JP3185745B2 - 半導体メモリセル - Google Patents

半導体メモリセル

Info

Publication number
JP3185745B2
JP3185745B2 JP08892498A JP8892498A JP3185745B2 JP 3185745 B2 JP3185745 B2 JP 3185745B2 JP 08892498 A JP08892498 A JP 08892498A JP 8892498 A JP8892498 A JP 8892498A JP 3185745 B2 JP3185745 B2 JP 3185745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
region
source
film
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08892498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11289065A (ja
Inventor
眞人 坂尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP08892498A priority Critical patent/JP3185745B2/ja
Priority to KR1019990011086A priority patent/KR100316577B1/ko
Priority to US09/280,695 priority patent/US6229170B1/en
Publication of JPH11289065A publication Critical patent/JPH11289065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3185745B2 publication Critical patent/JP3185745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/48Data lines or contacts therefor
    • H10B12/485Bit line contacts
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • H10B12/315DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor with the capacitor higher than a bit line
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/905Plural dram cells share common contact or common trench
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/907Folded bit line dram configuration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビット線コンタクト
を介してビット線に接続されたペアのスイッチングトラ
ンジスタを有する半導体メモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナッミックRAM(以下、DRAM
と記す)型半導体メモリの記憶単位(以下、メモリセル
と記す)は、図5に示すように、1個のスイッチングM
OSトランジスタ(以下、スイッチングトランジスタと
記す)401と、1個のキャパシタ(以下、セル容量素
子と記す)402とから構成されており、スイッチング
トランジスタ401のゲートにはワード線404が接続
され、ソース又はドレインにはビット線403が接続さ
れている。記憶情報は電荷としてセル容量素子402に
蓄積され、スイッチングトランジスタ401のオン、オ
フにより、データの蓄積又は放出が行なわれる。
【0003】セル容量素子402に蓄積又は放出される
電荷は、スイッチングトランジスタ401におけるセル
容量素子402の反対側に接続されたビット線403を
介して外部回路とやりとりされる。また、スイッチング
トランジスタ401のオン、オフを決定する信号は、ス
イッチングトランジスタのゲートに接続されるか、又
は、ゲートに一体化されたワード線404を介して入力
される。
【0004】このようにDARMセルは、その構成要素
が、1つのトランジスタと1つのキャパシタのみであ
り、その構成要素の少なさから、セル面積を小さくでき
るという大きな利点を有している。
【0005】メモリセルの小型化及びメモリの大容量化
にともない、このDRAMセルは、セル容量素子を拡散
層上に2次元的に形成した平面キャパシタセルから、ワ
ード線に積層するように、セル容量素子を3次元的に形
成したスタックキャパシタセルへと発展した。しかし、
更に一層のセル面積の縮小化にともない、図6(a),
(b)に示すように、ビット線485上にセル容量素子
を形成するシールドビット線型スタックセルが、アイ・
イー・ディー・エム テクニカル ダイジェスト,19
88年592〜595頁(IEDM Technical Digest
pp592-595, 1988)、及びアイ・イー・ディー・エム
テクニカル ダイジェスト,1988年596−599
頁(IEDM Technical Digest pp596-599, 1988)に
