JP4371075B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しづらいという問題があった。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置においては、収納棚の裏面に裏面パネルが取付けられ、この裏面パネルで収納棚の後側が覆われるようになっている。この裏面パネルを収納棚に固定するには、周囲をネジ止めすることが考えられるが、このようにすると収納棚が下降位置にあるときに、裏面パネルの上部が昇降用開口の周縁部に重なり合うため、裏面パネルの上部の固定ネジを外すことは難しい。
一方、裏面パネルの上部のネジ止めをしないようにすると、裏面パネルががたついてしまう。
そこで、裏面パネルの上部をネジ止めせずに収納棚のがたつきを抑えるようにして、収納棚が下降位置にあるときでも裏面パネルを簡単に取外せるようにしたいという要望があった。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、裏面パネルの上部をネジ止めせずに収納棚のがたつきを抑えるとともに、収納棚が下降位置にあるときでも裏面パネルを簡単に取外せるようにした昇降式収納装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記収納棚には、裏面に裏面パネルが取付けられているとともに、裏面パネルの上部を下方からの抜き差しが可能となるように係止する係止部が設けられ、前記係止部は、前記収納棚の裏面から後方に延在してさらに左右の両端部が外側に広がる形状に形成されており、前記裏面パネルの上部には、前記係止部に下方から嵌り込み可能な形状の係止溝が形成されていることを特徴とするものである。
裏面パネルを脱落させることなく裏面パネルの着脱作業を行うために、前記収納棚には、前記裏面パネルの下側に当該裏面パネルが載置可能な載置部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、収納棚に裏面パネルの上部を下方からの抜き差しが可能となるように係止する係止部を設けたから、裏面パネルの上部をネジ止めしなくても裏面パネルのがたつきを防ぐことができる。しかも、裏面パネルを収納棚から取外す際には、裏面パネルを下方に引き抜くだけで係止状態を解除することができ、収納棚が下降位置にあっても簡単に裏面パネルを取外すことができる。逆に、裏面パネルを収納棚に取付ける際には、裏面パネルの上部を下方から係止部に差し込めばよい。また、係止部は、収納棚の裏面から後方に延在してさらに左右の両端部が外側に広がる形状に形成されており、裏面パネルの上部には、係止部に下方から嵌り込み可能な形状の係止溝が形成されているから、省スペースで裏面パネルの上部が下方に抜き差し可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2はキッチン用フロアキャビネット1であって、図1は収納棚(水切り棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、図2は収納棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。前記フロアキャビネット1は、キッチンとダイニング・リビングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1の上面はカウンター1aで構成されており、このカウンター1aの右側位置にシンク3が設けられ、シンク3の後方位置に収納棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に収納棚2を配置することもできる。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング・リビング側を向いた者が見た状態としている。
前記収納棚2は、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成された昇降用開口5(図4参照)内に配置されて、この収納棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図4参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。図2のように、前記昇降用開口5は、横長四角枠状のカバー枠8で覆われている。
前記収納棚2の内部には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられているとともに、収納棚2の上面は天板カウンター4で構成されている。
前記天板カウンター4は、図1のように、下降位置Dでは、カバー枠8とともに昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター1aの上面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板カウンター4の上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板カウンター4の右側前面位置には、収納棚2を昇降操作するための操作パネル7が取付けられている。この操作パネル7には、図3に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7c、ロックスイッチ7dが設けられるとともに、点灯または点滅することにより各種の状態を報知するLED7e,7fが設けられている。
図7(a)は、天板カウンター4を省略した収納棚2の斜視図である。前記収納棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に溶接等で一体的に組み立てられていて、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10(図5参照)を取付けている。
