JP3191923U - 衣紋抜き - Google Patents

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JP2014002359U
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悟史 山田
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Abstract

【課題】腹側に固定する部分と一体に形成され、装着した際によりきれいな形に衣紋を抜くことができる衣紋抜きを提供する。
【解決手段】衣紋抜きXは、布から成り、上縁10は中央が下がるように丸く形成され、両側縁20は上縁の両端から、下に凸の曲線を描きながら下方に向かって左右側方に広がり下方は水平となっている。また、両側縁の下方の水平となっている端部は垂直に下がり、水平に形成される下縁30に繋がっている。下縁30の長さは、装着することが想定される女性の胴部に十分に巻くことができる長さに形成される。また、下縁と側縁の水平になった部分に挟まれる一方の端部の表面には、横長長方形状の面ファスナーの係合部31aが2つ上下に平行に縫い付けられているとともに、下縁と側縁の水平になった部分に挟まれる他方の端部の裏面には、横長長方形状の面ファスナーの被係合部31bが2つ上下に平行に縫い付けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、長襦袢等に抜き衣紋を形成するための、衣紋抜きに関する。
衣紋抜きは、長襦袢等の衣紋の背中側を下げるいわゆる抜き衣紋を簡単に形成するために用いられる。一般的な衣紋抜きは、細長い縦長の布の上端を衣紋の背中側に縫いつけたもので、下端側にベルト通しが設けられている。そして、使用に際しては、当該ベルト通しに紐を通して、腹側で結ぶことで衣紋抜きを引き下げるようにする。これによって衣紋の背中側は下方に引き下げられた位置に固定されることになる。
このような衣紋抜きは装着に際して、紐を通す必要があり着衣に際して手間がかかる。これに対して、下記特許文献には予め腹側に巻いて結ぶための紐が固定された衣紋抜きが示されている。このような構成によれば、より手間なく着衣に際して衣紋を抜くことができる。
特開平11-131301号公報 実用新案登録3145007号公報
ところで、衣紋抜きは真下に力がかかるので、真っ直ぐ衣紋が下がるため形がきれいに整わないという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑みて、腹側に固定する部分と一体に形成された衣紋抜きにおいて、装着した際によりきれいな形に衣紋を抜くことができるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、衣紋の背面部分下端側に上端が連結されるシート体から形成され、前記上端から下垂する両側縁は下方に向かって側方に広がるように形成されるとともに、下端側は装着者の胴体の腹側にまで巻きつけることができる長さを有する衣紋抜きである。
請求項2に記載の考案は、前記衣紋抜きにおいて、前記両側縁は少なくとも一部が伸縮性を持つ弾性を有する素材により形成されるものである。
請求項3に記載の考案は、前記衣紋抜きにおいて、前記衣紋の下端側には、所定の係合具の被係合部分又は係合部分が設けられるものであって、前記上端には、前記被係合部分又係合部分に係合する前記係合具の係合部分又は被係合部分が設けられるものである。なお、係合具の係合部分と被係合部分は、ボタンとボタンホール、面ファスナーの係合部と被係合部、線ファスナーの互いに係合し合う一縁と他縁、点ファスナーの凸部側と凹部側、ホックの鉤部分とU字部分などが例示される。
以上のような構成により、本考案は、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の考案は、衣紋に連結される上端に繋がる両側縁が下方に向かって左右側方に広がるように形成され、これが固定ベルトを構成する下端側に至るので、下端側を装着者の胴体に巻いて固定すると両側縁は斜め下方に引っ張られ、衣紋に連結する上端の左右端部分も斜め下方に引っ張られることとなる。また、衣紋の背中中央位置は真っ直ぐ下に引かれるので、衣紋は下方に放射状に引っ張られることとなり、従来の衣紋抜きに比較して、丸く整った形に抜き衣紋を形成することができる。
請求項2に記載の考案は、請求項2に記載の考案は、両側縁の少なくとも一部を弾性力により伸縮性のある素材で形成すると、体を動かしても、両側縁が突っ張ることが緩和され、抜き衣紋の形状を保持しやすくなる。
請求項3に記載の考案は、衣紋抜きが着脱自在となるので、必要に応じて付け替えることができ、また、複数の着物に対して一つの衣紋抜きを使いまわすことができる。
(a)は実施形態に係る衣紋抜きの背面図であり、(b)は(a)の上端側の部分拡大図である。 装着する和服の背中側衣紋近傍の拡大図である。 実施形態に係る衣紋を装着した和服を着た状態を背中側から見た図である。 実施形態に係る衣紋を装着した和服を着た状態を腹側から見た図である。 実施形態に係る衣紋を内面に装着した和服を示す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)に本実施形態に係る衣紋抜きXの背面図を示す。衣紋抜きXは、布から成り、上縁10は中央が下がるように丸く形成され、両側縁20は上縁の両端から、下に凸の曲線を描きながら下方に向かって左右側方に広がり下方は水平となっている。また、両側縁の下方の水平となっている端部は垂直に下がり、水平に形成される下縁30に繋がっている。下縁30の長さは、装着することが想定される女性の胴部に十分に巻くことができる長さに形成される。
