JP3201743B2 - 帯状金属材接合装置 - Google Patents

帯状金属材接合装置

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JP3201743B2 JP10922098A JP10922098A JP3201743B2 JP 3201743 B2 JP3201743 B2 JP 3201743B2 JP 10922098 A JP10922098 A JP 10922098A JP 10922098 A JP10922098 A JP 10922098A JP 3201743 B2 JP3201743 B2 JP 3201743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル状に巻き取
られている帯状金属材から各種製品を連続的に生産する
生産ライン、例えば帯状金属材からリードフレームやシ
ャーシ類等を大量生産するプレスラインや同じく帯状金
属材からパイプを大量生産する造管ライン等に夫々設置
され、加工中の帯状金属材の終端部とこれに続く新しい
帯状金属材の始端部とを突合せ溶接により接合して帯状
金属材を連続してライン上へ流せるようにした帯状金属
材接合装置に係り、特に帯状金属材の搬送姿勢に関係な
く帯状金属材の終端部と始端部とを良好且つ確実に接合
できるようにした帯状金属材接合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従前の技術】一般に、コイル状に巻き取られている帯
状金属材を連続的に供給しながら加工し、各種製品を大
量生産するようにした生産ラインとしては、例えばリー
ドフレーム等を生産するプレスラインが知られている。
【0003】即ち、前記プレスラインは、図示していな
いが、コイル状に巻き取られている帯状金属材を繰り出
し自在且つ回転自在に支持するアンコイラー(巻きほぐ
し装置)、帯状金属材の巻き癖を取るレベラー(矯正装
置)及び帯状金属材を加工するプレス装置等を直列状に
並べたものであり、アンコイラーから繰り出された帯状
金属材を、プレス装置に組み込んだロールフィード等の
送り装置(若しくは独立して設置した送り装置)により
レベラーへ送り込み、ここで帯状金属材の巻き癖を取り
除いた後、プレス装置へ連続的に供給することによっ
て、リードフレーム等の各種製品を大量生産できるよう
になっている。
【0004】ところで、前記プレイラインに於いては、
アンコイラーに装着している帯状金属材がなくなると、
新しい帯状金属材をアンコイラーへ新たに装着し、新し
い帯状金属材の始端部をアンコイラーから引き出して手
作業によりレベラー及びプレス装置等へ順次通すように
している。
【0005】然し乍ら、帯状金属材をレベラーやプレス
装置等に通す作業は、極めて手数の掛かる作業であり、
各装置を再度運転できるようになるまでに可なりのロス
タイムを生じると云う問題があった。特に、順送り金型
を使用している場合やプレス装置を複数台設置している
場合には前記問題がより助長されることになる。
【0006】そこで、従前から加工中の帯状金属材の終
端部と新しい帯状金属材の始端部とを溶接により接合し
て帯状金属材をプレス装置等へ連続的に供給できるよう
にした材料結合装置(例えば実公平1−17382号公
報等に開示された装置)が開発され、実用に供されてい
る。
【0007】即ち、前記材料結合装置Dは、プレスライ
ンに於けるアンコイラー(図示省略)とレベラー(図示
省略)との間に設置されて居り、図7及び図8に示す如
く、ベース30上のガイドレール31に載置したフレー
ム32に搬送ベース33、高速搬送ベース34、切断装
置35、押え装置36、溶接装置37及び圧延装置38
を夫々設けると共に、前記フレーム32をシリンダ39
によりガイドレール31に沿って移動できるようにした