前記収納棚2の裏面、すなわち前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの後面(ダイニング・リビング側)には裏面パネル11が取付けられていて、当該裏面パネル11によって各フレーム2A〜2Dで形成される後側の開口が塞がれているとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、裏面パネル11については後で詳細に説明する。
また、上部フレーム2Aに取付けられた化粧板12cには、換気ファン35が設けられている。この換気ファン35は、収納棚2が下降位置Dにあるときに、収納空間14内の空気を外部に排出するためのものであり、当該換気ファン35には、湿度を検出する湿度センサー(図示せず)が取付けられていて、湿度が所定値以上になったときに駆動するようになっている。
図4〜図6に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの収納棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで下方から略U字状に囲まれ、上方に開口している。そして、左右の側板14A,14Bの内面の上端部同士はシンク側およびダイニング側で前後一対のフレーム14Fによって連結されている。すなわち、左右の側壁14A,14Bの上端部およびフレーム14Fが前記昇降用開口5の周縁部となっている。
また、キッチン側のフレーム14Fの下方に形成される開口は背板14Dで閉じられているとともに、ダイニング側のフレーム14Fの下方に形成される開口は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14内には、収納棚2の昇降機構6等が収納されている。すなわち、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、奥行き方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記収納棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図7(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。
そして、前記ブラケット17のシュー18がガイドレール15で上下摺動するようにガイドされることにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dと、カウンター上の上昇位置Uとに昇降動されるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの左右方向のほぼ中央位置には、電動モータ20と、この電動モータ20でチェーン21aを介して駆動される2個のドラム21A,21Bとが設置されて、一方のドラム21Aには、左側のベルト22Aが下方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、他方のドラム21Bには、右側のベルト22Bが上方から巻き付けられて内端部が係止されている。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の左側部フレーム2Cのブラケット17に係止されるとともに、前記右側のベルト22Bは、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の右側部フレーム2Dのブラケット17に係止されるようになる。
したがって、前記操作パネル7の上昇スイッチ7aを押圧操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図5において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、収納棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引っ張り上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、収納棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記収納棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらに押圧操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記操作パネル7の下降スイッチ7cを押圧操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、収納棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、収納棚2が自重で下降することにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図5において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bから巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、収納棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cを押圧操作すると、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cを押圧操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記操作パネル7の停止スイッチ7bを押圧操作すると、電動モータ20が停止して、収納棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
さらに、操作パネル7のロックスイッチ7dを設定した時間(例えば3秒間)押圧操作し続けると、上側のLED7eが点灯してロック状態となり、各スイッチ7a〜7cを押圧操作してもその操作は無効となる。逆に、LED7eが点灯した状態で、ロックスイッチ7dを設定時間押圧操作し続けると、LED7eが消灯してロック状態が解除される。
