JP2548138Y2 - ストリップ先端部スレッディング装置 - Google Patents

ストリップ先端部スレッディング装置

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JP2548138Y2
JP2548138Y2 JP1638792U JP1638792U JP2548138Y2 JP 2548138 Y2 JP2548138 Y2 JP 2548138Y2 JP 1638792 U JP1638792 U JP 1638792U JP 1638792 U JP1638792 U JP 1638792U JP 2548138 Y2 JP2548138 Y2 JP 2548138Y2
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JP
Japan
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strip
pinch roll
roll
leading end
clamper
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JP1638792U
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JPH0570717U (ja
Inventor
成人 坂
昭司 長井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種プロセスライン、
圧延ライン等において、金属帯板(以下ストリップと称
す)の先端部をピンチロールに通板させる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のプロセスラインのストリッ
プ先端部スレッディング装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【0003】図3に示すように、従来装置は、コイル状
に巻回したストリップを図示しないペイオフリールで巻
戻し、そのストリップSの先端部を、アンコイラレベラ
50によって平坦に矯正し、ローラテーブル60によっ
てピンチロール70に送給している。
【0004】ピンチロール70は、このストリップSの
先端部を定位置に対向して配置した上ロール71と下ロ
ール72とで噛込んでシャー80に送給する。
【0005】シャー80はストリップSの先端部の形状
不良部を上下のナイフ81により切断除去した後、図示
しない溶接装置によって、図示しない下方のペイオフリ
ール及びアンコイラレベラで巻戻し及び矯正した先行ス
トリップの後端部と接続し連続化している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】近年、各種プロセスラ
インでは、ストリップの通板の全自動化が要求されてい
る。
【0007】ところが前述のような従来の装置では、ア
ンコイラレベラ50で平坦に矯正したストリップSの先
端部をローラテーブル60上をフリーの状態で押し出し
てピンチロール70に通板させるので、特に熱延のスト
リップSのように、その先端部がフィッシュテール状に
なっていると、ピンチロール70へ確実に通板できない
ことがある。
【0008】このため、オペレータが常時監視し、通板
不能の度にストリップSの先端部を手動でピンチロール
70に噛込ませる必要があり、運転自動化の障害になる
不具合があった。
【0009】本考案は前記不具合を解決し、ストリップ
先端部のピンチロールの通板を確実にしその運転の自動
化を図ると共に、装置の簡単化を図ることを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本考案のストリップ先端部スレッディング
装置は、ストリップ先端部をピンチロールに通板させる
装置において、送給されるストリップを支持し自在に回
転する下クランパロールと該下クランパロールに対向し
てストリップを挟んで配置した昇降する上クランパ部材
とを具備して前記ピンチロールの入側で走行するクラン
プ装置の前側のストリップ搬送ライン下方に、前記ピン
チロールの下ピンチロールを非駆動で回転自在に軸着す
ると共に、該クランプ装置の走行方向前端の定位置に配
置され、同位置で昇降及び駆動回転する前記ピンチロー
ルの上ピンチロールを設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本考案のストリップ先端部スレッディング装置
は、送給されるストリップ先端部が走行可能の台車上に
搭載したクランプ装置の前側に配置した下ピンチロール
の上の位置迄来ると、クランプ装置の上クランパ部材を
下降してこのストリップを下クランパロールとによって
把持して同クランプ装置を走行方向前端に設置した上ピ
ンチロール位置迄走行させ、この走行するクランプ装置
前側位置に軸着した前記下ピンチロールを、定位置にお
いて上昇して待機している上ピンチロールの下方にセッ
トする。
【0012】次に上ピンチロールを下降してストリップ
先端部を下ピンチロールとによって挟持し、上ピンチロ
ールを駆動回転してストリップに張力を付与しながら次
の機器に送給する。
【0013】下クランパロールは、以後、自在に回転し
てストリップを支持し、通板させる。
【0014】1コイル分のストリップを通板させると、
クランプ装置を元の位置に戻し、次のストリップ先端部
通板の準備をする。
【0015】このように本考案によれば、ストリップ先
端部の上流機器からピンチロール迄の通板を確実に行な
え、その運転の自動化が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面によって具体
的に説明する。図1はストリップ先端部スレッディング
装置の縦断面図、図2は図1の作用を示す縦断面図であ
る。
【0017】これらの図において、1はクランプ装置
で、床面に固定したレール10上を図示しない駆動装置
によって自走する台車2と、この台車2に回転自在に軸
着された複数個のクランパロール3と、台車2に立設さ
れたフレーム4内に嵌装し、クランパロール3に対向し
てストリップSを挟んで配置され、油圧シリンダ6によ
って昇降するクランパプレート5とによって構成されて
いる。
【0018】11は下ピンチロールで、クランプ装置1
の前方において台車2上に配設され、そのロール軸両端
は台車2に固設された軸受ブロック12に回転自在に軸
