JP3966338B2 - 昇降式収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しづらいという問題があった。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置において、収納棚の下部フレームの上面に溜まった水が下部フレームの外方に流れ出ないようにしたいという要望があった。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、収納棚の下部フレームの上面に溜まった水が下部フレームの外方に流れ出ないようにした昇降式収納装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記収納棚は、四角枠状のフレームで構成するとともに、このフレームの内、下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成する一方、前記下部フレームの後フレーム部の外面に、前記フレームの裏側を覆う化粧板の下端部を嵌め込むサッシ溝を有するサッシが取付けられ、前記サッシ溝と化粧板の内面との間の隙間に圧嵌めする後部パッキンを取付けて、この後部パッキンに、前記立上がり部の上端に圧接するフィン部を形成したことを特徴とする昇降式収納装置を提供するものである。
本発明の請求項2は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記収納棚は、四角枠状のフレームで構成するとともに、このフレームの内、下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成する一方、前記下部フレームの前フレーム部の立上がり部の外面に前部パッキンを取付けて、この前部パッキンに、側面視で前方上向きの上フィン部を上部に形成するとともに、側面視で前方下向きの下フィン部を下部に形成したことを特徴とする昇降式収納装置を提供するものである。
立上がり部に付着した水を下部フレームの内方に素早く戻すために、前記立上がり部の内面は、内方に向かう傾斜面である構成とすることが好ましい。
本発明の請求項1によれば、収納棚の下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成したから、下部フレームの下部に水受けトレーを取付けている場合には、下部フレームの上面に溜まった水が立上がり部で止水されて下部フレームの外方に流れ出なくなって、水受けトレーで回収されるようになる。また、下部フレームの後フレーム部の外面に、フレームの裏側を覆う化粧板の下端部を嵌め込むサッシ溝を有するサッシを取付け、サッシ溝と化粧板の内面との間の隙間に圧嵌めする後部パッキンを取付けて、この後部パッキンに、立上がり部の上端に圧接するフィン部を形成したから、立上がり部を乗り越える水を止水することができる。
本発明の請求項2によれば、収納棚の下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成したから、下部フレームの下部に水受けトレーを取付けている場合には、下部フレームの上面に溜まった水が立上がり部で止水されて下部フレームの外方に流れ出なくなって、水受けトレーで回収されるようになる。また、下部フレームの前フレーム部の立上がり部の外面に前部パッキンを取付けて、この前部パッキンに、側面視で前方上向きの上フィン部を上部に形成するとともに、側面視で前方下向きの下フィン部を下部に形成したから、昇降用開口から入った水が収納空間内に落下しないようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2はキッチン用フロアキャビネット1であって、図1は収納棚(水切り棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、図2は収納棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。前記フロアキャビネット1は、キッチンとダイニング・リビングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1のカウンターの右側位置にシンク3が設けられ、このシンク3の後方位置に収納棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に収納棚2を配置することもできる。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング・リビング側を向いた者が見た状態としている。
前記収納棚2は、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成された昇降用開口5(図4参照)内に配置されて、この収納棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図4参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。図2のように、前記昇降用開口5は、横長四角枠状のカバー枠8で覆われている。
前記収納棚2には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられている。
前記収納棚2の天板カウンター4は、図1のように、下降位置Dでは、カバー枠8とともに昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板カウンター4の上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板カウンター4の右側前面位置には、収納棚2を昇降操作するためのスイッチパネル7が取付けられ、このスイッチパネル7には、図3に詳細に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7cが設けられるとともに、点滅ランプやスピーカー等でなるトラップ給水報知・警報部7d、異物挟み込み報知・警報部7e、過積載報知・警報部7fが設けられている。
