JP3966324B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しずらいという問題があった。
なお、昇降棚の下降中に負荷電流が所定以上になったときに、駆動装置の運転を停止させるものがある(特許文献3)。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚(水切り棚)をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報 特開2002−28038号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置において、収納棚が過積載で下降したまま上昇できないで、収納棚から収納物が取り出せなくなることを未然に防止したいという要望があった。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、過積載状態の収納棚から収納物が取り出せなくなることを未然に防止できるようにした昇降式収納装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記収納棚の過積載を検出する過積載検出手段を設けるとともに、過積載検出手段で過積載を検出した時に、前記収納棚の下降を停止させる過積載検出停止手段を設けて、前記過積載検出手段は、収納棚の昇降位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器であり、この可変抵抗器の電圧変化値の検出から収納棚の下降速度に基づいて過積載を検出するものであって、前記過積載検出停止手段は、前記収納棚の下降開始時に過積載を検出した時に、前記収納棚の下降を停止させることを特徴とする昇降式収納装置を提供するものである。
請求項2のように、収納棚の下降の停止直後に、収納棚を少し上昇させることが好ましい。
本発明によれば、収納棚の下降開始時に、収納棚が過積載であることを可変抵抗器(過積載検出手段)で検出した時に、過積載検出停止手段で収納棚の下降を停止させるようにしたから、過積載状態で収納棚が下降したままで再上昇できなくなる不具合がなくなって、過積載時に収納棚から収納物が取り出せなくなることを未然に防止できるようになる。また、収納棚の下降速度に基づいて過積載を検出するようにしたから、基本的には可変抵抗器を設ければ良いので、構造が簡単である。さらに、収納棚の下降の停止直後に、収納棚を少し上昇させるようにすれば(請求項2)、収納棚の収納物を減らすために出しやすくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はキッチン用フロアキャビネット1であって、(a)は水切り棚(収納棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、(b)は水切り棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。図1のフロアキャビネット1は、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1のカウンターの右側位置にシンク3が設けられ、このシンク3の前方位置に水切り棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に水切り棚2を配置することもできる。前記フロアキャビネット1のカウンターの左側位置にコンロ4が設けられている。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング側を向いた者が見た状態としている。
図2(a)に示すように、前記フロアキャビネット1がL型である場合には、前記水切り棚2をコーナースペースに設けることができる。この場合には、デッドスペースとなるコーナースペースを有効に利用できるようになる。特に水切り棚2のキッチン側の左右両面を開口しておけば、食器等の収納物を出し入れしやすくなって、使い勝手が良くなる。また、具体的な図示は省略するが、前記フロアキャビネット1がU型である場合には、前記水切り棚2を左右のコーナースペースの少なくとも一方に設けることができる。この場合でも、前記L型のフロアキャビネット1と同様の効果を奏することができる。
前記水切り棚2は、フロアキャビネット1のカウンターに形成された昇降用開口5内に配置されて、この水切り棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図3参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。
前記水切り棚2には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられ、上段の水切り部2aの上方には、ふきん掛け部2cとまな板収納部2dとが設けられ、水切り部2a,2bの左方には、上下2段で調味料やラップ等の小物収納部2eが設けられている。
前記水切り棚2の天板2fは、図1(a)のように、下降位置Dでは、昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板2fの上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板2fの右側前面位置には、水切り棚2を昇降操作するためのスイッチパネル7が取付けられ、このスイッチパネル7には、図2(b)に詳細に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7cが設けられるとともに、点滅ランプやスピーカー等でなるトラップ給水報知・警報部7d、異物挟み込み報知・警報部7e、過積載報知・警報部7fが設けられている。
図6(a)は天板2fを省略した水切り棚2の斜視図、図7は水切り棚2の分解斜視図である。
前記水切り棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に組み立てられて、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの間には、左側部2C寄りに、仕切り板2gを有する仕切りフレーム2Eが取付けられている。
前記仕切りフレーム2Eと右側部フレーム2Dとの間には、前記ふきん掛け部2cとまな板収納部2dとを支持したシャフト2jの両端部と、上段の水切り部2aの両端部とが支持されているとともに、下段の水切り部2bは、下部フレーム2Bの上部で支持されている。また、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10を取付けている。
前記仕切りフレーム2Eと左側部フレーム2Cとの間には、上下2段の小物収納部2eを区画する上段の仕切り板2hの両端部が支持されているとともに、下段の仕切り板2iは、下部フレーム2Bの下部で支持されている。
前記上段の水切り部2aと仕切り板2hとは、取り外して高さ位置を調整できるようになっていることが好ましい。
前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの裏面(ダイニング側)には化粧板11が取付けられて覆われるとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、化粧板11が透光性であると、ダイニング側の光で水切り棚2内を明るくすることができる。
