JP2604769B2 - 金属ストリップの連続処理ラインの運転方法 - Google Patents

金属ストリップの連続処理ラインの運転方法

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JP2604769B2
JP2604769B2 JP62316147A JP31614787A JP2604769B2 JP 2604769 B2 JP2604769 B2 JP 2604769B2 JP 62316147 A JP62316147 A JP 62316147A JP 31614787 A JP31614787 A JP 31614787A JP 2604769 B2 JP2604769 B2 JP 2604769B2
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looper
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一成 湯浅
美典 川島
浩伸 大野
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川崎製鉄株式会社
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ルーパーを有する金属ストリップの連続処
理ラインの運転方法に係り、特に急速停止或いは非常停
止時における連続処理ラインの運転方法に関する。
<従来の技術> 金属ストリップの焼鈍やメッキなどの連続処理ライン
は入側セクション、中央セクション、出側セクションか
らなり、入側セクションでは金属ストリップを巻戻し、
金属ストリップの先後端を溶接接続し、更には洗浄など
の前処理を行い、中央セクションでは焼鈍やメッキなど
の処理がなされ、また、出側セクションでは所定長さに
切断されてコイルに巻取られるのが一般的である。そし
て入側セクションでの溶接、出側セクションでの切断作
業などのため、入側或いは出側セクションを停止しても
中央セクションを停止させないように、入側セクション
と中央セクションとの間には入側ルーパーが設置されて
いる。
第4図に示すように、ルーパー5は固定ロール5aと可
動ロール5bとを有し、可動ロール5bはルーパーキャリッ
ジ5cにより一体となって昇降するようになっている。1
は金属ストリップであり、これらのロール5a,5bに巻回
されている。そして入側セクションが溶接作業等により
停止すると、キャリッジ5cが上昇してルーパー5内に貯
蔵された金属ストリップ1を吐き出して、中央セクショ
ンが停止しないようになっている。そして溶接作業等が
完了すると、入側セクションを中央セクションより高速
で運転させて、ルーパーに金属ストリップを貯蔵させ、
キャリッジが長限(操業時において、金属ストリップを
貯蔵させるためにキャリッジ5cがとる最長許容限の位
置)に達すると、入側セクションと中央セクションの速
度を同期させて操業する。
<発明が解決しようとする問題点> このような連続処理ラインにおいて何らかのトラブル
が発生すると、ラインの急速停止をかけるのであるが、
これには各セクションの金属ストリップ駆動モータのパ
ワーに見合った最大減速レートで減速して、出来るだけ
早く停止させ、停止後も駆動モーターが外力により回さ
れないように、ブレーキを働かせておくようにする。
ところが、設備構造上、一般的に中央セクションの減
速レートは入、出側セクションの減速レートより小さい
ため、ラインの急速停止をかけた場合、入側セクション
が停止しても、中央セクションは停止していないという
状態が発生する。この場合、入側ルーパーに貯えられた
金属ストリップが、中央セクションが停止するまでに必
要な長さであれば問題ないが、往々にして不足している
場合がある。このような場合には、金属ストリップは大
きな張力を受けて中央セクションで破断する事態が発生
し、復旧に長時間を要していた。
本発明は、このような問題を有利に解決できる連続処
理ラインの運転方法を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、金属ストリップを連続的に送り出す入側セ
クションと、金属ストリップに焼鈍やメッキ等の各種の
処理を施す中央セクションと、前記入側セクションと中
央セクションの間に設けた入側ルーパーとを有する金属
ストリップの連続処理ラインにおいて、前記連続処理ラ
インを急速停止させる際に、前記中央セクションにおけ
る金属ストリップが停止する前に前記入側ルーパーのキ
ャリッジが短限に達した場合、前記入側セクションの駆
動モーターのブレーキを開放するものである。
<作用> 本発明は上記のように構成されるので、連続処理ライ
ンを急停止させる際に、入側ルーパー内に貯蔵された金
属ストリップが無くなり、しかも中央セクションがまだ
動いている場合でも、入側セクションから金属ストリッ
プを中央セクションに供給できるので、金属ストリップ
が中央セクションで破断することはない。
<実施例> 第1〜第3図に基づき、本発明による実施例を説明す
る。第1図において、1は金属ストリップであり、2,
2′はペイオフリール、3は溶接機などの入側設備、5
は入側ルーパー、7は焼鈍炉やメッキ槽などの処理設備
である。また4,6,8はブライドルロールである。入側ル
ーパー5において5cはキャリッジであり、ワイヤー5w、
ウインチドラム5d及びモータ5mにより昇降するようにな
っており、5bはモータ5mの電磁ブレーキである。更に、
各ペイオフリール2,2′及びブライドルロール4,6,8にも