提案されている。
【0006】これらの構造では、セル容量素子が最上層
に位置し、ビット線がセル容量素子とワード線との中間
に位置している。このため、容量素子の位置には、他の
素子の接続用のコンタクトなどが形成されることがない
ために、セル容量素子の占有面積を最大限確保すること
ができ、容量値の確保に有利な構造になっている。図6
(a),(b)はこのシールドビット線型スタックセル
の従来の構造を示すものであり、アイ・イー・ディー・
エム テクニカル ダイジェスト,1988年592〜
595頁(IEDM Technical Digest pp592-595, 19
88)に提案されたセルの平面図と断面図である。
【0007】図7は、図6(a)の平面図から素子領域
のパターンのみを取り出した図である。図6(b)から
明らかなように、この従来のメモリセルでは、素子領域
480を規定する素子分離には、LOCOS系の選択酸
化を用いた分離方法を用いている。しかし、このLOC
OS系の素子分離では、バーズビークと呼ばれるくちば
し状の酸化膜のひろがりによる素子領域の減少が生じ
る。1GのDRAMクラスに相当する設計ルール0.1
8μmの製造プロセスでは、このバーズビークが問題と
なり、図7に示される素子領域480のパターンの端の
部分は小さくなってしまう。
【0008】更に詳細に説明すると、素子領域480の
両端が、隣接する活性領域(素子領域480)と近接し
ているため、メモリセルの面積を大きくしない限りは、
素子領域480の実効的な面積(選択酸化後の面積)を
大きくすることができない。このため、図6(b)に示
した素子領域480の上に設けられる容量下部電極コン
タクト487が、素子領域480上に開口されず、容量
下部電極488と素子領域480との間で導通不良が生
じることがある。
【0009】また、形状の加工の問題だけでなく、LO
COS系の分離では、メモリセル内の素子分離は電気特
性としても、分離が十分ではなく、0.18μmルール
クラスでは、LOCOS系の素子分離は適用できない。
【0010】このクラスの分離方法としては、トレンチ
分離が適当であることが知られているが、図7に示した
素子領域480のパターンでは、分離間隔が広い部分と
狭い部分が混在するレイアウトとなっている。
【0011】このようなパターンレイアウトでは、トレ
ンチ分離を形成するために、CVDで成膜した酸化膜を
シリコン基板をエッチングして形成したトレンチ内に埋
め込む際、分離の広い部分は埋め込めても、狭い部分は
埋め込めないといった問題が生じる。即ち、狭い間隔部
分には、トレンチ内に酸化膜が埋め込まれない空隙部分
が発生する。
【0012】また、このようなトレンチ分離を用いた場
合に、埋め込み性の問題を回避するためのメモリセルが
提案されている。以下、このトレンチ間隔をメモリセル
アレイ内で均一に設定することにより埋め込み性の問題
を回避しようと試みた従来のメモリセルのレイアウトに
ついて説明する。これは、アイ・イー・ディー・エムテ
クニカル ダイジェスト,1995年903−906ペ
ージ(IEDM Technical Digest pp903-906, 1995)
にて開示された例である。
【0013】図8にこの例の素子領域280とワード線
284、ソース・ドレイン領域290a,290b,2
90cを中心にそのメモリセルアレイ部のレイアウトパ
ターンを示す。この素子領域280に注目すれば、素子
領域の間隔、即ち素子分離の間隔が一定となっている。
この観点からは、前述の分離間隔が不均一になっている
ために、トレンチ分離の埋め込み酸化膜中に空隙が発生
する問題点は回避されている。
【0014】しかし、この図8は、素子領域280に対
して、ワード線284が位置ずれして形成された場合の
例を示しているが、この図からわかるように、このよう
なレイアウトでは別の問題点が発生する。即ち、図中
に、ソース・ドレイン領域290a,290b,290
cのうち一部に斜線を施してあるが、ビット線コンタク
ト286につながるソース・ドレイン領域290bに対
し、ペアとなるスイッチングトランジスタのソース・ド
レイン領域は290aと290cとなる。1つのスイッ
チングトランジスタはこのソース・ドレイン領域290
bとソース・ドレイン領域290aから構成されるが、
もう一方のスイッチングトランジスタはソース・ドレイ
ン領域290bとソース・ドレイン領域290cから構
成される。この2つのペアのスイッチングトランジスタ
のチャネル幅をみると、一方はソース・ドレイン領域2
90bの幅の広い部分で決定されるチャネル幅よりな
る。また、他方はソース・ドレイン領域290bのチャ
ネルの細い部分からなることが明らかとなる。従って、
ペアのスイッチングトランジスタの特性がチャネル幅の
違いによりアンバランスとなってしまう。
【0015】また、他にこのように、素子分離間隔を一
定にして分離用酸化膜の埋め込み性に合わせたレイアウ
トパターンとしてアイ・イー・ディー・エム テクニカ
ルダイジェスト,1994年297〜299頁(IED
M Technical Digest pp297-289, 1994)にて開示され
た例がある。
【0016】図9にこの例の素子領域380とワード線
384、ソース・ドレイン領域390a,390b,3
90cを中心にそのメモリセルアレイ部のレイアウトパ
ターンを示す。この素子領域380では、素子分離の間
隔は一定となっている。また図9では、先の例と同じよ
うに、ペアのスイッチングトランジスタを構成するソー