ものである。
【0008】而して、帯状金属材aのプレス加工中に於
いては、アンコイラーから繰り出された帯状金属材a
は、材料結合装置Dの高速搬送ベース34上を搬送され
てプレス装置等へ連続的に供給され、ここで順次プレス
加工されている。
【0009】一方、アンコイラーに支持されている帯状
金属材aがなくなり、帯状金属材aの終端部が材料結合
装置Dに差し掛かると、帯状金属材aの送り及びプレス
装置等が停止され、新しい帯状金属材aがアンコイラー
へ装着されると共にその始端部が材料結合装置Dの高速
搬送ベース34上に引き出される。
【0010】次に、フレーム32がシリンダ39により
前進せしめられ、加工中の帯状金属材aの終端部と新し
い帯状金属材aの始端部とが材料結合装置Dの搬送ベー
ス33上に載せられる。その後、帯状金属材aの終端部
と始端部とが切断装置35により夫々切断されると共
に、帯状金属材aの終端部と始端部の切断端が押え装置
36により溶接装置37の溶接用トーチ40の直下に突
合せ状態で押圧固定され、溶接装置37により突合せ溶
接される。
【0011】帯状金属材a同士の突合せ溶接が終了する
と、溶接部が圧延装置38の直下に移動せしめられて圧
延装置38のローラ41で圧延されて均一化され、最後
にフレーム32がシリンダ39により後退せしめられ、
接合された帯状金属材aが高速搬送ベース34上に載せ
られる。この状態でレベラー及びプレス装置等が再稼働
し、アンコイラーに装着された新しい帯状金属材aは引
き続きプレス装置等へ連続的に供給されて行く。
【0012】従って、前記材料結合装置Dをプレスライ
ンに設置すれば、アンコイラーに装着した新しい帯状金
属材aを手作業によりレベラーやプレス装置等へ通す必
要もなくなり、プレス装置等の停止時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンコイラ
ーからレベラーへ送られる帯状金属材aは、常時一定の
姿勢(例えば水平姿勢)で搬送される訳ではなく、アン
コイラーとレベラーとの間隔やコイル状に巻き取られた
帯状金属材aの外径等によっては傾斜姿勢(搬送方向へ
行くに従って順次高くなる昇り傾斜の姿勢若しくは搬送
方向へ行くに従って順次低くなる下り傾斜の姿勢)で搬
送される場合がある。
【0014】ところが、従来の材料結合装置Dに於いて
は、帯状金属材a同士を水平姿勢で突合せ溶接するよう
にしている為、材料結合装置Dを帯状金属材aが傾斜姿
勢で搬送されている場所に設置した場合には、帯状金属
材a同士の接合を行えないことがあり、材料結合装置D
自体を使用することができないと云う問題が発生した。
尚、帯状金属材aの肉厚が極めて薄い場合には、例え帯
状金属材aが傾斜姿勢で搬送されていても、帯状金属材
a自体を彎曲させることによって帯状金属材aを水平姿
勢にすることができる為、帯状金属材aを前記材料結合
装置Dへ通すことができる。この場合には、前記材料結
合装置Dを用いて帯状金属材a同士の接合を行えること
がある。然し乍ら、帯状金属材aの肉厚が少し厚くなる
と、帯状金属材a自体を彎曲させることができず、帯状
金属材aを材料結合装置Dへ通すことができなくなる。
この場合には、結局材料結合装置Dを使用することがで
きないことになる。
【0015】又、従来の材料結合装置Dに於いては、フ
レーム32に切断装置35、押え装置36、溶接装置3
7及び圧延装置38を横一列状態で配置しているうえ、
装置全体が前後移動するようになっている為、装置自体
が極めて大型化すると共に、広い設置スペースを必要と
すると云う問題があった。その結果、アンコイラーとレ
ベラーとの間に充分なスペースを確保できない場合に
は、材料結合装置Dを設置することができないこともあ
った。
【0016】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は、帯状金属材の搬送姿勢や
