が図示
されており、図5(b)には波形面材7の端部の断面が
図示されている。この波形面材7は略長方形形状をして
おり、その長辺から間隔dを有して略平行に凸条9が複
数外側に突出して形成されている。この凸条9は、ステ
ンレス板や塗装鋼板などの金属板をロール成形により折
り曲げて形成されている。この折り曲げ角度eは鈍角で
ある。また、波形面材7の各長辺に沿った端縁の内側に
は、断面略L字状の枠材係合部11が突出して形成され
ている。
【0022】そして、補強部材13が波形面材7の内側
において波形面材7の短辺に略平行に細長く配置され、
その中央部の断面はコの字状をしており、長辺に沿って
補強用のフランジ13aが形成されている。補強部材1
3は、凸条9が形成されていない部分の波形面材7の内
面に当接し、かつその両側の端部14は略L字状に折り
曲げられて、波形面材7の枠材係合部11の内面に係合
している。補強部材13の端部14と波形面材7の枠材
係合部11とはカシメまたはスポット溶接などで固定さ
れている。また、補強部材13の端部14の付け根の部
分15は、波形面材7の内面に当接しており、この付け
根の部分15を波形面材7にテープ止めする場合もあ
る。このように補強部材13の端部14およびその付け
根の部分15は、波形面材7の内面と当接係合して位置
決めされている。
【0023】図6において、一般的な側壁パネル2Aを
組み立てるには、まず初めに、波形面材7の凸条9の内
面の凹部の端部に、ポリエチレン(PE)、ポリスチレ
ン(PS)やウレタンなどの合成樹脂で形成された断熱
性のブロック部材21を接着により取り付け、凸条9の
内面の凹部を埋める。そして、このブロック部材21の
反対側面に端部材23を接着により取り付ける。この端
部材23は、鉄板などの細長い略長方形形状の平板の金
属板を板金加工して形成されており、手前側長辺および
両サイドの短辺は折り曲げられて、短辺側枠材係合部2
5および長辺側枠材係合部26が内側に突出して形成さ
れている。また、端部材23の奥側の長辺には、一対の
切り込み28が形成されている。そして、端部材23は
波形面材7の短辺に沿った端縁の内側に略完全に重なっ
て細長く配置され、端部材23の短辺側枠材係合部25
は、波形面材7の短辺に沿って配置される。また、端部
材23の長辺側枠材係合部26は各々波形面材7の枠材
係合部11の内面に当接して配置される。この様にし
て、端部材23は波形面材7の両側の短辺の端縁部の内
側に各々配置される。
【0024】図8において、この様にして端部材23が
取り付けられた波形面材7と対になる他方の面材31
は、通常平坦な平面をしており、その周縁には断面略L
字状の枠材係合部33が形成されている。
【0025】そして、波形面材7と他方の面材31とは
対峙して配置され、その周縁の隙間は枠材W1,W2で
閉塞される。この枠材W1,W2は面材7,31の長辺
に沿って配置されている一対の長辺側枠材W1と面材
7,31の短辺に沿って配置されている一対の短辺側枠
材W2とからなり、長方形の枠を形成している。この枠
材W1,W2の幅方向の両端部には各々、図8に図示す
るように係合溝41が形成されている。そして、長辺側
枠材W1の片側の係合溝41に、前述の波形面材7の枠
材係合部11および端部材23の長辺側枠材係合部26
が嵌まり込んで係合し、一方、短辺側枠材W2の同じ側
の係合溝41に、端部材23の短辺側枠材係合部25が
嵌まり込んで係合する。そして、枠材W1,W2の反対
側の係合溝41に他方の面材31の枠材係合部33が係
合する。
【0026】この様にして、波形面材7、他方の面材3
1および枠材W1,W2などが組み立てられると、面材
7,31間の内部空間にウレタンなどの断熱材Dを注入
発泡させて、側壁パネル2Aが形成される。その際に、
波形面材7の凸条9は、前述のように鈍角eで折り曲げ
られて形成されているので、断熱材Dは波形面材7の内
面に沿って滑らかに注入されることができる。
【0027】ところで、図10において、隣接する断熱
パネル2,4同士はロック装置で連結されるが、このロ
ック装置はピン装置Pおよびフック装置Fが対となって
いる。そして、枠材W,W1,W2の内側には、このピ
