JP3183170B2 - 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造 - Google Patents
自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造Info
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
- B60R16/0222—Grommets
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
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- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/531—Doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の自動車のドアヒンジ
部におけるワイヤハーネス配索構造に関し、特に、ヒン
ジ部支点より室内側で、ウエザーストリップよりに内側
にワイヤハーネスを配索して、配索作業の容易化および
防水対策の簡略化を図ることができるようにするもので
ある。
部におけるワイヤハーネス配索構造に関し、特に、ヒン
ジ部支点より室内側で、ウエザーストリップよりに内側
にワイヤハーネスを配索して、配索作業の容易化および
防水対策の簡略化を図ることができるようにするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体側とドア側とを開閉自在に
連結するドアヒンジ部には、ドア側からドアハーネスを
車体側へと配索して、車体側でインストルメントパネル
ハーネス(以下、インパネハーネスと略称する)と接続
しているか、あるいは車体側からインパネハーネスをド
ア側ヘ配索して、ドア側でドアハーネスと接続してい
る。従来、このドアヒンジ部に配索されるワイヤハーネ
スは、ヒンジ支点位置と略同一位置で上下高さ方向を変
えた位置に配索して、ドア開閉に伴ってワイヤハーネス
にはねじれのみが発生して、ワイヤハーネスが伸縮しな
くてもよいようにし、上記ねじれはワイヤハーネスがね
じれることにより吸収している。
連結するドアヒンジ部には、ドア側からドアハーネスを
車体側へと配索して、車体側でインストルメントパネル
ハーネス(以下、インパネハーネスと略称する)と接続
しているか、あるいは車体側からインパネハーネスをド
ア側ヘ配索して、ドア側でドアハーネスと接続してい
る。従来、このドアヒンジ部に配索されるワイヤハーネ
スは、ヒンジ支点位置と略同一位置で上下高さ方向を変
えた位置に配索して、ドア開閉に伴ってワイヤハーネス
にはねじれのみが発生して、ワイヤハーネスが伸縮しな
くてもよいようにし、上記ねじれはワイヤハーネスがね
じれることにより吸収している。
【0003】上記のように、ワイヤハーネスをヒンジ支
点位置に配索する場合、図8およ図9に示すように、車
体側CとドアDのヒンジHはドアパネル1の端面1aの
略中央に取り付けられるため、ドアハーネスW/Hは、
ドアパネル1の内部を通して、端面1aに穿設した貫通
穴1bを通してドア外部に取り出す必要があり、ドアパ
ネル1の内部へのワイヤハーネスの配索および貫通穴1
bを通す作業に手数がかかる問題があった。
点位置に配索する場合、図8およ図9に示すように、車
体側CとドアDのヒンジHはドアパネル1の端面1aの
略中央に取り付けられるため、ドアハーネスW/Hは、
ドアパネル1の内部を通して、端面1aに穿設した貫通
穴1bを通してドア外部に取り出す必要があり、ドアパ
ネル1の内部へのワイヤハーネスの配索および貫通穴1
bを通す作業に手数がかかる問題があった。
【0004】また、ドアDには防水を図るために、ウエ
ザーストリップ2が取り付けられており、該ウエザース
トリップ2はヒンジHよりも室内側に取り付けられてい
るため、ワイヤハーネスW/Hもウエザーストリップ2
より室外側となる。よって、ワイヤハーネスW/Hの配
索箇所はウエザーストリップ2による防水が図られない
ため、防水構造とする必要がある。よって、従来は、ド
ア側および車体側の貫通位置に防水グロメットGを取り
付けると共に、ワイヤハーネスW/Hにも防水対策を施
す必要があり、その分、コスト高になると共に手数がか
かる問題があった。
ザーストリップ2が取り付けられており、該ウエザース
トリップ2はヒンジHよりも室内側に取り付けられてい
るため、ワイヤハーネスW/Hもウエザーストリップ2
より室外側となる。よって、ワイヤハーネスW/Hの配
索箇所はウエザーストリップ2による防水が図られない
ため、防水構造とする必要がある。よって、従来は、ド
ア側および車体側の貫通位置に防水グロメットGを取り
付けると共に、ワイヤハーネスW/Hにも防水対策を施
す必要があり、その分、コスト高になると共に手数がか
かる問題があった。
【0005】上記した問題は、ワイヤハーネスW/Hを
ウエザーストリップ2よりも室内側に配置すれば解決で
きるが、その場合には、ヒンジ支点位置とワイヤハーネ
スW/Hとの配索位置とがずれるため、ドア開閉時にワ
イヤハーネスW/Hを伸縮させる必要が生じる。即ち、
ドアヒンジ部に配索するワイヤハーネスには伸縮機能と
ねじれ吸収機能との両機能が要求されることとなる。
ウエザーストリップ2よりも室内側に配置すれば解決で
きるが、その場合には、ヒンジ支点位置とワイヤハーネ
スW/Hとの配索位置とがずれるため、ドア開閉時にワ
イヤハーネスW/Hを伸縮させる必要が生じる。即ち、