図3〜図5に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの水切り棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで上面が開口した略U字状に形成されている。そして、左右の側板14A,14Bと底板14Cとのシンク3側の面は背板14Dで閉じられているととに、ダイニング側の面は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14に換気ファンを設ければ、下降位置Dの水切り棚2に収納した食器等の収納物の乾きが早くなるので有利である。また、水切り棚2自体を食器乾燥機として構成することも可能である。
前記収納空間14内には、水切り棚2の昇降機構6等が収納されている。すなわち、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、奥行き方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記水切り棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図6(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。
そして、前記ブラケット17のシュー18がガイドレール15で上下摺動するようにガイドされることにより、水切り棚2がカウンター下の下降位置Dと、カウンター上の上昇位置Uとに昇降動されるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの左右方向のほぼ中央位置には、電動モータ20と、この電動モータ20でチェーン21aを介して駆動される2個のドラム21A,21Bとが設置されて、一方のドラム21Aには、左側のベルト22Aが下方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、他方のドラム21Bには、右側のベルト22Bが上方から巻き付けられて内端部が係止されている。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記水切り棚2の左側部フレーム2Cのブラケット17に係止されるとともに、前記右側のベルト22Bは、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記水切り棚2の右側部フレーム2Dのブラケット17に係止されるようになる。
したがって、前記スイッチパネル7の上昇スイッチ7aをプッシュ操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図4(a)において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、水切り棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引っ張り上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、水切り棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記水切り棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらにプッシュ操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記スイッチパネル7の下降スイッチ7cをプッシュ操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、水切り棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、水切り棚2が自重で下降することにより、水切り棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図4(a)において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bに巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、水切り棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cをプッシュ操作すると、水切り棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cをプッシュ操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記スイッチパネル7の停止スイッチ7bをプッシュ操作すると、電動モータ20が停止して、水切り棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
前記収納空間14の底板14Cの上には、制御ボックス40(図3参照)が取付けられ、この制御ボックス40の制御回路に、前記電動モータ20,各スイッチ7a〜7c、各報知・警報部7d〜7f、後述する水位検出手段29等が接続されている。
図8に詳細に示すように、前記水切り棚2の例えば右側部フレーム2Dのブラケット17には、可変抵抗器(ボリューム…過積載検出手段)47が取付けられている。前記可変抵抗器47は、同図(b)(c)に示すように、操作軸部47aが左右方向に移動できるようになっていて、例えば、同図における左端位置aでは抵抗が最小(出力電圧は最大)になり、右端位置bでは抵抗が最大(出力電圧は最小)となるように設定されている。
前記収納空間14の底板14Cの上の制御ボックス40の制御回路に、可変抵抗器47がリード線(不図示)で接続されている。
前記収納空間14の右側板14Bの内面には、前記ガイドレール15に対して下側を外向きに傾斜させた位置検知用レール48が取付けられ、この位置検知用レール48のレール溝48aに前記可変抵抗器47の操作軸部47aを係合させている。
そして、可変抵抗器47の操作軸部47aは、水切り棚2の上昇位置Uでは、位置検知用レール48のレール溝48aでガイドされて左端位置aに移動するとともに、水切り棚2の下降位置Dでは、位置検知用レール48のレール溝48aでガイドされて右端位置bに移動するようになる。
すなわち、図9(a)および図10(a)に示すように、例えば、前記水切り棚2がカウンター面1aから500mmの高さで上昇位置Uに上昇している場合には、可変抵抗器47の操作軸部47aは左端位置aにあるから、抵抗が最小で出力電圧は最大の5Vとなるので、5Vの出力電圧を制御ボックス40の制御回路で検出すれば、水切り棚2が上昇位置Uであるという位置検知ができる。また、前記水切り棚2がカウンター面1aから0mmの高さで下降位置Dに下降している場合には、可変抵抗器47の操作軸部47aは右端位置bにあるから、抵抗が最大で出力電圧は最小の0Vとなるので、0Vの出力電圧を制御ボックス40の制御回路で検出すれば、水切り棚2が下降位置Uであるという位置検知ができる。したがって、出力電圧が5V〜0Vのどの位置にあるかを検出すれば、水切り棚2が500mm〜0mmのどの高さ位置にあるかが検出できるようになる。
