JP4375277B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しづらいという問題があった。
なお、物品検査スイッチによる物品検査結果に基づいて収納体の昇降を停止させる収納装置がある(特許文献3)。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚(水切り棚)をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報 実公平6−20437号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置において、昇降用開口の付近に異物がある時に、収納棚の昇降動作を停止させて安全性を向上させたいという要望があった。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、昇降用開口の付近に異物がある時に、収納棚の昇降動作を停止させて安全性を向上させるようにした昇降式収納装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記昇降用開口の付近に異物があることを検出する異物検出手段を前記昇降用開口の周囲のカバー枠に設けるとともに、前記異物検出手段で異物を検出した時に、前記収納棚の昇降動作を停止させる異物検出停止手段を設けたことを特徴とする昇降式収納装置を提供するものである。
異物が挟まれることを未然に防止するとともに、異物が挟まれていても容易に取り除くことができるようにするために、前記収納棚の下降時に、前記異物検出手段で異物を検出した時に、前記異物検出停止手段で、前記収納棚の下降動作を停止して、停止後に所定の上昇位置まで上昇動作をさせるように構成することが好ましい。
静電容量を持つ異物(例えば人体)と静電容量を持たない異物(例えば調味料の瓶等)とを検出するために、前記異物検出手段は、静電検出センサーと圧電センサーとを組み合わせたものである構成とすることが好ましい。
本発明によれば、昇降用開口の付近に異物があることをカバー枠の異物検出手段で検出した時に、異物検出停止手段で収納棚の昇降動作を停止させるようにしたから、収納棚とカバー枠との間に異物が挟まれることを未然に防止でき、安全性が向上するようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はキッチン用フロアキャビネット1であって、(a)は収納棚(水切り棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、(b)は収納棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。図1のフロアキャビネット1は、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1のカウンターの右側位置にシンク3が設けられ、このシンク3の後方位置に収納棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に収納棚2を配置することもできる。前記フロアキャビネット1のカウンターの左側位置にコンロ4が設けられている。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング側を向いた者が見た状態としている。
図2(a)に示すように、前記フロアキャビネット1がL型である場合には、前記収納棚2をコーナースペースに設けることができる。この場合には、デッドスペースとなるコーナースペースを有効に利用できるようになる。特に収納棚2のキッチン側の左右両面を開口しておけば、食器等の収納物を出し入れしやすくなって、使い勝手が良くなる。また、具体的な図示は省略するが、前記フロアキャビネット1がU型である場合には、前記収納棚2を左右のコーナースペースの少なくとも一方に設けることができる。この場合でも、前記L型のフロアキャビネット1と同様の効果を奏することができる。
前記収納棚2は、フロアキャビネット1のカウンターに形成された昇降用開口5内に配置されて、この収納棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図3参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。
前記収納棚2には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられ、上段の水切り部2aの上方には、ふきん掛け部2cとまな板収納部2dとが設けられ、水切り部2a,2bの左方には、上下2段で調味料やラップ等の小物収納部2eが設けられている。
前記収納棚2の天板2fは、図1(a)のように、下降位置Dでは、昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板2fの上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板2fの右側前面位置には、収納棚2を昇降操作するためのスイッチパネル7が取付けられ、このスイッチパネル7には、図2(b)に詳細に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7cが設けられるとともに、点滅ランプやスピーカー等でなるトラップ給水報知・警報部7d、異物挟み込み報知・警報部7e、過積載報知・警報部7fが設けられている。
図6(a)は天板2fを省略した収納棚2の斜視図、図7は収納棚2の分解斜視図である。
前記収納棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に組み立てられて、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの間には、左側部フレーム2C寄りに、仕切り板2gを有する仕切りフレーム2Eが取付けられている。
