JP3184843B2 - Vベルト自動変速装置 - Google Patents
Vベルト自動変速装置Info
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- JP3184843B2 JP3184843B2 JP01453192A JP1453192A JP3184843B2 JP 3184843 B2 JP3184843 B2 JP 3184843B2 JP 01453192 A JP01453192 A JP 01453192A JP 1453192 A JP1453192 A JP 1453192A JP 3184843 B2 JP3184843 B2 JP 3184843B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを駆動源とする
電動式車両に用いられるVベルト自動変速装置に関す
る。
電動式車両に用いられるVベルト自動変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、地球環境問題や都市部での空気汚
染問題などから、電動式のスクータ形自動二輪車が注目
されている。この種の自動二輪車は、モータとVベルト
自動変速装置とを一体化したユニットスイング形のパワ
ーユニットを備えている。
染問題などから、電動式のスクータ形自動二輪車が注目
されている。この種の自動二輪車は、モータとVベルト
自動変速装置とを一体化したユニットスイング形のパワ
ーユニットを備えている。
【0003】このパワーユニットに用いられるVベルト
自動変速装置は、モータのロータ軸に直結されたプライ
マリシーブと、後輪に連動する従動軸上に設けられたセ
カンダリシーブと、これら両シーブの間に巻き掛けられ
た無端状のVベルトを備えており、基本的に従来公知の
ユニットスイング形エンジンに用いられているものと同
様の構成をなしている。
自動変速装置は、モータのロータ軸に直結されたプライ
マリシーブと、後輪に連動する従動軸上に設けられたセ
カンダリシーブと、これら両シーブの間に巻き掛けられ
た無端状のVベルトを備えており、基本的に従来公知の
ユニットスイング形エンジンに用いられているものと同
様の構成をなしている。
【0004】上記プライマリシーブは、ロータ軸と一体
に回転する固定シーブと、この固定シーブに接離する方
向に移動可能な可動シーブを備えており、これら両シー
ブの間に、Vベルトが巻き掛けられる断面V字形のベル
ト溝が形成されている。そして、この種のVベルト自動
変速装置では、プライマリシーブおよびセカンダリシー
ブに対するVベルトの巻き掛け径を、モータの回転数に
応じて変化させることにより、変速比が無段階的かつ自
動的に変えられるようになっている。
に回転する固定シーブと、この固定シーブに接離する方
向に移動可能な可動シーブを備えており、これら両シー
ブの間に、Vベルトが巻き掛けられる断面V字形のベル
ト溝が形成されている。そして、この種のVベルト自動
変速装置では、プライマリシーブおよびセカンダリシー
ブに対するVベルトの巻き掛け径を、モータの回転数に
応じて変化させることにより、変速比が無段階的かつ自
動的に変えられるようになっている。
【0005】すなわち、従来のVベルト自動変速装置で
は、ロータ軸上に、可動シーブに隣接してカムプレート
が取り付けられている。このカムプレートと可動シーブ
との対向面は、径方向外側に進むに従い互いに近接する
方向に傾斜されたカム面をなしており、これらカム面の
間に遠心ウエイトが摺動可能に挾み込まれている。そし
て、モータの始動時を含めた低回転域では、遠心ウエイ
トに作用する遠心力が小さいため、この遠心ウエイト
は、その自重によって可動シーブを固定シーブに近づく
方向に押圧しており、この押圧によりVベルトが両方の
シーブの間で挾み込まれている。
は、ロータ軸上に、可動シーブに隣接してカムプレート
が取り付けられている。このカムプレートと可動シーブ
との対向面は、径方向外側に進むに従い互いに近接する
方向に傾斜されたカム面をなしており、これらカム面の
間に遠心ウエイトが摺動可能に挾み込まれている。そし
て、モータの始動時を含めた低回転域では、遠心ウエイ
トに作用する遠心力が小さいため、この遠心ウエイト
は、その自重によって可動シーブを固定シーブに近づく
方向に押圧しており、この押圧によりVベルトが両方の
シーブの間で挾み込まれている。
【0006】やがて、モータの回転数が上昇し、遠心ウ
エイトに作用する遠心力が徐々に大きくなると、遠心ウ
エイトが外側に向けて移動する。この移動により、可動
シーブが固定シーブに近づく方向に押圧され、Vベルト
がプライマリシーブの外側に押し出されるようになって
いる。
エイトに作用する遠心力が徐々に大きくなると、遠心ウ
エイトが外側に向けて移動する。この移動により、可動
シーブが固定シーブに近づく方向に押圧され、Vベルト
がプライマリシーブの外側に押し出されるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にモー
タは、始動時を含む低回転域でのトルクが大きいといっ
た特性を有している。したがって、この低回転域でのト
ルク特性を有効に活用すれば、アクセルに対するレスポ
ンスが良好となり、自動二輪車の発進加速性能を高める
ことができる。
タは、始動時を含む低回転域でのトルクが大きいといっ
た特性を有している。したがって、この低回転域でのト
ルク特性を有効に活用すれば、アクセルに対するレスポ
ンスが良好となり、自動二輪車の発進加速性能を高める
ことができる。
【0008】しかしながら、モータの始動時のように遠
心ウエイトに作用する遠心力が小さい時には、プライマ
リシーブの可動シーブは、遠心ウエイトの重量によって
Vベルトに押し付けられているにすぎないので、これま
でエンジンと組み合わせていた従来のVベルト自動変速
装置をそのままモータに適用すると、次のような不具合
が生じてくる。
心ウエイトに作用する遠心力が小さい時には、プライマ
リシーブの可動シーブは、遠心ウエイトの重量によって
Vベルトに押し付けられているにすぎないので、これま
でエンジンと組み合わせていた従来のVベルト自動変速
装置をそのままモータに適用すると、次のような不具合
が生じてくる。
【0009】すなわち、モータは、始動時を含む低回転
域でのトルクが大きいので、固定シーブからVベルトを
介して可動シーブに加わる回転力が、この可動シーブを
Vベルトに押し付けている力に容易に打ち勝ってしま
い、これらVベルトとプライマリシーブとの間に滑りが
発生する。このため、モータ特有のトルク特性を効率良
く後輪に伝えることができなくなるとともに、Vベルト
がプライマリシーブとの間に生じる摩擦によって劣化し
易くなるといった問題が生じてくる。この対策として
は、遠心ウエイトの重量を増大させ、可動シーブをVベ
ルトに押し付ける力を大きくすることが考えられる。
域でのトルクが大きいので、固定シーブからVベルトを