ドアヒンジ部に配索するワイヤハーネスには伸縮機能と
ねじれ吸収機能との両機能が要求されることとなる。
【0006】上記ウエザーストリップよりも室内側にワ
イヤハーネスを配索した構造のものが、特開平8−48
146号において提案されている。即ち、図10および
図11に示すように、インストルメントパネルのサイド
カバー3とこれに対向するドア内面1cとの間に空調用
ダクトを覆う蛇腹状ダクト4を取り付け、このダクト4
の内部にワイヤハーネスW/Hを螺旋状に巻いて余裕長
を持たせて配索している。
イヤハーネスを配索した構造のものが、特開平8−48
146号において提案されている。即ち、図10および
図11に示すように、インストルメントパネルのサイド
カバー3とこれに対向するドア内面1cとの間に空調用
ダクトを覆う蛇腹状ダクト4を取り付け、このダクト4
の内部にワイヤハーネスW/Hを螺旋状に巻いて余裕長
を持たせて配索している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では蛇腹状ダクト4の内部に蛇腹状のワイヤハーネス
W/Hを配索しているため、下記に列挙する不具合が発
生する。
造では蛇腹状ダクト4の内部に蛇腹状のワイヤハーネス
W/Hを配索しているため、下記に列挙する不具合が発
生する。
【0008】ワイヤハーネスW/Hが図12(A)
(B)に示すように、蛇腹状ダクト内部の中心位置を通
る場合は、蛇腹状ダクト4および蛇腹状ワイヤハーネス
W/Hは共に正規状態で伸縮することができる。しかし
ながら、図13(A)に示すように、ワイヤハーネスW
/Hの一部Wがダクト4の蛇腹部の凹部4aに入り込む
と、ダクト4が収縮できなくなる。この状態で図13
(B)に示すようにドアDが閉じられると、ドアパネル
1とサイドカバー3に挟まれて、ダクト4およびワイヤ
ハーネスW/Hに損傷が発生し、電線が断線する可能性
もある。
(B)に示すように、蛇腹状ダクト内部の中心位置を通
る場合は、蛇腹状ダクト4および蛇腹状ワイヤハーネス
W/Hは共に正規状態で伸縮することができる。しかし
ながら、図13(A)に示すように、ワイヤハーネスW
/Hの一部Wがダクト4の蛇腹部の凹部4aに入り込む
と、ダクト4が収縮できなくなる。この状態で図13
(B)に示すようにドアDが閉じられると、ドアパネル
1とサイドカバー3に挟まれて、ダクト4およびワイヤ
ハーネスW/Hに損傷が発生し、電線が断線する可能性
もある。
【0009】蛇腹状のワイヤハーネスW/Hが伸縮す
る際、常時一定の形状に復元するとは限らず、蛇腹状ダ
クト4の内径よりもワイヤハーネスの外径が大きくなっ
た場合、蛇腹状ダクトが破壊され、収縮できなくなる。
る際、常時一定の形状に復元するとは限らず、蛇腹状ダ
クト4の内径よりもワイヤハーネスの外径が大きくなっ
た場合、蛇腹状ダクトが破壊され、収縮できなくなる。
【0010】蛇腹状ダクト4が室内側に露出している
ため、外力により変形する可能性があり、その場合、内
部の蛇腹状ワイヤハーネスW/Hがダクト4の凹部4a
に入り込み、上記の問題が発生しやすい。
ため、外力により変形する可能性があり、その場合、内
部の蛇腹状ワイヤハーネスW/Hがダクト4の凹部4a
に入り込み、上記の問題が発生しやすい。
【0011】ドアを開閉する際に、ドアを開閉操作す
る力のほか、蛇腹状ダクト4を伸縮させる操作力が必要
となり、乗員にとってドア開閉が重く感じられる不具合
が生じる。
る力のほか、蛇腹状ダクト4を伸縮させる操作力が必要
となり、乗員にとってドア開閉が重く感じられる不具合
が生じる。
【0012】本発明は上記した不具合を解消し、ヒンジ
部支点より室内側で且つウエザーストリップより内側位
置で、ワイヤハーネスにねじれ吸収機能と伸縮機能の両
機能を持たせて配索し、配索作業の容易化および防水対
策の簡略化を図ることを課題としている。
部支点より室内側で且つウエザーストリップより内側位
置で、ワイヤハーネスにねじれ吸収機能と伸縮機能の両
機能を持たせて配索し、配索作業の容易化および防水対
策の簡略化を図ることを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、車体とドアとの間に配索す
るワイヤハーネスを、車体とドアとを連結するヒンジの
取付位置およびウエザーストリップより室内側に配索す
るものであって、弾性材により円弧部を有する形状に形
成して、該円弧部がねじれながら伸縮するようにしたガ
イド部材を設け、該ガイド部材に上記ワイヤハーネスを
取り付けてドアと車体の間に配索すると共に、上記ガイ
ド部材の両端をドアと車体とに固定し、ドアの開閉動作
にガイド部材とワイヤハーネスとが追従できる構成とし
ていることを特徴とする自動車のドアヒンジ部における
ワイヤハーネス配索構造を提供している。
め、本発明は、請求項1で、車体とドアとの間に配索す
るワイヤハーネスを、車体とドアとを連結するヒンジの
取付位置およびウエザーストリップより室内側に配索す
るものであって、弾性材により円弧部を有する形状に形
成して、該円弧部がねじれながら伸縮するようにしたガ
イド部材を設け、該ガイド部材に上記ワイヤハーネスを
取り付けてドアと車体の間に配索すると共に、上記ガイ
ド部材の両端をドアと車体とに固定し、ドアの開閉動作
にガイド部材とワイヤハーネスとが追従できる構成とし
ていることを特徴とする自動車のドアヒンジ部における
ワイヤハーネス配索構造を提供している。
【0014】上記ねじれながら伸縮するガイド部材にワ
イヤハーネスを取り付けておくと、ガイド部材がドアの