板厚に関係なく帯状金属材同士を確実且つ良好に接合で
きると共に、設置スペースを充分に取れない場所や既設
の設備へも良好且つ容易に設置できるようにした帯状金
属材接合装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1の発明は、帯状金属材の搬送ライ
ンに設置される本体と、本体の上端部に設けられ、加工
中の帯状金属材の終端部と新しい帯状金属材の始端部と
を載置し得るテーブルと、テーブルに設けられ、前記帯
状金属材の終端部と始端部とをテーブル上面へ押圧固定
する押え装置と、テーブルに設けられ、帯状金属材の終
端部と始端部とを溶接により接合する溶接装置とを具備
した帯状金属材接合装置であって、前記本体を高さ調整
自在に構成すると共に、前記テーブルを本体の上端部に
帯状金属材の搬送方向へ沿って回動自在で且つ角度調整
自在に設けたことに特徴がある。
【0018】又、本発明の請求項2の発明は、本体が、
固定フレームと、固定フレームに昇降自在に支持され、
上端部にテーブルが設けられる昇降フレームと、固定フ
レームと昇降フレームとの間に介設され、昇降フレーム
を昇降動させて昇降フレームの高さ調整を行う高さ調整
機構とから構成されていることに特徴がある。
【0019】更に、本発明の請求項3の発明は、テーブ
ルが、搬送ライン上の帯状金属材の下方側に位置する作
業位置と、帯状金属材の下方側から外れる収納位置とを
取り得るように、本体の上端部に水平方向へ移動自在に
設けられていることに特徴がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図6は本発明の実
施の形態に係る帯状金属材接合装置Aを示すものであ
り、当該帯状金属材接合装置Aは、コイル状に巻き取ら
れている帯状金属材aから各種製品を連続的に大量生産
する生産ライン、例えばリードフレームを連続的に大量
生産するプレスラインに設置されて居り、プレス加工中
の帯状金属材aの終端部とこれに続く新しい帯状金属材
aの始端部とを突合せ溶接により接合して帯状金属材a
を連続してライン上へ流せるようにしたものである。
【0021】尚、前記プレスラインは、コイル状に巻き
取られている帯状金属材aを繰り出し自在且つ回転自在
に支持するアンコイラーB(巻きほぐし装置)、帯状金
属材aの巻き癖を取るレベラー(矯正装置)と帯状金属
材aを送り込むロールフィード(送り装置)とを一体化
したレベラーフィードC、帯状金属材aをプレス加工す
るプレス装置(図示省略)等を直列状に並べたものであ
り、アンコイラーBから繰り出された帯状金属材aを、
レベラーフィードCで巻き癖を取り除きつつプレス装置
へ連続的に送り込むことによって、リードフレームを大
量生産できるようになっている。
【0022】本発明の実施の形態に係る帯状金属材接合
装置Aは、図1に示す如く、上述したプレスラインに於
けるアンコイラーBとレベラーフィードCとの間に設置
されて居り、高さ調整自在な本体1と、本体1の上端部
に回動自在且つ角度調整自在に取り付けられた回動体2
と、回動体2に水平移動自在に取り付けられ、帯状金属
材aを載置し得るテーブル3と、テーブル3に設けら
れ、帯状金属材aをテーブル3上面へ押圧固定する押え
装置4と、テーブル3に設けられ、帯状金属材aの端部
同士を溶接により接合する溶接装置5とから構成されて
いる。尚、帯状金属材接合装置A、アンコイラーB及び
レベラーフィードCは、床面に据え付けた同じベース6
上に夫々設置固定されている。
【0023】前記本体1は、アンコイラーBとレベラー
フィードCとの間で且つ帯状金属材aの搬送ラインより
も若干後方位置(図3に示す帯状金属材aの右側位置)
に設置されて居り、図2及び図3に示す如く、ベース6
