JP3180068B2 - 流し台 - Google Patents

流し台

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JP3180068B2
JP3180068B2 JP28992397A JP28992397A JP3180068B2 JP 3180068 B2 JP3180068 B2 JP 3180068B2 JP 28992397 A JP28992397 A JP 28992397A JP 28992397 A JP28992397 A JP 28992397A JP 3180068 B2 JP3180068 B2 JP 3180068B2
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sink
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばシステム
キッチン設備などに設置される食器洗浄機能を備えた流
し台に関し、特に、シンク槽に並設して配置される食器
洗浄機能を有する食器洗浄槽を閉鎖する蓋体の開閉及び
位置決め構造に改良を施すことにより、蓋閉鎖性及びシ
ール性の向上を図り、開蓋状態における使い勝手を良く
するとともに、蓋閉鎖時の安全性が充分に確保されるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流し台においては、例え
ば特開平4−30811号公報などに開示されているよ
うに、食器を手作業で洗う手間を省くために、カウンタ
に組み付けられるシンクに、食器洗浄機能を有する食器
洗浄槽をシンク槽に並設させて配置してなる構成を有す
るものがある。
【0003】このような従来構造の流し台は、食器洗浄
槽の食器カゴが出し入れされる食器出入口をシンク槽側
の側方に臨ませて設けるとともに、食器洗浄槽の上面に
開口部を形成し、この開口部を開閉プレートにて施蓋す
るようになっているもので、食器洗浄槽の内部に汚れた
食器などが入れられた食器カゴを置き、食器出入口を閉
鎖することにより、水洗い、洗浄、濯ぎ、乾燥などの所
定の工程を自動的に行なうようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の流し台にあっては、食器洗浄槽の食器出入
口をシンク槽側の側方に開口させてなることから、食器
洗浄槽への食器類の出し入れが面倒であるばかりでな
く、食器洗浄槽への食器類の出入れ時、シンク槽を使用
することができないという不便があり、しかも、シンク
槽との仕切り部分に高いシール性を確保する必要があ
る。
【0005】そこで従来、シンク槽と並設される食器洗
浄槽の食器出入口を上方に開口させて、この食器出入口
を上下方向に開閉自在にした蓋体にて閉鎖するようにし
てなるものが提案されているが、食器洗浄槽への食器類
の出入れが容易に行なえる反面、このような蓋体の開閉
手段では、食器洗浄槽の食器出入口を単に自重にて閉鎖
するだけのものであるために、蓋体自体を重くする必要
があるばかりでなく、の例えば開蓋状態にある蓋体上に
水洗いした食器などを仮置きすることが不可能で、使い
勝手が悪い。
【0006】この発明の目的は、食器洗浄槽の食器出入
口の蓋閉鎖性及びシール性の向上を図り、開蓋状態にお
ける使い勝手を良くするとともに、蓋閉鎖時の安全性を
充分に確保することができるようにした流し台を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、カウンタに組み付けられるシンク
を備え、このシンクは、シンク槽と、このシンク槽に並
設させて設けられた食器洗浄機能を有する食器洗浄槽
と、この食器洗浄槽を開閉自在に閉鎖する蓋体とを備え
た流し台において、前記蓋体と食器洗浄槽とが蓋閉鎖時
の通電にて互いに積極的に密接する方向に吸引し合う
とにより蓋閉鎖時におけるシール性を向上させる構成と
した磁力制御機構からなる位置決め手段を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、前記蓋体を蓋閉鎖状態に維持するロ
ック機構部を設け、このロック機構部に位置決め手段の
磁力制御機構を連動させて通電制御してなるとともに、
前記蓋体内に、蓋閉鎖状態において前記食器洗浄槽内の
空気を前記シンク槽側に排出可能な通気路を設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明すると、図1及び図2に示すよ
