JP2733820B2 - 連続コイル用スペーサ - Google Patents

連続コイル用スペーサ

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JP2733820B2
JP2733820B2 JP6043174A JP4317494A JP2733820B2 JP 2733820 B2 JP2733820 B2 JP 2733820B2 JP 6043174 A JP6043174 A JP 6043174A JP 4317494 A JP4317494 A JP 4317494A JP 2733820 B2 JP2733820 B2 JP 2733820B2
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正 佐藤
雅春 田崎
慶一 村岡
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  • Unwinding Webs (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、条材の連続コイルに用
いるスペーサに係り、特に複数のコイルにおける条材の
端部を相互に接続し、連続的に任意の長さの金属条を取
り出せる連続コイルに用いるスペーサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属の条は、一般に金属の鋳塊に対し圧
延加工と熱処理を繰り返し施すことにより所望の特性と
厚みを有するものに加工される。さらに各種の表面処理
などが施されることもあるが、最終的には所望の幅にス
リッターにより裁断される。そして、条の幅方向をコイ
ルの中心軸と平行に、かつスリットエッジを揃えて巻き
取られた金属条のコイルが作製される。この巻き取られ
た金属条は金属素材として、その後めっきや塗装などの
表面処理、プレスによる塑性加工などの加工設備で加工
される。そして、これらの後の加工工程では金属条を連
続的に巻きほぐし、条を取りだすことが不可欠である。
したがって、この条の取り出しは金属条の加工工程にお
ける生産性および品質に影響する重要な工程である。
【0003】従来、金属条のアンコイラー方式として
は、 縦型アンコイラー方式 横積式アンコイラー方式 トラバース方式 が代表的に実施されていた。上記縦型アンコイラー方式
は、1コイルずつコイルをアンコイラーに映写機のリー
ルのように縦型にセットし、コイルを回転させることに
よりコイル条を取り出す方法である。この方式は、1コ
イル使用後に、1コイルずつ次のコイルをセットしなけ
ればならないため、通常パレット(架台)上に横にして
積み上げてあるコイルを作業者が一つづつ縦型に姿勢を
直してセットするのに時間がかかり、プレス機械等の加
工設備の稼働率を著しく低いものとしていた。また重量
のあるコイルを水平状態から立て、そしてセットする作
業は危険でもあった。1コイル毎に、加工設備の作業を
停止して、コイル始端部を加工設備にその作動を停止し
てセットする必要があるため、加工設備の稼働率の低下
を招き、さらには1コイルの長さしか加工設備にて処理
できず、製品長さに限界があった。
【0004】また、横積式アンコイラー方式は、パレッ
ト(架台)上に横にして積み上げてあるコイルをパレッ
トごとアンコイラーのターンテーブル上に置き、ターン
テーブルを回転させながらコイル条を外側(或いは内
側)より上から下へと1コイルずつ取り出す方法であ
る。この方式は、上記縦型方式と異なり、パレット上に
横にして積み上げてあるコイルをパレットごとにそのま
まアンコイラーのターンテーブル上に設置すればよい点
で、作業性を大幅に改善はしたが、基本的には縦型方式
の欠点が依然として残っている。すなわち、1コイル巻
き出し終了毎に加工設備を停止して、次のコイルの始端
部を装置にセットするか、或いは1コイルの巻き出しが
終に近付いたとき、その末端部をその下の次のコイルの
始端部と溶接することが必要であった。
【0005】また、最後のトラバース方式は、スリット
された条を溶接して長い条を作り、これを糸巻き状にリ
ールに例えば左端から右端へそして右端から左端へと繰
り返し重ねて連続的に巻いたものをリールを回転させな
がら1リール分を巻き出す方式である。この方式は連続
長の条を取扱える点で有利であるが、反面リールに条を
巻き付ける作業が面倒であり、手間がかかる。また、リ
ールへの条の巻き付け条件が悪いと、輸送中条がずれ
て、表面に傷が付いたり、条の取り出しができなくなっ
たり、条の表面にその上に巻かれた条のエッジがかなら
ず重なるため、微小な傷が発生するため表面の要求特性
が厳しい用途では使用できないという欠点があった。こ
のようにいずれの方法も作業性、生産性、金属条の品
質、条の歩留(有効利用度)等の面でそれぞれ多くの欠
点を有しており、これらの方法では、金属条のアンコイ
ラーに要求される性能を満足しているとは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 そこで、本発明者ら
は上記欠点を解消するため種々研究の結果、前記から
に示す従来のコイルアンコイラー方式とは全く異なる
コイル条取り出し方法を開発した。特公平4−3676
6号公報によって開示された上記コイル条取り出し方法
は図7に示した説明図のようにパレット7上に横向きに
され、1コイル毎に巻き方向を異にする複数のコイル
1,2,3,・・・の隣合うコイルの内側端同志あるい
は外側端同志を順番に接合して積み重ねた状態でアンコ
イラーのターンテーブル8に載置し、このターンテーブ
ル8を一方向に回転させながら、最上部の金属条端Pを
X方向に引き出し上部コイルから下部コイルへと前記接
合された隣合うコイルの内側端あるいは外側端を順次経
由して連続的に条を取り出すことを特徴としている。そ
してこのコイル条取り出し方法によって接合部の段差が
なく傷や歪みが発生せずに連続したコイル条の取り出し