に立設された四角筒状の鋼板製の固定フレーム7と、固
定フレーム7内に昇降自在に嵌合支持された四角筒状の
鋼板製の昇降フレーム8と、固定フレーム7と昇降フレ
ーム8との間に介設され、昇降フレーム8を昇降動させ
て昇降フレーム8の高さ調整を行う高さ調整機構9とか
ら構成されている。
【0024】前記高さ調整機構9は、昇降フレーム8を
手動操作により固定フレーム7に対して昇降動させるも
のであり、図2及び図3に示す如く、固定フレーム7の
前後壁の上端部に回転自在に支持され、昇降フレーム8
の前後壁に形成した縦長のガイド溝8aに挿通される回
転軸10と、回転軸10に取り付けたドラム11と、回
転軸10の端部に取り付けられ、回転軸10及びドラム
11を回転操作するハンドル12と、昇降フレーム8の
前後壁の下端部に固着した固定軸13と、両端部がドラ
ム11と固定軸13に夫々連結され、ドラム11に巻き
付けられるワイヤロープ14と、固定フレーム7の前壁
の上端部に設けられ、昇降フレーム8を固定フレーム7
側へ固定し得るロック機構15とから構成されている。
【0025】尚、ロック機構15は、固定フレーム7の
前壁の上端部に回転自在に支持され、昇降フレーム8の
ガイド溝8aに挿通されるレバー付のボルト15aと、
昇降フレーム8内に位置してボルト15aに螺着される
ナット15bから成り、ボルト15aとナット15bを
締め付けると、昇降フレーム8が固定フレーム7へ固定
され、又、ボルト15aとナット15bを緩めると、昇
降フレーム8が昇降フレーム8に対して昇降動できるよ
うになっている。
【0026】而して、前記高さ調整機構9に於いて、ロ
ック機構15のボルト15a及びナット15bを緩めて
昇降フレーム8を固定フレーム7に対して昇降可能に
し、この状態でハンドル12を回転操作してドラム11
にワイヤロープ14を巻き付けて行くと、昇降フレーム
8がワイヤロープ14により引き上げられて固定フレー
ム7内を上昇し(図4参照)、又、ハンドル12を前記
と反対方向へ回転操作してドラム11からワイヤロープ
14を繰り出して行くと、昇降フレーム8が自重により
固定フレーム7内を下降するようになっている。
【0027】従って、本体1は、昇降フレーム8を高さ
調整機構9により固定フレーム7に対して上昇若しくは
下降させ、昇降フレーム8が所定の高さ位置まで上昇若
しくは下降したときに昇降フレーム8を固定フレーム7
側へ固定することによって、高さ調整を行えることにな
る。
【0028】前記回動体2は、本体1の昇降フレーム8
の上端部に帯状金属材aの搬送方向に沿って回動自在で
且つ角度調整自在に取り付けられて居り、テーブル3を
水平方向へ移動自在に支持すると共に、テーブル3の傾
斜角度を変えられるようにしたものである。
【0029】即ち、回動体2は、図2及び図3に示す如
く、昇降フレーム8の前後壁の上端部に回転自在に架設
した支持軸16に取り付けられ、昇降フレーム8の前後
壁に対向する垂直壁2a及び垂直壁2a同士を連結する
水平壁2bを備えた下部フレーム2′と、下部フレーム
2′の上面に固定された上部フレーム2″とから成り、
支持軸16を支点にして帯状金属材aの搬送方向へ沿っ
て回動できるようになっている。
【0030】又、回動体2は、これと昇降フレーム8と
の間に設けた角度調整機構17により角度調整できるよ
うになっている。この角度調整機構17は、図2及び図
3に示す如く、昇降フレーム8の前後壁の上端部に支持
軸16を中心にして形成された円弧状ガイド溝8bと、
下部フレーム2′の垂直壁2aに架設され、円弧状ガイ
ド溝8bに挿通されると共に円弧状ガイド溝8bに沿っ
て移動可能なガイド軸17aと、ガイド軸17aの両端
部に螺着されたレバー付のナット17bから成り、回動
体2を支持軸16を支点にして回動させ、ナット17b
を締め付け操作することによって、回動体2を所定の角