介して可動シーブに加わる回転力が、この可動シーブを
Vベルトに押し付けている力に容易に打ち勝ってしま
い、これらVベルトとプライマリシーブとの間に滑りが
発生する。このため、モータ特有のトルク特性を効率良
く後輪に伝えることができなくなるとともに、Vベルト
がプライマリシーブとの間に生じる摩擦によって劣化し
易くなるといった問題が生じてくる。この対策として
は、遠心ウエイトの重量を増大させ、可動シーブをVベ
ルトに押し付ける力を大きくすることが考えられる。
【0010】ところが、遠心ウエイトは遠心力を受ける
ことで移動するので、この遠心力が小さな回転域におい
て、可動シーブの押圧力を、この可動シーブを回転させ
ようとする力に対抗させるためには、約四倍の重さの遠
心ウエイトが必要となってくる。このため、遠心ウエイ
ト自体の形状も大きなものとなり、この遠心ウエイトを
取り付けるスペースを得ることが実質的に不可能となる
といった不具合がある。
ことで移動するので、この遠心力が小さな回転域におい
て、可動シーブの押圧力を、この可動シーブを回転させ
ようとする力に対抗させるためには、約四倍の重さの遠
心ウエイトが必要となってくる。このため、遠心ウエイ
ト自体の形状も大きなものとなり、この遠心ウエイトを
取り付けるスペースを得ることが実質的に不可能となる
といった不具合がある。
【0011】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、モータの始動時を含めた低回転域におい
て、プライマリシーブ上でのVベルトのスリップを確実
に防止でき、モータ特有のトルク特性を従動軸の駆動用
として有効に活用できるVベルト自動変速装置の提供を
目的とする。
されたもので、モータの始動時を含めた低回転域におい
て、プライマリシーブ上でのVベルトのスリップを確実
に防止でき、モータ特有のトルク特性を従動軸の駆動用
として有効に活用できるVベルト自動変速装置の提供を
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るVベルト自動変速装置は、始動と同時
に回転トルクが発生するモータを有し、このモータの回
転トルクが取り出される駆動軸上にプライマリシーブを
設けるとともに、上記駆動軸と平行をなす従動軸上にセ
カンダリシーブを設け、これら両シーブの間にVベルト
を掛け渡した構成を前提としている。そして、上記プラ
イマリシーブは、上記駆動軸の外周に形成されたスプラ
イン歯に直結されてこの駆動軸と一体に回転する固定シ
ーブと、上記駆動軸上に上記スプライン歯を覆うように
装着されたカラーと、このカラーの外周に軸方向に摺動
可能に装着され、上記固定シーブに近づいたり遠ざかる
方向に移動可能な可動シーブと、この可動シーブと向か
い合うとともに、上記駆動軸と一体に回転するカムプレ
ートと、このカムプレートと可動シーブとの間に介在さ
れ、上記駆動軸が回転駆動された際に生じる遠心力の大
きさに応じて上記駆動軸の径方向に変位し、上記可動シ
ーブを上記固定シーブに近づいたり遠ざかる方向に移動
させることで上記プライマリシーブに対するVベルトの
巻き掛け径を変化させる遠心ウエイトと、を有するとと
もに、上記セカンダリシーブは、上記従動軸に直結され
てこの従動軸と一体に回転する固定シーブと、この固定
シーブに近づいたり遠ざかる方向に移動可能な可動シー
ブと、を有し、上記プライマリシーブの可動シーブに、
上記カムプレートとの対向面に位置してリング状の凹部
を形成し、この凹部は、上記遠心ウエイトと上記カラー
との間に位置されているとともに、この凹部の終端は、
上記可動シーブが上記固定シーブから最も遠ざかってい
る時の上記遠心ウエイトの位置よりも上記固定シーブの
方向にずれた位置にあり、この凹部の終端と上記カムプ
レートとの間に、上記可動シーブを上記モータの始動前
から常に上記固定シーブに向けて押圧する圧縮コイルば
ねを圧縮状態で介在させたことを特徴としている。
め、本発明に係るVベルト自動変速装置は、始動と同時
に回転トルクが発生するモータを有し、このモータの回
転トルクが取り出される駆動軸上にプライマリシーブを
設けるとともに、上記駆動軸と平行をなす従動軸上にセ
カンダリシーブを設け、これら両シーブの間にVベルト
を掛け渡した構成を前提としている。そして、上記プラ
イマリシーブは、上記駆動軸の外周に形成されたスプラ
イン歯に直結されてこの駆動軸と一体に回転する固定シ
ーブと、上記駆動軸上に上記スプライン歯を覆うように
装着されたカラーと、このカラーの外周に軸方向に摺動
可能に装着され、上記固定シーブに近づいたり遠ざかる
方向に移動可能な可動シーブと、この可動シーブと向か
い合うとともに、上記駆動軸と一体に回転するカムプレ
ートと、このカムプレートと可動シーブとの間に介在さ
れ、上記駆動軸が回転駆動された際に生じる遠心力の大
きさに応じて上記駆動軸の径方向に変位し、上記可動シ
ーブを上記固定シーブに近づいたり遠ざかる方向に移動
させることで上記プライマリシーブに対するVベルトの
巻き掛け径を変化させる遠心ウエイトと、を有するとと
もに、上記セカンダリシーブは、上記従動軸に直結され
てこの従動軸と一体に回転する固定シーブと、この固定
シーブに近づいたり遠ざかる方向に移動可能な可動シー
ブと、を有し、上記プライマリシーブの可動シーブに、
上記カムプレートとの対向面に位置してリング状の凹部
を形成し、この凹部は、上記遠心ウエイトと上記カラー
との間に位置されているとともに、この凹部の終端は、
上記可動シーブが上記固定シーブから最も遠ざかってい
る時の上記遠心ウエイトの位置よりも上記固定シーブの
方向にずれた位置にあり、この凹部の終端と上記カムプ
レートとの間に、上記可動シーブを上記モータの始動前
から常に上記固定シーブに向けて押圧する圧縮コイルば
ねを圧縮状態で介在させたことを特徴としている。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】請求項1に記載された構成によれば、プライマ
リシーブの可動シーブは、モータが始動する以前のよう
に駆動軸が停止している時点でも圧縮コイルばねの付勢
力により固定シーブに向けて押圧されているので、遠心
ウエイトに作用する遠心力が小さくて、この遠心力によ
る可動シーブの押圧力を充分に得られないような低回転
域においても、可動シーブをVベルトに強固に押し付け
ることができる。このため、特に回転トルクが急激に立
ち上がるモータの始動時においても、可動シーブと固定
シーブとの間でVベルトを強く挟み込んでプライマリシ
ーブ上でのVベルトのスリップを防止することができ、
モータの回転トルクを確実に従動軸に伝えることができ
る。また、圧縮コイルばねによる可動シーブの押圧力
は、遠心力の大きさに依存しないので、この押圧力の設
定を容易に行なうことができる。しかも、上記構成によ
ると、可動シーブとカムプレートとの間に圧縮コイルば
ねを介在させるに当って、可動シーブにカムプレートに