図7(a)は天板カウンター4を省略した収納棚2の斜視図である。前記収納棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に溶接等で一体的に組み立てられていて、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10(図5参照)を取付けている。
前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの裏面(ダイニング・リビング側)には化粧板11が取付けられて覆われるとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、化粧板11が透光性であると、ダイニング・リビング側の光で収納棚2内を明るくすることができる。
図4〜図6に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの収納棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで上面が開口した略U字状に形成されている。そして、左右の側板14A,14Bと底板14Cとのシンク3側の面は背板14Dで閉じられているとともに、ダイニング側の面は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14内には、収納棚2の昇降機構6等が収納されている。すなわち、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、奥行き方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記収納棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図7(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。
そして、前記ブラケット17のシュー18がガイドレール15で上下摺動するようにガイドされることにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dと、カウンター上の上昇位置Uとに昇降動されるようになる。
前記収納空間14の底板14Cの左右方向のほぼ中央位置には、電動モータ20と、この電動モータ20でチェーン21aを介して駆動される2個のドラム21A,21Bとが設置されて、一方のドラム21Aには、左側のベルト22Aが下方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、他方のドラム21Bには、右側のベルト22Bが上方から巻き付けられて内端部が係止されている。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の左側部フレーム2Cのブラケット17に係止されるとともに、前記右側のベルト22Bは、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部が前記収納棚2の右側部フレーム2Dのブラケット17に係止されるようになる。
したがって、前記スイッチパネル7の上昇スイッチ7aをプッシュ操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図5において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、収納棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引っ張り上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、収納棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記収納棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらにプッシュ操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記スイッチパネル7の下降スイッチ7cをプッシュ操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、収納棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、収納棚2が自重で下降することにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図5において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bに巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、収納棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cをプッシュ操作すると、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cをプッシュ操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記スイッチパネル7の停止スイッチ7bをプッシュ操作すると、電動モータ20が停止して、収納棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
前記収納空間14の底板14Cの上には、制御ボックス32(図4参照)が取付けられ、この制御ボックス32の制御回路に、前記電動モータ20、各スイッチ7a〜7c、各報知・警報部7d〜7f等が接続されている。
一方、前記収納棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5の前側のほぼ真下に位置させている。
