JP2593018B2 - 複胴型コイル巻出装置 - Google Patents

複胴型コイル巻出装置

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JP2593018B2
JP2593018B2 JP3289344A JP28934491A JP2593018B2 JP 2593018 B2 JP2593018 B2 JP 2593018B2 JP 3289344 A JP3289344 A JP 3289344A JP 28934491 A JP28934491 A JP 28934491A JP 2593018 B2 JP2593018 B2 JP 2593018B2
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clamp
line
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coil
welder
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正治 山本
吾朗 樋室
誠 勝部
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続ストリップライン
に於て、2つのコイル切り替え時に入側ライン停止時間
を短縮し、入側ループ長を短くするためのコイル巻出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4aに示すように、冷延・プロ
セスラインに於て、高能率化を目的とし2台のコイル巻
出装置(ペイオフリール)を設置し、1台が巻出し通板
中に別のパスラインに於て他の1台でウェルダーパスラ
インまでのスレッディング作業を行い待機するように構
成され、連続ストリップラインに於けるコイル切替時の
入側ライン停止を短時間で済ませ、入側ループ長を短く
している。しかしながら、巻出軸とウェルダーとの間の
距離は20m程度必要となる。
【0003】また、図4bの特開昭60−97155号
公報にみられるように、前記2台のペイオフリールの代
わりに2つの巻出軸を有するカローゼルリールを使用し
たものが存在するが、ペイオフリール以後のパスライン
を2段にし、No.1、No.2巻出軸専用のリールからウェ
ルダー間のパスラインを設ける点では、同一であった。
また、リールからウェルダーの間の距離は17m程度必
要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにリールか
らウェルダー間を2段パスラインにし、リールからウェ
ルダー間でストリップの先端処理を行う場合、リールか
らウェルダー間の距離が長くなり以下のような問題が発
生する。
【0005】ウェルダー通板までのライン長が長いこ
とに起因する、操作、監視箇所の分散。 ウェルダーが、遠方にあることによる先端通板の不安
定。 パスラインが、上下2段であることによるメンテナン
ス性の不良。 更に複胴タイプのリールの場合、適正な巻胴距離に応
じた設計では、逆に上パス、下パス間の上下のパス間隔
が狭くなり(約3m)、その狭いスペースでは、クロッ
プ処理装置の設置が難しいという問題がある。 巻出コイル引抜き作業時、上パス側の先端が下パス側
に落下するなどの問題がある。 リールからウェルダーまでのライン長(約17〜20
m)が長くなり、且つ、2段パスとなるため、設備費が
高くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のように構成する。
【0007】2つの巻出軸を有するカローゼルリール
使用したコイル巻出装置に於いて、カローゼルリールの
反ライン側にコイル先端のクロップ処理を行う先端処理
装置(2)を設け、カローゼルリールのライン側はピ
ンチロール(15)を設け、該ピンチロールの出側直近
に、上クランプ(6)、中クランプ(7)及び下クラ
ンプ(8)からなり、該上クランプ(6)と該中クラン
プ(7)とで後行材の先端をクランプし、該中クランプ
(7)と該下クランプ(8)とで先行材の尾端をクラン
プする如くなし、且つライン外に横行退避可能に構成し
ウェルダー入側のクランプ装置(19)を設ける。
【0008】
【作用】2つの巻出軸を有するカローゼルリールと、そ
のカローゼルリールの反ライン側に設けたコイル先端の
クロップ処理を行うクロップシャーとを設け、反ライン
側の巻出軸をコイル挿入、クロップ処理及びコイル先端