各々駆動モータ2m,2′m;4m,4′m;6m,6′m;8m,8′m;と電
磁ブレーキ2b,2′b;4b,4′b;6b,6′b;8b,8′bが設けら
れている。そして第1図のように、入側セクションと中
央セクションが構成されている。
前記ブライドルロール駆動モータ6mにはパルスジェネ
レータ等の速度検出器9が取付けられており、中央セク
ションにおける金属ストリップの速度が検出される。ま
た入側ルーパー5には、リミットスイッチ等のルーパー
の短限検出器10とルーパーの非常限検出器11が取付けら
れており、キャリッジ5cが上昇してこれらの位置に到達
すると、検出信号が出力するようになっている。なおル
ーパー5の短限とは、操業時において、貯蔵された金属
ストリップを送り出すためにキャリッジ5cがとる最短許
容限の位置である。
またルーパー5の非常限とは、キャリッジ5cが短限を
越えて更に固定ロール5a側に接近したときに、キャリッ
ジ5cが他の設備に衝突する限度の位置である。即ちこれ
らの信号は、第2図に示すように、制御装置12に入力さ
れ、ルーパーキャリッジ5cが短限に達しても中央セクシ
ョンが動作している場合は、中央セクションが停止する
まで、ペイオフリール2,2′及びブライドルロール4の
各電磁ブレーキ2b,2′b;4b,4′b;に開信号を出力するの
である。更に、キャリッジ5cが非常限に達した場合に
は、ルーパーモータ5mの電磁ブレーキ5bに開信号を与え
る。これにより、入側セクションが停止していても金属
ストリップを入側セクションから中央セクションに供給
することができる。
以上をタイムチャートで示すと、第3図のようにな
る。
即ち、図において、連続処理ラインの急速停止指令
(A)がT1の時点で出されると、直ちに入側セクション
速度(B)及び中央セクション速度(C)は減少する。
そして、中央セクション速度(C)が零に達するT4の前
の時点T2で、入側ルーパーの短限検出(E)がなされる
と、入側セクションの駆動モーターの電磁ブレーキ開信
号(F)が伝達される。そして、入側ルーパーの非常限
検出(G)がなされた場合には(T3の時点)、入側ルー
パーの駆動モーターの電磁ブレーキ閉信号(H)が伝達
されて、キャリッジ5cは上昇を停止する。
なお、中央セクションの速度が零に達すると(T4の時
点)、入側セクションの駆動モーターの電磁ブレーキ開
信号(F)は切られて、再び入側セクションの駆動モー
ターにはブレーキが働く。
<発明の効果> 以上本発明によれば、金属ストリップの連続処理ライ
ンを急速停止させても、金属ストリップが中央セクショ
ンで破断することがなくなり、従来の長時間の復旧作業
が必要でなくなり生産性を大幅に向上することができ
る。また、本発明を有効に利用すればルーパーの貯蔵量
を増大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する装置の1実施例を示す
説明図、第2図は第1図の実施例の要部詳細説明図、第
3図は本発明の1実施例のシーケンス図、第4図はキャ
リッジ式ルーパーの説明図である。 1……金属ストリップ、2,2′……ペイオフリール、2m,
2′m……ペイオフリールのモーター、2b,2′b……ペ
イオフリールのブレーキ、3……入側設備、5……入側
ルーパー、5c……入側ルーパーのキャリッジ、7……処
理設備、4,6,8……ブライドルロール、4m,4′m,6m,6′
m,8m,8′m……ブライドルロールの駆動モーター、4b,
4′b,6b,6′b,8b,8′b……ブライドルロールの電磁ブ
レーキ、10……入側ルーパーの短限検出器、11……入側
ルーパーの非常限検出器、12……制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−65752(JP,A) 特開 昭49−127249(JP,A) 特開 昭62−126071(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップを連続的に送り出す入側セ
    クションと、金属ストリップに焼鈍やメッキ等の各種の
    処理を施す中央セクションと、前記入側セクションと中
    央セクションの間に設けた入側ルーパーとを有する金属
    ストリップの連続処理ラインにおいて、前記連続処理ラ
    インを急速停止させる際に、前記中央セクションにおけ
    る金属ストリップが停止する前に前記入側ルーパーのキ
    ャリッジが短限に達した場合、前記入側セクションの駆
    動モーターのブレーキを開放することを特徴とする金属
    ストリップの連続処理ラインの運転方法。
JP62316147A 1987-12-16 1987-12-16 金属ストリップの連続処理ラインの運転方法 Expired - Lifetime JP2604769B2 (ja)

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KR100502850B1 (ko) * 1999-06-02 2005-07-25 주식회사 포스코 소둔로의 절단 스트립 복구장치

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JPS5665752A (en) * 1979-10-31 1981-06-03 Kawasaki Steel Corp Looper running method

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