うに、符号1はこの発明に係る流し台で、この流し台1
の上面には、例えばステンレス等の金属板、人工大理石
板あるいは合成樹脂板などのカウンタ2が設置され、こ
のカウンタ2の奥行方向の端部には、水返し3が立上が
り形成されている。
【0010】そして、前記カウンタ2には、例えばステ
ンレス製のシンク4が段落し状態で組み付けられてい
て、このシンク4には、上面が開放するシンク槽5と、
このシンク槽5の前記流し台1の間口方向に隣接する食
器洗浄機能を有する食器洗浄装置6の食器洗浄槽7とが
並設させて設けられているとともに、この食器洗浄槽7
は、上面が開放されて食器などの食器出入口8としてい
る。
【0011】図3に示すように、前記シンク4の外周端
縁部4aは、前記カウンタ2の裏面側に対応させて取り
付けられ、この外周端縁部4aから段落しされた位置を
前記シンク4の外周面4bとしてなるもので、この外周
面4bの高さ位置を上面開放口9として前記シンク槽5
が一体に落し込み形成されているとともに、前記シンク
槽5の上面開放口9と前記食器洗浄槽7の食器出入口8
とを、前記カウンタ2の上面の高さ位置から下方に位置
させてなる構成を有し、前記シンク槽5での食器洗いあ
るいはシンク全体の水洗いなどを行なう際、前記カウン
タ2上面が洗い水で濡れることがないようにし、これに
よって、カウンタ上面の水汚れを防止するようになって
いる。
【0012】また、前記食器洗浄装置6を構成する食器
洗浄槽7は、図4に示すように、その上端面7aと食器
出入口8の内周部を形成するフランジ材10とで、前記
シンク1の外周面4bに打ち抜き形成された取付口11
の内周端縁部を上下方向から挾持し、前記フランジ材1
0側からネジ12にて取付固定されているとともに、こ
のネジ12の頭部は、ネジカバー13にて被冠されてい
る一方、前記食器出入口8の周端縁に形成したフランジ
材10は、前記シンク4の外周面4bから僅かに突出
し、これによって、前記シンク4の外周面4bからの水
の流れ込みを防止する提の役割を果たすようになってい
る。
【0013】前記食器洗浄槽7の側部には、洗浄水を噴
き出させる洗浄手段a、排水を行なう排水手段bあるい
は温風を送り出す乾燥手段(図示せず)などが設けら
れ、これによって、食器洗浄機能が付与されるようにな
っている。
【0014】なお、符号14は前記食器洗浄槽7の食器
出入口8を形成するフランジ材10の上面に蓋閉鎖状態
において対応する後述する蓋体15の下面側に設けたシ
ールパッキンである。
【0015】そして、前記食器洗浄槽7の食器出入口8
は、例えばステンレス板の二重構造からなる蓋体15に
て開閉可能になっていて、この蓋体15は、前記食器洗
浄槽7の食器出入口8側から前記シンク槽5の上面開放
口9側に掛けて間口方向に沿う水平方向に移動可能にか
つ着脱可能に設けられ、その奥行き寸法が前記カウンタ
2の面板16から落し込まれたシンク4の領域の奥行き
寸法、すなわち、前記カウンタ2の面板16に形成した
開口部17の奥行き寸法より僅かに小さくなっていると
ともに、その間口寸法は、前記蓋体15を前記食器洗浄
槽7の食器出入口8側に寄せた蓋閉鎖状態において、前
記シンク槽5の内壁面位置まで達する寸法に形成されて
いる。
【0016】また、符号18,18は前記食器洗浄槽7
における食器出入口8の外周部の奥行き側の水返し側と
手前側とにそれぞれ凹設された第1の位置決め手段を構
成する2個一対の位置決め凹部で、これら各々の位置決
め凹部18,18には、前記蓋体15の下面側の奥行き
側と手前側とにそれぞれに突設した位置決め突提状部1
9,19が対応し、図5に示すように、蓋閉鎖状態にお
いて前記位置決め凹部18,18に位置決め突提状部1
9,19が落込み係合されるようにしてなるとともに、
前記各々の位置決め凹部18は、蓋スライド方向の一方
の壁面を急斜面とし、他方の壁面を緩斜面や段状に形成
することにより、前記蓋体15を矢印cで示すシンク槽
5側へ移動させる際の位置決め開放を容易にしている。
【0017】この第1の位置決め手段は、蓋閉鎖状態に
おける位置決め凹部18,18への位置決め突提状部1
9,19の落込み係合により、前記蓋体15の下周縁面
が、前記食器出入口8の上周縁面を形成するフランジ材
10の上面に密接可能にし、位置決め閉鎖状態を維持さ
せるとともに、シール性の向上を図るようになっている
一方、前記蓋体15を軽く触れたりなどしても、不用意
には移動しないようになっている。
