JP3169563B2 - 断熱パネルのジョイナ取付構造 - Google Patents

断熱パネルのジョイナ取付構造

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/12Arrangements for supporting insulation from the wall or body insulated, e.g. by means of spacers between pipe and heat-insulating material; Arrangements specially adapted for supporting insulated bodies

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱パネルのジョ
イナ取付構造に関し、特に、ジョイナを定位置に固定
し、且つ断熱性の低下を防ぐことが可能な断熱パネルの
ジョイナ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレハブ式の冷蔵庫などの組立に
使用される断熱パネルを製作するに際しては、内壁板と
外壁板の間に発泡ウレタン等の発泡材よりなるブロック
部材等を数カ所に仮支持し、ジョイナを所定の溝に嵌合
し、内壁板と外壁板部の継目部を撥水性のテープ等で張
り合わせて、発泡材を充填していた。したがって、ジョ
イナ取付時、断熱パネル端面からジョイナの端部までの
寸法が、プレハブ式冷蔵庫の組立時に相互に締結される
断熱パネルの厚さとジョイナの厚さとの和の寸法にほぼ
等しい位置になるようにジョイナを固定し、発泡材を充
填することにより、断熱パネルを箱状に組立てるとき
に、各断熱パネルのジョイナが重って衝突しないように
組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡材
充填時に、仮支持させているブロック部材や内壁板の位
置がずれたりして、ジョイナの取付位置がずれてしまう
という不都合があった。また、前記ずれを防止するため
に、ジョイナと内壁板および外壁板に取付穴を開けてお
き、リベット等で固定する方法などがあるが、ジョイナ
と内壁板および外壁板に取付穴を加工する必要がある
上、ジョイナを断熱パネルに取り付けてから穴位置を合
わせるのは困難であった。そこで、本発明は、前記従来
の問題点を解決するためになされたものであり、ジョイ
ナを簡単に位置決めして定位置に固定することが可能な
断熱パネルのジョイナ取付構造を提供することを目的と
する。また、安価で加工性の良い位置決め部材による断
熱パネルのジョイナ取付構造を提供することを目的とす
る。さらに、高効率に断熱性の低下を防ぐことが可能な
位置決め部材による断熱パネルのジョイナ取付構造を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る断熱パネルのジョイナ取付構造は、
金属薄板から形成され、四角形状の平板部と、平板部の
周囲を折曲げして設けられた折曲げ部とを有する内壁板
と、金属薄板から形成され、前記内壁板の平板部より広
い平板部と、平板部の周囲を複数回折曲げすることによ
り前記内壁板の折曲げ部と一定間隔離間された折曲げ部
とを有する外壁板と、前記内壁板の折曲げ部と外壁板の
折曲げ部との協動により内壁板と外壁板板との間に形成
される嵌合溝と、前記嵌合溝に嵌合される取付部が設け
られたジョイナとを備えた断熱パネルにおいて、前記断
熱パネルの内部にてその隅部に配設されるとともに、前
記ジョイナの端部に当接される板部材を備えたことを特
徴とする。また、請求項2に係わる断熱パネルのジョイ
ナ取付構造は、請求項1に係る断熱パネルのジョイナ取
付構造において、前記板部材は、方形形状を有するとと
もにその一側が外壁板における折曲げ部の内面に当接さ
れ、一側と他側間の長さが所定の長さに形成されている
ことを特徴とする。さらに、請求項3に係わる断熱パネ
