JP2923121B2 - コイルオープニング装置 - Google Patents

コイルオープニング装置

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JP2923121B2
JP2923121B2 JP6982392A JP6982392A JP2923121B2 JP 2923121 B2 JP2923121 B2 JP 2923121B2 JP 6982392 A JP6982392 A JP 6982392A JP 6982392 A JP6982392 A JP 6982392A JP 2923121 B2 JP2923121 B2 JP 2923121B2
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roll
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昭司 長井
成人 坂
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JFE Steel Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属帯材(以下ストリッ
プと称す)のコイルを巻戻して各種プロセスライン、冷
間圧延ライン等に送給するペイオフリールのコイルオー
プニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のストリップ巻戻し装置の一
例であるプロセスラインのコイルオープニング装置を示
す縦断面図である。
【0003】従来のコイルオープニング装置は、図に示
すように、ペイオフリール50のマンドレル51に挿着
したコイルCをスナバロール40によって押圧しながら
回転し、スレッドテーブル60先端に設けたウェッジ6
1によって開端したストリップSの先端部をスレッドテ
ーブル60上で滑らせてピンチロール70に送給する。
【0004】ウェッジ61の先端部はコイルCの外周面
に接触するよう、スレッドテーブル60を支承するシリ
ンダの伸縮により調整されている。
【0005】ピンチロール70は、スレッドテーブル6
0上を滑り送給されるストリップSの先端部を噛込み通
板し、ガイド80を通してアンコイラレベラ90に送給
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、各種プロセスラ
インでは、ストリップの巻戻し及び通板の全自動化が要
求されている。
【0007】ところが前述のように従来の装置では、コ
イルCを開端したストリップSの先端部をスレッドテー
ブル60上をフリーの状態で滑らせてピンチロール70
に送給するので、ストリップSの先端部形状が悪いと円
滑に通板できないことがあり、特に熱延のストリップS
のように、その先端部がフィッシュテール状になってい
ると、ピンチロール70への通板に不具合が発生するこ
とがある。
【0008】このため、オペレータが常時監視し、通板
不能の度にストリップSの先端部を手動でピンチロール
70に噛込ませる必要があり、運転の自動化を妨げてい
た。
【0009】本発明は上記従来装置の不具合点を解消
し、ストリップ先端部のピンチロール迄の通板を確実に
し、その運転の完全自動化を可能とすると共に、構造の
簡単化を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明のコイルオープニング装置は、ペイ
オフリールのマンドレルに挿着したストリップコイルの
先端部を開端してピンチロールに送給し通板する装置に
おいて、前記ペイオフリールと前記ピンチロールとの間
配設され下部を支点にして回動するアームと、このア
ームに回転自在であってかつ非駆動状態に装設されて前
記アームと一体的に移動する前記ピンチロールの下ピン
チロールと、この下ピンチロールより前記ストリップコ
イル側に位置して前記アームに装設されたウエッジと、
前記下ピンチロールより前記ストリップコイル側に位置
して前記アームに装設され、前記ウエッジにより開端さ
れて前記下ピンチロールに載せられたストリップの先端
部をクランプするクランプ装置と、定位置に配置されて
前記下ピンチロールに対して昇降され前記定位置で駆動
回転する前記ピンチロールの上ピンチロールと、を具備
して成ることを特徴としている。
【0011】
【作用】巻回したストリップのコイルを巻戻して各種プ
ロセスライン・冷間圧延ライン等に送給する際に、本発
明のコイルオープニング装置は、ペイオフリールとピン
チロール間に配設したアームを下部を中心としてペイオ
フリール側に回動し、マンドレルを回転しながらアーム
に装着した開端ウェッジによって巻回されたストリップ
コイルの先端を開端する。
【0012】この開端したストリップ先端部を、アーム
に支承されアームと一緒にペイオフリール側に移動した
下ピンチロールの上迄進行させ、アームに装設したクラ
ンプ装置によってストリップ先端部を直ちにクランプす
る。
【0013】一方この状態時にはピンチロールにおける