度で昇降フレーム8側へ固定できるようになっている。
【0031】尚、下部フレーム2′の前面には、回動体
2の角度を所定の角度に正確に調整できるように目盛
(図示省略)が設けられている。又、昇降フレーム8の
上端部は、回動体2の回動に支障を来さないように正面
視に於いて三角形状に形成されている。
【0032】前記テーブル3は、加工中の帯状金属材a
の終端部と新しい帯状金属材aの始端部とを載置し得る
ものであり、搬送ライン上の帯状金属材aの下方側に位
置する作業位置(図3の実線位置)と、帯状金属材aの
下方側から外れる収納位置(図3の一点鎖線位置)とを
取り得るように、回動体2の上部フレーム2″側に水平
方向へ移動自在に取り付けられている。
【0033】即ち、テーブル3は、テーブル3下面に固
定したフレーム18と回動体2の上部フレーム2″との
間に介設したガイドレール及びスライダー(何れも図示
省略)により、上部フレーム2″側に帯状金属材aの搬
送方向に直交し且つ水平方向へ移動自在に支持されて居
り、手動操作により水平方向へ移動するようになってい
る。このテーブル3の移動ストロークは、テーブル3の
先端部(図3の左端部分)上面が搬送ライン上の帯状金
属材aの下方側に位置する作業位置と、テーブル3全体
が帯状金属材aの下方側から外れる収納位置とを取り得
るように設定されている。
【0034】又、テーブル3は、回動体2を回動操作し
て角度調整機構17により角度調整することによって、
所定の傾斜角度を取り得るようになっている(例えば図
5及び図6参照)。
【0035】尚、テーブル3は、回動体2の上部フレー
ム2″に螺挿したレバー付のロックボルト19を締め付
けることによって、上部フレーム2″側へ固定されるよ
うになっている。又、テーブル3は、テーブル3下面の
フレーム18に設けたストッパー20が回動体2の下部
フレーム2′に設けたストッパー21へ当接することに
よって、水平方向の移動が規制されるようになってい
る。
【0036】前記押え装置4は、加工中の帯状金属材a
の終端部と新しい帯状金属材aの始端部とを突合せ状態
で作業位置にあるテーブル3上面へ押圧固定するもので
あり、図2及び図3に示す如く、テーブル3に一定の間
隔を開けて挿通支持され、スプリング(図示省略)によ
りテーブル3の下方側へ附勢された一対の支柱22と、
各支柱22に傾倒自在に支持された左右一対のアーム2
3と、各アーム23に設けられ、帯状金属材aの終端部
と始端部とをテーブル3上面へ押圧するクランプ24
と、各アーム23の先端部に回動自在に取り付けられ、
テーブル3の前端部に形成した切欠に係脱自在なロック
レバー25と、テーブル3に上面側に設けられ、帯状金
属材aの突合せ部分が載置される銅製のバックバー(図
示省略)等から構成されている。
【0037】而して、前記押え装置4に於いて、両アー
ム23をテーブル3上面側へ回動させてロックレバー2
5をテーブル3の切欠へ夫々係止すると、クランプ24
が帯状金属材aの両端部をテーブル3上面へ押圧固定す
るようになっている。尚、この押え装置4は、両支柱2
2がテーブル3に挿通支持されてスプリングによりテー
ブル3の下方側へ附勢された格好になっている為、帯状
金属材aの厚みに関係なく、帯状金属材aをテーブル3
上面へ確実且つ良好に押圧固定することができる。
【0038】前記溶接装置5は、加工中の帯状金属材a
の終端部と新しい帯状金属材aの始端部とを突合せ溶接
するものであり、溶接用トーチ26及び溶接用トーチ2
6を前後方向へ走行自在に支持する走行支持装置27等
から構成されている。
【0039】前記溶接用トーチ26には、先端部からア
ルゴンガス等の不活性ガスを流し、不活性ガスの雰囲気
中でタングステン電極棒と母材(帯状金属材a)との間
にアークを発生させるTIG溶接用トーチが使用されて
いる。
【0040】又、走行支持装置27は、テーブル3上面