開閉に追従してねじれながら伸びるとともに、ねじれが
戻りながら縮むため、該ガイド部材に取り付けたワイヤ
ハーネスもドアの開閉に追従することができる。
イヤハーネスを取り付けておくと、ガイド部材がドアの
開閉に追従してねじれながら伸びるとともに、ねじれが
戻りながら縮むため、該ガイド部材に取り付けたワイヤ
ハーネスもドアの開閉に追従することができる。
【0015】上記ガイド部材はねじりコイルスプリング
の一部を構成する円弧部を設け、該円弧部の両端より屈
折させた屈折部にドア固定部と車体固定部とを形成して
いる。(請求項2) このように、スプリングと同様な
形状を持たせることにより、ガイド部材およびワイヤハ
ーネスに伸縮機能およびねじり吸収機能を確実に持たせ
ることができる。
の一部を構成する円弧部を設け、該円弧部の両端より屈
折させた屈折部にドア固定部と車体固定部とを形成して
いる。(請求項2) このように、スプリングと同様な
形状を持たせることにより、ガイド部材およびワイヤハ
ーネスに伸縮機能およびねじり吸収機能を確実に持たせ
ることができる。
【0016】上記ガイド部材にS字状に連続させた円弧
部を設け、該円弧部の両端より屈折させた屈折部にドア
固定部と車体固定部とを形成している。(請求項3)こ
のようにS字形状としても請求項2と同様に伸縮機能お
よびねじり吸収機能を持たせることができると共に、ド
ア側と車体側とのワイヤハーネス貫通位置に上下に差を
もたせることができる。
部を設け、該円弧部の両端より屈折させた屈折部にドア
固定部と車体固定部とを形成している。(請求項3)こ
のようにS字形状としても請求項2と同様に伸縮機能お
よびねじり吸収機能を持たせることができると共に、ド
ア側と車体側とのワイヤハーネス貫通位置に上下に差を
もたせることができる。
【0017】上記ガイド部材は筒状で、その内部にワイ
ヤハーネスを通している。(請求項4)このように筒状
としてワイヤハーネスを通すと、ワイヤハーネスの保
護、防水を図ることができる。
ヤハーネスを通している。(請求項4)このように筒状
としてワイヤハーネスを通すと、ワイヤハーネスの保
護、防水を図ることができる。
【0018】あるいは、上記ガイド部材は板状で、ワイ
ヤハーネスをテープ巻で固定してもよい。(請求項5)
いずれにしてもガイド部材の動きにワイヤハーネスが
追従できる構成であればよい。
ヤハーネスをテープ巻で固定してもよい。(請求項5)
いずれにしてもガイド部材の動きにワイヤハーネスが
追従できる構成であればよい。
【0019】上記ガイド部材の復元力はドア閉鎖速度よ
りも早く元の形状に戻るように設定していることが好ま
しい。(請求項6)このようにガイド部材およびワイヤ
ハーネスの戻り速度を早くすると、ドアと車体との間に
ガイド部材が挟まれることを確実に防止できる。
りも早く元の形状に戻るように設定していることが好ま
しい。(請求項6)このようにガイド部材およびワイヤ
ハーネスの戻り速度を早くすると、ドアと車体との間に
ガイド部材が挟まれることを確実に防止できる。
【0020】上記ドア固定部と車体固定部とは、ドアと
車体との対向する端面あるいは、車体側はインストルメ
ントパネルのドア側端面あるいはドア側下面とすると共
にドア側は室内側表面に固定している。(請求項7) 即ち、車体と車体との対向面の間にガイド部材を介装し
てもよい。この場合はガイド部材の長さは短くできる。
あるいは、インストルメントパネルのドア側端面とドア
室内側内面との間にガイド部材を介装してもよい。さら
に、インストルメントパネルのドア側下面とドア室内側
内面との間にガイド部材を介装してもよい。
車体との対向する端面あるいは、車体側はインストルメ
ントパネルのドア側端面あるいはドア側下面とすると共
にドア側は室内側表面に固定している。(請求項7) 即ち、車体と車体との対向面の間にガイド部材を介装し
てもよい。この場合はガイド部材の長さは短くできる。
あるいは、インストルメントパネルのドア側端面とドア
室内側内面との間にガイド部材を介装してもよい。さら
に、インストルメントパネルのドア側下面とドア室内側
内面との間にガイド部材を介装してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【0022】図1乃至図4は第1実施形態を示し、ドア
ハーネスD・W/Hをドアパネル1の前側端面1aより
車体側へと延ばして、ドアDと車体Cとの間のドアヒン
ジ部に配索している。上記ドアハーネスD・W/Hのド
アヒンジ部に配索される前側部は、図2および図3
(A)(B)に示す形状のガイド筒10を通しており、
該ガイド筒10はドアハーネスD・W/Hを挿通可とす
る中空部を有する小径な筒状で、該ガイド筒10自体が
ドアDの開閉に応じて伸縮すると共にねじれて、その内
部のドアハーネスD・W/Hがドア開閉動作に追従でき
るようにしている。
ハーネスD・W/Hをドアパネル1の前側端面1aより
車体側へと延ばして、ドアDと車体Cとの間のドアヒン
ジ部に配索している。上記ドアハーネスD・W/Hのド
アヒンジ部に配索される前側部は、図2および図3
(A)(B)に示す形状のガイド筒10を通しており、
該ガイド筒10はドアハーネスD・W/Hを挿通可とす
る中空部を有する小径な筒状で、該ガイド筒10自体が
ドアDの開閉に応じて伸縮すると共にねじれて、その内
部のドアハーネスD・W/Hがドア開閉動作に追従でき
るようにしている。
【0023】上記ガイド筒10は弾性材、例えば、硬質
ゴム、エラストマーあるいは弾性を有する樹脂(ポリカ
ーボネート等)から形成している。ガイド筒10はねじ