がスムーズにでき、加工作業の中断が全く必要でなくな
るなどの効果を有するものである。
【0007】しかしながら、上記コイル条取り出し方法
に用いる連続したコイルにおいては先のコイルと積み重
ねるコイルの内側端同志あるいは外側端同志との接合部
分は斜めに巻かれることになるために条の材料からくる
特性上、この接合部分に張力をかけた状態で巻くことは
極めて難しく、必然的にこの部分が垂れ下がる結果とな
り、その部分から金属条の表面に微小な傷が発生するこ
とがある。したがって、この接合部分の垂れ下がり現象
のため連続コイルを製造する場合や、あるいはコイル条
を取り出す場合などに金属条の表面に微小な傷が発生し
表面の要求特性が厳しい用途では使用できないという問
題があった。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、上記先のコイルと積み重ねるコイルとの隣合
うコイルの内側端同志あるいは外側端同志の条端が接合
され下から上へつながっている巻きのゆるい部分の垂れ
下がりを防止し、連続コイルを製造する場合や、あるい
はコイル条を取り出す場合にも、金属条の表面に微小な
傷を発生させないための連続コイル用スペーサを提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記目的を
達成するための、横置きにされ、1コイル毎に巻き方向
を異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側
端同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転
軸を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コイル
に用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ねるコ
イルとの間に介在させる複数の塩化ビニール製スペーサ
を各コイルの内周および外周よりそれぞれはみ出すよう
に形成したことを特徴とした連続コイル用スペーサであ
る。
【0010】 また、横置きにされ、1コイル毎に巻き
方向を異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの
内側端同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの
回転軸を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コ
イルに用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ね
るコイルとの間に介在させる複数の異種のビニールを貼
り合わせたスペーサを各コイルの内周および外周よりそ
れぞれはみ出すように形成したことを特徴とした連続コ
イル用スペーサである。
【0011】 また、横置きにされ、1コイル毎に巻き
方向を異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの
内側端同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの
回転軸を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コ
イルに用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ね
るコイルとの間に介在させる複数の塩化ビニール製スペ
ーサをコイルの内周および外周よりそれぞれはみ出すよ
うに形成しものと、コイルの外周よりのみはみ出すよう
に形成したものとを交互に組み合わせることを特徴とし
た連続コイル用スペーサである。
【0012】 さらに、横置きにされ、1コイル毎に巻
き方向を異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイル
の内側端同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイル
の回転軸を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続
コイルに用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重
ねるコイルとの間に介在させる複数の異種のビニールを
貼り合わせたスペーサをコイルの内周および外周よりそ
れぞれはみ出すように形成しものと、コイルの外周より
のみはみ出すように形成したものとを交互に組み合わせ
ることを特徴とした連続コイル用スペーサである。
【0013】 さらにまた、スペーサのはみ出し部分
が、上下コイルが接合され下から上へつながっている巻
きのゆるい部分を十分支持できる強度を有していること
を特徴としている。また、コイルの径が大きくなった場
合には、コイルの内外周よりはみ出すように形成したス
ペーサと、コイルの外周よりのみはみ出すように形成し
たスペーサとを交互に組み合わせて使用する。
【0014】
【作用】次ぎに、本発明の作用について説明すると、1
コイル毎に巻き方向を異にした複数の金属条のコイルの
隣合うコイルの内側端同志あるいは外側端同志を予め接
合する。この金属条のコイルの隣合うコイルの内側端同
志を接合する場合には、前記先のコイルを回転軸と直角
平面上で回転させて、その内側に両コイル間の接続部分
の金属条を巻き取るが、先のコイル上に次に接続するコ
イル内側端同志を接続し、両コイル間の条を先のコイル
内側部に該内径より小さく絞り込むように巻き込んだ
後、接続したコイルを積み重ねる際に、先のコイルの直
前の回転方向と逆方向に該コイルを回転させ、前記絞り
込んだ条自身のばね力を利用して前記両コイルの内側に
両コイル間の条をそれぞれ巻き取る。また先のコイルの
外側端と次に接続するコイルの外側端とを接続する場合
には、前記先のコイルを回転軸と直角平面上で回転させ