向けて開放される凹部を形成し、この凹部の終端を可動
シーブが固定シーブから最も遠ざかっている時の遠心ウ
エイトの位置よりも固定シーブの方向にずらしたので、
凹部が深くなる。そのため、凹部の終端とカムプレート
との間に掛け渡される圧縮コイルばねの全長を無理なく
長くすることができる。したがって、圧縮コイルばねが
圧縮された状態から伸び方向へ変位する際の反発力、つ
まり付勢力を大きくすることができ、その分、可動シー
ブをより大きな力でVベルトに押し付けて、固定シーブ
との間で強固に挟み込むことができる。また、圧縮コイ
ルばねは、遠心ウエイトとカラーとの間のデッドスペー
スに収まるので、この圧縮コイルばねを収納するための
格別な部材は一切不要であり、プライマリシーブの軸方
向に沿う長さを短く抑えてコンパクト化を図ることがで
きる。
リシーブの可動シーブは、モータが始動する以前のよう
に駆動軸が停止している時点でも圧縮コイルばねの付勢
力により固定シーブに向けて押圧されているので、遠心
ウエイトに作用する遠心力が小さくて、この遠心力によ
る可動シーブの押圧力を充分に得られないような低回転
域においても、可動シーブをVベルトに強固に押し付け
ることができる。このため、特に回転トルクが急激に立
ち上がるモータの始動時においても、可動シーブと固定
シーブとの間でVベルトを強く挟み込んでプライマリシ
ーブ上でのVベルトのスリップを防止することができ、
モータの回転トルクを確実に従動軸に伝えることができ
る。また、圧縮コイルばねによる可動シーブの押圧力
は、遠心力の大きさに依存しないので、この押圧力の設
定を容易に行なうことができる。しかも、上記構成によ
ると、可動シーブとカムプレートとの間に圧縮コイルば
ねを介在させるに当って、可動シーブにカムプレートに
向けて開放される凹部を形成し、この凹部の終端を可動
シーブが固定シーブから最も遠ざかっている時の遠心ウ
エイトの位置よりも固定シーブの方向にずらしたので、
凹部が深くなる。そのため、凹部の終端とカムプレート
との間に掛け渡される圧縮コイルばねの全長を無理なく
長くすることができる。したがって、圧縮コイルばねが
圧縮された状態から伸び方向へ変位する際の反発力、つ
まり付勢力を大きくすることができ、その分、可動シー
ブをより大きな力でVベルトに押し付けて、固定シーブ
との間で強固に挟み込むことができる。また、圧縮コイ
ルばねは、遠心ウエイトとカラーとの間のデッドスペー
スに収まるので、この圧縮コイルばねを収納するための
格別な部材は一切不要であり、プライマリシーブの軸方
向に沿う長さを短く抑えてコンパクト化を図ることがで
きる。
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を、スクータ形自動二
輪車に適用した図面にもとづいて説明する。
輪車に適用した図面にもとづいて説明する。
【0021】図4は、スクータ形の自動二輪車を示して
おり、同図中符号1は、車体を構成するフレームであ
る。フレーム1は、前後方向に延びる左右一対のフレー
ム部材1aを備えており、このフレーム1の前端にフロ
ントフォーク2を介して前輪3が支持されている。フレ
ーム部材1aは、前輪3の後方において水平に延びる水
平部1bを有しており、この水平部1bの後部は、後方
斜め上向きに延びる立ち上がり部1cをなしている。
おり、同図中符号1は、車体を構成するフレームであ
る。フレーム1は、前後方向に延びる左右一対のフレー
ム部材1aを備えており、このフレーム1の前端にフロ
ントフォーク2を介して前輪3が支持されている。フレ
ーム部材1aは、前輪3の後方において水平に延びる水
平部1bを有しており、この水平部1bの後部は、後方
斜め上向きに延びる立ち上がり部1cをなしている。
【0022】フレーム1の立ち上がり部1cの上方に
は、シート4が配置されている。シート4は、その前端
部を支点として上方に開閉可能に設けられており、この
シート4と立ち上がり部1cとの間には、例えばヘルメ
ット等を収納するための収納ボックス5が設けられてい
る。そして、収納ボックス5から立ち上がり部1cの周
囲にかけては、合成樹脂製のカバー6によって覆われて
いる。
は、シート4が配置されている。シート4は、その前端
部を支点として上方に開閉可能に設けられており、この
シート4と立ち上がり部1cとの間には、例えばヘルメ
ット等を収納するための収納ボックス5が設けられてい
る。そして、収納ボックス5から立ち上がり部1cの周
囲にかけては、合成樹脂製のカバー6によって覆われて
いる。
【0023】フレーム1の水平部1b上には、運転者が
足を乗せるフートボード7が設置されている。フートボ
ード7の前端は、フロントフェンダ8を兼ねるレッグシ
ールド9に連なっているとともに、フートボード7の後
端は、カバー6に連なっている。
足を乗せるフートボード7が設置されている。フートボ
ード7の前端は、フロントフェンダ8を兼ねるレッグシ
ールド9に連なっているとともに、フートボード7の後
端は、カバー6に連なっている。
【0024】ところで、収納ボックス5の下方には、ス
イング式のパワーユニット12が配置されている。図3
に示すように、パワーユニット12は、直流ブラシレス
モータ13と、Vベルト自動変速装置14を有する動力
伝達装置15とで構成されている。
イング式のパワーユニット12が配置されている。図3
に示すように、パワーユニット12は、直流ブラシレス
モータ13と、Vベルト自動変速装置14を有する動力
伝達装置15とで構成されている。
【0025】モータ13は、中空円筒状をなすモータハ
ウジング16を備えている。モータハウジング16は、
左右一対の端部ハウジング16a,16bと、これら端
部ハウジング16a,16bの間に位置された中間ハウ
ジング16cとに三分割されている。これらハウジング
16a,16b,16cは、ボルト17によって一体に
結合されており、端部ハウジング16a,16bには、
モータハウジング16の両端を閉塞するための端部壁1
8a,18bが形成されている。
ウジング16を備えている。モータハウジング16は、
左右一対の端部ハウジング16a,16bと、これら端
部ハウジング16a,16bの間に位置された中間ハウ
ジング16cとに三分割されている。これらハウジング
16a,16b,16cは、ボルト17によって一体に
結合されており、端部ハウジング16a,16bには、
モータハウジング16の両端を閉塞するための端部壁1
8a,18bが形成されている。
【0026】モータハウジング16の内側には、ステー
タ20が収容されている。ステータ20は、中間ハウジ
ング16cの内面に固着された鉄心21と、この鉄心2
1に巻回されたコイル22とを備えている。このステー
タ20の内側には、ロータ24が同軸状に挿通されてい
る。ロータ24は、ロータ軸25と、このロータ軸25
の外周に固着された永久磁石26とを備えており、この
永久磁石26が鉄心21の内側に位置されている。ロー
タ軸25は、モータハウジング16の端部壁18a,1
