JP4690822B2 - 鋼帯コイル内径押さえ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼帯コイル結束バンドの切断時に生じるスプリングバック(コイル広がり)を抑制するための鋼帯コイル内径押さえ装置に関する。
鋼帯を捲き取ったコイルを捲き戻して処理する通板ラインにおいては、ライン入側にコイルを供給する際にコイル結束バンドを切断する必要があり、コイルの材質及び外形・板厚条件によっては、この結束バンドを切断する際に、スプリングバックと呼ばれるコイル広がりが生じて、処理工程に支障をきたすという問題点があった。
このスプリングバックを抑制するためには、結束バンドを切断する際にコイルを押さえておくことが有効な手段であるが、コイル全体を押さえる装置では大きさも設備投資規模も大きくなり、本体設備との動作干渉の問題もあるため実機化が難しかったため従来では、スプリングバックが生じない十分に安全な条件で鋼帯コイル製造していた。
鋼帯精整ラインにおいて小コイルを結束する際のスプリングバックを防止する従来の方法として、例えば、実開平05-42105号公報では、調質圧延機の圧延ロール出側に設けられる通板ガイドの下側にロールを進退可能に設け、テンションリールに巻き取った切断コイル終端を押さえる方法が提案されている。
しかし、実開平05-42105号公報の方法は、ライン内にコイルがある状態でのスプリングバック抑制には効果的であるが、ライン外では効果を発揮しないという問題点があった。
ライン外へ小コイルをスプリングバック無しで搬出する方法として、特開平03-193215号公報では小コイルをテンションリールから抜き出す際に、巻き弛みが生じないようにコイル両エッジ部をクランプし、コイルカーで抜き出した後にバンドを掛ける方法が提案されている。
しかし、特開平03-193215号公報の方法は、スプリングバック防止のためにコイル端部をクランプするが、完全にスプリングバックを防止するためには、コイルの肉厚部分(コイル外径−コイル内径)全てをクランプする必要があり、コイル肉厚の薄い(巻き数の少ない)スクラップコイル等の搬出時には有効であるが、肉厚の厚いコイルも供給するコイル搬入時にはクランプ装置を適用できるコイルが限定されるため十分な効果を発揮できないうえ、全てをカバーするクランプ装置を導入すると、設備が巨大で投資額も増大するという問題点があった。
このように、従来はコイル搬出時のスプリングバック抑制方法は発案されていたが、コイル搬入時のスプリングバック抑制方法については提案されていなかった。
実開平05-42105号公報 特開平03-193215号公報
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解消し、コイル搬入時に鋼帯コイル結束バンドの切断の際に生じるスプリングバック(コイル広がり)を簡便な装置構成により抑制することができる鋼帯コイル内径押さえ装置を提供することを課題とする。
本発明は、前述の課題を解決するため鋭意検討の結果、なされたものであり、その要旨とするところは特許請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
(1)鋼帯コイルを結束したバンドを切断する際に、前記鋼帯コイルの内径部を押さえることにより、前記バンド切断時に前記鋼帯コイルが広がるスプリングバックを防止し、前記バンドの切断が完了した後、搬送開始前に前記鋼帯コイルの内径部の押さえを解放することを特徴とする鋼帯コイル内径押さえ装置。
(2)前記鋼帯コイルの内径部を押さえる押圧部材と、該押圧部材を取り付けるアームと、前記アームの端部を上下させ該アームの支点を中心として回転させるシリンダーとを有することを特徴とする(1)に記載の鋼帯コイル内径押さえ装置。
本発明によれば、コイル搬入時に鋼帯コイル結束バンドの切断の際に生じるスプリングバック(コイル広がり)を簡便な装置構成により抑制することができる鋼帯コイル内径押さえ装置を提供することができるなど、産業上有用な著しい効果を奏する。
図1は、本発明のコイル内径押さえ装置の実施形態を例示する図である。