上ピンチロールは定位置において上昇させておく
【0014】次に、アームを下部を中心としてピンチロ
ール側に回動することによって、アームに装架した下ピ
ンチロール及びクランプ装置でクランプしたストリップ
先端部を、上昇した状態にある上ピンチロールの下方に
移動し、ついで上ピンチロールを下降してストリップ先
端部を下ピンチロールとで挟持する。
【0015】次に前記クランプ装置によるストリップ先
端部のクランプを解除し、上ピンチロールを駆動して、
上下ピンチロールを回転し、ストリップを次の装置に送
給する。
【0016】従ってストリップ先端部のピンチロール迄
の通板が確実になり、その運転の完全自動化を可能とす
る。
【0017】また下ピンチロールは通板方向に大きく移
動しても、同ピンチロール自体は駆動回転せず、定位置
に配置した上ピンチロールだけが駆動回転するので、そ
の駆動系を簡単化することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって具体
的に説明すると、図1はプロセスラインのコイルオープ
ニング装置を示す縦断面図である。
【0019】図1において、1はペイオフリール50と
ピンチロール間に配設されたアームで、その下部はブロ
ック11に枢着され、油圧シリンダ14によって回動す
るよう連結構成されている。
【0020】アーム1の下部を枢着したブロック11
は、床面上に立設したガイド12内に嵌装され、ブロッ
ク11と連結する油圧シリンダ15の作動によってガイ
ド12内を昇降する。
【0021】2はクランパビームで、その両端は、アー
ム1の両側に固設されたガイドレール8に嵌装され、連
結する油圧シリンダ6の作動によってガイドレール8に
沿い昇降する。
【0022】3はアーム1に装設したクランパロール
で、その両端はアーム1のガイドレール8に嵌装された
チョック5によって回転自在に支承され、チョック5と
共に下部に配置した油圧シリンダ7によって昇降する。
また、このクランパロール3には、図示しないブレーキ
が取付けられている。
【0023】4はアーム1に装設したウェッジで、その
両端部は、クランパロール3の両端部と双方のチョック
5との間に軸着され、図示しない油圧シリンダによって
クランパロール3の外周に近接して回動する。
【0024】9は下ピンチロールで、その両端はアーム
1に固設された軸受ブロック10に回転自在に支承され
ており、アーム1の回動につれて一体的に移動する。
【0025】21は定位置に配置された上ピンチロール
で、その両端はチョック22に支承され、一方の端部は
図示しない駆動装置に連結されている。またこのチョッ
ク22は、機台に固設されたガイドレール23に嵌装さ
れており、油圧シリンダ24の作動によって同ガイドレ
ール23に沿って上下方向に昇降する。
【0026】30はストリップ尾端部のクランパロール
3、ウェッジ4等への衝突防止用のプロテクタで、油圧
シリンダ31によって昇降する。
【0027】40はコイルCの外周面を押圧するための
スナバロールである。
【0028】50はペイオフリールであり、外径が拡縮
し、駆動回転するマンドレル51を具備している。そし
てマンドレル51にはストリップコイルCが装着されて
いる。
【0029】80はピンチロール出側に配設したガイ
ド、90はアンコイラレベラ、Sはストリップである。
【0030】次に本実施例装置の作用について説明する
と、ペイオフリール50とピンチロール間に配設したア
ーム1を下部を中心に2点鎖線で示すように回動し、同
アーム1に設けたクランプロール3を、コイルCの外周
面に当接させる。
【0031】そして、スナバロール40によって、コイ
ルCの外周面を押圧しながらマンドレル51によってコ
イルCを回動し、アーム1に装設したウエッジ4によっ
てストリップコイルの先端部を開端する。
【0032】次いで、さらにマンドレル51を回転し、
開端したストリップSの先端部をアームと共に移動して
来た下ピンチロール9の上まで進行させ、クランパビー
ム2をガイドレール8に沿って下降してこのストリップ
Sをクランパロール3とでクランプし、クランパロール
3の回転をブレーキ(図示せず)によって固定する。
【0033】次に、マンドレル51を回転しながらアー
ム1を図示の実線位置に戻して下ピンチロール9及びス
トリップSの先端部を定位置に配設した上ピンチロール
21の下方に移動すると共に、ウエッジ4を下方に回動
する。
【0034】次に油圧シリンダ24により上昇させてい
た上ピンチロール21をガイドレール23に沿って下降
してストリップSの先端部を対向位置に戻った下ピンチ
ロール9とで挟持し、クランパビーム2を油圧シリンダ
6の作動により上昇すると共にクランパロール3を油圧
シリンダ7の作動で下降してそのクランプを解除する。
【0035】そして、上ピンチロール21を駆動回転し
てストリップSをピンチし、ガイド80を通してアンコ
イラレベラ90に送給する。
【0036】マンドレル51はコイルCの線速が、上下
ピンチロール9,21の線速を一致するようにコイルC
を回転し、コイルの巻戻しを行う。