8bに軸受27を介して支持されている。このロータ軸
25の両端部は、端部壁18a,18bを貫通してモー
タハウジング16の外方に導出されている。
タ20が収容されている。ステータ20は、中間ハウジ
ング16cの内面に固着された鉄心21と、この鉄心2
1に巻回されたコイル22とを備えている。このステー
タ20の内側には、ロータ24が同軸状に挿通されてい
る。ロータ24は、ロータ軸25と、このロータ軸25
の外周に固着された永久磁石26とを備えており、この
永久磁石26が鉄心21の内側に位置されている。ロー
タ軸25は、モータハウジング16の端部壁18a,1
8bに軸受27を介して支持されている。このロータ軸
25の両端部は、端部壁18a,18bを貫通してモー
タハウジング16の外方に導出されている。
【0027】そして、このようなモータ13は、ロータ
24をフレーム1の左右方向に向けた姿勢で横置きに配
置されており、そのモータハウジング16の右側の端部
壁18bには、ロータ24の回転数を検出するためのエ
ンコーダ28が取り付けられている。このエンコーダ2
8は、保護カバー29によって覆われている。
24をフレーム1の左右方向に向けた姿勢で横置きに配
置されており、そのモータハウジング16の右側の端部
壁18bには、ロータ24の回転数を検出するためのエ
ンコーダ28が取り付けられている。このエンコーダ2
8は、保護カバー29によって覆われている。
【0028】動力伝達装置15は、モータハウジング1
6の左側の端部ハウジング16aと一体化された伝動ケ
ース31を備えている。伝動ケース31は、端部ハウジ
ング16aから後方に向って延びており、これら端部ハ
ウジング16aおよび伝動ケース31の側面は、ケース
カバー32によって覆われている。ケースカバー32
は、端部ハウジング16aおよび伝動ケース31との間
に前後方向に延びる細長い伝動室33を構成しており、
この伝動室33の前端部に、上記端部壁18aを貫通し
たロータ軸25の一端部が導入されている。したがっ
て、本実施例の場合は、ロータ軸25がモータ13の回
転トルクを取り出すための駆動軸を兼ねている。なお、
この駆動軸はロータ軸25によって構成する必要はな
く、ロータ軸25に連動する他の軸によって構成しても
良いことは勿論である。
6の左側の端部ハウジング16aと一体化された伝動ケ
ース31を備えている。伝動ケース31は、端部ハウジ
ング16aから後方に向って延びており、これら端部ハ
ウジング16aおよび伝動ケース31の側面は、ケース
カバー32によって覆われている。ケースカバー32
は、端部ハウジング16aおよび伝動ケース31との間
に前後方向に延びる細長い伝動室33を構成しており、
この伝動室33の前端部に、上記端部壁18aを貫通し
たロータ軸25の一端部が導入されている。したがっ
て、本実施例の場合は、ロータ軸25がモータ13の回
転トルクを取り出すための駆動軸を兼ねている。なお、
この駆動軸はロータ軸25によって構成する必要はな
く、ロータ軸25に連動する他の軸によって構成しても
良いことは勿論である。
【0029】伝動室33の後端部には、従動軸34が支
持されている。従動軸34は、ロータ軸25と平行をな
しており、この従動軸34は、複数の減速歯車35を介
して後輪36の車軸37に連動されている。そして、こ
の従動軸34が上記Vベルト自動変速装置14を介して
モータ13のロータ軸25に連動されている。
持されている。従動軸34は、ロータ軸25と平行をな
しており、この従動軸34は、複数の減速歯車35を介
して後輪36の車軸37に連動されている。そして、こ
の従動軸34が上記Vベルト自動変速装置14を介して
モータ13のロータ軸25に連動されている。
【0030】Vベルト自動変速装置14は、ロータ軸2
5に直結されたプライマリシ−ブ40と、従動軸34に
直結されたセカンダリシーブ41と、これら両方のシー
ブ40,41の間に巻き掛けられたVベルト42とで構
成されている。プライマリシーブ40は、ロータ軸25
の一端に固定された固定シーブ40aと、ロータ軸25
の外周上において固定シーブ40aに近づいたり遠ざか
る方向に移動可能な可動シーブ40bとを備えている。
固定シーブ40aは、ロータ軸25の外周に設けたスト
レートなスプライン歯43に嵌合され、このロータ軸2
5と一体に回転するようになっている。可動シーブ40
bは、スプライン歯43を覆うようにロータ軸25の外
周に装着されたカラー44の外周に、ブッシュ45を介
して軸方向に摺動可能に支持されている。これら可動シ
ーブ40bと固定シーブ40aとの間には、Vベルト4
2が巻き掛けられるベルト溝46が形成されている。
5に直結されたプライマリシ−ブ40と、従動軸34に
直結されたセカンダリシーブ41と、これら両方のシー
ブ40,41の間に巻き掛けられたVベルト42とで構
成されている。プライマリシーブ40は、ロータ軸25
の一端に固定された固定シーブ40aと、ロータ軸25
の外周上において固定シーブ40aに近づいたり遠ざか
る方向に移動可能な可動シーブ40bとを備えている。
固定シーブ40aは、ロータ軸25の外周に設けたスト
レートなスプライン歯43に嵌合され、このロータ軸2
5と一体に回転するようになっている。可動シーブ40
bは、スプライン歯43を覆うようにロータ軸25の外
周に装着されたカラー44の外周に、ブッシュ45を介
して軸方向に摺動可能に支持されている。これら可動シ
ーブ40bと固定シーブ40aとの間には、Vベルト4
2が巻き掛けられるベルト溝46が形成されている。
【0031】また、ロータ軸25上には、可動シーブ4
0bに隣接してカムプレート47が固定されている。カ
ムプレート47は、スプライン歯43に嵌合されて、ロ
ータ軸25と一体に回転するようになっており、このカ
ムプレート47と軸受27との間には、カラー48が介
装されている。そして、ロータ軸25上の固定シーブ4
0a,カラー44,48およびカムプレート47は、ロ
ータ軸25の一端にねじ込まれたナット49と軸受27
との間で挾み込まれており、このことによりロータ軸2
5に対する固定シーブ40aおよびカムプレート47の
位置決めがなされている。
0bに隣接してカムプレート47が固定されている。カ
ムプレート47は、スプライン歯43に嵌合されて、ロ
ータ軸25と一体に回転するようになっており、このカ
ムプレート47と軸受27との間には、カラー48が介
装されている。そして、ロータ軸25上の固定シーブ4
0a,カラー44,48およびカムプレート47は、ロ
ータ軸25の一端にねじ込まれたナット49と軸受27
との間で挾み込まれており、このことによりロータ軸2
5に対する固定シーブ40aおよびカムプレート47の
位置決めがなされている。
【0032】カムプレート47の外周部は、可動シーブ
40bに係合されており、この係合により、カムプレー
ト47と可動シーブ40bとが一体に回転するようにな
っている。これら可動シーブ40bとカムプレート47