払い出し用にし、ライン側の巻出軸を通板用に使用する
ことによって、そのライン側の巻出軸で通板中に、反ラ
イン側の巻出軸でコイル先端のクロップ処理が行える。
このため、リール出側直近にウェルダーを配置すること
が可能となる。
【0009】そして、カローゼルリールライン出側に設
けたピンチロールと、そのピンチロール出側直近に、上
クランプ、中クランプ、下クランプを有し、ライン外に
横行退避可能なウェルダー入側のクランプ装置を設けた
ので、ウェルダーで溶接が完了し、上クランプと中クラ
ンプとの間を通過していた後行ストリップを、通板中に
クランプ装置を退避させて、中クランプを上昇させ、再
度ライン内に挿入することにより、下クランプと中クラ
ンプ間に通路を変更することが可能になる。このため、
リールからウェルダーまでのパスを1パス化できる。
【0010】本発明によると、後行材先端は、常に入側
クランプ装置の中クランプ上方から進入し、溶接完了
後、中クランプ下方に通板ラインを変更することができ
連続通板が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示すもので、
機械全体の構成を示す側面図である。図2は、作動手順
の概略図、図3はクランプ装置の運転手順を示す説明図
である。
【0013】以下、2つの巻出軸を有するカローゼルリ
ールに挿入されたコイル1を1パスで連続的に巻出す方
法について説明する。
【0014】反ライン側巻出軸位置でコイルカー14に
よりコイル1を挿入する。上、下スナバー11、12に
よりコイル外周を押さえ巻出軸13を右回転し、寸動し
ながらストリップ先端を先端処理装置2に挿入し、クロ
ップシャー3によりオフゲージのクロップアウトを行
う。先端処理装置にはクロップシャーの他に、必要に応
じローラレベラー4を設置し、先端口出し部の形状矯正
を行う。この状態を図2(a)に示す。
【0015】次にコイル1を巻出軸13を左回転し、ス
トリップ先端を、先端搬送装置、例えば図1の5のよう
なマグネットコンベアに吸着させる。その後、そのマグ
ネットコンベアでデフレクターピンチロール15後のウ
ェルダー入側クランプ装置19まで搬送させ、入側クラ
ンプ装置の上クランプ6と中クランプ7でクランプさ
せ、その状態で待機する。この状態を図2(b)に示
す。
【0016】出側巻出軸13′で巻出している先行コイ
ル1′が、巻出を完了した時点で先行コイルを入側クラ
ンプ装置の下クランプ8と中クランプ6で、また、出側
クランプ装置20でクランプし、ウェルダーに設置され
ているシャーで先行材24の分断と、後行材25の先端
の切断を同時に行う。その後、先行材24の尾端のクロ
ップはライン下に設けた出側マグネットコンベア16で
払い出され、クロップ処理される。先行材の分断部と後
行材の先端のクロップは、ウェルダーのシャーの下部に
クロップアウトされる。その後、先行材の尾端に後行材
の先端をラップさせ、ウェルダー10で溶接する。そし
て、入側及び出側のクランプ装置を解放し、再度入側ク
ランプ装置をライン外へ退避させる。退避したときに中
クランプ15を上昇させ、再度入側クランプをライン内
に挿入する。これで後行材の先端は中クランプ15の下
を通過するようになる。この状態を図2(c)に示す。
【0017】次に図2(d)の図示方向に2本の巻出軸
を180゜公転運動させ、反ライン側コイルを巻出しな
がら、そのコイルをライン側へ移動し置換させる。な
お、公転運動前に、ストリップをピンチロールで圧下し
ておく。この状態が、図2(d)である。また、この状
態で反ライン側巻出軸は、コイル挿入状態となり、以後
の動作は、前述の繰り返しである。
【0018】次に、図3によりクランプ装置の運転手順
について詳述する。
【0019】ウェルダーのクランプ装置は入側クランプ
装置19と出側クランプ装置20からなり、出側クラン
プ装置は従来通りの上下クランプ9、21を有し、常に
ライン内にある。
【0020】入側のクランプ装置は従来と異なり、上、
中、下の3つのクランプ6、7、8を有し、上クランプ
と中クランプで後行材の先端をクランプし、下クランプ
と中クランプで先行材をクランプするようにしている。
そして、その入側のクランプ装置19はライン外に横行
退避できるようになっていて、後行材が溶接完了後、中
クランプの上部を通過していたものを、中クランプの下
部を通過できるようにした。
【0021】先ず、(a)は、先行材24が下クランプ