図8に示すように、前記収納棚2の上部フレーム2Aの化粧板12cの下面、つまり収納棚2の天井側に換気ファン35が取付けられ、この換気ファン35には、一定湿度以上の時に換気ファン35を駆動制御するために、湿度を検出する湿度センサー34が取付けられている。
図9、図10に示すように、前記カウンター1aの昇降用開口5に近い上面の四周囲には、適当な間隔を隔てて合成樹脂製の複数個の係止具48固定しているとともに、前記カバー枠8の下面には、前記係止具48のフックで係止可能な内向きのフック溝を形成した被係止部8fが一体形成されている。
これにより、前記カウンター1aの昇降用開口5に近い上面の四周囲にカバー枠8を当てがって、上方から力をかけると、カウンター1aの上面の係止具48がカバー枠8の下面の被係止部8fで内向きに撓まされながら、係止具48のフックが被係止部8fのフック溝に係止されるので、カバー枠8をカウンター1の上面にワンタッチで係止固定することができる。
前記カウンター1aの前記係止具48よりも外側の上面の前側、左右側の三周囲(後側は無くても可。)には、凸条のバックガード49を設けている。このバックガード49は、前記カバー枠8をカウンター1の上面に係止固定したときに、カバー枠8で覆われるようになる。
前記カバー枠8の立上がり部8aの内面の後側、左右側の三周囲(前側は無くても可。)には、前記昇降用開口8を目隠しする植毛部(モヘア)50を設けている。この植毛部50の先端は、前記収納棚2の各フレーム2A〜2Dの裏面の化粧板11および左右面の化粧板12a,12bに僅かに接触するようになる。
前記収納棚2の下部フレーム2Bの前フレーム部2cと後フレーム部2dの上面の外側位置には、立上がり部2eをそれぞれ形成している。
この立上がり部2eは、具体的に図示しないが、下部フレーム2Bの左フレーム部と右フレーム部にも形成してもよい。これにより、下部フレーム2Bの四周囲に立上がり部2eが形成されることになる。
前記立上がり部2eに内面は、内方に向かう傾斜面2fに形成されている。なお、前フレーム部2cの傾斜面2fは、直線状であり、後フレーム部2dの傾斜面2fは円弧状であるが、いずれかを適宜に選択することができる。
図11(a)に詳細に示すように、前記下部フレーム2Bの後フレーム部2dの外面には、前記裏面の化粧板11の下端部を嵌め込むサッシ溝53aを有するサッシ53が取付けられている。このサッシ53のサッシ溝53aと化粧板11の内面との間の隙間に圧嵌めする後部パッキン54を設けて、この後部パッキン54に、前記立上がり部2eの上端に圧接するフィン部54aを形成している。前記後部パッキン54には、前記化粧板11に圧接してシールする突起54bと、前記サッシ溝53aに圧接してシールするサッシ用フィン部54cとを形成している。なお、図11(a)では、突起54bが化粧板11に食い込むように描かれ、サッシ用フィン部54cがサッシ53に食い込むように描かれているが、これは、突起54bとサッシ用フィン部54cのフリーな状態を示しているものである。
また、前記下部フレーム2Bの下部に取付ける水受けトレー10の上面に凸条10bを形成して、下部フレーム2Bに前記凸条10bが嵌め込まれる凹条2gを形成して、凸条10bと凹条2gとの間の隙間にパッキン56を入れれば、このパッキン56で止水されて、水が水受けトレー10の上面から外方に流れ出なくなる。
図10(b)に詳細に示すように、前記下部フレーム2Bの前フレーム部2cの立上がり部2eの外面に前部パッキン55を取付けている。この前部パッキン55には、側面視で前方上向きの上フィン部55aを上部に形成するとともに、側面視で前方下向きの下フィン部55bを下部に形成している。
前記前部パッキン55の上フィン部55aと下フィン部55bとは、収納棚2の昇降時には、前記水受けマス26を取付けた背板14Dの内壁面に接触しない長さに設定するとともに、上フィン部55aは、昇降用開口5の下方に潜り込ませ、下フィン部55bは、上フィン部55aよりも長くして、背板14Dの内壁面に接近させている。
前記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンターに形成した昇降用開口5内に設置した収納棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、収納棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに収納棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、収納棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、収納棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、収納棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
一方、収納棚2の下部フレーム2Bの前フレーム部2cと後フレーム部2dの上面の外側位置に立上がり部2eを形成したから、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10を取付けている場合には、下部フレーム2Bの前フレーム部2cと後フレーム部2dの上面に溜まった水が立上がり部2eで止水されて、下部フレーム2Bの外方に流れ出なくなって、水受けトレー10で回収されるようになる。
また、立上がり部2eの内面が内方に向かう傾斜面2fであるから、傾斜面2fに付着した水が傾斜面2fを伝って下部フレーム2Bの内方に素早く戻されるようになる。
さらに、下部フレーム2Bの後フレーム部2dの外面に取付けたサッシ53のサッシ溝53aと化粧板11の内面との間の隙間に後部パッキン54を圧嵌めして、フィン部54aを後フレーム部2dの立上がり部2eの上端に圧接させたから、後フレーム部2dの上面に溜まった水が立上がり部2eで止水されて後フレーム部2dからサッシ溝53aを通って化粧板11の外方に流れ出ないようになるとともに、水が立上がり部2eを乗り越えても、後部パッキン54によって、サッシ溝53aから外方に流れ出ないようになる。