【0018】ところで、前記第1の位置決め手段を構成
する位置決め凹部18,18は、前記蓋体15のスライ
ド方向に沿って横長の溝状の形態を有するとともに、図
2に示すように、そのシンク槽5側に位置する一方の位
置決め凹部18は、他方のシンク槽5側と反対側に位置
する位置決め凹部18よりも短く、また、前記位置決め
突提状部19,19も前記位置決め凹部18,18と略
同様な形態からなり、これによって、前記蓋体15のシ
ンク4上への組付け時、前記蓋体15が正しく組付けら
れているかの判断を容易にしている。また、スライド途
中、前記位置決め突提状部19が位置決め凹部18に落
ち、蓋が傾かないよう配慮している。
【0019】さらに、前記蓋体15の下面側に形成され
る位置決め手段19の他の形態としては、図6に示すよ
うに、前記蓋体15の上板15aと下板15bとで軸支
されて一部突出状態にて装着されるガイドローラ対19
a,19aを位置決め突提状部19とし、これらのガイ
ドローラ対19a,19aが、蓋閉鎖状態において、前
記位置決め凹部18に落込み係合されるように構成する
ことも可能である。
【0020】しかして、上記した蓋体15は、前記食器
洗浄槽7の食器出入口8上の蓋閉鎖部位から前記シンク
槽5の上面開放口9側への蓋開放部位に向け間口方向に
沿って水平移動可能にしてなるもので、蓋開放部位で
は、図2に2点破線にて示すように、前記シンク槽5の
上面開放口9の約半分が、前記蓋体15にて施蓋される
ようになっている。
【0021】また、図6に示す符号20は前記蓋体15
のシンク槽5側の反対側端部に設けた第1のロック機構
部であり、この第1のロック機構部20は、前記カウン
タ2の面板16に形成した開口部17の下角縁部を面取
りすることにより形成される凹部を蹴込み20aとし、
この蹴込み20aに、前記蓋板15のシンク槽5側反対
側下端部に設けられた爪20bを、蓋閉鎖時における前
記蓋体15の落込み動作にて喰い込ませることにより、
前記蓋体15をロック可能にしてなる構成となっている
もので、このとき、前記蹴込み20aへの爪20bの喰
込みにより、前記蓋体15は下方に押圧され、これによ
って、蓋閉鎖状態での前記蓋体15の浮き上がりが防止
されるようになっている。
【0022】さらに、符号21は前記蓋体15のシンク
槽5側端部に設けた第2のロック機構部で、この第2の
ロック機構部21は、図7及び図8に示すように、前記
蓋体15のシンク槽5側端部の略中央部位に取り付けた
取手21aと、この取手21aに前記蓋体15の蓋閉鎖
状態にて対応位置する前記シンク槽5の上端部に取り付
けた取手受け部21bとで構成されている。
【0023】そして、前記取手21aは、前記蓋体15
のシンク槽5側端部に形成した上下両スライド溝15
c,15cに噛込み状態で奥行き側及び手前側方向dに
スライド可能に取り付けられる断面コ字型の取付基部2
1cと、前記蓋体15のスライド方向c側前方に延出さ
せて断面L字型に垂下させた手掛け部21dとの形態か
らなる。
【0024】また、前記下面側スライド溝15cには、
前記取手21aのスライド方向dに所定のロック及び解
除間隔を存して2つの位置決め凹穴15d,15dが設
けられ、これら位置決め凹穴15d,15dに対応する
前記下側取付基部21cに位置決め突起21eを設ける
ことにより、前記取手21aを所定のロック位置及び解
除位置で位置決め可能になっているとともに、前記下側
取付基部21cの下部には、前記取手21aのスライド
方向dに断面L字型に突出するフック21fが設けられ
ている。
【0025】一方、前記取手受け部21bは、前記シン
ク槽5と食器洗浄槽7とのシンク境界部位22である前
記シンク槽5の上端部に段付き形成した段部23にネジ
等により固着されているとともに、前記取手21a側に
設けたフック21fが挿入可能な係止孔21gを有して
いる。
【0026】すなわち、前記第2のロック機構部21
は、蓋閉鎖状態において、図8(イ)(ロ)に示すよう
に、所定のロック解除位置で位置決めされた取手21a
を少し力を入れてスライドして、位置決め凹穴15dと
位置決め突起21eとの係合状態を解除した後、取手2
1aを手前側方向dにスライドさせることによって、取
手21aのフック21fが取手受け部21bの係止孔2
1gに挿入され、これによって、蓋体15をロックする
と同時に、蓋体15のスライド溝15cに設けた位置決
め凹穴15dに、取手21aの取付基部21cに設けた