また、収納棚2の昇降操作の異常や過積載等は、上側のLED7eの点滅により報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記各スイッチ7a〜7dおよびLED7e,7fは、前記収納空間14の底板14Cの上に取付けられた制御ボックス32(図4参照)の制御回路に接続されている。なお、前記電動モータ20も、前記制御ボックス32の制御回路に接続されている。
一方、図4および図5に示すように、前記収納棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5の前側のほぼ真下に位置させている。
なお、図示は省略するが、前記排水トラップ27には、水位センサーが設けられており、排水トラップ27内の水の有無は下側のLED7fの点灯および消灯によって報知され、排水トラップ27内の異常は操作パネル7の下側のLED7fの点滅によって報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記裏面パネル11は、図8に示すように、横長長方形状の樹脂板11Bと、この樹脂板11Bの周囲を縁取る横長長方枠形状の枠体11Aとで構成されている。そして、枠体11Aが前記収納棚2の裏面、すなわち前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの後面に固定されるようになっている。
前記樹脂板11Bは、ダイニング・リビング側の光で収納棚2内が明るくなるように透光性を有している。
前記枠体11Aは、図10(b)に示すように、前後方向に扁平な略長方形筒状の部分の短辺側の一方に前後一対の対向壁11dが連設されたフレームが組合わされて長方形枠状に構成されており、対向壁11dによって樹脂板11Bの周囲を前後から挟み込むことが可能になっている。そして、ダイニング側の対向壁11dはキッチン側の対向壁11dよりも内側に延在しており、このダイニング側の対向壁11dの内面に樹脂板11Bが固定されている。
また、枠体11Aの左側部と右側部と下部とには、図略の固定ネジが挿通可能な貫通孔11cがそれぞれ2箇所に設けられている一方、前記左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dと下部フレーム2Bとの後面には、貫通孔11cに対応する位置にネジ孔2dが形成されている。
さらには、前記上部フレーム2Aの後面には、左右方向の略中央に係止部9が設けられている一方、枠体11Aの上部には、係止部9に下方から嵌り込み可能な形状の係止溝11aが左右方向の略中央に設けられており、枠体11Aの上部が下方から抜き差し可能に係止部9に係止されるようになっている。
具体的には、前記係止部9は、図9に示すように、一枚の横長長方形板状の金属片が中央部9aが前方に張り出して両端部9bとの間に所定の段差L1を形成するように折り曲げ形成されて平面視で略Ω字状とされた金具によって構成されている。この金具の中央部9aは、固定ネジ95によって上部フレーム2Aの後面に固定されている。そのため、前記段差L1は、そのまま係止部9の両端部9bと上部フレーム2Aの後面との間の隙間となっている。この段差L1は、上記枠体11Aを構成するフレームの前壁の肉厚t1(図10(b)参照)よりも僅かに大きく設定されている。
このような係止部9は、金属板をプレス加工することにより簡単に成形することができる。なお、係止部9は、金属製の金具で構成されている必要はなく、例えば合成樹脂等でモールド成形された樹脂ブロックで構成されていてもよい。また、係止部9は、平面視で略Ω字状になっている必要はなく、収納棚2の裏面から後方に延在してさらに左右の両端部9bが外側に広がる形状に形成されていればよく、例えば平面視で略T字状であってもよい。
一方、前記係止溝11aは、図10(a)に示すように、枠体11Aの前側上部のコーナー部が所定幅で切り取られるとともに、枠体11Aの前面がその切り取られた部分から左右に脇部11bを残してさらに下方に切り込まれることにより形成されている。具体的には、枠体11Aの前側上部のコーナー部は、フレームの内部空間が係止部9の長さL2と端部9bの厚みt2とで形成される面積よりも大きな面積で上方に開口するように切り取られ、枠体11Aの前面は、係止部9の中央部9aの幅L3よりも大きな幅で下方に切り込まれている。これにより、図11に示すように、係止溝11aは、下方から係止部9に嵌り込み可能となっていて、係止部9が係止溝11aに嵌り込んだ状態では、枠体11Aの前面が切り込まれた部分の両脇部11bが上部フレーム2Aと係止部9の端部9bとで挟み込まれて係止され、前後方向の移動が規制されるようになっている。
さらには、裏面パネル11の下側には、当該裏面パネル11が載置可能な載置部2cが下部フレーム2Bに設けられている。この載置部2cは、図12に示すように、上下方向に扁平な断面形状で、下部フレーム2Bと同程度の長さで左右方向に延在しており、裏面パネル11の下部が略全長に亘って載置可能となっている。
このような裏面パネル11を収納棚2の裏面に取付けるには、点検用扉14Eを開いた状態で、図13(a)中に矢印aで示すように、裏面パネル11の上部をダイニング側のフレーム14Fの下側から挿入する。このとき、裏面パネル11の上部を左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとに当接させた状態で上方に摺動させれば、係止部9が係止溝11aに上方から嵌め込まれる。
次いで、図13(b)に示すように、裏面パネル11の下部を載置部2cに載置する。
最後に、裏面パネル11の位置を調整しながら固定ネジを貫通孔11cからネジ孔2dに締め込むことにより、裏面パネル11がフレーム2A〜2Dの後面に固定されて裏面パネル11が収納棚2の裏面に取付けられる。
逆に、裏面パネル11を取外すには、上記作業と反対の作業を行えばよい。