て、両コイル間の条を巻き取りながら互いに接近させ、
前記先のコイルの上に新たに接続したコイルを積み重ね
る。
【0015】 このようにして両コイル間の条を巻き取
りながら回転している先のコイルの上方に、次ぎに接続
するコイルを次第に接近させ、最終的には先のコイルの
上に新たに接続したコイルを内外周よりはみ出した複数
の塩化ビニール製スペーサまたは異種のビニールを貼り
合わせたスペーサからなる連続コイル用スペーサによっ
てその金属条の上下コイルが接合され下から上へつなが
っている巻きのゆるい部分が垂れ下がらないように支持
して積み重ねる。またコイルの径が大きくなった場合に
は、コイルの内外周よりはみ出すように形成した上記ス
ペーサと、コイルの外周よりのみはみ出すように形成し
たスペーサとを交互に組み合わせて巻きのゆるい部分が
垂れ下がらないように支持する。さらにこの最終的な積
み重ね作業の際には、金属条を挾み先のコイルの回転軸
と平行な軸を有する一対のガイドロールを用いて両コイ
ルの軸心を一致させる。
【0016】
【実施例】本発明に係る連続コイル用スペーサを使用し
た実施例について図面を参照して説明する。図1ないし
図3はそれぞれ本実施例の種々の形態をしたスペーサが
最上部のコイル上に乗っている状態を示しており、これ
らの図には横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を異に
する複数の金属条のコイル1,2を隣合うコイルの内側
端同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転
軸を一致させた状態で順に積み重ね、各コイル間にはコ
イルの内周または外周よりそれぞれはみ出すように形成
し、このスペ−サによってその金属条の上下コイルが接
合され下から上へつながっている巻きのゆるい部分が垂
れ下がらないように支持するスペーサを介在させた形態
の連続コイルが示されている。そして、図1はこの形態
の連続コイルの各コイル間にコイルの内周および外周よ
りそれぞれはみ出す長さに形成し、外側が幅広のスペー
サ10を介在させた形態の連続コイルを図示しないター
ンテーブル上に載置し、そのターンテーブルを一方向に
回転させながら、最上位のコイルの外周の金属条端Pを
X方向に引き出し上部コイル2から下部コイル1へと連
続的に条を取り出す作業中に、コイル2が最上位になっ
た状態を示している。
【0017】図2は同様に連続コイルの両コイル間に介
在させるスペーサ11を各コイルの外周より幅広部がは
み出す形状に形成し、この連続コイルを図示しないター
ンテーブル上に載置し、そのターンテーブルを一方向に
回転させながら、最上位のコイルの外周の金属条端Pを
X方向に引き出し上部コイル2から下部コイル1へと連
続的に条を取り出す作業中に、コイル2が最上位になっ
た状態を示している。また、図3は連続コイルの両コイ
ル間に介在させるスペーサ12を各コイルの内周より幅
狭部がはみ出す形状に形成し、この連続コイルを図示し
ないターンテーブル上に載置し、そのターンテーブルを
一方向に回転させながら、最上位のコイルの内周の金属
条端PをX方向に内側から引き出し上部コイル2から下
部コイル1へと連続的に条を取り出し作業中で、コイル
2が最上位になった状態を示している。
【0018】また、図4には図1に示したスペーサ10
の1枚を示しており、図5にはコイルの内周および外周
よりそれぞれはみ出す長さに形成した細長の形状をした
スペーサ13を示している。これらのスペーサはいずれ
も塩化ビニール製または異種のビニール製の貼りあわせ
たものであり、スペーサのはみ出し部分が金属条コイル
の金属条の上下コイルが接合され下から上へつながって
いる巻きのゆるい部分を十分支持できる強度を有してお
り、しかもこのスペーサによって確実に支持されている
金属条の接合部が円滑に引き出すことができる。さら
に、介在させるスペーサの枚数はコイルを重ねた際に安
定するには6枚ないし8枚程度であるが、好ましくは3
枚ないし4枚が適当であり、条の取り出しの際にも不具
合を生じないものが良い。
【0019】また、コイルの径が大きくなった場合に
は、図6に示したようにコイルの内外周よりはみ出すよ
うに形成したスペーサ10と、少なくともコイルの外周
よりはみ出すように形成したスペーサ11とを組み合わ
せて使用することもある。また、スペーサの大きさはコ
イルの半径の長さによって決まるが、大体コイルの内周
および外周よりそれぞれはみ出す長さは50〜100mm
位が適当であり、そのためにはスペーサの厚さは1〜3
mm程度が必要となる。
【0020】本実施例を使用した連続コイルの具体的な
作業の一例について説明すると、図1,2に示した連続
コイル1,2は図示しないターンテーブル上に横置きさ
れ、条Pはコイル2の外側から取り出され、また図3に
示した連続コイル1,2は内側から取り出され、いずれ
の場合にも矢印X方向からプレス機等に送られる。プレ
ス機等の加工には一定速度で条Pが供給されることが必
要であり、図示していない加工機と送りロールの間に赤
外線式やレーザー式の非接触のセンサーなどを設置し、
この非接触のセンサーなどにより条Pの垂れ量(変位)
を検知し、その条Pの検知された変位に基づいて条Pの
同部の通入速度を算出し、この算出値によって加工設備
への条の通入速度が一定になるように送りロール制御し
て条Pを加工設備に送っているが、条の通入速度を一定
にするためには条の接合部の垂れ下がり防止が非常に重
要である。
【0021】なお、上記の具体的実施例の説明において
示したスペーサの形状、材質などは、本発明の要旨に反
しない範囲であれば特に制限されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、先のコイ
ルと次に接続するコイルの内側端同志あるいは外側端同
志とを接続した後、前記先のコイルの上に新たに接続し
たコイルを積み重ねる際に介在させるスペーサが各コイ