との対向面は、径方向外側に進むに従い互いに近づく方
向に傾斜されたカム面51a,51bをなしている。カ
ム面51a,51bの間には、遠心ウエイト52が摺動
可能に挾み込まれている。遠心ウエイト52は、ロータ
軸25の回転数がある値に達した時に、その時の遠心力
を受けて外側に移動するものであり、この移動により、
可動シーブ40bが固定シーブ40aに近づく方向に押
圧されるようになっている。そして、この遠心ウエイト
52が可動シーブ40bを押圧する力、つまり推力F1
は、図2に示すように、モータ13の回転数と比例関係
にある走行速度Vに応じて徐々に増大し、この走行速度
Vが最高速度に達した時点で最大となるようになってい
る。
40bに係合されており、この係合により、カムプレー
ト47と可動シーブ40bとが一体に回転するようにな
っている。これら可動シーブ40bとカムプレート47
との対向面は、径方向外側に進むに従い互いに近づく方
向に傾斜されたカム面51a,51bをなしている。カ
ム面51a,51bの間には、遠心ウエイト52が摺動
可能に挾み込まれている。遠心ウエイト52は、ロータ
軸25の回転数がある値に達した時に、その時の遠心力
を受けて外側に移動するものであり、この移動により、
可動シーブ40bが固定シーブ40aに近づく方向に押
圧されるようになっている。そして、この遠心ウエイト
52が可動シーブ40bを押圧する力、つまり推力F1
は、図2に示すように、モータ13の回転数と比例関係
にある走行速度Vに応じて徐々に増大し、この走行速度
Vが最高速度に達した時点で最大となるようになってい
る。
【0033】このことから、モータ13の回転数が上昇
するに従い、プライマリシーブ40のベルト溝46の溝
幅が減じられ、その分、Vベルト42が外側に押し出さ
れて、プライマリシーブ40に対するVベルト42の巻
き掛け径が増大するようになっている。
するに従い、プライマリシーブ40のベルト溝46の溝
幅が減じられ、その分、Vベルト42が外側に押し出さ
れて、プライマリシーブ40に対するVベルト42の巻
き掛け径が増大するようになっている。
【0034】そして、可動シーブ40bのカムプレート
47との対向面には、リング状をなすばね受け用の凹部
54が形成されている。凹部54は、遠心ウエイト52
とカラー44との間に位置されているとともに、ロータ
軸25の軸方向に沿って延びている。凹部54の終端
は、図1に示すように、遠心力が作用していない時の遠
心ウエイト52の位置、つまり、可動シーブ40bが固
定シーブ40aから最も遠ざかっている時の遠心ウエイ
ト52の位置よりも固定シーブ40aの方向にずれてお
り、その分、凹部54の深さ寸法の増大が図られてい
る。この凹部54の終端とカムプレート47との間に
は、圧縮コイルばね55が圧縮状態で介在されている。
圧縮コイルばね55は、可動シーブ40bを遠心力の大
きさに依存することなく上記モータ13の始動前から常
に固定シーブ40aに向けて押圧している。この圧縮コ
イルばね55が可動シーブ40bを押圧する力、つまり
推力F2は、図2に示すように、この圧縮コイルばね5
5の伸び方向への変位に伴って僅かながら減少するよう
になっている。
47との対向面には、リング状をなすばね受け用の凹部
54が形成されている。凹部54は、遠心ウエイト52
とカラー44との間に位置されているとともに、ロータ
軸25の軸方向に沿って延びている。凹部54の終端
は、図1に示すように、遠心力が作用していない時の遠
心ウエイト52の位置、つまり、可動シーブ40bが固
定シーブ40aから最も遠ざかっている時の遠心ウエイ
ト52の位置よりも固定シーブ40aの方向にずれてお
り、その分、凹部54の深さ寸法の増大が図られてい
る。この凹部54の終端とカムプレート47との間に
は、圧縮コイルばね55が圧縮状態で介在されている。
圧縮コイルばね55は、可動シーブ40bを遠心力の大
きさに依存することなく上記モータ13の始動前から常
に固定シーブ40aに向けて押圧している。この圧縮コ
イルばね55が可動シーブ40bを押圧する力、つまり
推力F2は、図2に示すように、この圧縮コイルばね5
5の伸び方向への変位に伴って僅かながら減少するよう
になっている。
【0035】したがって、図2から明らかなように、可
動シーブ40bは、ロータ軸25が停止して遠心ウエイ
ト52に遠心力が作用しないような状態においても、圧
縮コイルばね55による推力F2を受けており、上記ロ
ータ軸25の回転によって遠心ウエイト52に遠心力が
作用すると、可動シーブ40bを押圧する推力F3は、
上記推力F1とF2との合力となる。 よって、遠心ウエイ
ト52のみで可動シーブ40bを押圧していた従来に比
べて、Vベルト42を挟み込む力が推力F 2 の分だけ増
大するようになっている。
動シーブ40bは、ロータ軸25が停止して遠心ウエイ
ト52に遠心力が作用しないような状態においても、圧
縮コイルばね55による推力F2を受けており、上記ロ
ータ軸25の回転によって遠心ウエイト52に遠心力が
作用すると、可動シーブ40bを押圧する推力F3は、
上記推力F1とF2との合力となる。 よって、遠心ウエイ
ト52のみで可動シーブ40bを押圧していた従来に比
べて、Vベルト42を挟み込む力が推力F 2 の分だけ増
大するようになっている。
【0036】なお、可動シーブ40bには、これが固定
シーブ40aに向って移動された時に、カムプレート4
7に当接するストッパ57が設けられており、このスト
ッパ57によって可動シーブ40bの最大移動量が規制
されている。
シーブ40aに向って移動された時に、カムプレート4
7に当接するストッパ57が設けられており、このスト
ッパ57によって可動シーブ40bの最大移動量が規制
されている。
【0037】一方、セカンダリシーブ41は、従動軸3
4と一体に回転するスリーブ60を備えている。スリー
ブ60は、従動軸34の外周に同軸状に設けられてい
る。このスリーブ60の外周には、スリーブ60と一体
に回転する固定シーブ41aと、スリーブ60と一体に
回転しつつ軸方向に移動可能な可動シーブ41bが設け
られている。これら両方のシーブ41a,41bの間に
は、Vベルト42が巻き掛けられるベルト溝61が形成
されており、可動シーブ41bは、スプリング62によ
り常時ベルト溝61の溝幅を減じる方向に付勢されてい
る。
4と一体に回転するスリーブ60を備えている。スリー
ブ60は、従動軸34の外周に同軸状に設けられてい
る。このスリーブ60の外周には、スリーブ60と一体
に回転する固定シーブ41aと、スリーブ60と一体に
回転しつつ軸方向に移動可能な可動シーブ41bが設け
られている。これら両方のシーブ41a,41bの間に
は、Vベルト42が巻き掛けられるベルト溝61が形成
されており、可動シーブ41bは、スプリング62によ
り常時ベルト溝61の溝幅を減じる方向に付勢されてい
る。
【0038】このことから、モータ13の回転数の上昇
により、プライマリシーブ40のベルト溝46が狭めら