ス・ドレイン領域に斜線を施しているが、やはり先の例
において新たな問題点として指摘したペアのスイッチン
グトランジスタの特性のアンバランスは回避できないレ
イアウトとなっている。
【0017】また、隣接する素子領域380の長手部分
が対向する領域で素子分離が一直線状に長くなる部分が
あり(ワード線の長手方向に直角な方向)、実効的に素
子分離間隔が狭くなった場合と同じ効果で、酸化膜の埋
め込みが不完全となり、この方向の素子分離部分に空隙
ができてしまうといった問題点もある。
【0018】即ち、これら従来の例では、素子分離間隔
は一定となるものの、ペアのスイッチングトランジスタ
の特性がアンバランスになってしまうといった問題点が
発生してしまう。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、トレンチ分離部分の酸化膜の埋め込み性の
問題とペアのスイッチングトランジスタの特性のアンバ
ランスを同時に解決することができ、素子領域を規定す
るトレンチ分離の分離酸化膜に空隙が発生することがな
く埋め込まれ、素子領域に対して、ワード線の形成工程
で位置ずれが発生しても、ペアのスイッチングトランジ
スタに特性のアンバランスが生じることがなく、トラン
ジスタ特性の対象性がよい半導体メモリセルを提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる半導体メ
モリセルは、ビット線コンタクトを介してビット線に接
続されたペアのスイッチングトランジスタを有する半導
体メモリセルにおいて、前記ペアのスイッチングトラン
ジスタは夫々独立した矩形の第1及び第2の素子領域を
有し、隣り合う前記第1及び第2の素子領域は、ワード
線の延在方向に前記ビット線1本を介して並んでおり、
かつ、前記ビット線の延在方向に互いにずれて設けら
れ、前記第1及び第2の素子領域は夫々第1及び第2の
ソース/ドレイン領域を有し、前記第1の素子領域の第
2のソース/ドレイン領域と前記第2の素子領域の第1
のソース/ドレイン領域とが、隣り合う前記ワード線の
間で引出電極により接続され、この引出電極が前記ビッ
ト線コンタクトを介してビット線に接続され、前記引出
電極は前記第1の素子領域の第2のソース/ドレイン領
域と前記第2の素子領域の第1のソース/ドレイン領域
との間の基板表面に形成されたトレンチ分離絶縁膜の上
方にまたがって形成されていることを特徴とする。
【0021】本発明においては、素子領域を規定するト
レンチ分離の分離絶縁膜が空隙などを発生することなく
埋め込まれ、素子領域に対して、ワード線の形成工程で
位置ずれが発生しても、ペアのスイッチングトランジス
タに特性のアンバランスが生じないため、トランジスタ
特性の対象性が優れている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)は本
発明の実施例に係る半導体メモリセルの素子領域の形状
と配置、及び引出電極の形状と配置を説明するためメモ
リセルのアレイの一部を示す平面図である。素子領域1
02がスイッチングトランジスタのチャネル領域及びソ
ース/ドレイン領域を構成する。ペアのスイッチングト
ランジスタを構成する素子領域は引出電極106により
接続される。この接続は後述するワード線の形成後に開
口される引出電極コンタクト105を介して、多結晶シ
リコンからなる引出電極106をこの引出電極コンタク
ト105に埋め込むことによりなされる。素子領域10
2は、図1に示すように、等間隔で配置され、素子領域
同士の重なりあう部分も極端に長い部分がないために、
局所的にトレンチ分離の埋め込み用絶縁膜が埋め込まれ
ることがなく、トレンチ分離内に空隙が発生することが
ない。
【0023】図1(b)は、本発明の半導体メモリセル
の構成要素と配置を説明するためのセルアレイの平面図
である。素子領域102と概略直交するようにワード線
104が配置され、ワード線104に対し、これと重な
る素子領域102が単純な矩形となっているため、素子
領域に対し、ワード線が位置ずれして形成されてもスイ
ッチングトランジスタのワード線を挟むソース・ドレイ
ン領域の幅が一定となるため、スイッチングトランジス
タの特性が変化することはない。
【0024】図1(b)に、ソース・ドレイン領域が一
定となることを示すチャネル幅に相当する部分に斜線を
施した。但し、図面の見やすさの観点から、完全にペア
となるスイッチングトランジスタのチャネルとなる部分
を示すのではなく、その繰り返しの配列を利用して、ペ
アに相当する部分に斜線を配している。更に、この図1
(b)において、容量下部電極は3つのみ示している。
【0025】また、この特性が変化しないスイッチング
トランジスタがペアのスイッチングトランジスタとして
接続されるため、素子領域に対してワード線の位置ずれ
が生じても、ペアのスイッチングトランジスタの特性が
変化することなく、一定でアンバランスのないペアのス
イッチングトランジスタを構成することができる。
【0026】ペアのスイッチングトランジスタを接続す
るのが引出電極106であり、引出電極上にビット線コ
ンタクト107が形成される。ビット線コンタクト10
7を通し、引出電極とビット線110が接続される。ビ
ット線の間隔部分にスイッチングトランジスタのソース
・ドレイン領域と容量下部電極109を接続するための
容量下部電極コンタクト108が配置されている。
【0027】図2(a)、(b)は夫々図1(b)のA
−A’線とB−B’線におけるメモリセルの断面図であ
る。この図2(a)、(b)を参照して、本実施例の半
