JP4859894B2 - 腹巻 - Google Patents

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本発明は、例えば、祭りの装束としてやゴルフその他のスポーツ時の腹部および腰回り保護、その他、普段の健康のためなどに腹部に着用される腹巻の改良に関するものである。
従来、例えば、祭りの装束の1つとして、腹巻が着用され、この腹巻として、縦幅30cm程度、長さ5m程度の白木綿の晒し生地が使用され、これを腹部に巻き付けて着用されている。
この場合、晒し生地の両端は、裁断されたままで係止具等は取り付けられていない。そのため、晒し生地を着用者の腹部に数回巻き付けて始端を押さえ、終端を巻き付け済みの生地間に折り込むように挟み込んで止めている。
しかし、祭りでは、激しい運動が伴うため、上記終端を巻き付け済みの生地間に挟み込んだだけでは、弛みやすく、頻繁に締め直しを行う必要があった。
なお、両端に係止具を備えた腹巻は、既に種々提案されており、例えば、コハゼによって緊迫力を調節可能に係止させるようにしたもの(特許文献1参照)や、面ファスナーによって緊迫力を調節可能に係止させるようにしたもの(特許文献2参照)が公知である。
実開昭64−30302号公報 実用新案登録第3065605号公報
前記コハゼ方式の係止具(特許文献1)は、腹巻の縦幅方向(腹部上下方向)に対してコハゼが不連続に段階的に設置されるため、緊迫力を腹部上下方向の各位置で独立して不連続に段階的に調節して係止できる利点がある。
これに対して、前記面ファスナー方式の係止具(特許文献2)は、腹巻の縦幅方向(腹部上下方向)に対して連続しているため、緊迫力の調節も腹部上下方向に連続して係止されてしまうことになり、前記コハゼ方式の係止具のように腹部上下方向の各位置で独立して不連続に段階的に調節して係止することはできない。
一方、人の腹部の形状は、例えば、鼓型、円筒型、太鼓型、円錐型等、様々であり、前記面ファスナー方式の係止具であれば、腹巻の縦幅寸法が約30cm程度あって手の把持幅(約10cm程度)に比べて広幅であるため、一度に全幅に亘って把持することができず、例えば、縦幅方向の中央部を把持して緊締係止すると、縦幅方向の上下両端の面ファスナーの係止位置も中央部の係止位置に追従して係止されてしまうために腹部の形状に適合しない状態で係止され、また、上端側や下端側を把持して緊締係止すると、中央部や他端側が腹部の形状に適合しない状態で係止されてしまうという不具合があり、後で部分的に修正しようとしても、その分の係止を外すと、それに続く部分の係止までが一緒に外れてしまうことが避けられず、自由に係止位置を調節することができないという欠点があった。そのため、腹巻が着用者の腹部の形状に適合しない状態で装着されることになり、例えば、一番太い部分は丁度良いが、それより細い部分は緩みを生じて、着用中の動作によって、腹巻のズレが発生することが避けられなくなる等の欠点があった。
これに対して、前記コハゼ方式の係止具は、上記面ファスナー方式の係止具のような欠点はないが、上半身の捩れや腹筋の収縮時など着用者の運動が激しい場合、コハゼの係止が部分的に外れるという欠点がある。
本発明は、従来の腹巻の上記欠点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、腹部上下方向の各位置の緊迫度を独立して段階的に調節でき、しかも、着用中の激しい運動によっても係止具が外れることがない腹巻を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、腹部を覆う縦幅と胴回り方向に1周以上で2周以下の長さを有する帯状生地と、前記帯状生地の一端側裏面に取り付けられた面ファスナーの雄係止部及び該雄係止部に対応して前記帯状生地の他端側表面に取り