JP2635673B2 - コイル巻き始め端の弛み止め装置 - Google Patents

コイル巻き始め端の弛み止め装置

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JP2635673B2 JP9347488A JP9347488A JP2635673B2 JP 2635673 B2 JP2635673 B2 JP 2635673B2 JP 9347488 A JP9347488 A JP 9347488A JP 9347488 A JP9347488 A JP 9347488A JP 2635673 B2 JP2635673 B2 JP 2635673B2
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茂 中路
光雄 岡田
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JFE Steel Corp
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KOBE DOTSUKU KOGYO KK
Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属板コイルの巻き始め端の弛み止め装置
に関する。
〔従来の技術〕
たとえば冷間圧延された鋼板コイルは巻取機で巻き取
られた後、次工程で焼鈍する場合軸を鉛直方向とした姿
勢でハンドリングされる。この時コイルの外周部や内径
部の尾端が竹の子状に垂れ下がることがある。焼鈍した
後のコイルをハンドリングする時には、特にルーズコイ
ルになっているためこの現象が起こり易い。
このような問題を解決するための従来技術として、溶
接によって固定する技術または溶接以外の手段によって
巻き始め端部を固定する技術がある。
溶接によって固定する技術としては、特公昭53−1638
3号に巻き始めの1〜2層目を重ねて巻軸上でスポット
溶接することが開示されており、特開昭59−13515では
巻き始めの1〜2層合わせ目(端面)をシール溶接する
こととしている。また実開昭61−9120は内面重ね目に溶
接する技術である。これらの溶接による固定手段は溶接
の熱影響部分を屑化する欠点があり、また作業時間と手
間を要する問題がある。
溶接以外の固定手段としては端部を切り込んで折り曲
げる技術(実開昭60−181210)があり、また、フープを
嵌入することによって弛みを止める手段(実開昭61−91
21)がある。しかしこれらの固定手段も作業時間に長時
間を要し、また固定部の取外しに手間がかかる問題があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来技術では、コイルの歩留りを悪くした
り、次工程で溶接部の処理をする作業を生じたり、固定
部の取外しに手間がかかるなど、人手作業を自動化する
上での1つの問題となっていた。
本発明はこのような問題点を解消するためになされた
もので、コイルの内径部の巻き始め端をコイル内面に密
着押付けし、このコイル巻き始め端にコイル端面からU
字状クリップを挿入し、このクリップにより巻き始め端
を挟んで保持するようにした。コイル内面の巻き始め端
の弛み止め装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、巻取機で巻取られた冷延長コイルの内径部
の巻き始め端を押えロールで内径面に押付けて密着させ
た後、この巻き始め端を検出し、この部分にU字形クリ
ップをコイル端面から挿入して、挟み保持する冷延コイ
ル内面巻始め端の弛み止め装置である。
すなわち、本発明装置は、コイルの中心孔を押し拡げ
るコイル巻き始め端締付装置と、締付けられたコイル巻
き始め端にU字形クリップを挿入する挿入機と、該挿入
機にU字形クリップを供給するU字形クリップ供給装置
とを備えたことを特徴とするコイル巻き始め端の弛み止
め装置である。
コイル巻き始め端締付装置は、複数の拡形ロールを外
周に有する自転円筒ロールヘッドを備えている。
U字形クリップを供給するU字形クリップ供給装置
は、U字形クリップ製造用帯板を貯蔵するバンドマガジ
ンと、この帯板端近傍を挟持して一定距離前進させる送
り装置と、帯板剪断装置と、剪断された帯板の中央を押
圧してU字曲げして挿入機の押棒先端部にU字形クリッ
プを形成する折曲機とから構成されている。
また、挿入機はU字形クリップを把持するクリップチ
ャックと、U字形クリップを押す押棒と、この押棒を押
し方向に付勢するばねとからなり、前記コイル巻き始め
端締付装置に取付けて構成される。
〔作用〕
本発明装置は、コイル搬送ラインをサドルに乗って搬
送されて来たコイルの大きさに合わせてコイル巻き始め
端締付装置の位置を調整し、拡径ロールを外周に有し自
転するヘッドを持つ締付装置をコイルの内径にコイルの