ルのジョイナ取付構造は、請求項2に係る断熱パネルの
ジョイナ取付構造において、前記板部材は発泡性樹脂板
であることを特徴とする。
【0005】このような構成を有する断熱パネルのジョ
イナ取付構造においては、ジョイナ嵌合溝の両端または
一端に固着された板部材にジョイナが当接するようにジ
ョイナを位置決めし、前記内壁板の折曲げ部と外壁板の
折曲げ部により形成される嵌合溝にジョイナの取付部を
押し込むことにより、断熱パネル端面からジョイナの端
部までの寸法が、プレハブ式冷蔵庫の組立時に相互に締
結される断熱パネルの厚さとジョイナの厚さとの和の寸
法にほぼ等しくなる。したがって、内壁板と外壁板の間
に発泡材を充填する時に内壁板やジョイナのずれが発生
しない。よって、断熱パネル端面からジョイナの端部ま
での所定の寸法を保つことができるため、断熱パネルを
箱状に組み立てるときに、各断熱パネルのジョイナが重
って衝突しないように、容易に組み立てることが可能で
ある。また、ジョイナの位置ずれが防止できるためジョ
イナの位置ずれ不良等がなくなり、製品品質が向上する
とともに、冷蔵庫本体の製造コストを低減することが可
能になる。また、前記板部材のジョイナの端部に当接す
る面から外壁板の折曲げ部に当接する面までの長さを所
定の寸法にし、同一の形状寸法の板部材を各断熱パネル
の組立に使用するため、板部材の加工が容易であり、且
つ安価に製作でき、冷蔵庫本体の製造コストを低減する
ことが可能になる。さらに、前記板部材を発泡性樹脂板
とすることにより、内壁板と外壁板間の断熱性の低下を
高効率に防止することが可能であるとともに、ジョイ
ナ、内壁板材、外壁板材、および発泡性樹脂板の寸法が
多少バラついても発泡性樹脂板のジョイナとの接触部分
が変形するだけで、ジョイナの取付を容易に行うことが
可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の断熱パネルのジョ
イナ取付構造について具体化した実施の形態を図面を参
照にして詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る断熱
パネルが使用される冷蔵庫の全体構成について図1に基
づき説明する。図1は冷蔵庫の断熱扉を開けたところを
示す斜視図である。図1において、冷蔵庫1は、基本的
に、冷蔵庫本体2と冷蔵庫本体2の前面に開閉可能に取
り付けられる断熱扉3とから構成され、また、冷蔵庫本
体2の上面には冷凍機ユニット4が配設されている。冷
蔵庫本体2は、ルーフパネル5、ベースパネル6、一対
のサイドパネル7(図1には左側サイドパネルのみを示
す)、及び、リアパネル8を有し、各ベースパネル6等
に形成された各スクリュー締結穴(図示されていない)
に複数本のコーチスクリューを締結することにより箱状
に組み立てられて構成されている。尚、各ルーフパネル
5、ベースパネル6、サイドパネル7の構造、および前
記パネル5、6、7の端縁の内面に取り付けられている
ジョイナ5J、6J、7Jの取付方法については後述す
る。また、断熱扉3の内側面の外周縁には、ゴム等の弾
性変形可能な材料から形成されたマグネット吸着式のパ
ッキン部材3Pが取り付けられており、パッキン部材3
Pは各パネル5、6、7の前端縁(図1中手前側)に若
干押圧された状態で当接される。また、このときにはパ
ッキン部材3Pは各パネル5、6、7の前端内面に取り
付けられたジョイナ5J、6J、7Jの前端縁(図1中
手前端)に当接される。これにより、冷蔵庫1内の冷気
は、パッキン部材3Pを介して庫外に漏出することが防
止され、冷蔵庫1の庫内は気密が保持される。尚、ベー
スパネル6の下面には、その4箇所(図1中では2箇所
が示されている)において脚部材9が固設されており、
冷蔵庫1はこれらの各脚部材9を介して床等の上に配置
される。
【0007】次に、冷蔵庫1における冷蔵庫本体2を構
成する各ルーフパネル5、ベースパネル6、サイドパネ
ル7、リアパネル8の構造、組立方法について図2乃至
図7に基づき説明する。ここに、図2はルーフパネル5