ン装置Pまたはフック装置Fの何れかが取り付けられて
いる。また、フック装置Fが取り付けられている枠材W
1,W2の外側にパッキン43が設けられている。ま
た、フック装置Fは図示しない作動レバーにより操作さ
れるが、この作動レバーをフック装置Fに挿入すること
ができるように、図6に示すように波形面材7には短辺
近辺に開口46が、また、片側の長辺に沿った間隔dの
間に開口47が形成されている。一方、端部材23にも
開口46に対応して前述の切り込み28が形成されてい
る。
【0028】また、圧力調整弁が取り付けられる側壁パ
ネル2Bを製作する際には、プレハブ構造物に取り付け
た際に上側に配置される端部材23に代えて、図7に図
示する端部材51が用いられる。なお、下側に配置され
る端部材23は、一般的な側壁パネル2Aと同じ構造の
ものが用いられる。この端部材51は長方形形状の平板
状をしており、その周縁には、端部材23と同様な短辺
側枠材係合部25、および、端部材23の長辺側枠材係
合部26に相当する長辺側枠材係合部53が形成されて
いる。この端部材51は長辺側枠材係合部53が形成さ
れている方向に端部材23よりは長い形状をしており、
長辺側枠材係合部53も端部材23の長辺側枠材係合部
26よりも長く形成されている。また、端部材51の中
央部には圧力調整弁用の開口55が形成されている。さ
らに、短辺側枠材係合部25の付近に一対フック装置F
用の開口57が形成されている。
【0029】そして、図9に図示するように、端部材5
1の一部は側壁パネル2Aの端部材23と同様に波形面
材7の内側に重なって配置されているが、端部材51の
他の部分は波形面材7から外側に張り出しており、そし
て、端部材51の長辺側枠材係合部53は、波形面材7
に重なっている部分と張り出している部分とにわたって
連続して設けられている。一方、他方の面材31にも、
端部材51の圧力調整弁用の開口55に対応する位置に
圧力調整弁用の開口61が形成されている。そして、端
部材51の圧力調整弁用の開口55と他方の面材31の
圧力調整弁用の開口61との周縁の隙間は圧力調整弁用
の枠63で閉塞されている。なお、圧力調整弁が取り付
けられる側壁パネル2Bの波形面材7は、一般的な側壁
パネル2Aの波形面材7よりも長さは短く形成されてい
る。また、上側の短辺側枠材W2は、図3に示すように
端部材51の上端に沿って、すなわち、端部材51が取
り付けられている状態の波形面材7の上端の短辺に沿っ
て配置される。そして、圧力調整弁が取り付けられる側
壁パネル2Bは、端部材51を用いて一般的な側壁パネ
ル2Aと同様にして製作される。
【0030】また、コーナーパネル2Cは、一般的な側
壁パネル2Aと相違して、波形面材7の片側の長辺側枠
材W1に、図10に図示する床板パネル4の枠材Wと同
じ断面略L字状のコーナー枠材61が用いられている。
【0031】この様にして構成された側壁パネル2は図
10に示すように床板パネル4に載置され、また、側壁
パネル2の上には天井部パネル3が載置される。そし
て、これら断熱パネル2,3,4は、フック装置Fおよ
びピン装置Pにより連結される。この側壁パネル2の上
下の端部の内側には、端部材23,51が取り付けられ
ており、この端部材23,51に短辺側枠材W2が係合
している。この短辺側枠材W2には、パッキン43が設
けられているので、側壁パネル2の下端部と床板パネル
4または側壁パネル2の上端部と天井部パネル3との隙
間は、パッキン43で閉塞され、コーキング処理を行う
必要はない。
【0032】前述の様に実施例においては、端部材2
3,51には、短辺側枠材係合部25だけではなく、長
辺側枠材係合部26,53が形成されているので、端部
材23,51の短辺側枠材係合部25の横側から断熱材
Dが漏れることが減少する。また、長辺側枠材係合部2
6,53はその一部または全部が、波形面材7の枠材係
合部11の内側に延在しているので、端部材23,51
と波形面材7との接合部から断熱材Dが漏れることも防
止することができる。
【0033】側壁パネル2の端部材23は、波形面材7
の端部に完全に重なった状態で配置されているので、短
辺側枠材W2は波形面材7の短辺に沿って取り付けるこ