に設けた支持ケース30内にガイドレール(図示省略)
及びガイドローラ27aを介して前後方向(図3の左右
方向)へ移動自在に支持され、先端部に溶接用トーチ2
6が取り付けられる支持体27bと、支持体27bを前
後動させる駆動装置27c(モータ、ラック及びピニオ
ン等から成る)とから構成されて居り、駆動装置27c
を駆動することにより、支持体27bが前後方向へ移動
するようになっている。
【0041】尚、前記帯状金属材接合装置Aに於いて、
テーブル3の昇降ストロークは300mmに、テーブル
3の移動ストロークは250mmに、回動体2の回動角
度は本体1のセンターを中心にして左右方向へ40°宛
回動できるように夫々設定されている。又、帯状金属材
接合装置Aの幅Wは200mmに、奥行きL(前後方向
の幅)は600mmに、最大高さHは1300mmに夫
々設定されている。
【0042】次に、本発明の実施の形態に係る帯状金属
材接合装置Aを用いてプレス加工中の帯状金属材aの終
端部とコイル状に巻き取られている新しい帯状金属材a
の始端部とを接合する場合について説明する。
【0043】尚、前記帯状金属材aには、厚みが0.1
mm〜2.0mm、幅が100mm若しくは200mm
の鉄、アルミ、アルミ合金、銅、銅合金、チタン、ステ
ンレス、軟鋼、ケイ素鋼等の帯状金属材aが使用されて
いる。又、溶接電流、溶接速度、不活性ガスの供給量、
溶接用トーチ26の移動速度、タングステン電極棒の先
端形状等の溶接条件は、帯状金属材aの材質、板厚、幅
等に応じて最適の条件下に設定されていることは勿論で
ある。
【0044】帯状金属材接合装置Aは、帯状金属材aが
アンコイラーBからレベラーフィードCを経てプレス装
置へ供給されているときには、帯状金属材aの搬送に支
障を来さないようにテーブル3が収納位置(図3の一点
鎖線位置)にある。従って、帯状金属材aが搬送中に上
下方向へ波打っても帯状金属材接合装置Aへ衝突するこ
ともなく、帯状金属材aの損傷や装置の破損等が防止さ
れる。
【0045】そして、アンコイラーBに支持されていた
コイル状の帯状金属材aがなくなり、その終端部が帯状
金属材接合装置Aの近傍位置に差し掛かると、帯状金属
材aの送り及びプレス装置等が自動的に停止される。次
いでコイル状に巻き取られている新しい帯状金属材aを
アンコイラーBへ装着し、その始端部を帯状金属材接合
装置Aの近傍位置にまで引き出す。
【0046】その後、本体1の固定フレーム7前壁に設
けた収納ボックス7a内に収納している電動式カッター
(図示省略)を用いて、加工中の帯状金属材aの終端部
と新しい帯状金属材aの始端部とを夫々切断加工する。
このとき、両帯状金属材aの切断端が確実に突き合わさ
れるように各端部を切断することは勿論である。
【0047】帯状金属材aの端部を切断したら、手動操
作によりテーブル3を収納位置から帯状金属材aの搬送
ライン上へ前進せしめると共に、高さ調整機構9及び角
度調整機構17を夫々操作してテーブル3上面が各帯状
金属材aの下方側へ位置し且つテーブル3上面と帯状金
属材aとが平行になるように、テーブル3の高さ及び角
度を夫々調整する。即ち、テーブル3が作業位置(図3
の実線位置)になるように調整し、加工中の帯状金属材
aの終端部と新しい帯状金属材aの始端部とをテーブル
3上面に載せる。
【0048】各帯状金属材aの端部をテーブル3上面に
載せたら、両方の切断端を押え装置4により溶接装置5
の溶接用トーチ26の直下に突合せ状態で押圧固定し、
その後溶接装置5を作動させて加工中の帯状金属材aの
終端部と新しい帯状金属材aの始端部とを突合せ溶接す
る。
【0049】突合せ溶接が終了すると、帯状金属材aの
押圧固定状態を解除すると共に、テーブル3を作業位置
から収納位置へ後退させる。この状態でアンコイラー
B、レベラーフィードC及びプレス装置等を再稼働させ