りコイルスプリングの一部を構成する如き外形で、第1
実施形態では、垂直方向に一巻きされた円弧部10aの
上端両側を水平方向に屈折させ、一方の屈折部10bの
先端にドア固定部10cを突設すると共に、他方の屈折
部10dの先端に車体Cの貫通穴11に密嵌させる大径
肉厚の車体固定部10eを設け、その周面に係止溝10
fを設けている。上記車体C側に穿設するワイヤハーネ
ス貫通穴11もヒンジHの位置よりも室内側に設定して
いる。
ゴム、エラストマーあるいは弾性を有する樹脂(ポリカ
ーボネート等)から形成している。ガイド筒10はねじ
りコイルスプリングの一部を構成する如き外形で、第1
実施形態では、垂直方向に一巻きされた円弧部10aの
上端両側を水平方向に屈折させ、一方の屈折部10bの
先端にドア固定部10cを突設すると共に、他方の屈折
部10dの先端に車体Cの貫通穴11に密嵌させる大径
肉厚の車体固定部10eを設け、その周面に係止溝10
fを設けている。上記車体C側に穿設するワイヤハーネ
ス貫通穴11もヒンジHの位置よりも室内側に設定して
いる。
【0024】ドアDのドアパネル1には、車体Cとのヒ
ンジ結合部Hより、室内側にウエザーストリップ2が取
り付けられ、このウエザーストリップ2の取付位置より
更に室内側のドアパネル端面1aに、ガイド筒取付用の
凹部1fを形成している。
ンジ結合部Hより、室内側にウエザーストリップ2が取
り付けられ、このウエザーストリップ2の取付位置より
更に室内側のドアパネル端面1aに、ガイド筒取付用の
凹部1fを形成している。
【0025】図1に示すように、ガイド筒10に前端部
を通したドアハーネスD・W/Hはドアパネル1の内板
内面1gに沿って配索し、前端側でドアパネル端面1a
の上記凹部1fにガイド筒10の円弧部10aを嵌め込
み、この状態で、ドア固定部10cをドア内板1gの内
面よりビス12で固定している。ガイド筒円環部10a
の他方の屈折部10dは車体Cへと伸ばして、貫通穴1
1に車体固定部10eを押し込み、係止溝10fを車体
に係止して固定している。
を通したドアハーネスD・W/Hはドアパネル1の内板
内面1gに沿って配索し、前端側でドアパネル端面1a
の上記凹部1fにガイド筒10の円弧部10aを嵌め込
み、この状態で、ドア固定部10cをドア内板1gの内
面よりビス12で固定している。ガイド筒円環部10a
の他方の屈折部10dは車体Cへと伸ばして、貫通穴1
1に車体固定部10eを押し込み、係止溝10fを車体
に係止して固定している。
【0026】上記のように、ヒンジHの支点位置および
ウエザーストリップ2よりも室内側に形成した凹部1f
にガイド筒10の円弧部10aを収容し、固定片10c
をドアパネル内板内面1gに固定し、かつ、車体C側で
は貫通穴11をヒンジHより室内側に設けているため、
ドアヒンジ部に配索されるドアハーネスD・W/Hはヒ
ンジHより室内側に位置する。そのため、ドアハーネス
D・W/Hは、ドア解放時にはドアの開閉角度に応じて
ねじれながら伸びる必要がある。同様に、ドア閉鎖時に
は、ねじれが戻りながら縮む必要がある。
ウエザーストリップ2よりも室内側に形成した凹部1f
にガイド筒10の円弧部10aを収容し、固定片10c
をドアパネル内板内面1gに固定し、かつ、車体C側で
は貫通穴11をヒンジHより室内側に設けているため、
ドアヒンジ部に配索されるドアハーネスD・W/Hはヒ
ンジHより室内側に位置する。そのため、ドアハーネス
D・W/Hは、ドア解放時にはドアの開閉角度に応じて
ねじれながら伸びる必要がある。同様に、ドア閉鎖時に
は、ねじれが戻りながら縮む必要がある。
【0027】ドアヒンジ部においてドアハーネスD・W
/Hに配索するガイド筒10は、弾性を有する材料より
形成していると共に、ねじりコイルスプリングの一部を
構成する如き形状としているため、両側の屈折部10
b、10dが互いに離れる方向に引っ張られると、円弧
部10aが伸びるが、上記引張を解くと、図1乃至図3
に示すように元の円弧形状に復元して縮む。このガイド
筒10の性状を利用して、ガイド筒10の内部のドアハ
ーネスD・W/Hもドア開閉動作に追従させて伸縮さ
せ、かつ、円弧部10aの伸縮によりねじれながら伸ば
すと共に、ねじりが戻されながら縮むようにしている。
なお、この収縮速度は、ドアDの閉じ速度よりも早くな
るように設定している。
/Hに配索するガイド筒10は、弾性を有する材料より
形成していると共に、ねじりコイルスプリングの一部を
構成する如き形状としているため、両側の屈折部10
b、10dが互いに離れる方向に引っ張られると、円弧
部10aが伸びるが、上記引張を解くと、図1乃至図3
に示すように元の円弧形状に復元して縮む。このガイド
筒10の性状を利用して、ガイド筒10の内部のドアハ
ーネスD・W/Hもドア開閉動作に追従させて伸縮さ
せ、かつ、円弧部10aの伸縮によりねじれながら伸ば
すと共に、ねじりが戻されながら縮むようにしている。
なお、この収縮速度は、ドアDの閉じ速度よりも早くな
るように設定している。
【0028】即ち、ドアDの閉鎖時には図1に示すよう
に、ガイド筒10の円弧部10aは縮んだ状態でドア端
面1aの凹部1fに収まっている。この状態より図4に
示すようにドアDが開くと、ガイド筒10および内部の
ドアハーネスD・W/Hがねじれながら図示のように車
体C側へと略直線状態に伸びて、ドアDの開放作動に追
従する。即ち、ガイド筒10内で垂直方向に巻いていた
ドアハーネスD・W/Hが水平方向へと伸びて、ドアD
の開放動作に追従する。開放状態よりドアDを閉じる
と、ガイド筒10は復元力を有するため、ドアDにより