導体メモリセルについて更に説明する。シリコン基板1
01に素子領域102を規定するトレンチ分離絶縁膜1
03が形成されている。スイッチングトランジスタを構
成するソース・ドレイン領域112a,112b,11
2c,112dが基板表面に形成されている。また、セ
ル容量は、基板上に形成された層間絶縁膜113上に形
成された容量下部電極109と、その上に形成された容
量絶縁膜114と、更にその上に形成されたセルプレー
ト115とから構成される。セルプレート115上には
層間絶縁膜6が形成されている。
【0028】次に、本発明の主要ポイントである引出電
極部分の断面構造について、図2(a),(b)を参照
して説明する。シリコン基板101にトレンチ分離絶縁
膜103が形成され、素子領域が規定されている。ワー
ド線104がゲート絶縁膜111を介してシリコン基板
101上に形成されており、このワード線104を囲む
絶縁膜(キャップ絶縁膜、側壁絶縁膜及び第1の層間絶
縁膜)に対して、引出電極コンタクト105が設けられ
ており、この引出電極コンタクト105によりソース/
ドレイン領域112c、112dが引出電極106に接
続されている。この引出電極106の上に層間絶縁膜1
13を貫通するようにビット線コンタクト107が設け
られており、このビット線コンタクト107により引出
電極106とビット線110とが接続されている。引出
電極106は、図2(b)に示すように、ソース/ドレ
イン領域112c、112dに接続されると共に、ソー
ス/ドレイン領域112c、112d間に挟まれるよう
に配置されているトレンチ分離絶縁膜103の上に延在
するように配置されている。
【0029】次に、図3(a)〜図3(e)を参照し
て、本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法
について説明する。 なお、設計ルート及び製造プロセ
スは0.18umルールを想定する。図3(a)〜図3
(e)は、図1(b)のA−A’線にて示す模式的断面
図である。先ず、図3(a)に示すように、P型シリコ
ン基板101上に、例えば既知のトレンチ分離による素
子分離絶縁膜103が形成される。このトレンチの深さ
は例えば200nm程度である。埋め込み酸化膜として
は、プラズマCVD法を使用して堆積したノンドープの
酸化膜(NSG)を用いることが好ましい。また、埋め
込み用の前記酸化膜を成長した後、CMP(Chemical M
echanical Polishing 化学的・機械的・研磨法)を使用
して、トレンチ内へ酸化膜の埋め込みを完了する。
【0030】次いで、図3(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜に換算して膜厚7nm程度のゲート酸化膜11
1を熱酸化により形成した後、N型多結晶シリコン膜を
70nm程度堆積する。次に、タングステンシリサイド
(WSi)膜を100nm程度堆積する。更に、酸化膜
を150nm程度堆積した後、フォトリソグラフィ工程
とエッチング工程により、前記窒化膜、WSi膜、多結
晶シリコン膜がパターニングされ、キャップ絶縁膜12
0と、多結晶シリコン膜及びWSi膜からなるワード線
104とが形成される。これらのキャップ窒化膜120
及びワード線104の幅、即ち、ゲート長は0.18μ
mである。このワード線104の材料としては、前述の
多結晶シリコン及びWSiがあるが、このWSiの代わ
りに、更に抵抗値の低減が可能なチタンシリサイド(T
iSi)又はタングステン(W)を使用しても良い。
【0031】次いで、酸化膜を60nm程度成膜、ドラ
イエッチングによりエッチバックを行い、ワード線10
4の側壁に側壁絶縁膜121を形成する。ワード線10
4及び側壁絶縁膜121をマスクに用いたイオン注入に
よりN-型拡散層が形成される。このイオン注入はワー
ド線104の形成後に実施してもよいし、ワード線形成
後と側壁絶縁膜形成後の両方の機会に実施してもよい。
これは、所望のトランジスタ特性を確保するために適宜
選択される。このN-型拡散層により、ソース/ドレイ
ン領域112a、112b、112c、112dが形成
される。
【0032】次に、図3(c)に示すように、第1の層
間絶縁膜122となるノンドープ酸化膜(NSG)を2
5nm程度の厚さで成膜する。この状態から、第1の層
間絶縁膜122に、フォトリソグラフィ工程とエッチン
グ工程により、引出電極コンタクト105を開口し、続
いてN型不純物導入がなされた多結晶シリコンを堆積
し、更にフォトリソグラフィ工程とエッチング工程によ
り引出電極106を形成する。
【0033】前述のように、キャップ絶縁膜120及び
側壁絶縁膜121は酸化膜よりなるが、これらのキャッ
プ絶縁膜120及び側壁絶縁膜121を窒化膜により形
成すると以下のような利点が生じ、セル形成にはより好
ましい。即ち、酸化膜からなる第1の層間絶縁膜122
と、窒化膜で形成したキャップ絶縁膜120及び窒化膜
で形成した側壁絶縁膜121との間にエッチングの選択
比をもたせることができ、キャップ絶縁膜120の膜減
りを抑制しながら、良好な引出電極コンタクト105の
開口ができる。
【0034】次いで、図3(d)に示すように、ノンド
ープ酸化膜(NSG)とボロン・リン・シリケートガラ
ス(BPSG)の積層膜、又は両者のうちの単層膜から
なる第2の層間絶縁膜123を形成する。その後、第2
の層間絶縁膜123にビット線コンタクト107を引出
電極106の上面の一部を露出させるように開口を設