ることによって、アンコイラーBに装着された新しい帯
状金属材aは引き続きレベラーフィードC及びプレス装
置等へ連続的に供給されて行く。
【0050】前記帯状金属材接合装置Aは、押え装置4
及び溶接装置5等を設けたテーブル3を高さ調整自在且
つ角度調整自在としている為、帯状金属材aが傾斜姿勢
や水平姿勢で搬送されている場合、或いは帯状金属材a
の肉厚が厚くて帯状金属材a自体を彎曲させることがで
きない場合でも、テーブル3の高さや角度を調整するこ
とによって、帯状金属材aをテーブル3上面へ良好な姿
勢で確実に載せることができる。その結果、帯状金属材
aの搬送姿勢や板厚に関係なく、帯状金属材aの終端部
と始端部とを確実且つ良好に突合せ溶接することができ
る。例えば、帯状金属材aが傾斜姿勢となっている場合
には、図5及び図6に示すようにテーブル3を角度調整
することによって、傾斜姿勢の帯状金属材aをテーブル
3上面へ良好な姿勢で載せることができる。又、テーブ
ル3には必要最小限の装置(押え装置4や溶接装置5
等)しか配設していない為、装置自体の大幅なコンパク
ト化を図れることになる。その結果、広いスペースを必
要とせず、アンコイラーBとレベラーフィードCとの間
に充分なスペースを確保できない場合でも、帯状金属材
接合装置AをアンコイラーBとレベラーフィードCとの
間に設置することができる。然も、押え装置4や溶接装
置5を配設したテーブル3部分が収納位置と作業位置と
を取り得るように構成した為、装置全体が移動する従来
の装置に比較して設置スペースがより少なくて済む。
【0051】尚、上記実施の形態に於いては、固定フレ
ーム7と昇降フレーム8との間に手動式の高さ調整機構
9を設けて本体1の高さ調整を手動により行うようにし
たが、他の実施の形態に於いては、固定フレーム7と昇
降フレーム8との間に流体圧シリンダ(図示省略)を介
設し、昇降フレーム8を流体圧シリンダにより昇降動さ
せて本体1の高さ調整を行うようにしても良い。
【0052】上記実施の形態に於いては、回動体2(テ
ーブル3)の回動操作や角度調整を手動により行うよう
にしたが、他の実施の形態に於いては、リンク機構及び
流体圧シリンダ(何れも図示省略)等を用いて回動体2
(テーブル3)の回動操作や角度調整を自動的に行うよ
うにしても良い。
【0053】上記実施の形態に於いては、テーブル3を
手動操作により前後動させるようにしたが、他の実施の
形態に於いては、テーブル3をシリンダ(図示省略)に
より前後動させても良く、或いはテーブル3をモータ、
ピニオン、ラック等の駆動装置(図示省略)により前後
動させるようにしても良い。
【0054】上記実施の形態に於いては、テーブル3を
回動体2を介して本体1の上端部に回動自在且つ角度調
整自在に取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於
いては、回動体2を省略し、テーブル3を本体1の上端
部に直接取り付けるようにしても良い。この場合、テー
ブル3は、本体1の上端部に回動自在且つ角度調整自在
に取り付けられていることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】上述の通り、本発明の帯状金属材接合装
置は、押え装置及び溶接装置等を配設したテーブルを、
高さ調整自在な本体の上端部に回動自在且つ角度調整自
在に取り付ける構成としている為、帯状金属材が傾斜姿
勢や水平姿勢で搬送されている場合、或いは帯状金属材
の肉厚が厚くて帯状金属材自体を彎曲させることができ
ない場合でも、テーブルの高さや角度を調整することに
よってテーブルを帯状金属材に良好且つ確実に沿わせる
ことができる。即ち、帯状金属材をテーブル上面へ良好
な姿勢で確実に載せることができる。その結果、帯状金
属材の搬送姿勢や板厚に関係なく、加工中の帯状金属材