両側から挿入してコイルの巻き始め端を拡径させてコイ
ル内径に締めつけ、この締めつけられたコイル巻き始め
端を挟むU字クリップをコイル側方から挿入して弛み止
めする。
この装置は、U字形クリップをバンドコイルを切断し
て折曲げて製造するU字形クリップ供給装置を併設して
いる。
本装置によれば、コイルの巻き始め端の弛み止め作業
を自動化することができる。
また、溶接等によるコイルの屑化部分を生ずることが
なく、U字形クリップの取外しも容易である。
〔実施例〕
本発明の詳細を実施例の装置に基づいて説明する。第
1図は実施例装置の側面図、第2図はその正面図であ
る。
コイル1を搬送するコイル搬送ライン2を跨いで横行
ガイドレール3を備えた門形フレーム4が立設されてお
り、この横行ガイドレール3に横行移動台車5が車輪6
によって横行自在に懸架されている。台車5には昇降装
置7によって上下高さ調整自在に縦行双股フレーム8が
吊下されている。この双股フレーム8はコイル搬送ライ
ンの走行方向(縦行方向)に双股になっている。この双
股フレーム8の下端に縦行方向に移動自在なコイル巻き
始め端締付装置9がそれぞれ吊下されている。このコイ
ル巻き始め端締付装置9は複数の拡径ロールを円周上に
配設した円筒状のヘッド20を有し、このヘッド20をコイ
ル1の中心孔中に挿入して回転させ、拡径ロールにより
コイルの巻き始め端をコイル内径に締めつけるものであ
る。ヘッド20の前後進はヘッド前後進シリンダ10が行
う。ヘッド20の回転は回転モータ11で行う。
コイル巻き始め端締付装置9のヘッド20の具体例とし
て第3図に正面図、第4図に側面図を示す。
拡径ロール21は揺動腕22の先端に取付けられている。
この揺動腕22は円筒状ヘッド20の外径近傍に尾端を取付
けられ、この尾端を中心にして揺動する。この揺動によ
り拡径ロール21の外面の奇跡が拡径された円筒面を描
く。揺動腕22を揺動させる駆動部23を備えている。ヘッ
ド20はコイル1の中心孔に挿入するのを容易にし、コイ
ルの巻き始め端の垂れを矯正しつつ進入するためのノー
ズコーン24を備えている。
拡径ロール21の近傍には巻き始め端検出器が装備され
ており(図示せず)、駆動部23と連動してヘッド20の回
転停止位置を設定することができる。巻き始め端検出器
は板厚分の段差を検出するものであれば適用可能で、た
とえば超音波式、光学式、電磁式など公知のものでよ
い。
締付装置のヘッド20は、台車5によってコイル搬送ラ
インを横行し、昇降装置7により上下してコイル中心孔
に芯合わせ位置決めするようになっている。
次に第2図の架台30上に載設されているU字形クリッ
プ供給装置31について説明する。
第5図はこのU字形クリップ供給装置31の平面図であ
る。バンドマガジン32に帯板33がリール状にセットされ
ている。送り装置34は帯板33を挟持して送りシリンダ35
で帯板を前進させる。送り装置34の帯板挟持部は前後進
方向に傾斜を持つ内面テーパとこのテーパに沿って転動
するローラを備え、このローラが帯板を前進させるとき
挟持し、送りシリンダ35が後退する時は挟持を開放す
る。従って帯板33は送り方向にのみ移動し、その移動量
は送りシリンダのストロークにより決定される。送られ
た帯板33は帯板剪断装置36によって切断される。この帯
板剪断装置36は剪断刃を帯板33を斜めに剪断して、U字
形クリップがコイルに挿入し易いように楔形の先端形状
になるようにする。
剪断された帯板37は押棒38の先端とクリップチャック
41をアンビルとして折曲機39がここにプレスしてU字形
に成形される。成形されたU字形クリップはクリップチ
ャック41に掴持される。
押棒38、クリップチャック41は挿入機40を形成しシリ
ンダ42を介してコイル巻き始め締付装置に取付けられて
いる(第4図)。
挿入機40と誘導機50はコイル巻き始め端締付装置9の
ヘッド20に取付けられており、それぞれ個別のシリンダ
42によって前後進する。挿入機40は前進方向に付勢され
たばね44を介して前後進する押棒38を中心部に有し、押
棒38に押付けられて形成したU字形クリップ43を掴持す
るクリップチャック41を有している。
誘導機50は挿入機40に隣接して配設されており、押棒
38の代りに楔状の押し拡げヘッドを装備している以外は
挿入機40と同じ構造であって、第3図に示すように先端
が同一の円周上に位置している。締付けヘッドがコイル
巻き始め端を締めつけた直後、第4図に示すように、ま
ず誘導機50が前進してクリップ挿入位置の層間を押し拡
げ、次に挿入機40が前進してそこにU字形クリップ43を
挿入する。
次に本発明装置の全体作動を説明する。コイル1が搬
送されて来て、本装置の直下に停止する。台車5を横行
モータによりコイル搬送ラインセンタ迄移動させる。
次に双股フレームを上位コンピュータより受取ったデ
ータ分だけ、昇降装置7によって下降させ、締付装置9
のヘッド20をコイル中心に芯合わせ位置決めする。