8と中クランプ7との間を通過中、後行材25が入側ク
ランプ装置19に挿入され、中クランプ7を上昇させて
後行材25先端をクランプした状態である。
【0022】次に、(b)でラインを停止し、入側クラ
ンプ装置19の上、中クランプを下降させ、下クランプ
と中クランプで先行材もクランプし、出側でも上クラン
プ9を下降させ先行材をクランプする。その後、ウェル
ダーに併設したシャー23により後行材先端の切断と、
先行材の分断を同時に行う。切断したクロップは下部に
落下させてクロップアウトする。
【0023】(c)で入側の下クランプ8を下降させて
先行材24の尾端を引き出し、リール側にクロップアウ
トする。そして、入側の上、中クランプで後行材25の
先端をクランプして溶接部に移動し、後行材の上にオー
バーラップさせて、ウェルダーで溶接する。
【0024】溶接した後、入側の中クランプ7を下降さ
せ、出側の上クランプ9を上昇させてストリップの通板
を開始する。それと同時に、(d)のように入側クラン
プ装置19をライン外へ横行退避させた上で中クランプ
7を上昇させて、入側クランプ装置19を(e)の状態
にしてライン内へ横行復帰させ、後行ストリップを通板
する。この時、ストリップは中クランプの下を通過す
る。このように、(a)(b)(c)(d)の運転手順
を繰り返し、後行材の先端が溶接前には中クランプの上
を通過し、溶接後は中クランプの下を通過するようにす
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコイル巻
出装置によれば、入側通板パスを1パス化でき且つリー
ルからウェルダー間距離の短縮(17mから6mに)が
できるため下記の顕著な効果を奏する。
【0026】入側通板パスの1パス化により、ライン
メンテナンス性が大幅に向上する。 ライン長短縮に伴う土木、建築費の大幅な削減によ
り、設備コストが軽減される。 操作・監視箇所が集中し、操業性向上はもちろん、鋼
板の先端通板の信頼性が大幅に向上する。また、このた
め入側全自動通板が可能となり操作者も削減可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複胴型巻出装置を示す
側面図である。
【図2】本発明によるコイル巻出の運転手順の説明図で
ある。
【図3】本発明のウェルダー入側クランプの運転手順を
示す説明図である。
【図4】従来の巻出機廻りの配置図で、(a)は、単胴
型巻出機を用いたもので、(b)は、複胴型巻出機(カ
ローゼルリール)を用いたものを示す。
【符号の説明】
1 次材コイル(後行コイル) 1 先行コイル 2 先端処理装置 3 クロップシャー 4 ローラ・レベラ 5 マグネットコンベア 6 入側上クランプ 7 入側中クランプ 8 入側下クランプ 9 出側上クランプ 10 ウェルダー 11 下スナバ 12 上スナバ 13 反ライン側巻出軸 13 ライン側巻出軸 14 コイルカー 15 デフレクターピンチロール 16 出側マグネットコンベア 17 ダブルカットシャー 18 ダブルピンチロール 19 入側クランプ装置 20 出側クランプ装置 21 出側下クランプ 22 溶接ヘッド 23 ウェルダーシャー 24 先行材(先行ストリップ) 25 後行材(後行ストリップ) 26 カローゼルリール 27 ピンチロールレベラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの巻出軸を有するカローゼルリー
    ルを使用したコイル巻出装置に於いて、カローゼルリー
    ルの反ライン側にコイル先端のクロップ処理を行う先端
    処理装置(2)を設け、カローゼルリールのライン側
    はピンチロール(15)を設け、該ピンチロール出側
    直近に、上クランプ(6)、中クランプ(7)及び
    クランプ(8)からなり、該上クランプ(6)と該中ク
    ランプ(7)とで後行材の先端をクランプし、該中クラ
    ンプ(7)と該下クランプ(8)とで先行材の尾端をク
    ランプする如くなし、且つライン外に横行退避可能に構
    成したウェルダー入側のクランプ装置(19)を設けた
    ことを特徴とする複胴型コイル巻出装置。
JP3289344A 1991-10-08 1991-10-08 複胴型コイル巻出装置 Expired - Lifetime JP2593018B2 (ja)

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