一方、前記水切り棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
前記排水パイプ25の内径D1は、排水管28の内径D2より小さく設定している。
また、前記排水トラップ27内には、図4(b)に示すように、排水トラップ27内の水位Lを検出する水位検出手段29が設けられている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5のほぼ真下に位置させている。
上記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンターに形成した昇降用開口5内に設置した水切り棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、水切り棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに水切り棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、水切り棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、水切り棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、水切り棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
一方、前記水切り棚2の昇降による高さ位置は、可変抵抗器47の出力電圧から制御ボックス40の制御回路で検出されている。
そして、水切り棚2に収納した食器等の収納物が通常積載状態(例えば、制限が30Kg以内で、実際には20Kgが積載されている状態)にある場合、水切り棚2が上昇位置Uから下降位置Dに自重で下降する時は、図10(b)に実線aで示すように、下降開始から70ms、80ms、90msの3ポイントで可変抵抗器47の電圧変化値(mV)を検出すると、約250〜300mVの範囲内であって、収納物の重量が軽いので、下降速度が遅いことになる。
逆に、水切り棚2に収納した食器等の収納物が過積載状態(例えば、制限が30Kg以内で、実際には50Kgが積載されている状態)にある場合、水切り棚2が上昇位置Uから下降位置Dに自重で下降する時は、図10(b)に実線bで示すように、下降開始から70ms、80ms、90msの3ポイントで可変抵抗器47の電圧変化値(mV)を検出すると、約400〜450mVの範囲内であって、収納物の重量が重いので、下降速度が早いことになる。
そこで、例えば電圧変化値(mV)の400mVを閾値cとして、下降開始から70ms、80ms、90msの3ポイントで閾値cを越える電圧変化値(mV)であれば、過積載状態と判断することができる。
このように、水切り棚2の下降開始時に、過積載であることを可変抵抗器(過積載検出手段)47で検出すると、図9(b)のように、その検出信号が制御ボックス40の制御回路に送られて、制御ボックス40の過積載検出停止回路から昇降機構6の電動モータ20に停止信号が送られ、電動モータ20が緊急に停止して、水切り棚2の下降が停止されるようになる。過積載の場合、例えば50mm程度までで水切り棚2の下降を停止することが好ましい。この電動モータ20の緊急停止の直後に、電動モータ20を僅かな時間だけ逆転して水切り棚2を少し上昇させるようにすれば、水切り棚2の収納物を減らすために出しやすくなる。
同時に、スイッチパネル7の上昇スイッチ7aや下降スイッチ7cをプッシュ操作していても、これらのプッシュ操作がキャンセルされて、電動モータ20が正転または逆転されないようになる。合わせて、スイッチパネル7の過積載報知・警報部7fで報知して、収納物を減らすことを促すことができる。
このようにして、過積載状態で水切り棚2が下降したままで再上昇できなくなる不具合がなくなって、過積載時に水切り棚2から収納物が取り出せなくなることを未然に防止できるとともに、過積載から駆動機構6を保護できるようになる。
また、水切り棚2の下降速度に基づいて過積載を検出するようにしたから、基本的には可変抵抗器47を設ければ良いので、構造が簡単である。
前記実施形態では、水切り棚2の下降速度に基づいて過積載を検出するようにしたが、左右のベルト22A,22Bに加わる負荷で過積載を検出することもできる。
前記実施形態は、フロアキャビネット1の昇降式収納装置として、収納棚の1つである水切り棚2を例にとったが、これに限られるものではない。
本発明の一実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、(a)は水切り棚が下降位置の斜視図、(b)は水切り棚が上昇位置の斜視図である。 (a)はL型のフロアキャビネットの斜視図、(b)はスイッチパネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング側から見た斜視図である。 (a)は昇降式収納装置をダイニング側から見た正面図、(b)は排水トラップの側面図である。 (a)は水切り棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板を省略した水切り棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 天板を省略した水切り棚の分解斜視図である。 (a)は可変抵抗器と位置検知用レールとの斜視図、(b)は可変抵抗器の平面図、(c)は可変抵抗器と位置検知用レールとの正面図である。 (a)は可変抵抗器の回路図、(b)は過積載検出のシステム図である。 (a)は水切り棚の高さと電圧との関係のグラフ、(b)は水切り棚の下降経過時間と電圧変化値との関係のグラフである。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
2 水切り棚(収納棚)
5 昇降用開口
6 昇降機構
14 収納空間
20 電動モータ
40 制御ボックス(過積載検出停止手段)
47 可変抵抗器(過積載検出手段)
48 位置検知用レール

Claims (2)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記収納棚の過積載を検出する過積載検出手段を設けるとともに、過積載検出手段で過積載を検出した時に、前記収納棚の下降を停止させる過積載検出停止手段を設けて、前記過積載検出手段は、収納棚の昇降位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器であり、この可変抵抗器の電圧変化値の検出から収納棚の下降速度に基づいて過積載を検出するものであって、前記過積載検出停止手段は、前記収納棚の下降開始時に過積載を検出した時に、前記収納棚の下降を停止させることを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記収納棚の下降の停止直後に、収納棚を少し上昇させることを特徴とする請求項1に記載の昇降式収納装置。
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