前記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンターに形成した昇降用開口5内に設置した収納棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、収納棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに収納棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、収納棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、収納棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、収納棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
一方、収納棚2の裏面に裏面パネル11の上部を下方からの抜き差しが可能となるように係止する係止部9を設けたから、裏面パネル11の上部をネジ止めしなくても裏面パネル11のがたつきを防ぐことができる。
そして、収納棚2が下降位置Dにあり、裏面パネル11の上部がダイニング側のフレーム14Fと重なり合っていたとしても、裏面パネル11の下部および左右の側部の固定ネジを外して、裏面パネル11を下方に引き抜くだけで係止部9と係止溝11aとの係止状態を解除して裏面パネル11を収納棚2から取外すことができ、収納棚2が下降位置Dにあっても簡単に裏面パネル11を取外すことができる。
このように裏面パネル11を取外すことにより、例えば停電等で収納棚2を上昇させることができなくなったとしても、収納棚2内に収納した食器等を取出すことができるようになる。
また、収納棚2には載置部2cが設けられているので、固定ネジを外しても裏面パネル11は載置部2cで載置されるため、裏面パネル11を脱落させることなく裏面パネル11の着脱作業を行うことができる。
なお、前記実施形態では、平面視で略Ω字状の係止部9を収納棚2の裏面に取付けた形態を示したが、係止部9を天板カウンター4の下面から垂れ下がる垂壁で構成したり、あるいは上部フレーム2Aの後面に逆L字状のブラケットを取付けることによりこのブラケットで構成したりして、垂壁またはブラケットと上部フレーム2Aの後面とで形成される溝部に裏面パネル11の上部を嵌め込むようにすることで、裏面パネル11の上部を下方から抜き差し可能に係止することも可能である。ただし、このようにすると、係止部が裏面パネル11の後方まで張り出すようになるので、前記実施形態のように係止部9を収納棚2の裏面から後方に延在してさらに左右の両端部9bが外側に広がる形状に形成するとともに、裏面パネル11の上部に下方から係止部9に嵌り込み可能な形状の係止溝11aを形成すれば、省スペースで裏面パネル11の上部を下方に抜き差し可能とすることができる。
また、載置部2cは、下部フレーム2Bの略全長に亘って設けられている必要はなく、例えば下部フレーム2Bの両端部に点在するように設けられていてもよい。
さらには、載置部2cは、裏面パネル11の下部に当接する位置に設けられていることが好ましいが、載置部2cには裏面パネル11を着脱する際に当該裏面パネル11を仮置きできればよく、裏面パネル11の下方に離間した位置に設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、フロアキャビネット1の昇降式収納装置として、収納棚2の1つである水切り棚を例にとったが、これに限られるものではなく、食器乾燥器または食器洗い乾燥器であってもよい。
本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が下降位置の斜視図である。 本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が上昇位置の斜視図である。 操作パネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た斜視図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た正面図である。 (a)は収納棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板カウンターを省略した収納棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 天板カウンターを省略した収納棚の分解斜視図である。 図8の要部拡大図である。 (a)は裏面パネルを前方から見たときの要部拡大図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 裏面パネルの係止溝が係止部に係止された状態を示す要部拡大図である。 (a)は収納棚を下方から見たときの斜視図、(b)は(a)のB部拡大図である。 (a)は裏面パネルを取付ける前の状態の断面側面図、(b)は裏面パネルを取付けた後の状態の断面側面図である。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
1a カウンター
11 裏面パネル
11A 枠体
11B 樹脂板
11a 係止溝
14 収納空間
2 収納棚
2A 上部フレーム
2B 下部フレーム
2C 左側部フレーム
2D 右側部フレーム
2c 載置部
4 天板カウンター
5 昇降用開口
6 昇降機構
7 操作パネル
9 係止部

Claims (2)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記収納棚には、裏面に裏面パネルが取付けられているとともに、裏面パネルの上部を下方からの抜き差しが可能となるように係止する係止部が設けられ、前記係止部は、前記収納棚の裏面から後方に延在してさらに左右の両端部が外側に広がる形状に形成されており、前記裏面パネルの上部には、前記係止部に下方から嵌り込み可能な形状の係止溝が形成されていることを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記収納棚には、前記裏面パネルの下側に当該裏面パネルが載置可能な載置部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の昇降式収納装置。
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