JP3184110B2 - 連続コイル - Google Patents
連続コイルInfo
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- coil
- metal strip
- coils
- strip
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- Winding Of Webs (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
続コイルに係り、特に複数の金属条コイルを横積みに
し、各コイル条材の端部を相互に接続して連続的に任意
の長さの金属条を表面処理や加工のために取り出せるよ
うにした連続コイルに関するものである。
加工と熱処理を繰り返し施すことにより所望の特性と厚
みを有するものに加工される。さらに各種の表面処理な
どが施されることもあるが、最終的には所望の幅にスリ
ッターにより裁断される。そして、条の幅方向をコイル
の中心軸と平行に、かつスリットエッジを揃えて巻き取
られた金属条のコイルが作製される。この巻き取られた
金属条は金属素材として、その後めっきや塗装などの表
面処理、プレスによる塑性加工などの加工設備で加工さ
れる。そして、これらの後の加工工程では金属条を連続
的に巻きほぐし、条を取りだすことが不可欠である。し
たがって、この条の取り出しは金属条の加工工程におけ
る生産性および品質に影響する重要な工程である。
は、 縦型アンコイラー方式 横積式アンコイラー方式 トラバース方式 が代表的に実施されていた。上記縦型アンコイラー方式
は、1コイルずつコイルをアンコイラーに映写機のリー
ルのように縦型にセットし、コイルを回転させることに
よりコイル条を取り出す方法である。この方式は、1コ
イル使用後に、1コイルずつ次のコイルをセットしなけ
ればならないため、通常パレット(架台)上に横にして
積み上げてあるコイルを作業者が一つづつ縦型に姿勢を
直してセットするのに時間がかかり、プレス機械等の加
工設備の稼働率を著しく低いものとしていた。また重量
のあるコイルを水平状態から立て、そしてセットする作
業は危険でもあった。1コイル毎に、加工設備の作業を
停止して、コイル始端部を加工設備にその作動を停止し
てセットする必要があるため、加工設備の稼働率の低下
を招き、さらには1コイルの長さしか加工設備にて処理
できず、製品長さに限界があった。
ト(架台)上に横にして積み上げてあるコイルをパレッ
トごとアンコイラーのターンテーブル上に置き、ターン
テーブルを回転させながらコイル条を外側(或いは内
側)より上から下へと1コイルずつ取り出す方法であ
る。この方式は、上記縦型方式と異なり、パレット上に
横にして積み上げてあるコイルをパレットごとにそのま
まアンコイラーのターンテーブル上に設置すればよい点
で、作業性を大幅に改善はしたが、基本的には縦型方式
の欠点が依然として残っている。すなわち、1コイル巻
き出し終了毎に加工設備を停止して、次のコイルの始端
部を装置にセットするか、或いは1コイルの巻き出しが
終に近付いたとき、その末端部をその下の次のコイルの
始端部と溶接することが必要であった。
された条を溶接して長い条を作り、これを糸巻き状にリ
ールに例えば左端から右端へそして右端から左端へと繰
り返し重ねて連続的に巻いたものをリールを回転させな
がら1リール分を巻き出す方式である。この方式は連続
長の条を取扱える点で有利であるが、反面リールに条を
巻き付ける作業が面倒であり、手間がかかる。また、リ
ールへの条の巻き付け条件が悪いと、輸送中条がずれ
て、表面に傷が付いたり、条の取り出しができなくなっ
たり、条の表面にその上に巻かれた条の接合部がかなら
ず重なるため、微小な傷が発生するため表面の要求特性
が厳しい用途では使用できないという欠点があった。こ
のようにいずれの方法も作業性、生産性、金属条の品
質、条の歩留(有効利用度)等の面でそれぞれ多くの欠
点を有しており、これらの方法では、金属条のアンコイ
ラーに要求される性能を満足しているとは言えない。
ため種々研究の結果、前記からに示す従来のコイル
アンコイラー方式とは全く異なるコイル条取り出し方法
を開発した。特公平4−36766号公報によって開示
された上記コイル条取り出し方法は、図4に示した斜視
図のようにパレット7上に横向きにされ、1コイル毎に
巻き方向を異にする複数のコイル1,2,3,・・・の
隣合うコイルの内側端同士あるいは外側端同士を順番に
接合して積み重ねた状態でアンコイラーのターンテーブ
ル8に載置し、このターンテーブル8を一方向に回転さ
せながら、最上部の金属条端PをX方向に引き出し上部
コイルから下部コイルへと前記接合された隣合うコイル
の内側端あるいは外側端を順次経由して連続的に条を取
り出すことができる。そしてこのコイル条取り出し方法
によって接合部の段差がなく、加工に使用できなくなる
歪みが発生せずに連続したコイル条の取り出しがスムー
ズにでき、加工作業の中断が全く必要でなくなるなどの
効果を有するものである。
公平4−36766号公報によって開示されたコイル条
取り出し方法に用いる連続したコイルにおいては、下の
コイルと積み重ねるコイルの内側端同士あるいは外側端
同士との接合部分は斜めに巻かれることになるために条
の材料からくる特性上、この接合部分に張力をかけた状
態で巻くことは極めて難しく、必然的にこの部分が垂れ
下がる結果となり、加工のために金属条を取り出す際に
その部分によって金属条の表面に微小な傷が発生するこ
とがある。そこで、本発明者らがさらに研究の結果、こ
の接合部分の垂れ下がり現象を防止するため連続コイル
用スペーサを各コイル間に介在させて連続コイルを製造
する際や塑性加工などの加工施設への移動の際、または
コイル条を取り出す場合などに金属条の表面に微小な傷
を発生させない技術を開発した。
のであり、スペーサを各コイルの内周および外周よりそ
れぞれはみ出す長さに形成して介在させた連続コイルを
プレスによる塑性加工などの加工のために金属条を取り
出す際に、下のコイルと積み重ねる上のコイルとの隣合
うコイルの内側端同士あるいは外側端同士の条端が接合
され下から上へつながっている巻きのゆるい接合部分の
垂れ下がりを防止し、取り出し中の金属条の表面に接合