とができる。したがって、波形面材7の波形状を側壁パ
ネル2の端部まで連続して形成することができる。その
結果、波形面材7の表面に不連続な部分が減少し、見栄
えが良くなる。さらに、波形面材7の波形状を側壁パネ
ル2の端部まで連続しているにもかかわらず、端部材2
3の短辺側枠材係合部25に取り付けられる短辺側枠材
W2には、パッキン43が設けられているので、コーキ
ング処理を行う必要がない。したがって、側壁パネル2
を床板パネル4または天井部パネル3に取り付ける作業
が簡単にできる。
【0034】波形面材7の凸条9の内面にブロック部材
21を接着し、このブロック部材21に端部材23,5
1を接着している。すなわち、ブロック部材21は凸条
9の内面に接着層を介して固定され、端部材23,51
はこのブロック部材21に接着層を介して固定されてい
る。したがって、ブロック部材21を凸条9の内面に嵌
め、ついでこのブロック部材21に端部材23,51を
載置するだけで組み立てることができるので、波形面材
7に端部材23,51をリベット止めをして、凸条9の
端部の開口にブロック部材21を押し込んで、組み立て
る場合よりも、作業労力や時間を軽減することができ
る。
【0035】また、その際に、波形面材7の凸条9は、
波形面材7の長辺と間隔dを有して配置されているの
で、ブロック部材21も波形面材7の長辺と間隔d離れ
た位置に取り付けられる。したがって、端部材23,5
1の長辺側枠材係合部26,53を波形面材7の枠材係
合部11の内側に配置する際に、端部材23,51の端
部が波形面材7の内面に接触しても、その部分には接着
材の付着したブロック部材21が存在しないので、取り
付け作業を楽に行うことができる。
【0036】そして、前述のように波形面材7の凸条9
は、波形面材7の長辺と間隔dを有して配置されている
ので、フック装置Fが取り付けられている長辺側枠材W
1を波形面材7の長辺に沿って配置した場合にも、図8
(b)に示すように、波形面材7の内面にフック装置F
を近接して配置することができ、フック装置Fを操作す
るためのレバーが挿入される波形面材7の開口47とフ
ック装置Fとの間に隙間が余り発生しない。したがっ
て、波形面材7の開口47とフック装置Fとの間の隙間
を他の部材で閉塞したりする処理が不要となる。その結
果、側壁パネル2の組み立て作業が容易になる。
【0037】さらに、端部材51は、波形面材7と一部
が重なり合うとともに、外側に張り出しており、この張
り出した部分に圧力調整弁用の開口55が形成されてい
る。そして、他方の面材31にも、圧力調整弁用の開口
61が形成されており、これらの圧力調整弁用の開口5
5,61の周縁の隙間は圧力調整弁用の枠63で閉塞さ
れている。この圧力調整弁用の枠63に図示しない圧力
調整弁を取り付けることができる。
【0038】また、補強部材13の端部14は波形面材
7の枠材係合部11の内面に係合して取り付けられてい
るので、補強部材13を取り付けるために、波形面材7
の凸条9の形状を変形する必要がない。その結果、波形
面材7の見栄えが良くなるとともに、断熱材Dを滑らか
に注入することができる。さらに、補強部材13の端部
14の付け根の部分15が、波形面材7の端部の図5
(b)に示す間隔dの部分に当接しているので、補強部
材13は端部14および付け根の部分15により強固に
位置決めされる。
【0039】
【発明の効果】本発明の断熱パネルは、その端部材が凸
条が設けられている面材の内側に略完全に重なった状態
で設けられているので、端部材は面材から張り出さない
で設けられ、この端部材の短辺側枠材係合部に短辺側枠
材が係合している。したがって、短辺側枠材は面材の短
辺に沿って設けることができる。その結果、この断熱パ
ネルは短辺に沿った端縁まで、凸条を形成することがで
き、見栄えが良くなる。しかも、この短辺側枠材にはパ
ッキンが設けられているので、床板パネルや天井部パネ
ルなどの他の断熱パネルと連結した際に、パッキンがこ
の断熱パネルと他の断熱パネルとの隙間を閉塞する。し
たがって、隙間を閉塞するコーキング処理を行う必要が
なくなる。その結果、断熱パネルを連結する作業が簡単
になり、断熱パネルの連結に要する時間や労力を削減す