図1において、1は鋼帯コイル、2は押圧部材、3はアーム、4は支点、5はシリンダー、6は台車、7はペイオフリールを示す。
図1に示すように、まず、コイル台車上に結束したコイル1を載せ、台車上のコイルは静止した状態で、コイル内径押さえ装置をコイル内径部まで移動し、内径を上部から押さえる。
本発明においては、コイル内径部を押さえる方法は問わないが、装置の簡便性および信頼性の観点から、例えば、図1に示すように、アーム3の中間に支点4を設け、アーム3の一端をシリンダー5によって上下させ、アーム3の他方の端を上下させることによって、押圧部材2をコイル内径部に押しつける方法が好ましい。
なお、押圧部材2の材質は問わないが、コイル内径部を疵つけないように樹脂製にすることが好ましい。
次に、押圧部材2でコイル内径部分を押さえた状態で、コイル結束バンドをカットする。
そして、バンドカット後、コイル内径押さえ装置を退避させた後に、コイル台車6をペイオフリール7まで移動し、ペイオフリール7にコイルを供給することで、コイル精整ラインへの供給が完了する。
このように、本発明のコイル押さえ装置を用いることにより、コイルバンドカット時のスプリングバック抑制のために、従来設備を大きく改造することなく、汎用性も大きい簡便な内径押さえ装置を実現することができる。
特に、シート材(切り板材)はシート1枚単位で受注しており、注文ロットが小さく、サイズも多種にわたるため、従来よりシート材は、一旦製造したホットコイルを切り板精整ラインでシート剪断して製造している。
このシート材は、多品種小ロットゆえ、コイルをシート剪断する際に注文に紐つかないシート在庫(オーバーロール)が定常的に発生していた。
これに対し、従来より可能な限りの小コイル製造に取組んできたが、本発明者等の検討の結果、この小コイルの結束バンドを切断する際に、スプリングバックが多く発生することが判明した。
そこで、本発明のコイル内径押さえ装置を用いることにより、スプリングバックを抑制することができるため、コイル精整ラインにてコイル分割にて小コイルを製造し、さらにシート剪断ラインでの小コイル剪断を可能にすることで、オーバーロールの大幅な削減を図ることができた。
本発明のコイル内径押さえ装置を、一般的なハイテンシート材からなるコイルを対象として下記条件にて実施した結果を図2に示す。
<実施条件>
・抗張力 : 70kgf/mm2
・コイル幅 : 1750mm
・コイル内径 : 762mm
・コイル内径押さえ装置の押さえ力 : 1200kg、3600kg
図2の横軸は板厚(mm)、縦軸はコイル外径(mm)を示しており、グラフはバンドカット時にスプリングバック無しで保持できる最小外径を示しており、コイルの板厚が薄いほど、またコイルの外径が小さいほど、スプリングバックは発生しやすい条件となる。
また、「コイル押さえあり」の場合、「コイル押さえ無し」の場合に比べて、小径コイルでもスプリングバックが生じにくいことがわかり、本発明のコイル内径押さえ装置を用いることで、スプリングバック発生領域を大幅に緩和することができることが確認された。
本発明のコイル内径押さえ装置の実施形態を例示する図である。 本発明のコイル内径押さえ装置の実施例を示す図である。
符号の説明
1 鋼帯コイル
2 押圧部材
3 アーム
4 支点
5 シリンダー
6 台車
7 ペイオフリール

Claims (2)

  1. 鋼帯コイルを結束したバンドを切断する際に、前記鋼帯コイルの内径部を押さえることにより、前記バンド切断時に前記鋼帯コイルが広がるスプリングバックを防止し、前記バンドの切断が完了した後、搬送開始前に前記鋼帯コイルの内径部の押さえを解放することを特徴とする鋼帯コイル内径押さえ装置。
  2. 前記鋼帯コイルの内径部を押さえる押圧部材と、該押圧部材を取り付けるアームと、前記アームの端部を上下させ該アームの支点を中心として回転させるシリンダーとを有することを特徴とする請求項1に記載の鋼帯コイル内径押さえ装置。
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