付けられた面ファスナーの雌係止部とを備えており、前記帯状生地の他端側表面に取り付けられた面ファスナーの雌係止部の胴回り方向の取付幅が前記面ファスナーの雄係止部の胴回り方向の取付幅よりも広幅であって胴回り方向全長に亘る幅ではなく、しかも、前記面ファスナーの雄係止部が取り付けられた方の帯状生地の一端にだけ、前記面ファスナーの雄係止部を縦幅方向に3分割する切り欠き部が形成されており、該切り欠き部が面ファスナーの雄係止部の取付幅と同じ程度の胴回り方向の深さで形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、各分断された面ファスナーの雄係止部を雌係止部に接着係止する位置を、胴回り方向である程度自由にずらせて接着係止することができる。従って、帯状生地を着用者の体型に適合させた締付状態に巻き付けて接着係止することができる。
この切り欠き部は、帯状生地の一端に当初から形成しておいてもよいが、後からハサミでカットして形成するようにしてもよい。この場合では、購入者が自分の体型に合うような帯状生地の締付位置(係止具の係止位置)を選べるように、切り欠き部の形成位置を選択してカットできるようにするもので、そのために、帯状生地の一端には、切り欠き部が形成可能な切り取り用準備部を適宜の間隔で縦幅方向に複数段に亘って形成した構成としておけばよい。
また、前記帯状生地は、表地と裏地と、その間に挿入された芯地とを重ね合わせて構成されていることを特徴としている。この構成によれば、芯地によって帯状生地に張り(剛性)が与えられ、腹部への巻き付け時、皺よりを防いで一様な帯幅で均整に巻き付けることができる。
また、前記帯状生地の表地と裏地との間に、鎖帷子状の防護ネットが着脱可能に挿入されていることを特徴としている。この構成によれば、危険が予想される場合には、鎖帷子状の防護ネットを帯状生地の表地と裏地との間に挿入介在させて装着することにより、万一、刃物による刺し傷を防護することができ、不要な場合は外すことができる。
また、前記帯状生地の表地が皮革製とされ、裏地が布生地製とされていると共に、前記裏地が表地に対して着脱可能に構成されていることを特徴としている。この構成によれば、表地を皮革製とすることによって腹巻を豪華なものとすることができ、裏地を布生地製とすることによって肌に馴染みやすくすることができると共に、表地に対して着脱可能とすることによって汚れた場合に裏地を外して洗濯することができる。
本発明によれば、腹部上下方向の各位置の緊迫度を独立して段階的に調節でき、しかも、着用中の激しい運動によっても係止具が外れることがない腹巻を提供することができる。
以下、本発明の腹巻の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)(B)(C)は本発明の腹巻の展開状態の概略裏面図、A−A断面図、表面図であり、図2〜図5は図1のA〜D部拡大図である。
本発明の腹巻1は、図1〜図5に示すように、帯状生地2と、面ファスナーの雄係止部6及び雌係止部7からなる係止具8とを備えている。
帯状生地2は、腹部を覆う縦幅と胴回り方向に1周以上で2周以下の長さを有する。この帯状生地2のサイズは、例えば、縦幅が約290mmとされ、胴回り方向の長さを、各サイズ毎に、例えば、S=63cm、M=84cm、L=105cm、LL=126cmとされる(但し、これに制約されず、適宜、変更可能である)。
前記係止具8の面ファスナーのうち、雄係止部6は、前記帯状生地2の一端側裏面に縫着などで取り付けられている。この雄係止部6は、前記帯状生地2の一端側に近い側にのみ前記帯状生地2の縦幅方向の略全幅に亘って細帯状(例えば、幅約20mm程度)に取り付け配置されている。但し、上記雄係止部6の上下方向長さは、帯状生地2の縦幅よりも若干短く(例えば、上下各々約10mm程度短く)されている。