部分の擦れによる微小な傷を発生させないようにした連
続コイルを提供することを目的としている。
毎に巻き方向を異にする複数の金属条のコイルを隣合う
コイルの内側端同士あるいは外側端同士を接合して接合
部とし、かつコイルの回転軸を一致させた状態で、下か
ら斜め上につながっている垂れ下がった該接合部を挾ん
で該コイルの内周及び外周よりそれぞれはみ出す複数の
プラスチック製スペーサを介在させて順次積み重ねら
れ、金属条の取り出しの際に、前記垂れ下がった接合部
分が擦れて金属条表面に微小な傷が発生するのを防止さ
れた連続コイルとした。
て説明すると、1コイル毎に巻き方向を異にする複数の
金属条コイルの上下に隣合うコイルの内側端同士あるい
は外側端同士を接合して連続したコイルとし、この連続
したコイルのそれぞれの回転軸を一致させた状態で積み
上げ、その積み重ねたコイルの下から斜め上につながっ
ている垂れ下がった接合部分を挾む状態で複数、例えば
4枚のプラスチック製スペーサを上下のコイル間に介在
させる。しかもそのスペーサは各コイルの内周及び外周
からそれぞれはみ出させた状態でコイル間に介在させて
順次コイルを積み重ねてゆく。したがって、この介在さ
れたスペーサが垂れ下がった接合部分を挾む状態でコイ
ルの下から斜め上につながっている接合部分を支持して
いるから、コイルの積み重ね作業中やコイルを加工施設
に移送する際、あるいは加工施設での金属条の取り出し
の際には、前記垂れ下がった接合部分がスペーサによっ
て確実に支持され、上下にずり動かないため接合部分が
金属条表面に擦れてその金属条表面に微小な傷が発生す
るのを完全に防止する。
図面を参照して説明する。図1は本実施例の平面図、図
2は本実施例の正面図、図3は本実施例の左側面図であ
る。図において、下から上に向かって1コイル毎に巻き
方向を異にする複数の金属条コイル11,12,13,
14,・・・のそれぞれ上下に隣合うコイルの内側端同
士あるいは外側端同士を接合して連続したコイルAと
し、この連続したコイルAのそれぞれの回転軸を一致さ
せた状態で積み上げてゆく。そしてこの積み重ねたコイ
ルの下から斜め上につながっている垂れ下がった接合部
分15を挾む状態で4枚のプラスチック製スペーサ16
を上下のコイル間に介在させて積み上げる。しかもその
スペーサ16は各コイルの内周及び外周からそれぞれは
み出させた状態で上下のコイル間に介在させて順次コイ
ルを積み重ねたものである。
が垂れ下がった接合部分15を挾む状態でコイルの下か
ら斜め上につながっている接合部分15を両側から支持
しているから、コイルの積み重ね作業中やコイルを加工
施設に移送する際、あるいは加工施設での金属条の取り
出しの際には、前記垂れ下がった接合部分15がスペー
サ16によって両側から確実に支持され、上下にずり動
かないためそれぞれの接合部分15がコイル金属条表面
17に擦れてその金属条表面17に微小な傷が発生する
のを完全に防止する。
毎に巻き方向を異にする複数の金属条のコイルを隣合う
コイルの内側端同士あるいは外側端同士を接合して接合
部とし、かつコイルの回転軸を一致させた状態で、該コ
イルの内周及び外周よりそれぞれはみ出す複数のプラス
チック製スペーサを介在させて順次積み重ねられている
から、これらのスペーサが垂れ下がった接合部分を挾む
状態でコイルの下から斜め上につながっている接合部分
を支持しているためにコイルの積み重ね作業中やコイル
を加工施設に移送する際、あるいは加工施設での金属条
の取り出しの際にも、前記垂れ下がった接合部分がスペ
ーサによって確実に支持され、上下にずり動かないから
接合部分が金属条表面と擦れてその金属条表面に微小な
傷が発生するのを完全に防止することができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を
異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側端
同士あるいは外側端同士を接合して接合部とし、かつコ
イルの回転軸を一致させた状態で、下から斜め上につな
がっている垂れ下がった該接合部を挾んで該コイルの内
周及び外周よりそれぞれはみ出す複数のプラスチック製
スペーサを介在させて順次積み重ねられ、金属条の取り
出しの際に、前記垂れ下がった接合部分が擦れて金属条
表面に微小な傷が発生するのを防止された連続コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02103897A JP3184110B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 連続コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02103897A JP3184110B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 連続コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192736A JPH09192736A (ja) | 1997-07-29 |
JP3184110B2 true JP3184110B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=12043791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02103897A Expired - Fee Related JP3184110B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 連続コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3184110B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP02103897A patent/JP3184110B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09192736A (ja) | 1997-07-29 |
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