JP4329720B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しづらいという問題があった。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置においては、収納棚の上面は、前面に凹部が設けられた天板カウンターで構成され、この天板カウンターの凹部には、前記収納棚を昇降操作するための各種のスイッチが取付けられた操作パネルが嵌め込まれている。この操作パネルを天板カウンターに固定するには、外観上下方からネジ止めして固定ネジを見え難くしたいという要望があった。
しかしながら、操作パネルを下方からネジ止めすると、操作パネルのスイッチを押圧操作したときに当該操作パネルがぐらつくおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、操作パネルを下方からネジ止めしても操作パネルのぐらつきを防止できるようにした昇降式収納装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記収納棚は、当該収納棚の上面を構成する天板カウンターを有し、この天板カウンターの前面には凹部が設けられ、この凹部に前記収納棚を昇降操作するためのスイッチを有した操作パネルが嵌め込まれており、前記操作パネルは、前記凹部から露出する面に前記スイッチが取付けられたパネル部材と、このパネル部材を後方から保持した状態で前記凹部の下面に固定される金属製の保持部材とを有していることを特徴とするものである。
パネル部材の上部から凹部内に浸入した水がパネル部材の内部に浸入することを防ぐために、前記パネル部材は、後方に開口する形状に形成され、前記保持部材は、前記パネル部材の開口の少なくとも一部を覆っており、前記パネル部材の開口が保持部材に覆われる部分の上部には、当該保持部材よりも後方まで延在するオーバーハング部が設けられていることが好ましい。
パネル部材の上部と凹部の上面との間から水が浸入することをさらに確実に防止するために、前記保持部材は、前記凹部の下面に載置された状態で固定される固定部を有しており、この固定部は、後部が上方に反った形状に形成され、この後部に前記凹部の下面を貫通する固定ネジに螺合可能なネジ孔が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、操作パネルをパネル部材と、パネル部材を保持した状態で凹部の下面に固定される金属製の保持部材とで構成したから、保持部材を凹部の下方からネジ止めして固定することで固定ネジを目立たなくすることができるとともに、このようにしてもパネル部材に取付けられたスイッチが押圧操作されたときのパネル部材のぐらつきを保持部材の剛性によって防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2はキッチン用フロアキャビネット1であって、図1は収納棚(水切り棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、図2は収納棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。前記フロアキャビネット1は、キッチンとダイニング・リビングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1の上面はカウンター1aで構成されており、このカウンター1aの右側位置にシンク3が設けられ、シンク3の後方位置に収納棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に収納棚2を配置することもできる。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング・リビング側を向いた者が見た状態としている。
前記収納棚2は、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成された昇降用開口5(図4参照)内に配置されて、この収納棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図4参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。図2のように、前記昇降用開口5は、横長四角枠状のカバー枠8で覆われている。
前記収納棚2の内部には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられているとともに、収納棚2の上面は天板カウンター4で構成されている。
前記天板カウンター4は、図1のように、下降位置Dでは、カバー枠8とともに昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター1aの上面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板カウンター4の上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板カウンター4の右側前面位置には、詳しくは後述するが、収納棚2を昇降操作するための操作パネル7が取付けられている。この操作パネル7には、図3に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7c、ロックスイッチ7dが設けられるとともに、点灯または点滅することにより各種の状態を報知するLED7e,7fが設けられている。
図7(a)は、天板カウンター4を省略した収納棚2の斜視図である。前記収納棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に溶接等で一体的に組み立てられていて、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10(図5参照)を取付けている。
前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの裏面(ダイニング・リビング側)には化粧板11が取付けられて覆われるとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、化粧板11が透光性であると、ダイニング・リビング側の光で収納棚2内を明るくすることができる。