ることができる。
【0040】さらに、端部材には長辺側枠材係合部と短
辺側枠材係合部が設けられているので、断熱材を注入発
泡した際に、断熱材が漏れることが少ない。したがっ
て、漏れた断熱材を剥がす作業が減少し、作業労力や時
間を削減することができる。
【0041】また、凸条が設けられている面材の短辺に
沿った端縁の内面に、前記凸条の内面の凹部を埋めるブ
ロック部材が接着層を介して固定され、ついで、このブ
ロック部材に接着層を介して、端部材が固定される。し
たがって、端部材を面材にリベットなどで取り付ける必
要がなく、また、面材に取り付けられた端部材と面材の
内面とで形成される凸条の端部の開口にブロック部材を
押し込む作業が無くなる。その結果、ブロック部材およ
び端部材を簡単に面材に取り付けることができ、取り付
け作業の労力および時間を削減することができる。
【0042】しかも、凸条は面材の長辺と間隔を有して
形成されているので、端部材の長辺側枠材係合部を面材
の枠材係合部の内側に嵌める際に、端部材の端部がブロ
ック部材の接着層に接触することは稀である。したがっ
て、面材に端部材を取り付ける作業が、ブロック部材の
接着層により妨げられることが少ない。その結果、面材
に端部材を取り付ける作業を円滑に行うことができる。
【0043】そして、端部材は、凸条が設けられている
面材から張り出して形成され、この張り出した部分に圧
力調整弁用の開口が形成され、他方の面材にも圧力調整
弁用の開口が形成され、これらの圧力調整弁用の開口の
周縁における面材間の隙間が、圧力調整弁用の枠で閉塞
されている場合には、この開口に圧力調整弁を簡単に取
り付けることができる。
【0044】また、この端部材の長辺側枠材係合部は、
前記凸条が設けられている面材と重なっている部分にお
いて、この面材の枠材係合部の内側に配されている。し
たがって、面材から張り出している端部材と、この面材
との接合部分、特に長辺側枠材との係合部分付近におけ
る接合部分から断熱材が漏れることは稀である。したが
って、断熱材の漏れの後処理を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は断熱パネルにより組み立てられたプレハ
ブ冷凍冷蔵庫の斜視図である。
【図2】図2は庫内側から見た側壁パネルの斜視図であ
る。
【図3】図3は圧力調整弁が取り付けられる側壁パネル
を庫内側から見た斜視図である。
【図4】図4は庫内側から見たコーナーパネルの斜視図
である。
【図5】図5は補強部材の取り付け構造の説明図で、
(a)が内側から見た波形面材の斜視図、(b)が要部
断面図である。
【図6】図6が側壁パネルの説明図で、(a)が組み立
て分解斜視図、(b)がその端部材の斜視図である。
【図7】図7は圧力調整弁が取り付けられる側壁パネル
に用いられる端部材の斜視図である。
【図8】図8は側壁パネルの断面図で、(a)が横断面
図、(b)が平断面図である。
【図9】図9は圧力調整弁が取り付けられる側壁パネル
の断面図である。
【図10】図10は側壁パネルが床板パネルに取り付け
られている状態での断面図である。
【図11】図11は従来の側壁パネルが床板パネルに取
り付けられている状態での断面図である。
【符号の説明】
D 断熱材 d 間隔 W1 長辺側枠材 W2 短辺側枠材 7 波形面材(一方の面材) 9 凸条 11 枠材係合部 13 補強部材 14 端部 21 ブロック部材 23 端部材 25 短辺側枠材係合部 26 長辺側枠材係合部 31 他方の面材 43 パッキン 51 端部材 53 長辺側枠材係合部 55 圧力調整弁用の開口 61 圧力調整弁用の開口 63 圧力調整弁用の枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の略長方形の面材が対峙して設けら
    れ、 この一対の面材の少なくとも一方には、面材の長辺に略
    平行な複数の凸条が外側に突出して形成されており、 前記一方の面材の短辺に沿った端縁の内側には、この面
    材の端部と重なり合う端部材が取り付けられており、 前記面材の周縁における面材間の隙間は、前記面材の長
    辺に沿って配置されている長辺側枠材および前記面材の