位置決め突起21eが係合し、取手21aもまた所定の
ロック位置でロックされる。
【0027】このようなロック状態を解除するには、取
手21aを少し力を入れスライドして、位置決め凹穴1
5dと位置決め突起21eとの係合状態を解除した後、
取手21aを逆方向の奥行き側方向dのロック解除位置
までスライドさせることにより行なわれ、蓋体15のシ
ンク槽5側方向cのスライドを可能にしてなるととも
に、このロック解除位置で位置決め凹穴15dと位置決
め突起21eとが再び係合し、これによって、取手21
aがロックされるために、蓋体15のスライドに対して
支障を及ぼすことがない。
【0028】ところで、図9は蓋閉鎖時における前記蓋
体15を位置決めする第2の位置決め手段の実施の形態
を示し、前記蓋体15の下面部24側に磁力制御体41
を埋設して配置する一方、この磁力制御体41に蓋閉鎖
時に対応する前記食器洗浄槽7の食器出入口8の周縁を
形成する前記フランジ材10側に磁性体42を埋設して
配置し、蓋閉鎖時の前記磁力制御体41の通電にて、前
記蓋体15の下周縁面と食器洗浄槽7の食器出入口8の
上周縁面とが互いに積極的に密接する方向に吸引し合う
ような磁力制御機構40を構成し、これによって、上述
した前記蓋体15の下面側に設けたシールパッキン14
及び第1の位置決め手段18,19と共に、蓋閉鎖時に
おけるシール性の向上を図るようになっている。
【0029】この場合、前記磁力制御機構40の磁力制
御体41をフランジ材10側に埋設し、磁性体42を蓋
体15の下面部24側に埋設しても良い。
【0030】さらに、図10は上記した磁力制御機構4
0による前記蓋体15の第2の位置決め手段の他の実施
の形態を示すもので、前記蓋体15の下面側に磁性体4
2を埋設して配置する一方、この磁性体42に蓋閉鎖時
に対応する前記食器洗浄槽7の食器出入口8の周縁を形
成する前記フランジ材10側にも磁性体43を埋設して
配置し、このフランジ材10側に配置された磁性体43
を前記シンク4の裏面側に対応させて配置した磁力制御
体41の通電にて磁力制御し、これによって、蓋閉鎖時
における前記蓋体15の下周縁面と食器洗浄槽7の食器
出入口8の上周縁面とが互いに積極的に密接する方向に
吸引し合うように構成してなるものである。
【0031】この場合、前記磁力制御機構40の設置形
態は、前記蓋体15の全周面に設ける必要がなく、要所
に効果的に設置すれば充分であるが、特に、前記磁力制
御体41は、通電されるために、図10に示すように、
ウエットエリアを除くシンク4の裏面側等のドライエリ
アに配置することが、感電防止等の安全性の上で好まし
い。
【0032】また、前記磁力制御機構40の通電制御
は、蓋閉鎖状態において、例えば磁力スイッチ(図示せ
ず)を手動で入れ、蓋開け時に、磁力スイッチを手動で
切るようにするか、または、後述する操作スイッチ部2
9あるいは食器洗浄装置6の稼動制御する第1及び第2
の稼動制御手段30,31及び32,33に連動させて
自動的にON−OFFさせるようにしても良い。
【0033】図11及び図12は、前記食器洗浄装置6
における食器洗浄槽7の食器出入口8を閉鎖する蓋体1
5の内部構造を示すもので、蓋閉鎖状態において、前記
食器洗浄装置6を稼動させる際、食器類の洗浄あるいは
乾燥時に温水や温風が使用されることから、食器洗浄槽
7内の空気を外部に排出する必要がある。
【0034】このため、前記蓋体15の内部には、前記
食器洗浄槽7の食器出入口8に対応する内方領域である
内側下面部24の外方領域である外側下面部25に前記
食器洗浄槽7内の空気を排出可能にしてなる通気路26
が設けられ、この通気路26は、前記蓋体15の上板1
5aと下板15bとにそれぞれリブ状に形成してなる邪
魔板27,27にて交互に噛み合うような迷路状に区画
され、その一方の吸気口となる開口部15eは、蓋閉鎖
状態において、前記食器洗浄槽7の食器出入口8に対応
する前記蓋体15の内方領域に相当する内側下面部24
に開口させて臨ませるとともに、その他方の排気口とな
る排気口15hは、前記食器出入口8の外方領域に対応
する前記蓋体15の外方領域に相当する外側下面部25
に開口させて、前記シンク槽5側に臨ませてなる構成を
有する。
【0035】この場合、前記排気口15hは、前記蓋体
15を開閉操作する取手21aの取付部位よりも離れた
前記カウンタ2の水返し3側に寄った位置及び、また
は、その反対側(手前)に開口させてなる一方、前記上
下の邪魔板27,27は、前記蓋体15の下板15b側