前記仕切りフレーム2Eと右側部フレーム2Dとの間には、前記ふきん掛け部2cとまな板収納部2dとを支持したシャフト2jの両端部と、上段の水切り部2aの両端部とが支持されているとともに、下段の水切り部2bは、下部フレーム2Bの上部で支持されている。また、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10を取付けている。
前記仕切りフレーム2Eと左側部フレーム2Cとの間には、上下2段の小物収納部2eを区画する上段の仕切り板2hの両端部が支持されているとともに、下段の仕切り板2iは、下部フレーム2Bの下部で支持されている。
前記上段の水切り部2aと仕切り板2hとは、取り外して高さ位置を調整できるようになっていることが好ましい。
前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの裏面(ダイニング側)には化粧板11が取付けられて覆われるとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、化粧板11が透光性であると、ダイニング側の光で収納棚2内を明るくすることができる。
図3〜図5に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの収納棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで上面が開口した略U字状に形成されている。そして、左右の側板14A,14Bと底板14Cとのシンク3側の面は背板14Dで閉じられているとともに、ダイニング側の面は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14に換気ファンを設ければ、下降位置Dの収納棚2に収納した食器等の収納物の乾きが早くなるので有利である。また、収納棚2自体を食器乾燥機または食器洗い乾燥機として構成することも可能である。
前記収納空間14内には、収納棚2の昇降機構6等が収納されている。すなわち、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、奥行き方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記収納棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図6(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。
そして、前記ブラケット17のシュー18がガイドレール15で上下摺動するようにガイドされることにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dと、カウンター上の上昇位置Uとに昇降動されるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの左右方向のほぼ中央位置には、電動モータ20と、この電動モータ20でチェーン21aを介して駆動される2個のドラム21A,21Bとが設置されて、一方のドラム21Aには、左側のベルト22Aが下方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、他方のドラム21Bには、右側のベルト22Bが上方から巻き付けられて内端部が係止されている。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の左側部フレーム2Cのブラケット17に係止されるとともに、前記右側のベルト22Bは、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の右側部フレーム2Dのブラケット17に係止されるようになる。
したがって、前記スイッチパネル7の上昇スイッチ7aをプッシュ操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図4(a)において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、収納棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引っ張り上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、収納棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記収納棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらにプッシュ操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記スイッチパネル7の下降スイッチ7cをプッシュ操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、収納棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、収納棚2が自重で下降することにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図4(a)において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bに巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、収納棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cをプッシュ操作すると、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cをプッシュ操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記スイッチパネル7の停止スイッチ7bをプッシュ操作すると、電動モータ20が停止して、収納棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