れ、このプライマリシーブ40に対するVベルト42の
巻き掛け径が増大すると、セカンダリシーブ41側で
は、Vベルト42が径方向内側に引かれるので、可動シ
ーブ41bがスプリング62に抗してベルト溝61を広
げる方向にスライドされ、セカンダリシーブ41に対す
るVベルト42の巻き掛け径が小さくなる。そして、こ
のVベルト42の巻き掛け径の変化により、ロータ軸2
5の回転が増速して従動軸34に伝えられる。
により、プライマリシーブ40のベルト溝46が狭めら
れ、このプライマリシーブ40に対するVベルト42の
巻き掛け径が増大すると、セカンダリシーブ41側で
は、Vベルト42が径方向内側に引かれるので、可動シ
ーブ41bがスプリング62に抗してベルト溝61を広
げる方向にスライドされ、セカンダリシーブ41に対す
るVベルト42の巻き掛け径が小さくなる。そして、こ
のVベルト42の巻き掛け径の変化により、ロータ軸2
5の回転が増速して従動軸34に伝えられる。
【0039】また、セカンダリシーブ41の可動シーブ
41bは、スリーブ60の外周に嵌合される筒状のボス
部63を有している。ボス部63には、このボス部63
の軸線に対して傾斜された一対のカム溝64が形成さ
れ、夫々のカム溝64にスリーブ60から突出されたガ
イドピン65が入り込んでいる。
41bは、スリーブ60の外周に嵌合される筒状のボス
部63を有している。ボス部63には、このボス部63
の軸線に対して傾斜された一対のカム溝64が形成さ
れ、夫々のカム溝64にスリーブ60から突出されたガ
イドピン65が入り込んでいる。
【0040】このため、例えば自動二輪車が上り坂にか
かった時のように、従動軸34と一体に回転する固定シ
ーブ41aの回転速度が遅くなり、Vベルト42によっ
て回転を続けようとする可動シーブ41bとの間に速度
差が生じると、見掛け上、ガイドピン65がカム溝64
によって押圧される。この押圧により、可動シーブ41
bが固定シーブ41aに近づく方向に押し出され、ベル
ト溝61の溝幅が強制的に減じられるので、セカンダリ
シーブ41に対するVベルト42の巻き掛け径が増大す
るようになっている。
かった時のように、従動軸34と一体に回転する固定シ
ーブ41aの回転速度が遅くなり、Vベルト42によっ
て回転を続けようとする可動シーブ41bとの間に速度
差が生じると、見掛け上、ガイドピン65がカム溝64
によって押圧される。この押圧により、可動シーブ41
bが固定シーブ41aに近づく方向に押し出され、ベル
ト溝61の溝幅が強制的に減じられるので、セカンダリ
シーブ41に対するVベルト42の巻き掛け径が増大す
るようになっている。
【0041】なお、このような構成のパワーユニット1
2においては、モータハウジング16の上面に突設した
ブラケット66a,66bが、フレーム1の立ち上がり
部1cにピボット軸67を介して揺動可能に枢支されて
いるとともに、伝動ケース31の後端部がフレーム1の
後端部との間に架設した緩衝器68によって懸架されて
いる。このため、パワーユニット12は、モータ13の
部分を枢支点として上下方向に揺動される。
2においては、モータハウジング16の上面に突設した
ブラケット66a,66bが、フレーム1の立ち上がり
部1cにピボット軸67を介して揺動可能に枢支されて
いるとともに、伝動ケース31の後端部がフレーム1の
後端部との間に架設した緩衝器68によって懸架されて
いる。このため、パワーユニット12は、モータ13の
部分を枢支点として上下方向に揺動される。
【0042】また、上記フートボード7の下側には、モ
ータ13の駆動用電源となる充電式のバッテリ58が配
置されている。このバッテリ58は、左右のフレーム部
材1aの水平部1bの間に入り込んでいる。それととも
に、シート4の下方のカバー6内には、図示しないアク
セルグリップの開度に応じてモータ13の回転数を制御
する制御ユニット59と、バッテリ58を充電するため
の充電器69とが収容されている。
ータ13の駆動用電源となる充電式のバッテリ58が配
置されている。このバッテリ58は、左右のフレーム部
材1aの水平部1bの間に入り込んでいる。それととも
に、シート4の下方のカバー6内には、図示しないアク
セルグリップの開度に応じてモータ13の回転数を制御
する制御ユニット59と、バッテリ58を充電するため
の充電器69とが収容されている。
【0043】このように構成されたVベルト自動変速装
置14においては、モータ13のトルクが直接作用する
プライマリシーブ40に、その可動シーブ40bを常時
推力F2で固定シーブ40aに向けて押圧する圧縮コイ
ルばね55を組み込んでいる。
置14においては、モータ13のトルクが直接作用する
プライマリシーブ40に、その可動シーブ40bを常時
推力F2で固定シーブ40aに向けて押圧する圧縮コイ
ルばね55を組み込んでいる。
【0044】このため、ロータ軸25の回転によって遠
心ウエイト52に遠心力が作用し始めると、可動シーブ
40bには、遠心ウエイト52の遠心力による推力F1
と、圧縮コイルばね55の推力F2 との合力である推力
F3 が作用することになる。このことから、可動シーブ
40bを固定シーブ40a側に押圧する力、換言すれ
ば、Vベルト42を固定シーブ40aと可動シーブ40
bとの間で挾み込む力は、モータ13の始動時から走行
速度Vが最大となる全運転域に亘って、推力F2の分だ
け増大することになる。
心ウエイト52に遠心力が作用し始めると、可動シーブ
40bには、遠心ウエイト52の遠心力による推力F1
と、圧縮コイルばね55の推力F2 との合力である推力
F3 が作用することになる。このことから、可動シーブ
40bを固定シーブ40a側に押圧する力、換言すれ
ば、Vベルト42を固定シーブ40aと可動シーブ40
bとの間で挾み込む力は、モータ13の始動時から走行
速度Vが最大となる全運転域に亘って、推力F2の分だ
け増大することになる。
【0045】したがって、モータ13の始動時を含めた
低回転域のように、ロータ軸25上に取り出される回転
トルクが大きいにも拘らず、遠心ウエイト52に作用す
る遠心力が小さく、この遠心ウエイト52による推力F
1 を充分に得られないような回転域においても、Vベル
ト42を固定シーブ40aと可動シーブ40bとの間で
強固に挾み込むことができる。このため、プライマリシ
ーブ40上でのVベルト42のスリップを確実に防止で
き、モータ13のトルクを効率良く後輪36に伝えるこ
とができる。
低回転域のように、ロータ軸25上に取り出される回転
トルクが大きいにも拘らず、遠心ウエイト52に作用す
る遠心力が小さく、この遠心ウエイト52による推力F
1 を充分に得られないような回転域においても、Vベル
ト42を固定シーブ40aと可動シーブ40bとの間で
強固に挾み込むことができる。このため、プライマリシ
ーブ40上でのVベルト42のスリップを確実に防止で
き、モータ13のトルクを効率良く後輪36に伝えるこ
とができる。