締付装置のヘッド20をヘッド挿入シリンダ10によって
前進させる。この時コイル巻き始め端の垂れをノーズコ
ーン24で矯正しながらヘッドを前進させ、コイル中心孔
内面を検知して、拡径ロール21をロータリーアクチュエ
ータである駆動部23によって拡径させる。
ヘッド20を油圧モータ11で回転させてコイル内径を締
めつけコイル巻き始め端位置を検出し、U字形クリップ
挿入位置で停止する。誘導機50を前進させて、コイルの
クリップ挿入位置の層間を押し拡げて割れ目をつける。
次にそこにU字形クリップチャック前進用シリンダ42で
クリップチャック41を前進させて、U字形クリップチャ
ック43をコイル前方からコイルに押し込む。クリップチ
ャック41が開くとばね44で付勢された押棒38が前進し、
U字形クリップ43は完全にコイルに押し込まれる。挿入
機40を後退させ、ロール21により割れ目を閉じてからク
リップチャック41を後退させる。次いでヘッド20を後退
させて退避位置まで復帰する。
以上の操作を一対のヘッドで2回行い、1コイルにつ
き4つのU字形クリップを取付けることになる。
〔発明の効果〕
本発明のコイル巻き始め端の弛み止め装置によれば、
金属板コイルの巻き始め端を自動的に固定することがで
きる。この装置では溶接等の仮止めによるコイルの屑が
発生せず、また手間を減じて迅速に施行ができ、さらに
このU字形クリップは後工程での取外しが極めて容易で
あるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例の側面図、第2図はその正
面図、第3図、第4図はコイル内径部にU字形クリップ
を挿入する挿入工程を示す説明図、第5図はU字形クリ
ップ製造装置の平面図である。 1……コイル、2……コイル搬送ライン 3……横行ガイドレール、4……門形フレーム 5……台車、6……車輪 7……昇降装置、8……双股フレーム 9……締付装置、20……ヘッド 21……拡径ロール、22……揺動腕 23……駆動部、24……ノーズコーン 30……架台 31……U字形クリップ供給装置 32……バンドマガジン、33……帯板 34……送り装置、36……剪断装置 38……押棒、39……折曲機 40……挿入機 41……クリップチャック 42……シリンダ、43……U字形クリップ、50……誘導機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平8−32338(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルの中心孔を押し拡げるコイル巻き始
    め端締付装置と、締付けられたコイル巻き始め端にU字
    形クリップを挿入する挿入機と、該挿入機にU字形クリ
    ップを供給するU字形クリップ供給装置とを備えたこと
    を特徴とするコイル巻き始め端の弛み止め装置。
  2. 【請求項2】コイル巻き始め端締付装置が複数の拡径ロ
    ールを外周に有する自転円筒ロールヘッドを備えた請求
    項1記載のコイル巻き始め端の弛み止め装置。
  3. 【請求項3】前記U字形クリップ供給装置がクリップ製
    造用帯板のバンドマガジンと、該帯板端近傍を狭持して
    一定距離前進させる送り装置と、帯板剪断装置と、剪断
    された帯板の中央を押圧してU字形クリップを形成する
    折曲機とから成る請求項1または2記載のコイル巻き始
    め端の弛み止め装置。
  4. 【請求項4】前記挿入機はU字形クリップを把持するク
    リップチャックとU字形クリップをコイル巻き始め端に
    押込む押棒と、該押棒を押方向に付勢するばねと、U字
    形クリップを把持するクリップチャックとからなり、前
    記コイル巻き始め端締付装置に取付けてなる請求項1〜
    3の何れかに記載のコイル巻き始め端の弛み止め装置。
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JP2564440Y2 (ja) * 1991-08-19 1998-03-09 川崎製鉄株式会社 円筒体保持回転用治具
DE10142179A1 (de) * 2001-08-29 2003-03-20 Sms Demag Ag Verfahren und Vorrichtung zum Haspeln von dünnem Metallband, insbesondere von warm- oder kaltgewalztem dünnen Stahlband
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CN103801588A (zh) * 2014-01-22 2014-05-21 江苏亨特宏业重工有限公司 平移式卷材高度对中装置

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