の外観図、図3はパネル前端部のジョイナ嵌合部および
ジョイナの断面図、図4は発泡性樹脂板53及びジョイ
ナ5J取付状態時のルーフパネル5の前端縁隅部の断面
斜視図、図5はサイドパネル7の外観図、図6はベース
パネル6、図7はリアパネル8の外観図である。先ず、
ルーフパネル5について図2乃至図4に基づき説明す
る。ルーフパネル5の内側面を上方にして示す図2にお
いて、ルーフパネル5は、内壁板5A、外壁板5B、内
壁板5Aと外壁板5Bとの間に充填された発泡材52、
前端縁(図2中右端縁)の内面に取り付けられたジョイ
ナ5J(図3参照)、冷凍器ユニット4を取り付ける開
口部55、前端縁の両隅部の外壁板5B及び内壁板5A
の内面に両面テープ等により固着された発泡性樹脂板5
3(図4参照)、及び内壁板5Aと外壁板5Bとの間に
配設された発泡材よりなるブロック部材(図示されてい
ない)とから構成される。尚、各内壁板5A及び外壁板
5Bは、ともに鋼板製の薄板より形成されている。
【0008】次に、ジョイナ5Jの取付方法を図3及び
図4に基づいて説明する。図3において、内壁板5Aの
平板部5AWの周囲(4辺)には内側に垂直に折曲され
た側部51Cが形成されている。そして、内壁板5Aが
ジョイナ5Jと嵌合する側部51Cの両端隅部におい
て、発泡性樹脂板53(図4参照)と側部51Cが当た
らないように、発泡性樹脂板53と内壁板5Aが重なる
部分の側部51Cは切り欠かれており、発泡性樹脂板5
3は内壁板5Aの平板部5AWの隅部の内面に当接する
(図4参照)。また、外壁板5Bは、内壁板5Aに対応
する平板部5BWを有し、かかる平板部5BWの周囲
(4辺)から垂直に折曲された側部51A、及び、各側
部51Aから水平方向に折曲された水平部51Bから構
成されている。そして、各水平部51Bにおける両端
は、図4に示すように、45度の角度に形成されて相互
に当接されている。図4において、ジョイナ5Jと嵌合
する水平部51Bの両端隅部に、5倍〜20倍発泡のス
チロール等からなる発泡性樹脂板53を両面テープ等で
固着する。図4に示すように、発泡性樹脂板53が外壁
板5Bの側部51A(図4中左側面)の内側に当接する
面から、ジョイナ5J端面と当接する面までの長さL1
は、ルーフパネル5に締結されるサイドパネル7の厚さ
とジョイナ7Jの厚さとの和とほぼ等しいか、又は前記
厚さの和より少し大きい。ただし、ルーフパネル5、ベ
ースパネル6、サイドパネル7、リアパネル8の厚さは
ほぼ等しく、また、ジョイナ5J、6J、7Jの厚さも
ほぼ等しい(各ジョイナの断面形状はほぼ等しい)。次
に、発泡材よりなるブロック部材(図示されていない)
を外壁板5Bの所定の位置に接着剤または両面テープ等
で固着した後、内壁板5Aを発泡性樹脂板53と発泡材
よりなるブロック部材の上にかぶせ、両面テープや接着
剤などで固着する。次に、図3に示すように、ルーフパ
ネル5の前端縁にて内壁板5Aと外壁板5Bにより構成
される嵌合溝50の側部51Cと水平部51Bに、ジョ
イナ5Jの両端面を発泡性樹脂板53に当接させつつ、
ジョイナ5Jの取付部5Fを組み付ける。そして、内壁
板5Aと外壁板5Bの継目部が撥水性のテープ等で塞が
れ、所定の注入口からウレタン発泡剤が注入された後、
発泡され、これによりウレタンフォーム等からなる発泡
材52が内壁板5Aと外壁板5Bの間に充填され、ルー
フパネル5が形成される。
【0009】続いて、断熱扉3(図1参照)取付側のサ
イドパネル7について図5に基づき説明する。尚、冷蔵
庫1において一対のサイドパネル7が使用されている
が、各サイドパネル7はそれぞれ同一の構成を有する。
サイドパネル7の内側面を上方にして示す図5におい
て、サイドパネル7は、内壁板7A、外壁板7B、内壁
板7Aと外壁板7Bとの間に充填された発泡材52、前
端縁(図5中右端縁)の内面に取り付けられたジョイナ
7J、前端縁の下側隅部(図5中左側)の外壁板7B及
び内壁板7Aの内面に両面テープ等により固着された発