【0037】この巻戻しの完了近くになると、装置下部
に配設したプロテクタ30を油圧シリンダ31により2
点鎖線で示すように上昇させ、カーリングしたストリッ
プSの尾端部のクランパロール3、ウエッジ4等への衝
突を防止する。
【0038】コイルCが2点鎖線で示すように小径の場
合は、ガイド12内に装着されたブロック11を2点鎖
線で示すように下降し、同ブロック11と連結したアー
ム1を油圧シリンダ14によりペイオフリール50側に
下部を中心に回動してアーム1に取付けたクランパロー
ル3をコイルCの外周面に当接させ、前記と同様の手順
でコイルCの先端部の開端を行う。
【0039】そして、アーム1を回動して元の実線図示
位置に戻すと、ブロック11を上昇し、下ピンチロール
9及びストリップSを図示の位置に設定し、前記と同様
の手順でストリップSをアンコイラレベラ90に送給
し、コイルCの巻戻しを行う。
【0040】以上本発明の1実施例装置により縷々説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、
本発明の技術思想の範囲内において種々設計変更し得る
ものである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ペイオフリールとピン
チロールとの間に、開端ウエッジ、クランプ装置及び自
在に回転する下ピンチロールを装設して下部を支点に回
動するアームを配置し、一方駆動回転及び昇降する上ピ
ンチロールを定位置に配置したことにより、まず、アー
ムをペイオフリール側に回動し、ペイオフリールで巻戻
すコイルを開端したストリップ先端部をアームと共に回
動して来た下ピンチロールの上迄進行させてアームに装
着したクランプ装置により直ちにクランプし、次いで同
アームをピンチロール側に回動して下ピンチロールを定
位置に配設された上ピンチロールの下方に移動させて両
ピンチロールによりストリップ先端部を容易にピンチす
ることができる。
【0042】このように上下ピンチロールのうちアーム
に装設された下ピンチローラ上に開端されたストリップ
先端部を予め載せて、その状態をクランプ装置のクラン
プ動作で保持してから、アームの回動により上ピンチロ
ールの下方に下ピンチロールとともにストリップ先端部
を送り込むから、ストリップ先端部が上下ピンチロール
に突っかかる恐れがなく、従って、ストリップ先端部の
ピンチロール迄の通板が確実になり、その運転の完全自
動化が可能になる。
【0043】また、下ピンチロールは通板方向に大きく
移動しても駆動回転せず、定位置に配置した上ピンチロ
ールだけが駆動回転するので、その駆動系を簡単にする
ことができる。
【0044】さらに同装置にプロテクタを配設すれば、
カーリングしたストリップ尾端部のクランパロールやウ
エッジ等への衝突を防ぐことができ、機器類の保全や作
業環境の安全化を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るコイルオープニング装
置の縦断側面図である。
【図2】従来のコイルオープニング装置の1例の縦断側
面図である。
【符号の説明】 1 アーム 2 クランパビーム 3 クランパロール 4 ウエッジ 5 チョック 8 ガイドレール 9 下ピンチロール 10 軸受ブロック 11 ブロック 12 ガイド 21 上ピンチロール 22 チョック 40 スナバロール 50 ペイオフリール 51 マンドレル 80 ガイド 90 アンコイラレベラ C コイル S ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−220214(JP,A) 実開 昭61−49609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 45/00 - 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペイオフリールのマンドレルに挿着した
    ストリップコイルの先端部を開端してピンチロールに送
    給し通板する装置において、 前記ペイオフリールと前記ピンチロールとの間に配設さ
    下部を支点にして回動するアームと、このアームに回転自在であってかつ非駆動状態に装設さ
    れて前記アームと一体的に移動する前記ピンチロールの
    下ピンチロールと、 この下ピンチロールより前記ストリップコイル側に位置
    して前記アームに装設されたウエッジと、 前記下ピンチロールより前記ストリップコイル側に位置
    して前記アームに装設され、前記ウエッジにより開端さ
    れて前記下ピンチロールに載せられたストリップの先端
    部をクランプするクランプ装置と、 定位置に配置されて前記下ピンチロールに対して昇降さ
    れ前記定位置で 駆動回転する前記ピンチロールの上ピン
    チロールと を具備して 成ることを特徴とするコイルオープニング装
    置。
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