また、上部フレーム2Aに取付けられた化粧板12cには、換気ファン35が設けられている。この換気ファン35は、収納棚2が下降位置Dにあるときに、収納空間14内の空気を外部に排出するためのものであり、当該換気ファン35には、湿度を検出する湿度センサー(図示せず)が取付けられていて、湿度が所定値以上になったときに駆動するようになっている。
図4〜図6に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの収納棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで下方から略U字状に囲まれ、上方に開口している。そして、左右の側板14A,14Bと底板14Cとのシンク3側の面は背板14Dで閉じられているとともに、ダイニング側の面は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14内には、収納棚2の昇降機構6等が収納されている。すなわち、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、奥行き方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記収納棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図7(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。
そして、前記ブラケット17のシュー18がガイドレール15で上下摺動するようにガイドされることにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dと、カウンター上の上昇位置Uとに昇降動されるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの左右方向のほぼ中央位置には、電動モータ20と、この電動モータ20でチェーン21aを介して駆動される2個のドラム21A,21Bとが設置されて、一方のドラム21Aには、左側のベルト22Aが下方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、他方のドラム21Bには、右側のベルト22Bが上方から巻き付けられて内端部が係止されている。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の左側部フレーム2Cのブラケット17に係止されるとともに、前記右側のベルト22Bは、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の右側部フレーム2Dのブラケット17に係止されるようになる。
したがって、前記操作パネル7の上昇スイッチ7aを押圧操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図5において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、収納棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引っ張り上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、収納棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記収納棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらに押圧操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記操作パネル7の下降スイッチ7cを押圧操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、収納棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、収納棚2が自重で下降することにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図5において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bから巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、収納棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cを押圧操作すると、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cを押圧操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記操作パネル7の停止スイッチ7bを押圧操作すると、電動モータ20が停止して、収納棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
さらに、操作パネル7のロックスイッチ7dを設定した時間(例えば3秒間)押圧操作し続けると、上側のLED7eが点灯してロック状態となり、各スイッチ7a〜7cを押圧操作してもその操作は無効となる。逆に、LED7eが点灯した状態で、ロックスイッチ7dを設定時間押圧操作し続けると、LED7eが消灯してロック状態が解除される。
また、収納棚2の昇降操作の異常や過積載等は、上側のLED7eの点滅により報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記各スイッチ7a〜7d及びLED7e,7fは、後述する操作パネル7内でスイッチ基板72(図12参照)に接続され、このスイッチ基板72は、前記収納空間14の底板14Cの上に取付けられた制御ボックス32(図4参照)の制御回路に接続されている。なお、前記電動モータ20も、前記制御ボックス32の制御回路に接続されている。