泡性樹脂板53(図4参照)、及び内壁板7Aと外壁板
7Bとの間に配設された発泡材よりなるブロック部材
(図示されていない)とから構成される。尚、各内壁板
7A及び外壁板7Bは、ともに鋼板製の薄板より形成さ
れている。
【0010】次に、ジョイナ7Jの取付方法を図3及び
図4に基づいて説明する。ここに、サイドパネル7は前
記ルーフパネル5と基本的に同一の構成を有することか
ら、以下において図3及び図4中のパネル5をパネル
7、内壁板5Aを内壁板7A、外壁板5Bを外壁板板7
B、平板部5AW、5BWを平板部7AW、7BW、側
部51A、51Cを側部71A、71C、水平部51B
を水平部71B、嵌合溝50を嵌合溝70、ジョイナ5
Jをジョイナ7J、およびジョイナ取付部5Fをジョイ
ナ取付部7Fとして説明する。図3において、内壁板7
Aの平板部の周囲(4辺)には内側に垂直に折曲された
側部71Cが形成されている。そして、内壁板7Aがジ
ョイナ7Jと嵌合する側部71Cの下側隅部(図4中左
側)において、発泡性樹脂板53(図4参照)と側部7
1Cが当たらないように、発泡性樹脂板53と内壁板7
Aが重なる部分の側部71Cは切り欠かれており、発泡
性樹脂板53は内壁板7Aの平板部7AWの隅部の内面
に当接する(図4参照)。また、外壁板7Bは、内壁板
7Aに対応する平板部(図5参照)を有し、かかる平板
部の周囲(4辺)から垂直に折曲された側部71A、及
び、各側部71Aから水平方向に折曲された水平部71
Bから構成されている。そして、各水平部71Bにおけ
る両端は、図4に示すように、45度の角度に形成され
て相互に当接されている。図4において、外壁板7Bの
ジョイナ7Jと嵌合する水平部71Bの下側隅部に、5
倍〜20倍発泡のスチロール等からなる発泡性樹脂板5
3を両面テープ等で固着する。図4に示すように、発泡
性樹脂板53の外壁板7Bの側部71A(図4中左側
面)内側に当接する面から、ジョイナ7J端面と当接す
る面までの長さL1は、サイドパネル7に締結されるベ
ースパネル6の厚さとジョイナ6Jの厚さとの和とほぼ
等しいか、又は前記厚さの和より少し大きい。ただし、
ルーフパネル5、ベースパネル6、サイドパネル7、リ
アパネル8の厚さはほぼ等しく、また、ジョイナ5J、
6J、7Jの厚さもほぼ等しい(各ジョイナの断面形状
はほぼ等しい)。次に、発泡材よりなるブロック部材
(図示されていない)を外壁板7Bの所定の位置に接着
剤または両面テープ等で固着した後、内壁板7Aを発泡
性樹脂板53と発泡材よりなるブロック部材の上にかぶ
せ、両面テープや接着剤などで固着する。次に、図3に
示すように、サイドパネル7の前端縁における内壁板7
Aと外壁板7Bにより構成される嵌合溝70の側部71
Cと水平部71Bに、ジョイナ7Jの片側端面(図5中
左端)を発泡性樹脂板53に当接させつつ、ジョイナ7
Jの取付部7Fを組み付ける。そして、内壁板7Aと外
壁板7Bの継目部が撥水性のテープ等で塞がれ、所定の
注入口からウレタン発泡剤が注入された後、発泡され、
これによりウレタンフォーム等からなる発泡材52が内
壁板7Aと外壁板7Bの間に充填され、断熱扉3(図1
参照)取付側のサイドパネル7が形成される。
【0011】次に、ベースパネル6について図6に基づ
き説明する。ベースパネル6の内側面を上方にして示す
図6において、ベースパネル6は、内壁板6A、外壁板
6B、内壁板6Aと外壁板6Bとの間に充填された発泡
材52、前端縁(図6中右端縁)の内面に取り付けられ
た、ベースパネル6の前端縁の長さにほぼ等しい長さの
ジョイナ6J、及び内壁板と外壁板との間に配設された
発泡材よりなるブロック部材(図示されていない)とか
ら構成される。尚、各内壁板6A及び外壁板6Bは、と
もに鋼板製の薄板より形成されている。
【0012】次に、ジョイナ6Jの取付方法を図3に基
づいて説明する。ここに、ベースパネル6は前記ルーフ
パネル5と基本的に同一の構成を有することから、以下
において図3中の内壁板5Aを内壁板6A、外壁板5B
を外壁板6B、平板部5AW、5BWを平板部6AW、
6BW、側部51A、51Cを側部61A、61C、水
平部51Bを水平部61B、嵌合溝50を嵌合溝60、
ジョイナ5Jをジョイナ6J、及びジョイナ取付部5F
をジョイナ取付部6Fとして説明する。図3において、
内壁板6Aの平板部6AWの周囲(4辺)には内側に垂
直に折曲された側部61Cが形成されている。また、外
壁板6Bは、内壁板6Aに対応する平板部6BW(図6
参照)を有し、かかる平板部6BWの周囲(4辺)から
垂直に折曲された側部61A(前端縁には幅広の側部、
他の3辺には幅狭の側部)、及び、各側部61Aから水
平方向に折曲された水平部61Bから構成されている。
次に、発泡材よりなるブロック部材(図示されていな
い)を外壁板6Bの所定の位置に接着剤または両面テー
プ等で固着した後、内壁板6Aを発泡材よりなるブロッ
ク部材の上にかぶせ、両面テープや接着剤などで固着す
る。次に、図3に示すように、ベースパネル6の前端縁
の内壁板6Aと外壁板6Bにより構成される嵌合溝60
の側部61Cと水平部61Bに、ジョイナ6Jの取付部
6Fを組み付ける。そして、内壁板6Aと外壁板6Bの
継目部が撥水性のテープ等で塞がれ、所定の注入口から
ウレタン発泡剤が注入された後、発泡され、これにより
ウレタンフォーム等からなる発泡材52が内壁板6Aと
外壁板6Bの間に充填され、ベースパネル6が形成され
る。
【0013】次に、リアパネル8について図7に基づき
説明する。リアパネル8の内側を上方にして示す図7に
おいて、リアパネル8は、内壁板8A、外壁板8B、内
壁板8Aと外壁板8Bとの間に充填された発泡材52、
及び内壁板8Aと外壁板8Bとの間に配設された発泡材
よりなるブロック部材(図示されていない)とから構成
される。尚、各内壁板8A及び外壁板8Bは、ともに鋼
板製の薄板より形成されている。次に、リアパネル8の
組立について説明する。ここに、リアパネル8は前記ル
ーフパネル5と基本的に同一の構成を有することから、
以下において図3中の内壁板5Aを内壁板8A、外壁板
5Bを外壁板8B、平板部5AW、5BWを平板部8A
W、8BW、側部51A、51Cを側部81A、81
C、水平部51Bを水平部81B、嵌合溝50を嵌合溝
80として説明する。ただし、リアパネル8にはジョイ
ナを取り付けない。図3において、内壁板8Aの平板部
8AWの周囲(4辺)には内側に垂直に折曲された側部
81Cが形成されている。また、外壁板8Bは、内壁板
8Aに対応する平板部8BW(図7参照)を有し、かか
る平板部8BWの周囲(4辺)から垂直に折曲された側
部81A(下端縁(図7中左端縁)には幅広の側部、他
の3辺には幅狭の側部)、及び、各側部81Aから水平
方向に折曲された水平部81Bから構成されている。次
に、発泡材よりなるブロック部材(図示されていない)
を外壁板8Bの所定の位置に接着剤または両面テープ等
で固着した後、内壁板8Aを発泡材よりなるブロック部
材の上にかぶせ、両面テープや接着剤などで固着する。
そして、内壁板8Aと外壁板8Bの継目部が撥水性のテ
ープ等で塞がれ、所定の注入口からウレタン発泡剤が注
入された後、発泡され、これによりウレタンフォーム等
からなる発泡材52が内壁板8Aと外壁板8Bの間に充
填され、リアパネル8が形成される。
【0014】前記のように構成された各ルーフパネル
5、ベースパネル6、サイドパネル7、及びリアパネル
8の相互は、コーチスクリュー(図示されていない)に
より締結され、冷蔵庫本体2が組み立てられる。図8に
冷蔵庫本体2の正面図を示す。このとき、各ルーフパネ
ル5、ベースパネル6、サイドパネル7のジョイナ5
J、6J、7Jは冷蔵庫本体2の開口側に設置されてお
り、サイドパネル7のジョイナ7Jの冷蔵庫本体2の底
面からの距離L1はベースパネル6の厚さとジョイナ6
Jの厚さの和にほぼ等しいことから、ジョイナ7Jの下
端面とジョイナ6Jの上面とがほぼ接する。また、ルー
フパネル5のジョイナ5Jの冷蔵庫本体2の側面からの
距離L1はサイドパネル7の厚さとジョイナ7Jの厚さ
との和にほぼ等しいことから、ジョイナ5Jの両端面と
ジョイナ7Jの上面とがほぼ接する。よって、ジョイナ
5J、6J、7Jは各端部がほぼ接した状態で冷蔵庫本
体2の開口部全周に設置される。したがって、冷蔵庫1
の断熱扉3に取り付けられるパッキン部材3Pと冷蔵庫
本体2の開口部全周が確実に当接され、冷蔵庫1の庫内
の気密が効率的に保持される。
【0015】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
断熱パネルのジョイナ取付構造では、ルーフパネル5の
前端縁の両端隅部に発泡性樹脂板53を固着することに
よりジョイナ5Jの取付時位置決めと発泡材52充填時
の位置ずれ防止を容易に行うことが可能になる。また、
サイドパネル7の前端縁下側隅部に発泡性樹脂板53を
固着することによりジョイナ7Jの取付時位置決めと発
泡材52充填時の位置ずれ防止を容易に行うことが可能
になる。また、ベースパネル6のジョイナ6Jの長さを
ベースパネル6の前端縁の幅と同一長さにすることがで
きるため、発泡治具取付時に発泡治具により直接ジョイ
ナ6A端部を押さえることが可能となり、ジョイナ6J
の取付時位置決めと発泡材52充填時の位置ずれ防止を
容易に行うことが可能になる。したがって、ルーフパネ
ル5、ベースパネル6、サイドパネル7、リアパネル8
を箱状に組み立てるときに、各断熱パネルのジョイナが
重って衝突しないように、容易に組み立てることが可能
である。また、ジョイナの位置ずれが防止できるためジ
ョイナの位置ずれ不良等がなくなり、製品品質が向上す
るとともに、冷蔵庫本体の製造コストを低減することが
可能になる。また、ルーフパネル5、ベースパネル6、
サイドパネル7、リアパネル8の厚さをほぼ等しくし、
また、ジョイナ5J、6J、7Jの厚さもほぼ等しくす
る(各ジョイナの断面形状がほぼ等しい)ことにより、
発泡性樹脂板53の外壁板の側面(図4中左側面)内側
に当接する面から、ジョイナ端面と当接する面までの寸
法を一定にすることができる。よって、発泡性樹脂板5
3の形状寸法を一定にすることができ、発泡性樹脂板5
3の加工が容易となり、且つ安価に製作でき、冷蔵庫本
体の製造コストを低減することが可能になる。さらに、
各ジョイナ5J、7Jの位置決めに発泡性樹脂板53を
使用することにより、内壁板と外壁板間の断熱性の低下
を高効率に防止できるとともに、ジョイナ5J、7J、
内壁板5A、7A、外壁板5B、7B、および発泡性樹
脂板53の寸法が多少バラついても発泡性樹脂板53の
ジョイナ5J、7Jとの接触部分が変形するだけで、ジ
ョイナ5J、7Jの取付を容易に行うことが可能であ
る。
【0016】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のよう
にしてもよい。 (a)本実施の形態においては、発泡性樹脂板の厚さを
ジョイナの厚さ程度にしているが、断熱パネルの厚さと
ほぼ同じまで厚くして、内壁板と外壁板間を仮支持する
機能も持たせてよい。 (b)本実施の形態においては、発泡性樹脂板の厚さを
ジョイナの厚さ程度にしているが、断熱パネルの厚さと
ほぼ同じまで厚くして、発泡性樹脂板にコーチスクリュ
ーが挿通するスクリュー穴を設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る断熱パ
ネルへのジョイナ取付構造によれば、ジョイナ嵌合溝の
両端または一端に固着された板部材にジョイナが当接す
るようにジョイナを位置決めし、前記内壁板の折曲げ部
と外壁板の折曲げ部により形成される嵌合溝にジョイナ
の取付部を押し込むことにより、内壁板と外壁板の間に
発泡材を充填する時に内壁板やジョイナのずれが発生し
ない。よって、断熱パネル端面からジョイナの端部まで
の所定の寸法を保つことができるため、断熱パネルを箱
状に組み立てるときに、各断熱パネルのジョイナが重っ
て衝突しないように、容易に組み立てることが可能であ