前記収納空間14の底板14Cの上には、制御ボックス40(図3参照)が取付けられ、この制御ボックス40の制御回路に、前記電動モータ20,各スイッチ7a〜7c、各報知・警報部7d〜7f、後述する水位検出手段29等が接続されている。
図8に詳細に示すように、前記昇降用開口5の四周囲を取り囲む横長長方形状の導電性(例えばアルミニューム製)のカバー枠37が設けられ、このカバー枠37の内縁に、前記昇降する収納棚2の各壁面と接触しないように立ち上がる立ち上がり部37aが形成されるとともに、フロアキャビネット1の昇降用開口5の四周囲のカウンター面1aに載置されるフランジ部37bが形成されている。この導電性のカバー枠37は、静電検出センサー(異物検出手段)38を兼ねるようになる。また、このカバー枠37によって、昇降用開口5と収納棚2との間の隙間を覆うようになる。
前記カバー枠37のフランジ部37bの下面には、四周囲の適所に圧電センサー(異物検出手段)39が取付けられ、この圧電センサー39を介して、カバー枠37である静電検出センサー38が電気的に絶縁された状態でカウンター面1aに載置されるようになる。具体的には、図9に示すように、カバー枠37の下面に形成された溝部37cにケーブル状の圧電センサー39が嵌め込まれるとともに、カバー枠37の内部にねじ47で固定される押さえ板48で外れないように押さえられている。なお、49は、カウンター面1aに固定されたバックガードで、カウンター面1aの水が昇降用開口5内に浸入するのをブロックするものである。また、50は、昇降用開口5の周囲の適所に取付けられた弾性の係止具で、カバー枠37の下面に形成された弾性の被係止部37dを上方から押し付けることで、係止具50に被係止部37dが係止されるようになる。したがって、昇降用開口5の周囲の係止具50に、カバー枠37の被係止部37dをワンタッチで係止できるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの上の制御ボックス40の制御回路に、カバー枠37である静電検出センサー38と圧電センサー39とがリード線41で接続されている。
前記制御ボックス40の制御回路には、図11(a)に示すように、カバー枠37である静電検出センサー38と対地の間の静電容量C1が予め記憶されていて、カバー枠37である静電検出センサー38に静電容量を持つ異物(例えば人体)が触れると、人体と対地の間の静電容量C2の分が増加するので、この静電容量の増加(C1+C2)でカバー枠37に異物が乗っていることを検出するようになる。
また、圧電センサー39は、カバー枠37に静電容量を持たない異物(例えば調味料の瓶等)が乗っていると、その圧力の変化からカバー枠37に異物が乗っていることを検出するようになる。
一方、前記収納棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
前記排水パイプ25の内径D1は、排水管28の内径D2より小さく設定している。
また、前記排水トラップ27内には、図4(b)に示すように、排水トラップ27内の水位Lを検出する水位検出手段29が設けられている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5のほぼ真下に位置させている。
上記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンターに形成した昇降用開口5内に設置した収納棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、収納棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに収納棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、収納棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、収納棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、収納棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
さらに、収納棚2の下降前に、昇降用開口5の付近に異物があることを静電検出センサー38で検出すると、図11(b)のように、その検出信号が制御ボックス40に送られて、制御ボックス40の異物検出停止回路から昇降機構6の電動モータ20に停止信号が送られて、スイッチパネル7の下降スイッチ7cをプッシュ操作しても、電動モータ20が停止したままで、収納棚2が下降しなくなる。
また、収納棚2の下降途中に、昇降用開口5の付近に異物があることを静電検出センサー38で検出すると、同様にして、電動モータ20が緊急に停止して、収納棚2の下降が停止されるようになる。
加えて、収納棚2の下降終期に、天板2fと昇降用開口5の付近とに、例えば調味料の瓶等の異物が挟まれたことを圧電センサー39で検出すると、同様にして、電動モータ20が緊急に停止して、収納棚2の下降が停止されるようになる。
この電動モータ20の緊急停止の直後に、電動モータ20を僅かな時間だけ逆転して収納棚2を所定の上昇位置まで上昇動作させるように、前記制御ボックス40で電動モータ20を制御すれば、異物が挟まれていても容易に取り除くことができる。
同時に、スイッチパネル7の下降スイッチ7cをプッシュ操作していても、これらのプッシュ操作がキャンセルされて、電動モータ20が逆転、つまり、収納棚2が下降されないようになる。合わせて、スイッチパネル7の異物挟み込み報知・警報部7eで報知して、異物を取り除くことを促すことができる。なお、上昇スイッチ7aをプッシュ操作すれば、電動モータ20が正転、つまり、収納棚2が上昇されるようにすれば、異物が挟まれていても容易に取り除くことができる。
このようにして、収納棚2と昇降用開口5の付近のカウンター面1aとの間に異物が挟まれることを防止できるようになる。
特に、静電検出センサー38と圧電センサー39とを昇降用開口5の周囲のカバー枠37に設けることで、収納棚2とカバー枠37との間に異物が挟まれることを未然に防止できるようになる。