    短辺に沿って配置されている短辺側枠材で閉塞されてお
    り、 かつ、前記面材間の空間には断熱材が充填されている断
    熱パネルにおいて、 前記一方の面材の長辺に沿った端縁の内側には前記長辺
    側枠材と係合する枠材係合部が形成され、 前記端部材は前記一方の面材に略完全に重なっている状
    態で取り付けられているとともに、前記短辺側枠材に係
    合する短辺側枠材係合部、および前記長辺側枠材に係合
    する長辺側枠材係合部が形成され、 この長辺側枠材係合部は前記一方の面材の枠材係合部の
    内側に配されており、 また、前記端部材の短辺側枠材係合部に係合する前記短
    辺側枠材の外側には、パッキンが設けられていることを
    特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 一対の略長方形の面材が対峙して設けら
    れ、 この一対の面材の少なくとも一方には、面材の長辺に略
    平行な複数の凸条が外側に突出して形成されており、 前記一方の面材の短辺に沿った端縁の内側には、この面
    材の端部と重なり合う端部材が取り付けられており、 前記端部材が取り付けられた面材の周縁における面材間
    の隙間は、前記端部材が取り付けられた面材の長辺に沿
    って配置されている長辺側枠材および前記端部材が取り
    付けられた面材の短辺に沿って配置されている短辺側枠
    材で閉塞されており、 かつ、前記面材間の空間には断熱材が充填されている断
    熱パネルにおいて、 前記凸条は面材の長辺と間隔を有して形成されており、 前記一方の面材の長辺に沿った端縁の内側には前記長辺
    側枠材と係合する枠材係合部が形成され、 前記一方の面材の短辺に沿った端縁の内面には、前記凸
    条の内面の凹部を埋めるブロック部材が接着層を介して
    固定されており、 前記端部材は、前記ブロック部材に接着層を介して固定
    されることにより、前記一方の面材に取り付けられてお
    り、 そして、前記端部材には、前記短辺側枠材に係合する短
    辺側枠材係合部、および前記長辺側枠材に係合する長辺
    側枠材係合部が形成され、 この端部材の長辺側枠材係合部は、前記一方の面材と重
    なっている部分において、前記一方の面材の枠材係合部
    の内側に配されていることを特徴とする断熱パネル。
  3. 【請求項3】 一対の略長方形の面材が対峙して設けら
    れ、 この一対の面材の少なくとも一方には、面材の長辺に略
    平行な複数の凸条が外側に突出して形成されており、 前記一方の面材の短辺に沿った端縁の内側には、面材の
    端部と重なり合う端部材が取り付けられており、 前記端部材が取り付けられた面材の周縁における面材間
    の隙間は、前記端部材が取り付けられた面材の長辺に沿
    って配置されている長辺側枠材および前記端部材が取り
    付けられた面材の短辺に沿って配置されている短辺側枠
    材で閉塞されており、 かつ、前記面材間の空間には断熱材が充填されている断
    熱パネルにおいて、 前記端部材は、前記一方の面材と一部が重なり合うとと
    もに、前記一方の面材から張り出して形成されており、
    この張り出した部分に圧力調整弁用の開口が形成されて
    おり、 他方の面材にも、前記端部材の圧力調整弁用の開口に対
    向する位置に圧力調整弁用の開口が形成されており、 これらの圧力調整弁用の開口の周縁における隙間は、圧
    力調整弁用の枠で閉塞されており、 そして、前記一方の面材の長辺に沿った端縁の内側には
    前記長辺側枠材と係合する枠材係合部が形成され、 そして、前記端部材には、前記短辺側枠材に係合する短
    辺側枠材係合部、および前記長辺側枠材に係合する長辺
    側枠材係合部が形成され、 この端部材の長辺側枠材係合部は、前記一方の面材と重
    なっている部分において、前記一方の面材の枠材係合部
    の内側に配されていることを特徴とする断熱パネル。
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