押される前に元の形状へと戻り、水平方向の伸びを垂直
方向の巻に変えて、ガイド筒10およびドアハーネスD
・W/Hは縮んだ状態となる。
に、ガイド筒10の円弧部10aは縮んだ状態でドア端
面1aの凹部1fに収まっている。この状態より図4に
示すようにドアDが開くと、ガイド筒10および内部の
ドアハーネスD・W/Hがねじれながら図示のように車
体C側へと略直線状態に伸びて、ドアDの開放作動に追
従する。即ち、ガイド筒10内で垂直方向に巻いていた
ドアハーネスD・W/Hが水平方向へと伸びて、ドアD
の開放動作に追従する。開放状態よりドアDを閉じる
と、ガイド筒10は復元力を有するため、ドアDにより
押される前に元の形状へと戻り、水平方向の伸びを垂直
方向の巻に変えて、ガイド筒10およびドアハーネスD
・W/Hは縮んだ状態となる。
【0029】上記したように、ガイド筒10はねじり吸
収機能と伸縮機能の両機能を備え、よって、該ガイド筒
10内に挿通したドアハーネスD・W/Hもドアの開閉
動作に追従して、ねじりながら伸びると共に、ねじりが
戻りながら縮むことができる。
収機能と伸縮機能の両機能を備え、よって、該ガイド筒
10内に挿通したドアハーネスD・W/Hもドアの開閉
動作に追従して、ねじりながら伸びると共に、ねじりが
戻りながら縮むことができる。
【0030】上記ガイド筒に代えて、同形状で細いガイ
ド板を設け、このガイド板にワイヤハーネスをテープ等
で巻き付けてもよい。当然のことながら、このガイド板
の両端にはドア側と車体側との固定部が設けられる。
ド板を設け、このガイド板にワイヤハーネスをテープ等
で巻き付けてもよい。当然のことながら、このガイド板
の両端にはドア側と車体側との固定部が設けられる。
【0031】図5は第2実施形態を示し、ガイド筒1
0’のねじりながら伸縮する円環部をS字形状に代えて
いる。このS字部分10a’の両端に、第1実施形態と
同様に水平方向へ屈折した屈折部10b’と10d’と
を設け、それぞれの先端にドア固定部10c’と車体固
定用の大径肉厚の車体固定部10e’とを設けている。
0’のねじりながら伸縮する円環部をS字形状に代えて
いる。このS字部分10a’の両端に、第1実施形態と
同様に水平方向へ屈折した屈折部10b’と10d’と
を設け、それぞれの先端にドア固定部10c’と車体固
定用の大径肉厚の車体固定部10e’とを設けている。
【0032】上記ガイド筒10’も第1実施形態のガイ
ド筒10と同様に、ねじりながら伸縮する。即ち、垂直
方向のS字部分10a’が水平方向に倒れながら且つ水
平方向へ引き伸ばされながら伸びると共に、水平方向か
ら垂直方向へと変位しながら縮む。よって、ガイド筒1
0’の内部に挿通したワイヤハーネスもドアの開閉に応
じてねじりながら伸縮することができる。また、垂直方
向のS字形状としているため、ドアD側と車体Cとのワ
イヤハーネス挿通位置が上下相違しても対応させること
ができる。
ド筒10と同様に、ねじりながら伸縮する。即ち、垂直
方向のS字部分10a’が水平方向に倒れながら且つ水
平方向へ引き伸ばされながら伸びると共に、水平方向か
ら垂直方向へと変位しながら縮む。よって、ガイド筒1
0’の内部に挿通したワイヤハーネスもドアの開閉に応
じてねじりながら伸縮することができる。また、垂直方
向のS字形状としているため、ドアD側と車体Cとのワ
イヤハーネス挿通位置が上下相違しても対応させること
ができる。
【0033】図6および図7(A)(B)は第3実施形
態を示し、第1実施形態と同様なガイド筒10を、車体
側では、インストルメントパネル20のドア側端面20
aと、ドアの室内側内面のトリム21との間に介装して
いる。即ち、トリム21にガイド筒10を収容する凹部
21aを設け、該凹部21aにガイド筒10を主要し
て、該ガイド筒10のドア固定部10cを固定する一
方、他端の車体固定部10eをインストルメントパネル
のドア側端面20aに穿設した開口20bに嵌合係止し
ている。図7中、22はピラー、23はフェンダーであ
る。
態を示し、第1実施形態と同様なガイド筒10を、車体
側では、インストルメントパネル20のドア側端面20
aと、ドアの室内側内面のトリム21との間に介装して
いる。即ち、トリム21にガイド筒10を収容する凹部
21aを設け、該凹部21aにガイド筒10を主要し
て、該ガイド筒10のドア固定部10cを固定する一
方、他端の車体固定部10eをインストルメントパネル
のドア側端面20aに穿設した開口20bに嵌合係止し
ている。図7中、22はピラー、23はフェンダーであ
る。
【0034】上記インストルメントパネル20とドアト
リム21との間に配索した場合、ドア閉鎖時には、図7
(A)に示すように、インストルメントパネル20の端
面20aとドアDの前面側のトリムとが対向して、その
隙間にガイド筒10が収まり、室内側からは見えない。
一方、ドア開放時には、図7(B)に示すように、ガイ
ド筒10がねじれながら伸びて、ドアの開放動作にワイ
ヤハーネスが追従できる。
リム21との間に配索した場合、ドア閉鎖時には、図7
(A)に示すように、インストルメントパネル20の端
面20aとドアDの前面側のトリムとが対向して、その
隙間にガイド筒10が収まり、室内側からは見えない。
一方、ドア開放時には、図7(B)に示すように、ガイ
ド筒10がねじれながら伸びて、ドアの開放動作にワイ
ヤハーネスが追従できる。
【0035】上記のようにインストルメントパネル20
とドア室内側内面との間にガイド筒10を取り付ける場
合、伸縮長さが200〜300mmと長くなるため、円