また、上記雄係止部6は、前記帯状生地2の一端(図1の左端)側端縁から他端(図1の右端)側へ若干離隔(例えば、約5mm程度離隔)して取り付けられ、これによって、帯状生地2の一端(図1の左端)側端縁が面ファスナーの雄係止部6から食み出させてあり、この食み出し部分を把持して面ファスナーの着脱操作を容易化している。
また、面ファスナーの雌係止部7は、前記雄係止部6に対応して前記帯状生地2の他端側表面に縫着などで取り付けられている。
上記面ファスナーの雌係止部7は、例えば、胴回り方向に約200mm前後の長さに亘って取り付けられている。
また、上記面ファスナーの雌係止部7の他端(図1の右端)側は、帯状生地2の他端(図1の右端)よりも内側に若干(例えば、約20mm前後)引っ込めてある。さらに、上記面ファスナーの雌係止部7の上下方向長さは、帯状生地2の縦幅よりも若干(例えば、上下各々約10mm程度)短くしてある。
帯状生地2の一端には、前記面ファスナーの雄係止部6を縦幅方向に複数に分断する切り欠き部10が形成されている。
この構成によれば、各分断された面ファスナーの雄係止部6を雌係止部7に接着係止する位置を、胴回り方向である程度自由にずらせて接着係止することができる。従って、帯状生地2を着用者の体型に適合させた締付状態に巻き付けて接着係止することができる。
この切り欠き部10は、帯状生地2の一端に当初から形成しておいてもよいが、後からハサミでカットして形成するようにしてもよい。この場合では、購入者が自分の体型に合うような帯状生地2の締付位置(係止具の係止位置)を選べるように、切り欠き部10の形成位置を選択してカットできるようにするもので、そのために、帯状生地2の一端には、切り欠き部10が形成可能な切り取り用準備部(図示省略)を適宜の間隔で縦幅方向に複数段に亘って形成した構成としておけばよい。この切り取り用準備部は、帯状生地2の表裏面の一方又は双方に切り取り用補助線として表示(例えば、印刷、吹き付け、捺染、描画等いずれでもよい)しておけばよい。そして、切り取り後の生地の解れ止めのために、前記補助線の外側(帯状生地2に残る側)に解れ止め用縫目を施しておくのが好ましい。
本発明に係る腹巻1の実施形態は、以上の構成からなり、次にその機能を説明する。
本発明の腹巻1は、面ファスナーの雄係止部6を縦幅方向に3分割する切り欠き部10が形成されていることによって、例えば、腹部の最も太い部分を先に止め、その後、腹部の細い部分を順次止めるなどの緊迫度の調整操作を縦幅方向各部で独立して容易に行うことができる。
このように、本発明の腹巻1は、着用者の腹部の形状に適合した装着状態を安定して保持させることができ、着用中に緩みやズレが生じない腹巻を提供することができる。
また、係止具8の面ファスナーの雄係止部6は、帯状生地2の一端側端縁から他端側へ若干離隔して取り付けられているため、係止具8の面ファスナーの雄係止部6を相手側の雌係止部7に接着操作及び剥離操作する際、帯状生地2の端縁が雄係止部6よりも外側に食み出しているため、この食み出し部を掴んで操作でき、指に痛みを感じることなく前記面ファスナーの接着・剥離操作を容易に行うことができる。
本発明の腹巻1の実施形態は、以上の構成及び機能からなるが、本発明は、これらの実施形態にのみ制約されるものではなく、適宜変形して実施してもよい。例えば、裏地は、吸湿性の高い生地としたり、或いは、通気性が高く、肌への接触感がさらっとした生地とし、この生地と表地との間に吸湿性の高い生地を配置したサンドイッチ構造としたり、その他、表地には、刺繍模様やプリント模様を施してもよい。また、係止具8の面ファスナーの雄係止部6と雌係止部7とを前記実施形態と逆関係としてもよい。さらに、本発明の腹巻は、和服着用時やスポーツ時の女性の胸部を押さえる胸用コルセットとして利用することもできる。
なお、バストサイズの大きい女性の場合では、バストへの過度の圧迫を避けるため、帯状生地2の縦幅を短く、例えば、220mm程度として、帯状生地2の上縁がバストにかからないようにしてもよい。
また、上記帯状生地2には、適宜の生地が使用可能であり、例えば、祭り用の場合では、白木綿の晒し生地で構成されるのが普通であるが、これに制約されず、ジーンズ生地(デニム生地)、他の織物生地や編み物生地、その他、伸縮性に富む生地等で構成してもよく、さらに、表地と裏地とで生地の組成や色彩を異ならせたものとしてもよい。
上記帯状生地2は、図1(B)に示すように、本実施形態では、表地2aと裏地2bとの間に芯地2cを挿入して構成している。この構成によれば、芯地2cによって帯状生地2に張り(剛性)が与えられ、腹部への巻き付け時、皺よりを防いで一様な帯幅で均整に巻き付けることができる。なお、芯地2cの挿入範囲は、帯状生地2の長手方向両端付近を除く範囲で、例えば、面ファスナーの雄係止部6の取付位置付近から面ファスナーの雌係止部7の取付位置の手前までの範囲に挿入されるものである。
図示した本発明の腹巻1は、帯状生地2の周縁を折り返して袋縫いとした場合を例示しているが、これに代えて、生地端縁を被覆する断面U形状の縁テープを取り付けて、生地端縁の解れ止め加工を施してもよい。なお、帯状生地2の芯地2cの挿入範囲を含めて、キルティング加工状縫目9で表裏生地を一体化させている。
上記帯状生地2は、その表地2aを皮革製とし、裏地2bを汗取り等のために布生地(例えば、綿布等)製とし、皮革製の表地2aに対して、スナップボタンやスライドファスナー或いは面ファスナーで着脱可能に取り付けて裏地2bだけを洗濯可能とした構成で実施してもよい。この構成によれば、表地2aを皮革製とすることによって腹巻1を豪華なものとすることができ、裏地2bを布生地製とすることによって肌に馴染みやすくすることができると共に、表地2aに対して着脱可能とすることによって汚れた場合に裏地2bを外して洗濯することができる。
前記係止具8の面ファスナーの雄係止部6が取り付けられている方の帯状生地2の端部には、図1(A)(C)に示すように、前記面ファスナーの雄係止部6を縦幅方向に複数に分断する切り欠き部10が形成されている。この切り欠き部10は、帯状生地2を縦幅方向に3等分する位置の2箇所に形成した場合を例示しているが、これに制約されず、例えば、縦幅方向の中央部にも追加して設けたり、4等分位置としたり適宜に設けてもよい。また、切り欠き部10の形状は、V形状を例示しているが、これに制約されず、他の形状としてもよい。
このような切り欠き部10を形成しておけば、各分断された面ファスナーの雄係止部6を雌係止部7に接着係止する位置を、胴回り方向である程度自由にずらせて接着係止することができる。その結果、帯状生地2を着用者の腹部の体型に適合した状態に巻き付けて、その位置で面ファスナーで接着保持させる動作が容易に行えるようになる。
また、本発明は、前記帯状生地2の表地2aと裏地2bとの間に、鎖帷子状の防護ネット(図示省略)を着脱可能に挿入できるようにした構成で実施してもよい。この構成によれば、危険が予想される場合には、鎖帷子状の防護ネットを帯状生地2の表地2aと裏地2bとの間に挿入介在させて装着することにより、万一、刃物による刺し傷を防護することができ、不要な場合は外すことができる。なお、鎖帷子状の防護ネットを帯状生地2に取り付けるには、表地2aの裏面上縁に沿ってU形状のフックを長手方向に適宜の間隔で取り付けておき、このフックに防護ネットの上縁を吊り下げ係止するようにすればよい。
また、本発明は、上記鎖帷子状の防護ネットの代わりに、ナイロン製その他の材質よりなる保温シートを着脱可能に挿入できるようにし、装着時、発汗作用を促進してダイエット効果を上げる腹巻1として利用することもできる。この場合も、保温シートを取り出して洗濯等を容易にするものである。
また、本発明の腹巻1は、妊婦用腹帯として利用することもできる。この場合には、胎児の成長に伴って胴回り方向のサイズを、例えば、80cm〜150cmくらいまで段階的に調節できるように、面ファスナーの雌係止部7の胴回り方向の設置幅を幅広とするのが好ましい。
また、本発明の腹巻1には、財布入れ用の内ポケットや、タバコ、小銭入れ用外ポケットを付けてもよい。
さらに、本発明の腹巻1には、磁気粒子、その他、人体への指圧効果球体等のツボ刺激部材を背中側の所定位置に対応させてボタン状又はシート状に設けておいてもよい。
また、本発明の腹巻1は、帯状生地2の展開形状を、鼓型、扇形、その他、下縁が下方に凸円弧状になっているものなど、適宜の形状としてもよい。
なお、本発明の腹巻1は、右利き用と左利き用とのいずれにも適用でき、例えば、上下反転させることにより、共用できる。
また、本発明の腹巻1は、図6に示すように、帯状生地2の胴回り方向の複数箇所(図6は4箇所の場合を例示しているが、これに制約されず、適宜増減してもよい。)に縦幅方向に沿う切り目入れ用縫目11を縦幅方向全長に亘って施している。この縫目11は、各箇所で2条ずつ平行に施されており、この2条の縫目11の間にハサミ等で切り目を入れることで、切り目入れ後、その切り目部分からの生地の解れを防止させるようにしている。このような切り目を入れるのは、帯状生地2の裾側を拡開可能とし、腹部及びウエスト部が細くヒップ部に向けて胴回り方向の周囲長さが大きくなる体型の着用者(例えば、女性)に無理なくフィットさせるためのものであって、購入者が自分の体型に合わせて適宜の箇所に切り目を入れるようにするものである。この切り目は、帯状生地2の縦幅方向の全幅に亘って入れるものではなく、下側(裾側)から1/3程度の長さまで入れるだけであって、この切り目を止める位置の目安として、この縫目11に直交する縫目12、12を帯状生地2の縦幅方向の上下それぞれ約1/3の位置に胴回り方に沿って施している。なお、右利き用と左利き用とで上下反転させて使用可能とするため、縫目11を縦幅方向全長に亘って施しており、上下いずれからでも切り目を1/3で止める目安として、縫目12,12を上下いずれからでも1/3の位置に施している。このような切り目入れに関する情報は、本発明の腹巻1の商品包装の説明書中にイラスト図入りで記載しておき、購入者が、商品を最適状態で使用できるようにしておくものである。
(A)(B)(C)は本発明の腹巻の展開状態の概略裏面図、A−A断面図、表面図である。 図1のA部拡大図である。 図1のB部拡大図である。 図1のC部拡大図である。 図1のD部拡大図である。 本発明の腹巻の別の実施態様の展開状態を示す概略裏面図である。
1 腹巻
2 帯状生地
6 面ファスナーの雄係止部
7 面ファスナーの雌係止部
8 係止具
9 キルティング加工状縫目
10 切り欠き部

Claims (1)

  1. 腹部を覆う縦幅と胴回り方向に1周以上で2周以下の長さを有する帯状生地と、前記帯状生地の一端側裏面に取り付けられた面ファスナーの雄係止部及び該雄係止部に対応して前記帯状生地の他端側表面に取り付けられた面ファスナーの雌係止部とを備えており、
    前記帯状生地の他端側表面に取り付けられた面ファスナーの雌係止部の胴回り方向の取付幅が前記面ファスナーの雄係止部の胴回り方向の取付幅よりも広幅であって胴回り方向全長に亘る幅ではなく、しかも、前記面ファスナーの雄係止部が取り付けられた方の帯状生地の一端にだけ、前記面ファスナーの雄係止部を縦幅方向に3分割する切り欠き部が形成されており、該切り欠き部が面ファスナーの雄係止部の取付幅と同じ程度の胴回り方向の深さで形成されていることを特徴とする腹巻。
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