から立ち上がる遮壁15fにて互いに上板15aと下板
15bに接しないように支持されていて、前記遮壁15
fは、パッキン15gを介して前記上板15aに当接さ
せ、これによって、前記上板15aと下板15bとの間
隔を維持させるようになっている。
【0036】すなわち、前記蓋体15に形成した通気路
26は、邪魔板27,27にて迷路状の形態にすること
により、食器洗浄槽7内の高温の温水や温風が勢い良く
噴出したり、食器洗浄槽7内の洗浄水がシンク槽5側に
吐出したり、あるいは、シンク槽5側の洗い水が食器洗
浄槽7側に浸入するのを防止するのみならず、稼動時に
おける食器洗浄槽7内から外部に洩れる音が小さくなる
ように消音効果を図っている。
【0037】ところで、前記蓋体15は、例えばステン
レス板と樹脂成形板、あるいは、人造大理石板と樹脂成
形板などの組合せなどにより剛性を高めるように二重構
造に形成することも可能であり、また、その上板15a
の上面に複数条の凹溝28を前記シンク槽5側に向け水
勾配を持たせて形成することにより、前記蓋体15上に
濡れた食器等を置いた際の水切りに効果的である。
【0038】また、符号29は前記シンク4の外周面4
bにおけるカウンタ2の水返し3側に設置した前記食器
洗浄装置6の諸動作を設定可能な操作スイッチ部で、こ
の操作スイッチ部29は、前記蓋体15の下面側に設け
た位置決め手段19の移動線上から外れた位置に設置さ
れているとともに、図2に2点破線にて示すように、前
記蓋体15のシンク槽5側への移動状態、すなわち、前
記蓋体15による食器洗浄槽7の食器出入口8の蓋開放
状態において、前記蓋体15の下方に位置するように配
置して隠蔽することにより、前記蓋体15の蓋閉鎖状態
においてのみ操作可能にし、蓋開放状態における誤操作
を防止し得るようになっているものである。
【0039】さらに、符号30,31及び32,33は
前記食器洗浄装置6稼動制御する第1及び第2の稼動
制御手段で、この第1の稼動制御手段は、例えば図6に
示すように、前記蓋体15の食器洗浄槽7側端部の裏面
に埋設したマグネット30と、このマグネット30に前
記第1のロック機構部20による蓋体15のロック状態
においてのみ対応する位置の前記食器洗浄槽7の外側廻
りのドライエリアである前記シンク4の外周面4bの裏
面側に設置したリードスイッチ31とで構成されてい
る。
【0040】一方、前記第2の稼動制御手段は、図7に
示すように、前記蓋体15のシンク槽5側端部にスライ
ド可能に設けた取手21aの取付基部21cの裏面に埋
設したマグネット32と、このマグネット32に前記取
手21aによる第2のロック機構部21での前記蓋体1
5のロック状態においてのみ対応する位置の前記シンク
槽5と食器洗浄槽7との境界部分22における外側廻り
のドライエリアである前記シンク4の裏面側に設置した
リードスイッチ33とで構成されていて、前記第1及び
第2の稼動制御手段のリードスイッチ31,33は、前
記各々のマグネット30,32の磁力に感応してスイッ
チング動作し、これによって、前記第1及び第2のロッ
ク機構部20,21による前記蓋体15のロック状態に
おいてのみ前記食器洗浄装置6の稼動を許容し得るよう
に制御可能にし、前記蓋体15の蓋開放時、あるいは、
前記食器洗浄装置6の稼動中に前記蓋体15がズレた際
には、前記食器洗浄装置6の稼動が停止されるように制
御することにより、安全性を確保している。
【0041】さらにまた、符号34は前記蓋体15が移
動する前記シンク4の外周面4bの移動線上に設けたス
トッパで、このストッパ34は、図2に2点破線にて示
すように、前記操作スイッチ部29が蓋開放状態におい
て完全に隠蔽状態を維持するように、また、水栓との干
渉を防ぐように前記蓋体15の蓋開放位置を規制してな
るものである。
【0042】また、符号35は前記シンク4の外周面4
bにおけるシンク槽5側の上面開放口9上に取外し自在
に設けたまな板で、このまな板35は、図2に2点破線
にて示すように、前記蓋体15と同様に間口方向にスラ
イド可能になっているとともに、蓋開放状態において、
前記蓋体15と共に前記シンク槽5の上面開放口9を施
蓋にし、これによって、前記シンク槽5の上面開放口9
上を一時的な作業台として利用可能になっている。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、カウンタに組み付けられるシンクを備え、このシ