弧部10aの径を大きくするか、あるいは、2〜3の連
続した円弧部を設けて、言わば、コイルスプリング状と
してもよい。
とドア室内側内面との間にガイド筒10を取り付ける場
合、伸縮長さが200〜300mmと長くなるため、円
弧部10aの径を大きくするか、あるいは、2〜3の連
続した円弧部を設けて、言わば、コイルスプリング状と
してもよい。
【0036】また、図6中に一点鎖線で示すように、イ
ンストルメントパネル20のドア側下面に沿ってドアハ
ーネスを配索し、該ドアハーネスに取り付けたガイド筒
をピラーにクリップ等で固定してもよい。
ンストルメントパネル20のドア側下面に沿ってドアハ
ーネスを配索し、該ドアハーネスに取り付けたガイド筒
をピラーにクリップ等で固定してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる自動車のドアと車体との間に配索するワイヤハ
ーネスを、ヒンジ位置と同一位置ではなく室内側の内部
位置に配索しているため、ドア開閉時にワイヤハーネス
には伸縮機能とねじれ機能の両機能が要求されるが、こ
れら両機能を備えたガイド部材を設け、該ガイド部材に
ワイヤハーネスを取り付けているため、ドア開閉時にワ
イヤハーネスを伸縮およびねじりながらスムーズに追従
させることができる。
に係わる自動車のドアと車体との間に配索するワイヤハ
ーネスを、ヒンジ位置と同一位置ではなく室内側の内部
位置に配索しているため、ドア開閉時にワイヤハーネス
には伸縮機能とねじれ機能の両機能が要求されるが、こ
れら両機能を備えたガイド部材を設け、該ガイド部材に
ワイヤハーネスを取り付けているため、ドア開閉時にワ
イヤハーネスを伸縮およびねじりながらスムーズに追従
させることができる。
【0038】また、上記ガイド部材はワイヤハーネスを
挿通するだけの小径な筒状あるいは、ワイヤハーネスを
保持するだけの細い板状としているため、ドアと車体の
間の小さいスペースに収めることができ、室内側にあま
り露出させず、外観を損なわない。さらに、ガイド部材
は小さく且つ軽量であるため、ガイド部材を取り付けた
ことにより、ドアの開閉操作力が大きくなることはな
く、ドアの開閉が重くならない。
挿通するだけの小径な筒状あるいは、ワイヤハーネスを
保持するだけの細い板状としているため、ドアと車体の
間の小さいスペースに収めることができ、室内側にあま
り露出させず、外観を損なわない。さらに、ガイド部材
は小さく且つ軽量であるため、ガイド部材を取り付けた
ことにより、ドアの開閉操作力が大きくなることはな
く、ドアの開閉が重くならない。
【0039】さらに、ワイヤハーネスをヒンジ位置より
も内部位置で、かつ、ウエザーストリップより内部位置
に配索しているため、ワイヤハーネスには防水対策を施
す必要はなく、従来用いられていたグロメット等を不要
とできる。
も内部位置で、かつ、ウエザーストリップより内部位置
に配索しているため、ワイヤハーネスには防水対策を施
す必要はなく、従来用いられていたグロメット等を不要
とできる。
【0040】さらに、ワイヤハーネスをトアパネル内板
の内面側に配索できるため、従来必要とされたドアパネ
ル内部ヘワイヤハーネスを配索して、ドアパネル先端面
に設けた貫通穴よりワイヤハーネスを取り出す作業を無
くすことができ、ドアパネルへのワイヤハーネスの配索
作業を従来と比較して格段に容易とすることができる。
の内面側に配索できるため、従来必要とされたドアパネ
ル内部ヘワイヤハーネスを配索して、ドアパネル先端面
に設けた貫通穴よりワイヤハーネスを取り出す作業を無
くすことができ、ドアパネルへのワイヤハーネスの配索
作業を従来と比較して格段に容易とすることができる。
【図1】 本発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 第1実施形態に用いるガイド筒の斜視図であ
る。
る。
【図3】 (A)は上記ガイド筒の側面図、(B)は正
面図である。
面図である。
【図4】 第1実施形態の動作を説明する斜視図であ
る。
る。
【図5】 第2実施形態のガイド筒の斜視図である。
【図6】 第3実施形態の斜視図である。
【図7】 (A)(B)の第3実施形態のドア閉鎖時お
よびドア開放時のガイド筒の状態を示す概略平面図であ
る。
よびドア開放時のガイド筒の状態を示す概略平面図であ
る。
【図8】 従来例を示すドアヒンジ部の分解斜視図であ
る。
る。
【図9】 ヒンジの位置とウエザーストリップの位置関
係を示す平面図である。
係を示す平面図である。
【図10】 他の従来例の斜視図である。
【図11】 図10の従来例の要部拡大断面図である。
【図12】 (A)(B)は図10の従来例の正常状態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図13】 (A)(B)は図10の従来例の異常状態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
C 車体 D ドア D・W/H ドアハーネス H ヒンジ位置 1 ドアパネル 1a 端面 1f 凹部 2 ウエザーストリップ 10 ガイド筒 10a 円弧部 10b、10d 屈折部 10c ドア固定部 10d 車体固定部 11 貫通穴 20 インストルメントパネル 21 ドア室内側トリム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 哲也 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 末広 真一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−40155(JP,A) 特開 平8−48146(JP,A) 実開 平4−35047(JP,U) 実開 平5−64004(JP,U) 実開 昭59−131463(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 620 B60R 16/02 623 B60J 5/04