け、N型多結晶シリコン膜を80nm程度堆積する。次
に、タングステンシリサイド(WSi)膜を100nm
程度堆積した後、フォトリソグラフィ工程とエッチング
工程により、WSi膜をビット線110の形状にパター
ン加工する。
【0035】次に、図3(e)に示すように、ノンドー
プ酸化膜(NSG)とボロン・リン・シリケートガラス
(BPSG)の積層膜を形成し、これを第3の層間絶縁
膜124とする。その後、第2の層間絶縁膜123及び
第3の層間絶縁膜124に容量下部電極コンタクト10
8をソース/ドレイン領域112a、112bが露出す
るように開口する。次いで、N型多結晶シリコン膜を8
0nm〜100nm程度堆積し、これをフォトリソグラ
フィー技術とエッチング技術により容量下部電極109
の形状に加工する。
【0036】その後、例えば、酸化膜と窒化膜との積層
膜からなる容量絶縁膜114を、酸化膜換算膜厚にして
4.5nm〜5nm程度の厚さで成膜する。この容量絶
縁膜114としては、タンタル酸化膜(Ta25)に代
表される高誘電率膜を使用することもできる。この高誘
電率膜を適用した方がセル容量の確保の面では有利であ
る。また、このような高誘電率膜を容量膜として用いた
場合には、この膜のリーク電流などの特性をよりよい方
向にすることができる。容量下部電極109及びセルプ
レート115の材料としては、容量膜として酸化膜と窒
化膜の積層膜を使用した場合には、N型多結晶シリコン
を使用することができる。また、例えば容量膜としてタ
ンタル酸化膜(Ta25)を使用した場合には、容量下
部電極109にN型多結晶シリコン、セルプレートにT
iNとWSiの積層膜又はTiNと多結晶シリコンの積
層膜等を使用することができる。セルプレート115を
パターニング(形状加工)した後、更にノンドープ酸化
膜(NSG)とボロン・リン・シリケートガラス(BP
SG)との積層膜を第4の層間絶縁膜125として形成
する。
【0037】更に、DRAMのチップ全体としては、コ
ンタクト孔(図示せず)とメタル配線の形成を複数回に
亘って繰り返すことによりそのDRAMが完成する。
【0038】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例においては、平面図は第1の実施例の説明
に使用した図1(a)、(b)と同様であり、同一部分
(部材)には同一符号を付してある。図4(a)はこの
第2の実施例に係る半導体メモリセルの平面図、図4
(b)、(c)は断面図である。図4(b)は図4
(a)のc−c’線による断面図、図4(c)はd−
d’線による断面図である。
【0039】この第2の実施例が第1の実施例と相違す
る点は、第1の実施例では、引出電極106が(図1
(a)(b)参照)ビット線コンタクト107の下に素
子領域を接続するためだけの目的で配置されているが、
第2の実施例では、図4(a)、(b)、(c)から明
らかなように、容量下部電極コンタクト108の下にも
引出電極106が配置されている。
【0040】この構造をとることにより、第1の実施例
では容量下部電極コンタクトの深さを深くする必要があ
ったのに対し、本実施例では、この引出電極を容量下部
電極コンタクトの下にも設けることによって、このコン
タクトの深さを浅くすることができ、より一層メモリセ
ルを形成しやすいものとすることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来ペアのスイッチングトランジスタを構成する素子領
域は1つのパターンで形成されていたものを、2つの単
純な矩形を多結晶シリコンからなる引出電極で接続して
構成するので、素子領域の間隔、即ち、分離間隔を一定
にすることができ、なおかつ素子領域と素子領域の重な
る部分(近接部分)をこの素子領域の長手方向の長さの
1/3程度にすることができる。従って、素子分離にト
レンチ分離絶縁膜を使用した場合の絶縁膜の埋め込みを
空隙等の発生がない良好な状態で形成できる。
【0042】また、メモリセルの信号電圧はビット線の
容量とセル容量素子の容量値との容量比で決定されるた
め、ビット線の容量が小さい方が信号電圧を大きくとる
ことができる。このことから、本発明の素子領域と引出
電極の構成によれば、引出電極が延在されている部分に
トレンチ分離の酸化膜が設置されているため、シリコン
基板との間に寄生的につく容量が小さくなる。これは、
従来のメモリセルの構造ではビット線コンタクトの接続
部分は直接シリコン基板に形成されるソース/ドレイン
領域であるため、このソース/ドレイン領域とシリコン
基板との間に発生する大きな容量がビット線に接続され
ることになる。しかし、本発明の構造では、これをほと
んど排除できるため、メモリセルからの出力信号も従来
に比して大きくすることができる。ワード線(ゲート電
極)の上に引出電極を形成し、この上にビット線コンタ
クトを形成しているため、このコンタクト深さを浅くす
ることができ、このコンタクトの形成及びコンタクト内
への導電材料の埋め込みが容易になり、導通不良が発生
しにくく、歩留まりが高い製品の形成が可能となる。
【0043】なお、本発明の第2の実施例においては、
容量下部電極コンタクトの形成も引出電極上になされる
ので、前述のビット線コンタクトの形成と同じ効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の第1の実施例の平面
図である。
【図2】(a)(b)は同じく第1の実施例の断面図で
ある。
【図3】(a)〜(e)は同じく第1の実施例の半導体