る。また、ジョイナの位置ずれが防止できるためジョイ
ナの位置ずれ不良等がなくなり、製品品質が向上すると
ともに、冷蔵庫本体の製造コストを低減することが可能
な断熱パネルのジョイナ取付構造を提供することができ
る。また、請求項2に係る断熱パネルへのジョイナ取付
構造によれば、前記板部材のジョイナの端部に当接する
面から外壁板の折曲げ部に当接する面までの長さを所定
の寸法にし、同一の形状寸法の板部材を各断熱パネルの
組立に使用するため、板部材の加工が容易であり、且つ
安価に製作でき、冷蔵庫本体の製造コストを低減するこ
とが可能な断熱パネルのジョイナ取付構造を提供するこ
とができる。さらに、請求項3に係る断熱パネルへのジ
ョイナ取付構造によれば、前記板部材を発泡性樹脂板と
することにより、内壁板と外壁板間の断熱性の低下を高
効率に防止することが可能であるとともに、ジョイナ、
内壁板材、外壁板材、および発泡性樹脂板の寸法が多少
バラついても発泡性樹脂板のジョイナとの接触部分が変
形するだけで、ジョイナの取付を容易に行うことが可能
な断熱パネルのジョイナ取付構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の冷蔵庫の断熱扉を開けたところを
示す斜視図である。
【図2】本実施形態のルーフパネルの内側を上方にした
ときの外観図である。
【図3】本実施形態の断熱パネル前端部の内面にジョイ
ナを組み付ける場合の断面図である。
【図4】本実施形態の発泡性樹脂板及びジョイナ取付状
態時のルーフパネル前端縁隅部の断面斜視図である。
【図5】本実施形態のサイドパネルの内側を上方にした
ときの外観図である。
【図6】本実施形態のベースパネルの内側を上方にした
ときの外観図である。
【図7】本実施形態のリアパネルの内側を上方にしたと
きの外観図である。
【図8】本実施形態の冷蔵庫本体の正面図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫、2・・・冷蔵庫本体、3・・・断熱扉、3P・・・
パッキン部材、5・・・ルーフパネル、6・・・ベースパネ
ル、7・・・サイドパネル、5A、6A、7A、8A・・・内
壁板、5B、6B、7B、8B・・・外壁板、5J、6
J、7J・・・ジョイナ、8・・・リアパネル、53・・・発泡
性樹脂板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板から形成され、四角形状の平板
    部と、平板部の周囲を折曲げして設けられた折曲げ部と
    を有する内壁板と、金属薄板から形成され、前記内壁板
    の平板部より広い平板部と、平板部の周囲を複数回折曲
    げすることにより前記内壁板の折曲げ部と一定間隔離間
    された折曲げ部とを有する外壁板と、前記内壁板の折曲
    げ部と外壁板の折曲げ部との協動により内壁板と外壁板
    板との間に形成される嵌合溝と、前記嵌合溝に嵌合され
    る取付部が設けられたジョイナとを備えた断熱パネルに
    おいて、 前記断熱パネルの内部にてその隅部に配設されるととも
    に、前記ジョイナの端部に当接される板部材を備えたこ
    とを特徴とする断熱パネルのジョイナ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記板部材は、方形形状を有するととも
    にその一側が外壁板における折曲げ部の内面に当接さ
    れ、一側と他側間の長さが所定の長さに形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の断熱パネルのジョイナ
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記板部材は発泡性樹脂板であることを
    特徴とする請求項2記載の断熱パネルのジョイナ取付構
    造。
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