Claims (7)
- 【請求項1】 車体とドアとの間に配索するワイヤハー
ネスを、車体とドアとを連結するヒンジの取付位置およ
びウエザーストリップより室内側に配索するものであっ
て、 弾性材により円弧部を有する形状に形成して、該円弧部
がねじれながら伸縮するようにしたガイド部材を設け、
該ガイド部材に上記ワイヤハーネスを取り付けてドアと
車体の間に配索すると共に、上記ガイド部材の両端をド
アと車体とに固定し、ドアの開閉動作にガイド部材とワ
イヤハーネスとが追従できる構成としていることを特徴
とする自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配
索構造。 - 【請求項2】 上記ガイド部材はねじりコイルスプリン
グの一部を構成する円弧部を設け、該円弧部の両端より
屈折させた屈折部にドア固定部と車体固定部とを形成し
ている請求項1に記載の自動車のドアヒンジ部における
ワイヤハーネス配索構造。 - 【請求項3】 上記ガイド部材にS字状に連続させた円
弧部を設け、該円弧部の両端より屈折させた屈折部にド
ア固定部と車体固定部とを形成している請求項1に記載
の自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構
造。 - 【請求項4】 上記ガイド部材は筒状で、その内部にワ
イヤハーネスを通している請求項1乃至請求項3のいず
れか1項に記載の自動車のドアヒンジ部におけるワイヤ
ハーネス配索構造。 - 【請求項5】 上記ガイド部材は板状で、ワイヤハーネ
スをテープ巻で固定している請求項1乃至請求項3のい
ずれか1項に記載の自動車のドアヒンジ部におけるワイ
ヤハーネス配索構造。 - 【請求項6】 上記ガイド部材の復元力はドア閉鎖速度
よりも早く元の形状に戻るように設定している請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に記載の自動車のドアヒン
ジ部におけるワイヤハーネス配索構造。 - 【請求項7】 上記ドア固定部と車体固定部は、ドアと
車体との対向する端面あるいは、車体側はインストルメ
ントパネルのドア側端面あるいはドア側下面とすると共
にドア側は室内側表面に固定している請求項1乃至請求
項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス配索構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15437896A JP3183170B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造 |
US08/871,819 US6079764A (en) | 1996-06-14 | 1997-06-09 | Wiring harness arranging construction |
EP97109687A EP0812734B1 (en) | 1996-06-14 | 1997-06-13 | An automotive vehicle wiring harness arranging construction |
DE69710521T DE69710521D1 (de) | 1996-06-14 | 1997-06-13 | Eine Kraftfahrzeug-Kabelbaum-Bauart |
CN97114817.1A CN1171644A (zh) | 1996-06-14 | 1997-06-14 | 一种电气配线布置结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15437896A JP3183170B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH101000A JPH101000A (ja) | 1998-01-06 |
JP3183170B2 true JP3183170B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=15582849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15437896A Expired - Fee Related JP3183170B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0812734B1 (ja) |
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JP3319425B2 (ja) * | 1999-04-02 | 2002-09-03 | 住友電装株式会社 | ドア・ハーネスの配索構造および該配索構造に用いるグロメット |
DE10042985A1 (de) * | 2000-09-01 | 2002-03-21 | Leoni Bordnetz Sys Gmbh & Co | Kabelsatz |