また、異物検出手段として、静電検出センサー38と圧電センサー39とを組み合わせれば、静電検出センサー38によって、静電容量を持つ異物(例えば人体)をいち早く検出して、挟まれないよう未然に防止できるとともに、圧電センサー39によって、静電容量を持たない異物(例えば調味料の瓶等)も確実に検出できるようになるので、より安全性が向上するようになる。
前記各説明では、収納棚2の下降前、下降途中、下降終期に、それぞれ昇降用開口5の付近に異物があることを静電検出センサー38や圧電センサー39で検出した時に、収納棚2の下降を停止させるものであったが、加えて、収納棚2の上昇前、上昇途中、上昇終期に、それぞれ昇降用開口5の付近に異物があることを静電検出センサー38や圧電センサー39で検出した時に、収納棚2の上昇を停止させることもできる。このようにすれば、安全性がより向上するようになる。
前記説明では、静電検出センサー38と圧電センサー39とを設けたものであったが、いずれか一方のセンサーだけであっても良い。
図10は、変形例であって、同図(a)(b)のように、前記昇降用開口5の開口縁の四周囲に型枠42を取付けて、この型枠42の上面に、ヒンジ部43aで上下揺動可能な平板状サッシ43を設けるとともに、前記型枠42内の適所に、アクチュエータ44aを上向きにしたリミットスイッチ44を取付ける。このサッシ43によって、昇降用開口5と収納棚2との間の隙間を覆うようになる。なお、型枠42の内面に、収納棚2の壁面との間をシールするパッキン45を取付けることができる。
前記サッシ43は、常時はアクチュエータ44aのバネ力で上揺動されていて、サッシ43に異物(例えば調味料の瓶等)が乗ったときに、アクチュエータ44aのバネ力に抗してサッシ43が下揺動されて、リミットスイッチ44がオンするようになる。このリミットスイッチ44は、前記制御ボックス40にリード線41で接続されている。
そして、収納棚2の下降途中に、昇降用開口5の付近に異物があると、アクチュエータ44aのバネ力に抗してサッシ43が下揺動されて、リミットスイッチ44がオンすると、前記と同様に、その信号が制御ボックス40に送られて、制御ボックス40の異物検出停止回路から昇降機構6の電動モータ20に停止信号が送られ、電動モータ20が緊急に停止して、収納棚2の下降が停止されるようになる。
また、図10(c)のように、前記収納棚2の天板2fの下面の適所に、前記と同様の圧電センサー39を設けることもできる。この圧電センサー39は、前記制御ボックス40にリード線41で接続されている。
そして、収納棚2の下降途中に、昇降用開口5の付近に異物があることを圧電センサー39で検出すると、前記と同様に、その信号が制御ボックス40に送られて、制御ボックス40の異物検出停止回路から昇降機構6の電動モータ20に停止信号が送られ、電動モータ20が緊急に停止して、収納棚2の下降が停止されるようになる。
前記実施形態は、フロアキャビネット1の昇降式収納装置として、収納棚2の1つである水切り棚を例にとったが、これに限られるものではなく、食器乾燥機または食器洗い乾燥機であっても良い。
本発明の一実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、(a)は収納棚が下降位置の斜視図、(b)は収納棚が上昇位置の斜視図である。 (a)はL型のフロアキャビネットの斜視図、(b)はスイッチパネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング側から見た斜視図である。 (a)は昇降式収納装置をダイニングから見た正面図、(b)は排水トラップの側面図である。 (a)は収納棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板を省略した収納棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 天板を省略した収納棚の分解斜視図である。 異物検出手段を設けた収納棚であり、(a)は全体斜視図、(b)はカバー枠の斜視図、(c)はカバー枠の要部断面図である。 カバー枠部分の拡大断面図である。 変形例の異物検出手段を設けた収納棚であり、(a)は要部斜視図、(b)は型枠部分の断面図、(c)は天板に圧電センサーを設けた収納棚の全体斜視図である。 (a)は静電検出センサーの回路図、(b)は異物検出のシステム図である。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
1a カウンター
2 収納棚
5 昇降用開口
6 昇降機構
14 収納空間
20 電動モータ
37 カバー枠
38 静電検出センサー(異物検出手段)
39 圧電センサー(異物検出手段)
40 制御ボックス(異物検出停止手段)
42 型枠
43 サッシ
44 リミットスイッチ(異物検出手段)

Claims (3)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記昇降用開口の付近に異物があることを検出する異物検出手段を前記昇降用開口の周囲のカバー枠に設けるとともに、前記異物検出手段で異物を検出した時に、前記収納棚の昇降動作を停止させる異物検出停止手段を設けたことを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記収納棚の下降時に、前記異物検出手段で異物を検出した時に、前記異物検出停止手段で、前記収納棚の下降動作を停止して、停止後に所定の上昇位置まで上昇動作をさせるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の昇降式収納装置。
  3. 前記異物検出手段は、静電検出センサーと圧電センサーとを組み合わせたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式収納装置。
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