また、下縁と側縁の水平になった部分に挟まれる一方の端部の表面には、横長長方形状の面ファスナーの係合部31aが2つ上下に平行に縫い付けられているとともに、下縁と側縁の水平になった部分に挟まれる他方の端部の裏面には、横長長方形状の面ファスナーの被係合部31bが2つ上下に平行に縫い付けられている。この、下縁と側側縁両端の水平になった部分とを結んだ線分で囲まれる部分が衣紋抜きXを使用者の胴体に巻きつけて固定するための固定ベルトを構成する。
図1(b)に図1(a)における上端側の部分拡大図を示す。図に示すように上縁10裏面には縁部に沿って、鉤状に形成されるスプリングホックのオス11aが複数縫い付けられている。
また、両側縁の垂直に形成されている部分以外には、織りゴム21が縁部に沿って縫い付けられている。織りゴム21は、側縁が少したるんだ状態で縫い付けられることで、引っ張ると伸びることができるようになっている。
次に、以上のような構成を有する衣紋抜きXの使用方法について説明する。当該衣紋抜きXは、所定の和服の衣紋部分に固定されるものである。図2に当該和服となる長襦袢Kの背中側衣紋近傍の拡大図を示す。図に示すように衣紋抜きXが固定される長襦袢Kには衣紋Eの背中側に半月状の布が縫い付けられ、当該布に、衣紋抜きXに設けられているスプリングホックのオス11aに係合する、U字状に形成されるスプリングホックのメス11bが、前記スプリングホックのオス11aの位置に合致するように縫い付けられている。
使用者は、長襦袢Kを装着する前に、当該長襦袢Kのスプリングホックのメス11bのそれぞれに、衣紋抜きXに設けられた対応するスプリングホックのオス11aをそれぞれを係合させて固定する。この状態で使用者は長襦袢Kを装着し腰紐を締める。次に、長襦袢Kの背中側に固定されている衣紋抜きXの下縁側の両側部分を腹側に回して体に巻きつけ、面ファスナーの係合部31aと面ファスナーの被係合部31bとを係合させる。この際、巻きつける位置及び締め付け具合により、抜かれる衣紋の量を調節することができる。この状態の装着者を背中側から見た図を図3に示し、腹側から見た図を図4に示す。図3に示すように、背中側の衣紋は放射状に下方に引っ張られるので丸い形に整った状態に抜き衣紋を形成することができる。また、衣紋抜きXの側縁に織りゴムが縫い付けられることで、斜め下方に引っ張られる力が調節され、また、体の動きによって側縁が引っ張られても、織りゴムが伸びることで緩和されるので抜き衣紋の形が崩れにくい。なお、衣紋抜きXの下縁側部分が伊達締めの代わりをするので、伊達締めは省略してもよいが、衣紋抜きXの上から伊達締めをしてもよい。最後に、着物をこの上から装着すれば、衣紋抜きが施された着付けが完了する。
なお、上記実施形態では、衣紋抜きXは長襦袢Kの外面側に固定する場合を示したが、図5に示すように衣紋抜きXを長襦袢Kの内面側に固定するようにしてもよい。この場合、長襦袢Kの背中側衣紋近傍の内面側に図2に示すようなスプリングホックのメス11bが固定されることとなる。衣紋抜きXを長襦袢Kの内面側に固定する場合は、衣紋抜きXの面ファスナーの係合部31aと面ファスナーの被係合部31bとを係合させた後に、長襦袢Kの前身頃を合わせて腰紐を締めることとなる。
また、上記実施形態では、衣紋抜きXと長襦袢K等の衣紋はスプリングホックで互いに係合するように形成しているが、任意の公知の係合具によってこれらを係合させることができ、一方にボタンを設けるとともに、他方にボタンホールを設けたり、一方に面ファスナーの係合部を設け、他方に面ファスナーの被係合部を設けたりしてもよく、さらに、線ファスナーの互いに係合し合う一縁側を一方に設け、他縁側を他方に設けたり、点ファスナーの凸部側を一方に設け、点ファスナーの凹部側を他方に設けたりしてもよい。また、上記実施形態に示すように衣紋抜きXを着脱可能とするのではなく、和服に縫い付けて固定してもよい。
さらに、上記実施形態では両側縁に織りゴムを縫い付けることで、両側縁に伸縮性を付加しているが、衣紋抜きX全体を織りゴムのような伸縮性のある素材で形成してもよく、側縁の一部を切り欠き、切り欠いた部分をゴム紐で連結するようにしてもよい。
そして、上記実施形態では衣紋抜きXの下端側部分を腹側で面ファスナーを用いて留めるようにしているが、この部分も上述したような種々の係合具で留めるようにでき、さらに、下縁部の両端を細く紐状にして、互いに結ぶことで固定するようにしてもよい。
X 衣紋抜き
K 長襦袢
10 上縁
11a スプリングホック(オス)
20 側縁
21 織りゴム
30 下縁
31a 面ファスナー(係合部)
31b 面ファスナー(被係合部)

Claims (3)

  1. 衣紋の背面部分下端側に上端が連結されるシート体から形成され、
    前記上端から下垂する両側縁は下方に向かって側方に広がるように形成されるとともに、
    下端側は装着者の胴体の腹側にまで巻きつけることができる長さを有する
    衣紋抜き。
  2. 前記両側縁は少なくとも一部が伸縮性を持つ弾性を有する素材により形成される請求項1に記載の衣紋抜き。
  3. 前記衣紋の下端側には、所定の係合具の被係合部分又は係合部分が設けられるものであって、
    前記上端には、前記被係合部分又係合部分に係合する前記係合具の係合部分又は被係合部分が設けられるものである
    請求項1又は2に記載の衣紋抜き。
JP2014002359U 2014-05-08 衣紋抜き Expired - Lifetime JP3191923U (ja)

Publications (1)

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JP3191923U true JP3191923U (ja) 2014-07-17

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