着されている。
【0019】クランプ装置1を搭載して走行する台車2
の進行方向前端部には定位置に上ピンチロール21が配
置され、該ピンチロール21の軸両端はチョック22に
支承され、一方の端部は図示しない駆動装置に連結され
ている。
【0020】このチョック22は床面上に立設した機枠
の側壁に固設されたガイドレール23に嵌装され、油圧
シリンダ24によってガイドレール23に沿って上下に
昇降する。
【0021】31はサポートローラであり、フレーム3
2上に回転自在に支承され、該フレーム32はガイド3
3及びエアシリンダ34によって昇降可能に構成する。
【0022】50はストリップを平坦に矯正するための
アンコイラレベラ、80はシャー、81はナイフであ
る。
【0023】次に本装置の作用について説明する。図1
に示すように、図示しないペイオフリールによって巻戻
したストリップSの先端部を、アンコイラレベラ50に
よって平坦に矯正してクランパロール3上で下ピンチロ
ール11の上方迄進行させた後、油圧シリンダ6を作動
しクランパプレート5を下降してこのストリップSの先
端部を同プレート5とクランパロール3とによって把持
する。
【0024】次に、図2に示すように、レール10上を
台車2が走行することによりクランプ装置1を台車2と
共に走行させ、前端に軸支した下ピンチロール11を、
定位置において上昇して待機している上ピンチロール2
1の下方に設定すると共に、台車2を通過させるため
に、台車移動中は下方で待機しているフレーム32上に
支承するサポートローラ31を台車通過後、ストリップ
のパスライン迄エアシリンダ34の作動により上昇さ
せ、アンコイラレベラ50とクランプ装置1との間の、
ストリップSのたわみを支持する。
【0025】下ピンチロール11が定位置に配置した上
ピンチロール21の下方にセットされると、上ピンチロ
ール21を油圧シリンダ24の作動によって下降してス
トリップ先端部Sを同上ピンチロール21と下ピンチロ
ール11とによって挟持し、ついで上ピンチロール21
を駆動回転してストリップSを張力を付与しながらシャ
ー80に送給し、上下のナイフ81によってストリップ
Sの先端部のフィッシュテール状の形状不良部を切断除
去した後、図示しない溶接装置によって別のペイオフリ
ールで巻戻した先行ストリップの後端部と接続し、連続
化する。
【0026】クランプ装置1は1コイルを巻戻すまで、
この位置に停止し、クランパロール3及び、サポートロ
ーラ31は、通板するストリップSを支持する。
【0027】1コイル分のストリップSが通板すると、
エアシリンダ34の作動によりフレーム32をガイド3
3に沿って下降し、これによりサポートローラ31を下
降し、クランプ装置1をアンコイラレベラ50の出側に
戻す。
【0028】
【考案の効果】以上述べたように本考案のストリップ先
端部スレッディング装置によれば、ストリップ先端部を
走行する台車上に載置したクランプ装置の出側に配置し
た下ピンチロールの上迄進行させ、クランプ装置によっ
りストリップ先端部を把持して走行し、下ピンチロール
を定位置に配置された上ピンチロールの下方にまで移動
し、このストリップ先端部を上ピンチロールと下ピンチ
ロールとによって挟持することにより、ストリップ先端
部がフィッシテール状のような形状不良であっても、ピ
ンチロールに容易に噛込ませることができる。
【0029】従って、ストリップ先端部の上流機器から
ピンチロール迄の通板が確実になり、その運転の自動化
が可能になる。
【0030】また、下ピンチロールは走行台車と共に通
板方向に大きく移動するように構成されていても、非駆
動に形成されているので、装置の駆動系が複雑にならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係るストリップ先端部スレ
ッディング装置の縦断面図である。
【図2】図1の装置の作用を示す縦断面図である。
【図3】従来のストリップ先端部スレッディング装置の
1例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置 2 台車 3 クランパロール 4 フレーム 5 クランパプレート 10 レール 11 下ピンチロール 21 上ピンチロール 23 ガイドレール 31 サポートローラ 32 フレーム 33 ガイド 50 アンコイラレベラ 80 シャー S ストリップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ先端部をピンチロールに通板
    させる装置において、送給されるストリップを支持し、
    自在に回転する下クランパロールと該下クランパロール
    に対向してストリップを挟んで配置した昇降する上クラ
    ンパ部材とを具備して前記ピンチロールの入側で走行す
    るクランプ装置の前側のストリップ搬送ライン下方に前
    記ピンチロールの下ピンチロールを非駆動で回転自在に
    軸着すると共に、前記クランプ装置の走行方向前端の定
    位置に配置され、同位置で昇降及び駆動回転する前記ピ
    ンチロールの上ピンチロールを設けたことを特徴とする
    ストリップ先端部スレッディング装置。
JP1638792U 1992-02-19 1992-02-19 ストリップ先端部スレッディング装置 Expired - Lifetime JP2548138Y2 (ja)

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JP1638792U JP2548138Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ストリップ先端部スレッディング装置

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JP1638792U JP2548138Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ストリップ先端部スレッディング装置

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Publication Number Publication Date
JPH0570717U JPH0570717U (ja) 1993-09-24
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