一方、図4および図5に示すように、前記収納棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5の前側のほぼ真下に位置させている。
なお、図示は省略するが、前記排水トラップ27には、水位センサーが設けられており、排水トラップ27内の水の有無は下側のLED7fの点灯及び消灯によって報知され、排水トラップ27内の異常は操作パネル7の下側のLED7fの点滅によって報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記天板カウンター4は、図8〜図10に示すように、前記収納棚2の上部フレーム2Aより一回り大きな横長長方枠形状の基礎フレーム4cと、この基礎フレーム4cの上面に固定される横長長方形状の化粧天板4aと、基礎フレーム4cの外側面に固定される化粧側板4bと、基礎フレーム4cの内側に嵌め込まれて化粧天板4aの下面に接触した状態で固定される中板4dとを有しており、中板4dが上部フレーム2Aの上面に載置された状態で固定されている。なお、前記中板4dの下面には、補強板4gが取付けられている。
前記基礎フレーム4cは、断面形状が矩形筒状のフレームが組み合わされて構成されており、前側の左右に延在する前フレーム41の前壁41cの右側部分が切り欠かれている一方、前記化粧側板4bもこの切り欠きに対応する部分が切断されていて、これにより天板カウンター4の前面に開口する凹部4eが形成されている。すなわち、凹部4eは、上方を前フレーム41の上壁41a及び化粧天板4aに、下方を前フレーム41の下壁41bに、左右を化粧側板4bの切断された端面で囲まれて構成されている。
そして、この凹部4eに前記操作パネル7が嵌め込まれている。
この操作パネル7は、図11及び図12に示すように、後方に開口する形状のパネル部材71と、このパネル部材71を後方から保持する金属製の保持部材73とを備えている。
前記パネル部材71は、横長長方形板状の主部71aと、この主部71aの後面に連設される横長長方形筒状の周壁71bとを有している。
前記主部71aは、上端面が前記凹部4eの上面である化粧天板4aの下面に当接するとともに左右の端面が凹部4eの左右の側面である化粧側板4bの切断された端面に当接可能な形状に形成され、それらの当接により凹部4e内に水が浸入するルートが塞がれるようになっている。また、主部71aの前面は、凹部4eから露出して、この主部71aの前面に前記各スイッチ7a〜7d及びLED7e,7fが取付けられている。
また、主部71aの下端部には、略全長に亘って前記周壁71bの下側で後方に延在する塞ぎ板71dが連設されており、この塞ぎ板71dによって主部71aの下端部と前記前フレーム41との隙間が塞がれるようになっている。
前記周壁71bの内部には、プリント回路基板等からなるスイッチ基板72が前記主部71aと略平行な姿勢で配設されている。また、周壁71bの左右の内側面には、前後方向に延在する一対の突条部71fが設けられており、この突条部71fの後端面にネジ孔71eが形成されている。
前記保持部材73は、一枚の金属板から折り曲げ形成されたものであり、前記パネル部材71の周壁71bの開口を略全面に亘って閉塞した状態で当該周壁71bを左右方向から挟持可能なように、平面視で略コ字状の形状をなしている。
この保持部材73には、前記ネジ孔71eに対応する位置に貫通孔73cが設けられており、この貫通孔73cから図略の固定ネジが前記ネジ孔71eに締め込まれることにより、保持部材73がパネル部材71を保持するようになっている。
パネル部材71の周壁71bの上壁部には、当該上壁部がそのまま前記保持部材73よりも後方まで延在するような形状のオーバーハング部71cが設けられている。
また、保持部材73の左右両端部の下端部には、前記凹部4eの下面(前フレーム41の下壁41b)に載置された状態で固定される固定部73aが形成されている。この固定部73aは、前記下面と略平行に折り曲げ形成されており、固定部73aには、バーリング加工が施されてネジ孔73bが形成されている。
前記固定部73aの下面は、保持部材73がパネル部材71を保持した状態で、パネル部材71の周壁71bの外側下面よりも下方に位置するとともに、前記塞ぎ板71dとの間に所定の隙間を形成するようになっており、この固定部73aと塞ぎ板71dとで前記前フレーム41の下壁41bを上下方向から挟み込むことができるようになっている。
一方、前記前フレーム41の下壁41bには、前記固定部73aのネジ孔73bに対応する位置に貫通孔4fが設けられており、この貫通孔4fから固定ネジ75がネジ孔73bに締め込まれることにより、保持部材73がパネル部材71を保持した状態で凹部4eの下面に固定されるようになっている。
なお、保持部材73の左側部分(図11では右側部分)には、下端部から略コ字状に切り込まれた切り欠き73dが形成されており、この切り欠き73dから前記スイッチ基板72に接続されるハーネスが挿通可能となっている。
前記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成した昇降用開口5内に設置した収納棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、収納棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに収納棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、収納棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、収納棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、収納棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
一方、操作パネル7を、パネル部材71と、パネル部材71を保持した状態で凹部4eの下面に固定される金属製の保持部材73とで構成したから、保持部材73を凹部4eの下方からネジ止めして固定することで固定ネジ75を目立たなくすることができるとともに、このようにしてもパネル部材71に取付けられた各スイッチ7a〜7dが押圧操作されたときのパネル部材71のぐらつきを保持部材73の剛性によって防止することができる。