【0046】よって、モータ13の特有のトルク特性を
有効に活用することができ、その分、アクセル操作に対
するレスポンスが良好となり、自動二輪車の発進加速性
能を高めることができる。
有効に活用することができ、その分、アクセル操作に対
するレスポンスが良好となり、自動二輪車の発進加速性
能を高めることができる。
【0047】しかも、圧縮コイルばね55による推力F
2 は、遠心力の大きさに依存しないので、この推力F2
の大きさの設定を容易に行なうことができる。それとと
もに、圧縮コイルばね55は、単に可動シーブ40bと
カムプレート47との間で挾み込むだけで良く、プライ
マリシーブ40の構造が複雑化することもないといった
利点がある。
2 は、遠心力の大きさに依存しないので、この推力F2
の大きさの設定を容易に行なうことができる。それとと
もに、圧縮コイルばね55は、単に可動シーブ40bと
カムプレート47との間で挾み込むだけで良く、プライ
マリシーブ40の構造が複雑化することもないといった
利点がある。
【0048】また、上記構成によると、可動シーブ40
bとカムプレート47との間に圧縮コイルばね55を介
在させるに当って、可動シーブ40bにカムプレート4
7に向けて開放される凹部54を形成し、この凹部54
の終端を上記可動シーブ40bが固定シーブ40aから
最も遠ざかっている時の遠心ウエイト52の位置よりも
固定シーブ40aの方向にずらしたので、その分、凹部
54が深くなる。このため、凹部54の終端とカムプレ
ート47との間に掛け渡される圧縮コイルばね55の全
長を無理なく長くすることができる。 したがって、圧縮
コイルばね55が圧縮された状態から伸び方向へ変位す
る際の反発力、つまり付勢力を充分に高めることがで
き、可動シーブ40bをより大きな力でVベルト42に
押し付けて、このVベルト42を固定シーブ40aとの
間で強固に挟み込むことができる。よって、特に回転ト
ルクが急激に立ち上がるモータ13の始動時において
も、プライマリシーブ40上でのVベルト42のスリッ
プをより確実に防止することができ、プライマリシーブ
40からセカンダリシーブ41への動力伝達が損なわれ
ずに済む。また、圧縮コイルばね55は、遠心ウエイト
52とカラー44との間のデッドスペースに収まるの
で、この圧縮コイルばね55を収納するための格別な部
材は一切不要であり、プライマリシーブ40の軸方向に
沿う長さを短く抑えることができる。
bとカムプレート47との間に圧縮コイルばね55を介
在させるに当って、可動シーブ40bにカムプレート4
7に向けて開放される凹部54を形成し、この凹部54
の終端を上記可動シーブ40bが固定シーブ40aから
最も遠ざかっている時の遠心ウエイト52の位置よりも
固定シーブ40aの方向にずらしたので、その分、凹部
54が深くなる。このため、凹部54の終端とカムプレ
ート47との間に掛け渡される圧縮コイルばね55の全
長を無理なく長くすることができる。 したがって、圧縮
コイルばね55が圧縮された状態から伸び方向へ変位す
る際の反発力、つまり付勢力を充分に高めることがで
き、可動シーブ40bをより大きな力でVベルト42に
押し付けて、このVベルト42を固定シーブ40aとの
間で強固に挟み込むことができる。よって、特に回転ト
ルクが急激に立ち上がるモータ13の始動時において
も、プライマリシーブ40上でのVベルト42のスリッ
プをより確実に防止することができ、プライマリシーブ
40からセカンダリシーブ41への動力伝達が損なわれ
ずに済む。また、圧縮コイルばね55は、遠心ウエイト
52とカラー44との間のデッドスペースに収まるの
で、この圧縮コイルばね55を収納するための格別な部
材は一切不要であり、プライマリシーブ40の軸方向に
沿う長さを短く抑えることができる。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】なお、本発明を実施するに当っては、モー
タはブラシレスモータに限らず、整流子モータを用いて
も良いとともに、このモータは左右方向に沿って横置き
に配置するものに限らず、ロータを前後あるいは上下方
向に沿わせた姿勢で配置しても良い。
タはブラシレスモータに限らず、整流子モータを用いて
も良いとともに、このモータは左右方向に沿って横置き
に配置するものに限らず、ロータを前後あるいは上下方
向に沿わせた姿勢で配置しても良い。
【0069】また、本発明に係るVベルト自動変装装置
は、スクータ形自動二輪車のパワーユニット用に特定さ
れるものではなく、その他の形式の車両にも同様に実施
することができる。
は、スクータ形自動二輪車のパワーユニット用に特定さ
れるものではなく、その他の形式の車両にも同様に実施
することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、プライマ
リシーブの可動シーブは、モータが始動する以前のよう
に駆動軸が停止している時でも常に固定シーブに向かう
押圧力を受けているので、モータの始動時を含む低回転
域のように、遠心ウエイトに作用する遠心力が小さく
て、この遠心ウエイトによる押圧力が充分に得られない
ような状態でも、Vベルトを固定シーブと可動シーブと
の間で強固に挟み込むことができる。したがって、特に
回転トルクが急激に立ち上がるモータの始動時において
も、プライマリシーブ上でのVベルトのスリップを防止
して、モータの回転トルクを効率良く従動軸に伝えるこ
とができ、モータ特有のトルク特性を有効に活用するこ
とができる。また、凹部が駆動軸の軸方向に延びて深さ
寸法が増大するので、この凹部の終端とカムプレートと
の間に掛け渡される圧縮コイルばねの全長を無理なく長
くすることができる。したがって、圧縮コイルばねが圧
縮された状態から伸び方向へ変位する際の反発力、つま
り付勢力を充分に高めて可動シーブをより大きな力でV
ベルトに押し付けることができ、この点でもプライマリ
シーブ上でのVベルトのスリップ防止に役立つ。さら
に、圧縮コイルばねは、遠心ウエイトとカラーとの間の
デッドスペースに収まるので、この圧縮コイルばねを収
納するための格別な部材は一切不要であり、プライマリ
シーブの軸方向に沿う長さを短く抑えて、コンパクト化
を図ることができるといった利点がある。
リシーブの可動シーブは、モータが始動する以前のよう
に駆動軸が停止している時でも常に固定シーブに向かう
押圧力を受けているので、モータの始動時を含む低回転
域のように、遠心ウエイトに作用する遠心力が小さく
て、この遠心ウエイトによる押圧力が充分に得られない
ような状態でも、Vベルトを固定シーブと可動シーブと
の間で強固に挟み込むことができる。したがって、特に
回転トルクが急激に立ち上がるモータの始動時において
も、プライマリシーブ上でのVベルトのスリップを防止
して、モータの回転トルクを効率良く従動軸に伝えるこ
とができ、モータ特有のトルク特性を有効に活用するこ
とができる。また、凹部が駆動軸の軸方向に延びて深さ
寸法が増大するので、この凹部の終端とカムプレートと