US6553721B1 (en) * | 2000-11-03 | 2003-04-29 | Meritor Automotive Gmbh | Door with support panel for electrical components |
JP4320961B2 (ja) * | 2001-02-21 | 2009-08-26 | 住友電装株式会社 | ドアハーネスの配索構造 |
JP2002281650A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Yazaki Corp | ハーネス弛み吸収構造 |
JP3782741B2 (ja) * | 2002-02-22 | 2006-06-07 | 矢崎総業株式会社 | ドア用給電プロテクタを用いた回路体配索構造 |
JP4493935B2 (ja) * | 2003-05-27 | 2010-06-30 | シャープ株式会社 | 接続装置、画像読取装置および画像形成システム |
US6812407B1 (en) * | 2003-12-12 | 2004-11-02 | Nicholas S. Opperman | Door wire routing system |
DE102005033621A1 (de) | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Volkswagen Ag | Vorrichtung mit einer Dichtungstülle für einen Leitungsübergang zwischen relativ zueinander bewegbaren Fahrzeugteilen |
JP2007307984A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Toyota Motor Corp | 電気機器の配線接続構造および電動車両 |
JP2008143235A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ドア用ワイヤハーネスの配索構造 |
US7423224B2 (en) * | 2006-12-15 | 2008-09-09 | Delphi Technologies, Inc. | Wire bundle routing assembly and installation method |
JP2011193687A (ja) | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 給電用配索構造 |
JP2013091461A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネス配索構造部 |
JP6009257B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2016-10-19 | 矢崎総業株式会社 | スライドドア用給電構造 |
CN113739071B (zh) * | 2021-09-06 | 2023-08-01 | 中国电建集团重庆工程有限公司 | 一种仪表管路布置样法及热控仪表管路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE3500359C1 (de) * | 1985-01-08 | 1986-02-13 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Leitungsdurchführung bei Kraftfahrzeugen |
FR2616390B1 (fr) * | 1987-06-12 | 1989-10-20 | Peugeot | Structure de montage d'un faisceau electrique de porte |
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JP2784456B2 (ja) * | 1993-05-13 | 1998-08-06 | 矢崎総業株式会社 | 自動車用ドアの防水構造 |
GB2289871B (en) * | 1994-05-30 | 1997-10-22 | Kansei Kk | Construction of a vehicle door provided with a wiring harness and a waterproof grommet used in the construction |
JPH0848146A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-20 | Honda Motor Co Ltd | 自動車のドアヒンジ部構造 |
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-
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- 1996-06-14 JP JP15437896A patent/JP3183170B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-06-09 US US08/871,819 patent/US6079764A/en not_active Expired - Fee Related
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