また、パネル部材71の周壁71bにオーバーハング部73cを設けたから、図10中の矢印aで示すようにパネル部材71の主部71aの上端面と化粧天板4aの下面との間から凹部4e内に万が一水が浸入したとしても、この水はオーバーハング部71cから保持部材73の後方に落下するため、パネル部材71の内部に水が浸入することを防ぐことができる。
そして、前記パネル部材71の主部71aの上端面と化粧天板4aの下面との間からの水の浸入をさらに確実に防ぐには、前記保持部材73の固定部73aを利用して次のようにすればよい。
例えば、図13(a)に示すように、固定部73aの下面に、ネジ孔73bよりも前側位置に突起73dを設ける。
このようにすれば、前フレーム41の下壁41bの貫通孔4fからネジ孔73bに固定ネジ75を締め込むと、保持部材73及び保持部材73に保持されているパネル部材71は、図中の矢印bで示すように突起73dを支点として上方に回動する。これにより、パネル部材71の主部71aの上端面が化粧板4aの下面に圧接され、これらの間の隙間から水が浸入することを防ぐことができる。
または、図13(b)に示すように、固定部73aを後部が上方に反った形状に形成し、この後部にネジ孔73bを形成するようにしてもよい。
このようにすれば、前記突起73dを設けるよりも簡単な構成で前記効果を得ることができる。すなわち、前フレーム41の下壁41bの貫通孔4fからネジ孔73bに固定ネジ75を締め込むと、保持部材73及び保持部材73に保持されているパネル部材71は、図中の矢印cで示すように固定部73aの反った部分73eを支点として上方に回動する。これにより、パネル部材71の主部71aの上端面が化粧板4aの下面に圧接され、これらの間の隙間から水が浸入することを防ぐことができる。
なお、前記実施形態では、保持部材73はパネル部材71の周壁71bの開口を略全面に亘って閉塞する形状に形成された形態を示したが、保持部材73は、周壁71bの開口の上部のみを覆う形状であってもよい。
また、保持部材73は、パネル部材71を左右方向から挟持する必要はなく、パネル部材71の左右方向の中央部で当該パネル部材71を保持していてもよく、パネル部材71を後方から保持する形状であればよい。
そして、オーバーハング部71cは、周壁71bの上壁部の全長に亘って設けられている必要はなく、保持部材73によって後方に開口する形状が覆われる部分に設けられていればよい。
また、前記実施形態では、フロアキャビネット1の昇降式収納装置として、収納棚2の1つである水切り棚を例にとったが、これに限られるものではなく、食器乾燥器または食器洗い乾燥器であってもよい。
本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が下降位置の斜視図である。 本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が上昇位置の斜視図である。 操作パネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た斜視図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た正面図である。 (a)は収納棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板カウンターを省略した収納棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 収納棚を下方から見上げた斜視図である。 天板カウンターの分解斜視図である。 図8のA−A線断面図である。 (a)は操作パネルを後方から見たときの斜視図、(b)はその分解斜視図である。 図11(a)のB−B線断面図である。 (a)は保持部材の固定部に突起を設けたときの側面図、(b)は固定部の後部を上方に反らせたときの側面図である。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
1a カウンター
14 収納空間
2 収納棚
4 天板カウンター
4a 化粧天板
4b 化粧側板
4c 基礎フレーム
4d 中板
4e 凹部
5 昇降用開口
6 昇降機構
7 操作パネル
7a〜7d スイッチ
7e,7f LED
71 パネル部材
71a 主板
71b 周壁
71c オーバーハング部
72 スイッチ基板
73 保持部材
73a 固定部
73b ネジ孔
75 固定ネジ

Claims (3)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記収納棚は、当該収納棚の上面を構成する天板カウンターを有し、この天板カウンターの前面には凹部が設けられ、この凹部に前記収納棚を昇降操作するためのスイッチを有した操作パネルが嵌め込まれており、
    前記操作パネルは、前記凹部から露出する面に前記スイッチが取付けられたパネル部材と、このパネル部材を後方から保持した状態で前記凹部の下面に固定される金属製の保持部材とを有していることを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記パネル部材は、後方に開口する形状に形成され、前記保持部材は、前記パネル部材の開口の少なくとも一部を覆っており、前記パネル部材の開口が保持部材に覆われる部分の上部には、当該保持部材よりも後方まで延在するオーバーハング部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の昇降式収納装置。
  3. 前記保持部材は、前記凹部の下面に載置された状態で固定される固定部を有しており、この固定部は、後部が上方に反った形状に形成され、この後部に前記凹部の下面を貫通する固定ネジに螺合可能なネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式収納装置。
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