の間に掛け渡される圧縮コイルばねの全長を無理なく長
くすることができる。したがって、圧縮コイルばねが圧
縮された状態から伸び方向へ変位する際の反発力、つま
り付勢力を充分に高めて可動シーブをより大きな力でV
ベルトに押し付けることができ、この点でもプライマリ
シーブ上でのVベルトのスリップ防止に役立つ。さら
に、圧縮コイルばねは、遠心ウエイトとカラーとの間の
デッドスペースに収まるので、この圧縮コイルばねを収
納するための格別な部材は一切不要であり、プライマリ
シーブの軸方向に沿う長さを短く抑えて、コンパクト化
を図ることができるといった利点がある。
【0071】
【0072】
【図1】本発明の一実施例におけるプライマリシーブの
断面図。
断面図。
【図2】可動シーブを押圧する力が走行速度に応じて推
移する状態を示す特性図。
移する状態を示す特性図。
【図3】スクータ形自動二輪車に用いられるパワーユニ
ットの断面図。
ットの断面図。
【図4】スクータ形自動二輪車の側面図。
13…モータ 14…Vベルト自動変速装置 25…駆動軸(ロータ軸) 34…従動軸 40…プライマリシーブ 40a…固定シーブ 40b…可動シーブ 41…セカンダリシーブ 41a…固定シーブ 41b…可動シーブ 42…Vベルト43…スプライン歯 44…カラー 47…カムプレート 52…遠心ウエイト54…凹部 55…圧縮コイルばね
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−148962(JP,A) 特開 昭57−18846(JP,A) 特開 平4−24186(JP,A) 特開 平1−150060(JP,A) 特開 平2−240436(JP,A) 特開 平3−140658(JP,A) 実開 昭62−37654(JP,U) 実公 昭32−9121(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 9/00 - 9/26 F16G 1/00 - 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】 始動と同時に回転トルクが発生するモー
タを有し、このモータの回転トルクが取り出される駆動
軸上にプライマリシーブを設けるとともに、上記駆動軸
と平行をなす従動軸上にセカンダリシーブを設け、 これら両シーブの間にVベルトを掛け渡したVベルト自
動変速装置において、 上記プライマリシーブは、上記駆動軸の外周に形成され
たスプライン歯に直結されてこの駆動軸と一体に回転す
る固定シーブと、上記駆動軸上に上記スプライン歯を覆
うように装着されたカラーと、このカラーの外周に軸方
向に摺動可能に装着され、上記固定シーブに近づいたり
遠ざかる方向に移動可能な可動シーブと、この可動シー
ブと向かい合うとともに、上記駆動軸と一体に回転する
カムプレートと、このカムプレートと可動シーブとの間
に介在され、上記駆動軸が回転駆動された際に生じる遠
心力の大きさに応じて上記駆動軸の径方向に変位し、上
記可動シーブを上記固定シーブに近づいたり遠ざかる方
向に移動させることで上記プライマリシーブに対するV
ベルトの巻き掛け径を変化させる遠心ウエイトと、を有
するとともに、 上記セカンダリシーブは、上記従動軸に直結されてこの
従動軸と一体に回転する固定シーブと、この固定シーブ
に近づいたり遠ざかる方向に移動可能な可動シーブと、
を有し、 上記プライマリシーブの可動シーブに、上記カムプレー
トとの対向面に位置してリング状の凹部を形成し、この
凹部は、上記遠心ウエイトと上記カラーとの間に位置さ
れているとともに、この凹部の終端は、上記可動シーブ
が上記固定シーブから最も遠ざかっている時の上記遠心
ウエイトの位置よりも上記固定シーブの方向にずれた位
置にあり、この凹部の終端と上記カムプレートとの間
に、上記可動シーブを上記モータの始動前から常に上記
固定シーブに向けて押圧する圧縮コイルばねを圧縮状態
で介在させたことを特徴とするVベルト自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01453192A JP3184843B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | Vベルト自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01453192A JP3184843B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | Vベルト自動変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05203005A JPH05203005A (ja) | 1993-08-10 |
JP3184843B2 true JP3184843B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=11863731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01453192A Expired - Fee Related JP3184843B2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | Vベルト自動変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3184843B2 (ja) |
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US5127995A (en) * | 1986-06-17 | 1992-07-07 | J. M. Huber Corporation | Synthetic alkali metal alumino-silicates and use as fillers in newsprint |
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ITUB20156910A1 (it) * | 2015-12-10 | 2017-06-10 | Piaggio & C Spa | Dispositivo di trasmissione a variazione continua con dispositivo di variazione della curva di cambiata |
-
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- 1992-01-30 JP JP01453192A patent/JP3184843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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