しかも、後部パッキン54のフィン部54aを立上がり部2eの上端に圧接させているので、フィン部54aと立上がり部2eの上端との間から水が外方に流れ出ないようになる。
因みに、下部フレーム2Bの後フレーム部2dに立上がり部2eを形成していない比較例1を図11(b)に示すように、後部パッキン54のフィン部54aを後フレーム部2dの上面に圧接させているが、後フレーム部2dの上面に溜まった水がフィン部54aの圧接部分に常に滞留しているので、フィン部54aの組み付け誤差や劣化等で圧接力が弱くなると、フィン部54aから染み込んだ水が後フレーム部2dとサッシ53との隙間を通って、矢印gのように、収納空間14内に入り込むおそれがある。そのために、後フレーム部2dとサッシ53との隙間にパッキン57を取付ける必要がある。
同様に、比較例2を図11(c)に示すように、後部パッキン54にフィン部54aが無いと、フィン部54aが有る場合と比較して、多量の水が後フレーム部2dとサッシ53との隙間を通って、矢印gのように、収納空間14内に入り込むおそれがある。そのために、後フレーム部2dとサッシ53との隙間に、比較例1よりも水密性の高いパッキン57を取付ける必要がある。
これらの比較例1,2に対して、本実施形態であれば、後フレーム部2dの上面に溜まった水が立上がり部2eで完全に止水され、立上がり部2eを乗り越えようとする僅かな水をパッキン54のフィン部54aで止水するだけであるから、フィン部54aから水が染み込む可能性が極めて少ないので、サッシ溝53aから外方に流れ出たり、収納空間14内に入り込むおそれがなくなる。
さらに、下部フレーム2Bの前フレーム部2cの立上がり部2eでは、下部フレーム2Bに取付けた水切り部2bの食器類が外方に飛び出さないようにブロックされるようになる。
また、昇降用開口5から収納空間14内に落下しながら入った水は、前フレーム部2cの前部パッキン55の上フィン部55aで下部フレーム2Bの内方に誘導されるとともに〔図10(b)の矢印t参照〕、上フィン部55aからこぼれ落ちた水は、下フィン部55bで外方に誘導されるが〔図10(b)の矢印u参照〕、この外方位置に水受け樋30を取付けた背板14Dを設けてあるから、外方に誘導された水が背板14Dを伝わって水受け樋30に流れ落ちるようになる。
本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が下降位置の斜視図である。 本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が上昇位置の斜視図である。 スイッチパネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た斜視図である。 (a)は昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た正面図である。 (a)は収納棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板カウンターを省略した収納棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 (a)は収納棚を下方から見上げた斜視図、(b)は換気ファン部分の拡大斜視図である。 収納棚と昇降用開口との関係を示す要部斜視図である。 (a)は収納棚と昇降用開口との関係を示す側面断面図、(b)は(a)のF部拡大図、(c)は(a)のG部拡大図である。 後フレーム部と化粧板との関係を示し、(a)は側面断面図、(b)が比較例1の側面断面図、(c)は比較例2の側面断面図である。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
1a カウンター
2 収納棚
2A 上部フレーム
2B 下部フレーム
2C 左側部フレーム
2D 右側部フレーム
2c 前フレーム部
2d 後フレーム部
2e 立上がり部
2f 傾斜面
5 昇降用開口
6 昇降機構
10 水受けトレー
11 化粧板
14 収納空間
14D 背板
30 水受け樋
53 サッシ
52a サッシ溝
54 後部パッキン
54a フィン部
55 前部パッキン
55a 上フィン部
55b 下フィン部

Claims (3)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記収納棚は、四角枠状のフレームで構成するとともに、このフレームの内、下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成する一方、前記下部フレームの後フレーム部の外面に、前記フレームの裏側を覆う化粧板の下端部を嵌め込むサッシ溝を有するサッシが取付けられ、前記サッシ溝と化粧板の内面との間の隙間に圧嵌めする後部パッキンを取付けて、この後部パッキンに、前記立上がり部の上端に圧接するフィン部を形成したことを特徴とする昇降式収納装置。
  2. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記収納棚は、四角枠状のフレームで構成するとともに、このフレームの内、下部フレームの上面の外側位置に立上がり部を形成する一方、前記下部フレームの前フレーム部の立上がり部の外面に前部パッキンを取付けて、この前部パッキンに、側面視で前方上向きの上フィン部を上部に形成するとともに、側面視で前方下向きの下フィン部を下部に形成したことを特徴とする昇降式収納装置。
  3. 前記立上がり部の内面は、内方に向かう傾斜面であることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式収納装置。
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