ルの内周および外周よりはみ出すように形成されている
から、積み重ね作業中あるいは金属条の取りだし作業中
に金属条の上下コイルが接合され下から上へつながって
いる巻きのゆるい部分の垂れ下がりが完全に防止でき、
したがって金属条表面に微細な傷が発生しないばかりで
なく、加工設備への条の通入速度が一定になるようにで
きるから、連続的に条を取り出す方法に使用するのに最
も良質な連続コイルが効率的に製造でき、しかも製品長
さに限界がなくなるため加工工程の中断がなくなり、そ
のため加工設備の稼働率が向上し、しかも加工設備にお
ける作業が安全で、かつ確実にできるようになった。
【0023】 また、スペーサをコイルの内外周よりは
み出すように形成し、または必要に応じてコイルの外周
よりのみはみ出すように形成したスペーサとを交互に組
み合わせるから、どのようなスケールの連続コイルにも
良好に対応でき、またスペーサを塩化ビニール製または
異種のビニールの貼りあわせとしたから金属条の取りだ
し作業の際は滑りがよく、しかもスペーサのはみ出し部
分が金属条コイルの上下コイルが接合され下から上へつ
ながっている巻きのゆるい部分を十分に支持してその垂
れ下がりを完全に防止することができるから、連続コイ
ルを製造する場合や、あるいはコイル条を取り出す場合
にも、金属条の表面に微小な傷を発生させない効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のスペーサの設置状態を示す説明図で
ある。
【図2】本実施例のスペーサの設置状態を示す他の説明
図である。
【図3】本実施例のスペーサの設置状態を示す他の説明
図である。
【図4】本実施例のスペーサを示す斜視図である。
【図5】本実施例の他のスペーサを示す斜視図である。
【図6】本実施例のスペーサの設置状態を示す他の説明
図である。
【図7】本実施例の連続的に条を取り出す過程の説明図
である。
【符号の説明】
1,2 コイル 7 パレット 8 ターンテーブル 10,11,12,13 スペーサ P 金属条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓮見 伸次 神奈川県高座郡寒川町倉見三番地 日鉱 金属株式会社倉見工場内 (56)参考文献 特開 昭62−185660(JP,A) 特公 平5−21816(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を
    異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側端
    同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転軸
    を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コイルに
    用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ねるコイ
    ルとの間に介在させる複数の塩化ビニール製スペーサを
    各コイルの内周および外周よりそれぞれはみ出すように
    形成したことを特徴とした連続コイル用スペーサ。
  2. 【請求項2】 横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を
    異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側端
    同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転軸
    を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コイルに
    用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ねるコイ
    ルとの間に介在させる複数の異種のビニールを貼り合わ
    せたスペーサを各コイルの内周および外周よりそれぞれ
    はみ出すように形成したことを特徴とした連続コイル用
    スペーサ。
  3. 【請求項3】 横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を
    異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側端
    同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転軸
    を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コイルに
    用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ねるコイ
    ルとの間に介在させる複数の塩化ビニール製スペーサを
    コイルの内周および外周よりそれぞれはみ出すように形
    成しものと、コイルの外周よりのみはみ出すように形成
    したものとを交互に組み合わせることを特徴とした連続
    コイル用スペーサ。
  4. 【請求項4】 横置きにされ、1コイル毎に巻き方向を
    異にする複数の金属条のコイルを隣合うコイルの内側端
    同志あるいは外側端同志を接合し、かつコイルの回転軸
    を一致させた状態で順に積み重ねた形態の連続コイルに
    用いるスペーサにおいて、先のコイルと積み重ねるコイ
    ルとの間に介在させる複数の異種のビニールを貼り合わ
    せたスペーサをコイルの内周および外周よりそれぞれは
    み出すように形成しものと、コイルの外周よりのみはみ
    出すように形成したものとを交互に組み合わせることを
    特徴とした連続コイル用スペーサ。
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