メモリセルの製造方法を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は夫々本発明の第2の実施例の
平面図及び断面図である。
【図5】一般的なDRAMセルの構成を説明するための
模式図である。
【図6】(a)及び(b)は夫々従来の半導体メモリセ
ルの平面図及び断面図である。
【図7】従来の半導体メモリセルの配置図である。
【図8】従来の半導体メモリセルの平面図である。
【図9】従来の半導体メモリセルの平面図である。
【符号の説明】
101:シリコン基板 102:素子領域 103:トレンチ分離絶縁膜 104:ワード線 105:引出電極コンタクト 106:引出電極 107:ビット線コンタクト 108:容量下部電極コンタクト 109:容量下部電極 110:ビット線 111:ゲート酸化膜 112a、112b、112c、112d:ソース・ド
レイン領域 114:容量絶縁膜 115:セルプレート 120:キャップ窒化膜 121:側壁窒化膜 122:層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/8242

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線コンタクトを介してビット線に
    接続されたペアのスイッチングトランジスタを有する半
    導体メモリセルにおいて、 前記ペアのスイッチングトランジスタは夫々独立した矩
    形で等間隔の第1及び第2の素子領域を有し、 隣り合う前記第1及び第2の素子領域は、ワード線の延
    在方向に前記ビット線1本を介して並んでおり、かつ、
    前記ビット線の延在方向に互いにずれて設けられ、 前記第1及び第2の素子領域は夫々第1及び第2のソー
    ス/ドレイン領域を有し、 前記第1の素子領域の第2のソース/ドレイン領域と前
    記第2の素子領域の第1のソース/ドレイン領域とが、
    隣り合う前記ワード線の間で引出電極により接続され、 この引出電極が前記ビット線コンタクトを介してビット
    線に接続され、 前記引出電極は前記第1の素子領域の第2のソース/ド
    レイン領域と前記第2の素子領域の第1のソース/ドレ
    イン領域との間の基板表面に形成されたトレンチ分離絶
    縁膜の上方にまたがって形成され ていることを特徴とす
    る半導体メモリセル。
JP08892498A 1998-04-01 1998-04-01 半導体メモリセル Expired - Fee Related JP3185745B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08892498A JP3185745B2 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 半導体メモリセル
KR1019990011086A KR100316577B1 (ko) 1998-04-01 1999-03-30 반도체 메모리 셀
US09/280,695 US6229170B1 (en) 1998-04-01 1999-03-30 Semiconductor memory cell

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08892498A JP3185745B2 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 半導体メモリセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11289065A JPH11289065A (ja) 1999-10-19
JP3185745B2 true JP3185745B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=13956472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08892498A Expired - Fee Related JP3185745B2 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 半導体メモリセル

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6229170B1 (ja)
JP (1) JP3185745B2 (ja)
KR (1) KR100316577B1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632686B1 (en) * 2000-09-29 2003-10-14 Intel Corporation Silicon on insulator device design having improved floating body effect
US7727062B2 (en) * 2003-02-03 2010-06-01 Gamelogic Inc. Game of chance and system and method for playing games of chance
JP4008857B2 (ja) * 2003-03-24 2007-11-14 株式会社東芝 半導体記憶装置及びその製造方法
US8182326B2 (en) * 2009-03-05 2012-05-22 Vcat, Llc Outcome based display of gaming results