の終端部と新しい帯状金属材の始端部とを確実且つ良好
に突合せ溶接することができる。又、テーブルには押え
装置及び溶接装置しか配設していない為、フレームに切
断装置、押え装置、溶接装置及び圧延装置を横一列状態
で配設するようにした従来の材料結合装置に比較して装
置自体の大幅なコンパクト化を図れる。然も、押え装置
及び溶接装置を配設したテーブル部分が移動するように
構成している為、装置全体が移動する従来の装置に比較
して設置スペースがより少なくて済む。その結果、広い
スペースを必要とすることもなく、アンコイラーとレベ
ラーとの間に充分なスペースを確保できない場合でも帯
状金属材接合装置を設置することができる。即ち、本発
明の帯状金属材接合装置は、設置スペースを充分に取れ
ない場所や既設の設備へも良好且つ容易に設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る帯状金属材結合装置
をアンコイラーとレベラーフィードとの間に設置した状
態の正面図である。
【図2】帯状金属材結合装置の正面図である。
【図3】帯状金属材結合装置の側面図である。
【図4】本体が伸長した状態の帯状金属材結合装置の正
面図である。
【図5】回動体及びテーブルが帯状金属材の搬送ライン
の上流側へ傾斜した状態の帯状金属材結合装置の正面図
である。
【図6】回動体及びテーブルが帯状金属材の搬送ライン
の下流側へ傾斜した状態の帯状金属材結合装置の正面図
である。
【図7】従来の材料結合装置の正面図である。
【図8】従来の材料結合装置の側面図である。
【符号の簡単な説明】
Aは帯状金属材接合装置、aは帯状金属材、1は本体、
3はテーブル、4は押え装置、5は溶接装置、7は固定
フレーム、8は昇降フレーム、9は高さ調整機構。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状金属材(a)の搬送ラインに設置さ
    れる本体(1)と、本体(1)の上端部に設けられ、加
    工中の帯状金属材(a)の終端部と新しい帯状金属材
    (a)の始端部とを載置し得るテーブル(3)と、テー
    ブル(3)に設けられ、前記帯状金属材(a)の終端部
    と始端部とをテーブル(3)上面へ押圧固定する押え装
    置(4)と、テーブル(3)に設けられ、帯状金属材
    (a)の終端部と始端部とを溶接により接合する溶接装
    置(5)とを具備した帯状金属材接合装置(A)であっ
    て、前記本体(1)を高さ調整自在に構成すると共に、
    前記テーブル(3)を本体(1)の上端部に帯状金属材
    (a)の搬送方向へ沿って回動自在で且つ角度調整自在
    に設けたことを特徴とする帯状金属材接合装置。
  2. 【請求項2】 本体(1)が、固定フレーム(7)と、
    固定フレーム(7)に昇降自在に支持され、上端部にテ
    ーブル(3)が設けられる昇降フレーム(8)と、固定
    フレーム(7)と昇降フレーム(8)との間に介設さ
    れ、昇降フレーム(8)を昇降動させて昇降フレーム
    (8)の高さ調整を行う高さ調整機構(9)とから構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の帯状金属
    材接合装置。
  3. 【請求項3】 テーブル(3)が、搬送ライン上の帯状
    金属材(a)の下方側に位置する作業位置と、帯状金属
    材(a)の下方側から外れる収納位置とを取り得るよう
    に、本体(1)の上端部に水平方向へ移動自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の帯状金属材接合装置。
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