ンクは、シンク槽と、このシンク槽に並設させて設けら
れた食器洗浄機能を有する食器洗浄槽と、この食器洗浄
槽を開閉自在に閉鎖する蓋体とを備えた流し台におい
て、前記蓋体と食器洗浄槽とが蓋閉鎖時の通電にて互い
に積極的に密接する方向に吸引し合うことにより蓋閉鎖
時におけるシール性を向上させる構成とした磁力制御機
構からなる位置決め手段を設けてなることから、従前の
ような蓋体の自重による蓋閉鎖機構よりも、蓋体自体を
軽くすることができるとともに蓋閉鎖を確実にすること
ができる。
【0044】また、蓋体を蓋閉鎖状態に維持するロック
機構部を設け、このロック機構部に位置決め手段の磁力
制御機構を連動させて通電制御してなることから、開蓋
時の誤動作を防止することができ、蓋体の開蓋操作を円
滑に行うことができる。
【0045】さらに、蓋体内に、蓋閉鎖状態において前
記食器洗浄槽内の空気を前記シンク槽側に排出可能な通
気路を設けてなることから、食器洗浄装置の稼動中の食
器洗浄槽内の空気を外部に容易に排出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る流し台の実施の形態の全体構
造を示す蓋体取外し分解状態の説明図。
【図2】 同じく流し台の平面図。
【図3】 同じく断面図。
【図4】 同じく蓋閉鎖状態における要部拡大断面図。
【図5】 同じく蓋体の蓋閉鎖状態における第1の位置
決め手段を示す要部拡大断面図。
【図6】 同じく蓋体の蓋閉鎖状態における第1の位置
決め手段の他の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【図7】 同じく蓋閉鎖状態における取手によるロック
状態を示す説明図。
【図8】 同じく蓋体の蓋閉鎖状態における取手による
ロック機構部の動作状態を示し、図8(イ)は要部拡大
平面図、図8(ロ)は要部拡大正面図。
【図9】 同じく蓋体の蓋閉鎖状態における第2の位置
決め手段を示す要部拡大断面図。
【図10】 同じく蓋体の蓋閉鎖状態における第2の位
置決め手段の他の実施の形態を示す要部拡大断面図。
【図11】 同じく蓋体に形成される通気路を示し、図
11(イ)は要部切欠き断面にて示す拡大平面図、図1
1(ロ)は図11(イ)のロ−ロ線における要部拡大断
面図。
【図12】 図11(イ)のハ−ハ線における要部拡大
断面図。
【符号の説明】
1・・・流し台、 2・・・カウンタ、 4・・・シンク、 4b・・・外周面、 5・・・シンク槽、 6・・・食器洗浄装置、 7・・・食器洗浄槽、 8・・・食器出入口、 9・・・シンク槽の上面開放口、 15・・・蓋体、 18,19・・・第1の位置決め手段、 20・・・第1のロック機構部、 21・・・第2のロック機構部、 29・・・操作スイッチ部、 30,31(32,33)・・・稼動制御手段、 40・・・第2の位置決め手段(磁力制御機構)、 41・・・磁力制御体、 42,43・・・磁性体、 c・・・間口方向、 d・・・奥行方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 77/00 - 77/18 A47B 83/00 - 88/22 A47L 15/00 - 21/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンタに組み付けられるシンクを備え、
    このシンクは、シンク槽と、このシンク槽に並設させて
    設けられた食器洗浄機能を有する食器洗浄槽と、この食
    器洗浄槽を開閉自在に閉鎖する蓋体とを備えた流し台に
    おいて、 前記蓋体と食器洗浄槽とが蓋閉鎖時の通電にて互いに積
    極的に密接する方向に吸引し合うことにより蓋閉鎖時に
    おけるシール性を向上させる構成とした磁力制御機構か
    らなる位置決め手段を設けてなることを特徴とする流し
    台。
  2. 【請求項2】蓋体を蓋閉鎖状態に維持するロック機構部
    を設け、このロック機構部に位置決め手段の磁力制御機
    構を連動させて通電制御してなることを特徴とする請求
    項1に記載の流し台。
  3. 【請求項3】蓋体内に、蓋閉鎖状態において食器洗浄槽
    内の空気をシンク槽側に排出可能な通気路を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の流し台。
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