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564972B2 (ja) 1990-06-18 1996-12-18 三菱電機株式会社 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2830496B2 (ja) 1991-04-05 1998-12-02 日本電気株式会社 半導体メモリー
JP3150496B2 (ja) 1993-06-30 2001-03-26 株式会社東芝 半導体記憶装置
US5383151A (en) * 1993-08-02 1995-01-17 Sharp Kabushiki Kaisha Dynamic random access memory
KR100307602B1 (ko) * 1993-08-30 2001-12-15 가나이 쓰도무 반도체집적회로장치및그제조방법
JPH09121036A (ja) 1995-08-22 1997-05-06 Nippon Steel Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
KR100198624B1 (ko) 1995-12-20 1999-06-15 구본준 반도체 소자의 제조방법
US5748521A (en) * 1996-11-06 1998-05-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Metal plug capacitor structures for integrated circuit devices and related methods
US5691223A (en) * 1996-12-20 1997-11-25 Mosel Vitelic Inc. Method of fabricating a capacitor over a bit line DRAM process

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11289065A (ja) 1999-10-19
US6229170B1 (en) 2001-05-08
KR19990082793A (ko) 1999-11-25
KR100316577B1 (ko) 2001-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3161354B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US5138412A (en) Dynamic ram, having an improved large capacitance
US5798544A (en) Semiconductor memory device having trench isolation regions and bit lines formed thereover
TW569397B (en) Dram cell arrangement with vertical MOS transistors and method for its fabrication
JP4074674B2 (ja) Dramの製造方法
JP2906807B2 (ja) 半導体メモリセルとその製造方法
JPH05175451A (ja) スタック型h字形セルキャパシタおよびその製造方法
JPH05198771A (ja) 二重リング形スタック型セル構造体の製造方法
JP3250257B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2930110B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2932540B2 (ja) 半導体メモリ装置
KR0139513B1 (ko) 반도체 장치
JPH07202017A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JPS6122665A (ja) 半導体集積回路装置
JP3594213B2 (ja) 接続部を形成する方法および半導体チップ
JP3185745B2 (ja) 半導体メモリセル
JPH0750772B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3305932B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3075919B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2503661B2 (ja) 半導体メモリ素子およびその製造方法
JPH08274275A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3382005B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP3177038B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2969876B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2760979B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees